JP2010111984A - 接合用y字状補助テープ - Google Patents
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Abstract
【課題】 介護を必要とする病人には、前開きだけでは不便で時には背部とか側部や腕部等をも簡単に開ける衣服があると、便利で優しい介護が可能になる。このような時、従来の衣服を従来の方法でボタンや面ファスナー等を取付けるには手間がかかり、しかも満足できるものではなかった。そこで介護者には衣服の必要な部位を裁断して容易に開閉できる開閉手段が要求されていた。
【解決手段】 幅廣テープの一面に熱加圧接着剤を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側にして幅方向に半折りにして、該半折りにした幅の折り返し側から略半分を熱加圧接着して基片部を成し、熱加圧してない残り部を開放状態にした2片の挟片部を成した接合用Y字状補助テープを提供する。
【選択図】図9
【解決手段】 幅廣テープの一面に熱加圧接着剤を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側にして幅方向に半折りにして、該半折りにした幅の折り返し側から略半分を熱加圧接着して基片部を成し、熱加圧してない残り部を開放状態にした2片の挟片部を成した接合用Y字状補助テープを提供する。
【選択図】図9
Description
本発明は、衣服の開閉やシート等の接合部、又は、その他小物等を取付ける際に使用する接合用Y字状補助テープに関するものである。
衣服は、着脱するためにボタンや面ファスナー等を衣服に直接縫い付けるのが一般的である。 又、シートとシートとを接合するには、融着とか接着または紐で結び合う方法が採られている。更に、小物等を衣服やシートやカバン等に装着する際には、安全ピンとか両面接着テープ等を使用している。
しかし、衣服にボタンや面ファスナーを自動的に取付けるには決められた位置にしか取付けることが出来ないし、その機能も画一的であり、デザインも限られていた。
そもそも、介護を必要とする病人には、上衣の前開きや下衣の裾開きなどあらかじめ開いているだけでは不便で時には背部とか側部、腕部等をも簡単に開ける衣服があると、便利で優しい介護が可能になる。このような時、従来の衣服を従来の方法でボタンや面ファスナー等を取付けるには手間がかかり、しかも満足できるものではなかった。故に介護者には衣服の必要な部位を裁断して容易に開閉できる開閉手段が要求されていた。
そこで、発明者は既存の衣服を必要とする部位を裁断して容易に開閉可能な手段として基片部に2枚の挟片部を取付けた接合用Y字状補助テープを開発し特願2000−188486(以下先願という。)で出願し、次のような効果が生じた。
1 衣服の如何なる部位でも裁断して、容易に仕立て直すことが出来る。
2 緊急入院した場合でも、着ていた衣服をそのまま介護用衣服に仕立て直すことが出来る。
3 補助テープに色彩や図柄を施すことによって、沈みがちになる病人や子供に夢と希望を与える衣服を提供出来る。
4 生地等は、裁断面の端縫いが不要になる。
5 汚れ防止等のためのおねしょシートやバスタオル等を一時固定したい時、補助テープの挟片部を全開にして被接合部に当て、そのシーツやカバーにも補助テープを取付けて面ファスナーで留めることが可能になった。
6 衣服以外のシート等の接合にも該補助テープを使用すれば、簡単にシートとシートとの接合が可能になる。
そもそも、介護を必要とする病人には、上衣の前開きや下衣の裾開きなどあらかじめ開いているだけでは不便で時には背部とか側部、腕部等をも簡単に開ける衣服があると、便利で優しい介護が可能になる。このような時、従来の衣服を従来の方法でボタンや面ファスナー等を取付けるには手間がかかり、しかも満足できるものではなかった。故に介護者には衣服の必要な部位を裁断して容易に開閉できる開閉手段が要求されていた。
そこで、発明者は既存の衣服を必要とする部位を裁断して容易に開閉可能な手段として基片部に2枚の挟片部を取付けた接合用Y字状補助テープを開発し特願2000−188486(以下先願という。)で出願し、次のような効果が生じた。
1 衣服の如何なる部位でも裁断して、容易に仕立て直すことが出来る。
2 緊急入院した場合でも、着ていた衣服をそのまま介護用衣服に仕立て直すことが出来る。
3 補助テープに色彩や図柄を施すことによって、沈みがちになる病人や子供に夢と希望を与える衣服を提供出来る。
