JP3061736B2 - 低濃度ドーピングドレインを有するmos型電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

低濃度ドーピングドレインを有するmos型電界効果トランジスタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子の製造方法に
係り、特に高集積度を必要とする半導体素子における低
濃度でドーピングされたドレイン(LDD:lightly do
ped drain)を有するMOS(metal oxide semiconduct
or)型電界効果トランジスタ(FET:field effect tr
ansistor)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の集積回路の製造方
法において、高性能の回路動作特性および高集積度が要
求されるようになっている。したがって、MOS型電界
効果トランジスタ(metal oxide semicondutor field e
ffect transistor:以下、“MOS FET”と言う)
の場合においても素子の大きさを縮小するための技術改
善が行われ、その結果、半導体集積回路の製造技術はミ
クロン単位以下にスケールダウンされた。半導体素子の
回路の集積は、水平ディメンションの縮小と共に、それ
に比例する垂直ディメンションの縮小がなされないと、
各種素子の特性の均衡を保つことができない。例えば、
素子の大きさの縮小によって、ソースとドレインとの間
隔が接近すると予期しない素子の特性変化が現われるよ
うになり、その代表的な現象がショットチャネル効果で
ある。このショットチャネル効果の問題をを解決するた
めには、水平方向のスケールダウン、すなわち、ゲート
の長さの縮小と共に垂直方向のスケールダウン、言い換
えれば、ゲート絶縁膜の厚さ、そして接合の深さなどを
縮小しなければならない。さらに、それにしたがって印
加電力を低下し、半導体基板のドーピング濃度を高め、
特にチャネル領域の不純物イオン注入深さの断面(プロ
ファイル)を調整しなければならない。しかしながら、
半導体素子の動作電力は、その素子を用いる電子製品に
おいて求められる電力値を満たさなければならないの
で、半導体素子のディメンションについてはスケールダ
ウンされているが、集積回路において求められる動作電
力に対する電気的ディメンションは縮小されていなかっ
た。半導体装置におけるMOS素子、特にNMOSトラ
ンジスタの場合は、チャネルの長さが短くなるにしたが
ってソース/ドレイン間の間隔が縮まる。したがって、
ソースから印加された電子がドレイン接合(drain junc
tion)のチャネル方向のエッジ付近の高い電場により急
速に加速されて発生するホットキャリヤ(hot carrier
s)に対し弱い構造を持つようになった〔Chenming Hu e
tal, “hot-electron-induced MOSFET degradation met
al, monitor and improvement”, IEEEtransactions on
electron devices, Vol.ED-32, No.2 (February 198
5), pp.375〜385〕。上記した文献によると、ホットキ
ャリヤの不安定性は、短いチャネルの長さおよび高い印
加電圧に起因したドレイン接合近傍の非常に高い電場が
原因するようである。このようにして発生したホットキ
ャリヤ(電子)は、ゲート絶縁膜に注入されて、再び基
板電流として流れる。したがって、縮小されたチャネル
長さを有し、ホットキャリヤに弱い従来のNMOS素子
構造を改善した低濃度でドーピングされたドレイン(L
DD:lightly doped drain)構造を持つMOS FET
が1978年に提案された〔K. Saito et al., “A new
short channel MOSFETwith lightly doped drain”, d
enshi tsushin rengo taikai (in Japanese)(April 197
8), p.220〕。このLDD構造の特徴は、側面の長さが
狭く自己整合的(self−aligned)に低濃度でドーピン
グされたn型領域(n- 領域)がチャネルと高濃度でド
ーピングされたn型(n+)のソース/ドレイン領域と
の間に位置する。このようなn-領域がドレイン接合の
近傍において高い電場が広がるようになり、高い印加電
圧においてもソースから印加されたキャリヤである電子
が急激に加速されないようにするものであり、ホットキ
ャリヤによる電流の不安定性を解決するものである。1
M DRAM級以上の集積度を有する半導体素子の製造
技術の研究の過程でLDDを有するMOS FETを製
造する多様な技術が提案された。その中で、ゲートの側
面の絶縁体に側壁スペーサを形成する方法を用いたLD
Dの製造方法が最も典型的なものであり、この技術が現
在にまで大部分の量産技術として用いられている。図3
および図4に示す(a)〜(f)工程は、従来の技術に
よってLDDを有するNMOSトランジスタの作製過程
を示す工程図である。まず、図3(a)に示すように、
通常の方法でシリコン基板11上に、活性領域11a
と、隔離領域11bとを形成した後、全面にゲート絶縁
膜12を形成し、その上にポリシリコン層13aおよび
ゲート酸化膜14aを順に蒸着する。そして、図3
(b)に示すように、ホトエッチング工程により、ゲー
ト酸化膜14aからなるキャップゲート酸化膜14およ
びポリシリコン層13aからなるゲート13を形成す
る。その後、図3(C)に示すように、n- 領域16を
形成するために注入量を少なくし、低い注入エネルギー
で、全面にリン(P+)イオン注入を行う。
【0003】ついで、図3(d)に示すように、側壁ス
ペーサを形成するために化学気相蒸着(CVD)法に
て、シリコン酸化膜15を全面に蒸着する。上記工程の
後、図4(e)に示すように、反応性イオンエッチング
技術により、全面にエッチバック(etched back)を進
