JP2004254803A - インソール構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベルトを備えたインソールにおいて、その機能性を向上させる。
【解決手段】インソール構造体1は、インソール本体2と、これに固着された補強プレート3と、インソール本体2の左右両側方に配設され、着用者の足の足甲回りに緊締可能なベルト部材4とから構成されている。補強プレート3は、インソール本体2の裏面側においてインソール本体2の中足部Bに配置されるベース部30と、これと一体に形成されるとともに、インソール本体2の左右両側方に張り出す内甲側張出部31および外甲側張出部32とを有している。補強プレート3のベース部30の前端面は、足の拇趾球部TEおよび子趾球部HEをそれぞれ迂回しつつ延びる第1、第2の凹面状部3A,3Bと、これらを連結しつつ第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cとから形成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】インソール構造体1は、インソール本体2と、これに固着された補強プレート3と、インソール本体2の左右両側方に配設され、着用者の足の足甲回りに緊締可能なベルト部材4とから構成されている。補強プレート3は、インソール本体2の裏面側においてインソール本体2の中足部Bに配置されるベース部30と、これと一体に形成されるとともに、インソール本体2の左右両側方に張り出す内甲側張出部31および外甲側張出部32とを有している。補強プレート3のベース部30の前端面は、足の拇趾球部TEおよび子趾球部HEをそれぞれ迂回しつつ延びる第1、第2の凹面状部3A,3Bと、これらを連結しつつ第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cとから形成されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能性を向上させたインソール構造体に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
シューズのインソール(中敷)として、特開平9−56412号公報に示すようなベルト付のものが提案されている。このベルト付インソールは、着用者の足の踵部から爪先部まで延びるインソール本体と、インソール本体の土踏まず部の両側に延びる一対の締付用ベルトとから構成されている。
【0003】
この場合には、各ベルトを締結することにより、各ベルトがインソール本体の土踏まず部を着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、足がシューズ内で遊ぶことなく、シューズを足にフィットさせることができるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−56412号公報(段落番号[0014]〜[0020]参照)
【0005】
また、実開昭63−57902号公報に示すようなインナーベルト付シューズが提案されている。このインナーベルトは、幅広の中央部と、その両側方に延びかつ中央部と一体に形成された帯状の一対のベルト部とから構成されている。
【0006】
この場合には、インナーベルトの中央部をインソールと中底の間に挿入するとともに、各ベルト部の先端を締結することにより、各ベルト部がインナーベルトの中央部を着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができるようになっている。
【0007】
【特許文献2】
実開昭63−57902号公報(第5頁第13行〜第6頁第5行および第7頁参照)
【0008】
しかしながら、上記各公報記載のものにおいては、インソール本体またはインソールの中足部に配置される、ベルトまたはインナーベルトの中央部が単純な平面形状を有しており、いずれも着用者の足の土踏まず部を単に上方に持ち上げようとしているだけのものである。
【0009】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、ベルトを備えたインソールにおいて、その機能性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るインソール構造体は、インソール本体と、インソール本体の下方に配置されたベース部および内外甲側張出部を有する補強プレートと、補強プレートの左右両側方に配設され、着用者の足の足甲回りに緊締可能なベルト部材とを備えている。そして、補強プレートのベース部の前端面が、着用者の足の拇趾球部および子趾球部をそれぞれ迂回しつつ延びる第1および第2の凹面状部と、第1および第2の凹面状部を連結しつつ着用者の足指の第2趾中足趾節関節および第3趾中足趾節関節の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部とから形成されている。
【0011】
請求項1の発明においては、ベルト部材を緊締することにより、ベルト部材が補強プレートを介してインソール本体の少なくとも中足部を着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができる。
【0012】
さらに、この場合には、補強プレートのベース部の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節および第3趾中足趾節関節の中間付近の下方位置まで、すなわち第2趾中足骨骨頭および第3趾中足骨骨頭の中間付近の位置まで山形状に延びる第1の凸面状部を設けたので、この第1の凸面状部により、足の横アーチ部分を支持することができ、これにより、足の疲労による横アーチの落ち込みを防止できる。このように請求項1の発明によれば、機能性が向上したインソール構造体を提供できる。
【0013】
補強プレートのベース部は、請求項2の発明に記載されているように、インソール本体の踵部まで延設されていてもよい。この場合には、足裏の支持面積が増えることによって、足裏全体をより安定して支持できるようになる。
【0014】
請求項3の発明では、補強プレートの前端面において第1の凸面状部を含む山形状部分がベース部の厚み方向に隆起している。
【0015】
この場合には、着用者の足指の第2〜4趾中足趾節関節近傍が持ち上げられることにより、モートン病の患者に好適のシューズを実現できる。モートン病は、典型的には、足のアーチが崩れて落ちてきたときなどに、とくに第3趾および第4趾(または第2趾および第3趾)の各中足骨間で神経が圧迫されることによる障害である。請求項3の発明によれば、第1の凸面状部により第2〜4趾中足骨骨頭が上方に押し上げられるので、趾神経への圧迫を軽減できる。
【0016】
請求項4の発明では、補強プレートのベース部の前端面が、第2の凹面状部および外甲側張出部を連結しつつ着用者の足指の第5趾中足趾節関節の下方位置まで山形状に延びる第2の凸面状部をさらに有している。この場合には、足指の第5趾を下方および側方から安定して支持することができる。
【0017】
請求項5の発明では、補強プレートの前端面における第1の凹面状部と内甲側張出部との連結部分が補強プレートの厚み方向に隆起している。
【0018】
この場合には、着用者の足指の第1趾中足趾節関節近傍が持ち上げられることによって、外反拇趾の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、外反拇趾は、第1趾すなわち拇趾の内転筋と外転筋のバランスが崩れて、第1趾が第5趾の方に曲がる障害であり、足の横アーチが落ちて中足趾節関節部分の幅が拡がる開張足の傾向の足が多い。この外反拇趾の足は、拇趾球部に疼痛を伴う場合がしばしば見受けられ、歩行時において前足部の離地時に拇趾に痛みが発生する。請求項5の発明では、補強プレートの前端面において第1の凹面状部と内甲側張出部との連結部分が隆起しているので、拇趾に過度の力を入れることなく、拇趾以外の第2趾から第5趾で接地面を効果的に蹴ることができるようになる。
【0019】
請求項6の発明では、補強プレートのベース部の中足部における外甲側領域が内甲領域よりも硬くなっている。
【0020】
この場合には、ジョーンズ骨折の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、ジョーンズ骨折は、中足骨(典型的には第5中足骨)に負担がかかりすぎることが原因で生じる疲労骨折である。請求項6の発明によれば、補強プレートのベース部の中足部における外甲側領域が硬くなっているので、とくに第5中足骨を下方から効果的に支持することができる。
