JPH0637698Y2 - 衣服用雌ホックの取付部材 - Google Patents
衣服用雌ホックの取付部材Info
- Publication number
- JPH0637698Y2 JPH0637698Y2 JP1987133857U JP13385787U JPH0637698Y2 JP H0637698 Y2 JPH0637698 Y2 JP H0637698Y2 JP 1987133857 U JP1987133857 U JP 1987133857U JP 13385787 U JP13385787 U JP 13385787U JP H0637698 Y2 JPH0637698 Y2 JP H0637698Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- female hook
- mounting member
- seat plate
- clothes
- cylindrical portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、雌ホックを衣服に取付る際に、裏面から衣服
生地を貫通させて雌ホックとかしめ結合するために使用
する衣服用雌ホックの取付部材に関するものである。
生地を貫通させて雌ホックとかしめ結合するために使用
する衣服用雌ホックの取付部材に関するものである。
（従来の技術とその問題点） 一般に衣服用雌ホックの取付部材は、雌ホックと加締結
合する必要から金属材料が使用され、押え座板の中央に
加締用の円筒部を突設した構成になっている。
合する必要から金属材料が使用され、押え座板の中央に
加締用の円筒部を突設した構成になっている。
この取付部材を使用して雌ホックを衣服に取付る場合、
衣服生地の所定位置の裏面から取付部材の円筒部を衣服
生地に貫通させ、表面へ突出した円筒部が雌ホックの加
締用空間内となるように円筒部に雌ホックを挿入した
後、押え座板を下面として当て盤上に置き、雌ホックの
加締空間内の円筒部につぶし型を当てがいこれに打撃を
加えて該円筒部を変形させることにより、取付部材と雌
ホックとを結合させているが、押え座板の金属面が衣服
生地の裏面に露出するため、種々の不都合がある。
衣服生地の所定位置の裏面から取付部材の円筒部を衣服
生地に貫通させ、表面へ突出した円筒部が雌ホックの加
締用空間内となるように円筒部に雌ホックを挿入した
後、押え座板を下面として当て盤上に置き、雌ホックの
加締空間内の円筒部につぶし型を当てがいこれに打撃を
加えて該円筒部を変形させることにより、取付部材と雌
ホックとを結合させているが、押え座板の金属面が衣服
生地の裏面に露出するため、種々の不都合がある。
例えば、押え座板が直接皮膚に接当される状態で衣服を
着用した場合には、肌ざわりが悪くなるだけでなく、皮
膚に損傷を与える危険性があり、また、裏面であるとは
いえ、衣服生地の色彩或いは表の釦の色彩とは異色の金
属光沢が露呈して体裁の悪いものとなる。
着用した場合には、肌ざわりが悪くなるだけでなく、皮
膚に損傷を与える危険性があり、また、裏面であるとは
いえ、衣服生地の色彩或いは表の釦の色彩とは異色の金
属光沢が露呈して体裁の悪いものとなる。
このため、実開昭58-61009号公報に記載されているよう
に、ボタンシェル取付部材８のフランジ10（本考案説明
における押え座板に相当）にボタンシェル14を被冠固定
した構成としたり、第４図に示すように、押え座板２の
中央に円筒部３を一体的に形成した取付部材本体１の押
え座板２に、合成樹脂製の装飾キャップＣを被冠固定し
て、金属光沢を隠し肌ざわりを向上させるようにしたも
のもあるが、雌ホックの裏面が嵩高くなるため着用体裁
を悪くするだけでなく、却って嵩高となった装飾キャッ
プの表面で皮膚面を押圧することになって肌ざわりも悪
くなり、また、打撃を加えて雌ホックと取付部材を結合
する際に、ボタンシェル14或は装飾キャップＣが破損さ
れるといった欠点があった。
に、ボタンシェル取付部材８のフランジ10（本考案説明
における押え座板に相当）にボタンシェル14を被冠固定
した構成としたり、第４図に示すように、押え座板２の
中央に円筒部３を一体的に形成した取付部材本体１の押
え座板２に、合成樹脂製の装飾キャップＣを被冠固定し
て、金属光沢を隠し肌ざわりを向上させるようにしたも
のもあるが、雌ホックの裏面が嵩高くなるため着用体裁
を悪くするだけでなく、却って嵩高となった装飾キャッ
プの表面で皮膚面を押圧することになって肌ざわりも悪
くなり、また、打撃を加えて雌ホックと取付部材を結合
する際に、ボタンシェル14或は装飾キャップＣが破損さ
れるといった欠点があった。
本考案は、肌ざわりが良く、衣服生地の色彩或いは釦の
色彩に符合させることができると共に、破損等を招くこ
となく雌ホックに結合させることのできる衣服用雌ホッ
クの取付部材を提供することを目的としている。
