JP3063880U - 足場用荷揚機 - Google Patents

足場用荷揚機

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JP3063880U JP1999003279U JP327999U JP3063880U JP 3063880 U JP3063880 U JP 3063880U JP 1999003279 U JP1999003279 U JP 1999003279U JP 327999 U JP327999 U JP 327999U JP 3063880 U JP3063880 U JP 3063880U
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厳雄 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足場への取付け作業や取外し作業が簡単であ
り、しかも、安全を確保することができる足場用荷揚機
を提供する。 【解決手段】 足場1において隣接する一対の建地2,
2にそれぞれ取り付けられた一対の昇降用レール10,
10と、昇降用レール10に上下昇降自在に取り付けら
れた荷台20と、足場1の上部に取り付けられ、荷台2
0を吊り下げるための巻上ワイヤ71を巻き上げたり、
繰り出したりする電動巻上ウインチ70と、昇降用レー
ル10に沿って設けられた安全ワイヤ80と、巻上ワイ
ヤ71によって吊り下げられ、荷台20に取り付けら
れ、巻上ワイヤ71が切れたときに、安全ワイヤ71を
狭持して荷台20の落下にブレーキを掛ける落下防止機
構30とから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、足場用荷揚機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図14は足場1の概略斜視図である。足場1は主に、建地2、横布3、筋違パ イプ4、足場板5および梯子6から構成されている。建地2は上下方向に延びた パイプである。前後に隣接する建地2,2間には、水平な横布3が間隔をもって 取り付けられている。左右に隣接する横布3,3間には、水平な足場板5が取り 付けられている。また、左右に隣接する建地2,2間には、一対の筋違パイプ4 ,4が交差した状態で取り付けられている。そして、上記の構造を1ユニットと して、多数のユニットが左右方向と上下方向とに連続して連結されている。符号 6は、梯子である。作業者は、足場板5を利用して、左右方向に自由に行き来で きるのである。また、作業者は、梯子6を利用して、各階を自由に行き来できる のである。
【0003】 足場1の各階における側面部分に設けられている筋違パイプ4は、足場1の構 造を強化させるとともに、作業者や荷物等の落下を防止するための柵の役目をし ている。社団法人仮設工業会や労働基準局等の団体により、安全な柵の取り付け が義務付けられているのである。
【0004】 従来より、建設現場では足場1の中央部や側部に、大型の工事用エレベーター を設置している。この工事用エレベーターに荷物を搬入し、荷物の揚げ降ろしを 行なっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、前述のごとく、足場1に設置する工事用エレベーターは大型であり 、しかも設置作業や取外し作業が面倒であるという問題がある。 また、工事現場では、安全が第一であり、安全こそが最も優先されるので、万 が一の事態に備えて、作業員や荷物等の落下の危険を回避することは最も重要な 課題である。
【0006】 本考案はかかる事情に鑑み、足場への取付け作業や取外し作業が簡単であり、 荷物を楽に揚げ降ろしでき、作業員や荷物等の落下を防止でき、しかも、荷台を 吊り下げる巻上ワイヤが切れても安全である足場用荷揚機を提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の足場用荷揚機は、足場において隣接する一対の建地にそれぞれ取り 付けられた一対の昇降用レールと、該昇降用レールに上下昇降自在に取り付けら れた荷台と、前記足場の上部に取り付けられ、前記荷台を吊り下げるための巻上 ワイヤを巻き上げたり、繰り出したりする電動巻上ウインチと、前記昇降用レー ルに沿って設けられた安全ワイヤと、前記巻上ワイヤによって吊り下げられ、前 記荷台に取り付けられ、前記巻上ワイヤが切れたときに、前記安全ワイヤを狭持 して荷台の落下にブレーキを掛ける落下防止機構とからなることを特徴とする。 