行させてシリコン酸化膜15の1部をゲート13および
キャップゲート酸化膜14の側面に残留させる。この
時、ゲート13に保護されないゲート絶縁膜12もエッ
チングされて、シリコン基板11の表面部が露出され
る。したがって、シリコン酸化膜15の1部とゲート絶
縁膜12の1部とからなるゲート側壁スペーサ15a
が、ゲート13およびキャップゲート酸化膜14の側面
に形成される。その後、図4(f)に示すように、接合
(junction)の深さが深い高濃度でドーピングされたn
+ソース/ドレインを作るためにイオン注入量を多くし
て、n型不純物イオン注入を促進させてn+ ソース/ド
レイン17を形成する。この時、ゲート側壁スペーサ1
5aが、n+ ソース/ドレインを形成するための高濃度
イオン注入時の障害膜の役割をするので、ゲートのチャ
ネルCと、n+ ソース/ドレイン17との間にかかる高
濃度のドーピングに影響を受けないn- ジャンクション
(接合)16aが形成できる〔Paul J. Tsang et al.,
“fabrication of high performance LDDFET's with ox
ide sidewall-spacer technology”, IEEE transaction
s on electron devices, Vol.ED-29, No.4 (April 198
2)〕。しかしながら、上記のようなゲートの側壁スペ
ーサ15aの形成によるLDD素子の製造方法は、特に
高集積高品位を要する次世代半導体素子製造の実用化技
術としては適合しないという問題がある。これは、製造
工程に、さらにゲートの側壁スペーサの形成のためのC
VD法による酸化膜の蒸着およびエッチバックを実施す
ることを特徴とするものであり、かかるエッチングの際
に活性領域のシリコン基板の表面が露出され汚染された
り、また露出された活性領域が過度にエッチングされて
シリコン基板が損傷され、この過度にエッチングされた
深さが、シリコンウエハ(基板)の位置およびパターン
集積度に応じて互いに異なる形状の激しい不均一性を現
わすことになり、半導体素子の電気的特性がその位置に
よって著しく不均一となる問題がある。すなわち、図5
に示すように、エッチバックの際に、酸化膜エッチング
に用いられるCF3、CHF3、O2等のプラズマラジカ
ル種が、シリコン基板に浸透し、エッチングの際のRF
パワーによって異なるが、シリコン表面から500Åの
範囲において、CFx-高分子、Si−C、Si−O、
Si−O−C結合などの化合物層が形成される。図5
は、従来技術において、CF3、CHF3、O2などの気
体からなる酸化膜エッチングの際のプラズマ状態のラジ
カル等がシリコン基板に侵入して汚染される現象によっ
て過度にエッチングされたシリコン基板を、SIMS
(SecondaryIon Mass Spectroscopy)により分析した結
果を示すグラフである。図5において、X軸はシリコン
表面からの深さ、すなわちスパッタリング時間(mi
n)依存するRP(projected range)値を示し、Y軸は
汚染されたプラズマラジカル種の濃度に比例する相対値
(カウント)をログ値(対数値)で示したものである。
上記グラフから明らかなように、シリコン基板の表面付
近にフッ素、酸素および炭素の濃度が、いずれもがシリ
コンの濃度よりも大きくなっており、上記の汚染元素が
シリコン基板表面から500Å範囲において、CFx-
高分子、Si−C、Si−O、Si−O−C結合の化合
物層が形成されていることが分かる。したがって、深さ
の浅い接合を求める高集積素子においては、上記のよう
な化合物層の接合部位が、接合部に印加される電場下で
空乏層領域内に存在するようになるので、キャリヤを発
生させるトラップの役割をして、接合部の漏洩電流を増
加させる原因となっている(Jeong Kim et al., “clea
ning process for removing of oxide etch residue”
proceedings of contamination control and defect re
duction in semiconductor manufacturing I, P.P.408
〜415,(1992),Toronto)。図6は、側壁酸化膜のエッチ
ングに伴うキャリヤのライフタイムの変化を示すグラフ
である。側壁酸化膜のエッチングの前はキャリヤのライ
フタイムが100μs程度であったが、側壁形成用酸化
膜のエッチング直後には10μs程度にライフタイムが
悪化し、この時損傷されたシリコン基板を、さらに化学
的乾式エッチ(chemical dry etch)した後は100μ
s以上に回復し、また、反応性イオンエッチ(RIE)
を用いて、損傷を受けた基板を浄化すると50μs以上
に回復されることが分かる。図6において、“a”はエ
ッチングの前、“b”は反応性イオンエッチ(RIE)
の後の基板、“c”は基板に物理的な損傷を与えない化
学的乾式エッチ時の基板、そして、“d”は反応性イオ
ンエッチの後の基板におけるキャリヤライフタイムを示
すものである。すなわち、汚染やエッチングによる損傷
を除去すると、シリコン基板の品質は元のウエハ水準の
品質に回復することが分かる。図7は、ゲート側壁スペ
ーサの形成時の酸化膜エッチング方法と接合部の漏洩電
流の変化の関係を示す図表である。すなわち、シリコン
基板が過度にエッチングされると損傷領域が大きくな
り、これによって接合部の漏洩電流が増加することを示
している。したがって、上記の汚染層あるいはエッチン
グ損傷層を除去すると接合特性が改善されることにな
る。従来技術における他の問題点として、図8に示すよ
うに、ゲート21の側壁スペーサ22は、一般的にシリ
コン基板20に対してほぼ垂直に形成されるため、シリ
コン基板20と接合する角領域にストレスが集中して、
側壁スペーサ22の角部からシリコン基板20のバルク
方向に転位線25が示すように結晶欠陥を作る。この転
位線25は、接合部における漏洩電流およびデータ記憶
特性を劣化させる。図8は、従来の方法により製造され
