JP3065227U - スリッパ - Google Patents

スリッパ

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JP3065227U
JP3065227U JP1999004656U JP465699U JP3065227U JP 3065227 U JP3065227 U JP 3065227U JP 1999004656 U JP1999004656 U JP 1999004656U JP 465699 U JP465699 U JP 465699U JP 3065227 U JP3065227 U JP 3065227U
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JP
Japan
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sheet material
slipper
sheet
foot
raised portion
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JP1999004656U
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English (en)
Inventor
勇 松島
Original Assignee
株式会社フラワースリッパ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足の裏の局所に心地よい刺激を与えることが
できるスリッパ。 【解決手段】 底部材2と、足の甲を被う被覆部材3と
を備え、底部材2が床面4と接するシート材5とこのシ
ート材5の上面に積層されるクッション材6とを有す
る。シート材5の上面には爪先部分と踵部分との中間に
足の裏を局所的に押圧することができる隆起部7が形成
される。隆起部7はシート材5の両側縁部の内側に位置
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この考案は、スリッパに関する。
【0002】
【従来の技術】
人体の足の裏には、いわゆる「つぼ」と呼ばれる部位が多数存在している。従 来、スリッパなどの履き物では、履いているときにそれらのつぼを刺激して疲労 回復やストレス解消を図ろうとするものが各種提案されている。
【0003】 図4には、この種のスリッパ21が斜視図で示されている。スリッパ21は、 底部材22と、足の甲を被う甲被い23とを備えている。底部材22は、床面4 に当接するシート材24と、このシート材24上面に積層されたクッション材2 5とを有し、クッション材25の上面には足の裏の局所に下方から押圧力を作用 させるための多数の突起26を有するシート27が貼りつけられている。クッシ ョン材25の側面は布28で被覆されている。
【0004】 このようなスリッパ21は、着用者の体重を利用して突起26によって足の裏 のつぼを刺激することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記スリッパ21では、突起26が足の裏に直接当たるため、 皮膚が過度に刺激されて痛みを感じる場合がある。また、クッション材25の上 面は突起26で占められていて、スリッパ1には装飾を施すことができるスペー スが少なく、スリッパ1の外観が画一的なものになり易い。
【0006】 この考案は、このような実情をふまえたもので、足の裏を過度に刺激すること がなく、しかも様々な装飾を施すことが可能なスリッパの提供を課題にしている 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る考案では、足の裏に当接する底部 材と、足の甲を被う被覆部材とを備え、前記底部材がほぼ足の形をなし床面に当 接するシート材とこのシート材上面のほぼ全体に積層されるクッション材とを有 し、これらシート材とクッション材との側面が前記シート材の縁部に接合する被 覆シートで覆われているスリッパを前提として、足の形をなす前記シート材の爪 先部分と踵部分との中間には、前記上面上方へ立ち上がり、前記両部分それぞれ へ向かって低くなる隆起部が形成され、前記隆起部が前記シート材の幅方向へ延 びて前記シート材と被覆シートとが接合する部位の内側で終っていることを特徴 にしている。 請求項2に係る考案では、前記シート材が可撓性材料からなり、前記隆起部が 前記シート材とは別の弾性材料からなるものであって、これら両材料が互いに接 合している。
【0008】 請求項3に係る考案では、前記隆起部が、前記爪先部分から踵部分へ向かう方 向へ延びる複数条の溝によって前記幅方向へ複数に分割されている。
【0009】 請求項4に係る考案では、前記隆起部の前記爪先部分から踵部分へ向かう方向 の断面が前記上面上方に向かって弧を画いている。
【0010】 請求項1に係る考案によれば、隆起部がシート材とクッション材との間に設け られるので、隆起部は足の裏へ直接当たらず、足の裏への刺激は穏やかである。 底部材の上面は平滑につくることが可能で、そのような上面にはスリッパを装飾 するための模様や絵柄などを施すことが容易である。
【0011】 また、請求項2に係る考案によれば、隆起部がシート材とは別の材料であるか ら、隆起部の弾性を自由に選定することができる。
【0012】 請求項3に係る考案によれば、分割された隆起それぞれが、スリッパ着用者の 体重移動や足の裏の形状に対応して微妙に変形するので、このスリッパは足の裏 への追従性がよい。
【0013】 さらに、請求項4に係る考案によれば、隆起部の断面形状が弧を画いているか ら、隆起部は土ふまずなどに穏やかな刺激を与えることができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、添付の図面を参照しながらこの考案に係るスリッパについて説明する。
【0015】 図1に示されたスリッパ1は、ほぼ足の形をなす底部材2と、着用者の足の甲 を被う被覆部材3とを備えている。
【0016】 図2、3は、図1のII−II線およびIII−III線断面図である。図2 に示されるように、底部材2は、床面4に当接するシート材5と、このシート材 5の上面に積層されたクッション材6とを有する。
【0017】 シート材5は、プラスチックシート、例えばスチレン−ブタジエン−スチレン 共重合体エラストマーからなるシートをほぼ足の形に成形したもので、適度な可 撓性を有している。
【0018】 クッション材6は、ウレタンスポンジ等の発泡プラスチックからなるもので、 幅と長さとはシート材5の幅と長さとにほぼ同じであり、高さは所要のクッショ ン性に応じて定められる。
【0019】 シート材5の上面には、爪先部分と踵部分との中間、より好ましくは着用者の 土ふまずに対応する部位に、下方から足の裏に向かって押圧力を作用させること ができ、シート材5とは別部材の隆起部7がシート材5の上面に接着されている 。隆起部7は、適度な弾性を有するプラスチック材料や適度な硬度を有する木や プラスチック材料で作ることができる。かかる隆起部7は、シート材5の上面か ら上方へ向かって弧を画いて立ち上がり、シート材5の爪先部部分と踵部分とに 向かって丈が次第に小さくなるように傾斜している。また、隆起部7は、シート 材5の幅方向へ延びているが、踵部分から爪先部分へ向かって延びる複数条の溝 Dによって複数に分割されている。分割された隆起部7のそれぞれは、幅方向へ 延びる基部7Aにつながっている。
【0020】 図2において、クッション材6の上面が上部被覆シート11aで被われ、側面 が側部被覆シート11bで被われている。両シート11a,11bは、クッショ ン材6の上面の縁14に沿って合掌状に重なり合い、部位15で縫合されている 。
【0021】 側部被覆シート11bの下端部は、シート材5の周縁部と合掌状に重なり合い 、図示の部位16で縫合されている。隆起部7の左右両端部7Bは、側部被覆シ ート11bとシート材5とをミシンで縫合するときの邪魔になることがないよう に、縫合部位16から寸法Fだけ内側に位置している(図3参照)。寸法Fは、 図3に仮想線で示されているように、シート材5をほぼ平坦にした状態で測定さ れる値で、5〜30mm程度が好ましい。
【0022】 このような構成のスリッパ1では、隆起部7がクッション材6と上部被覆シー ト11aと側部被覆シート11bとに包み込まれるので、隆起部7が足の裏へ直 接には当たらず、従来のスリッパに比べて皮膚への刺激が緩和される。また、上 部被覆シート11aや側部被覆シート11bに模様などを施してスリッパ1の外 観を魅力あるものにすることができる。
【0023】 スリッパ1の底を形成するシート材5は、可撓性材料からなり、複数の隆起部 7がシート材5の幅方向に間隔をあけて配置されていると、スリッパ1を履く人 の体重の移動や足の裏の形状に対応して、一つ一つの隆起部7が微妙に変形する のでスリッパ1の着用感がよい。
【0024】 隆起部7の図2における断面は上方に向かって弧を画いているので、歩行時の 足の動きに隆起部7がよく馴染み、土踏まずなどに穏やかな心地よい刺激を与え ることができる。ただし、隆起部7がシート材5の幅方向に分割されていないス リッパによってこの発明を実施することもできる。また、シート材5を成形する ときにその一部分として隆起部7を一体的に成形したスリッパでこの考案を実施 することもできる。この考案における各部材は、縫合や接着、溶着などによって 接合することができる。
【0025】 この考案におけるスリッパとは、底部材2と被覆部材3を有する履物の総称で あって、一般にサンダルとかつっかけとか称されるものも包含している。
【0026】
【考案の効果】
この考案に係るスリッパによれば、足の裏の局所に心地よい刺激を与えること ができるとともに、スリッパ全体を装飾することが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリッパの斜視図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】従来のスリッパの斜視図。
【符号の説明】
1 スリッパ 2 底部材 3 被覆部材 5 シート材 6 クッション材 7 隆起部 D 溝