【0021】
請求項7の発明では、補強プレートの中足部の後側部分および踵部の前側部分においてベース部の内甲側領域および内甲側張出部、とくに踵骨載距突起に相当する部分を含む領域が補強プレートの厚み方向に隆起している。
【0022】
この場合には、ベース部の内甲側領域および内甲側張出部の隆起部が着地時に足の回内を防止するので、後足部過回内(つまりオーバープロネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0023】
請求項8の発明では、補強プレートの中足部の後側部分および踵部の前側部分においてベース部の外甲側領域および外甲側張出部が補強プレートの厚み方向に隆起している。
【0024】
この場合には、ベース部の外甲側領域および外甲側張出部の隆起部が着地時に足の回外を防止するので、後足部過回外(つまりオーバーサピネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0025】
補強プレートのベース部には、請求項9の発明に記載されているように、インソール本体が嵌合する凹部が形成されているのが好ましい。
【0026】
この場合には、インソール本体を補強プレートのベース部の適切な位置に位置決めしつつ、インソール本体をベース部に確実に保持させることができる。
【0027】
請求項10の発明によれば、ベルト部材が、インソール本体の内甲側に配設された内甲側ベルトと、インソール本体の外甲側に配設された外甲側ベルトとから構成されており、内甲側および外甲側ベルトが補強プレートのベース部に取り付けられている。内甲側および外甲側ベルトは、面ファスナを介してベース部に係脱自在に取り付けられていてもよく、またはベース部に固着されていてもよい。
【0028】
請求項11の発明では、内甲側ベルトおよび外甲側ベルトが、いずれも補強プレートのベース部の中足部に取り付けられている。この場合には、足のアーチを直接上方に持ち上げることができるので、足の疲労による横アーチの落ち込みをより効果的に防止でき、とくにウォーキングシューズに好適のインソール構造体を提供できる。なお、この場合、内甲側ベルトは、舟状骨の粗面を覆う位置を通って足甲回りに巻回されているのが好ましい。
【0029】
請求項12の発明では、内甲側ベルトおよび外甲側ベルトが、いずれも補強プレートのベース部の踵部に取り付けられている。この場合には、内甲側および外甲側ベルトが踵骨の載距突起を通って足甲側に配設されることにより、踵骨を包み込むように各ベルトが配置されることになるので、内甲側ベルトによって足の過回内を、また外甲側ベルトによって足の過回外をそれぞれより効果的に防止できるようになり、足の踵部の支持を強化できる。
【0030】
請求項13の発明では、外甲側ベルトがベース部の踵部の後側部分に取り付けられるとともに、内甲側ベルトがベース部の踵部において外甲側ベルトの取付位置よりも前側に取り付けられている。
【0031】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルトにより、足の過回外を防止できる。また、このとき、内甲側ベルトが外甲側ベルトの取付位置よりも前側に配置されているので、着地時に踵骨の回内作用が誘起され、これにより、足全体の柔軟性が向上する。その結果、足への衝撃が緩和される。
【0032】
次に、荷重が前側に移動したときには、内甲側ベルトによって足裏が持ち上げられることになり、これにより、足裏の柔軟性が抑制されて、接地面からの離地時に十分なキック力を発揮できるようになる。
【0033】
このようにして、請求項13の発明によれば、足の捻挫を予防できるので、とくに横方向の動きが多いサッカーやバスケットボールなどのスポーツに好適のシューズを実現できる。
【0034】
請求項14の発明では、内甲側ベルトが補強プレートのベース部の中足部に取り付けられるとともに、外甲側ベルトが補強プレートのベース部の踵部に取り付けられている。
【0035】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルトにより、足の過回外を防止できる。次に、荷重が前側に移動したとき、内甲側ベルトによって拇趾球部の後側部分が上方に持ち上げられることによって、第1趾に作用する力を軽減でき、第5趾側に力を入れやすくなる。このようにして、外反拇趾の人に好適のシューズを実現できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図19は、本発明によるインソール構造体を説明するための図であって、図1はインソール構造体の表面図、図2はその内甲側側面図、図3はインソール構造体の第1の実施態様を示す表面図、図4は図3のIV−IV 線断面図、図5はインソール構造体の第2の実施態様を示す表面図、図6は図5のVI−VI 線断面図、図7はインソール構造体の第3の実施態様を示す表面図、図8は図7のVIII−VIII 線断面図、図9はインソール構造体の第4の実施態様を示す表面図、図10は図9のX−X 線断面図、図11はインソール構造体の第5の実施態様を示す表面図、図12はその内甲側側面図、図13はインソール構造体の第6の実施態様を示す表面図、図14はインソール構造体の第7の実施態様を示す表面図、図15は図14のXV−XV 線断面図、図16は図1のインソール構造体を足の骨格図とともに示す図、図17はインソール構造体の第8の実施態様を示す表面図、図18はインソール構造体の第9の実施態様を示す表面図、図19はインソール構造体の第10の実施態様を示す表面図である。なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示している。また、図3ないし図10、ならびに図13および図14では、ベルト部材が省略されたものが示されている。
【0037】
〔インソール構造体の全体構造の説明〕
図1および図2に示すように、このインソール構造体1は、着用者の足の踵部、土踏まず部および前足部にそれぞれ対応する踵部A、中足部Bおよび前足部Cを有するインソール本体2と、インソール本体2の底面側に配置された補強プレート3と、補強プレート3の底面側から左右両側方に延設され、着用者の足の足甲回りに緊締可能なベルト部材4とから主として構成されている。
【0038】
インソール本体2を構成する材料としては、通気性重視の観点からは、たとえばフェルトや不織布のような吸湿性を有する部材が用いられる。また、足当たり感重視の観点からは、合成樹脂の発泡体が用いられ、さらに、衝撃吸収性重視の観点からは、ソルボセインやゲルを含む素材が用いられる。一方、補強プレート3を構成する材料としては、たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂、またはこれらの樹脂の発泡体、あるいはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材またはその発泡体が用いられる。さらに、ラバーまたはエラストマー等のような軟質弾性部材から構成するようにしてもよい。
【0039】
補強プレート3は、インソール本体2の中足部Bを含む領域に配置されたベース部30と、ベース部30と一体に形成され、インソール本体2の内甲側および外甲側にそれぞれ張り出す内甲側張出部31および外甲側張出部32とから構成されている。ベース部30には、インソール本体2が嵌合する凹部30aが形成されている。内甲側張出部31および外甲側張出部32は、いずれも斜め上方に立ち上がりつつ延びている。ベース部30は、インソール本体2に対して、接着、加熱圧着またはインサート成形などによって固着されているか、または、面ファスナーなどによって着脱自在に取り付けられている。
【0040】
補強プレート3のベース部30の前端面は、着用者の足の拇趾球部TEおよび子趾球部HEをそれぞれ迂回しつつ延びる第1および第2の凹面状部3A,3Bを有している。ここで、解剖学上、拇趾球部TEとは、図16に示すように、第1趾中足骨MB1 の中足趾節関節MJ1 付近の種子骨を含む部分を指している。同様に、子趾球部HEとは、同図に示すように、第5趾中足骨MB5 の中足趾節関節MJ5 付近を指している。なお、図16中、添字は各足指を示しており、PPは各足指の基節骨、MBは中足骨、MJは中足趾節関節、NBは舟状骨、CCは踵骨をそれぞれ示している。
