JP3063705B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度半導体集積
回路を実現する微細なMOS型半導体装置の製造方法に
関し、特に0.35μmル―ル以下の微細デバイスの素
子分離方法であるシャロートレンチ分離技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】各種電子装置のダウンサイジングが絶え
間なく進む中、その主役となる半導体集積回路には半導
体素子の更なる高集積化、高密度化が絶えず要求されて
きた。半導体素子の高集積化、高密度化のためには、半
導体素子自体及び半導体素子を収容する半導体素子領域
を縮小しなくてはならないが、特に半導体素子領域を縮
小するためには、半導体素子がその半導体素子領域内で
有効に動作できる領域、即ち、有効半導体素子領域がで
きる限り広くなければならない。
【0003】ところで、高密度MOS型半導体集積回路
においては、トランジスタの素子領域は酸化膜からなる
素子分離領域で決まるが、トランジスタの設計ルールが
0.35μmを超えるMOS型半導体集積回路において
は、半導体素子分離領域の形成方法は熱酸化法を用いた
LOCOS(LOCal Oxidation ofS
i1iconの略称、以下LOCOSと称する)技術、
もしくは改良LOCOS技術により形成されていた。し
かし、この熱酸化法を用いる従来のLOCOS技術で
は、酸化の際、素子領域となる領域を覆う窒化膜が、そ
の周辺部においてめくれあがる欠点があった。即ち、窒
化膜周辺の下の薄い熱酸化膜が高温・長時間の熱酸化に
より酸化される結果、窒化膜周辺の下に酸化膜のバーズ
ビーク(断面形状が鳥の嘴状になるために、このように
称している)が生じる。この為、バーズビークの部分及
びバーズビークの周辺部には素子が形成できず、半導体
素子領域の縮小化の妨げとなっていた。
【0004】LOCOS技術の欠点を解決するために、
0.35μmルール以下の微細デバイスを収容する半導
体素子領域の形成に際しては、シャロートレンチ分離
(Shallow Trench Iso1atio
n)技術が導入される。このシャロートレンチの形成方
法を図4(a)〜(d)及び図5(a)、(b)を用い
て説明する。
【0005】図4(a)は、半導体基板1を熱酸化して
パッド酸化膜2を形成し、更にプラズマ化学気相成長
(Chemical Vapor Depositio
n、以下CVDという)法によってCVD窒化膜3を堆
積した図である。パッド酸化膜2は10乃至20nm、
CVD窒化膜3は150乃至200nm程度の膜厚とす
る。このCVD窒化膜3の膜厚は、CVD窒化膜3の上
にCVD法により堆積するCVD酸化膜6の化学的機械
研磨(Chemical MechanicalPol
ishing、以下CMPという)の際のストッパーと
なり得る厚さの膜厚とする。次に、フォトリソグラフィ
ーによってフォトレジスト4をパターニングし、フォト
レジスト4をマスクとして素子分離領域になる領域のC
VD窒化膜3とパッド酸化膜2を図4(b)のようにエ
ッチングする。更に、素子分離領域となる領域の半導体
基板1をエッチングしてトレンチ溝5を図4(c)のよ
うに形成する。このトレンチ溝5の深さは300乃至4
00nmとし、傾斜角度が75乃至80度となるように
エッチングする。次に、フォトレジスト4を剥離した
後、トレンチ溝5のコーナー部の丸めのためのトレンチ
内壁の酸化を10nm程度行う。その後で、CVD法に
よってCVD酸化膜6を500乃至700nmの厚さに
堆積し、トレンチ内部を図4(d)のように埋め込む
(図中では内壁部の酸化膜は薄いため省略している)。
【0006】更に、CMP法によってストッパーとなる
CVD窒化膜3が顕れるまで図5(a)のように平坦化
し、最後にストッパーのCVD窒化膜3をリン酸系のエ
ッチング液で、パッド酸化膜2をふっ酸系のエッチング
液で除去すると、CVD酸化膜6でできた半導体素子分
離領域7が図5(b)のように形成される。この後は、