た半導体装置、すなわちLDDを有するMOS FET
の部分断面構造を示すものである。図において、ヒ素
(As+)イオン注入による結晶欠陥23、24が、シ
リコン基板20にループ状に形成される。上層に位置す
る結晶欠陥23は、不純物イオンの中心深さRPに位置
し、下層に位置する結晶欠陥24は、非晶質/結晶質の
界面の深さに位置する。特に、ゲート21の側壁スペー
サ22の角部分において、熱特性の差異によるストレス
が集中して転位線25に示すように結晶欠陥が発生す
る。これらの結晶欠陥は、熱特性の差異による熱的なス
トレスがシリコン基板20の結晶の結合エネルギーより
も大きくなると転位が発生するものと推定される。この
ため、次の図9(a)、(b)に示すように、ゲート側
壁スペーサの形態によってシリコン基板へのストレス分
布が異なってくる。図9(a)、(b)は、従来の方法
により製造されたLDDを有するNMOSFETからな
る半導体装置のゲート31、31aの側壁スペーサ3
2、32aからのシリコン基板30、30aへのストレ
ス分布を示すものである。図9(a)は、シリコン基板
30と反応性イオンエッチング法により形成されたゲー
ト側壁酸化膜からなる側壁スペーサ32との間の熱膨張
率の差異に起因して側壁スペーサ32、不純物拡散領域
33、34およびゲート31電極が影響を受ける。すな
わち、シリコン基板30の表面部位に形成された不純物
拡散領域33、34は、発生する上記ストレスにより、
側壁スペーサ32の角部分において最大5.4×109
dyn(ダイン)/cm2の大きさのストレスSを受けて
結晶の結合エネルギー以上となり欠陥を発生する。これ
は、上記ストレスの大きさがシリコン結晶の結合エネル
ギー以上となって転位が発生したものである。図9
(b)は、シリコン基板30aと反応性イオンエッチン
グ法により形成されたゲート側壁酸化膜32aとの間の
熱膨張率に起因して側壁スペーサ32aと不純物拡散領
域33a、34aおよびゲート31a電極が影響を受け
る。すなわち、シリコン基板30aの表面部位に形成さ
れた不純物拡散領域33a、34aは、発生するストレ
スにより側壁スペーサ32aの角部分において、最大
2.7×109dyn/cm2の大きさのストレスを受け
るが、この時はストレスS′の大きさがシリコンの結合
エネルギーより小さいので転位は発生しない。このよう
に、ゲートの側壁スペーサの形状によって、シリコン基
板となす角度に応じてシリコン基板に印加されるストレ
スが2.7×109〜5.4×109dyn/cm2の大
きさで現れ、このストレスが側壁スペーサの傾斜が急激
なほど結晶欠陥、すなわち、転位が容易に発生する(Sh
igeo Onishi et al., “formatic of a defect free ju
nction layer by controlling defects due As+ Implan
tation,” IEEE/ERPS, 1991, PP.255〜259)。図11
は、側壁スペーサにおいての転位線の深さと接合部の漏
洩電流との関係を示すグラフである。従来技術において
形成されたゲート31、31aの側壁スペーサ32、3
2aのプロファイルによる転位線の深さ(nm)をX軸
に示し、これによる接合部の漏洩電流(A)の大きさで
示される電気的特性をY軸に示している。すなわち、側
壁スペーサの傾きが大きいほど漏洩電流が増加すること
が分かる。素子の大きさをスケールダウンしながら製造
工程において許容し得る範囲で縮小したため、ゲートの
側壁スペーサの形成方法におけるCVD法による酸化膜
の蒸着およびエッチング工程において発生するシリコン
基板の過度のエッチングによって、プラズマ種の基板へ
の浸入、側壁スペーサのプロファイルに起因した結晶欠
陥等による素子特性の低下(特に、接合部における漏洩
電流の増加)が大きな問題である。したがって、従来の
側壁スペーサを用いたLDD素子の製造方法を改善する
ための研究と、これを代替する方法として側壁スペーサ
を通したLDD形成方法の問題点を解決するための研究
が目下行われている。図10(a)ないし(c)は、従
来の技術を改善したものであり、エッチストップ層(et
ch stop layer)を追加して側壁スペーサを用いたLD
Dトランジスタの製造工程を示すものである。まず、ゲ
ート42のパターニングの後、側壁スペーサ43の形成
のためのCVD SiO2膜のエッチバックの際にシリコ
ン基板40を保護できるエッチストップ層(ポリシリコ
ンまたはSi34層)44を、ゲート絶縁膜41および
パッド酸化膜41上に形成した後(図10(a))、C
VD SiO2膜43を蒸着しエッチバックしてゲート4
2の側壁スペーサ43を形成する(図10(b))。こ
の時、シリコン基板40の過度のエッチングおよびエッ
チング剤であるプラズマ種の汚染を防止することができ
る。次に、図10(c)に示すように、n+ 領域形成用
のイオン注入を行い、スペーサ43を除去し、n- 領域
形成用のイオン注入を行いMOS FETを作製する。
しかしながら、上述した技術は、側壁スペーサのプロフ
ァイルが原因となる転位線の発生の問題を完全に解消す
ることはできない。さらに、他の方法として、米国特許
第4,599,118号公報に記載されているオーバハン
グ(overhang)技術があり、この方法は、SiO2/S
34/ポリシリコン/SiO2膜からなる積層膜をゲ
ートパターニングした後、ポリシリコンを過度にエッチ
ングしてSiO2/Si34オーバハングを作る。この
オーバハングをイオン注入妨害膜マスクとして用いて、
n+ ソース/ドレインイオン注入を行い、オーバハング
を除去した後、n- イオン注入を行ってn- 領域を形成
する〔p.1360, of Seiki Ogura et al., “design and
characteristics of the lightly doped drain-source
(LDD) insulated gate field-effect transistor” IEE
E transactions on electron devices, Vol.ED-27, No.
