JP3058369B2 - 表示・撮像装置 - Google Patents
表示・撮像装置Info
- Publication number
- JP3058369B2 JP3058369B2 JP3349391A JP34939191A JP3058369B2 JP 3058369 B2 JP3058369 B2 JP 3058369B2 JP 3349391 A JP3349391 A JP 3349391A JP 34939191 A JP34939191 A JP 34939191A JP 3058369 B2 JP3058369 B2 JP 3058369B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- semi
- transparent mirror
- imaging device
- crt display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＴＶ電話やＴＶ会議シ
ステム等に用いられる表示装置と撮像装置が組み合わさ
った表示・撮像装置に関するものである。
ステム等に用いられる表示装置と撮像装置が組み合わさ
った表示・撮像装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、画像符号化技術等の通信技術の発
展により、遠隔地間を映像・音声通信網で結んだＴＶ電
話やＴＶ会議システム等の双方向映像通信が急速に普及
してきている。今後は、ＩＳＤＮ網の充実と伝送網の高
帯域化等により、より高臨場感に溢れた映像がサービス
できることが期待されている。
展により、遠隔地間を映像・音声通信網で結んだＴＶ電
話やＴＶ会議システム等の双方向映像通信が急速に普及
してきている。今後は、ＩＳＤＮ網の充実と伝送網の高
帯域化等により、より高臨場感に溢れた映像がサービス
できることが期待されている。
【０００３】図３に現在双方向映像通信に用いられる表
示・撮像装置を示す。撮像装置２がＣＲＴディスプレイ
１の上面または側面にあり、使用者（被写体）Ｍの撮像
を行う。しかし、このような装置を利用するものは、通
常、ＣＲＴディスプレイ１を見ているため撮像装置２で
撮像を行っても、使用者Ｍは撮像装置２の方に視線を向
けることはない。そのため、せっかくの高臨場感溢れる
映像が送信可能になっても、対話者同士の視線が一致し
ない不自然な会話になるという欠点があった。
示・撮像装置を示す。撮像装置２がＣＲＴディスプレイ
１の上面または側面にあり、使用者（被写体）Ｍの撮像
を行う。しかし、このような装置を利用するものは、通
常、ＣＲＴディスプレイ１を見ているため撮像装置２で
撮像を行っても、使用者Ｍは撮像装置２の方に視線を向
けることはない。そのため、せっかくの高臨場感溢れる
映像が送信可能になっても、対話者同士の視線が一致し
ない不自然な会話になるという欠点があった。
【０００４】対話者同士の視線を一致させる方法に、半
透鏡を用いる方式がある。図４に半透鏡を用いた表示・
撮像装置の構成図を示す。ＣＲＴディスプレイ１の前方
に半透鏡３を４５°傾けて設置している。被写体Ｍから
の像は半透鏡３で反射され、半透鏡３の上方にある撮像
装置２により撮像されることになる。その結果、ＣＲＴ
ディスプレイ１の位置から撮像したことと同等になり、
使用者Ｍの視線はＣＲＴディスプレイ１に向けられてい
るため、使用者Ｍと表示画面に映し出された通話相手と
視線が一致することになる。しかしながら、図４のよう
な構成では、ＣＲＴディスプレイ１の画面サイズが大き
くなるとともに、半透鏡３のサイズも大きくなってい
く。そのため、図中に示した奥行きｄが大きくなってし
まい、表示・撮像装置自体も大型で、かつ高価なものに
なってしまう欠点があった。
透鏡を用いる方式がある。図４に半透鏡を用いた表示・
撮像装置の構成図を示す。ＣＲＴディスプレイ１の前方
に半透鏡３を４５°傾けて設置している。被写体Ｍから
の像は半透鏡３で反射され、半透鏡３の上方にある撮像
装置２により撮像されることになる。その結果、ＣＲＴ
ディスプレイ１の位置から撮像したことと同等になり、
使用者Ｍの視線はＣＲＴディスプレイ１に向けられてい
るため、使用者Ｍと表示画面に映し出された通話相手と
視線が一致することになる。しかしながら、図４のよう
な構成では、ＣＲＴディスプレイ１の画面サイズが大き
くなるとともに、半透鏡３のサイズも大きくなってい
く。そのため、図中に示した奥行きｄが大きくなってし
まい、表示・撮像装置自体も大型で、かつ高価なものに
なってしまう欠点があった。
【０００５】そこで、視線一致を実現した小型で安価な
表示・撮像装置を構成するため、微小な半透鏡を複数組
み合わせて半透鏡３を構成する方法が考案された（特願
平２−７３４００号）。図５に微小半透鏡５を組み合わ
せた半透鏡４の断面図、図６に微小半透鏡５を組み合わ
せた半透鏡４を用いて構成した場合の表示・撮像装置の
構成図を示す。図中のθは微小半透鏡５の傾きを示して
いる。なお、７はミラーである。このような構成を行う
と、図中に示したように、入射光の一部は角度２θ方向
