JP3214236U - スリッパ及び履物 - Google Patents

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真希子 堀井
真希子 堀井
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Abstract

【課題】履物の底に突条を設けて、足裏の全面を効果的に刺激し、血の循環をよくするスリッパ及び履物を提供する。【解決手段】底プレート10の表面に、縦方向の波形突条11を設け、足指に対応する部分には、突条11の山形部を並列させて、爪先の方向に凸弓状に弯曲するうね12を形成し、足裏の土踏まず及び踵に対応する部分では、突条11の山形部がランダムに配列するようにした。【選択図】図2

Description

この考案は、血行促進効果を有するスリッパ及び履物に関する。
従来からスリッパやサンダルなどの足裏に対応する履物の底面に、多数の突起を設けて足裏を刺激し、マッサージ効果を挙げようとする技術が広く知られている。このような突起は、特許文献1の図5や特許文献2に示されるように、円錐形または半球形の小突起を小さな間隙で多数並列したものであって、スポット的に押圧して神経に対しより強い刺激を与えることを目的としていると思われる。
一方、血が循環する経路(以下単に循環経路という)に沿って刺激を与えることも血のめぐりを促進して有効であるとされている。人間の足の場合、主たる血管、例えば足背動脈、足背静脈弓、外側足底動脈、背静脈等は足の前後方向に延びているので、特許文献3や特許文献4に示されるような縦方向に延びる突条を設けることによって、足の循環経路に刺激を与えることができる。
しかしながら特許文献3の突条は、段ボール紙の波形(コルゲイト)を利用しているため、縦方向(足の前後方向)に高さが同一であって、足裏の高低に適合した押圧作用を及ぼす機能を持たない。また、刺激作用は強弱があって始めて有効なものであるが、高さが均一であると刺激作用が低下する。そこで特許文献4のように、長さ方向に波状になった突条が考えられる。これによって突条の長さ方向に凹凸が出来るため、刺激作用を高めることができる。しかしながら、このスリッパは、長さ方向では全体として中央部が凸弓状に膨出しつつ横断方向では凹弓状に形成され、特に長さ方向の両側中央部が高く形成された形状になっている。このような形状を採ると、足の土踏まずのみが部分的に強く押圧されると見られる。
いずれの先行技術文献においても、足裏の一部分のみ、特に土踏まずを強く押圧することに主眼を置いているが、これでは循環経路を全体的に刺激する効果があるとは言い難い。
また、近年、特に短靴の爪先部分を細長く形成する傾向があるが、普通の形態の短靴であっても、狭まった先端部分によって、足指が両側から内側方向に強く圧迫されるため、長時間の着用によって血行が著しく阻害されて疲労が蓄積し、特にはうっ血が生じる問題がある。
実用新案登録第3020479号公報 特開2006−326257号公報 特開平11−178602号公報 意匠登録第1586474号公報
この考案の課題は、足裏の土踏まずばかりでなく、足指から踵にわたってそれぞれの部分に応じた効果的な刺激を加えることができるようにすることである。
この考案の他の課題は、内向きに圧迫されがちな足指を拡げて、開放する方向に押圧力を加えるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この考案は、表面に縦方向の波形突条を設けた底プレートと、この底プレートの側縁から延びて足の甲を被う甲フラップを備えたスリッパにおいて、前記底プレートの爪先部近辺において、前記波形突条の山形部が横方向に並列してうねが形成され、このうねは足指の付根裏面の窪みに対応するように前記底プレートの先端方向にほぼ凸弓状に弯曲している構成を採用したのである。このうねの稜線は、半円状小突起が連なってゆるやかな山形状に形成するのが好ましい。
