JP3058263U - 化粧料容器陳列用紙製トレイ - Google Patents
化粧料容器陳列用紙製トレイInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】合成樹脂材料を使用することなく、安価な化粧
料容器陳列用紙製トレイを提供する。 【解決手段】平板状紙材を折り曲げて作製された紙製ト
レイ20であって、長方形状の台板部分2と、上記台板
部分2の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側
板部分3と、上記台板部分2の一方の短辺から垂直に折
り上げられた立板部分5と、この立板部分5の上端部か
ら水平に延びる水平板部分6と、この水平板部分6の先
端部から下向き傾斜状に延びる傾斜板部分7で構成さ
れ、上記立板部分5と傾斜板部分7とのいずれか一方に
略コ字状の切り欠き線が形成され、上記切り欠き線で囲
まれた姿勢保持片9が折り曲げられ、この折り曲げられ
た姿勢保持片9で上記立板部分5と傾斜板部分7とが連
結されている。
料容器陳列用紙製トレイを提供する。 【解決手段】平板状紙材を折り曲げて作製された紙製ト
レイ20であって、長方形状の台板部分2と、上記台板
部分2の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側
板部分3と、上記台板部分2の一方の短辺から垂直に折
り上げられた立板部分5と、この立板部分5の上端部か
ら水平に延びる水平板部分6と、この水平板部分6の先
端部から下向き傾斜状に延びる傾斜板部分7で構成さ
れ、上記立板部分5と傾斜板部分7とのいずれか一方に
略コ字状の切り欠き線が形成され、上記切り欠き線で囲
まれた姿勢保持片9が折り曲げられ、この折り曲げられ
た姿勢保持片9で上記立板部分5と傾斜板部分7とが連
結されている。
Description
【0001】
本考案は、ヘアカラー(毛染め剤)の販売台等として用いられる化粧料容器陳 列用紙製トレイに関するものである。
【0002】
従来から、ヘアカラーの販売用として、図34および図35に示すようなトレ イ50が用いられている。このトレイ50は、塩化ビニル製の板体を折り曲げ成 形して作製されたものであり、3〜5本のヘアカラー収容ボトル(図示せず)を 載置しうる長方形状の台板部分51と、この台板部分51の一方の長辺(図面で は、奥側の長辺)から立設された側板部分52と、上記台板部分51の一方の短 辺(図面では、左側の短辺)から立設された立板部分53と、この立板部分53 の上辺から水平に延びる水平板部分54と、この水平板部分54の一側辺(図面 では、左側辺)から下向き傾斜状に延びる傾斜板部分55とからなっている。そ して、上記立板部分53の上端部,水平板部分54,傾斜板部分55にかけて、 表面にヘアカラーの品名,特長等が記載されたシール56が貼着されている。ま た、上記傾斜板部分55には、L字状の切り欠き穴(図示せず)が穿設されてお り、この切り欠き穴に、色見本58(ヘアカラー収容ボトルに収容するヘアカラ ーで染めた毛髪)を吊り下げた固定具57が着脱自在に取り付けられている。
【0003】
しかしながら、塩化ビニルは、公害,環境問題等を引き起こす原因となること から、その使用が規制されている。そして、来年を目処に、上記トレイの材料と して塩化ビニルを使用することができない予定になっている。そこで、トレイの 材料として、塩化ビニル以外の合成樹脂材料を用いることが考えられるが、コス トアップになる。
【0004】 本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、合成樹脂材料を使用するこ となく、安価な化粧料容器陳列用紙製トレイの提供をその目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するため、本考案は、平板状紙材を折り曲げて作製された紙 製トレイであって、長方形状の台板部分と、上記台板部分の一方の長辺から垂直 に折り上げられた帯状の側板部分と、上記台板部分の一方の短辺から垂直に折り 上げられた立板部分と、この立板部分の上端部から上記台板部分の長手方向に沿 って上記台板部分とは反対側に向かって水平に延びる水平板部分と、この水平板 部分の先端部から下向き傾斜状に延びる傾斜板部分とで構成され、上記立板部分 と傾斜板部分とのいずれか一方に略コ字状の切り欠き線が形成され、上記切り欠 き線で囲まれた部分が折り曲げられ、この折り曲げられた部分で上記立板部分と 傾斜板部分とが連結されている化粧料容器陳列用紙製トレイを第1の要旨とし、 平板状紙材を折り曲げて作製された紙製トレイであって、長方形状の台板部分と 、上記台板部分の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側板部分と、上記 台板部分の一方の短辺から垂直に折り上げられた立板部分と、この立板部分の上 端部から上記台板部分とは反対側に向かって下向き傾斜状に延びる傾斜板部分と で構成され、上記立板部分と傾斜板部分とのいずれか一方に略コ字状の切り欠き 線が形成され、上記切り欠き線で囲まれた部分が折り曲げられ、この折り曲げら れた部分で上記立板部分と傾斜板部分とが連結されている化粧料容器陳列用紙製 トレイを第2の要旨とし、第1の平板状紙材を折り曲げて作製された第1の紙製 折り曲げ体と,第2の平板状紙材を折り曲げて作製された第2の紙製折り曲げ体 とを一体化してなる紙製トレイであって、上記第1の紙製折り曲げ体が、長方形 状の台板部分と、上記台板部分の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側 板部分と、上記台板部分の一方の短辺から垂直に折り上げられた立板部分と、こ の立板部分の上端部から上記台板部分の長手方向に沿って上記台板部分とは反対 側に向かって水平に延びる水平板部分と、この水平板部分の先端部から下向き傾 斜状に延びる傾斜板部分とで構成され、上記第2の紙製折り曲げ体が、略コ字状 に折り曲げられた帯状体で構成され、この帯状体の略コ字状の相対向する2辺の うち一方の辺が上記立板部分に固定され、他方の辺が上記傾斜板部分に固定され ている化粧料容器陳列用紙製トレイを第3の要旨とし、第1の平板状紙材を折り 曲げて作製された第1の紙製折り曲げ体と,第2の平板状紙材を折り曲げて作製 された第2の紙製折り曲げ体とを一体化してなる紙製トレイであって、上記第1 の紙製折り曲げ体が、長方形状の台板部分と、上記台板部分の一方の長辺から垂 直に折り上げられた帯状の側板部分と、上記台板部分の一方の短辺から垂直に折 り上げられた立板部分と、この立板部分の上端部から上記台板部分とは反対側に 向かって下向き傾斜状に延びる傾斜板部分とで構成され、上記第2の紙製折り曲 げ体が、略コ字状に折り曲げられた帯状体で構成され、この帯状体の略コ字状の 相対向する2辺のうち一方の辺が上記立板部分に固定され、他方の辺が上記傾斜 板部分に固定されている化粧料容器陳列用紙製トレイを第4の要旨とする。