に反射されることになる。その際、微小半透鏡５の奥行
きｄは小さくすることが可能なため、従来の半透鏡３を
傾けて設置する方式より表示・撮像装置の小型化が図れ
る。
表示・撮像装置を構成するため、微小な半透鏡を複数組
み合わせて半透鏡３を構成する方法が考案された（特願
平２−７３４００号）。図５に微小半透鏡５を組み合わ
せた半透鏡４の断面図、図６に微小半透鏡５を組み合わ
せた半透鏡４を用いて構成した場合の表示・撮像装置の
構成図を示す。図中のθは微小半透鏡５の傾きを示して
いる。なお、７はミラーである。このような構成を行う
と、図中に示したように、入射光の一部は角度２θ方向
に反射されることになる。その際、微小半透鏡５の奥行
きｄは小さくすることが可能なため、従来の半透鏡３を
傾けて設置する方式より表示・撮像装置の小型化が図れ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表示装
置としてＣＲＴディスプレイ１を用いた場合、ＣＲＴデ
ィスプレイ１の表面が平坦ではないため、半透鏡３をデ
ィスプレイの表面に密着させて設置することができな
い。そのため、ＣＲＴディスプレイ１の表面と半透鏡４
の間隔が不均一になり、表示のずれや色ずれ、微小半透
鏡５と表示されるパタンによりモアレが生じる等の表示
画面の画質低下を招いていた。表示装置に平面ディスプ
レイである液晶ディスプレイ等を用いることにより、前
記問題点を回避できるが、液晶ディスプレイは現状では
まだまだ高価で、ＣＲＴディスプレイ１のようには一般
に広く普及されていない。既存の装置を用いて視線一致
を可能とする表示・撮像装置を簡便に安価に構成するた
めには、表示装置にＣＲＴディスプレイ１を用いた方が
有利であり、ＣＲＴディスプレイ１に適応可能な半透鏡
４の開発が必須であった。
置としてＣＲＴディスプレイ１を用いた場合、ＣＲＴデ
ィスプレイ１の表面が平坦ではないため、半透鏡３をデ
ィスプレイの表面に密着させて設置することができな
い。そのため、ＣＲＴディスプレイ１の表面と半透鏡４
の間隔が不均一になり、表示のずれや色ずれ、微小半透
鏡５と表示されるパタンによりモアレが生じる等の表示
画面の画質低下を招いていた。表示装置に平面ディスプ
レイである液晶ディスプレイ等を用いることにより、前
記問題点を回避できるが、液晶ディスプレイは現状では
まだまだ高価で、ＣＲＴディスプレイ１のようには一般
に広く普及されていない。既存の装置を用いて視線一致
を可能とする表示・撮像装置を簡便に安価に構成するた
めには、表示装置にＣＲＴディスプレイ１を用いた方が
有利であり、ＣＲＴディスプレイ１に適応可能な半透鏡
４の開発が必須であった。
【０００７】本発明の目的は、ＴＶ電話やＴＶ会議シス
テム等に用いられる微小半透鏡を複数組み合わせて半透
鏡を構成し、視線一致を実現した表示・撮像装置におい
て、半透鏡を微小に分割したことに起因して生じる撮像
画像の解像度劣化を緩和し、撮像画像の画質向上を図る
ことにある。
テム等に用いられる微小半透鏡を複数組み合わせて半透
鏡を構成し、視線一致を実現した表示・撮像装置におい
て、半透鏡を微小に分割したことに起因して生じる撮像
画像の解像度劣化を緩和し、撮像画像の画質向上を図る
ことにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる表示・撮
像装置は、反射方向が同一の多数の微小半透鏡からなる
半透鏡において、半透鏡の裏面にＣＲＴディスプレイの
ブラウン管表面と全く同じ曲率を有する凹型曲面を持た
せたものである。
像装置は、反射方向が同一の多数の微小半透鏡からなる
半透鏡において、半透鏡の裏面にＣＲＴディスプレイの
ブラウン管表面と全く同じ曲率を有する凹型曲面を持た
せたものである。
【０００９】
【作用】本発明においては、ＣＲＴディスプレイと半透
鏡を密着させて設置することを可能とし、表示画面の画
質低下を防ぐ。
鏡を密着させて設置することを可能とし、表示画面の画
質低下を防ぐ。
【００１０】
【実施例】図１に本発明の表示・撮像装置に用いる半透
鏡の断面図、図２に本発明の表示・撮像装置の構成図を
示す。図６に示した構成例に比べ、ＣＲＴディスプレイ
１のブラウン管の曲率に合わせた曲率を有する凹型曲面
６を半透鏡４の裏面に有することが大きく異なる。その
ため、図２に示すように、半透鏡４とＣＲＴディスプレ
イ１を密着させて設置することができ、モアレや表示の
ズレを無くすことができる。
鏡の断面図、図２に本発明の表示・撮像装置の構成図を
示す。図６に示した構成例に比べ、ＣＲＴディスプレイ
１のブラウン管の曲率に合わせた曲率を有する凹型曲面
６を半透鏡４の裏面に有することが大きく異なる。その
ため、図２に示すように、半透鏡４とＣＲＴディスプレ
イ１を密着させて設置することができ、モアレや表示の
ズレを無くすことができる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半透鏡
の裏面にＣＲＴディスプレイのブラウン管表面と全く同
じ曲率の凹型曲面を持たせることにより、ＣＲＴディス
プレイと半透鏡を密着させて設置することを可能とし、