4 生地等は、裁断面の端縫いが不要になる。
5 汚れ防止等のためのおねしょシートやバスタオル等を一時固定したい時、補助テープの挟片部を全開にして被接合部に当て、そのシーツやカバーにも補助テープを取付けて面ファスナーで留めることが可能になった。
6 衣服以外のシート等の接合にも該補助テープを使用すれば、簡単にシートとシートとの接合が可能になる。
しかしながら、先願の接合用Y字状補助テープでは次の様な問題点、改善点を知見した。
1 先願は、基片部に2枚の挟片部を取り付けて構成したY字状テープである為、基片部は基片として、挟片部は挟片として別々に製造し、その後、これらを合体させるという複雑な製造行程であり、その他の方法で製造する思想はなかった。
2 先願は、基片部と挟片部を縫合しなければならない欠点があった。
3 衣服の開閉手段に面ファスナーを使用すると、肌に直接触れ痛みを感じるので肌着には不向きであった。
4 面ファスナー付き衣服を洗濯すると、面ファスナー部に糸屑等が付着したり劣化しやすい欠点があった。
5 先願では基片部にボタンの取付けが主体であったので、ボタン付け工程とボタンの孔明工程とか別々の工程を要し複雑であった。
6 先願のテープを切断する時、テープの左右を水平に切断するにも定規等が必要であった。
7 先願はアイロン等の熱加圧処理が出来ない場所での応急的な対応策がなかった。
8 先願は小物(おねしょシート、バスタオル等)等を装着する特別な補助テープの思想はなかった。
1 先願は、基片部に2枚の挟片部を取り付けて構成したY字状テープである為、基片部は基片として、挟片部は挟片として別々に製造し、その後、これらを合体させるという複雑な製造行程であり、その他の方法で製造する思想はなかった。
2 先願は、基片部と挟片部を縫合しなければならない欠点があった。
3 衣服の開閉手段に面ファスナーを使用すると、肌に直接触れ痛みを感じるので肌着には不向きであった。
4 面ファスナー付き衣服を洗濯すると、面ファスナー部に糸屑等が付着したり劣化しやすい欠点があった。
5 先願では基片部にボタンの取付けが主体であったので、ボタン付け工程とボタンの孔明工程とか別々の工程を要し複雑であった。
6 先願のテープを切断する時、テープの左右を水平に切断するにも定規等が必要であった。
7 先願はアイロン等の熱加圧処理が出来ない場所での応急的な対応策がなかった。
8 先願は小物(おねしょシート、バスタオル等)等を装着する特別な補助テープの思想はなかった。
そこで、上記の問題を解決するために、従来手法からは容易に推考できない手法で製造した接合用Y字状補助テープを提供する。
従来のように基片部は基片部として、挟片部は挟片部として別々の工程で製造しこれらを合体する方法ではなく、
一枚の幅廣テープ面に熱加圧接着剤を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側にして幅方向に半折りにして、該半折りにした幅の折り返し側から略半分を熱加圧接着して基片部を成し、熱加圧してない残り部を開放状態にした2片の挟片部を成した接合用Y字状補助テープを製造した。
一枚の幅廣テープ面に熱加圧接着剤を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側にして幅方向に半折りにして、該半折りにした幅の折り返し側から略半分を熱加圧接着して基片部を成し、熱加圧してない残り部を開放状態にした2片の挟片部を成した接合用Y字状補助テープを製造した。
更に、上記のテープの基片部には樹脂や金属製の凹凸のスナップボタンを装着した。
また、基片部を挟片部より厚くしたり基片部や挟片部に罫線等を施した。
更に、スナップボタンの座金が直接肌に触れないように、綿等の保護シート等を基片部に装着(貼着)した。
更に、熱加圧接着の出来ない場所や、応急時でも使用できるように挟片部に粘着剤を塗布し剥離紙で保護した接合用Y字状補助テープをも提供する。
また、基片部を挟片部より厚くしたり基片部や挟片部に罫線等を施した。
更に、スナップボタンの座金が直接肌に触れないように、綿等の保護シート等を基片部に装着(貼着)した。
更に、熱加圧接着の出来ない場所や、応急時でも使用できるように挟片部に粘着剤を塗布し剥離紙で保護した接合用Y字状補助テープをも提供する。
本願でいうスナップボタンとリングシナップボタンについて、次のように定義する。