請求項2の足場用荷揚機は、請求項1記載の考案において、前記足場に落下防 止柵が取り付けられ、該落下防止柵が、水平パイプの左右各端に、該水平パイプ から二股に分枝したそれぞれ2本ずつの分枝パイプが固着されており、前記一対 の建地に単クランプによって取り付けられるヒウチ用パイプと、前記一対の建地 の間より内側にいずれも立設され、ヒウチ用パイプに直交クランプによって取り 付けられる一対の垂直ベースパイプと、該一対の垂直ベースパイプの間に、自在 クランプによって取付けられ、足場側にのみ開閉自在な扉とからなることを特徴 とする。 請求項3の足場用荷揚機は、請求項2記載の考案において、前記水平パイプか ら二股に分枝した分枝パイプが成す角度が90度であり、前記水平パイプと各分 枝パイプとが成す角度がいずれも135 度であることを特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施形態を図面に基づき説明する。 まず、本実施形態の足場用荷揚機を取り付けるための足場を再び説明する。 図14は足場1の概略斜視図である。同図において、符号1は、本実施形態の 足場用荷揚機を取り付けるための足場を示している。この足場1は主に、建地2 、横布3、筋違パイプ4、足場板5および梯子6から構成されている。建地2は 、上下方向に延びたパイプである。前後に隣接する建地2,2間には、水平な横 布3が間隔をもって取り付けられている。左右に隣接する横布3,3間には、水 平な足場板5が取り付けられている。また、左右に隣接する建地2,2間には、 一対の筋違パイプ4,4が交差した状態で取り付けられている。そして、上記の 構造を1ユニットとして、多数のユニットが左右方向と上下方向とに連続して連 結されている。
【0009】 さて、本実施形態の足場用荷揚機を説明する。 図1は本実施形態の足場用荷揚機の概略斜視図であるが、説明のため落下防止 柵100 を簡略している。図10は落下防止柵100 の正面図である。図1および図 10に示すように、本実施形態の足場用荷揚機は、荷揚機構と落下防止柵100 と から構成されている。荷揚機構を図1〜9に基づき説明し、落下防止柵100 を図 10〜図13に基づき説明する。 前者の荷揚機構は、電動巻上ウインチ70、昇降用レール10、荷台20およ び落下防止機構30から構成されている。
【0010】 まず、電動巻上ウインチ70を説明する。 図2は電動巻上ウインチ70の周辺部の正面拡大図である。図3は図2のIII −III 線矢視図である。図1〜3において、符号65はウインチ取付金具を示し ている。このウインチ取付金具65の左右両端には、それぞれ支持棒66が立て た状態で取り付けられている。各支持棒66の上端部には、それぞれ掛止金具6 7が取り付けられている。左右一対の掛止金具67,67は、前記足場1におい て隣接する一対の横布3,3にそれぞれ掛止されている。そして、前記支持棒6 6の下部はクランプ68によって、前記足場1において隣接する一対の建地2, 2に取り付けられている。
【0011】 前記ウインチ取付金具65の中央部分には、電動巻上ウインチ70が掛止され ている。この電動巻上ウインチ70は、電動モータによって巻上ワイヤ71を巻 き上げたり、繰り出したりするものである。巻上ワイヤ71の下端には、フック 72が取り付けられている。
【0012】 かかる電動巻上ウインチ70をウインチ取付金具65に取り付けておきさえす れば、この電動巻上ウインチ70によって、本実施形態の足場用荷揚機を構成す る各部材、例えば、後述する昇降用レール10、荷台20、垂直ベースパイプ12 0 、扉130 、ヒウチ用パイプ140 、中間パイプ144 および安全用ワイヤ80など を次々と上方へ揚げることができる。しかも、各部材を、各種の着脱自在なクラ ンプによって、足場1に取り付けることができるので、足場1への取り付け作業 が簡単なのである。
【0013】 前記ウインチ取付金具65には、左右一対の安全用ワイヤ80,80が、その 上端を取り付けられている。前記一対の安全用ワイヤ80の下端は、取付金具8 1に取り付けられている。これら一対の安全用ワイヤ80,80を設けた理由は 、後述する。
【0014】 前記ウインチ取付金具65には、左右一対の張出角材64,64のそれぞれの 基端が取り付けられており、各張出角材64には、それぞれ2個ずつローラ63 ,63が取り付けられているが、詳細は後述する。
【0015】 つぎに、昇降用レール10を説明する。 図4は本実施形態の足場用荷揚機の正面図である。図5は図4のV−V線矢視 図である。図6は図5の要部拡大図である。図1、4、5および6に示すように 、足場1における隣接する一対の建地2,2に、これに沿って一対の昇降用レー ル10,10がそれぞれクランプ11によって取り付けられている。この昇降用 レール10には、断面視コ字状の溝形鋼を使用すると好適である。 なお、昇降用レール10を取り付ける建地2としては、図14の足場1におい て、立設されている複数本の建地2のうち、隣接する一対の建地2,2であれば 、任意の一対の建地2,2を採択しうる。