通常の半導体素子形成の工程が続く。即ち、イオン注
入、熱処理によって半導体基板にウェル及びチャネル領
域のための不純物が導入され、熱酸化によってゲート酸
化膜が形成され、CVD法によるポリシリコン膜をエッ
チングしてゲート電極とポリシリコン配線を兼ねるポリ
シリコン11が形成され、更には、半導体素子接続のた
めの多層配線が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにしてトレ
ンチ溝5に形成された半導体素子分離領域7は、元々C
VD酸化膜6でできているため、ふっ酸系のウェットエ
ッチング液にさらされると熱酸化膜に比べて非常に早い
エッチングレートでエッチングされる。従って、半導体
素子分離領域7は、それが形成される際(パッド酸化膜
2のエッチング時)にふっ酸系のエッチング液にさらさ
れ、図5(b)の如くトレンチ溝5の肩部でCVD酸化
膜6の膜減り部分8が生じる。
【0008】又、半導体素子分離領域7の形成後に続く
工程、例えば、ウェルやチャネル領域の不純物導入のた
めのイオン注入のためのスルー酸化膜のエッチングにお
いてもふっ酸系のエッチング液にさらされ、その形状に
大きな影響を受ける。この様子を示したものが図5
(c)である。この図は、スルー酸化膜のエッチングの
際の半導体素子分離領域7の膜減り部分9の状況を示し
ている。このような膜減り部分9が生じると、トレンチ
の肩部12において電界集中が生じ易く、トランジスタ
の性能を劣化させてしまう。即ち、図5(d)のよう
に、後工程のゲート酸化膜10の形成とゲート電極及び
ポリシリコン配線を兼ねるポリシリコン11の形成によ
って、このトレンチの肩部12にもゲート電極構造が形
成されてサイドチャネルが生じ易くなり、トランジスタ
のオフリーク電流が増加する、という弊害が生じる。
【0009】尚、このふっ酸系のウェットエッチング液
に替えてプラズマによる異方性エッチングを用いれば、
トレンチの肩部での膜減りは低減できるが、トランジス
タが形成されるチャネル領域に対するプラズマのダメー
ジがトランジスタ特性を劣化させるという問題が生じ
る。従って、上述したトランジスタのオフリーク電流を
最小限に抑えるために、半導体素子分離領域7の形成時
と後工程でのふっ酸系のウェットエッチング液によるエ
ッチング時の半導体素子分離領域7の膜減りを低減する
ことが必須となっている。
【0010】このような問題に対しては、例えば、特願
平3−263352公報に示すように、図6の断面図の
ような半導体装置がある。これは、トレンチ溝をポリシ
リコン18で埋め、しかもそれを最終的には耐ふっ酸性
の材料であるCVD窒化膜19で覆ってしまうことで、
後工程におけるトレンチ溝内の充填物質(この場合はポ
リシリコン18)のエッチングを抑制している。しか
し、この方法では今まで説明してきた半導体素子分離領
域形成までに、多くの工程が必要とされる。即ち、トレ
ンチ溝5形成後、熱酸化による内壁酸化膜15(本発明
は、この工程は含んでいる)、後工程での酸化防止用の
CVD窒化膜16、ポリシリコン18のCMP研磨時の
ストッパーとなるCVD酸化膜17、トレンチ溝内の充
填物質のポリシリコン18(本発明の場合のCVD酸化
膜6に相当する)、後工程におけるトレンチ溝内の充填
物質のエッチングを抑制するCVD窒化膜19、が形成
される。このように、この製造方法は、本発明の場合に
比べ、少なくともCVD窒化膜16、CVD酸化膜1
7、CVD窒化膜19が余分に付加されている。従っ
て、この製造方法では、本発明のトレンチ分離方法に比
べて工程が多くなり、拡散工期が長く、チップコストも
高くなる、といった好ましくない問題が生じる。
【0011】本発明の目的は、シャロートレンチ分離を
用いた半導体素子分離領域の製造工程において、最小限
のプロセスを追加することにより、半導体素子分離領域
形成時及びそれに続く工程でのトレンチ溝の酸化膜の膜
減りを抑制し、半導体素子分離領域の完全平坦化と半導