先ず、スナップボタンとは、留め金具の一種で、スプリング力を利用して凹凸を押し合わせる一対の小さい留め具の全てを言います。
その構造は一例としてモリト株式会社の代表的な製品を図11に示し説明する。
本願で言う、凸型のスナップボタン(7)とは、凸部を有するゲンゴ(71)と該ゲンゴを生地に留める爪を有するホソ(72)とで構成され、凹型のスナップボタン(8)とは、凹部を有するバネ(81)と該ホソを生地に留める爪を有する頭(82)とで構成されています。従って、このゲンゴの凸部がバネの凹に嵌合して留める構造になっている。
しかし、ホソ、頭には、図示のように、表面が面体になっている物と、リング状になっている物とがあります。
そこで、本願で言うスナップボタンとは、面体の物とリング状の物とを含む全てのスナップボタンを言い、例えば、モリト株式会社の製品名ドットボタンもスナックボタンの範囲に入いる。 リングスナップボタンとはホソ、頭に相当する部品がリング状になっている物のみを言う。従った、リングスナップボタンはスナップボタンの下位概念に相当する。又、本願で言う座金とはホソと頭に相当する。
尚、上述の、ゲンゴ、ホソ、バネ、頭は一般的な技術用語でないかも知れないが、他社製品でも機能、目的が同一であれば本願で言う技術範囲の部品である。
先ず、スナップボタンとは、留め金具の一種で、スプリング力を利用して凹凸を押し合わせる一対の小さい留め具の全てを言います。
その構造は一例としてモリト株式会社の代表的な製品を図11に示し説明する。
本願で言う、凸型のスナップボタン(7)とは、凸部を有するゲンゴ(71)と該ゲンゴを生地に留める爪を有するホソ(72)とで構成され、凹型のスナップボタン(8)とは、凹部を有するバネ(81)と該ホソを生地に留める爪を有する頭(82)とで構成されています。従って、このゲンゴの凸部がバネの凹に嵌合して留める構造になっている。
しかし、ホソ、頭には、図示のように、表面が面体になっている物と、リング状になっている物とがあります。
そこで、本願で言うスナップボタンとは、面体の物とリング状の物とを含む全てのスナップボタンを言い、例えば、モリト株式会社の製品名ドットボタンもスナックボタンの範囲に入いる。 リングスナップボタンとはホソ、頭に相当する部品がリング状になっている物のみを言う。従った、リングスナップボタンはスナップボタンの下位概念に相当する。又、本願で言う座金とはホソと頭に相当する。
尚、上述の、ゲンゴ、ホソ、バネ、頭は一般的な技術用語でないかも知れないが、他社製品でも機能、目的が同一であれば本願で言う技術範囲の部品である。
本発明接合用Y字状補助テープの使用方法は、治療等に必要な箇所を裁断しその裁断面の生地等の被接合物を、先ず、接着力が高まるように各々水でぬらし軽く絞る。次に接合用Y字状補助テープの挟片部に左右のかけ合わせに留意しながら前記被接合物を挿入し、該挟片部をアイロン等で加圧接着させる。従って、あらかじめスナップボタンが装着してある場合は、針、糸はもちろんミシン等の裁縫手段を要せず始末することができる。
本発明の効果は、先願(特願2000−188486)に記載した効果以外に次のような特有の効果がある。
1 本願の接合用Y字状補助テープは製造方法が簡単で、しかも、綺麗に仕上がる。
2 基片部と挟片部の縫合が不要になる。
3 基片部に凹凸のスナップボタンを取付けることによって、面ファスナーの痛みや洗濯屑の付着がなく、ボタン付けやボタンの孔明け工程がなくなり、しかも容易に製造が可能になる。
4 請求項2又6記載接合用Y字状補助テープのように基片部の厚みを厚くすることで、基片部と挟片部に挿入した生地等の被接合物の厚みとの調和がとれ違和感がなくなる。又、基片部や挟片部が綺麗に仕上がる。
5 請求項5から10記載の接合用Y字状補助テープは熱加熱が不可能な応急用の際に非常に便利である。
6 請求項4、8,12記載接合用Y字状補助テープのように、凹型と凸型のリングスナップボタンを交互に等間隔に連続して装着すれば、凹用のテープ、凸用のテープを2本製造することもなく、又、使用者は該1本のテープのみを購入すれば全て処理が可能であるので、非常に便利である。
7 請求項9記載接合用Y字状補助テープのように、基片部や挟片部に罫線等を施すことによって、左右のテープの水平の切断が容易になり、更にデザイン的にも従来のテープよりも鮮やかで、沈みがちな病人に夢と希望を与える衣服になる。
8 介護用衣服だけでなく、寒暖時の衣服の調節にも容易に対応出来る。