【0006】 すなわち、本考案の第1および第2の化粧料容器陳列用紙製トレイは、平板状 紙材を折り曲げて作製された紙製トレイである。そして、第1の化粧料容器陳列 用紙製トレイは、台板部分と側板部分と立板部分と水平板部分と傾斜板部分とで 構成されており、一方、第2の化粧料容器陳列用紙製トレイは、台板部分と側板 部分と立板部分と傾斜板部分とで構成されている。また、第1および第2の化粧 料容器陳列用紙製トレイは、立板部分と傾斜板部分とのいずれか一方に略コ字状 の切り欠き線が形成され、上記切り欠き線で囲まれた部分が折り曲げられ、この 折り曲げられた部分で立板部分と傾斜板部分とが連結されている。
【0007】 このように、本考案の第1および第2の化粧料容器陳列用紙製トレイは、平板 状紙材を用いて作製された紙製トレイであり、安価である。しかも、立板部分と 傾斜板部分とのいずれか一方に略コ字状の切り欠き線が形成され、上記切り欠き 線で囲まれた部分が折り曲げられ、この折り曲げられた部分で立板部分と傾斜板 部分とが連結されているため、立板部分と傾斜板部分とのいずれか一方の一部を 利用して、傾斜板部分の傾斜姿勢を保持することができる。なお、本考案におい て、「下向きに傾斜状に延びる傾斜板部分」とは、傾斜板部分が平板状に形成さ れて下向きに一直線状に延びている場合だけを指すのではなく、傾斜板部分が湾 曲状,波形状,階段状等に形成されていてもよく、傾斜板部分が全体として下方 に向かって傾斜していればよい。
【0008】 また、本考案の第3および第4の化粧料容器陳列用紙製トレイは、第1の平板 状紙材を折り曲げて作製された第1の紙製折り曲げ体と、第2の平板状紙材を折 り曲げて作製された第2の紙製折り曲げ体とを一体化してなる紙製トレイである 。そして、第3の化粧料容器陳列用紙製トレイは、第1の紙製折り曲げ体が、台 板部分と側板部分と立板部分と水平板部分と傾斜板部分とで構成され、一方、第 4の化粧料容器陳列用紙製トレイは、第1の紙製折り曲げ体が、台板部分と側板 部分と立板部分と傾斜板部分とで構成されている。また、第3および第4の化粧 料容器陳列用紙製トレイは、第2の紙製折り曲げ体が、略コ字状に折り曲げられ た帯状体で構成され、この帯状体の略コ字状の相対向する2辺のうち一方の辺が 上記立板部分に固定され、他方の辺が上記傾斜板部分に固定されている。
【0009】 このように、本考案の第3および第4の化粧料容器陳列用紙製トレイは、第1 の平板状紙材を折り曲げて作製された第1の紙製折り曲げ体と,第2の平板状紙 材を折り曲げて作製された第2の紙製折り曲げ体とを一体化してなる紙製トレイ であり、安価である。しかも、第2の紙製折り曲げ体の帯状体の略コ字状の相対 向する2辺のうち一方の辺が上記立板部分に固定され、他方の辺が上記傾斜板部 分に固定されているため、第2の紙製折り曲げ体を利用して傾斜板部分の傾斜姿 勢を保持することができる。
【0010】 本考案の第1および第2の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記立板部 分に略コ字状の切り欠き線が形成され、この切り欠き線で囲まれた部分が折り曲 げられ、この折り曲げられた部分の先端部分が上記傾斜板部分に沿うようにして 折り曲げられ接着されている場合、もしくは、上記傾斜板部分に略コ字状の切り 欠き線が形成され、この切り欠き線で囲まれた部分が折り曲げられ、この折り曲 げられた部分の先端部分が上記立板部分に沿うようにして折り曲げられ接着され ている場合には、第2の紙製折り曲げ体,接着テープ等を利用することなく、立 板部分もしくは傾斜板部分の一部を利用して、傾斜板部分を傾斜状態を保持する ことができる。
【0011】 本考案の第1〜第4の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記側板部分か ら突片が突設され、上記側板部分および立板部分が垂直に折り上げられた状態で 上記突片が上記立板部分に沿うようにして折り曲げられ接着されている場合、も しくは、上記立板部分から突片が突設され、上記側板部分および立板部分が垂直 に折り上げられた状態で上記突片が上記側板部分に沿うようにして折り曲げられ 接着されている場合には、接着テープ等を利用することなく、側板部分から突設 された突片、もしくは、立板部分から突設された突片を利用して、側板部分およ び立板部分の垂直姿勢を保持することができる。
【0012】 本考案の第1〜第4の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記側板部分お よび立板部分が垂直に折り上げられた状態で接着テープにより固定されている場 合には、接着テープを利用して上記側板部分および立板部分の垂直姿勢を保持す ることができる。
【0013】 また、本考案の第3および第4の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記 第2の紙製折り曲げ体が、略コ字状に折り曲げられた複数の帯状体を一体化した ものである場合には、複数の帯状体により確実に傾斜板部分を傾斜状態を保持す ることができる。
【0014】
つぎに、本考案の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
