JP3160812U - 衣料 - Google Patents

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Abstract

【課題】縫着部を可能な限り減らし、製造が容易であって、製造コストの低減化が可能であることは勿論のこと、縁部の厚みをより薄くすることができて着用感や外観を向上させることが可能な衣料を提供する。【解決手段】少なくとも縁部の全領域又は一部が、伸縮性を有する表地8と伸縮性を有する裏地9とからなる二重構造とされた衣料であって、表地8の端縁部81が裏側に折り返されて該端縁部81の縁82が裏地9の縁92と突き合わされるとともにこの突き合わされた部分に伸縮性を有する接着テープ10が表地8及び裏地9の裏側から当てがわれ、この接着テープ10により表地8と裏地9とが互いの縁82,92同士が突き合わされた状態で接合された衣料。【選択図】図2

Description

本考案は、ブラジャー、ボディスーツ、ガードル、ショーツ等といった女性用下着や、ブリーフといった男性用下着、或いは水着やアウター等の衣料に関する。
この種の衣料のなかで、例えばブラジャーについて見ると、ブラジャーは左右のカップ部とこれらカップ部の各端部に接続される一対のサイドパネルとを基本構成要素とし、これに左右のカップ部間に設けられるフロントパネルや、カップ部とサイドパネル間に架け渡される一対のストラップ、またカップ部の周縁に設けられるワイヤー、さらにはサイドパネルの先端に設けられる係止具、或いは両カップ部間に設けられるフロントホックといった各種要素が必要に応じて付加されている。
このようなブラジャーのサイドパネルの多くは、パワーネット等の伸縮性編地を伸長方向に長い例えば台形に裁断し、これを横長に用いてパネル本体とし、その上辺及び下辺に沿って細幅の伸縮性リボンを縫い付けて作られていた(例えば、特許文献1参照)。このようなブラジャーにあっては、サイドパネルの上下両縁部に縫製による縁始末が必要となるため、縫製工程が増加するとともに、サイドパネルの上下両縁部が分厚くなることからこれらの部分とパワーネット製のサイドパネル本体部との間に段差が生じ、その結果ブラジャーの着用時にサイドパネルの上下両縁部がその張力によって肌に食い込み、所謂ブラ跡が残るうえ、不快な圧迫感を与えるだけでなく汗が溜まり易くなり、更には上着が薄手の場合やフィットするタイプのものであると上着の上から透けて見える等の問題があった。
そこで従来、縫着部を可能な限り減らし、製造が容易であって、製造コストの低減化が可能であるとともに、縁部の厚みを薄くすることができて着用感や外観を向上させることが可能な衣料が種々提案されている。
例えば、特許文献2には、サイドパネルを構成する布片の裏面側に裏当て部材を設けて二重に構成し、この二重に構成されたサイドパネルの布片及び裏当て部材の少なくとも下方のエッジ部の両外面に、このエッジ部を挟んだ状態で二つに折り返された帯状のテープ部材を接着するとともに、サイドパネルの布片及び裏当て部材の少なくとも下方のエッジ部の両内面同士の、帯状のテープ部材が接着される部分を、予め互いに接着又は縫着し、且つ裏当て部材の上端のエッジ部を布片に縫着するとともに、裏当て部材の側縁を布片に縫着せずに、パッド部材を挿入可能としたブラジャーが提案されている。
また、特許文献3には、サイドパネルに伸縮性を有する表生地及び伸縮性を有する裏生地を使用し、これらの生地に熱溶融樹脂を介在させ熱接着手段により貼り合わせて構成したブラジャーが提案されている。
さらに、特許文献4〜7には、サイドパネルを二重構造とし、表地と裏地とを上部縁及び下部縁の両方において接着層によって接合したり、或いはサイドパネルを単層構造として上部縁及び下部縁を裏側に折り返すとともにこの折り返した部分を接着テープで固定したりしたブラジャーが提案されている。
特開2003−278006号公報 特許第4374169号公報 特開2004−11056号公報 特開2008−274526号公報 特開2008−274527号公報 特開2008−274529号公報 特開2008−274530号公報