8 (August 1980)〕。1M DRAM級以上の集積度を
要求されスケールダウンされたトランジスタで発生する
短いチャネルの長さが原因となるホットキャリヤの不安
定性の問題を解決するためにLDD構造のトランジスタ
が提案され、その作製方法としてゲートの側壁スペーサ
を用いるLDD素子の製造技術は実用化された。しかし
ながら、16M DRAM級以上の高集積素子において
は、上記の側壁スペーサを用いてLDDを作製する技術
ではLDD素子の特性を十分に満足させることができな
いという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点を解消し、VLSI〔very large
scaled integrated circuit:超大規模集積回路〕に適合
したLDD構造を有するMOS素子の製造方法に係り、
目的とするところは、側壁スペーサをイオン注入障害膜
として用いることなくLDD素子を作製する方法を提案
し、特に、16M DRAM級以上の高集積素子に適合
したLDD構造を有するMOS FETの製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項1に記
載のように、低濃度ドーピングドレインを有するMOS
型電界効果トランジスタの製造方法において、 (a)半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する段階と、 (b)上記第1の絶縁膜上に導電層を形成する段階と、(c)上記導電層上に、シリコン酸化物に対してエッチ
ングの選択性を有し、ポリシリコンと反応性を有する物
質として、ケイ化物を形成する金属またはケイ化物から
なる上層膜を形成する段階と、 (d)上記上層膜上に第2の絶縁膜を形成する段階と、 (e)上記第2の絶縁膜をホトエッチング方法によりエ
ッチングして、残留する上記第2の絶縁膜からなるオー
バサイズのゲート形成用エッチング障害膜パターンを所
定部位に形成する段階と、 (f)上記エッチング障害膜パターンから保護される部
位を除いて、上記上層膜および導電層をエッチングによ
り除去し、残留する第2の絶縁膜からなるエッチング障
害膜パターン、上層膜および導電膜からなる積層パター
ンを形成する段階と、 (g)ソース/ドレイン形成のため上記積層パターンを
マスクとしてイオン注入を行い、第1の不純物イオン注
入層を形成する段階と、 (h)上記積層パターンの残留する上層膜を側面方向に
所定の部分エッチング除去する段階と、 (i)上記エッチング障害膜パターンを除去する段階
と、 (j)上記側面方向に所定の部分エッチング除去した上
層膜をマスクとして、上記積層パターンに残留する導電
膜をエッチング除去して最終ゲートを形成する段階と、 (k)低濃度ドーピングドレイン形成のための第2の不
純物イオン注入層を半導体基板の所定部位に形成する段
階と、 (L)第3の絶縁膜を上記基板全面に形成する段階と、 (m)上記第1、第2の不純物イオン注入層を活性化す
る段階を、少なくとも含む低濃度ドーピングドレインを
有するMOS型電界効果トランジスタの製造方法とする
ものである。上述した請求項1に記載のMOS型電界効
果トランジスタの製造方法の(c)段階において、導電
層上に、シリコン酸化物に対してエッチングの選択性を
有し、ポリシリコンと反応性を有する物質として、ケイ
化物を形成する金属または金属ケイ化物等からなる上層
膜を形成する段階と、該ケイ化物を形成する金属または
金属ケイ化物等からなる上層膜は除去することなく、以
後に示されている(d)段階以降の工程により、ケイ化
物を形成する金属または金属ケイ化物等からなる上層膜
をゲート電極の構成物質として用いることができ、この
ような構成とすることにより、ゲート抵抗の低い特性を
持つゲート電極を、従来よりも簡略化した工程で形成す
ることが可能となり、高性能のLDDを有するMOS型
電界効果トランジスタを実現できる効果がある。また、
本発明は請求項2に記載のように、請求項1の(a)段
階において、第1の絶縁膜はシリコンと酸素を含む絶縁
体からなる低濃度ドーピングドレインを有するMOS型
電界効果トランジスタの製造方法とするものである。ま
た、本発明は請求項3に記載のように、請求項1の
(b)段階において、導電層は減圧CVD法によりリン
イオンを本来の場所にドーピングしたポリシリコン膜で
ある低濃度ドーピングドレインを有するMOS型電界効
果トランジスタの製造方法とするものである。また、本
発明は請求項4に記載のように、請求項1の(d)段階
において、第2の絶縁膜は、CVD方法により形成した
シリコン酸化膜である低濃度ドーピングドレインを有す
るMOS型電界効果トランジスタの製造方法とするもの
である。また、本発明は請求項5に記載のように、請求
項1において、上層膜と第2の絶縁膜は、互いにエッチ
ングの選択性が異なる材料を用いる低濃度ドーピングド
レインを有するMOS型電界効果トランジスタの製造方
法とするものである。また、本発明は請求項6に記載の
ように、請求項1の(f)段階において、積層パターン
の形成は、エッチング障害膜パターンを用いて上層膜を
非等方性エッチングした後、さらに導電層を上記と同様
にエッチングする2段階のエッチングによる低濃度ドー
ピングドレインを有するMOS型電界効果トランジスタ
の製造方法とするものである。また、本発明は請求項7
に記載のように、請求項1の(g)段階において、第1
の不純物イオン注入層は、ソース/ドレイン接合を構成
するものであり、NMOS素子の場合には、積層パター
ンをイオン注入障害膜として、ヒ素イオンを1.0×1
15〜1.0×1016イオン/cm2の濃度範囲にイオン
注入する低濃度ドーピングドレインを有するMOS型電
界効果トランジスタの製造方法とするものである。ま
た、本発明は請求項8に記載のように、請求項1の
(h)段階において、積層パターンの上層膜を側面方向
に所定の部分除去するエッチングは、リン酸溶液に浸漬
して、上記上層膜の側面から0.1μm程度エッチング
除去する低濃度ドーピングドレインを有するMOS型電
界効果トランジスタの製造方法とするものである。ま
た、本発明は請求項9に記載のように、請求項1の
(k)段階において、第2の不純物イオン注入層は、N