【0016】 つぎに、荷台20を説明する。 図5において、符号21は、長方形状の底板を示している。図4〜5に示すよ うに、この底板21の前後左右の周縁部には、複数本の柵用柱22が立てた状態 で柵として取り付けられている。各柵用柱22の上端部は、上部フレーム28に 取り付けられている。ただし、底板21の前端縁部の中央部分および後端縁部の 中央部分には、柵用柱22が設けられていない。
【0017】 前記底板21の前端縁には、これに沿って戸用レール23が取り付けられてい る。この戸用レール23には、左右一対の足場側戸24,24が開閉自在に取り 付けられている。 底板21の後端縁における中央部分には、外側扉25が蝶番等によって、前後 に揺動自在に開閉するように、取り付けられている。
【0018】 図4〜6に示すように、荷台20には、その左右における上部および下部にお いて、左右二対のローラ26,26が、それぞれ左右の取付金具27、29を介 して取り付けられている。これら左右二対のローラ26,26は、いずれも前記 左右一対の昇降用レール10,10にそれぞれ嵌合され、上下昇降自在に取り付 けられている。
【0019】 つぎに、本実施形態の足場用荷揚機において最も重要な落下防止機構30を説 明する。 図7は落下防止機構30の正面図である。図4および図7に示すように、前記 荷台20には、左右一対の支持棒31,31が立てた状態で取り付けられている 。左右一対の支持棒31,31の各上端部には、水平なビーム32が取り付けら れている。図7に示すように、ビーム32の両端縁における上面には、左右一対 の取付台33,33が取り付けられている。また、前記ビーム32の中央部にお ける上面には、左右一対の支持棒34,34が、立てた状態でその基端を取り付 けられている。
【0020】 図8は図7のVIII−VIII線断面図である。図7〜8に示すように、左右それぞ れの取付台33には、それぞれリンク41がその基端をピンで枢着されている。 各リンク41の先端には、それぞれ鉤状の挟持カム42がその基端を枢着されて いる。そして、左右一対の挟持カム42,42の間には、2枚合わせの切時上昇 板43が、その左右両端をそれぞれピンで枢着されている。
【0021】 この2枚合わせの切時上昇板43,43の間には、その左右両側に、左右一対 の挟持板44,44が取り付けられている。左右それぞれの挟持板44は、前記 挟持カム42に接近して取り付けられており、挟持カム42と挟持板44との隙 間には、前記安全用ワイヤ80が通されている。
【0022】 前記2枚合わせの切時上昇板43,43の間には、前記左右一対の挟持板44 ,44より内側に、左右一対のピン45,45が取り付けられている。各ピン4 5には、それぞれウェイト用ワイヤ61の一端が取り付けられている。図4に示 すように、各ウェイト用ワイヤ61は、前記ローラ63,63に巻き掛けられて いる。このウェイト用ワイヤ61の他端には、バランスウェイト62が取り付け られている。切時上昇板43は、左右一対のウェイト用ワイヤ61,61の張力 によって、上方に向けて常時付勢されている。前記バランスウェイト62を設け ることにより、小型の電動巻上ウインチ70であっても、荷台20を落下防止機 構30とともに上下に昇降させることができるのである。
【0023】 なお、ウェイト用ワイヤ61およびバランスウェイト62を設けない場合には 、前記ビーム32と切時上昇板43との間に切時上昇板43を常時上方へ付勢す る手段としてスプリング82を介装させてもよい。
【0024】 再び図7〜8に示すように、前記2枚合わせの切時上昇板43,43の間には 、前記左右一対のピン45,45より内側に、左右一対のローラ止板46,46 が、その基端を左右に揺動自在に取り付けられている。
【0025】 前記2枚合わせの切時上昇板43,43の間には、前記一対のローラ止板46 ,46より内側に、左右一対のローラ用板47,47が取り付けられている。こ のローラ用板47は、後述するローラ57を支持するためのものである。
【0026】 前記2枚合わせの切時上昇板43,43の間には、前記一対のローラ用板47 ,47より内側に、左右二本ずつガイドレール48,48が取り付けられている 。各ガイドレール48,48の間には、前記左右一対の支持棒34,34が通さ れている。このため、切時上昇板43を水平状態のまま、スムーズに上下昇降さ せることができるのである。