【0015】 図1〜図3は本考案の第1の紙製トレイ20の一実施の形態を示している。こ の実施の形態では、上記第1の紙製トレイ20は、台板部分2と、この台板部分 2の奥側の長辺から垂直に折り上げた側板部分3と、上記台板部分2の左側の短 辺から垂直に折り上げた立板部分5と、この立板部分5の上辺から水平に折り曲 げた水平板部分6と、この水平板部分6の左側辺から傾斜状に折り下げた傾斜板 部分7とを備えている。そして、側板部分3と立板部分5が突片3aにより接着 されており、これにより、互いに垂直姿勢を保持している。また、傾斜板部分7 が立板部分5から折り曲げた姿勢保持片9の先端部分9aに接着されており、こ れにより、傾斜板部分7が所定の傾斜角度を保持している。なお、この実施の形 態では、立板部分5の上端部と水平板部分6と傾斜板部分7の表面に、ヘアカラ ーの品名,特長等を表示する印刷が施されている。
【0016】 このような第1の紙製トレイ20は、図4および図5に示す型紙1(平板状紙 材)を用いて作製される。この型紙1は、長方形に形成された厚み1mm程度の 平板状厚紙(厚み0.5mm程度の再生紙:DKクリームソフト#8を2枚重ね にして接合したもの)を、トムソン型により、図4および図5に示す形状に打ち 抜いたものである。上記型紙1は、長方形状の台板部分2と、この台板部分2の 一方の長辺(図面では、奥側の長辺)に第1折り曲げ線11を介して連結する帯 状(台板部分2の長辺に沿って、左右方向に細長く延びる長方形状)の側板部分 3と、上記台板部分2の一方の短辺(図面では、左側の短辺)に第2折り曲げ線 12を介して連結する長方形状の折り曲げ板部分4とからなり、上記側板部分3 の左側の短辺に第3折り曲げ線13を介して突片3aが連結している。
【0017】 上記第1および第2折り曲げ線11,12は、所定間隔置きに切り込み線を設 け、かつ、各切り込み線をハーフカットした(下側の再生紙だけをカットした) ものであり、第1の紙製トレイ20において、各切り込み線間の部分(すなわち 、カットしていない部分)により、垂直に折り曲げた側板部分3,立板部分5の 強度アップを図っている。また、上記第3折り曲げ線13は、1本の切り込み線 からなり、これをハーフカットした(下側の再生紙だけをカットした)ものであ る。
【0018】 上記折り曲げ板部分4は、その長手方向に対し直交する方向に(すなわち、台 板部分2の短辺に平行に)、所定間隔置きに第4および第5折り曲げ線14,1 5が設けられており、これら両折り曲げ線14,15により台板部分2側から順 に立板部分5,水平板部分6,傾斜板部分7に区画されている。また、上記立板 部分5には略コ字状の切り欠き線8が形成されており、この切り欠き線8で囲ま れた部分で姿勢保持片9が形成されている。図において、7aは傾斜板部分7に 穿設されたL字状の穴である。
【0019】 上記切り欠き線8は、第4折り曲げ線14の一部を切り欠いた切り欠き線8a と、これに平行な切り欠き線8bと、両切り欠き線8a,8bの一端同士を結ぶ 傾斜状切り欠き線8cとにより、略コ字状に形成されている。また、上記切り欠 き線8の略コ字状の開口に第6折り曲げ線16が形成されており、この第6折り 曲げ線16により姿勢保持片9が折り曲げ自在になっている。また、上記姿勢保 持片9の中央部分よりやや奥側寄りから、傾斜状切り欠き線8cと平行に第7折 り曲げ線17が形成されており、この第7折り曲げ線17の上記切り欠き線8a に対する傾斜角度は、第1の紙製トレイ20において、下向きに傾斜する傾斜板 部分7の傾斜角度と同じに設定されている。これにより、第1の紙製トレイ20 の作製時に、上記姿勢保持片9を傾斜板部分7側に折り曲げ、そののち、上記姿 勢保持片9の先端部分9a(第7折り曲げ線17より先端側の部分)を傾斜板部 分7に沿わせるようにして折り曲げると、第7折り曲げ線17を傾斜板部分7に 当接させながら、上記先端部分9aを傾斜板部分7の裏面に沿わせることができ る(図9参照)。このようにして傾斜板部分7に沿わせた先端部分9aは、傾斜 板部分7の裏面に糊付け等により接着される。
【0020】 上記第4折り曲げ線14は、切り欠き線8の切り欠き線8aの両側にある2本 の切り込み線からなり、上記第5〜第7折り曲げ線15〜17は、1本の切り込 み線からなり、それぞれハーフカットした(上側の再生紙だけをカットした)も のである。
【0021】 上記の型紙1を用い、つぎのようにして第1の紙製トレイ20を作製すること ができる。すなわち、まず、図6に示すように、台板部分2の左側の短辺から立 板部分5を垂直に折り上げ、ついで、水平板部分6を左側に向かって水平に折り 曲げ、つぎに、傾斜板部分7を左側に向かって下向き傾斜状に折り下げる。つぎ に、台板部分2の奥側の長辺から側板部分3を垂直に折り上げる(図7参照)。 これらの手順は適宜変更することができる。つぎに、側板部分3から突設する突 片3aを内側に折り曲げて立板部分5に糊付け等により接着する(図8参照)。 つぎに、図9に示すように、姿勢保持片9を傾斜板部分7側に折り曲げたのち、 姿勢保持片9の先端部分9aを傾斜板部分7の裏面に沿わせるようにして折り曲 げ接着する(図10参照)。そののち、L字状の穴7a(図1では、図示せず) に、色見本58を吊り下げた固定具57を着脱自在に取り付ける(図1参照)。 このようにして、第1の紙製トレイ20を作製することができる。
【0022】 このように、上記実施の形態では、1枚の型紙1を折り曲げるだけで第1の紙 製トレイ20を作製することができ、安価で、作製容易である。
【0023】 図11は本考案の第1の紙製トレイ20に用いる型紙1の変形例を示している 。この変形例では、図4および図5に示す型紙1における突片3aに代えて、立 板部分5に第3折り曲げ線13(図示せず)を介して突片5aを連結している。 この突片5aは、第1の紙製トレイ20において、側板部分3に糊付け等により 接着される。それ以外の部分は図4および図5に示す型紙1と同様であり、同様 の部分には同じ符号を付している。この変形例の型紙1を用いた場合にも、図1 〜図3に示す第1の紙製トレイ20と同様の紙製トレイ20を得ることができ、 同様の作用・効果を奏する。