色彩に符合させることができると共に、破損等を招くこ
となく雌ホックに結合させることのできる衣服用雌ホッ
クの取付部材を提供することを目的としている。
（問題点を解決するための手段） 本考案の衣服用雌ホックの取付部材は、押え座板の中央
上面にかしめ用の円筒部を突設してなる金属製の取付部
材本体の前記押え座板の下面を合成樹脂で被覆したもの
において、押え座板の下面の合成樹脂の被覆を、円筒部
の開口部を閉塞することなく、しかも薄膜として形成し
たことを特徴とするものである。
上面にかしめ用の円筒部を突設してなる金属製の取付部
材本体の前記押え座板の下面を合成樹脂で被覆したもの
において、押え座板の下面の合成樹脂の被覆を、円筒部
の開口部を閉塞することなく、しかも薄膜として形成し
たことを特徴とするものである。
（実施例） 次に図に示した実施例において本考案の衣服用雌ホック
の取付部材を詳説する。
の取付部材を詳説する。
第１図は本考案を実施した衣服用雌ホックの取付部材の
断面図であって、円形平板状の押え座板２の中央上面
に、円筒部３を突設してなる金属製の取付部材本体１に
おいて、前記押え座板２の下面から上面周縁にかけて、
厚みが0.3〜0.5mm程度で円筒部の下端開口部４を閉塞す
ることなく合成樹脂の薄膜５を密着形成したものであ
る。
断面図であって、円形平板状の押え座板２の中央上面
に、円筒部３を突設してなる金属製の取付部材本体１に
おいて、前記押え座板２の下面から上面周縁にかけて、
厚みが0.3〜0.5mm程度で円筒部の下端開口部４を閉塞す
ることなく合成樹脂の薄膜５を密着形成したものであ
る。
合成樹脂としては、自由に染色ができるナイロンが好適
である。
である。
また、薄膜５の密着形成手段としては、ラミネート手
段、コーティング手段、一体成型手段、接着手段、焼付
塗装手段等がある。
段、コーティング手段、一体成型手段、接着手段、焼付
塗装手段等がある。
上記構成した衣服用雌ホックの取付部材は、第２図に示
すように、従来と同様、衣服生地Ａの所定位置の裏面か
ら取付部材本体１の円筒部３を衣服生地に貫通させ、表
面へ突出した円筒部３が雌ホック部材Ｈの加締用空間Ｂ
内となるように円筒部３を雌ホック部材Ｈに挿入した
後、押え座板２を下面として当て盤（図示せず）上に置
き、雌ホック部材Ｈの加締空間Ｂ内の円筒部３につぶし
型（図示せず）を当てがい、これに打撃を加えて該円筒
部３を変形させることにより、雌ホック部材Ｈと結合し
て使用するものである。
すように、従来と同様、衣服生地Ａの所定位置の裏面か
ら取付部材本体１の円筒部３を衣服生地に貫通させ、表
面へ突出した円筒部３が雌ホック部材Ｈの加締用空間Ｂ
内となるように円筒部３を雌ホック部材Ｈに挿入した
後、押え座板２を下面として当て盤（図示せず）上に置
き、雌ホック部材Ｈの加締空間Ｂ内の円筒部３につぶし
型（図示せず）を当てがい、これに打撃を加えて該円筒
部３を変形させることにより、雌ホック部材Ｈと結合し
て使用するものである。
尚、上記実施例では、平板形状の押え座板２の下面から
上面周縁にかけて、合成樹脂の薄膜５を密着形成した
が、これに限定されるものではなく、第３図に示すよう
に、中央周囲を下凸に形成した押え座板2aを有する取付
部材本体1aを用いて、その押え座板2aの下面のみに合成
樹脂の薄膜５を密着形成する場合もある。
上面周縁にかけて、合成樹脂の薄膜５を密着形成した
が、これに限定されるものではなく、第３図に示すよう
に、中央周囲を下凸に形成した押え座板2aを有する取付
部材本体1aを用いて、その押え座板2aの下面のみに合成
樹脂の薄膜５を密着形成する場合もある。
（考案の作用効果） 以上説明した本考案の衣服雌ホック用の取付部材は、押
え座板の中央上面にかしめ用の円筒部を突設してなる金
属製の取付部材本体の前記押え座板の下面を合成樹脂で
被覆したものにおいて、押え座板の下面の合成樹脂の被
覆を、円筒部の開口部を閉塞することなく、しかも薄膜
として形成したから、下端開口部で薄膜がブリッジ状態
とならず、打撃を加えて雌ホックと取付部材本体とを結
合する際に、円筒部によって薄膜が剪断されたり、圧潰
されるようなことがなく、従って、能率良く衣服生地へ
雌ホックを取付ることができる。
え座板の中央上面にかしめ用の円筒部を突設してなる金
属製の取付部材本体の前記押え座板の下面を合成樹脂で
被覆したものにおいて、押え座板の下面の合成樹脂の被
覆を、円筒部の開口部を閉塞することなく、しかも薄膜
として形成したから、下端開口部で薄膜がブリッジ状態
とならず、打撃を加えて雌ホックと取付部材本体とを結
合する際に、円筒部によって薄膜が剪断されたり、圧潰
されるようなことがなく、従って、能率良く衣服生地へ
雌ホックを取付ることができる。
また嵩低状態で押え座板の金属部が隠蔽されるようにな
り、金属光沢の露呈または雌ホック裏面の嵩高によって
生じていた不体裁が解消されると共に、金属面又は嵩高