その理由は、例えば、衣服の裏側に接合用Y字状補助テープの挟片部を全開にして装着し、一方の該テープの挟片部に防寒用シートを装着すれば、簡単に通常の衣服が防寒用衣服に改造できる。ファスナー等で裏地が着脱自由になっているものもあるが、洗濯等で劣化しやすく、付け替えが容易でないが、該テープは劣化しても容易に付け替えができ、又臨機応変に防寒用シートを裏地風に取り付けることが出来る。
又、ノースリーブでタートルネックの衣服を重ね着し、暑くなって脱ぎたい時等、両脇に該テープを施すことによって両脇の開閉が容易になるので、簡単に取り去ることが出来る。
9 請求項10記載接合用Y字状補助テープのように、スナップボタンの座金ホゾ(72)、頭部(82)が直接肌に触れないように、綿等の保護シート等を基片部に装着することで、肌に当たる違和感を減少出来る。
10 請求項11、12記載の接合用Y字状補助テープは、小物等の装着に便利で、スナップを1個ずつ切断して使用するのでテープを無駄なく有効に使用できる特有の利点がある。又、安全ピン等よりも綺麗に仕上がりより安全である。
1 本願の接合用Y字状補助テープは製造方法が簡単で、しかも、綺麗に仕上がる。
2 基片部と挟片部の縫合が不要になる。
3 基片部に凹凸のスナップボタンを取付けることによって、面ファスナーの痛みや洗濯屑の付着がなく、ボタン付けやボタンの孔明け工程がなくなり、しかも容易に製造が可能になる。
4 請求項2又6記載接合用Y字状補助テープのように基片部の厚みを厚くすることで、基片部と挟片部に挿入した生地等の被接合物の厚みとの調和がとれ違和感がなくなる。又、基片部や挟片部が綺麗に仕上がる。
5 請求項5から10記載の接合用Y字状補助テープは熱加熱が不可能な応急用の際に非常に便利である。
6 請求項4、8,12記載接合用Y字状補助テープのように、凹型と凸型のリングスナップボタンを交互に等間隔に連続して装着すれば、凹用のテープ、凸用のテープを2本製造することもなく、又、使用者は該1本のテープのみを購入すれば全て処理が可能であるので、非常に便利である。
7 請求項9記載接合用Y字状補助テープのように、基片部や挟片部に罫線等を施すことによって、左右のテープの水平の切断が容易になり、更にデザイン的にも従来のテープよりも鮮やかで、沈みがちな病人に夢と希望を与える衣服になる。
8 介護用衣服だけでなく、寒暖時の衣服の調節にも容易に対応出来る。
その理由は、例えば、衣服の裏側に接合用Y字状補助テープの挟片部を全開にして装着し、一方の該テープの挟片部に防寒用シートを装着すれば、簡単に通常の衣服が防寒用衣服に改造できる。ファスナー等で裏地が着脱自由になっているものもあるが、洗濯等で劣化しやすく、付け替えが容易でないが、該テープは劣化しても容易に付け替えができ、又臨機応変に防寒用シートを裏地風に取り付けることが出来る。
又、ノースリーブでタートルネックの衣服を重ね着し、暑くなって脱ぎたい時等、両脇に該テープを施すことによって両脇の開閉が容易になるので、簡単に取り去ることが出来る。
9 請求項10記載接合用Y字状補助テープのように、スナップボタンの座金ホゾ(72)、頭部(82)が直接肌に触れないように、綿等の保護シート等を基片部に装着することで、肌に当たる違和感を減少出来る。
10 請求項11、12記載の接合用Y字状補助テープは、小物等の装着に便利で、スナップを1個ずつ切断して使用するのでテープを無駄なく有効に使用できる特有の利点がある。又、安全ピン等よりも綺麗に仕上がりより安全である。
請求項1記載発明の実施例1を図1に示す。
幅廣の綿テープ(2)の一面に熱加圧接着剤(3)を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側に半折りする。その後、折り返した折り側の略半分をアイロンで熱加圧接着して基片部(4)を成し、熱加圧されず開放状態にした2片を挟片部(5)とした接合用Y字状補助テープ(1)を形成した。
このように形成された長尺のテープを巻物にし、使用するときは必要な長さだけ切断し被接合部に取付ける。
該基片部にスナップボタン以外のボタンやフックまたは面ファスナー等を開閉手段に講じてもよい。
幅廣の綿テープ(2)の一面に熱加圧接着剤(3)を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側に半折りする。その後、折り返した折り側の略半分をアイロンで熱加圧接着して基片部(4)を成し、熱加圧されず開放状態にした2片を挟片部(5)とした接合用Y字状補助テープ(1)を形成した。