【0024】 図12は本考案の第1の紙製トレイ20に用いる型紙1の他の変形例を示して いる。この変形例では、図4および図5に示す型紙1における姿勢保持片9,第 6折り曲げ線16,第7折り曲げ線17に代えて、傾斜板部分7に姿勢保持片2 2,第6折り曲げ線23,第7折り曲げ線24を形成している。そして、第1の 紙製トレイ20の作製時には、姿勢保持片22を立板部分5側に折り曲げたのち 、姿勢保持片22の先端部分22a(第7折り曲げ線24より先端側の部分)を 折り曲げて糊付け等により接着する。それ以外の部分は図4および図5に示す型 紙1と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この変形例の型紙1 を用いた場合にも、図1〜図3に示す第1の紙製トレイ20と同様の紙製トレイ 20を得ることができ、同様の作用・効果を奏する。
【0025】 図13は本考案の第2の紙製トレイ25の一実施の形態を示している。この実 施の形態では、図1〜図3に示す第1の紙製トレイ20における水平板部分6, 傾斜板部分7に代えて、立板部分5の上辺から下方に向かって湾曲状に延びる傾 斜板部分26を設けている。それ以外の部分は図1〜図3に示す第1の紙製トレ イ20と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態で も、図1〜図3に示す第1の紙製トレイ20と同様の作用・効果を奏する。
【0026】 図14〜図16は本考案の第3の紙製トレイ30の他の実施の形態を示してい る。この実施の形態では、上記第3の紙製トレイ30は、台板部分2と、この台 板部分2の後側の長辺から垂直に折り上げた側板部分3と、上記台板部分2の左 側の短辺から垂直に折り上げた立板部分5と、この立板部分5の上辺から水平に 折り曲げた水平板部分6と、この水平板部分6の左側辺から傾斜状に折り下げた 傾斜板部分7とを備えている。そして、側板部分3と立板部分5とが突片3aに より接着されており、これにより、互いに垂直姿勢を保持している。また、傾斜 板部分7と立板部分5とが他方の型紙1bにより連結されており、これにより、 傾斜板部分7が所定の傾斜角度を保持している。なお、この実施の形態でも、立 板部分5の上端部と水平板部分6と傾斜板部分7の表面に、ヘアカラーの品名, 特長等を表示する印刷が施されている。
【0027】 このような第3の紙製トレイ30は、図17および図18に示すような2種類 の型紙1a,1b(平板状紙材)を用いて作製される。これら両型紙1a,1b は、長方形に形成された厚み1mm程度の平板状厚紙(厚み0.5mm程度の再 生紙:DKクリームソフト#8を2枚重ねにして接合したもの)を、トムソン型 により、図17および図18に示す形状に打ち抜いたものである。このような両 型紙1a,1bのうち、一方の型紙1aは、図4および図5に示す型紙1と同様 の形状に形成されているが、立板部分5に切り欠き線8および姿勢保持片9が形 成されていない。
【0028】 すなわち、上記一方の型紙1aは、長方形状の台板部分2と、この台板部分2 の一方の長辺(図面では、後側の長辺)に第1折り曲げ線11を介して連結する 帯状(台板部分2の長辺に沿って、左右方向に細長く延びる長方形状)の側板部 分3と、上記台板部分2の一方の短辺(図面では、左側の短辺)に第2折り曲げ 線12を介して連結する長方形状の折り曲げ板部分4とからなり、上記側板部分 3の左側の短辺に第3折り曲げ線13を介して突片3aが連結している。上記第 1および第2折り曲げ線11,12は、所定間隔置きに切り込み線を設け、かつ 、各切り込み線をハーフカットした(下側の再生紙だけをカットした)ものであ り、第3の紙製トレイ30において、各切り込み線間の部分(すなわち、カット していない部分)により、垂直に折り曲げた側板部分3,立板部分5の強度アッ プを図っている。
【0029】 上記折り曲げ板部分4は、その長手方向に対し直交する方向に(すなわち、台 板部分2の短辺に平行に)、所定間隔置きに第4および第5折り曲げ線14,1 5が設けられており、これら両折り曲げ線14,15により台板部分2側から順 に立板部分5,水平板部分6,傾斜板部分7に区画されている。上記立板部分5 には、その後側縁部に、第2折り曲げ線12から延びるようにして切り欠き部5 aが形成されている。この切り欠き部5aの長さは、上記側板部分3の幅(垂直 に折り上げた状態では、高さ)と略同じであり、第3の紙製トレイ30において 、上記立板部分5と側板部分3を垂直に折り上げた状態で、上記切り欠き部5a に側板部分3が位置決めされるようになっている(図16参照)。
【0030】 また、他方の型紙1bは、略弓形の帯状体で構成されており、折り曲げ板部分 4の短辺に沿って前後方向に細長く延びる長方形状の中央接着板部分31と、こ の中央接着板部分31の前側もしくは後側に第6折り曲げ線34を介して連結す る一対の連結板部分32と、両連結板部分32の前側もしくは後側に第7折り曲 げ線35を介して連結する一対の側方接着板部分33とからなる。また、上記両 連結板部分32とこれに連結する両側方接着板部分33とが、中央接着板部分3 1に対し所定角度で傾斜している。この傾斜角度は、両連結板部分32および両 側方接着板部分33を水平にした状態で、中央接着板部分31が第3の紙製トレ イ30の傾斜板部分7の傾斜角度と同じになるように設定されている(図22参 照)。
【0031】 また、上記両連結板部分32には、その一側面(第3の紙製トレイ30に取り 付けたときに、下面となる側面)に凹部32aが形成されている。これら両凹部 32aは、上記下面の略中央部から傾斜状に立ち上がる傾斜状切り欠き線と、第 7折り曲げ線35の略下半部分を切り欠いてなる直線状切り欠き線と、両切り欠 き線の上端部を結ぶ湾曲状切り欠き線とで切り落とされた部分で構成されている 。このような両凹部32aは、第3の紙製トレイ30を棚(図示せず)等の上に 載置したときに、棚等の先端から上向きに突出するストッパー(図示せず)に係 合し、第3の紙製トレイ30が棚等から滑り落ちることがないようにしている。