【0027】 そして、前記左右それぞれの支持棒34の上端部には、外側アーム51の中間 部分がピンでそれぞれ枢着されている。 一対の外側アーム51,51の各外端部には、それぞれローラ57が回転自在 に取り付けられている。各外側アーム51の内側端には、それぞれ内側アーム5 2の外側端がピンで枢着されている。左右一対の内側アーム52,52の内側端 同士は、ピンで枢着されており、このピンには、取手53が取り付けられている 。この取手53の上部には、リング54が取り付けられている。 このリング54には、引張ワイヤ55が通されている。引張ワイヤ55の一端 は、前記一方のローラ止板46の上端部に取り付けられている。引張ワイヤ55 の他端は、ターンバックル56を介して他方のローラ止板46の上端部に取り付 けられている。
【0028】 前記取手53に、電動巻上ウインチ70のフック72を掛止させ、電動巻上ウ インチ70によって巻上ワイヤ71を巻き上げると、取手53が上昇し、この取 手53の上昇に応じて、引張ワイヤ55に張力が生じ、この張力によって、左右 一対のローラ止板46,46の各上端部は互いに内側に向けて引き寄せられる。 このため、各ローラ止板46によって、各ローラ57は下方に押し下げられるの で、各ローラ57によって、切時上昇板43は下方に押し下げられるのである。 切時上昇板43が下方に押し下げられているので、挟持カム42と挟持板44と の隙間は広く開いており、この隙間に前記各安全用ワイヤ80が、挟持カム42 および挟持板44に軽く接触する程度に通っているのである。したがって、電動 巻上ウインチ70によって、荷台20および落下防止機構30をスムーズに上下 に昇降させることができる。
【0029】 電動巻上ウインチ70の巻上ワイヤ71が、万一切れてしまった場合を説明す る。 図9は落下防止機構30の動作説明図である。同図に示すように、もし、電動 巻上ウインチ70の巻上ワイヤ71が切れてしまった場合には、荷台20を吊り 下げていた巻上ワイヤ71の張力がなくなる。このため、荷台20は重力により 自由落下し始める。しかし、その瞬間、引張ワイヤ55の張力がなくなり、前記 一対のローラ止板46,46は、引張ワイヤ55の張力から開放され、外側に開 く。このため、ガイドレール47を下方に押し下げていたローラ57は、ローラ 止板46から開放されるので、切時上昇板43はローラ止板46の抑止力から開 放される。この切時上昇板43は、左右一対のウェイト用ワイヤ61,61の張 力によって、上方に向けて常時付勢されている。
【0030】 なお、ウェイト用ワイヤ61およびバランスウェイト62を設けず、前記ビー ム32と切時上昇板43との間にスプリング82を介装させた場合には、切時上 昇板43は、スプリング82によって上方に向けて常時付勢されている。
【0031】 上記のごとく、切時上昇板43は、左右一対のウェイト用ワイヤ61,61の 張力もしくはスプリング82によって、支持棒34に沿って上方に引っ張り上げ られる。このため、左右一対の挟持カム42,42は揺動しながら起立する。す ると、挟持カム42と挟持板44との間に、安全用ワイヤ80は挟持され、荷台 20の落下にブレーキが掛かる。したがって、落下防止機構30によって、荷台 20が落下するのを防止することができる。 よって、万が一、電動巻上ウインチ70の巻上ワイヤ71が切れたときでも、 荷台20が落下するのを防止することができ、安全であるという効果を奏する。
【0032】 本実施形態の足場用荷揚機は、電動巻上ウインチ70によって各構成部材を上 方へ揚げることができ、しかも各構成部材をクランプによって足場1に着脱自在 に取り付けることができるので、足場1への取付け作業や取外し作業が簡単であ るという効果を奏する。
【0033】 さて、落下防止柵100 を説明する。 図10は落下防止柵100 の正面図である。図11は図10の要部拡大図である 。図10〜11に示すように、落下防止柵100 は、ヒウチ用パイプ140 、垂直ベ ースパイプ120 、および扉130 から構成されたものである。
【0034】 まず、ヒウチ用パイプ140 を説明する。 図12はヒウチ用パイプ140 の単体図である。同図に示すように、ヒウチ用パ イプ140 は、水平パイプ141 に4本の分枝パイプ142 を、溶接等によって取り付 けて一体にしたものである。水平パイプ141 は、ガス管として使用されているパ イプと同じ素材で、その外径が17.2mm程度のパイプが好適である。
【0035】 水平パイプ141 の左右各端には、それぞれ2本ずつ左右二対の分枝パイプ142 ,142 がそれぞれ、その基端を溶接等によって固着されており、水平パイプ141 の左右両端から二股に分枝した形状である。 しかも、水平パイプ141 から二股に分枝した分枝パイプ142 ,142 が成す角度 が90度で、かつ、水平パイプ141 と各分枝パイプ142 とが成す角度が135 度に なるように、各分枝パイプ142 は水平パイプ141 に取り付けられている。符号14 3 は、水平パイプ141 と各分枝パイプ142 との接合部分を補強するためのブラケ ットを示している。