【0041】
補強プレート3のベース部30の前端面は、さらに、第1および第2の凹面状部3A,3Bを連結しつつ着用者の足指の第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 (図16参照)の中間付近の下方位置近辺まで、すなわち第2趾中足骨MB2 骨頭および第3趾中足骨MB3 骨頭の中間付近まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cを有している。また、補強プレート3のベース部30の前端面は、第2の凹面状部3Bおよび外甲側張出部32を連結しつつ着用者の足指の第5趾中足趾節関節MJ5 の下方位置、すなわち第5趾中足骨MB5 の骨頭付近まで山形状に延びる第2の凸面状部3Dをさらに有している。
【0042】
ベルト部材4は、インソール本体2の中足部Bにおいて内甲側および外甲側にそれぞれ配設された内甲側ベルト41および外甲側ベルト42から構成されている。内甲側および外甲側ベルト41,42は、補強プレート3のベース部30の底面に係止されている。この係止方法としては、固着の他、面ファスナによる係脱自在な取付けであってもよい。ベルト部材4および(または)補強プレート3をインソール本体2に対して着脱自在にすることにより、着用者の個体差(足の動きや足の状態)に応じたパーソナル対応のインソール構造体を簡単に実現できる。内甲側および外甲側ベルト41,42の先端には、貫通孔41a,42aがそれぞれ形成されている。これらの貫通孔には、図示しないシューズの靴紐が挿通されることにより、各ベルト41,42が緊締されるようになっている。
【0043】
なお、各ベルト41,42は、面ファスナにより、またはD環(D字状のリング)と面ファスナの組合せにより、あるいはその他の周知の係脱手段により、互いに係脱自在に設けられていてもよい。
【0044】
また、ベルト部材4を構成する材料としては、天然皮革や人工皮革の他、織物、不織布、樹脂成形品などが用いられる。
【0045】
この場合には、各ベルト41,42を緊締することにより、各ベルト41,42が補強プレート3を介してインソール本体2の中央部Bを着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができる。
【0046】
また、この場合には、補強プレート3のベース部30の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cが設けられており、この第1の凸面状部3Cにより、足の横アーチ部分を直接上方に持ち上げることができるので、足の疲労による横アーチの落ち込みをより効果的に防止できる。このようにして、機能性が向上したインソール構造体を提供できる。この場合には、とくにウォーキングシューズに好適のインソール構造体が提供される。なお、内甲側ベルト41は、舟状骨NB(図16参照)の粗面を覆う位置を通って足甲回りに巻回されているのが好ましい。
【0047】
さらに、補強プレート3のベース部30の前端面には、足指の第5趾中足趾節関節MJ5 の下方位置まで山形状に延びる第2の凸面状部3Dが設けられているので、この第2の凸面状部3Dにより、足指の第5趾を下方および側方から安定して支持することもできる。
【0048】
〔第1の実施態様〕
図3および図4に示すように、この第1の実施態様では、補強プレート3のベース部30において第1の凸面状部3Cを含む山形状部分(図3斜線部分)が、厚み方向において裏面側(底面側)に隆起する隆起部33を有している。
【0049】
この場合には、第1の凸面状部3Cの隆起部33によって、着用者の足指の第2〜4趾中足趾節関節MJ2 〜MJ4 近傍が上方に持ち上げられることにより、モートン病の患者に好適のシューズを実現できる。モートン病は、典型的には、足の横アーチがなくなって扁平足になったときなどに、とくに第3趾および第4趾(または第2趾および第3趾)の各中足骨間で神経が圧迫されることによる障害である。この第1の実施態様では、第2〜4趾中足骨MB2 〜MB4 の各骨頭が上方に押し上げられるので、趾神経への圧迫を軽減できる。
【0050】
〔第2の実施態様〕
図5および図6に示すように、この第2の実施態様では、補強プレート3のベース部30において第1凹面状部3Aと内甲側張出部31との連結部分(図5斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部34を有している。
【0051】
この場合には、着用者の足指の第1趾中足趾節関節MJ1 近傍が上方に持ち上げられることにより、外反拇趾の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、外反拇趾は、第1趾すなわち拇趾の内転筋と外転筋のバランスが崩れて、第1趾が第5趾の方に曲がる障害であり、足の横アーチが落ちて中足趾節関節部分の幅が拡がる開張足の傾向の足が多い。この外反拇趾の足は、拇趾球部に疼痛を伴う場合がしばしば見受けられ、歩行時において前足部の離地時に拇趾に痛みが発生する。この第2の実施態様では、拇趾球部が上方に持ち上げられるので、拇趾に過度の力を入れることなく、拇趾以外の第2趾から第5趾で接地面を効果的に蹴ることができるようになる。
【0052】
〔第3の実施態様〕
図7および図8に示す第3の実施態様においては、補強プレート3のベース部30の主に中足部Bの外甲側領域(図7斜線部分)において、凹部30a内に硬質プレート35が配置されている。これにより、中足部Bの外甲側領域の硬度が内甲側領域の硬度よりも高くなっている。
【0053】
この場合には、ジョーンズ骨折の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、ジョーンズ骨折は、中足骨(典型的には第5中足骨MB5 )に負担がかかりすぎることが原因で生じる疲労骨折である。第3の実施態様によれば、補強プレート3のベース部30の中足部Bにおいて外甲側領域が硬くなっているので、第5中足骨MB5 を下方から効果的に支持することができる。
【0054】
〔第4の実施態様〕
図9および図10に示すように、この第4の実施態様では、補強プレート3の中足部B後端部から踵部A前端部にかけてのベース部30の内甲側領域および内甲側張出部31(図9斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部36を有している。
【0055】
この場合には、ベース部30の内甲側領域および内甲側張出部31における隆起部36により、着地後の荷重移動時に足の回内が防止されるので、後足部過回内(つまりオーバープロネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0056】
〔第5の実施態様〕
図11および図12に示すように、この第5の実施態様では、補強プレート3′がインソール本体2の踵部Aまで延設されている点が、前記第1ないし第4の実施態様における補強プレート3と大きく異なっている。このため、補強プレート3′の内甲側張出部31′および外甲側張出部32′は、踵部Aの後端で互いに連結されている。すなわち、ベース部30′は、その内甲側から踵後端を通って外甲側に配設された張出部により、その周囲を囲繞されている。
【0057】
また、この第5の実施態様では、図11に示されるように、ベルト部材4′が補強プレート3の中足部Bの底面を通って左右側方に延びる一本のベルトから構成されており、その内甲側ベルト部41′の先端には貫通孔41′aが形成され、同様に外甲側ベルト部42′の先端には貫通孔42′aが形成されている。
【0058】
この場合には、図1および図2の実施態様の場合と同様に、ベルト部材4の各ベルト部41′,42′を緊締することにより、各ベルト部41′,42′が補強プレート3を介してインソール本体2の少なくとも中央部Bを着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができる。
【0059】
しかも、補強プレート3′のベース部30′の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 の中間付近の下方位置近辺まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cが設けられていることにより、足の疲労による横アーチの落ち込みを防止できる。これにより、機能性が向上したインソール構造体を提供できる。