【0032】 このような他方の型紙1bは、その中央接着板部分31に対して両連結板部分 32を垂直に折り曲げたのち、両連結板部分32に対して両側方接着板部分33 を垂直に折り曲げる(すなわち、中央接着板部分31と両側方接着板部分33と が平行になるように折り曲げる)と、略長方形状の枠体となる(図20参照)。 すなわち、この枠体は、中央接着板部分31の前側部分と前側の連結板部分32 ,側方接着板部分33とでコ字状に折り曲げられており、また、中央接着板部分 31の後側部分と後側の連結板部分32,側方接着板部分33とでコ字状に折り 曲げられており、これらコ字状に折り曲げられた2つの部分が対向状に並設され たもので構成されている。
【0033】 また、このようにして折り曲げた枠体の両連結板部分32の上面を、第3の紙 製トレイ30の水平板部分6の下面に当接させると、中央接着板部分31を傾斜 板部分7の裏面に沿わせることができ、かつ、両側方接着板部分33を立板部分 5の左側面に沿わせることができる(図14参照)。そして、中央接着板部分3 1は傾斜板部分7の裏面に糊付け等により接着され、両側方接着板部分33は立 板部分5の左側面に糊付け等により接着される。
【0034】 上記の両型紙1a,1bを用い、つぎのようにして第3の紙製トレイ30を作 製することができる。すなわち、まず、図6に示すように、一方の型紙1aの台 板部分2の左側の短辺から立板部分5を垂直に折り上げ、ついで、水平板部分6 を左側に向かって水平に折り曲げ、つぎに、傾斜板部分7を左側に向かって下向 き傾斜状に折り下げる。つぎに、台板部分2の後側の長辺から側板部分3を垂直 に折り上げる(図7参照)。これらの手順は、適宜変更することができる。つぎ に、側板部分3から突設する突片3aを内側に折り曲げて立板部分5に糊付け等 により接着する(図8参照)。これにより、第1の紙製折り曲げ体を作製する。 つぎに、図19に示すように、他方の型紙1bの中央接着板部分31の前後両側 から両連結板部分32を垂直に折り曲げ、つぎに、図20に示すように、両側方 接着板部分33を内側に向けて垂直に折り曲げ、略長方形状の枠体とする。これ により、図21に示すように、両連結板部分32と両側方接着板部分33が水平 で、中央接着板部分31が下向き傾斜状となる枠体(第2の紙製折り曲げ体)が 得られる。そののち、この枠体を立板部分5と傾斜板部分7間に挿入し(図22 参照)、水平板部分6の下面に両連結板部分32の上面を当接させた状態で、中 央接着板部分31を傾斜板部分7の裏面に糊付け等により接着し、両側方接着板 部分33を立板部分5の左側面に糊付け等により接着する。そののち、L字状の 穴7a(図14では、図示せず)に、色見本58を吊り下げた固定具57を着脱 自在に取り付ける(図14参照)。このようにして、第3の紙製トレイ30を作 製することができる。
【0035】 このように、上記実施の形態では、2枚の型紙1a,1bを折り曲げて接着す るだけで第3の紙製トレイ30を作製することができ、安価で、作製容易である 。しかも、傾斜板部分7のL字状の穴7aの近傍部分に他方の型紙1bの中央接 着板部分31が接着されているため、この中央接着板部分31が上記L字状の穴 7aの補強材を兼ねている。
【0036】 図23は本考案の第3の紙製トレイ30に用いる他方の型紙1bの変形例を示 している。この変形例では、図17に示す他方の型紙1bにおける両側方接着板 部分33の長さを、中央接着板部分31の長さと略同じに形成し、図24に示す ように、略長方形状の枠体を作製したときに、両側方接着板部分33が重なり合 うようにしている。また、中央接着板部分31,両側方接着板部分33に鋲挿通 穴31a,33aを穿設するとともに、各鋲挿通穴31a,33aに対応する立 板部分5の部分,傾斜板部分7の部分に鋲挿通穴(図示せず)を穿設している。 そして、第3の紙製トレイ30において、上記重なり合った両側方接着板部分3 3同士と立板部分5とを鋲36で固定し、中央接着板部分31と傾斜板部分7と を鋲36で固定している(図25参照)。それ以外の部分は図17に示す他方の 型紙1bと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この変形例の他 方の型紙1bを用いた場合にも、図14〜図16に示す第3の紙製トレイ30と 同様の紙製トレイ30を得ることができ、同様の作用・効果を奏する。
【0037】 図26は本考案の第3の紙製トレイ30に用いる他方の型紙1bの他の変形例 を示している。この変形例では、図17に示す他方の型紙1bに代えて、傾斜板 部分7に糊付け等により接着される第1接着板部分41と、連結板部分42と、 立板部分5に糊付け等により接着される第2接着板部分43とからなる型紙1b を用いている。なお、この他方の型紙1bには、連結板部分42に凹部(図17 に示す他方の型紙1bにおいて、凹部32aに相当するもの)を形成していない 。そして、第3の紙製トレイ30において、図27および図28に示すように、 他方の型紙1bをコ字状に折り曲げ、連結板部分42の上面を水平板部分6の下 面に当接し、第1接着板部分41を傾斜板部分7の裏面に接着し、第2接着板部 分43を立板部分5の左側面に接着している。それ以外の部分は図17に示す他 方の型紙1bと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この変形例 の他方の型紙1bを用いた場合にも、図14〜図16に示す第3の紙製トレイ3 0と同様の紙製トレイ30を得ることができ、同様の作用・効果を奏する。
【0038】 図29は本考案の第3の紙製トレイ30に用いる他方の型紙1bのさらに他の 変形例を示している。この変形例では、図26に示す他方の型紙1bにおいて、 連結板部分42の略中央部に凹部42aを設けている。それ以外の部分は図26 に示す他方の型紙1bと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。こ のような他方の型紙1bを用いて得られた第3の紙製トレイ30を図30および 図31に示す。この変形例の他方の型紙1bを用いた場合にも、図14〜図16 に示す第3の紙製トレイ30と同様の紙製トレイ30を得ることができ、同様の 作用・効果を奏する。