しかし、上記の特許文献2〜7のいずれのものにあっても、サイドパネルの上縁部及び下縁部において表地と裏地とが重なり合いの多い状態で接着テープにより重合接着されているため、縁部の厚みがまだ満足のいくほど薄くなってはいない。このため、着用感や外観の向上にまだ改良の余地が残されていると云える。
本考案はそのような情況に鑑み創案されたものであり、縫着部を可能な限り減らし、製造が容易であって、製造コストの低減化が可能であることは勿論のこと、縁部の厚みをより薄くすることができて着用感や外観を向上させることが可能な衣料を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、本考案に係る衣料は、少なくとも縁部の全領域又は一部が、伸縮性を有する表地と伸縮性を有する裏地とからなる二重構造とされた衣料であって、表地の端縁部が裏側に折り返されて該端縁部の縁が裏地の縁と突き合わされるとともにこの突き合わされた部分に伸縮性を有する接着テープが表地及び裏地の裏側から当てがわれ、この接着テープにより表地と裏地とが互いの縁同士が突き合わされた状態で接合されたものである。
本考案はこのような特定事項により、衣料の縁部には、表地の折り返し部分が存するだけであり、また裏側に折り返された表地の端縁部と裏地とが衣料の裏側において同一平面上で連なることとなるため、縁部の厚みが上記従来の衣料に比べてより薄くなるとともに、肌には表地の折り返された端縁部と裏地とが一様に触れることになるので、着用感に優れる。
また、表地と裏地とを接合する接着テープは表地と裏地との間に隠れることになるため、外観を損ねる虞がない。
しかも、表地と裏地とは接着テープで接合されるため、縫着部がなくなり、その分製造が容易となり、製造コストの低減化が可能となる。
本考案は、例えばブラジャーのサイドパネル、ガードルの裾部など、縁部に伸縮部分を有する各種の衣料に適用することが可能である。
本考案によれば、縫着部を可能な限り減らし、製造が容易であって、製造コストの低減化が可能であることは勿論のこと、縁部の厚みをより薄くすることができて着用感や外観を向上させることができる。
本考案に係る衣料の一実施形態として示すブラジャーであって、裏面側から見た正面図である。 図1に示すブラジャーのサイドパネルの一方を裏面側から見た正面図である。 図2に示すIII−III線に沿う断面を模式的に示す模式断面図である。 図1に示すブラジャーのサイドパネルの組立途中を模式的に示す断面図である。 図4に示す工程の次工程を模式的に示す断面図である。
以下、本考案の一実施例について、本考案をブラジャーに適用した場合を例に採り、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係るブラジャーを裏面側から見た正面図、図2はブラジャーのサイドパネルの一方を裏面側から見た正面図、図3は図2に示すIII−III線に沿う断面を模式的に示す模式断面図である。
このブラジャー1は、左右のカップ部2L,2Rと、これらカップ部2L,2Rの各端部に接続された一対のサイドパネル3L,3Rと、左右のカップ部2L,2R間に設けられたフロントパネル4と、各カップ部2L,2Rと各サイドパネル3L,3R間に架け渡された一対のストラップ5L,5Rとを備えている。各カップ部2L,2Rには、その周縁(下縁)にワイヤー6L,6Rがそれぞれ設けられている。また、一方のサイドパネル3Lの左端部3L1には、係止具を構成するフック7がブラジャー1の裏面側に向けて設けられ、他方のサイドパネル3Rの右端部3R2には、そのフック7が係止されるリング(図1には表れない)がブラジャー1の表面側に向けて設けられている。なお、図中の符号12は、リングが取り付けられた止着片を示す。
このようになるブラジャー1のサイドパネル3L,3Rは、伸縮性を有する表地8と、伸縮性を有する裏地9と、伸縮性を有する2本の接着テープ10とから構成されており、これらのパーツ8,9,10から図2に示すような一つの部品として製作されている。なお、図2に示すサイドパネルは図1において左側に位置するサイドパネル3Lであり、右側に位置するサイドパネル3Rの形状は、図2に示すサイドパネル3Lと左右対称となっている。
