JP3104261U - 雌雄係止具付きテープ - Google Patents

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章平 宇高
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Abstract

【課題】加熱圧着で簡単に取付けることができる。テープの全長に亘って極めて薄い厚さとなり、且つ縫着糸が外面に表れないすっきりとした外観優美な雌雄係止具付きテープを提供する。
【解決手段】ブラジャーなどのバック布に取付けられる雌係止具付きテープ1と雄係止具付きテープ11であって、加熱圧着によりバック布9,19に貼り付ける。
【選択図】図5

Description

本考案は、バック布を有する衣類、例えばブラジャー、ブラスリップ、ボディスーツ、水着などのバック布に貼り付けられる雌雄係止具付きテープに関するものである。
従来、ブラジャー、ブラスリップ、ボディスーツ、水着などには、通常、着脱のために前部の左右カップ布と連設して側脇部から背面部にかけて延びるバック布の一端部に雌係止具付きテープを、他端部に雄係止具付きテープが縫着されており、雄係止具のフックと雌係止具のアイの係脱によって着脱している。
この雌係止具付きテープ21は、図6〜図7に示すように、基布テープ22は芯地23をくるむようにし、基布テープ22の表面には、長さ方向に押え布24と雌係止具25が上段、中段、下段に取付けてあり、上段の押え布24aはテープ表面22に縫着され、中段の押え布24bは上段の押え布24aに縫着され、下段の押え布24cは中段の押え布24bに縫着されており、テープの厚みは下段になるほど厚くなる雌係止具付テープが知られている。(例えば、特許文献1)
特開2002−28009号公報
一方、前記のように構成された雌係止具付きテープ21と係止する雄係止具付付きテープ31は、図8〜図9に示すように、基布テープ32は芯地33をくるむようにし、一端部にフック部を有する雄係止具34を被覆してある。
しかしながら、上記の雌係止具付きテープは、複数の生地を重合して分厚くなっていることから、ブラジャーなどのバック布に縫着するのが難しく、熟練を要するばかりでなく、折り目付け加工など縫着しやすくするための準備を必要とし、縫製作業に手間がかかり面倒であった。また、複数の生地を所定の寸法に裁断する時にロスが多く発生して不経済であった。さらに、テープ自体にゴツゴツ感があって肌当たりが悪く、圧迫感や違和感があると共に、比較的薄いアウターウエアーを着用すると、外部からその部分の盛り上がりが見えて不体裁になる問題点があった。
本考案は、上記のような問題点を解決することを課題として研究開発されたもので、加熱圧着で簡単に取付けることができ、テープの全長に亘って極めて薄い厚さとなり、且つ縫着糸が外面に表れないすっきりとした外観優美な雌雄係止具付きテープを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案は、ブラジャーなどのバック布に取付けられる雌係止具付きテープと雄係止具付きテープであって、加熱圧着によりバック布に貼り付けるように構成してなる雌雄係止具付きテープを開発し、採用した。
また、上記の雌雄係止具付きテープにおいて、雌雄係止具付きテープは、表面布、接着シート、雌係止具を縫着した内面布、雄係止具を縫着した内面布、接着シ−ト、剥離紙からなる雌雄係止具付きテープ、および雌雄係止具付きテープの厚みは0.5mmである雌雄係止具付きテープを開発し、採用した。
本考案の雌雄係止具付きテープは、加熱圧着の貼り付けタイプであるから、アイロンなどでプレスすることにより簡単に取付けることができる。雌係止具付きテープは0.5mmと全長に亘ってかなり薄く仕上げられているが充分な強度性はあり、バック布に取付けても段差が僅かに生じるだけで衣類の表面に凹凸が現れなく、薄いアウターウエアーを着用してもその部分の盛り上がりが少なく目立たないと共に、着用した時に肌あたりが良く圧迫感や違和感がなくなる。さらに、外面に縫着糸が露出しないのですっきりとした外観優美なものとなる。
以下に、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明すれば、本考案に係る雌雄係止具付きテープ1,11は、大別すると表面布2,12と、雌係止具3,雄係止具13を縫着した内面布5,15と、その内面布5,15の上下から挟着する接着シート7,7、17,17と、離型紙8,18とで構成されている。