【0039】 図32は本考案の第3の紙製トレイ30に用いる一方の型紙1aの変形例を示 している。この変形例では、図17および図18に示す型紙1aにおける突片3 aに代えて、立板部分5に第3折り曲げ線13(図示せず)を介して突片5bを 連結している。この突片5bは、第3の紙製トレイ30において、側板部分3に 糊付け等により接着される。それ以外の部分は図17および図18に示す一方の 型紙1aと同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この変形例の一 方の型紙1aを用いた場合にも、図14〜図16に示す第3の紙製トレイ30と 同様の紙製トレイ30を得ることができ、同様の作用・効果を奏する。
【0040】 図33は本考案の第4の紙製トレイ45の一実施の形態を示している。この実 施の形態では、図14〜図16に示す第3の紙製トレイ30における水平板部分 6,傾斜板部分7に代えて、立板部分5の上辺から下方に向かって湾曲状に延び る傾斜板部分46を設けている。それ以外の部分は図14〜図16に示す第3の 紙製トレイ30と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施 の形態でも、図14〜図16に示す第3の紙製トレイ30と同様の作用・効果を 奏する。
【0041】 なお、上記各実施の形態では、立板部分5の上端部と水平板部分6と傾斜板部 分7の表面に、ヘアカラーの品名,特長等を表示する印刷を施しているが、これ に限定するものではなく、ヘアカラーの品名,特長等を表示するシールを貼着し てもよい。この場合には、シールで、姿勢保持片9,22の折り曲げ跡として生 じる穴を塞ぐことができる。また、上記各実施の形態では、立板部分5と側板部 分3とを突片3a,5aにより連結しているが、突片3a,5aに代えて、接着 テープ等により接着してもよい。
【0042】 また、上記各実施の形態では、型紙1,1a,1bとして、再生紙:DKクリ ームソフト#8を2枚重ねにして接合したものを用いているが、1枚だけのもの や、3枚以上重ねて接合したものを用いてもよい。また、紙材として、コートカ ード(中芯が再生紙で、その外層にバージンパルプを積層したもの)やコートア イボリー(100%パージンパルプ)等各種のものを用いることができる。
【0043】 また、上記第1および第2の紙製トレイ20,25では、切り欠き線8を、2 本の平行な切り欠き線8a,8bと傾斜状切り欠き線8cとにより、略コ字状に 形成しているが、2本の平行な切り欠き線8a,8bと、これらに直交する直交 状切り欠き線とにより、略コ字状に形成してもよい。この場合には、略コ字状で 囲まれた部分を折り曲げたのち、直交状切り欠き線を傾斜状に切り取ることを行 う。また、上記第1および第2の紙製トレイ20,25では、姿勢保持片9,2 2を折り曲げ板部分4の立板部分5,傾斜板部分7に形成しているが、水平板部 分6に形成してもよい。
【0044】 また、図25に示す第3の紙製トレイ30では、鋲32を用いて他方の型紙1 bを立板部分5,傾斜板部分7に固定しているが、図25に示す第3の紙製トレ イ30以外においても、鋲36を用いて他方の型紙1bを立板部分5,傾斜板部 分7に固定してもよい。また、図28,図31に示す実施の形態において、他方 の型紙1bを傾斜板部分7のL字状の穴7aの近傍部分に接着し、このL字状の 穴7aの補強材を兼ねるようにしてもよい。また、図29に示す他方の型紙1b において、連結板部分42に設ける凹部42aの位置を、図17に示す他方の型 紙1bと同じ位置に位置決めしてもよいし、図17,図23に示す他方の型紙1 bにおいて、連結板部分32に設ける凹部32aの位置を、図29に示す他方の 型紙1bと同じ位置に位置決めしてもよい。
【0045】
以上のように、本考案の第1および第2の化粧料容器陳列用紙製トレイは、平 板状紙材を用いて作製された紙製トレイであり、安価である。しかも、立板部分 と傾斜板部分とのいずれか一方に略コ字状の切り欠き線が形成され、上記切り欠 き線で囲まれた部分が折り曲げられ、この折り曲げられた部分で立板部分と傾斜 板部分とが連結されているため、立板部分と傾斜板部分とのいずれか一方の一部 を利用して、傾斜板部分の傾斜姿勢を保持することができる。
【0046】 また、本考案の第3および第4の化粧料容器陳列用紙製トレイは、第1の平板 状紙材を折り曲げて作製された第1の紙製折り曲げ体と、第2の平板状紙材を折 り曲げて作製された第2の紙製折り曲げ体とを一体化してなる紙製トレイであり 、安価である。しかも、第2の紙製折り曲げ体の帯状体の略コ字状の相対向する 2辺のうち一方の辺が上記立板部分に固定され、他方の辺が上記傾斜板部分に固 定されているため、第2の紙製折り曲げ体を利用して傾斜板部分の傾斜姿勢を保 持することができる。
【0047】 本考案の第1および第2の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記立板部 分に略コ字状の切り欠き線が形成され、この切り欠き線で囲まれた部分が折り曲 げられ、この折り曲げられた部分の先端部分が上記傾斜板部分に沿うようにして 折り曲げられ接着されている場合、もしくは、上記傾斜板部分に略コ字状の切り 欠き線が形成され、この切り欠き線で囲まれた部分が折り曲げられ、この折り曲 げられた部分の先端部分が上記立板部分に沿うようにして折り曲げられ接着され ている場合には、第2の紙製折り曲げ体,接着テープ等を利用することなく、立 板部分もしくは傾斜板部分の一部を利用して、傾斜板部分を傾斜状態を保持する ことができる。
【0048】 本考案の第1〜第4の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記側板部分か ら突片が突設され、上記側板部分および立板部分が垂直に折り上げられた状態で 上記突片が上記立板部分に沿うようにして折り曲げられ接着されている場合、も しくは、上記立板部分から突片が突設され、上記側板部分および立板部分が垂直 に折り上げられた状態で上記突片が上記側板部分に沿うようにして折り曲げられ 接着されている場合には、接着テープ等を利用することなく、側板部分から突設 された突片、もしくは、立板部分から突設された突片を利用して、側板部分およ び立板部分の垂直姿勢を保持することができる。
