JP3060001U - 押しボタンの保持構造 - Google Patents

押しボタンの保持構造

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JP3060001U
JP3060001U JP1998010135U JP1013598U JP3060001U JP 3060001 U JP3060001 U JP 3060001U JP 1998010135 U JP1998010135 U JP 1998010135U JP 1013598 U JP1013598 U JP 1013598U JP 3060001 U JP3060001 U JP 3060001U
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信吾 濱田
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントキャビネット側に押しボタンを取り
付けるためのリブを設ける必要がなくてスペースを取ら
ないとともに、基板の上面に押しボタンを取り付けた状
態で基板をシャーシから簡単に取り外すことができる押
しボタンの保持構造を提供する。 【解決手段】 シャーシ1上に配置される基板2の上面
に配設されたスイッチ3をオン、オフするための押しボ
タン4の保持構造であって、スイッチ3には、押しボタ
ン4の先端が連結されており、基板2には、シャーシ1
から上向きに延設されて、押しボタン4を両側から保持
するために対向して形成された断面略L字形の保持腕部
11、12が挿入される開口溝21が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、シャーシ上に配置される基板の上面に配設されたスイッチをオン、 オフするための押しボタンの保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビデオ等の電気機器において、機器本体内のシャーシ上に配置され る基板の上面に配設されたスイッチをオン、オフするための押しボタンは、フロ ントキャビネットのデザインを変更することによってこのフロントキャビネット にリブを設けて、このリブに取り付けるようにしていた。 ところが、フロントキャビネットにリブを設けて、このリブに押しボタンを取 り付けるようにするには、スペース的に問題があった。 また、押しボタンを基板の上面に配設すると、ガタが生じるために、このガタ を規制する別ピースを取り付けなくてはならず、部品点数が多くなり、構造が複 雑になるとともに、取り付け作業が面倒であるという問題があった。
【0003】 また、特開平6−290673号公報には、押しボタン操作機構が記載されて いる。 これは、図3に示すように、製品内部にあるスイッチ等101の動作機構を、 外部から押しボタン105の操作により動作させる押しボタン操作機構において 、動作機構を動作させる押しボタンのアクチュエータ部107の先端に、動作機 構の側部に案内される案内部117を形成し、または動作機構を設けた基板10 4に設けた開口に、押しボタンのアクチュエータ部の先端の案内部を挿入して案 内させ、あるいは、基板に押しボタンのアクチュエータ部を案内する案内部を形 成するようにしたものである。 ところがこれにおいては、図3に示すように、押しボタン105を意匠パネル 110とボタン押え111で支持しなくてはならないので、スペース的に問題が あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来の問題を解消し、フロントキャビネット側に押しボタンを 取り付けるためのリブを設ける必要がなくてスペースを取らないとともに、基板 の上面に押しボタンを取り付けた状態で基板をシャーシから簡単に取り外すこと ができる押しボタンの保持構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、シャーシ上に配置され る基板の上面に配設されたスイッチをオン、オフするための押しボタンの保持構 造であって、前記スイッチには、前記押しボタンの先端が連結されており、前記 基板には、前記シャーシから上向きに延設されて、前記押しボタンを両側から保 持するために対向して形成された断面略L字形の保持腕部が挿入される開口溝が 形成されていることを特徴としている。
【0006】 請求項2に記載の考案は、前記押しボタンには、その下向き片に、略L字形に 折曲した保持用リブが前記基板の下面に沿うように突設されていることを特徴と している。 請求項3に記載の考案は、前記スイッチと押しボタンの連結部分には、前記ス イッチがオフ状態になるように押しボタンを復帰させるための付勢ばねが配設さ れていることを特徴としている。
【0007】 請求項4に記載の考案は、前記押しボタンには、前記基板の上面に沿って延設 されたガイド片が形成されていることを特徴としている。 請求項5に記載の考案は、前記押しボタンには、その先端側に、両側壁に割り 溝が形成された突出筒状部が突設され、前記スイッチのオン・オフ用突出片が前 記突出筒状部に挿入されて、前記オン・オフ用突出片に形成されたリング状溝に 、前記突出用筒状部内に内向きに突出形成された係合用突部が係合することによ って、前記押しボタンと前記スイッチが連結されるように構成したことを特徴と している。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案に係る押しボタンの保持構造の実施の形態について、図を参照し つつ説明する。 図1は本考案の実施形態の押しボタンの保持構造を示す部分正面図、図2(a )はその側面縦断面図、(b)は押しボタンとスイッチの連結構造を示す部分拡 大断面図である。
【0009】 本実施形態の押しボタンの保持構造は、図1、図2(a)(b)に示すように、 フロントキャビネット(図示略)内のシャーシ1上に配置される基板2の上面に スイッチ3が配設され、このスイッチ3には、押しボタン4の先端が連結されて おり、基板2には、シャーシ1から上向きに延設されて、押しボタン4の鍔部4 9を両側から保持するために対向して形成された断面略L字形の保持腕部11、 12が挿入される開口溝21が形成されている。 更に、押しボタン4には、その鍔部49の下縁略中央箇所から下向きに延設さ れた下向き片41に、略L字形に折曲した保持用リブ42が基板2の下面に沿う ように突設されている。
【0010】 また、押しボタン4には、基板2の上面に沿って延設されたガイド片43が形 成されている。 しかも、押しボタン4には、その先端側に、両側壁44、44に割り溝45、 45が形成された突出筒状部46が突設され、スイッチ3のオン・オフ用突出片 31が突出筒状部46に挿入されて、オン・オフ用突出片31に形成されたリン グ状溝32に、突出用筒状部46内に内向きに突出形成された係合用突部47が 係合することによって、押しボタン4とスイッチ3が連結されるように構成され ている。更に、スイッチ3と押しボタン4の連結部分には、スイッチ3がオフ状 態になるように押しボタン4を復帰させるための付勢ばね5が配設されている。 尚、図2(a)(b)において、符号6は付勢ばね5の一端を受けるためのばね 受板である。
【0011】 また、押しボタン4には、その表面に押し用突出部48が前向きに突設されて おり、この押し用突出部48を指の先で押すことによって、押しボタン4全体を 押し、突出筒状部46を介してスイッチ3のオン・オフ用突出片31を押してス イッチ3をオン状態とし、指を離すと、付勢ばね5の付勢力で押しボタン4が押 し戻されて、オン・オフ突出片31が元の状態に復帰して、スイッチ3はオフ状 態となる。
【0012】 本実施形態の押しボタンの保持構造によれば、シャーシ1が配置されるフロン トキャビネット(図示略)側に押しボタン4を取り付けるためのリブを設ける必 要がなくてスペースを取らない。しかも、押しボタン4の鍔部49の左右下縁に 、当接しシャーシ1から上向きに延設された対向する断面略L字形の保持腕部1 1、12を基板2の開口溝21から下向きに引き抜くことによって、基板2の上 面に押しボタン4を取り付けた状態で基板2をシャーシ1から簡単に取り外すこ とができる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の考案によれば、基板に、シャーシから 上向きに延設されて、押しボタンを両側から保持するために対向して形成された 断面略L字形の保持腕部が挿入される開口溝が形成されているので、押しボタン をフロントキャビネットで保持する必要がなく、フロントキャビネット側に押し ボタンを取り付けるリブを設ける必要がなくてスペースを取らない。しかも、押 しボタンを保持する保持腕部を基板の開口溝から引き抜くことによって、基板の 上面に押しボタンを取り付けた状態で基板をシャーシから簡単に取り外すことが できる。
【0014】 請求項2に記載の考案によれば、押しボタンに、その下向き片に、略L字形に 折曲した保持用リブが基板の下面に沿うように突設されているので、押しボタン の上下方向のがたつきを規制することができる。 請求項3に記載の考案によれば、スイッチと押しボタンの連結部分に、付勢ば ねを配設したので、押しボタンを指で押してスイッチをオン状態とした後に、押 しボタンから指を離すだけで、付勢ばねの付勢力で押しボタンを元に位置に復帰 させてスイッチを自動的にオフ状態とすることができる。
【0015】 請求項4に記載の考案によれば、押しボタンに、基板の上面に沿って延設され たガイド片が形成されているので、押しボタンを押してスイッチをオン状態にす るときに、この押しボタンのスイッチ側への移動を、ガイド片でガイドしてスム ーズに行うことができて、押しボタンをがたつきなく押し移動することができる 。
【0016】 請求項5に記載の考案によれば、押しボタンをスイッチに連結するときに、ス イッチのオン・オフ用突出片を押しボタンの突出筒状部内に挿入すると、この突 出筒状部がその割り溝によって外側に開くので、この挿入を簡単に行うことがで き、更に挿入した後には、オン・オフ用突出片に形成したリング状溝に、突出筒 状部内に内向きに突出形成した係合用突部が係合するので、これによって、押し ボタンとスイッチを簡単且つ強固に連結することができる。 しかも、取り外すときには、突出筒状部を割り溝によって外側に開いて、係合 用突部とリング状溝との係合を解除してオン・オフ用突出片を突出筒状部から引 き抜くことによって、簡単に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の押しボタンの保持構造を示
す部分正面図である。
【図2】実施形態の押しボタンの保持構造を示す側面縦
断面図、(b)は押しボタンとスイッチの連結構造を示
す部分拡大断面図である。
【図3】従来の押しボタン操作機構を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シャーシ 11、12 保持腕部 2 基板 21 開口溝部 3 スイッチ 31 オン・オフ用突出片 32 リング状溝 4 押しボタン 41 下向き片 42 保持用リブ 43 ガイド片 44 側壁 45 割り溝 46 突出筒状部 47 係合用突部 5 付勢ばね

