JP3063432B2 - 電圧制御増幅回路 - Google Patents

電圧制御増幅回路

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JP3063432B2
JP3063432B2 JP4297528A JP29752892A JP3063432B2 JP 3063432 B2 JP3063432 B2 JP 3063432B2 JP 4297528 A JP4297528 A JP 4297528A JP 29752892 A JP29752892 A JP 29752892A JP 3063432 B2 JP3063432 B2 JP 3063432B2
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transistor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電圧制御増幅回路に関
し、特にAGC増幅回路等に用いられる電圧制御増幅回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電圧制御増幅回路は、図3に示す
ように、入力信号源viを増幅するトランジスタQ1,
Q2によって構成される第1の差動増幅回路と、外部制
御端子T1によって、出力電流を可変するトランジスタ
Q3,Q4,トランジスタQ5,Q6によって構成され
る第2,第3の差動増幅回路によって構成される。
【0003】第1の差動増幅回路は、抵抗RE,定電流
源I1,I2を有する。入力信号源viには、定電圧源
V1が付加されている。第2の差動増幅回路は、npn
トランジスタQ3のコレクタに抵抗RLが付加されてい
る。第3の差動増幅回路には定電流源I3が付加されて
いる。これらの電源として、定電圧源V2が用意されて
いる。
【0004】次に図3の回路の動作について説明する。
トランジスタQ1,Q2,エミッタ抵抗RE,定電流源
I1,I2によって構成された第1の差動増幅回路に入
力された信号viは、トランジスタQ1,Q2のコレク
タ電流IC1,IC2として、次式のように表わされ
る。定電流源I1,I2の電流値をI0とする。
【0005】
【0006】このトランジスタQ2のコレクタ電流IC
2は、トランジスタQ3,Q4の共通エミッタに接続さ
れており、トランジスタQ3,Q4のベース電位は、外
部制御端子T1によって制御されている。今、トランジ
スタQ3,Q4のそれぞれのベース電圧差(VB3−V
B4)をVAとすると、トランジスタQ3のコレクタ電
流IC3は次式のようになる。
【0007】
【0008】前記(3)式に前記式を代入すると、次の
(4)式が得られる。
【0009】
【0010】また、トランジスタQ5,Q6のベース電
圧差(VB6−VB5)もVAである為、トランジスタ
Q5のコレクタ電流IC5は、次の(5)式のようにな
る。
【0011】
【0012】ここで、定電流源I3の電流をI0とす
る。負荷抵抗RLに流れる電流は、(IC3+IC5)
である為、出力電圧v0は次式の様になる。
【0013】
【0014】従って、出力のDC電圧は、(I0×R
L)で、制御電圧VAに依らず一定電圧で、AC成分の
み制御電圧VAによって利得が可変することができる。
【0015】今、ここで、VCC=5Vとして出力振幅
を考える。トランジスタQ1,Q2のベース電位は、定
電流源I1,I2をトランジスタで構成する場合には少
なくともトランジスタのベースエミッタ電圧VBEの2
倍以上は必要である為、V1=2Vとする。次に、トラ
ンジスタQ3〜Q6のベース電位を考えると、この電圧
はV1よりも少なくとも(VBE+入力)振幅分は必要
となる為に、端子T1の電圧を3Vとする。従って、出
力振幅としては、VCC=5Vから制御端子T1の電圧
3Vを引いた2VPPまで最大限とることができること
になる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電圧制御増
幅回路では、信号が入力される差動増幅回路を構成する
トランジスタ対と、利得を可変する為の差動増幅回路を
構成するトランジスタ対とを縦積みにしていつ為、出力
電圧の振幅が制限されるという問題点があった。例え
ば、電源電圧を5Vとすると、出力振幅は最大でも2V
PPまでしかとれなかった。
【0017】本発明の目的は、前記問題点を解決し、出
力振幅を大きくとれるようにした電圧制御増幅回路を提
供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、入力信
号がベースに印加される第1,第2のトランジスタと、
前記第1,第2のトランジスタのエミッタの間を接続す
る第1のエミッタ抵抗と、前記第1,第2のトランジス
タのエミッタにそれぞれ一端が接続された第1,第2の
定電流源とを有する第1の差動増幅回路と、第3,第4
のトランジスタのエミッタ同士を接続して第3の定電流
の一端に接続した第2の差動増幅回路と、第5,第6
のトランジスタのエミッタ同士を接続して第4の定電流
の一端に接続した第3の差動増幅回路とを備えた電圧
制御増幅回路において、前記第2のトランジスタのコレ
クタは、前記第5,第6のトランジスタのエミッタの共
通接続点に接続し、前記第3,第6のトランジスタのベ
ースは共通接続されて第1の制御端子となし、前記第
4,第5のトランジスタのベースは共通接続されて第2
の制御端子となし、前記第4,第6のトランジスタのコ
レクタは、負荷抵抗と出力端子とに接続し、前記第1の
トランジスタのコレクタと前記第1,第2の定電流源の
他端との間、および前記第3,第5のトランジスタのコ
レクタと前記前記第3,第4の定電流源の他端との間に
それぞれ電源が接続されたことを特徴とする。
【0019】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の電圧制御増幅回路を
示す回路図である。
【0020】図1において、本実施例は、トランジスタ
Q1,Q2,エミッタ抵抗RE,定電流源I1,I2に
よって構成される第1の差動増幅回路に定電圧V1でバ
イアスされた入力信号viが入力され、前記第1の差動
増幅回路の出力すなわちトランジスタQ2のコレクタ
は、第2の差動増幅回路を構成する第5,第6のトラン
