JP2561703Y2 - スナップボタン - Google Patents

スナップボタン

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JP2561703Y2 JP1991048741U JP4874191U JP2561703Y2 JP 2561703 Y2 JP2561703 Y2 JP 2561703Y2 JP 1991048741 U JP1991048741 U JP 1991048741U JP 4874191 U JP4874191 U JP 4874191U JP 2561703 Y2 JP2561703 Y2 JP 2561703Y2
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    • Y10T24/45838—Partially blocking separate, nonresilient, access opening of cavity formed from wire having curved or bent engaging section conforming to contour of projection

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  • Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
  • Details Of Garments (AREA)
  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、表面に装飾体を備え
たボタン本体とスナップ部材とをかしめ部材によって生
地にかしめ固定するスナップボタンに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のスナップボタンは、装飾
体を備えたボタン本体の裏面にかしめ部材のフランジ部
を固着し、このボタン本体を雌スナップ部材に生地を介
在させてかしめ固定するもの（実公昭６３−４２８１７
号公報参照）。またリングの両側に複数個の突起片を突
設し、このリングの一方の突起片を生地に刺通し、その
先端を雌雄いずれかのスナップ部材に固着し、他方の突
起片は別の雌雄いずれかのスナップ部材に固着する。そ
して生地表面に存在する雌雄いずれかのスナップ部材に
装飾体を備えたボタン本体を嵌脱自在にスナップ係合さ
せたもの（特開平２−２６８７０３号公報参照）が知ら
れている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前項で述べたとおり、
第一の公知例のスナップボタンは、ボタン本体をかしめ
部材によって雌スナップ部材にかしめ固定して生地に取
りつける場合、ボタン本体は被服等の仕上げ工程におい
て取りつけられてしまうので、一旦取りつけられると交
換することが不可能で、顧客の好みによってボタンを選
択するということができない欠点があった。また第二の
公知例のスナップボタンのように、雌雄スナップ部材を
生地の両面に取りつけ、この雌雄スナップ部材に装飾体
を備えたボタン本体をスナップ係合させるものは、ボタ
ン本体が雌雄スナップ部材に嵌脱自在であるから、顧客
の好みによってボタン本体を変換することができるが、
応々にしてボタン本体が簡単に雌雄スナップ部材から脱
落し紛失してしまうという問題点があった。
【０００４】この考案は、上述の問題点を解消するため
考案されたもので、顧客が被服等を購入する際、好みに
よって装飾体を備えたボタン本体を容易に選択すること
ができ、しかも選択後ボタン本体を生地に取りつけられ
ている係合リングに係合させると、その後はボタン本体
を取り外すことができず、脱落することのないスナップ
ボタンを提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案のスナップボタンは、表面に装飾体を備え
たボタン本体をスナップ部材とをかしめ部材によってか
しめ固定するスナップボタンにおいて、その特徴は外周
縁部に凸条を設けた係合リングをかしめ部材のフランジ
側に取着し、一方の係合リングを挿嵌することができる
孔部を備え、かつ孔部から奥行に拡大するテーパを有す
るソケットをボタン本体の裏面に固定し、このソケット
内に前記係合リングと係合するリング状スプリングを内
設したスナップボタンである。
【０００６】そして、かしめ部材のフランジ側に取着し
た係合リングがソケットに穿設された孔部に挿嵌された
後、係合リングの頭部が当接するボタン本体の裏面に環
状凹部を設けたスナップボタンである。
【０００７】
【作用】この考案のスナップボタンは上述のような構成
であり、被服等の生地は、スナップ部材とかしめ部材の
フランジ側に取着した係合リングとの間に介在し、ボタ