雌係止具付きテープ1の表面布2は、所定幅に形成された衣類生地よりかなり薄い不織布を用いるが、薄編地、薄織地でも可能であり、長さ方向の上段、中段、下段の3箇所の左右に2個の切目4を刻設してある。その切目4から雌係止具 3のアイ部3aが突出するようになっている。
内面布5は、表面布2より一回り小さい大きさに形成されており、この内面布5もかなり薄い生地で構成されている。そして、その内面布5の表面に雌係止具3を縫着糸6で左右2個、上段、中段、下段の3箇所に取付けてある。
接着シート7は、表面布2と同一大きさの熱可塑性の透明プラスチックフイルムで、表面布2と内面布5との間および内面布5と離型紙8との間に介在され、加熱することにより融着される。
一方、雄係止具付きテープ11は、雌係止具付きテープ1と同様に、衣類生地よりかなり薄い不織布からなる表面布12と、その表面布12より一回り小さいかなり薄い生地の内面布15に雄係止具13が縫着糸16で左右2個取付けられいて、長さ方向の左右に2個の切目14を刻設してある。その切目14から雄係止具13のフック部13aが突出するようになっている。そして、接着シート17,17を表面布12と内面布15との間および内面布15と離型紙18との間に介在し加熱することにより融着される。
このように構成した雌雄係止具付きテープの使用状態を作用、効果と共に説明すると、ブラジャー、ブラスリップ、ボディスーツ、水着などのバック布9,19を有する衣類に取付けて用いる。すなわち、一方のバック布9の端部に雌係止具付きテープ1の剥離紙8を、他方のバック布19の端部に雄係止具付きテープ11の剥離紙18を剥がして置き、アイロンなどで上面から押圧することにより、内面の接着シート7,7、17,17が融着し、バック布9,19に一体的に貼り付けることができる。加熱圧着による貼り合わせであるから、簡単に貼り付けることができると共に、貼着した後はバック布9,19からはずれたりすることがない充分な強度性を持つ。また、貼り付けられたフックアイテープは、バック布9,19において生じる段差が僅かであり、凹凸部が生じることがなく、全体体的に薄く仕上がってブラジャーのバック布9,19に取付けて着用した時に圧迫感や違和感を生じることがない。
なお、前記実施の形態においては、雌係止具3を左右に2個取付けると共に、長さ方向に3段設けた場合について説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、1段の場合や2段の場合もあり、発明の目的を達成でき、かつ発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更が可能であることは当然のことである。
本考案は、ブラジャー、ブラスリップ、ボディスーツ、水着だけに限らず、インナーウエア、アウターウエアーなどのバック布を有する衣類等に取付けられるフックアイテープにも利用できる。
雌係止具付きテープの正面図である。 雌係止具付きテープの分解図である。 雄係止具付きテープの背面図である。 雄係止具付きテープの分解図である。 バック布に取付けた状態の正面図である。 従来のアイテープの正面図である。 図6のA−A線拡大断面図である。 従来のフックテープの正面図である。 図8のB−B線拡大断面図である。
符号の説明
1 雌係止具付きテープ
2,12 表面布
3 雌係止具
5,15 内面布
7,17 接着シート
8,18 離型紙
9,19 バック布
11 雄係止具付きテープ
13 雄係止具

Claims (3)

  1. ブラジャーなどのバック布に取付けられる雌係止具付きテープと雄係止具付きテープであって、加熱圧着によりバック布に貼り付けるように構成してなる雌雄係止具付きテープ。
  2. 雌雄係止具付きテープは、表面布、接着シート、雌係止具を縫着した内面布、雄係止具を縫着した内面布、接着シ−ト、剥離紙からなる請求項1に記載の雌雄係止具付きテープ。
  3. 雌雄係止具付きテープの厚みは0.5mmである請求項1または2記載の雌雄係止具付きテープ。






















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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101527515B1 (ko) * 2015-02-03 2015-06-10 이혜진 의류용 체결 부자재의 제조방법

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