このように形成された長尺のテープを巻物にし、使用するときは必要な長さだけ切断し被接合部に取付ける。
該基片部にスナップボタン以外のボタンやフックまたは面ファスナー等を開閉手段に講じてもよい。
請求項2記載発明の実施例2を図2に示す。
上図はセンター部(6)と挟片部(5)以外の部位を図のように厚み織りした廣幅の綿テープ(21)の一面に熱加圧接着剤(3)を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側に半折りする。その後、折り返し側の略半分をアイロンで熱加圧接着して基片部(4)を成し、熱加圧されず開放状態にした2片を挟片部(5)とした接合用Y字状補助テープ(1)を下図に示す。
本発明のように基片部を厚くする理由は、センター部(6)までも均一に厚くすると、廣幅テープを半折りにした時、時に折り部の先端が幾分膨らんだり、又、挟片部も厚くすると挟片部には被接合物が挿入されるので挿入物の厚みに挟片部の厚み2枚分がプラスされ基片部より厚くなるので、これらが段差になって肌に違和感を生じたり、外観も綺麗に仕上がらないからである。
又、図4に示すように、基片部の厚みをスナップボタンのホソ(72)や頭(82)より厚くすれば、該ホソや頭が基片部に食い込み、該部品が基片部の表面より突出せず肌に優しく当たるので介護用衣服には適している。
尚、本実施例は基片部に一部位を厚み織りしたテープを使用したが、これ以外に、通常の平織りのテープを基片部に別途貼着して厚みを持たせてもよい。
前述のように座金(ホソ、頭)を基片部に食い込ませるので、基片部の素材は柔軟で弾力性があるものが適している。特にニット製品には最適である。
このように形成されたテープ(1)は前記のように基片部にスナップボタン以外のボタンやフック又は面ファスナー等の開閉手段を講じてもよい。
上図はセンター部(6)と挟片部(5)以外の部位を図のように厚み織りした廣幅の綿テープ(21)の一面に熱加圧接着剤(3)を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側に半折りする。その後、折り返し側の略半分をアイロンで熱加圧接着して基片部(4)を成し、熱加圧されず開放状態にした2片を挟片部(5)とした接合用Y字状補助テープ(1)を下図に示す。
本発明のように基片部を厚くする理由は、センター部(6)までも均一に厚くすると、廣幅テープを半折りにした時、時に折り部の先端が幾分膨らんだり、又、挟片部も厚くすると挟片部には被接合物が挿入されるので挿入物の厚みに挟片部の厚み2枚分がプラスされ基片部より厚くなるので、これらが段差になって肌に違和感を生じたり、外観も綺麗に仕上がらないからである。
又、図4に示すように、基片部の厚みをスナップボタンのホソ(72)や頭(82)より厚くすれば、該ホソや頭が基片部に食い込み、該部品が基片部の表面より突出せず肌に優しく当たるので介護用衣服には適している。
尚、本実施例は基片部に一部位を厚み織りしたテープを使用したが、これ以外に、通常の平織りのテープを基片部に別途貼着して厚みを持たせてもよい。
前述のように座金(ホソ、頭)を基片部に食い込ませるので、基片部の素材は柔軟で弾力性があるものが適している。特にニット製品には最適である。
このように形成されたテープ(1)は前記のように基片部にスナップボタン以外のボタンやフック又は面ファスナー等の開閉手段を講じてもよい。
請求項3記載発明の実施例3を図3に示す。
請求項1記載の発明で成形した接合用Y字状補助テープ(1)の基片部(4)に等間隔に凸型のスナップボタン(7)を取付けたテープと、前記凸と嵌合する凹型のスナップボタン(8)を取付けたテープとである。 使用するときには、被接合部の適度な長さだけ両テープをそれぞれ切断して被接合部に装着すればよい。
尚、本図の端面断面図ではホソ(72)、頭(82)に相当する部品が基片面より突出している。
請求項1記載の発明で成形した接合用Y字状補助テープ(1)の基片部(4)に等間隔に凸型のスナップボタン(7)を取付けたテープと、前記凸と嵌合する凹型のスナップボタン(8)を取付けたテープとである。 使用するときには、被接合部の適度な長さだけ両テープをそれぞれ切断して被接合部に装着すればよい。
尚、本図の端面断面図ではホソ(72)、頭(82)に相当する部品が基片面より突出している。
請求項4記載発明の実施例4を図4に示す。
請求項2記載の発明で成形した接合用Y字状補助テープ(1)の基片部(4)に等間隔で凹凸型のリングスナップボタン(7)(8)を交互に取付けたテープを形成する。