【0036】 図10〜12に示すように、足場1における隣接する建地2,2に、各足場板 5に対応する高さの位置に、複数のヒウチ用パイプ140 を取り付ける。つまり、 各ヒウチ用パイプ140 の各分枝パイプ142 のそれぞれの先端を、建地用クランプ 151 によって、建地2に取り付ける。この建地用クランプ151 には、単クランプ を使用するのが好適である。建地用クランプ151 によって、ヒウチ用パイプ140 を取り付けるので、ヒウチ用パイプ140 を簡単に足場1に取り付けることができ るのである。
【0037】 つぎに、垂直ベースパイプ120 を説明する。 図10〜11に示すように、前記一対の建地2,2の間よりいずれも内側に、 左右一対の垂直ベースパイプ120 ,120 が立てた状態で、配設されている。 ベースパイプ用クランプ152 によって、複数のヒウチ用パイプ140 におけるそ れぞれの水平パイプ141 の両端に前記左右一対の垂直ベースパイプ120 ,120 を それぞれ取り付ける。このベースパイプ用クランプ152 には、直交クランプが好 適である。
【0038】 つぎに、扉130 を説明する。 前記一対の垂直ベースパイプ120 ,120 の間に、複数の扉130 が上下方向に間 隔をもって取り付けられている。各扉130 の高さは、その上端が足場板5より1. 2 m高い位置に調節して取り付けると好適である。また、各扉130 の高さは、そ の下端が前記足場1の横布3より少し上方に位置する高さが好適である。
【0039】 図13は扉130 の周辺部における、(A) は正面図、(B) は平面図である。図1 1〜13に示すように、扉130 は、本体131 と上下一対の開閉クランプ132 ,13 2 から構成されたものである。本体131 は、パイプフレームに複数の縦パイプが 取り付けられたものである。この本体131 は、垂直ベースパイプ120 間に、上下 一対の開閉クランプ132 ,132 によって、開閉自在に取り付けられている。符号 133 は、錠を示している。 本体131 は、一対の垂直ベースパイプ120 ,120 よりも足場1側に取り付けら れている。このため、垂直ベースパイプ120 がストッパとなるので、本体131 は 、足場1側にのみ開けることができ、外側に開けることができない。したがって 、錠133 を掛け忘れたとしても、作業員や荷物等の落下を防止することができる という効果を奏する。
【0040】 前記左右一対の建地2と各垂直ベースパイプ120 との中間位置に、左右一対の 中間パイプ144 が立てた状態で配設されている。 中間パイプ用クランプ153 によって、中間パイプ144 を複数のヒウチ用パイプ 140 におけるそれぞれの分枝パイプ142 に取り付ける。この中間パイプ用クラン プ153 には、自在クランプが好適である。 このため、建地2と中間パイプ144 との間は狭くなり、中間パイプ144 と垂直 ベースパイプ120 との間は狭くなる。よって、作業員や荷物等の落下を防止する ことができる。
【0041】 つぎに、落下防止柵100 を足場1に取り付ける作業手順を説明する。 まず、落下防止柵100 を取り付けるべき隣接する建地2,2間の全ての筋違パ イプ4を取り外しておく。そして、複数のヒウチ用パイプ140 を前記一対の建地 2,2に取り付ける。つまり、前記左右一対の建地2,2に、ヒウチ用パイプ14 0 の各分枝パイプ142 の先端を、建地用クランプ151 によってそれぞれ取り付け る。 つぎに、ヒウチ用パイプ140 の水平パイプ141 の両端に、ベースパイプ用クラ ンプ152 によって垂直ベースパイプ120 を取り付ける。 最後に、ヒウチ用パイプ140 の分枝パイプ142 の中間部を、中間パイプ用クラ ンプ153 によって中間パイプ144 を取り付ける。 上記のごとく、本実施形態の足場用荷揚機の落下防止柵100 によれば、足場1 への取付取外しが簡単であることができるという効果を奏する。
【0042】 落下防止柵100 を足場1に取り付けてしまえば、扉130 によって作業者や荷物 が落下するのを防止でき、安全であるという効果を奏する。
【0043】 つぎに、本実施形態の足場用荷揚機の作用・効果を説明する。 図1〜9に示すように、電動巻上ウインチ70によって巻上ワイヤ71を繰り 出し、一対の昇降用レール10,10に沿って荷台20を下降させ、地面上に降 ろしておく。そして、荷台20の外側扉25を開けて、底板21に荷物を載せ、 外側扉25を閉める。前記電動巻上ウインチ70によって、巻上ワイヤ71を巻 き上げていくと、荷台20は前記一対の昇降用レール10,10に沿って上昇す る。 なお、本実施形態の足場用荷揚機の場合、バランスウェイト62を設けてある ので、小さい力であっても荷台20を上下に昇降させることができる。よって、 電動巻上ウインチ70が小型であっても、荷台20を上下に昇降させることがで きるのである。