体素子領域の縮小化を実現する半導体装置の製造方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に第1、第2、第3の絶縁膜を
順次形成する第1の工程と、前記第3の絶縁膜の所定領
域を開口し、前記第3の絶縁膜をマスクとして前記第
2、第1の絶縁膜を順次除去し、さらに前記第3、第
2、第1の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板を所定
の深さまで掘削し素子分離用溝を形成する第2の工程
と、前記第3の絶縁膜を除去する第3の工程と、前記第
1、第2の絶縁膜を含む前記半導体基板上に第4の絶縁
膜を前記素子分離用溝を完全に埋め尽くす厚さに形成す
る第4の工程と、前記第4の絶縁膜を前記第2の絶縁膜
の表面が露出するまで除去する第5の工程と、前記第2
の絶縁膜を除去する第6の工程と、前記第1の絶縁膜を
除去する第7の工程とからなる半導体装置の製造方法に
おいて、前記第5の工程と前記第7の工程との間に、少
なくとも、前記基板全体にイオン注入する第8の工程
と、前記基板全体を熱処理する第9の工程とを含むこと
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態につき、
図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(d)を用いて説
明する。図1(a)は半導体基板1上にパッド酸化膜2
及びCMPのストッパーとなるCVD窒化膜3を形成し
たところの図である。パッド酸化膜2は、熱酸化によっ
て10乃至20nm、CVD窒化膜3は150乃至20
0nmの膜厚で堆積するものとする。その後、フォトレ
ジスト4を基板全面に塗布し、フォトリソグラフィー技
術によって半導体素子分離領域となる領域以外にフォト
レジスト4を残すようにパターニングする。続いて、異
方性エッチングによってフォトレジスト4をマスクとし
て、図1(b)のようにCVD窒化膜3及びパッド酸化
膜2をエッチングする。更に、半導体基板1にトレンチ
溝5をエッチングによって、その傾斜角度が70乃至8
5度になるように図1(c)の如く形成する。その後、
フォトレジスト4を剥離して、熱酸化によってトレンチ
溝5の内壁を酸化し、更にCVD法によってCVD酸化
膜6を500乃至700nmの厚さに堆積して、トレン
チ溝5の内部にCVD酸化膜6を埋め込む(図1
(d)、図中では内壁部の酸化膜はCVD酸化膜6の膜
厚に比し薄いため、省略している)。
【0014】CVD酸化膜6をトレンチ溝5の内部に埋
め込んだ後、CMP法によって、CVD酸化膜6をスト
ッパーであるCVD窒化膜3が顕われるまで平坦化する
(図2(a))。この後、基板全面にシリコンをドーズ
量4×1014乃至9×10l5atoms/cm2で、注
入エネルギーは10乃至30keVでイオン注入する。
シリコンイオン注入は酸化膜中でのシリコン濃度が%オ
ーダーになる程度注入する。尚、この条件でのシリコン
イオン注入によって、CVD酸化膜6中にその表面から
およそ30乃至80nmの厚さに渡って、シリコンを1
乃至10%過剰に含むシリコン注入層8が形成される
(図2(b))。続いて、ストッパーであったCVD窒
化膜3をリン酸系のエッチング液で剥離する(図2
(c))。
【0015】この状態で、基板全体を温度900℃の窒
素雰囲気中で、10乃至60分間程度の熱処理を行う。
この熱処理は、トレンチ溝5内のCVD酸化膜6中にイ
オン注入されたシリコンのCVD酸化膜6の中での結合
を確実にする目的で行う。又、この熱処理は900乃至
1000℃の温度範囲内で、前述した窒素雰囲気以外の
不活性雰囲気、例えば水素を含む窒素(フォーミングガ
ス)やアルゴン等の雰囲気でもよい。この後、ふっ酸系
のエッチング液でパッド酸化膜2を除去するが、この
時、トレンチ溝5内のCVD酸化膜6は、その表面にシ
リコン注入CVD酸化膜層8があるため、ふっ酸系のエ
ッチング液に対するエッチングレートが小さくなり、従
来の製造方法で問題となっていたトレンチの肩部でのC
VD酸化膜6の膜減りを防ぐことができる(図2
(d))。