前記底プレートの土踏まず部及び踵部において、前記波形突条の山形部がランダムに突出するよう配列するのが好ましく、土踏まず部においては、波形突条の山形部が両側で高くなるように形成するのがよい。また、甲フラップの内面にも、前記と同様の波形突条を形成しておくのがよい。
上記のような底プレートは通常の靴などの履物にも用いることができる。
この考案によれば、上述のように、足指の付根の窪みに対応するうねを設けて、圧迫された足指を開放するように押圧力を加えるので、血流を促進すると同時に疲労回復に非常に有効である。また、足裏全体をそれぞれの部分に適応するように押圧するので、循環経路をよりよく刺激して血流を高めることができる。
この考案の一実施形態を示すスリッパの展開平面図、 同上の斜視図、 (A)はスリッパの爪先部を示す拡大平面図、(B)は同側面斜視図、(C)は同正面図、 (A)はスリッパの土踏まず部を示す拡大側面図、(B)は同拡大正面図、 (A)はスリッパの踵部を示す拡大斜視図、(B)は同拡大正面図である。
以下、この考案の実施形態を履物のうちスリッパを例にとって説明する。図1及び図2に示すように、スリッパ1は、足裏の平均的な輪郭よりやや大きめの相似形に形成された底プレート10と、足の甲を被うように形成された一対の甲フラップ20より成り、底プレート10の表面には、長さ方向全長にわたって複数の波形突条11が設けられ、甲フラップ20の内面(足の甲に対向する面)にも、前記突条11とほぼ同方向に複数の突条21が設けられている。一対の甲フラップ20には、スリッパ1を着用する際に足の甲を被って止着するための係止具として面ファスナ22a、22bが固着されている。
前記底プレート10の波形突条11は、底プレート10の幅方向に5〜15本設けるのが好ましい。断面形状は、ほぼ欠円形であるが、半長円形、半楕円形など、頂部が滑らかな円状または凸弓状になっておればよい。突条11の横断面の最大幅は約3mm〜約10mm、高さは0〜約15mmの範囲である。波形を形成する山の頂部から頂部までの間隔は約10mm〜約40mmがよい。勿論突条11の形状、大きさは揃える必要はなく、個々に異なっていてもよい。また、突条11は連続しているのが好ましいが、必要に応じて断続させることもできる。さらに、底プレート10の全面に設ける必要はなく、必要な部分のみに設けることができる。
図3に示すように、足指から足指の付根に対応する底プレート10の爪先部において、突条11の山形部11aが横方向に並列することにより、足指31の裏側の膨出部、いわゆる指枕31aと足指31の付根によって形成された比較的深い窪み32に嵌り込むように、山形状のうね(畝)12が形成されている。このうね12は、前記窪み32に対応するように、底プレート10の先端方向にほぼ凸弓状に弯曲している。また、うね12を正面方向から見ると、図3(C)のように、うね12の中央部が高く形成されている。即ち、足指31の第2趾から第3趾にほぼ対応する突条11の山形部11aが比較的高く形成され、第1趾及び第5趾の方向に低くなっている。従って、うね12の稜線12aは、半円状小突起が連なったゆるやかな山形状を形成している。このような、うね12の立体形状によって、図3(B)のように、底プレート10の爪先部に足の爪先を載せると、うね12が足指31の付根の窪み32に嵌り込み、指枕31aがうね12の外側斜面に載せられて、足指31を伸長する方向に押圧すると同時にうね12の稜線12aの形状が足指31を開く方向に押圧力を加えるので、血行が促進されるとともに疲労も回復する。
図4は、足裏の土踏まずに対応する底プレート10の土踏まず部に設けられた突条11を示している。図4(A)に示すように、隣接する突条11の山形部11bは、互い違いになるよう配置されている。また、図4(B)に示すように、底プレート10の両側部に位置する山形部11bは比較的高く形成され、かつ最も外側の山形部11nは、甲フラップ20と一体化されている。このようにすると、足の土踏まずの縦アーチを両側において支えることができ、足の軸心がぶれることがなく、循環経路を均等に刺激することができる。なお、土踏まずの中央部にほぼ対応するように、比較的高い山形部11mを形成しておくと、土踏まずの縦アーチの中央部付近に存在するツボを刺激してマッサージ効果を高めることができる。
