JPH11214512A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH11214512A JPH11214512A JP10021574A JP2157498A JPH11214512A JP H11214512 A JPH11214512 A JP H11214512A JP 10021574 A JP10021574 A JP 10021574A JP 2157498 A JP2157498 A JP 2157498A JP H11214512 A JPH11214512 A JP H11214512A
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Abstract
高速であるにも拘らず信頼性の高い半導体装置を製造す
る。 【解決手段】 多結晶Si膜14と側壁スペーサである
多結晶Si膜16とをマスク層にして接続孔17を形成
し、多結晶Si膜14、16の露出面にSiN層24を
形成し、SiN層24と接続孔17の底部の自然酸化膜
とを除去し、接続孔17を多結晶Si膜で埋め、多結晶
Si膜14、16を除去する。SiN層24の除去で多
結晶Si膜16の内径が大きくなるので、自然酸化膜を
除去しても接続孔17内の多結晶Si膜に鬆が生じず、
多結晶Si膜14、16の除去と同時に接続孔17の底
部のSi基板11がエッチングされない。
Description
の最小パターン幅よりも小さな直径の接続孔を形成し、
この接続孔を導電膜で埋める半導体装置の製造方法に関
するものである。
ルの微細化が進行しているが、市場の要求によって現状
の技術水準を超えた設計ルールが使用される場合があ
る。例えば、現在の設計ルールにおける最小パターン幅
は0.25μmであるが、直径0.1μmの接続孔の形
成が要求されている。
0.1μmの開口を有するパターンにレジストを加工す
ることができないので、レジストをマスクにしたエッチ
ングでは直径0.1μmの接続孔を形成することができ
ない。そこで、層間絶縁膜であるSiO2 膜とはエッチ
ング特性の異なる多結晶Si膜をマスクにしたエッチン
グで接続孔を形成する方法が考えられている。
し、この接続孔を導電膜で埋める本願の発明の一従来例
を示している。この一従来例では、図6(a)に示す様
に、Si基板11に拡散層12等を形成した後、層間絶
縁膜としての厚さ600nmのSiO2 膜13と厚さ3
00nmの多結晶Si膜14とをCVD法で順次に全面
に堆積させる。
5を塗布し、直径0.3μmの開口15aを有するパタ
ーンにリソグラフィでレジスト15を加工する。現在の
リソグラフィ技術でも直径0.25μmの開口を形成す
ることができるので、直径0.3μmの開口15aであ
れば形成することができる。
5をマスクにした異方性エッチングで多結晶Si膜14
に開口14aを形成する。そして、レジスト15を除去
した後、厚さ120nmの多結晶Si膜16をCVD法
で全面に堆積させる。多結晶Si膜16の厚さが開口1
4aの直径の半分よりも薄いので、開口14aは多結晶
Si膜16で埋められない。
膜16の全面を異方的にエッチバックして、この多結晶
Si膜16から成る側壁スペーサを開口14aの内側面
に形成する。この結果、多結晶Si膜16の内径は、リ
ソグラフィの最小パターン幅である0.25μmよりも
小さい0.1μmになる。その後、多結晶Si膜14、
16をマスクにした異方性エッチングでSiO2 膜13
に接続孔17を形成する。
グラフィの最小パターン幅の0.25μmよりも小さい
0.1μmであるので、多結晶Si膜14、16をマス
クにした異方性エッチングによって、リソグラフィの最
小パターン幅よりも小さな直径の接続孔17を形成する
ことができる。
の底部に露出している拡散層12の表面の自然酸化膜を
希弗酸で除去し、図8(a)に示す様に、厚さ300n
mの多結晶Si膜21をCVD法で全面に堆積させる。
そして、図8(b)に示す様に、多結晶Si膜21の全
面を異方的にエッチバックして、多結晶Si膜21を接
続孔17内にのみ残し、図9に示す様に、多結晶Si膜
14、16の全面を異方的にエッチバックして、これら
の多結晶Si膜14、16を除去する。
がSiO2 膜13に形成されており、SiO2 膜13と
自然酸化膜とではエッチング選択比が1に近いので、図
7(b)に示した様に、接続孔17の底部に露出してい
る拡散層12の表面の自然酸化膜を希弗酸で除去する際
に接続孔17の内側面も同時に除去される。この結果、
接続孔17の直径が多結晶Si膜16の内径よりも大き
くなって、多結晶Si膜14、16が接続孔17の周囲
から接続孔17上へ張り出す。
(a)(b)に示した様に、接続孔17内の多結晶Si
膜21に鬆22が生じ、図9に示した様に、鬆22を介
して、多結晶Si膜14、16の除去と同時に接続孔1
7の底部における拡散層12がエッチングされて、Si
基板11が損傷を受ける。この結果、上述の一従来例で
は、Si基板11と拡散層12との間の接合耐圧が低下
したり接合リーク電流が増大したりして、信頼性の高い
半導体装置を製造することが困難であった。
成した直後か、少なくとも図8(a)の工程で多結晶S
i膜21を堆積させる前に、多結晶Si膜14、16を