両サイドパネル3L,3Rは上記したように左右対称であるので、以下、左側のサイドパネル3Lについて説明する。
このサイドパネル3Lは、伸縮性を有する表地8と、伸縮性を有する裏地9とからなる二重構造であって、左右両端部3L1,3L2がともに解放されており、全体として筒状となっている。左端部3L1は、前記係止具のフック7が取り付けられた止着片11に対応する形状に裁断される一方、右端部3L2は、前記カップ部2Lの周縁形状に沿うように円弧状に裁断されている。
表地8と裏地9とは図3に示すように接合されている。すなわち、表地8の端縁部81,81が裏側(ブラジャー1の裏側、すなわち着用者の肌に触れる側)に折り返されて該端縁部81の縁82が裏地9の縁92と突き合わされるとともに、この突き合わされた部分に伸縮性を有する接着テープ10,10が表地8及び裏地9の裏側から当てがわれ、この接着テープ10,10により表地8と裏地9とが互いの縁82,92同士が突き合わされた状態で接合されている。
次に、表地8と裏地9の接合手順について、図4及び図5を参照しながら説明する。
まず、表地8の端縁部81を、表地8の表面8S側に折り上げておき、表地8の上方に、裏地9をその表面9Sが表地8の表面8Sと対向するように配する(図4参照)。
続いて、図5に示すように、表地8の端縁部81の縁82と裏地9の縁92とを突き合わせ、この突き合わせた部分の上から接着テープ10を貼り付けて両者8,9を接合する。この段階では、表地8も裏地9も、それぞれの裏面8B,9Bが外方に向いており、この状態で表地8と裏地9は筒状を呈することとなる。
そして、カップ部2Lと接合される右端部3L2(図2参照)を広げ、この右端部3L2の開口内を左端部3L1を通過させることにより全体をひっくり返す(表地8と裏地9の表裏を反転させる)。最後に表地8の端縁部81をプレスし該端縁部81に折り目を付けて表地8の裏面8Bと裏地9の裏面9Bとが接するようにして、これでサイドパネル3Lが完成する。
表地8及び裏地9は、ともに伸縮性を有しておればよく、従来周知の伸縮性素材のうちから任意のものを選択すればよい。
また、接着テープ10も伸縮性を有しておればよく、熱圧着タイプ、感圧タイプなど従来周知のあらゆるタイプの接着テープを採用することができる。なお、厚さは、装着感の向上を図るうえから、薄ければ薄いほど好ましい。
以上、本考案をブラジャーのサイドパネルに適用した実施形態について説明したが、本考案はこれに限るものではなく、例えば、ガードルの裾部、ボディスーツの裾部、ショーツの裾部、水着の裾部など、縁部に伸縮部分を有する各種の衣料に適用することが可能である。
本考案は、ブラジャー、ガードル、ボディスーツ、ショーツといった女性用下着、またブリーフなどの男性用下着、水着、レオタードなど、伸縮性素材が端部に配される衣料に利用可能である。
1 ブラジャー(衣料)
3L,3R サイドパネル
3L1 サイドパネル3Lの左端部
3L2 サイドパネル3Lの右端部
3R2 サイドパネル3Rの右端部
8 表地
81 端縁部
82 縁
9 裏地
92 縁
10 接着テープ

Claims (4)

  1. 少なくとも縁部の全領域又は一部が、伸縮性を有する表地と伸縮性を有する裏地とからなる二重構造とされた衣料であって、
    表地の端縁部が裏側に折り返されて該端縁部の縁が裏地の縁と突き合わされるとともにこの突き合わされた部分に伸縮性を有する接着テープが表地及び裏地の裏側から当てがわれ、この接着テープにより表地と裏地とが互いの縁同士が突き合わされた状態で接合されたことを特徴とする衣料。
  2. 衣料が、ブラジャー、ガードル、ボディスーツ、ショーツから選ばれた女性下着である請求項1に記載の衣料。
  3. 衣料が、ブリーフ、トランクスから選ばれた男性下着である請求項1に記載の衣料。
  4. 衣料が、水着、レオタードから選ばれたスポーツ用衣料である請求項1に記載の衣料。
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