図5に示すように、足の踵に対応する底プレート10の踵部では、波形突条11の山形部11cが互い違いに形成されている。また、図5(B)に示すように、底プレート10の両側部において山形部11cが比較的高くなるように形成しておくと、足の踵の横断方向形状によりよく適合する。なお、ここで山形部11cの配置を互い違いにしたが、波形突条11の波形は、必ずしも同一ピッチで形成されていないので、山形部11cが底プレート10からランダムに突出するような配置であればよい。土踏まず部における山形部11bも同様である。
先に図1及び図2について説明したように、底プレート10の側縁から甲フラップ20が延びており、スリッパ1を着用した際に足の甲を覆うようになっている。この甲フラップ20にも前述のように突条21が設けられており、足の甲の循環経路を刺激できるようになっている。
以上のように、この考案のスリッパ1は、足の爪先から、土踏まず及び踵にいたる足裏全体の形状に対応して縦方向の波形突条の形状を立体的に構成し、血行を促進すると同様に、特に足指を伸長しかつ指間を開放するようなうねを形成するように配列したので、疲労回復に有効である。
このようなスリッパ1は、底プレート10、その突条11、甲フラップ20、その突条21を合成樹脂の一体成型によって形成するのが好ましい。合成樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)のほか、ポリエステル(PET)、ポリエチレン(PE)などが用いられる。また、甲フラップ20を別体のシートで形成することができ、図1のような一対のフラップではなく連続したブリッジ状に形成することができる。甲フラップ20に設けた係止具は、面ファスナ22a、22b以外にも、さし込みバックル、フック・アイ、スナップボタンなどを用いることができる。勿論スリッパ1の製造方法は、一体成型に限定されない。また材料も、合成樹脂や人工皮革単体のほか、それらと織布、編成布、不織布などとの積層体等、種々選択可能である。
この考案は、スリッパ以外にも、サンダル、スニーカ、各種の短靴、長靴などにも適用することができる。サンダルや靴などの場合は、底プレート10の構造を中底や中敷に適用すればよい。また、足の甲を被う甲皮の内面に、前記甲フラップ20の突条21と同様の突条を設けることができる。なお、靴類の場合は、靴類の先端部をあまり先細にせず、
足指の両側部を圧迫しないように余裕を持って足指を収納できる形状にしておくのが好ましい。
1 スリッパ
10 底プレート
11 突条
11a、11b、11c 突条の山形部
11m、11n 突条の山形部
12 うね
12a 稜線
20 甲フラップ
21 突条
22a、22b 面ファスナ
30 足
31 足指
31a 指枕
32 窪み

Claims (6)

  1. 表面に縦方向の波形突条を設けた底プレートと、この底プレートの側縁から延びて足の甲を被う甲フラップを備えたスリッパにおいて、前記底プレートの爪先部近辺において、前記波形突条の山形部が横方向に並列してうねが形成され、このうねは足指の付根裏面の窪みにほぼ対応するように前記底プレートの先端方向にほぼ凸弓状に湾曲しているスリッパ。
  2. 前記うねの稜線は半円形小突起が連なってゆるやかな山形状に形成された請求項1に記載のスリッパ。
  3. 前記底プレートの土踏まず部及び踵部において、前記波形突条の山形部がランダムに突出するよう配列されている請求項1または2に記載のスリッパ。
  4. 前記底プレートの土踏まず部において、前記波形突条の山形部が両側で高くなるように形成された請求項1〜3のいずれかに記載のスリッパ。
  5. 前記甲フラップの足の甲に対向する面に、前記底プレートの突条とほぼ同方向の突条を設けた請求項1〜4のいずれかに記載のスリッパ。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の底プレートを中底または中敷に用いた履物。
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