MOS素子の場合に、リンイオンを不純物として5.0
×1012〜5.0×1013イオン/cm2の濃度範囲にイ
オン注入する低濃度ドーピングドレインを有するMOS
型電界効果トランジスタの製造方法とするものである。
また、本発明は請求項10に記載のように、請求項1の
(k)段階において、第2の不純物イオン注入層は、P
MOS素子の場合に、ホウ素イオンあるいはフッ化ホウ
素イオンを不純物として5.0×1012〜5.0×1013
イオン/cm2の濃度範囲にイオン注入する低濃度ドー
ピングドレインを有するMOS型電界効果トランジスタ
の製造方法とするものである。また、本発明は請求項1
1に記載のように、請求項1の(m)段階において、不
純物イオンの活性化は870℃程度の温度で40分間程
度アニーリングする低濃度ドーピングドレインを有する
MOS型電界効果トランジスタの製造方法とするもので
ある。また、本発明は請求項12に記載のように、請求
項1において、積層パターンの残留する上層膜を側面方
向に所定の部分除去するエッチングは、アンモニア水と
過酸化水素水の溶液に浸漬して行う低濃度ドーピングド
レインを有するMOS型電界効果トランジスタの製造方
法とするものである。また、本発明は請求項13に記載
のように、請求項1において、オーバサイズは最終ゲー
トの側面の長さよりも両側面の方向にほぼ0.1μmず
つ大きい長さとする低濃度ドーピングドレインを有する
MOS型電界効果トランジスタの製造方法とするもので
ある。また、本発明は請求項14に記載のように、請求
項1において、エッチング障害膜は第2の絶縁膜とフォ
トレジストとにより形成する低濃度ドーピングドレイン
を有するMOS型電界効果トランジスタの製造方法とす
るものである。また、本発明は請求項15に記載のよう
に、請求項1の(g)段階を、上記(h)段階もしくは
上記(i)段階の後に行う低濃度ドーピングドレインを
有するMOS型電界効果トランジスタの製造方法とする
ものである。上述した請求項2ないし請求項15に記載
のMOS型電界効果トランジスタの製造方法とすること
により、上記請求項1におけるゲート抵抗の低い優れた
特性を持つゲート電極を、従来よりも簡略化した工程で
形成することが可能となる共通の効果に加え、さらに、
従来技術における側壁スペーサの形成のための酸化膜の
エッチングの際に発生する諸問題、すなわち、シリコン
基板の不均一性をもたらす過度のエッチングおよび酸化
膜エッチングの際のエッチング気体であるプラズマ種が
シリコン基板内へ侵入し汚染され素子特性の劣化(例え
ば接合部における漏洩電流の増加)等の問題を解決する
ことができ、さらにゲート側壁スペーサのプロファイル
が原因となるスペーサの角部から基板内に発生するスト
レスによる基板のバルク方向に成長する結晶欠陥の発生
を抑止できる効果がある。
【0006】
【作用】本発明の低濃度ドーピングドレインを有するM
OS型電界効果トランジスタの製造方法は、請求項1な
いし請求項15のいずれか1項に記載のように、半導体
基板上に第1の絶縁膜を形成する段階と、第1の絶縁膜
上に導電層を形成する段階と、上記導電層上に、シリコ
ン酸化物に対してエッチングの選択性を有し、ポリシリ
コンと反応性を有する物質として、ケイ化物を形成する
金属またはケイ化物からなる上層膜を形成する段階と、
上層膜上に第2の絶縁膜を形成する段階と、第2の絶縁
膜をホトエッチング方法によりエッチングして残留して
いる上記第2の絶縁膜からなるオーバサイズのゲート形
成用エッチング障害膜パターンを所定部位に形成する段
階と、エッチング障害膜パターンから保護される部位を
除いた上記上層膜および導電層を除去して残留してい
る、第2の絶縁膜からなるエッチング障害膜パターン、
上層膜および導電膜からなる積層パターンを形成する段
階と、ソース/ドレイン形成のため上記積層パターンを
マスクにしたイオン注入を行い第1の不純物イオン注入
層を形成する段階と、積層パターンの残留する上層膜の
所定部分を側面方向に除去する段階と、エッチング障害
膜パターンを除去する段階と、所定部分が側面方向に除
去された上層膜をマスクに用いて上記積層パターンの残
留している導電膜をエッチングして最終的ゲートを形成
する段階と、LDD形成のため第2の不純物イオン注入
層を半導体基板の所定部位に形成する段階と、第3の絶
縁膜をウェーハ全面に形成する段階と、第1、第2の不
純物イオン注入層を活性化させる段階からなる低濃度ド
ーピングドレインを有するMOS型電界効果トランジス
タの製造方法であり、本発明の特徴とするところは、請
求項1に記載のMOS型電界効果トランジスタの製造方
法の(c)段階において、導電層上に、シリコン酸化物
に対してエッ チングの選択性を有し、ポリシリコンと反
応性を有する物質として、ケイ化物を形成する金属また
は金属ケイ化物等からなる上層膜を形成する段階にあっ
て、このようにケイ化物を形成する金属または金属ケイ
化物等からなる上層膜は、以下の製造段階において除去
することなく、以後に示されている(d)段階以降の工
程により、ゲート電極の構成物質として用いられるもの
であり、このような構成とすることにより、ゲート抵抗
の低い優れた特性を持つゲート電極を、従来よりも簡略
化した工程で形成することが可能となる。さらに、従来
技術における側壁スペーサの形成のための酸化膜のエッ
チングの際に発生する諸問題、すなわち、シリコン基板
の不均一性をもたらす過度のエッチングおよび酸化膜エ
ッチングの際のエッチング気体であるプラズマ種がシリ
コン基板内へ侵入し汚染され素子特性の劣化(例えば接
合部における漏洩電流の増加)等の問題も解決すること
ができ、さらに、ゲート側壁スペーサのプロファイルが
原因となるスペーサの角部から基板内に発生するストレ
スによる基板のバルク方向に成長する結晶欠陥の発生を
抑止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げ図面に基づいて
さらに詳細に説明する。図1は本実施例において例示す
る半導体素子であるLDD MOS FETの製造方法を
示す工程図である。まず、図1(a)に示すように、シ
リコン基板1上に、隔離領域2と活性領域(符号なし)
とを、通常のフィールド酸化工程により形成した後、以