ジスタの共通エミッタに接続されると共に定電流源I4
に接続される。一方、前記第2の差動増幅回路の入力
は、制御端子T1に接続されると共に第3の差動増幅回
路の入力にも接続し、前記第3の差動増幅回路を構成す
るトランジスタQ3,Q4の共通エミッタは定電流源I
3に接続され、前記トランジスタQ4のコレクタと前記
第6のトランジスタのコレクタとは共通に接続されて負
荷抵抗RLに接続され、電圧制御増幅回路の出力voと
する。これらの回路は、定電圧源V2によって、バイア
スされている。
【0021】次に動作について説明する。トランジスタ
Q1,Q2,エミッタ抵抗RE,定電流源I1,I2に
よって構成された第1の差動増幅回路に入力された信号
viは、トランジスタQ1,Q2のコレクタ電流,IC
1,IC2として次式のように表わされる。
【0022】
【0023】ただし、定電流源I1,I2の電流値をI
0とする。
【0024】このトランジスタQ2のコレクタは、トラ
ンジスタQ5,Q6の共通エミッタに接続されると共に
定電流源I4に接続されている。今、定電流源I4の電
流値を2I0とし、トランジスタQ5,Q6のベース電
位差すなわち外部制御端子T1の電位差をVA=VB5
−VB6とすると、トランジスタQ5,Q6のコレクタ
電流IC5,IC6は、それぞれ次の(13),(1
4)式の様に表わされる。
【0025】
【0026】前記(14)式に、前記(12)式を代入
すると、次の(15)式が得られる
【0027】
【0028】一方、トランジスタQ3,Q4,定電流源
I3による差動増幅回路にVAの電圧が入力されること
により、トランジスタQ3,Q4のコレクタ電流IC
3,IC4は次の(16),(17)式の様になる。
【0029】
【0030】ただし、定電流源I3の電流値をI0とす
る。
【0031】次に、トランジスタQ4,Q6のコレクタ
を共通に接続し、負荷抵抗RLに接続し、負荷抵抗RL
の両端より出力voを取り出すと、出力voは次式の様
になる。
【0032】
【0033】従って、出力のDC電圧はI0×RLで、
制御電圧VAに依らず一定電圧であり、AC成分のみ制
御電圧VAによって利得が可変することができる。
【0034】今ここで、VCC=5Vとして出力振幅を
考える。トランジスタQ1,Q2のベース電位は、定電
流源I1,I2をトランジスタで構成する場合には、少
なくともトランジスタのベースエミッタ電圧VBEの2
倍以上は必要である為、V1=2Vとする。またトラン
ジスタQ3〜Q6のベース電圧すなわち制御端子T1の
制御電圧を考えると、定電流源I3,I4をトランジス
タで構成する為、電源電圧から2VBE以上下げる必要
がある。従って、端子T1の電圧を3Vに設定すること
ができ、出力振幅としては3VPPまで最大限とること
ができる。
【0035】図2は本発明の第2の実施例の電圧制御増
幅回路を示す回路図である。
【0036】図2において、本実施例は、図1内のnp
nトランジスタ,pnpトランジスタを、逆のpnpト
ランジスタ,npnトランジスタに置き換えたもので、
これにともないその他の構成も必然的に変更となってい
る。本回路の動作等は、第1の実施例と同様である。
【0037】尚図2において、定電圧源V1は、接地側
ではなく、定電圧源V2の配線と入力信号源viとの間
に接続されてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、入力信号
を増幅する差動増幅回路を構成するトランジスタと、特
に逆接合のトランジスタによって構成する差動増幅回路
とによって、利得を変化させる為に、従来の電圧制御増
幅回路と比べて、出力電位との許容範囲が広くとれる、
すなわち出力振幅を大きくとれるという効果を有する。
【0039】例えば、電源電圧を5Vとすると、制御端
子T1の電位としては、3V以上の高い電位に設定でき
る。従って、出力voとしても最大で3Vまで許容でき
る。これは、従来の電圧制御増幅回路に比べて、1.5
倍の振幅をとることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電圧制御増幅回路を示
す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例の回路図である。
【図3】従来の電圧制御増幅回路の回路図である。
【符号の説明】
Q1〜Q6 トランジスタ I1〜I4 定電流源 V1,V2 定電圧源 vi 入力信号源 vo 出力 T1 制御端子 RL 負荷抵抗 RE エミッタ抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号がベースに印加される第1,第
    2のトランジスタと、前記第1,第2のトランジスタの
    エミッタの間を接続する第1のエミッタ抵抗と、前記第
    1,第2のトランジスタのエミッタにそれぞれ一端が
    続された第1,第2の定電流源とを有する第1の差動増
    幅回路と、第3,第4のトランジスタのエミッタ同士を
    接続して第3の定電流源の一端に接続した第2の差動増
    幅回路と、第5,第6のトランジスタのエミッタ同士を
    接続して第4の定電流源の一端に接続した第3の差動増
    幅回路とを備えた電圧制御増幅回路において、前記第2
    のトランジスタのコレクタは、前記第5,第6のトラン
    ジスタのエミッタの共通接続点に接続し、前記第3,第
    6のトランジスタのベースは共通接続されて第1の制御
    端子となし、前記第4,第5のトランジスタのベースは
    共通接続されて第2の制御端子となし、前記第4,第6
    のトランジスタのコレクタは、負荷抵抗と出力端子とに
    接続し、前記第1のトランジスタのコレクタと前記第
    1,第2の定電流源の他端との間、および前記第3,第
    5のトランジスタのコレクタと前記前記第3,第4の定
    電流源の他端との間にそれぞれ電源が接続されたことを
    特徴とする電圧制御増幅回路。
  2. 【請求項2】 第1,第2のトランジスタと、第3乃至
    第6のトランジスタとが、互いに逆極性である請求項1
    に記載の電圧制御増幅回路。
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