【0060】
また、補強プレート3′のベース部30′の前端面に、足指の第5趾中足趾節関節MJ5 の下方位置付近まで山形状に延びる第2の凸面状部3Dを設けられていることにより、足指の第5趾を下方および側方から安定して支持することができる。さらに、足裏の支持面積が増えることによって、足裏全体をより安定して支持できるようになる。
【0061】
〔第6の実施態様〕
図13に示すように、この第6の実施態様では、補強プレート3′の中足部B後端部から踵部A前端部にかけてのベース部30′の内甲側領域および内甲側張出部31′(図13斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部36′を有している。この隆起部36′は、図9の隆起部36と同様のものである。
【0062】
したがって、この場合には、図9に示す第4の実施態様の場合と同様に、ベース部30′の内甲側領域および内甲側張出部31′における隆起部36′により、着地後の荷重移動時に足の回内が防止されるので、後足部過回内(つまりオーバープロネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0063】
〔第7の実施態様〕
図14および図15に示すように、この第7の実施態様では、補強プレート3′の中足部B後端部から踵部A前端部にかけてのベース部30′の外甲側領域および外甲側張出部32′(図14斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部37を有している。
【0064】
この場合には、ベース部30′の外甲側領域および外甲側張出部32′における隆起部37により、着地後の荷重移動時に足の回外が防止されるので、後足部過回外(つまりオーバーサピネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0065】
〔第8の実施態様〕
図17に示す第8の実施態様では、ベルト部材4″を構成する内甲側ベルト41″および外甲側ベルト42″がいずれも補強プレート3′の踵部Aに設けられている。
【0066】
この場合には、内甲側および外甲側ベルト41″,42″が踵骨CC(図16参照)の載距突起を通って足甲側に配設されることにより、踵骨CCを包み込むように各ベルト41″,42″が配置されることになるので、内甲側ベルト41″によって足の過回内を、また外甲側ベルト42″によって足の過回外をそれぞれより効果的に防止できるようになり、足の踵部の支持を強化できる。
【0067】
〔第9の実施態様〕
図18に示す第9の実施態様では、ベルト部材4″を構成する外甲側ベルト42″がインソール本体2の踵部Aの後側に取り付けられており、内甲側ベルト41″がインソール本体2の踵部Aにおいて外甲側ベルト42″の取付位置よりも前側に取り付けられている。すなわち、各ベルト41″,42″の取付位置が踵部Aにおいて前後方向にオフセットされている。
【0068】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルト42″により、足の過回外が防止される。また、このとき、内甲側ベルト41″が外甲側ベルト42″の取付位置よりも前側に配置されていることにより、着地時に踵骨CC(図16)の回内作用が誘起され、これにより、足全体の柔軟性が向上する。その結果、足への衝撃が緩和される。
【0069】
次に、荷重が前側に移動したときには、内甲側ベルト41″によって足裏が持ち上げられることになり、これにより、足裏の柔軟性が抑制されて、接地面からの離地時に十分なキック力を発揮できるようになる。
【0070】
このようにして、足の捻挫を予防できるようになるので、とくに横方向の動きが多いサッカーやバスケットボールなどのスポーツに好適のシューズを実現できる。
【0071】
〔第10の実施態様〕
図19に示す第10の実施態様では、ベルト部材4″を構成する外甲側ベルト42″がインソール本体2の踵部Aに取り付けられており、内甲側ベルト41″がインソール本体2の中足部Bに取り付けられている。
【0072】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルト42″により、足の過回外が防止される。次に、荷重が前側に移動したとき、内甲側ベルト41″により拇趾球部TE(図16)の後側部分が上方に持ち上げられることによって、第1足指に作用する力を軽減できるとともに、第5足指側に力を入れやすくなる。これにより、外反拇趾の人に好適のシューズを実現できる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、補強プレートのベース部の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節および第3趾中足趾節関節の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部を設けたので、この第1の凸面状部により、足の横アーチ部分を支持することができ、これにより、足の疲労による横アーチの落ち込みを防止できる。このようにして、機能性が向上したインソール構造体を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインソール構造体の表面図である。
【図2】インソール構造体(図1)の内甲側側面図である。
【図3】インソール構造体の第1の実施態様を示す表面図である。
【図4】図3のIV−IV 線断面図である。
【図5】インソール構造体の第2の実施態様を示す表面図である。
【図6】図5のVI−VI 線断面図である。
【図7】インソール構造体の第3の実施態様を示す表面図である。
【図8】図7のVIII−VIII 線断面図である。
【図9】インソール構造体の第4の実施態様を示す表面図である。
【図10】図9のX−X 線断面図である。
【図11】インソール構造体の第5の実施態様を示す表面図である。
【図12】図11の内甲側側面図である。
【図13】インソール構造体の第6の実施態様を示す表面図である。
【図14】インソール構造体の第7の実施態様を示す表面図である。
【図15】図14のXV−XV 線断面図である。
【図16】図1のインソール構造体を足の骨格図とともに示す図である。
【図17】インソール構造体の第8の実施態様を示す表面図である。
【図18】インソール構造体の第9の実施態様を示す表面図である。
【図19】インソール構造体の第10の実施態様を示す表面図である。
【符号の説明】
1: インソール構造体
2: インソール本体
3: 補強プレート
3A: 第1の凹面状部
3B: 第2の凹面状部
3C: 第1の凸面状部
3D: 第2の凸面状部
30: ベース部
30a: 凹部
31: 内甲側張出部
32: 外甲側張出部
33: 隆起部
34: 隆起部
4: ベルト部材
41: 内甲側ベルト
42: 外甲側ベルト
A: 踵部
B: 中足部
C: 前足部
TE: 拇趾球部
HE: 子趾球部
【発明の属する技術分野】
本発明は、機能性を向上させたインソール構造体に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
シューズのインソール(中敷)として、特開平9−56412号公報に示すようなベルト付のものが提案されている。このベルト付インソールは、着用者の足の踵部から爪先部まで延びるインソール本体と、インソール本体の土踏まず部の両側に延びる一対の締付用ベルトとから構成されている。
【0003】
この場合には、各ベルトを締結することにより、各ベルトがインソール本体の土踏まず部を着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、足がシューズ内で遊ぶことなく、シューズを足にフィットさせることができるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−56412号公報(段落番号[0014]〜[0020]参照)
【0005】
また、実開昭63−57902号公報に示すようなインナーベルト付シューズが提案されている。このインナーベルトは、幅広の中央部と、その両側方に延びかつ中央部と一体に形成された帯状の一対のベルト部とから構成されている。
【0006】
この場合には、インナーベルトの中央部をインソールと中底の間に挿入するとともに、各ベルト部の先端を締結することにより、各ベルト部がインナーベルトの中央部を着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができるようになっている。