後に形成されるゲートをシリコン基板1と絶縁させるゲ
ート絶縁膜であるシリコン酸化膜を第1の絶縁膜3とし
て100Åの厚さに成長させる。そして、LPCVD方
法によりゲート電極を形成する導電膜4の本来の場所に
ドーピングしたポリシリコン膜を250Åの厚さで第1
の絶縁膜3上に蒸着し、ついで、導電膜4であるポリシ
リコン膜および以後に形成される第3の絶縁膜6である
シリコン酸化膜と、高いエッチング選択比を有する第2
の絶縁膜5として窒化膜(Si34)をLPCVD法を
用いて300Å厚さに導電膜4上に蒸着する。次に、第
3の絶縁膜6としてCVD法により酸化膜を導電膜4で
あるポリシリコン膜上に500Åの厚さに蒸着する。そ
して、第3の絶縁膜6上にフォトレジスト8を塗布す
る。そして、図1(b)に示すように、最終的に形成さ
れるトランジスタの最終ゲートパターンよりも若干オー
バサイズ(ほぼ0.1μm程度)のゲート形成用マスク
を用いて露光および現像してフォトレジストパターン
(図示せず)を形成する。その後、フォトレジストパタ
ーンを用いて第3の絶縁膜6であるCVD法による酸化
膜および第2の絶縁膜5である窒化膜を非等方性エッチ
ングして、フォトレジストパターンに保護されない部位
の第3の絶縁膜6と第2の絶縁膜5とを除去した後、つ
いで、同一のフォトレジストパターンを用いて導電膜4
であるポリシリコン膜を第1の絶縁膜3であるゲート絶
縁膜が露出されるまでエッチングし、残留する第3の絶
縁膜6a/第2の絶縁膜5a/導電膜4aにより構成さ
れる積層構造膜のパターン(符号なし)を形成する。こ
のとき、残留する導電膜4aはオーバサイズのゲート4
aである。そして、フォトレジストパターンを通常の方
法に除去する。ついで、図1(c)に示すように、以後
の工程において形成される高濃度でドーピングされたn
型(n+)ソース/ドレインを形成するための第1のイ
オン注入をAs+イオンを用いて行い、半導体基板1の
活性領域(符号なし)に、第1の不純物イオン注入層1
0を形成する。この時、以前の段階において形成された
積層構造膜パターンは、イオン注入に対抗するイオン注
入妨害膜の役割をなし、かつ、0.1μmずつ合計0.
2μmずつ両側面にオーバサイズしているので、結局、
このオーバサイズされている部分には第1の不純物イオ
ン注入層10が形成されず以後の工程においてLDD形
成部位となる。このように、本発明においてはソース/
ドレイン形成のためのイオン注入の際に側壁スペーサを
用いないので、図5ないし図9において述べた素子の物
性変化による素子特性の劣化、すなわち、シリコン基板
の汚染およびストレスによる転位線の発生による接合部
における漏洩電流の増加の問題を解決することができ、
また、図11に示した転位線の発生問題もすべて解消で
きることになる。次の段階として、160℃の温度を有
するH3PO4溶液を用いる湿式エッチングを行い、積層
構造膜パターンの残留する第2の絶縁膜〔図1(b)の
5a〕であるSi34を、積層構造膜パターンの側面の
方向からエッチングされるようにして、0.1μm(オ
ーバサイズ)ほど側面からリセスされるようにする。こ
のようにして形成したリセスされた第2の絶縁膜5bを
形成するため、第2の絶縁膜と第3の絶縁膜そして導電
膜はそれぞれ異なるエッチング選択性を有する物質によ
り構成しなければならない。そして、この時の除去量
は、結局残留している第2の絶縁膜5であるシリコン窒
化膜のパターンがオーバサイズのゲート4aと同一長さ
のパターンを有しているので、最終的に作ろうとするト
ランジスタのゲート長さを有する導電膜パターンを形成
するためにはオーバサイズの0.1μmほどの嵩になる
ものである。このようにリセスされた第2の絶縁膜5b
は、以後の第2イオン注入の際にイオン注入障害膜の役
割および最終的ゲート電極を形成するためのエッチング
時のエッチング障害マスクの役割を果たす。次に、図1
(d)に示すように、リセスされた第2の絶縁膜5bを
最終的ゲートの形成の際のエッチング障害膜として用い
るため、積層構造膜パターンの上部に位置して残留する
第3の絶縁膜6aを除去する。上記工程の後、図2
(e)に示すように、リセスされた第2の絶縁膜5bで
ある窒化膜をマスクにしてオーバサイズのゲート4aを
非等方性エッチングによりエッチングして最終的ゲート
4bを形成する。ついで、低濃度でドーピングされたド
レイン(LDD)領域を形成するためリン(P+)イオ
ンを用いる第2のイオン注入を半導体基板表面に行い、
第2の不純物イオン注入層9を形成する。この時、第2
の不純物イオン注入層9は、NMOSの場合は、リン
(P+)イオンを不純物として用いて5.0×1012
5.0×1013イオン/cm2の濃度範囲でイオン注入
して形成し、PMOSの場合は、B+あるいはBF+イオ
ンを不純物として用いて、5.0×1012〜5.0×1
13イオン/cm2の濃度範囲でイオン注入して形成す
る。
【0008】次に、図2(f)に示すように、ウエハ全
面に第4の絶縁膜7である酸化膜をCVD法により蒸着
する。最後に、注入された不純物イオンを活性化したソ
ース/ドレイン接合をつくるためのアニーリングを87
0℃の温度で40分間行い、第1の不純物イオン注入層
10および第2の不純物イオン注入層9のイオンが十分
に拡散されるようにして、LDD接合9aおよびソース
/ドレイン接合10aを形成することにより本発明のL
DD MOS FETを完成することができる。特に、本
発明のLDD MOS FET素子の製造方法を、ポリサ
イド(polycide)ゲートを有するMOS素子の製造工程
に適用するといっそう特長を発現する。すなわち、オー
バサイズのゲートパターンに高濃度でドーピングされた
n形ソース/ドレイン領域を限定し、作製しようとする
トランジスタのゲート長さを決める側壁から湿式エッチ
ングにより側面方向にリセスされたパターンを形成する
時、第2の絶縁膜である窒化膜の代わりに、ポリシリコ
ンと反応してケイ化物を作る金属(例えば、Ti、W、
Ta、Co、Mo等)およびCVD法で反応させた状態
でそのまま蒸着が可能な金属ケイ化物、さらに伝導性を
有する他の金属化合物(例えば、TiN、ZrN等)を
用いる場合には、追加の工程を必要とすることなしにL