【0044】 そして、荷台20が所望の高さまで上昇したら、電動巻上ウインチ70の巻取 り動作を停止させる。そして、左右一対の足場側扉24,24を開ける。そして 、図10に示すように、落下防止柵100 の扉130 を足場1側へ開けて、荷台20 上の荷物を足場1へと搬入するのである。そして、扉130 を閉める。最後に、左 右一対の足場側扉24,24を閉める。 再び電動巻上ウインチ70によって、荷台20を下降させて、荷台20に荷物 を載せる。上記のごとき工程を繰り返し行うことにより、足場1の高所へ多くの 荷物を楽に揚げ降ろしすることができるという効果を奏する。
【0045】
【考案の効果】
請求項1の足場用荷揚機によれば、足場への取付け作業や取外し作業が簡単で あり、荷物を楽に揚げ降ろしでき、しかも、荷台を吊り下げる巻上ワイヤが切れ ても安全である。 請求項2の足場用荷揚機によれば、頑強な構造となり、作業員や荷物等の落下 を防止でき安全である。 請求項3の足場用荷揚機によれば、頑強な構造となり、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の足場用荷揚機の概略斜視図であ
る。
【図2】電動巻上ウインチ70の周辺部の正面拡大図で
ある。
【図3】図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】本実施形態の足場用荷揚機の正面図である。
【図5】図4のV−V線矢視図である。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】落下防止機構30の正面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】落下防止機構30の動作説明図である。
【図10】落下防止柵100 の正面図である。
【図11】図10の要部拡大図である。
【図12】ヒウチ用パイプ140 の単体図である。
【図13】扉130 の周辺部における、(A) は平面図、
(B) は正面図である。
【図14】足場1の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 足場 2 建地 10 昇降用レール 20 荷台 30 落下防止機構 42 カム 43 切時上昇板 70 電動巻上ウインチ 71 巻上ワイヤ 80 安全用ワイヤ 120 垂直ベースパイプ 130 扉 140 ヒウチ用パイプ 144 中間パイプ 151 建地用クランプ 152 ベースパイプ用クランプ 153 中間パイプ用クランプ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】足場において隣接する一対の建地にそれぞ
    れ取り付けられた一対の昇降用レールと、該昇降用レー
    ルに上下昇降自在に取り付けられた荷台と、前記足場の
    上部に取り付けられ、前記荷台を吊り下げるための巻上
    ワイヤを巻き上げたり、繰り出したりする電動巻上ウイ
    ンチと、前記昇降用レールに沿って設けられた安全ワイ
    ヤと、前記巻上ワイヤによって吊り下げられ、前記荷台
    に取り付けられ、前記巻上ワイヤが切れたときに、前記
    安全ワイヤを狭持して荷台の落下にブレーキを掛ける落
    下防止機構とからなることを特徴とする足場用荷揚機。
  2. 【請求項2】前記足場に落下防止柵が取り付けられ、該
    落下防止柵が、水平パイプの左右各端に、該水平パイプ
    から二股に分枝したそれぞれ2本ずつの分枝パイプが固
    着されており、前記一対の建地に単クランプによって取
    り付けられるヒウチ用パイプと、前記一対の建地の間よ
    り内側にいずれも立設され、ヒウチ用パイプに直交クラ
    ンプによって取り付けられる一対の垂直ベースパイプ
    と、該一対の垂直ベースパイプの間に、自在クランプに
    よって取付けられ、足場側にのみ開閉自在な扉とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の足場用荷揚機。
  3. 【請求項3】前記水平パイプから二股に分枝した分枝パ
    イプが成す角度が90度であり、前記水平パイプと各分
    枝パイプとが成す角度がいずれも135 度であることを特
    徴とする請求項2記載の足場用荷揚機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152467A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Shinwa Kk 資材搬送リフト

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