【0007】
【特許文献2】
実開昭63−57902号公報(第5頁第13行〜第6頁第5行および第7頁参照)
【0008】
しかしながら、上記各公報記載のものにおいては、インソール本体またはインソールの中足部に配置される、ベルトまたはインナーベルトの中央部が単純な平面形状を有しており、いずれも着用者の足の土踏まず部を単に上方に持ち上げようとしているだけのものである。
【0009】
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、ベルトを備えたインソールにおいて、その機能性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係るインソール構造体は、インソール本体と、インソール本体の下方に配置されたベース部および内外甲側張出部を有する補強プレートと、補強プレートの左右両側方に配設され、着用者の足の足甲回りに緊締可能なベルト部材とを備えている。そして、補強プレートのベース部の前端面が、着用者の足の拇趾球部および子趾球部をそれぞれ迂回しつつ延びる第1および第2の凹面状部と、第1および第2の凹面状部を連結しつつ着用者の足指の第2趾中足趾節関節および第3趾中足趾節関節の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部とから形成されている。
【0011】
請求項1の発明においては、ベルト部材を緊締することにより、ベルト部材が補強プレートを介してインソール本体の少なくとも中足部を着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができる。
【0012】
さらに、この場合には、補強プレートのベース部の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節および第3趾中足趾節関節の中間付近の下方位置まで、すなわち第2趾中足骨骨頭および第3趾中足骨骨頭の中間付近の位置まで山形状に延びる第1の凸面状部を設けたので、この第1の凸面状部により、足の横アーチ部分を支持することができ、これにより、足の疲労による横アーチの落ち込みを防止できる。このように請求項1の発明によれば、機能性が向上したインソール構造体を提供できる。
【0013】
補強プレートのベース部は、請求項2の発明に記載されているように、インソール本体の踵部まで延設されていてもよい。この場合には、足裏の支持面積が増えることによって、足裏全体をより安定して支持できるようになる。
【0014】
請求項3の発明では、補強プレートの前端面において第1の凸面状部を含む山形状部分がベース部の厚み方向に隆起している。
【0015】
この場合には、着用者の足指の第2〜4趾中足趾節関節近傍が持ち上げられることにより、モートン病の患者に好適のシューズを実現できる。モートン病は、典型的には、足のアーチが崩れて落ちてきたときなどに、とくに第3趾および第4趾(または第2趾および第3趾)の各中足骨間で神経が圧迫されることによる障害である。請求項3の発明によれば、第1の凸面状部により第2〜4趾中足骨骨頭が上方に押し上げられるので、趾神経への圧迫を軽減できる。
【0016】
請求項4の発明では、補強プレートのベース部の前端面が、第2の凹面状部および外甲側張出部を連結しつつ着用者の足指の第5趾中足趾節関節の下方位置まで山形状に延びる第2の凸面状部をさらに有している。この場合には、足指の第5趾を下方および側方から安定して支持することができる。
【0017】
請求項5の発明では、補強プレートの前端面における第1の凹面状部と内甲側張出部との連結部分が補強プレートの厚み方向に隆起している。
【0018】
この場合には、着用者の足指の第1趾中足趾節関節近傍が持ち上げられることによって、外反拇趾の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、外反拇趾は、第1趾すなわち拇趾の内転筋と外転筋のバランスが崩れて、第1趾が第5趾の方に曲がる障害であり、足の横アーチが落ちて中足趾節関節部分の幅が拡がる開張足の傾向の足が多い。この外反拇趾の足は、拇趾球部に疼痛を伴う場合がしばしば見受けられ、歩行時において前足部の離地時に拇趾に痛みが発生する。請求項5の発明では、補強プレートの前端面において第1の凹面状部と内甲側張出部との連結部分が隆起しているので、拇趾に過度の力を入れることなく、拇趾以外の第2趾から第5趾で接地面を効果的に蹴ることができるようになる。
【0019】
請求項6の発明では、補強プレートのベース部の中足部における外甲側領域が内甲領域よりも硬くなっている。
【0020】
この場合には、ジョーンズ骨折の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、ジョーンズ骨折は、中足骨(典型的には第5中足骨)に負担がかかりすぎることが原因で生じる疲労骨折である。請求項6の発明によれば、補強プレートのベース部の中足部における外甲側領域が硬くなっているので、とくに第5中足骨を下方から効果的に支持することができる。
【0021】
請求項7の発明では、補強プレートの中足部の後側部分および踵部の前側部分においてベース部の内甲側領域および内甲側張出部、とくに踵骨載距突起に相当する部分を含む領域が補強プレートの厚み方向に隆起している。
【0022】
この場合には、ベース部の内甲側領域および内甲側張出部の隆起部が着地時に足の回内を防止するので、後足部過回内(つまりオーバープロネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0023】
請求項8の発明では、補強プレートの中足部の後側部分および踵部の前側部分においてベース部の外甲側領域および外甲側張出部が補強プレートの厚み方向に隆起している。
【0024】
この場合には、ベース部の外甲側領域および外甲側張出部の隆起部が着地時に足の回外を防止するので、後足部過回外(つまりオーバーサピネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0025】
補強プレートのベース部には、請求項9の発明に記載されているように、インソール本体が嵌合する凹部が形成されているのが好ましい。
【0026】
この場合には、インソール本体を補強プレートのベース部の適切な位置に位置決めしつつ、インソール本体をベース部に確実に保持させることができる。
【0027】
請求項10の発明によれば、ベルト部材が、インソール本体の内甲側に配設された内甲側ベルトと、インソール本体の外甲側に配設された外甲側ベルトとから構成されており、内甲側および外甲側ベルトが補強プレートのベース部に取り付けられている。内甲側および外甲側ベルトは、面ファスナを介してベース部に係脱自在に取り付けられていてもよく、またはベース部に固着されていてもよい。
【0028】
請求項11の発明では、内甲側ベルトおよび外甲側ベルトが、いずれも補強プレートのベース部の中足部に取り付けられている。この場合には、足のアーチを直接上方に持ち上げることができるので、足の疲労による横アーチの落ち込みをより効果的に防止でき、とくにウォーキングシューズに好適のインソール構造体を提供できる。なお、この場合、内甲側ベルトは、舟状骨の粗面を覆う位置を通って足甲回りに巻回されているのが好ましい。
【0029】
請求項12の発明では、内甲側ベルトおよび外甲側ベルトが、いずれも補強プレートのベース部の踵部に取り付けられている。この場合には、内甲側および外甲側ベルトが踵骨の載距突起を通って足甲側に配設されることにより、踵骨を包み込むように各ベルトが配置されることになるので、内甲側ベルトによって足の過回内を、また外甲側ベルトによって足の過回外をそれぞれより効果的に防止できるようになり、足の踵部の支持を強化できる。
【0030】
請求項13の発明では、外甲側ベルトがベース部の踵部の後側部分に取り付けられるとともに、内甲側ベルトがベース部の踵部において外甲側ベルトの取付位置よりも前側に取り付けられている。
【0031】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルトにより、足の過回外を防止できる。また、このとき、内甲側ベルトが外甲側ベルトの取付位置よりも前側に配置されているので、着地時に踵骨の回内作用が誘起され、これにより、足全体の柔軟性が向上する。その結果、足への衝撃が緩和される。