DD素子を容易に作製することができる。また、かかる
場合のリセスされたパターンの形成は、NH4OH/H2
2溶液を用いて湿式エッチングにより行うことが好ま
しい。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のL
DDを有するMOS型電界効果トランジスタの製造方法
によれば、導電層上に、シリコン酸化物に対してエッチ
ングの選択性を有し、ポリシリコンと反応性を有する物
質として、ケイ化物を形成する金属または金属ケイ化物
からなる上層膜を形成する段階を有し、このようにケイ
化物を形成する金属または金属ケイ化物からなる上層膜
は、以下の製造工程において除去されることなく、ゲー
ト電極の構成物質として用いられるものであり、このよ
うな構造とすることにより、ゲート抵抗の低い優れた特
性を持つゲート電極を、従来よりも簡略化した工程で形
成することが可能となり、高性能のLDDを有するMO
S型電界効果トランジスタを実現できる効果がある。さ
らに、従来技術における側壁スペーサの形成のための酸
化膜のエッチングの際に発生する諸問題、すなわち、シ
リコン基板の不均一性をもたらす過度のエッチングおよ
び酸化膜エッチングの際のエッチング気体であるプラズ
マ種がシリコン基板内へ侵入し汚染され素子特性の劣化
(例えば接合部における漏洩電流の増加)等の問題も解
決することができ、さらに、ゲート側壁スペーサのプロ
ファイルが原因となるスペーサの角部から基板内に発生
するストレスによる基板のバルク方向に成長する結晶欠
陥の発生を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で例示したLDDを有するMO
S形電界効果トランジスタの製造工程を示す説明図。
【図2】本発明の実施例で例示したLDDを有するMO
S形電界効果トランジスタの製造工程を示す説明図。
【図3】従来のLDDを有するNMOSトランジスタの
製造工程を示す説明図。
【図4】従来のLDDを有するNMOSトランジスタの
製造工程を示す説明図。
【図5】従来技術におけるCF3、CHF3、O2などの
気体からなる酸化膜エッチングの際のプラズマ状態のラ
ジカル種により浸入汚染されたシリコン基板のSIMS
による分析結果を示すグラフ。
【図6】従来技術における酸化膜エッチング後のシリコ
ン基板の浄化処理によるキャリヤのライフタイムの回復
現象を示すグラフ。
【図7】従来技術における酸化膜エッチング方法と接合
部の漏洩電流との関係を示す図表。
【図8】従来の方法により製造されたLDDを有するN
MOS FETの部分断面構造を示す模式図。
【図9】従来の方法により製造されたLDDを有するN
MOS FETにおけるゲートの側壁スペーサからシリ
コン基板へのストレス分布を示す模式図。
【図10】従来の製造技術を改善しエッチストップ層を
追加した側壁スペーサを用いたLDDトランジスタの製
造工程を示す説明図。
【図11】従来技術における側壁スペーサの転位線の深
さと接合部の漏洩電流との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…隔離領域 3…第1の絶縁膜 4…導電膜 4a…残留する導電膜(オーバサイズのゲート) 4b…最終的ゲート 5…第2の絶縁膜 5a…残留する第2の絶縁膜 5b…リセスされた第2の絶縁膜 6…第3の絶縁膜 6a…残留する第3の絶縁膜 7…第4の絶縁膜 8…フォトレジスト 9…第2のイオン注入層 9a…LDD接合 10…第1のイオン注入層 10a…ソース/ドレイン接合 11…シリコン基板 11a…活性領域 11b…隔離領域 12…ゲート絶縁膜 13…ゲート 13a…ポリシリコン層 14…キャップゲート酸化膜 14a…ゲート酸化膜 15…シリコン酸化膜 15a…ゲート側壁スペーサ 16…n- 領域 16a…n- ジャンクション(接合) 17…n+ ソース/ドレイン 20…シリコン基板 21…ゲート 22…側壁スペーサ 23、24…結晶欠陥 25…転位線 30…シリコン基板 30a…シリコン基板 31…ゲート 31a…ゲート 32…側壁スペーサ(ゲート側壁酸化膜) 32a…側壁スペーサ(ゲート側壁酸化膜) 33、34…不純物拡散領域 33a、34a…不純物拡散領域 40…シリコン基板 41…ゲート絶縁膜 42…ゲート 43…側壁スペーサ(CVD SiO2膜) 44…エッチストップ層(ポリシリコンまたはSiO2
層) S、S′…ストレス C…ゲートのチャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨウング−ジン ソング 大韓民国 チュングチェオンブグ−ド チェオンジュ−シ ガエスィン−ドン ドゥジンバクロ−アパート 102−1002 (56)参考文献 特開 昭62−92474(JP,A) 特開 平5−136402(JP,A)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低濃度ドーピングドレインを有するMOS
    型電界効果トランジスタの製造方法において、 (a)半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する段階と、 (b)上記第1の絶縁膜上に導電層を形成する段階と、(c)上記導電層上に、シリコン酸化物に対してエッチ
    ングの選択性を有し、ポリシリコンと反応性を有する物
    質として、ケイ化物を形成する金属またはケイ化物から
    なる上層膜を形成する段階と、 (d)上記上層膜上に第2の絶縁膜を形成する段階と、 (e)上記第2の絶縁膜をホトエッチング方法によりエ
    ッチングして、残留する上記第2の絶縁膜からなるオー
    バサイズのゲート形成用エッチング障害膜パターンを所
    定部位に形成する段階と、 (f)上記エッチング障害膜パターンから保護される部
    位を除いて、上記上層膜および導電層をエッチングによ
    り除去し、残留する第2の絶縁膜からなるエッチング障
    害膜パターン、上層膜および導電膜からなる積層パター
    ンを形成する段階と、 (g)ソース/ドレイン形成のため上記積層パターンを
    マスクとしてイオン注入を行い、第1の不純物イオン注