【0049】 本考案の第1〜第4の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記側板部分お よび立板部分が垂直に折り上げられた状態で接着テープにより固定されている場 合には、接着テープを利用して上記側板部分および立板部分の垂直姿勢を保持す ることができる。
【0050】 また、本考案の第3および第4の化粧料容器陳列用紙製トレイにおいて、上記 第2の紙製折り曲げ体が、略コ字状に折り曲げられた複数の帯状体を一体化した ものである場合には、複数の帯状体により確実に傾斜板部分を傾斜状態を保持す ることができる。
【図1】本考案の第1の紙製トレイの一実施の形態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】上記第1の紙製トレイの底面図である。
【図3】上記第1の紙製トレイの背面図である。
【図4】上記第1の紙製トレイに用いる型紙を示す平面
図である。
図である。
【図5】上記型紙の底面図である。
【図6】上記第1の紙製トレイの作製要領を示す説明図
である。
である。
【図7】上記第1の紙製トレイの作製要領を示す説明図
である。
である。
【図8】上記第1の紙製トレイの作製要領を示す説明図
である。
である。
【図9】上記第1の紙製トレイの作製要領を示す部分拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図10】上記第1の紙製トレイの作製要領を示す説明
図である。
図である。
【図11】上記型紙の変形例を示す平面図である。
【図12】上記型紙の他の変形例を示す平面図である。
【図13】本考案の第2の紙製トレイの一実施の形態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図14】本考案の第3の紙製トレイの一実施の形態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図15】上記第3の紙製トレイの底面図である。
【図16】上記第3の紙製トレイの背面図である。
【図17】上記第3の紙製トレイに用いる型紙を示す平
面図である。
面図である。
【図18】一方の型紙の底面図である。
【図19】第2の紙製折り曲げ体の作製要領を示す説明
図である。
図である。
【図20】上記第2の紙製折り曲げ体の作製要領を示す
説明図である。
説明図である。
【図21】上記第2の紙製折り曲げ体の作製要領を示す
説明図である。
説明図である。
【図22】上記第3の紙製トレイの作製要領を示す説明
図である。
図である。
【図23】上記第3の紙製トレイに用いる他方の型紙の
変形例を示す平面図である。
変形例を示す平面図である。
【図24】上記他方の型紙の変形例の作製要領を示す説
明図である。
明図である。
【図25】上記他方の型紙の変形例を用いた第3の紙製
トレイの底面図である。
トレイの底面図である。
【図26】上記第3の紙製トレイに用いる他方の型紙の
他の変形例を示す平面図である。
他の変形例を示す平面図である。
【図27】上記他方の型紙の他の変形例の作製要領を示
す説明図である。
す説明図である。
【図28】上記他方の型紙の他の変形例を用いた第3の
紙製トレイの底面図である。
紙製トレイの底面図である。
【図29】上記第3の紙製トレイに用いる他方の型紙の
さらに他の変形例を示す平面図である。
さらに他の変形例を示す平面図である。
【図30】上記他方の型紙のさらに他の変形例の作製要
領を示す説明図である。
領を示す説明図である。
【図31】上記他方の型紙のさらに他の変形例を用いた
第3の紙製トレイの底面図である。
第3の紙製トレイの底面図である。
【図32】上記第3の紙製トレイに用いる一方の型紙の
変形例を示す平面図である。
変形例を示す平面図である。
【図33】本考案の第4の紙製トレイの一実施の形態を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図34】従来例を示す斜視図である。
【図35】従来例を示す側面図である。
2 台板部分 3 側板部分 5 立板部分 6 水平板部分 7 傾斜板部分 9 姿勢保持片 20 紙製トレイ
Claims (13)
- 【請求項1】 平板状紙材1を折り曲げて作製された紙
製トレイ20であって、長方形状の台板部分2と、上記
台板部分2の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状
の側板部分3と、上記台板部分2の一方の短辺から垂直
に折り上げられた立板部分5と、この立板部分5の上端
部から上記台板部分2の長手方向に沿って上記台板部分
2とは反対側に向かって水平に延びる水平板部分6と、
この水平板部分6の先端部から下向き傾斜状に延びる傾
斜板部分7とで構成され、上記立板部分5と傾斜板部分
7とのいずれか一方に略コ字状の切り欠き線8が形成さ
れ、上記切り欠き線8で囲まれた部分9が折り曲げら
れ、この折り曲げられた部分で上記立板部分5と傾斜板
部分7とが連結されていることを特徴とする化粧料容器
陳列用紙製トレイ。 - 【請求項2】 平板状紙材1を折り曲げて作製された紙
製トレイ25であって、長方形状の台板部分2と、上記
台板部分2の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状
の側板部分3と、上記台板部分2の一方の短辺から垂直
に折り上げられた立板部分5と、この立板部分5の上端
部から上記台板部分2とは反対側に向かって下向き傾斜
状に延びる傾斜板部分26とで構成され、上記立板部分
5と傾斜板部分26とのいずれか一方に略コ字状の切り
欠き線8が形成され、上記切り欠き線8で囲まれた部分
9が折り曲げられ、この折り曲げられた部分で上記立板
部分5と傾斜板部分26とが連結されていることを特徴
とする化粧料容器陳列用紙製トレイ。 - 【請求項3】 上記立板部分5に略コ字状の切り欠き線
8が形成され、この切り欠き線8で囲まれた部分9が折
り曲げられ、この折り曲げられた部分の先端部分9aが