【0032】
次に、荷重が前側に移動したときには、内甲側ベルトによって足裏が持ち上げられることになり、これにより、足裏の柔軟性が抑制されて、接地面からの離地時に十分なキック力を発揮できるようになる。
【0033】
このようにして、請求項13の発明によれば、足の捻挫を予防できるので、とくに横方向の動きが多いサッカーやバスケットボールなどのスポーツに好適のシューズを実現できる。
【0034】
請求項14の発明では、内甲側ベルトが補強プレートのベース部の中足部に取り付けられるとともに、外甲側ベルトが補強プレートのベース部の踵部に取り付けられている。
【0035】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルトにより、足の過回外を防止できる。次に、荷重が前側に移動したとき、内甲側ベルトによって拇趾球部の後側部分が上方に持ち上げられることによって、第1趾に作用する力を軽減でき、第5趾側に力を入れやすくなる。このようにして、外反拇趾の人に好適のシューズを実現できる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図19は、本発明によるインソール構造体を説明するための図であって、図1はインソール構造体の表面図、図2はその内甲側側面図、図3はインソール構造体の第1の実施態様を示す表面図、図4は図3のIV−IV 線断面図、図5はインソール構造体の第2の実施態様を示す表面図、図6は図5のVI−VI 線断面図、図7はインソール構造体の第3の実施態様を示す表面図、図8は図7のVIII−VIII 線断面図、図9はインソール構造体の第4の実施態様を示す表面図、図10は図9のX−X 線断面図、図11はインソール構造体の第5の実施態様を示す表面図、図12はその内甲側側面図、図13はインソール構造体の第6の実施態様を示す表面図、図14はインソール構造体の第7の実施態様を示す表面図、図15は図14のXV−XV 線断面図、図16は図1のインソール構造体を足の骨格図とともに示す図、図17はインソール構造体の第8の実施態様を示す表面図、図18はインソール構造体の第9の実施態様を示す表面図、図19はインソール構造体の第10の実施態様を示す表面図である。なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示している。また、図3ないし図10、ならびに図13および図14では、ベルト部材が省略されたものが示されている。
【0037】
〔インソール構造体の全体構造の説明〕
図1および図2に示すように、このインソール構造体1は、着用者の足の踵部、土踏まず部および前足部にそれぞれ対応する踵部A、中足部Bおよび前足部Cを有するインソール本体2と、インソール本体2の底面側に配置された補強プレート3と、補強プレート3の底面側から左右両側方に延設され、着用者の足の足甲回りに緊締可能なベルト部材4とから主として構成されている。
【0038】
インソール本体2を構成する材料としては、通気性重視の観点からは、たとえばフェルトや不織布のような吸湿性を有する部材が用いられる。また、足当たり感重視の観点からは、合成樹脂の発泡体が用いられ、さらに、衝撃吸収性重視の観点からは、ソルボセインやゲルを含む素材が用いられる。一方、補強プレート3を構成する材料としては、たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等の熱可塑性合成樹脂やポリウレタン(PU)等の熱硬化性樹脂、またはこれらの樹脂の発泡体、あるいはブタジエンラバーやクロロプレンラバー等のラバー素材またはその発泡体が用いられる。さらに、ラバーまたはエラストマー等のような軟質弾性部材から構成するようにしてもよい。
【0039】
補強プレート3は、インソール本体2の中足部Bを含む領域に配置されたベース部30と、ベース部30と一体に形成され、インソール本体2の内甲側および外甲側にそれぞれ張り出す内甲側張出部31および外甲側張出部32とから構成されている。ベース部30には、インソール本体2が嵌合する凹部30aが形成されている。内甲側張出部31および外甲側張出部32は、いずれも斜め上方に立ち上がりつつ延びている。ベース部30は、インソール本体2に対して、接着、加熱圧着またはインサート成形などによって固着されているか、または、面ファスナーなどによって着脱自在に取り付けられている。
【0040】
補強プレート3のベース部30の前端面は、着用者の足の拇趾球部TEおよび子趾球部HEをそれぞれ迂回しつつ延びる第1および第2の凹面状部3A,3Bを有している。ここで、解剖学上、拇趾球部TEとは、図16に示すように、第1趾中足骨MB1 の中足趾節関節MJ1 付近の種子骨を含む部分を指している。同様に、子趾球部HEとは、同図に示すように、第5趾中足骨MB5 の中足趾節関節MJ5 付近を指している。なお、図16中、添字は各足指を示しており、PPは各足指の基節骨、MBは中足骨、MJは中足趾節関節、NBは舟状骨、CCは踵骨をそれぞれ示している。
【0041】
補強プレート3のベース部30の前端面は、さらに、第1および第2の凹面状部3A,3Bを連結しつつ着用者の足指の第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 (図16参照)の中間付近の下方位置近辺まで、すなわち第2趾中足骨MB2 骨頭および第3趾中足骨MB3 骨頭の中間付近まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cを有している。また、補強プレート3のベース部30の前端面は、第2の凹面状部3Bおよび外甲側張出部32を連結しつつ着用者の足指の第5趾中足趾節関節MJ5 の下方位置、すなわち第5趾中足骨MB5 の骨頭付近まで山形状に延びる第2の凸面状部3Dをさらに有している。
【0042】
ベルト部材4は、インソール本体2の中足部Bにおいて内甲側および外甲側にそれぞれ配設された内甲側ベルト41および外甲側ベルト42から構成されている。内甲側および外甲側ベルト41,42は、補強プレート3のベース部30の底面に係止されている。この係止方法としては、固着の他、面ファスナによる係脱自在な取付けであってもよい。ベルト部材4および(または)補強プレート3をインソール本体2に対して着脱自在にすることにより、着用者の個体差(足の動きや足の状態)に応じたパーソナル対応のインソール構造体を簡単に実現できる。内甲側および外甲側ベルト41,42の先端には、貫通孔41a,42aがそれぞれ形成されている。これらの貫通孔には、図示しないシューズの靴紐が挿通されることにより、各ベルト41,42が緊締されるようになっている。
【0043】
なお、各ベルト41,42は、面ファスナにより、またはD環(D字状のリング)と面ファスナの組合せにより、あるいはその他の周知の係脱手段により、互いに係脱自在に設けられていてもよい。
【0044】
また、ベルト部材4を構成する材料としては、天然皮革や人工皮革の他、織物、不織布、樹脂成形品などが用いられる。
【0045】
この場合には、各ベルト41,42を緊締することにより、各ベルト41,42が補強プレート3を介してインソール本体2の中央部Bを着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができる。
【0046】
また、この場合には、補強プレート3のベース部30の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cが設けられており、この第1の凸面状部3Cにより、足の横アーチ部分を直接上方に持ち上げることができるので、足の疲労による横アーチの落ち込みをより効果的に防止できる。このようにして、機能性が向上したインソール構造体を提供できる。この場合には、とくにウォーキングシューズに好適のインソール構造体が提供される。なお、内甲側ベルト41は、舟状骨NB(図16参照)の粗面を覆う位置を通って足甲回りに巻回されているのが好ましい。
【0047】
さらに、補強プレート3のベース部30の前端面には、足指の第5趾中足趾節関節MJ5 の下方位置まで山形状に延びる第2の凸面状部3Dが設けられているので、この第2の凸面状部3Dにより、足指の第5趾を下方および側方から安定して支持することもできる。
【0048】
〔第1の実施態様〕
図3および図4に示すように、この第1の実施態様では、補強プレート3のベース部30において第1の凸面状部3Cを含む山形状部分(図3斜線部分)が、厚み方向において裏面側(底面側)に隆起する隆起部33を有している。
