JP2000247327A - 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法 - Google Patents

化粧料容器陳列用紙製トレイの製法

Info

Publication number
JP2000247327A
JP2000247327A JP11099422A JP9942299A JP2000247327A JP 2000247327 A JP2000247327 A JP 2000247327A JP 11099422 A JP11099422 A JP 11099422A JP 9942299 A JP9942299 A JP 9942299A JP 2000247327 A JP2000247327 A JP 2000247327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
bent
rectangular
folded
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP11099422A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Hosokawa
治郎 細川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OSAKA BRUSH CO Ltd
OSAKA SAKIGAWA INSATSU KK
Original Assignee
OSAKA BRUSH CO Ltd
OSAKA SAKIGAWA INSATSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OSAKA BRUSH CO Ltd, OSAKA SAKIGAWA INSATSU KK filed Critical OSAKA BRUSH CO Ltd
Priority to JP11099422A priority Critical patent/JP2000247327A/ja
Publication of JP2000247327A publication Critical patent/JP2000247327A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】合成樹脂材料を使用することなく、安価で、作
製の容易な化粧料容器陳列用紙製トレイの製法を提供す
る。 【解決手段】2枚の型紙を折り曲げたのち両者を一体化
して紙製トレイ20をつくる方法であって、一方の平板
状紙材の台板部分2に対し側板部分3を垂直に折り上
げ、台板部分2に対して立板部分5を垂直に折り上げ、
立板部分5に対して水平板部分6を水平に折り曲げ、水
平板部分6に対して傾斜板部分7を傾斜状に折り下げ、
他方の平板状紙材を折り曲げ、その中央接着板部分8を
傾斜板部分7に固定し、両側方接着板部分10を立板部
分5に固定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアカラー(毛染
め剤)の販売台等として用いられる化粧料容器陳列用紙
製トレイの製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ヘアカラーの販売用として、
図58および図59に示すようなトレイ30が用いられ
ている。このトレイ30は、塩化ビニル製の板体を折り
曲げ成形して作製されたものであり、3〜5本のヘアカ
ラー収容ボトル(図示せず)を載置しうる長方形状の台
板部分31と、この台板部分31の一方の長辺(図面で
は、奥側の長辺)から立設された側板部分32と、上記
台板部分31の一方の短辺(図面では、左側の短辺)か
ら立設された立板部分33と、この立板部分33の上辺
から水平に延びる水平板部分34と、この水平板部分3
4の一側辺(図面では、左側辺)から下向き傾斜状に延
びる傾斜板部分35とからなっている。そして、上記立
板部分33の上端部,水平板部分34,傾斜板部分35