上記傾斜板部分7,26に沿うようにして折り曲げられ
接着されている請求項1または2記載の化粧料容器陳列
用紙製トレイ。 - 【請求項4】 上記傾斜板部分7,26に略コ字状の切
り欠き線8が形成され、この切り欠き線8で囲まれた部
分22が折り曲げられ、この折り曲げられた部分の先端
部分22aが上記立板部分5に沿うようにして折り曲げ
られ接着されている請求項1または2記載の化粧料容器
陳列用紙製トレイ。 - 【請求項5】 上記側板部分3から突片3aが突設さ
れ、上記側板部分3および立板部分5が垂直に折り上げ
られた状態で上記突片3aが上記立板部分5に沿うよう
にして折り曲げられ接着されている請求項1〜4のいず
れか一項に記載の化粧料容器陳列用紙製トレイ。 - 【請求項6】 上記立板部分5から突片5aが突設さ
れ、上記側板部分3および立板部分5が垂直に折り上げ
られた状態で上記突片5aが上記側板部分3に沿うよう
にして折り曲げられ接着されている請求項1〜4のいず
れか一項に記載の化粧料容器陳列用紙製トレイ。 - 【請求項7】 上記側板部分3および立板部分5が垂直
に折り上げられた状態で接着テープにより固定されてい
る請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料容器陳列
用紙製トレイ。 - 【請求項8】 第1の平板状紙材1aを折り曲げて作製
された第1の紙製折り曲げ体と,第2の平板状紙材1b
を折り曲げて作製された第2の紙製折り曲げ体とを一体
化してなる紙製トレイ30であって、上記第1の紙製折
り曲げ体が、長方形状の台板部分2と、上記台板部分2
の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側板部分
3と、上記台板部分2の一方の短辺から垂直に折り上げ
られた立板部分5と、この立板部分5の上端部から上記
台板部分2の長手方向に沿って上記台板部分2とは反対
側に向かって水平に延びる水平板部分6と、この水平板
部分6の先端部から下向き傾斜状に延びる傾斜板部分7
とで構成され、上記第2の紙製折り曲げ体が、略コ字状
に折り曲げられた帯状体で構成され、この帯状体の略コ
字状の相対向する2辺のうち一方の辺33が上記立板部
分5に固定され、他方の辺31が上記傾斜板部分7に固
定されていることを特徴とする化粧料容器陳列用紙製ト
レイ。 - 【請求項9】 第1の平板状紙材1aを折り曲げて作製
された第1の紙製折り曲げ体と,第2の平板状紙材1b
を折り曲げて作製された第2の紙製折り曲げ体とを一体
化してなる紙製トレイ45であって、上記第1の紙製折
り曲げ体が、長方形状の台板部分2と、上記台板部分2
の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側板部分
3と、上記台板部分2の一方の短辺から垂直に折り上げ
られた立板部分5と、この立板部分5の上端部から上記
台板部分2とは反対側に向かって下向き傾斜状に延びる
傾斜板部分46とで構成され、上記第2の紙製折り曲げ
体が、略コ字状に折り曲げられた帯状体で構成され、こ
の帯状体の略コ字状の相対向する2辺のうち一方の辺3
3が上記立板部分5に固定され、他方の辺31が上記傾
斜板部分46に固定されていることを特徴とする化粧料
容器陳列用紙製トレイ。 - 【請求項10】 上記側板部分3から突片3aが突設さ
れ、上記側板部分3および立板部分5が垂直に折り上げ
られた状態で上記突片3aが上記立板部分5に沿うよう
にして折り曲げられ接着されている請求項8または9記
載の化粧料容器陳列用紙製トレイ。 - 【請求項11】 上記立板部分5から突片5aが突設さ
れ、上記側板部分3および立板部分5が垂直に折り上げ
られた状態で上記突片5aが上記側板部分3に沿うよう
にして折り曲げられ接着されている請求項8または9記
載の化粧料容器陳列用紙製トレイ。 - 【請求項12】 上記側板部分3および立板部分5が垂
直に折り上げられた状態で接着テープにより固定されて
いる請求項8または9のいずれか一項に記載の化粧料容
器陳列用紙製トレイ。 - 【請求項13】 上記第2の紙製折り曲げ体が、略コ字
状に折り曲げられた複数の帯状体を一体化したものであ
る請求項8〜12のいずれか一項に記載の化粧料容器陳
列用紙製トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007776U JP3058263U (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 化粧料容器陳列用紙製トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007776U JP3058263U (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 化粧料容器陳列用紙製トレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3058263U true JP3058263U (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=43192179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998007776U Expired - Lifetime JP3058263U (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 化粧料容器陳列用紙製トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058263U (ja) |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP1998007776U patent/JP3058263U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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