【0049】
この場合には、第1の凸面状部3Cの隆起部33によって、着用者の足指の第2〜4趾中足趾節関節MJ2 〜MJ4 近傍が上方に持ち上げられることにより、モートン病の患者に好適のシューズを実現できる。モートン病は、典型的には、足の横アーチがなくなって扁平足になったときなどに、とくに第3趾および第4趾(または第2趾および第3趾)の各中足骨間で神経が圧迫されることによる障害である。この第1の実施態様では、第2〜4趾中足骨MB2 〜MB4 の各骨頭が上方に押し上げられるので、趾神経への圧迫を軽減できる。
【0050】
〔第2の実施態様〕
図5および図6に示すように、この第2の実施態様では、補強プレート3のベース部30において第1凹面状部3Aと内甲側張出部31との連結部分(図5斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部34を有している。
【0051】
この場合には、着用者の足指の第1趾中足趾節関節MJ1 近傍が上方に持ち上げられることにより、外反拇趾の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、外反拇趾は、第1趾すなわち拇趾の内転筋と外転筋のバランスが崩れて、第1趾が第5趾の方に曲がる障害であり、足の横アーチが落ちて中足趾節関節部分の幅が拡がる開張足の傾向の足が多い。この外反拇趾の足は、拇趾球部に疼痛を伴う場合がしばしば見受けられ、歩行時において前足部の離地時に拇趾に痛みが発生する。この第2の実施態様では、拇趾球部が上方に持ち上げられるので、拇趾に過度の力を入れることなく、拇趾以外の第2趾から第5趾で接地面を効果的に蹴ることができるようになる。
【0052】
〔第3の実施態様〕
図7および図8に示す第3の実施態様においては、補強プレート3のベース部30の主に中足部Bの外甲側領域(図7斜線部分)において、凹部30a内に硬質プレート35が配置されている。これにより、中足部Bの外甲側領域の硬度が内甲側領域の硬度よりも高くなっている。
【0053】
この場合には、ジョーンズ骨折の患者に好適のシューズを実現できる。一般に、ジョーンズ骨折は、中足骨(典型的には第5中足骨MB5 )に負担がかかりすぎることが原因で生じる疲労骨折である。第3の実施態様によれば、補強プレート3のベース部30の中足部Bにおいて外甲側領域が硬くなっているので、第5中足骨MB5 を下方から効果的に支持することができる。
【0054】
〔第4の実施態様〕
図9および図10に示すように、この第4の実施態様では、補強プレート3の中足部B後端部から踵部A前端部にかけてのベース部30の内甲側領域および内甲側張出部31(図9斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部36を有している。
【0055】
この場合には、ベース部30の内甲側領域および内甲側張出部31における隆起部36により、着地後の荷重移動時に足の回内が防止されるので、後足部過回内(つまりオーバープロネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0056】
〔第5の実施態様〕
図11および図12に示すように、この第5の実施態様では、補強プレート3′がインソール本体2の踵部Aまで延設されている点が、前記第1ないし第4の実施態様における補強プレート3と大きく異なっている。このため、補強プレート3′の内甲側張出部31′および外甲側張出部32′は、踵部Aの後端で互いに連結されている。すなわち、ベース部30′は、その内甲側から踵後端を通って外甲側に配設された張出部により、その周囲を囲繞されている。
【0057】
また、この第5の実施態様では、図11に示されるように、ベルト部材4′が補強プレート3の中足部Bの底面を通って左右側方に延びる一本のベルトから構成されており、その内甲側ベルト部41′の先端には貫通孔41′aが形成され、同様に外甲側ベルト部42′の先端には貫通孔42′aが形成されている。
【0058】
この場合には、図1および図2の実施態様の場合と同様に、ベルト部材4の各ベルト部41′,42′を緊締することにより、各ベルト部41′,42′が補強プレート3を介してインソール本体2の少なくとも中央部Bを着用者の足の土踏まずの側に締め上げる。これにより、シューズを足にフィットさせることができる。
【0059】
しかも、補強プレート3′のベース部30′の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節MJ2 および第3趾中足趾節関節MJ3 の中間付近の下方位置近辺まで山形状に延びる第1の凸面状部3Cが設けられていることにより、足の疲労による横アーチの落ち込みを防止できる。これにより、機能性が向上したインソール構造体を提供できる。
【0060】
また、補強プレート3′のベース部30′の前端面に、足指の第5趾中足趾節関節MJ5 の下方位置付近まで山形状に延びる第2の凸面状部3Dを設けられていることにより、足指の第5趾を下方および側方から安定して支持することができる。さらに、足裏の支持面積が増えることによって、足裏全体をより安定して支持できるようになる。
【0061】
〔第6の実施態様〕
図13に示すように、この第6の実施態様では、補強プレート3′の中足部B後端部から踵部A前端部にかけてのベース部30′の内甲側領域および内甲側張出部31′(図13斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部36′を有している。この隆起部36′は、図9の隆起部36と同様のものである。
【0062】
したがって、この場合には、図9に示す第4の実施態様の場合と同様に、ベース部30′の内甲側領域および内甲側張出部31′における隆起部36′により、着地後の荷重移動時に足の回内が防止されるので、後足部過回内(つまりオーバープロネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0063】
〔第7の実施態様〕
図14および図15に示すように、この第7の実施態様では、補強プレート3′の中足部B後端部から踵部A前端部にかけてのベース部30′の外甲側領域および外甲側張出部32′(図14斜線部分)が、厚み方向において裏面側に隆起する隆起部37を有している。
【0064】
この場合には、ベース部30′の外甲側領域および外甲側張出部32′における隆起部37により、着地後の荷重移動時に足の回外が防止されるので、後足部過回外(つまりオーバーサピネーション)タイプのランナーに好適のシューズを実現できる。
【0065】
〔第8の実施態様〕
図17に示す第8の実施態様では、ベルト部材4″を構成する内甲側ベルト41″および外甲側ベルト42″がいずれも補強プレート3′の踵部Aに設けられている。
【0066】
この場合には、内甲側および外甲側ベルト41″,42″が踵骨CC(図16参照)の載距突起を通って足甲側に配設されることにより、踵骨CCを包み込むように各ベルト41″,42″が配置されることになるので、内甲側ベルト41″によって足の過回内を、また外甲側ベルト42″によって足の過回外をそれぞれより効果的に防止できるようになり、足の踵部の支持を強化できる。
【0067】
〔第9の実施態様〕
図18に示す第9の実施態様では、ベルト部材4″を構成する外甲側ベルト42″がインソール本体2の踵部Aの後側に取り付けられており、内甲側ベルト41″がインソール本体2の踵部Aにおいて外甲側ベルト42″の取付位置よりも前側に取り付けられている。すなわち、各ベルト41″,42″の取付位置が踵部Aにおいて前後方向にオフセットされている。
【0068】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルト42″により、足の過回外が防止される。また、このとき、内甲側ベルト41″が外甲側ベルト42″の取付位置よりも前側に配置されていることにより、着地時に踵骨CC(図16)の回内作用が誘起され、これにより、足全体の柔軟性が向上する。その結果、足への衝撃が緩和される。
【0069】
次に、荷重が前側に移動したときには、内甲側ベルト41″によって足裏が持ち上げられることになり、これにより、足裏の柔軟性が抑制されて、接地面からの離地時に十分なキック力を発揮できるようになる。
【0070】
このようにして、足の捻挫を予防できるようになるので、とくに横方向の動きが多いサッカーやバスケットボールなどのスポーツに好適のシューズを実現できる。