にかけて、表面にヘアカラーの品名,特長等が記載され
たシール36が貼着されている。また、上記傾斜板部分
35には、L字状の切り欠き穴(図示せず)が穿設され
ており、この切り欠き穴に、色見本38(ヘアカラー収
容ボトルに収容するヘアカラーで染めた毛髪)を吊り下
げた固定具37が着脱自在に取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、塩化ビ
ニルは、公害,環境問題等を引き起こす原因となること
から、その使用が規制されている。そして、来年を目処
に、上記トレイの材料として塩化ビニルを使用すること
ができない予定になっている。そこで、トレイの材料と
して、塩化ビニル以外の合成樹脂材料を用いることが考
えられるが、コストアップになる。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、合成樹脂材料を使用することなく、安価で、作
製の容易な化粧料容器陳列用紙製トレイの製法の提供を
その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、2枚の平板状紙材を折り曲げたのち両者
を一体化してトレイをつくる方法であって、一方の平板
状紙材が、長方形状の台板部分と、上記台板部分の一方
の長辺から折り曲げ自在に突設される側板部分と、上記
台板部分の一方の短辺から折り曲げ自在に突設される長
方形状の折り曲げ板部分とからなり、上記折り曲げ板部
分にその長手方向に沿って第1,第2および第3の矩形
状部分が台板部分側から順に区画されてなり、他方の平
板状紙材が、略コ字状に折り曲げうる帯状体からなり、
上記一方の平板状紙材の台板部分に対し上記側板部分を
垂直に折り上げ、上記台板部分に対して上記第1の矩形
状部分を垂直に折り上げ、上記第1の矩形状部分に対し
て上記第2の矩形状部分を水平に折り曲げ、上記第2の
矩形状部分に対して上記第3の矩形状部分を傾斜状に折
り下げ、上記他方の平板状紙材を略コ字状に折り曲げ、
この略コ字状の相対向する2辺のうち一方の辺を、垂直
に折り上げた第1の矩形状部分に固定し、他方の辺を、
傾斜状に折り下げた第3の矩形状部分に固定するように
した化粧料容器陳列用紙製トレイの製法を第1の要旨と
し、1枚の平板状紙材を折り曲げてトレイをつくる方法
であって、上記平板状紙材が、長方形状の台板部分と、
上記台板部分の一方の長辺から折り曲げ自在に突設され
る側板部分と、上記側板部分から折り曲げ自在に突設さ
れる突片と、上記突片から略コ字状に折り曲げ自在に突
設される姿勢保持部分と、上記台板部分の一方の短辺か
ら折り曲げ自在に突設される長方形状の折り曲げ板部分
とからなり、上記折り曲げ板部分にその長手方向に沿っ
て第1,第2および第3の矩形状部分が台板部分側から
順に区画されてなり、上記平板状紙材の台板部分に対し
上記側板部分を垂直に折り上げ、上記台板部分に対して
上記第1の矩形状部分を垂直に折り上げ、上記第1の矩
形状部分に対して上記第2の矩形状部分を水平に折り曲
げ、上記第2の矩形状部分に対して上記第3の矩形状部
分を傾斜状に折り下げ、上記突片を垂直に折り上げた第
1の矩形状部分に沿わせるようにして折り曲げ固定し、
上記姿勢保持部分を略コ字状に折り曲げ、この略コ字状
の縦辺を、傾斜状に折り下げた第3の矩形状部分に固定
するようにした化粧料容器陳列用紙製トレイの製法を第
2の要旨とし、1枚の平板状紙材を折り曲げてトレイを
つくる方法であって、上記平板状紙材が、長方形状の台
板部分と、上記台板部分の一方の長辺から折り曲げ自在
に突設される側板部分と、上記台板部分の一方の短辺か
ら折り曲げ自在に突設される長方形状の折り曲げ板部分
と、上記折り曲げ部分の遊端側の短辺から略コ字状に折
り曲げ自在に突設される姿勢保持部分とからなり、上記
折り曲げ板部分にその長手方向に沿って第1,第2およ
び第3の矩形状部分が台板部分側から順に区画されてな
り、上記平板状紙材の台板部分に対し上記側板部分を垂
直に折り上げ、上記台板部分に対して上記第1の矩形状