部分の皮膚への接触によって生じていた肌ざわりの悪さ
が解消され、ソフトな感触が得られる取付部材とするこ
とができる。
り、金属光沢の露呈または雌ホック裏面の嵩高によって
生じていた不体裁が解消されると共に、金属面又は嵩高
部分の皮膚への接触によって生じていた肌ざわりの悪さ
が解消され、ソフトな感触が得られる取付部材とするこ
とができる。
第１図は本考案を実施した衣服用雌ホックの取付部材の
断面図、第２図は衣服用雌ホック取付部材を衣服生地を
介して雌雌ホックと結合させた場合の断面図、第３図は
他の実施例に係る衣服用雌ホックの取付部材の断面図、
第４図は従来の衣服用雌ホックの取付部材の断面図を示
す。 １……取付部材本体、２……押え座板 ３……円筒部、４……下端開口部 ５……薄膜
断面図、第２図は衣服用雌ホック取付部材を衣服生地を
介して雌雌ホックと結合させた場合の断面図、第３図は
他の実施例に係る衣服用雌ホックの取付部材の断面図、
第４図は従来の衣服用雌ホックの取付部材の断面図を示
す。 １……取付部材本体、２……押え座板 ３……円筒部、４……下端開口部 ５……薄膜
Claims (1)
- 【請求項１】押え座板の中央上面にかしめ用の円筒部を
突設してなる金属製の取付部材本体の前記押え座板の下
面を合成樹脂で被覆したものにおいて、押え座板の下面
の合成樹脂の被覆を、円筒部の開口部を閉塞することな
く、しかも薄膜として形成したことを特徴とする衣服用
雌ホックの取付部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987133857U JPH0637698Y2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 衣服用雌ホックの取付部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987133857U JPH0637698Y2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 衣服用雌ホックの取付部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6439010U JPS6439010U (ja) | 1989-03-08 |
| JPH0637698Y2 true JPH0637698Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=31392107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987133857U Expired - Lifetime JPH0637698Y2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 衣服用雌ホックの取付部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0637698Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100907627B1 (ko) | 2007-10-29 | 2009-07-15 | 박용균 | 스냅단추용 암스냅의 소켓 고정방법 및 구조 |
| JP2010111984A (ja) * | 2008-11-09 | 2010-05-20 | Michiko Yamazaki | 接合用ｙ字状補助テープ |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4720404U (ja) * | 1971-03-04 | 1972-11-08 | ||
| JPS5861009U (ja) * | 1981-10-22 | 1983-04-25 | スコ−ビル・ジヤパン株式会社 | ボタンシエル付ボタン |
| JPS59174012U (ja) * | 1983-05-09 | 1984-11-20 | スコ−ビル・ジヤパン株式会社 | ボタン |
| JPS61107306U (ja) * | 1984-12-19 | 1986-07-08 | ||
| JPS61154505A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-14 | 永井合成樹脂工業株式会社 | スナツプボタンの製造方法 |
-
1987
- 1987-09-01 JP JP1987133857U patent/JPH0637698Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6439010U (ja) | 1989-03-08 |
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