除去しておけば、接続孔17内の多結晶Si膜21に鬆
22が生じない。しかし、多結晶Si膜14、16とS
i基板11とではエッチング選択比が1に近いので、多
結晶Si膜21が接続孔17を埋めていない状態で多結
晶Si膜14、16を除去すると、やはり接続孔17の
底部における拡散層12がエッチングされる。
するよりも前に多結晶Si膜21で接続孔17を埋めて
おく必要があるが、接続孔17を埋める多結晶Si膜2
1と拡散層12との接触抵抗を低くするためには、図7
(b)の工程で、接続孔17の底部に露出している拡散
層12の表面の自然酸化膜を希弗酸で除去しておく必要
がある。
ィの最小パターン幅よりも小さな直径の接続孔17を形
成することができて、微細な半導体装置を製造すること
ができ、また、接続孔17を埋める多結晶Si膜21と
拡散層12との接触抵抗を低くすることができて、動作
も高速な半導体装置を製造することができるが、鬆22
の発生を回避することができなくて、信頼性の高い半導
体装置を製造することは困難であった。
であるにも拘らず信頼性の高い半導体装置を製造するこ
とができる半導体装置の製造方法を提供することを目的
としている。
置の製造方法では、リソグラフィで開口を形成した第2
のマスク層を用いた異方性エッチングで第1のマスク層
に開口を形成するが、第3のマスク層から成る側壁スペ
ーサを第1のマスク層の開口の内側面に形成するので、
第3のマスク層の内径をリソグラフィの最小パターン幅
よりも小さくすることができる。
異方性エッチングで絶縁膜に接続孔を形成する。また、
接続孔の底部における自然酸化膜を除去する際に接続孔
の内側面が同時に除去されても、除去の厚さは自然酸化
膜の厚さ程度である。このため、リソグラフィの最小パ
ターン幅よりも小さな直径の接続孔を形成することがで
きる。
び第3のマスク層を除去するので、第1及び第3のマス
ク層の主成分と半導体基体の主成分とが同じでも、第1
及び第3のマスク層の除去と同時に接続孔の底部におけ
る半導体基体がエッチングされて損傷を受けることはな
い。
のうちで少なくとも第3のマスク層の内側面に変質層を
形成し、この変質層を等方性エッチングで除去するが、
変質層と半導体基体とではエッチング特性が異なるの
で、変質層の除去と同時に接続孔の底部における半導体
基体がエッチングされて損傷を受けることもない。
除去した後に接続孔を導電膜で埋めるので、接続孔の底
部における半導体基体と接続孔を埋めている導電膜との
接触抵抗を低くすることができる。
うちで少なくとも第3のマスク層の内側面に変質層を形
成し、この変質層を等方性エッチングで除去するので、
第3のマスク層の内径が大きくなる。このため、接続孔
の底部における自然酸化膜を除去する際に接続孔の内側
面が同時に除去されても、第1及び第3のマスク層が接
続孔の周囲から接続孔上へ張り出さない。
るので、接続孔内の導電膜に鬆が生じず、この鬆を介し
て、第1及び第3のマスク層の除去と同時に接続孔の底
部における半導体基体がエッチングされて損傷を受ける
こともない。
は、第1及び第3のマスク層の露出面に斜めイオン注入
で導入した第1の物質と第1及び第3のマスク層の主成
分である第2の物質とを化合させて変質層を形成するの
で、側壁スペーサである第3のマスク層の内側面に変質
層を容易に形成することができる。
は、主成分がSiO2 である絶縁膜を用い、変質層とし
てのSiN層を形成し、このSiN層を熱燐酸で除去す
るが、熱燐酸では主成分がSiO2 である絶縁膜に対し
てSiN層を高い選択比で除去することができる。
膜の除去に先立って接続孔の内側面が除去されることを
抑制することができ、第1及び第3のマスク層が接続孔
の周囲から接続孔上へ張り出すことを効果的に抑制する
ことができて、第1及び第3のマスク層の除去と同時に
接続孔の底部における半導体基体がエッチングされて損
傷を受けることを効果的に防止することができる。
を、図1〜5を参照しながら説明する。図1(a)〜図
2(a)に示す様に、本実施形態でも、多結晶Si膜1
4、16をマスクにした異方性エッチングでSiO2 膜
13に接続孔17を形成するまでは、上述の一従来例と
実質的に同様の工程を実行する。
(b)に示す様に、下記の条件の斜め回転イオン注入
で、多結晶Si膜14、16の露出面にN23を導入す
る。そして、多結晶Si膜14、16中のSiとN23
とを850℃、30分の熱処理で化合させて、図3
(a)に示す様に、多結晶Si膜14、16の露出面に
SiN層24を形成する。
る等方性エッチングでSiN層24を除去して、SiN
層24の厚さの2倍だけ多結晶Si膜16の内径を大き
くする。そして、図4(a)に示す様に、接続孔17の
底部に露出している拡散層12の表面の自然酸化膜を希
弗酸で除去する。
径を大きくしてあるので、接続孔17の内側面が同時に
除去されても、多結晶Si膜14、16が接続孔17の
周囲から接続孔17上へ張り出さない。その後、図4
(b)〜図5(b)に示す様に、再び上述の一従来例と
実質的に同様の工程を実行する。
14、16が接続孔17の周囲から接続孔17上へ張り
出さないので、図4(b)〜図5(b)に示した様に、
接続孔17内の多結晶Si膜21に鬆22が生じず、鬆