    入層を形成する段階と、 (h)上記積層パターンの残留する上層膜を側面方向に
    所定の部分エッチング除去する段階と、 (i)上記エッチング障害膜パターンを除去する段階
    と、 (j)上記側面方向に所定の部分エッチング除去した上
    層膜をマスクとして、上記積層パターンに残留する導電
    膜をエッチング除去して最終ゲートを形成する段階と、 (k)低濃度ドーピングドレイン形成のための第2の不
    純物イオン注入層を半導体基板の所定部位に形成する段
    階と、 (L)第3の絶縁膜を上記基板全面に形成する段階と、 (m)上記第1、第2の不純物イオン注入層を活性化す
    る段階を、少なくとも含むことを特徴とする低濃度ドー
    ピングドレインを有するMOS型電界効果トランジスタ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1の(a)段階において、第1の絶
    縁膜はシリコンと酸素を含む絶縁体からなることを特徴
    とする低濃度ドーピングドレインを有するMOS型電界
    効果トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1の(b)段階において、導電層は
    減圧CVD法によりリンイオンを本来の場所にドーピン
    グしたポリシリコン膜であることを特徴とする低濃度ド
    ーピングドレインを有するMOS型電界効果トランジス
    タの製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1の(d)段階において、第2の絶
    縁膜は、CVD方法により形成したシリコン酸化膜であ
    ることを特徴とする低濃度ドーピングドレインを有する
    MOS型電界効果トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1において、上層膜と第2の絶縁膜
    は、互いにエッチングの選択性が異なる材料を用いるこ
    とを特徴とする低濃度ドーピングドレインを有するMO
    S型電界効果トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1の(f)段階において、積層パタ
    ーンの形成は、エッチング障害膜パターンを用いて上層
    膜を非等方性エッチングした後、さらに導電層を上記と
    同様にエッチングする2段階のエッチングによることを
    特徴とする低濃度ドーピングドレインを有するMOS型
    電界効果トランジスタの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1の(g)段階において、第1の不
    純物イオン注入層は、ソース/ドレイン接合を構成する
    ものであり、NMOS素子の場合には、積層パターンを
    イオン注入障害膜として、ヒ素イオンを1.0×1015
    〜1.0×1016イオン/cm2の濃度範囲にイオン注
    入することを特徴とする低濃度ドーピングドレインを有
    するMOS型電界効果トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1の(h)段階において、積層パタ
    ーンの上層膜を側面方向に所定の部分除去するエッチン
    グは、リン酸溶液に浸漬して、上記上層膜の側面から
    0.1μm程度エッチング除去することを特徴とする低
    濃度ドーピングドレインを有するMOS型電界効果トラ
    ンジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1の(k)段階において、第2の不
    純物イオン注入層は、NMOS素子の場合に、リンイオ
    ンを不純物として5.0×1012〜5.0×1013イオ
    ン/cm2の濃度範囲にイオン注入することを特徴とす
    る低濃度ドーピングドレインを有するMOS型電界効果
    トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1の(k)段階において、第2の
    不純物イオン注入層は、PMOS素子の場合に、ホウ素
    イオンあるいはフッ化ホウ素イオンを不純物として5.
    0×1012〜5.0×1013イオン/cm2の濃度範囲
    にイオン注入することを特徴とする低濃度ドーピングド
    レインを有するMOS型電界効果トランジスタの製造方
    法。
  11. 【請求項11】請求項1の(m)段階において、不純物
    イオンの活性化は870℃程度の温度で40分間程度ア
    ニーリングすることを特徴とする低濃度ドーピングドレ
    インを有するMOS型電界効果トランジスタの製造方
    法。
  12. 【請求項12】請求項1において、積層パターンの残留
    する上層膜を側面方向に所定の部分除去するエッチング
    は、アンモニア水と過酸化水素水の溶液に浸漬して行う
    ことを特徴とする低濃度ドーピングドレインを有するM
    OS型電界効果トランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】請求項1において、オーバサイズは最終
    ゲートの側面の長さよりも両側面の方向にほぼ0.1μ
    mずつ大きい長さとすることを特徴とする低濃度ドーピ
    ングドレインを有するMOS型電界効果トランジスタの
    製造方法。
  14. 【請求項14】請求項1において、エッチング障害膜は
    第2の絶縁膜とフォトレジストとにより形成することを
    特徴とする低濃度ドーピングドレインを有するMOS型
    電界効果トランジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】請求項1の(g)段階を、上記(h)段
    階もしくは上記(i)段階の後に行うことをことを特徴
    とする低濃度ドーピングドレインを有するMOS型電界
    効果トランジスタの製造方法。
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