【0016】又、トレンチ溝5内のCVD酸化膜6は、
更にその後のトランジスタの製造工程において、ウェル
領域やトランジスタのチャネル領域形成の際にイオン注
入時のコンタミネーション防止用として形成されるスル
ー酸化膜を除去するふっ酸系のエッチング液にさらされ
るが、従来この工程で起きていたトレンチ溝5内のCV
D酸化膜6のふっ酸系のエッチング液による膜減りを、
同様にして抑制することができる。この工程以降の、ゲ
ート酸化膜形成工程を含む半導体素子を形成する工程は
従来の工程と同じである。
【0017】次に、本発明の第2の実施形態につき図3
(a)〜(c)を用いて説明する。半導体基板1に設け
られたトレンチ溝5にCVD酸化膜6を埋め込み、CV
D酸化膜6をCVD窒化膜3の表面が顕われるまでエッ
チングする工程までは、第1の実施形態と全く同じであ
る(図1(a)〜(d)及び図2(a))ので、詳細な
説明は省略する。図2(a)の如くCVD酸化膜6をC
VD窒化膜3の表面が顕われるまでエッチングした後、
ストッパーであるCVD窒化膜3をリン酸系のエッチン
グ液で剥離する。この状態で基板全面にシリコンをドー
ズ量4×10l4乃至9×10l5atoms/cm2、注
入エネルギー10乃至30keVでイオン注入する(図
3(a))。
【0018】このシリコンイオンはCVD酸化膜6の表
面で、シリコン濃度が%オ―ダーになる程度注入する。
尚、この条件でのシリコンイオン注入によって、CVD
酸化膜6の表面のおよそ30乃至80nmの領域にシリ
コンを1乃至10%過剰に含むシリコン注入層13が形
成される。その後、基板全体を窒素雰囲気中で900
℃、10乃至60分間程度の熱処理を行う。この熱処理
は、トレンチ溝5内のCVD酸化膜6の表面に形成され
たシリコン注入層13内のシリコンを、CVD酸化膜6
の中での結合を確実にするために行う。この熱処理は9
00乃至1000℃の温度範囲内で、前述した窒素雰囲
気以外にも不活性な雰囲気、例えば水素を合む窒素(フ
ォーミングガス)やアルゴン等の雰囲気でもよい。
【0019】尚、この熱処理は同時に、図3(b)に示
すように、シリコンイオン注入時に薄いパッド酸化膜2
を突き抜けて半導体基板1の表面にまで注入されたシリ
コンイオンが、半導体基板1の表面にダメージ層14を
生起させてしまうため、このダメージ層14を除去する
という役割をも果たす。この後、ふっ酸系のエッチング
液でパッド酸化膜2を図3(c)のように剥離するが、
この際、トレンチ溝5内のCVD酸化膜6の表面に形成
されたシリコン注入層13は、そこに注入されたシリコ
ンが前述の熱処理によって、CVD酸化膜6内での結合
を強くしているため、ふっ酸系のエッチング液に対する
エッチングレートが小さく、即ち、熱酸化膜のエッチン
グ液に対するエッチングレートとの相違が小さくなり、
これまで問題となっていた膜減りを防ぐことができる。
この後の工程におけるふっ酸系のエッチング液に対する
効果は、第1の実施形態と同様である。
【0020】尚、第2の実施形態は、第1の実施形態に
比べて半導体基板1の表面にシリコンイオン注入による
ダメージを与えるという欠点を有するが、逆に、CVD
窒化膜3を除去してからシリコンをイオン注入するた
め、CVD酸化膜6の側面部にもシリコン注入層13の
ようにシリコンがイオン注入され、第1の実施形態に比
べてCVD酸化膜6の側面部におけるふっ酸系のエッチ
ング液に対するエッチングレートを小さくすることがで
き、トレンチの肩部でのCVD酸化膜6の膜減り防止の
効果は大きい。
【0021】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の半導体
装置の製造方法によれば、トレンチ溝内のCVD酸化膜
の表面にシリコン注入層を形成することで、ふっ酸系の
エッチング液に対する低エッチングレートの半導体素子
分離領域を形成することができ、素子領域の完全平坦化
と共にオフリーク電流の小さいトランジスタを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を工程順に説明する半