22を介して、多結晶Si膜14、16の除去と同時に
接続孔17の底部における拡散層12がエッチングされ
ることもない。
と拡散層12との間の接合耐圧が低下したり接合リーク
電流が増大したりすることがなく、信頼性の高い半導体
装置を製造することができる。
転イオン注入及びその後の熱処理によってSiN層24
を形成しているが、その他の方法でSiN層24を形成
してもよく、Si基板11とエッチング特性が異なって
いればSiN層24以外の変質層を形成してもよい。ま
た、以上の実施形態ではSi基板11の拡散層12に対
して接続孔17を形成しているが、本願の発明は半導体
基板上の配線層に対して接続孔を形成する場合等にも適
用することができる。
は、リソグラフィの最小パターン幅よりも小さな直径の
接続孔を形成することができるので、微細な半導体装置
を製造することができ、また、接続孔の底部における半
導体基体と接続孔を埋めている導電膜との接触抵抗を低
くすることができるので、動作も高速な半導体装置を製
造することができる。そして、それにも拘らず、第1及
び第3のマスク層や変質層の除去と同時に接続孔の底部
における半導体基体がエッチングされて損傷を受けるこ
とはないので、信頼性の高い半導体装置を製造すること
ができる。
は、側壁スペーサである第3のマスク層の内側面に変質
層を容易に形成することができるので、微細で動作も高
速であるにも拘らず信頼性の高い半導体装置を高いスル
ープットで製造することができる。
は、第1及び第3のマスク層の除去と同時に接続孔の底
部における半導体基体がエッチングされて損傷を受ける
ことを効果的に防止することができるので、信頼性の高
い半導体装置を高い歩留りで製造することができる。
示す側断面図である。
す側断面図である。
縁膜)、14…多結晶Si膜(第1のマスク層)、14
a…開口、15…レジスト(第2のマスク層)、15a
…開口、16…多結晶Si膜(第3のマスク層)、17
…接続孔、21…多結晶Si膜(導電膜)、23…N
(第1の物質)、24…SiN層(変質層)
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基体上に絶縁膜と第1のマスク層
と第2のマスク層とを順次に積層させる工程と、 前記絶縁膜に形成すべき接続孔を囲む開口をリソグラフ
ィで前記第2のマスク層に形成する工程と、 前記第2のマスク層を用いた異方性エッチングで前記第
1のマスク層に開口を形成する工程と、 前記第1のマスク層の前記開口の内側面に第3のマスク
層から成る側壁スペーサを形成する工程と、 前記第1及び第3のマスク層を用いた異方性エッチング
で前記絶縁膜に前記接続孔を形成する工程と、 前記接続孔を形成した後に前記第1及び第3のマスク層
の露出面のうちで少なくとも前記第3のマスク層の内側
面を変質させて前記半導体基体とはエッチング特性が異
なる変質層を形成する工程と、 前記変質層を等方性エッチングで除去する工程と、 前記接続孔の底部における自然酸化膜を除去する工程
と、 前記変質層及び前記自然酸化膜を除去した後に前記接続
孔を導電膜で埋める工程と、 前記接続孔を前記導電膜で埋めた後に前記第1及び第3
のマスク層を除去する工程とを具備することを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記第1及び第3のマスク層の露出面に
第1の物質を斜めイオン注入で導入する工程と、 前記第1及び第3のマスク層の主成分である第2の物質
と前記第1の物質とを化合させて前記変質層を形成する
工程とを具備することを特徴とする請求項1記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項3】 主成分がSiO2 である前記絶縁膜を前
記半導体基体上に積層させる工程と、 前記第1及び第2の物質であるNとSiとを熱処理で化
合させて前記変質層としてのSiN層を形成する工程
と、 前記SiN層を熱燐酸で除去する工程とを具備すること
を特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方法。
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---|---|---|---|
JP02157498A JP3897071B2 (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 半導体装置の製造方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1998
- 1998-01-20 JP JP02157498A patent/JP3897071B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPWO2015016149A1 (ja) * | 2013-07-29 | 2017-03-02 | 株式会社日立国際電気 | 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラム |
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