部分を垂直に折り上げ、上記第1の矩形状部分に対して
上記第2の矩形状部分を水平に折り曲げ、上記第2の矩
形状部分に対して上記第3の矩形状部分を傾斜状に折り
下げ、上記姿勢保持部分を略コ字状に折り曲げ、この略
コ字状の縦辺を、傾斜状に折り下げた第3の矩形状部分
に固定し、略コ字状の相対向する横辺の少なくとも一方
を、垂直に折り上げた第1の矩形状部分に固定するよう
にした化粧料容器陳列用紙製トレイの製法を第3の要旨
とする。
【0006】すなわち、本発明の第1の化粧料容器陳列
用紙製トレイの製法は、一方の平板状紙材として、長方
形状の台板部分と、この台板部分の一方の長辺から折り
曲げ自在に突設される側板部分と、上記台板部分の一方
の短辺から折り曲げ自在に突設される長方形状の折り曲
げ板部分からなり、上記折り曲げ板部分にその長手方向
に沿って第1,第2および第3の矩形状部分を台板部分
側から順に区画したものを用いている。また、他方の平
板状紙材として、略コ字状に折り曲げうる帯状体を用い
ている。そして、上記一方の平板状紙材において、台板
部分に対し側板部分を垂直に折り上げ、台板部分に対し
て第1の矩形状部分を垂直に折り上げ、第1の矩形状部
分に対して第2の矩形状部分を水平に折り曲げ、第2の
矩形状部分に対して第3の矩形状部分を傾斜状に折り下
げている。また、上記他方の平板状紙材を略コ字状に折
り曲げ、この略コ字状の相対向する2辺のうち一方の辺
を、垂直に折り上げた第1の矩形状部分に固定し、他方
の辺を、傾斜状に折り下げた第3の矩形状部分に固定し
ている。このように、本発明の第1の化粧料容器陳列用
紙製トレイの製法では、2枚の平板状紙材を用い、台板
部分と、側板部分と、第1の矩形状部分(従来例の立板
部分33に相当する部分)と、第2の矩形状部分(従来
例の水平板部分34に相当する部分)と第3の矩形状部
分(従来例の傾斜板部分35に相当する部分)とを備
え、かつ、第3の矩形状部分の傾斜姿勢を保持しうる紙
製トレイを作製することができ、安価で、作製容易であ
る。
【0007】本発明において、上記側板部分および第1
の矩形状部分のいずれか一方から突片を折り曲げ自在に
突設し、上記両部分を垂直に折り上げた状態で上記突片
を上記両部分のいずれか他方に沿わせるようにして折り
曲げ接着した場合には、上記側板部分および第1の矩形
状部分のいずれか一方を利用して、側板部分および第1
の矩形状部分を垂直姿勢に保持するための突片が得られ
る。
【0008】本発明において、上記他方の平板状紙材
が、略コ字状に折り曲げうる複数の帯状体を一体化した
ものである場合には、1枚の他方の平板状紙材に設けた
複数個の帯状体を略コ字状に折り曲げることにより、複
数個の帯状体で第3の矩形状部分を傾斜姿勢に保持する
ことができる。
【0009】本発明において、上記台板部分の他方の長
辺から補助用側板部分を折り曲げ自在に突設し、上記台
板部分に対し上記補助用側板部分を垂直に折り上げた場
合には、台板部分の両側に側板部分,補助用側板部分が
折り上げられているため、台板部分に載置したボトル等
の陳列物が台板部分の両側からはみ出ることがなくな
る。
【0010】本発明において、上記補助用側板部分およ
び第1の矩形状部分のいずれか一方から突片を折り曲げ
自在に突設し、上記両部分を垂直に折り上げた状態で、
上記突片を上記両部分のいずれか他方に沿わせるように
して折り曲げ接着した場合には、第1の矩形状部分を垂
直姿勢に確実に保持することができる。
【0011】本発明において、上記側板部分および補助
用側板部分のいずれか一方に舌片を設け、他方に、上記
舌片に係合する切り欠き部を設けた場合には、2つの紙
製トレイを用意し、一方の紙製トレイの側板部分と他方
の紙製トレイの補助用側板部分とを当接させた状態で両
紙製トレイを並べ、上記舌片を切り欠き部に係合させる
ことにより、両紙製トレイを連結することができる。
【0012】本発明において、略コ字状に折り曲げうる
支受台用平板状紙材を備え、この支受台用平板状紙材
が、長方形状の支受台部分と、上記支受台部分の両方の