使用するときには、まず被接合部の適度な長さだけテープを2本切断し、被接合部に装着する際には、どちらか一方を裏返し更に向きを変えて互いにリングスナップボタンが嵌合するように装着すればよい。 本図の端面断面図のように頭(82)は基片に食い込まれている。
本発明の利点は一本の接合用Y字状補助テープだけで成形すればよい。 請求項3のテープは凸用と凹用との2本を成形しなければならない欠点がある。
請求項2記載の発明で成形した接合用Y字状補助テープ(1)の基片部(4)に等間隔で凹凸型のリングスナップボタン(7)(8)を交互に取付けたテープを形成する。
使用するときには、まず被接合部の適度な長さだけテープを2本切断し、被接合部に装着する際には、どちらか一方を裏返し更に向きを変えて互いにリングスナップボタンが嵌合するように装着すればよい。 本図の端面断面図のように頭(82)は基片に食い込まれている。
本発明の利点は一本の接合用Y字状補助テープだけで成形すればよい。 請求項3のテープは凸用と凹用との2本を成形しなければならない欠点がある。
請求項8記載発明の実施例5を図5に示す。
請求項8記載発明は、緊急用、応急用又は外出等時に、熱加圧接着が出来ない場合に使用する接合用Y字状補助テープ(1)である。前述の発明との相違点は開放状態にした2片の挟片部の内面に粘着剤(15)を塗布し剥離紙(9)で保護するところである。
基片部には互いに嵌合する凹型(7)と凸型(8)のリングスナップボタンを交互に等間隔に連続して装着して成る接合用Y字状補助テープ(1)である。
請求項8記載発明は、緊急用、応急用又は外出等時に、熱加圧接着が出来ない場合に使用する接合用Y字状補助テープ(1)である。前述の発明との相違点は開放状態にした2片の挟片部の内面に粘着剤(15)を塗布し剥離紙(9)で保護するところである。
基片部には互いに嵌合する凹型(7)と凸型(8)のリングスナップボタンを交互に等間隔に連続して装着して成る接合用Y字状補助テープ(1)である。
請求項9記載発明の実施例6を図6に示す。
基片部や挟片部に罫線等(10)を施すことによって、左右のテープの水平切断をに容易にした実施例である。
基片部や挟片部に罫線等(10)を施すことによって、左右のテープの水平切断をに容易にした実施例である。
請求項10記載発明の実施例7を図7に示す。
本発明はスナップボタン等の座金(ホソ、頭)が直接肌に触れないように、基片部に保護シート(11)としての綿テープを図のように貼り付けた実施例である。
本発明はスナップボタン等の座金(ホソ、頭)が直接肌に触れないように、基片部に保護シート(11)としての綿テープを図のように貼り付けた実施例である。
請求項12記載発明の実施例8を図8に示す。
本発明は小物を装着する際に使用する接合用Y字状補助テープであって、テープの構成は同じであるが、相違点は使用用途が小物装着用であって、一個一個のスナップボタンの隔を極めて狭くしたものである。 従って、一個一個のスナップボタンを切断して図10のように小物を装着する。勿論、衣服用に使用してもよい。
本発明は小物を装着する際に使用する接合用Y字状補助テープであって、テープの構成は同じであるが、相違点は使用用途が小物装着用であって、一個一個のスナップボタンの隔を極めて狭くしたものである。 従って、一個一個のスナップボタンを切断して図10のように小物を装着する。勿論、衣服用に使用してもよい。
衣服(12)の前開き部に請求項3記載の接合用Y字状補助テープを、肩腕部に請求項4記載の接合用Y字状補助テープを使用した実施例を図9に示す。
シーツ(13)等に請求項11記載の接合用Y字状補助テープをバスタオル(14)に使用した実施例を図10に示す。
1 接合用Y字状補助テープ
2 廣幅の綿テープ
21 基片部を厚くした廣幅の綿テープ
3 熱加圧接着剤
4 基片部
5 挟片部
6 幅廣の綿テープのセンター部
7 凸型のスナップボタン
71 ゲンゴ
72 ホソ
8 凹型のスナップボタン
81 バネ
82 頭
9 剥離紙
10 罫線
11 保護シート
12 衣服
13 シーツ
14 バスタオルやおねしょシート
15 粘着剤
2 廣幅の綿テープ
21 基片部を厚くした廣幅の綿テープ
3 熱加圧接着剤
4 基片部
5 挟片部
6 幅廣の綿テープのセンター部
7 凸型のスナップボタン
71 ゲンゴ
72 ホソ
8 凹型のスナップボタン
81 バネ
82 頭
9 剥離紙
10 罫線
11 保護シート
12 衣服