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ上に配置される基板の上面に配
    設されたスイッチをオン、オフするための押しボタンの
    保持構造であって、前記スイッチには、前記押しボタン
    の先端が連結されており、前記基板には、前記シャーシ
    から上向きに延設されて、前記押しボタンを両側から保
    持するために対向して形成された断面略L字形の保持腕
    部が挿入される開口溝が形成されていることを特徴とす
    る押しボタンの保持構造。
  2. 【請求項2】前記押しボタンには、その下向き片に、略
    L字形に折曲した保持用リブが前記基板の下面に沿うよ
    うに突設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    押しボタンの保持構造。
  3. 【請求項3】 前記スイッチと押しボタンの連結部分に
    は、前記スイッチがオフ状態になるように押しボタンを
    復帰させるための付勢ばねが配設されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の押しボタンの保持構造。
  4. 【請求項4】 前記押しボタンには、前記基板の上面に
    沿って延設されたガイド片が形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の押しボタンの
    保持構造。
  5. 【請求項5】 前記押しボタンには、その先端側に、両
    側壁に割り溝が形成された突出筒状部が突設され、前記
    スイッチのオン・オフ用突出片が前記突出筒状部に挿入
    されて、前記オン・オフ用突出片に形成されたリング状
    溝に、前記突出用筒状部内に内向きに突出形成された係
    合用突部が係合することによって、前記押しボタンと前
    記スイッチが連結されるように構成したことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の押しボタンの保持
    構造。
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