JP3065068U

JP3065068U - ボタン飾り

Info

Publication number: JP3065068U
Application number: JP1999004475U
Authority: JP
Inventors: 重光中野
Original assignee: 有限会社中信玩具
Priority date: 1999-06-21
Filing date: 1999-06-21
Publication date: 2000-01-28
Anticipated expiration: 2005-06-21

Abstract

(57)【要約】【課題】ボタン自体に模様等を施す必要がなくてボタ
ンの製造コストの上昇を回避することができ、また、装
飾に飽きた場合に簡単に交換することができ、さらに、
普通のボタンにも簡単に装着できるボタン飾りを提供す
る。【解決手段】背面側にボタン１１を嵌入可能な凹部２
を有するボタン収納皿１と、そのボタン収納皿１の正面
側に被せた飾り体４と、ボタン１１の止着糸１２が貫通
可能な切込み７を有して上記のボタン収納皿１とヒンジ
６を介して連結し且つボタン収納皿１の背面側を覆って
凹部２を蓋した状態でボタン収納皿１と係止する手段を
具えた背板５とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は衣服のボタンに装着するボタン飾りに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ボタンを装飾する場合、従来はボタン自体に模様等を施すという手段が採られている。したがって、ボタンの製造が面倒で高価になり、また、そのボタンの装飾に飽きた場合にボタンを交換しなければならぬという面倒があり、さらに、普通のボタンには装飾を施すことができないという不満があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の問題を解決すること、すなわち、ボタン自体には模様等を施す必要がなくてボタンの製造コストの上昇を回避することができ、また、装飾に飽きた場合に簡単に交換することができ、さらに、普通のボタンにも簡単に装着できるボタン飾りの提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案のボタン飾りは、背面側にボタン１１を嵌入可能な凹部２を有するボタン収納皿１と、そのボタン収納皿１の正面側に被せた飾り体４と、ボタン１１の止着糸１２が貫通可能な切込み７を有して上記のボタン収納皿１とヒンジ６を介して連結し且つボタン収納皿１の背面側を覆って凹部２を蓋した状態でボタン収納皿１と係止する手段を具えた背板５とから成る、という構成を採るものである。

【０００５】

【作用】

まず、背板５をボタン１１の裏側に差し込んで切込み７にボタン１１の止着糸１２を貫通させる。すなわち、ボタン１１を背板５の前に重ね合わせる。次に、背板５をボタン収納皿１の背面側に被せるとボタン１１が凹部２に嵌入する。この状態で背板５をボタン収納皿１に係止させれば装着が完了する。

【０００６】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、図１において、符合１がボタン収納皿であり、このボタン収納皿１は背面側にボタン１１を嵌入可能な凹部２を有している。また、このボタン収納皿１は周壁の一部から外側へ突出する爪片３を設けている。このボタン収納皿１は正面側に人形の顔のデザインを施した飾り体４を被せている。すなわち、ボタン収納皿１は飾り体４の裏側に隠蔽されている。なお、ボタン収納皿１と飾り体４は接着等により一体的に固着している。

【０００７】次に、図中、符合５が背板であり、この背板５は一部を上記のボタン収納皿１とヒンジ６を介して連結している。なお、背板５とボタン収納皿１はプラスチックにより一体成形されている。この背板５は周縁の一部から中心部まで切込み７を設けている。また、ヒンジ６の反対側の背板５の縁には舌状片８を突設して、その舌状片８の前面側にフック９を突設している。

【０００８】図２は衣服１０のボタン１１に装着した状態を示したものであり、装着する手順は次の通りである。まず、背板５をボタン１１の裏側に差し込んで、背板５に設けた切込み７にボタン１１の止着糸１２を貫通させる。すなわち、背板５の前にボタン１１を重ね合せる。次に、その状態で背板５をボタン収納皿１の背面側に被せる。すると、ボタン１１がボタン収納皿１の凹部２に嵌入して、背板５は凹部２を蓋した状態となる。そして、背板５に設けたフック９をボタン収納皿１に設けた爪片３に係止すれば装着が完了する。また、以上の装着作業を逆に行えばボタン１１から簡単に外すことができる。すなわち、このボタン飾りはボタン１１に対し着脱自在であり、デザインに飽きたら別のものと交換することができる。

【０００９】上記の実施例では飾り体４が人形の顔にデザインされているが、飾り体４のデザインは自由であり、これに限定するものではない。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のボタン飾りは、、上記のように、ボタン自体に模様等を施す必要がなくてボタンの製造コストの上昇を回避することができ、また、装飾に飽きた場合に簡単に交換することができ、さらに、普通のボタンにも簡単に装着できる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】ボタンに装着する前の状態を示す斜視図であ
る。

【図２】ボタンに装着した状態を示す断面図である。

【符号の説明】１ボタン収納皿２凹部３爪片４飾り体５背板６ヒンジ７切込み８舌状片９フック１０衣服１１ボタン１２止着糸

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】背面側にボタン１１を嵌入可能な凹部２
を有するボタン収納皿１と、そのボタン収納皿１の正面
側に被せた飾り体４と、ボタン１１の止着糸１２が貫通
可能な切込み７を有して上記のボタン収納皿１とヒンジ
６を介して連結し且つボタン収納皿１の背面側を覆って
凹部２を蓋した状態でボタン収納皿１と係止する手段を
具えた背板５とから成るボタン飾り。