【0071】
〔第10の実施態様〕
図19に示す第10の実施態様では、ベルト部材4″を構成する外甲側ベルト42″がインソール本体2の踵部Aに取り付けられており、内甲側ベルト41″がインソール本体2の中足部Bに取り付けられている。
【0072】
この場合、着地時には、まず、外甲側ベルト42″により、足の過回外が防止される。次に、荷重が前側に移動したとき、内甲側ベルト41″により拇趾球部TE(図16)の後側部分が上方に持ち上げられることによって、第1足指に作用する力を軽減できるとともに、第5足指側に力を入れやすくなる。これにより、外反拇趾の人に好適のシューズを実現できる。
【0073】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、補強プレートのベース部の前端面に、足指の第2趾中足趾節関節および第3趾中足趾節関節の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部を設けたので、この第1の凸面状部により、足の横アーチ部分を支持することができ、これにより、足の疲労による横アーチの落ち込みを防止できる。このようにして、機能性が向上したインソール構造体を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインソール構造体の表面図である。
【図2】インソール構造体(図1)の内甲側側面図である。
【図3】インソール構造体の第1の実施態様を示す表面図である。
【図4】図3のIV−IV 線断面図である。
【図5】インソール構造体の第2の実施態様を示す表面図である。
【図6】図5のVI−VI 線断面図である。
【図7】インソール構造体の第3の実施態様を示す表面図である。
【図8】図7のVIII−VIII 線断面図である。
【図9】インソール構造体の第4の実施態様を示す表面図である。
【図10】図9のX−X 線断面図である。
【図11】インソール構造体の第5の実施態様を示す表面図である。
【図12】図11の内甲側側面図である。
【図13】インソール構造体の第6の実施態様を示す表面図である。
【図14】インソール構造体の第7の実施態様を示す表面図である。
【図15】図14のXV−XV 線断面図である。
【図16】図1のインソール構造体を足の骨格図とともに示す図である。
【図17】インソール構造体の第8の実施態様を示す表面図である。
【図18】インソール構造体の第9の実施態様を示す表面図である。
【図19】インソール構造体の第10の実施態様を示す表面図である。
【符号の説明】
1: インソール構造体
2: インソール本体
3: 補強プレート
3A: 第1の凹面状部
3B: 第2の凹面状部
3C: 第1の凸面状部
3D: 第2の凸面状部
30: ベース部
30a: 凹部
31: 内甲側張出部
32: 外甲側張出部
33: 隆起部
34: 隆起部
4: ベルト部材
41: 内甲側ベルト
42: 外甲側ベルト
A: 踵部
B: 中足部
C: 前足部
TE: 拇趾球部
HE: 子趾球部
Claims (14)
- インソール構造体であって、
着用者の足の踵部から土踏まず部をへて爪先部まで延設されるインソール本体と、
前記インソール本体の裏面側において前記インソール本体の少なくとも中足部に配置されるベース部と、前記ベース部と一体に形成されかつ前記インソール本体の左右両側方に張り出す内甲側張出部および外甲側張出部とから構成された補強プレートと、
前記補強プレートの左右両側方に配設されるとともに、着用者の足の足甲回りに緊締可能なベルト部材とを備え、
前記補強プレートの前記ベース部の前端面が、
着用者の足の拇趾球部および子趾球部をそれぞれ迂回しつつ延びる第1および第2の凹面状部と、
前記第1および第2の凹面状部を連結しつつ着用者の足指の第2趾中足趾節関節および第3趾中足趾節関節の中間付近の下方位置まで山形状に延びる第1の凸面状部とから形成されている、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記補強プレートの前記ベース部が前記インソール本体の踵部まで延設されている、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記第1の凸面状部を含む山形状部分が前記ベース部の厚み方向に隆起している、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記補強プレートの前記ベース部の前端面が、前記第2の凹面状部および前記外甲側張出部を連結しつつ着用者の足指の第5趾中足趾節関節の下方位置まで山形状に延びる第2の凸面状部をさらに有している、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記補強プレートの前記前端面における前記第1の凹面状部と前記内甲側張出部との連結部分が前記補強プレートの厚み方向に隆起している、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記補強プレートの前記ベース部の中足部における外甲側領域を内甲側領域よりも硬くした、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記補強プレートの中足部の後側部分および踵部の前側部分において前記ベース部の内甲側領域および前記内甲側張出部が前記補強プレートの厚み方向に隆起している、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記補強プレートの中足部の後側部分および踵部の前側部分において前記ベース部の外甲側領域および前記外甲側張出部が前記補強プレートの厚み方向に隆起している、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1において、
前記補強プレートの前記ベース部には、前記インソール本体が嵌合する凹部が形成されている、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項1または2において、
前記ベルト部材が、前記インソール本体の内甲側に配設された内甲側ベルトと、前記インソール本体の外甲側に配設された外甲側ベルトとから構成されており、前記内甲側および外甲側ベルトが前記補強プレートの前記ベース部に取り付けられている、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項10において、
前記内甲側ベルトおよび前記外甲側ベルトが、いずれも前記補強プレートの前記ベース部の中足部に取り付けられている、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項10において、
前記内甲側ベルトおよび前記外甲側ベルトが、いずれも前記補強プレートの前記ベース部の踵部に取り付けられている、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項12において、
前記外甲側ベルトが前記ベース部の前記踵部の後側部分に取り付けられており、前記内甲側ベルトが前記ベース部の前記踵部において前記外甲側ベルトの取付位置よりも前側に取り付けられている、
ことを特徴とするインソール構造体。 - 請求項10において、
前記内甲側ベルトが、前記補強プレートの前記ベース部の中足部に取り付けられており、前記外甲側ベルトが、前記補強プレートの前記ベース部の踵部に取り付けられている、
ことを特徴とするインソール構造体。
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|---|---|---|---|---|
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| JP2014509902A (ja) * | 2011-03-18 | 2014-04-24 | コロンビア スポーツウエア ノース アメリカ、インコーポレイテッド | 高安定性複数密度ミッドソール |
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-
2003
- 2003-02-25 JP JP2003046858A patent/JP2004254803A/ja active Pending
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