表示画面の画質低下を防ぐことができるとともに、既存
のＣＲＴディスプレイを用いて視線一致を可能とする表
示・撮像装置を簡便に安価に構成できる。
の裏面にＣＲＴディスプレイのブラウン管表面と全く同
じ曲率の凹型曲面を持たせることにより、ＣＲＴディス
プレイと半透鏡を密着させて設置することを可能とし、
表示画面の画質低下を防ぐことができるとともに、既存
のＣＲＴディスプレイを用いて視線一致を可能とする表
示・撮像装置を簡便に安価に構成できる。
【図１】本発明の表示・撮像装置に用いる半透鏡の断面
図である。
図である。
【図２】本発明の表示・撮像装置の構成図である。
【図３】従来の表示・撮像装置の構成図である。
【図４】通常のハーフミラーを用いた表示・撮像装置の
構成図である。
構成図である。
【図５】微小半透鏡を複数組み合わせた構成の半透鏡の
断面図である。
断面図である。
【図６】微小半透鏡を複数組み合わせた半透鏡を用いて
構成した場合の表示・撮像装置の構成図である。
構成した場合の表示・撮像装置の構成図である。
１ ＣＲＴディスプレイ ２ 撮像装置 ３ 半透鏡 ４ 半透鏡 ５ 微小半透鏡 ６ 凹型曲面 ７ ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−315390（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−150684（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 7/14 - 7/173 H04N 5/65
Claims (1)
- 【請求項１】 ＣＲＴディスプレイと撮像装置および反
射方向が同一の多数の微少半透鏡からなる半透鏡から構
成され、前記ＣＲＴディスプレイの前面に前記半透鏡を
設置し、前記ＣＲＴディスプレイ前方の被写体を前記半
透鏡からの反射像として前記ＣＲＴディスプレイの周囲
に設置された前記撮像装置により撮像を行う表示・撮像
装置において、前記半透鏡の裏面に前記ＣＲＴディスプ
レイと同じ曲率の凹型曲面を持たせたことを特徴とする
表示・撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3349391A JP3058369B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 表示・撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3349391A JP3058369B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 表示・撮像装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161135A JPH05161135A (ja) | 1993-06-25 |
| JP3058369B2 true JP3058369B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18403438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3349391A Expired - Lifetime JP3058369B2 (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 表示・撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3058369B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI605718B (zh) | 2003-06-17 | 2017-11-11 | 半導體能源研究所股份有限公司 | 具有攝像功能之顯示裝置及雙向通訊系統 |
| JP6336223B1 (ja) * | 2017-08-29 | 2018-06-06 | 株式会社アスカネット | 双方向通信システム |
| WO2019138541A1 (ja) * | 2018-01-12 | 2019-07-18 | 株式会社アスカネット | 画像通信装置及び画像通信方法 |
| JP6450893B1 (ja) * | 2018-01-12 | 2019-01-09 | 株式会社アスカネット | 画像通信装置及び画像通信方法 |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP3349391A patent/JP3058369B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05161135A (ja) | 1993-06-25 |
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Legal Events
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