13 シーツ
14 バスタオルやおねしょシート
15 粘着剤
Claims (12)
- 幅廣テープの一面に熱加圧接着剤を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側にして幅方向に半折りにして、該半折りにした幅の折り返し側から略半分を熱加圧接着して基片部を成し、熱加圧してない残り部を開放状態にした2片の挟片部を成した接合用Y字状補助テープ。
- 幅廣テープの一面に熱加圧接着剤を塗布し、該熱加圧接着剤塗布面を内側にして幅方向に半折りにして、該半折りにした幅の折り返し側から略半分を熱加圧接着して基片部を成し、熱加圧してない残り部を開放状態にした2片の挟片部を成した接合用Y字状補助テープにおいて、前記基片部の厚みが挟片部2枚の厚みより厚くしたことを特徴とした接合用Y字状補助テープ。
- 請求項1又は2記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部に凹型スナップボタンのみを等間隔に連続して装着したテープと、前記凹型スナップボタンに嵌合する凸型スナップボタンのみを等間隔に連続して装着したテープとで成る接合用Y字状補助テープ。
- 請求項1又は2記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部に互いに嵌合する凹型と凸型のリングスナップボタンを交互に等間隔に連続して装着したテープで成る接合用Y字状補助テープ。
- 緊急用、応急用又は外出時等、熱加圧接着が出来ない場合に使用する接合用Y字状補助テープであって、幅廣テープを幅方向に半折りして折り返し側の略半分を接着して基片部を成し、接着していない残り部を開放状態にした2片で挟片部を成し、該2片の挟片部の内面に粘着剤を塗布し剥離紙で保護したことを特徴とした接合用Y字状補助テープ。
- 請求項5記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部の厚みが挟片部2枚の厚みより厚くしたことを特徴とした接合用Y字状補助テープ。
- 請求項5又は6記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部に凹型のスナップボタンのみを等間隔に連続して装着したテープと、前記凹型スナップボタンに嵌合する凸型スナップボタンのみを等間隔に連続した装着したテープとで成る接合用Y字状補助テープ。
- 請求項5又は6記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部に互いに嵌合する凹型と凸型のリングスナップボタンを交互に等間隔に連続して装着して成る接合用Y字状補助テープ。
- 請求項1から8記載のいずれか1項記載の接合用Y字状補助テープにおいて、左右の長さを揃えての切断が容易なように、テープ全体に連続した罫線や織柄、図柄が施されていることを特徴とした接合用Y字状補助テープ。
- 請求項1から9記載のいずれか1項記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部に取付けたスナップボタンの座金が直接肌にふれないように保護シートを装着することを特徴とした接合用Y字状補助テープ。
- 被接合物に小物を装着する装着手段として使用するものであって請求項1、2又は5、6記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部に凹型のスナップボタンのみを該スナップボタンの大きさ程度の間隔で連続して装着したテープと、前記凹型のスナップボタンに嵌合する凸型のスナップボタンのみを該スナップボタンの大きさ程度の間隔で連続して装着したことを特徴とした接合用Y字状補助テープ。
- 被接合物に小物を装着する装着手段として使用するものであって、請求項1,2又は5、6記載の接合用Y字状補助テープにおいて、基片部に互いに嵌合する凹型と凸型のリングスナップボタンを交互に該スナップボタンの大きさ程度の間隔で連続して装着したことを特徴とした接合用Y字状補助テープ。
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- 2008-11-09 JP JP2008310247A patent/JP2010111984A/ja active Pending
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