導体装置の断面図である。
【図2】図1の後の工程説明する断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を工程順に説明する半
導体装置の断面図である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法を工程順に示した
断面図である。
【図5】従来の半導体装置の製造方法を断面図で示した
ものである。
【図6】特願平3−263352公報に示された半導体
装置の製造方法により形成された半導体素子分離領域の
断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 パッド酸化膜 3 CVD窒化膜 4 フォトレジスト 5 トレンチ溝 6 CVD酸化膜 7 半導体素子分離領域 8、9 膜減り部分 10 ゲート酸化膜 11 ポリシリコン 12 トレンチの肩部 13 シリコン注入層 14 ダメージ層 15 内壁酸化膜 16 CVD窒化膜 17 CVD酸化膜 18 ポリシリコン 19 CVD窒化膜

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1、第2、第3の絶縁
    膜を順次形成する第1の工程と、前記第3の絶縁膜の所
    定領域を開口し、前記第3の絶縁膜をマスクとして前記
    第2、第1の絶縁膜を順次除去し、さらに前記第3、第
    2、第1の絶縁膜をマスクとして前記半導体基板を所定
    の深さまで掘削し素子分離用溝を形成する第2の工程
    と、前記第3の絶縁膜を除去する第3の工程と、前記第
    1、第2の絶縁膜を含む前記半導体基板上に第4の絶縁
    膜を前記素子分離用溝を完全に埋め尽くす厚さに形成す
    る第4の工程と、前記第4の絶縁膜を前記第2の絶縁膜
    の表面が露出するまで除去する第5の工程と、前記第2
    の絶縁膜を除去する第6の工程と、前記第1の絶縁膜を
    除去する第7の工程とからなる半導体装置の製造方法に
    おいて、前記第5の工程と前記第7の工程との間に、少
    なくとも、前記基板全体にイオン注入する第8の工程
    と、前記基板全体を熱処理する第9の工程とが含まれる
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第5の工程の後に前記第8の工程
    と、前記第8の工程の後に前記第6の工程と、前記第6
    の工程の後に前記第9の工程と、前記第9の工程の後に
    前記第7の工程とを含む請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記イオン注入は、注入イオンがシリコ
    ンで、エネルギーが10乃至30KeV、ドーズ量が4
    ×1014乃至1×1016atoms/cm2である請求
    項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第5の工程の後に前記第6の工程
    と、前記第6の工程の後に前記第8の工程と、前記第8
    の工程の後に前記第9の工程と、前記第9の工程の後に
    前記第7の工程とを含む請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記イオン注入は、注入イオンがシリコ
    ンで、エネルギーが10乃至30KeVでドーズ量が1
    ×1015乃至1×1016atoms/cm2である請求
    項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱処理は、窒素、水素を含む窒素、
    アルゴンのいずれかの雰囲気中で、温度が900乃至1
    000℃で処理時間が10乃至60分である請求項2又
    は請求項4記載の半導体装置の製造方法。
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