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足の裏に当接する底部材と、足の甲を被
    う被覆部材とを備え、前記底部材がほぼ足の形をなし床
    面に当接するシート材とこのシート材上面のほぼ全体に
    積層されるクッション材とを有し、これらシート材とク
    ッション材との側面が前記シート材の縁部に接合する被
    覆シートで覆われているスリッパにおいて、 足の形をなす前記シート材の爪先部分と踵部分との中間
    には、前記上面上方へ立ち上がり前記両部分それぞれへ
    向かって低くなる隆起部が形成され、前記隆起部が前記
    シート材の幅方向へ延びて前記シート材と被覆シートと
    が接合する部位の内側で終っていることを特徴とする前
    記スリッパ。
  2. 【請求項2】 前記シート材が可撓性材料からなり、前
    記隆起部が前記シート材とは別の弾性材料からなるもの
    であって、これら両材料が互いに接合している請求項1
    に記載のスリッパ。
  3. 【請求項3】 前記隆起部は、前記爪先部分から踵部分
    へ向かう方向へ延びる複数条の溝によって前記幅方向へ
    複数に分割されている請求項1または2に記載のスリッ
    パ。
  4. 【請求項4】 前記隆起部の前記爪先部分から踵部分へ
    向かう方向の断面が前記上面上方に向かって弧を画いて
    いる請求項1〜3のいずれかに記載のスリッパ。
JP1999004656U 1999-06-25 1999-06-25 スリッパ Expired - Lifetime JP3065227U (ja)

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