ン本体は従来品のように直接生地の挟持には関係しな
い。そして係合リングはボタン本体の裏面に固定された
ソケットの孔部に挿嵌され、かつ孔部から奥行に拡大す
るテーパに沿って移動できるリング状スプリングと係合
する。しかも係合リングとリング状スプリングとが係合
した後は、係合リングを抜脱しようとしても、その引張
力によってリング状スプリングはソケットの縮小する斜
面に沿って孔部側に移動して押しつけられる結果、リン
グ状スプリングはますます硬直し係合リングを抜脱する
ことができない。従って一旦係合させると以後係合リン
グをボタン本体から抜脱させることはできない。なお、
ボタン本体の裏面に環状凹部を設けているので、係合操
作の際凹部の分だけ係合リングをソケット内に進入させ
ることができ、リング状スプリングとの係合が確実に行
える。
【０００８】
【実施例】以下、この考案のスナップボタンの実施例に
ついて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【０００９】図面は、この考案のスナップボタンの実施
例を示したもので、雌スナップボタン１は、図２に示す
とおりボタン本体２、雌スナップ部材３、かしめ部材４
の三部材から構成されている。かしめ部材４は、フラン
ジ５に係合リング６のフランジ部７を係止し、この状態
で筒状部８を生地に挿通させて先端を雌スナップ部材３
にかしめつけて生地を挟持し、雌スナップ部材３と係合
リング６とを生地に取りつける。そして係合リング６の
外周縁部には凸条９が凸設されている。
【００１０】一方、ボタン本体２は、中央部分に前記係
合リング６が嵌挿できる孔部１１が穿設され、この孔部
１１から奥行に拡大するテーパを有するソケット１２を
皿状のキャップ１３を介して装飾体１０の裏面に固定す
る。キャップ１３は装飾体１０に接着剤１４等で接着さ
れ、平坦部分には係合リング６の頭部が当接する箇所に
環状凹部１５が形成されている。そしてソケット１２内
には係合リング６と係合するリング状スプリング１６が
内設され、リング状スプリング１６は孔部１１と略同径
の大きさに形成する。
【００１１】以上、この考案のスナップボタンの実施例
は雌スナップボタンについて説明したが、雄スナップボ
タンに適用してもよく、要はボタン本体と雌雄いずれか
のスナップボタンとが別体に形成され、両者が係合され
る形態であってこの考案の特徴とする構成を備えていれ
ばよい。
【００１２】
【考案の効果】この考案のスナップボタンは、以上説明
したとおりの構成であり、装飾体を備えたボタン本体
は、被服等の生地に取りつけられている係合リングと、
取りつけ後に係合させることができるので、装飾体を備
えたボタン本体を数種類製作保管しておけば、顧客が被
服等を購入する際、好みによって装飾体を備えたボタン
本体を選択して取りつけることができるからきわめて実
用的である。
【００１３】さらに一旦ボタン本体のソケット内のリン
グ状スプリングと係合リングとを係合させれば、ソケッ
トの特殊な形状即ち孔部から奥行に拡大するテーパをも
ったソケット形状であるから係合リングを抜脱しようと
してもリング状スプリングが縮小し、硬直するので、係
合リングを抜脱させることができない。従って被服等の
着用使用中装飾体を備えたボタン本体を紛失することが
なく、従来品ではみられなかったきわめて有用的なスナ
ップボタンである。
【図面の簡単な説明】
【図１】ボタン本体と係合リングとの係合前の状態を示
した断面図である。
【図２】ボタン本体、かしめ部材、雌スナップ部材のか
しめ前の状態を示した分解断面図である。
【図３】ボタン本体と係合リングとを係合させた状態を
示した断面図である。
【図４】係合状態における要部の断面図である。
【符号の説明】 ２ ボタン本体 ３ 雌スナップ部材 ４ かしめ部材 ５ フランジ ６ 係合リング ９ 凸条 10 装飾体 11 孔部 12 ソケット 15 環状凹部 16 リング状スプリング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 表面に装飾体を備えたボタン本体とスナ
    ップ部材とをかしめ部材によってかしめ固定するスナッ
    プボタンにおいて、外周縁部に凸条を設けた係合リング
    をかしめ部材のフランジ側に取着し、一方係合リングを
    挿嵌する孔部を備え、かつ孔部から奥行に拡大するテー
    パを有するソケットをボタン本体の裏面に固定し、ソケ
    ット内に係合リングと係合するリング状スプリングを内
    設したことを特徴とするスナップボタン。
  2. 【請求項２】 係合リングの頭部が当接するボタン本体
    の裏面に環状凹部を形成した請求項１記載のスナップボ
    タン。
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