長辺から折り曲げ自在に突設される2つの脚部分とから
なり、上記支受台用平板状紙材を略コ字状に折り曲げ、
この略コ字状の相対向する2つの脚部分のうち一方の脚
部分を、垂直に折り上げた側板部分に固定し、他方の脚
部分を、垂直に折り上げた補助用側板部分に固定した場
合には、背の低い陳列物を支受台部分に載置して顧客に
見えやすくすることができる。
【0013】本発明において、略コ字状に折り曲げうる
位置決め用平板状紙材を備え、この位置決め用平板状紙
材が、複数の位置決め用孔部が穿設された長方形状の位
置決め部分と、上記位置決め部分の両方の長辺から折り
曲げ自在に突設される2つの脚部分とからなり、上記位
置決め用平板状紙材を略コ字状に折り曲げ、この略コ字
状の相対向する2つの脚部分のうち一方の脚部分を、垂
直に折り上げた側板部分に固定し、他方の脚部分を、垂
直に折り上げた補助用側板部分に固定した場合には、陳
列物を位置決め部分の位置決め用孔部に挿入することに
より、陳列物を位置決めするとともに、安定良く陳列,
展示することができる。
【0014】また、本発明において、内板用平板状紙材
を備え、この内板用平板状紙材が、内板部分と、上記内
板部分から折り曲げ自在に突設される間隔保持部分と、
この間隔保持部分の先端部から折り曲げ自在に突設され
る固定部分とからなり、上記内板部分に対し上記間隔保
持部分を折り曲げ、上記間隔保持部分に対し上記固定部
分を内板部分と平行になるよう折り曲げ、上記内板部分
を側板部分3および補助用側板部分のいずれか一方の部
分の近傍にこれと平行に配置し、上記固定部分を上記一
方の部分に固定した場合には、陳列物の幅が台板部分の
幅より狭いときに、台板部分に形成される陳列物の配設
スペースを狭くして、陳列物を安定良く陳列,展示する
ことができる。
【0015】また、本発明の第2および第3の化粧料容
器陳列用紙製トレイの製法では、1枚の平板状紙材を用
い、台板部分と、側板部分と、第1の矩形状部分(従来
例の立板部分33に相当する部分)と、第2の矩形状部
分(従来例の水平板部分34に相当する部分)と第3の
矩形状部分(従来例の傾斜板部分35に相当する部分)
とを備え、かつ、略コ字状に折り曲げた姿勢保持部分に
より第3の矩形状部分の傾斜姿勢を保持しうる紙製トレ
イを作製することができる。また、安価で、作製容易で
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて説明する。
【0017】図1および図2は本発明の第1の化粧料容
器陳列用紙製トレイの製法に用いる2種類の型紙1a,
1b(平板状紙材)の一実施の形態を示している。この
実施の形態では、上記両型紙1a,1bは、長方形に形
成された厚み1mm程度の平板状厚紙(厚み0.5mm
程度の再生紙:DKクリームソフト#8を2枚重ねにし
て接合したもの)を、トムソン型により、図1および図
2に示す形状に打ち抜いたものである。これら両型紙1
a,1bのうち、一方の型紙1aは、長方形状の台板部
分2と、この台板部分2の一方の長辺(図面では、後側
の長辺)に第1折り曲げ線11を介して連結する帯状
(台板部分2の長辺に沿って、左右方向に細長く延びる
長方形状)の側板部分3と、上記台板部分2の一方の短
辺(図面では、左側の短辺)に第2折り曲げ線12を介
して連結する長方形状の折り曲げ板部分4とからなり、
上記側板部分3の左側の短辺に第3折り曲げ線13を介
して突片3aが連結している。この突片3aは、後述す
る紙製トレイ20において、上記折り曲げ板部分4の立
板部分5に糊付け等により接着される(図10参照)。
【0018】上記第1および第2折り曲げ線11,12
は、所定間隔置きに切り込み線を設け、かつ、各切り込
み線をハーフカットした(下側の再生紙だけをカットし
た)ものであり、紙製トレイ20において、各切り込み
線間の部分(すなわち、カットしていない部分)によ
り、垂直に折り曲げた側板部分3,立板部分5の強度ア
ップを図っている。
【0019】上記折り曲げ板部分4は、その長手方向に
対し直交する方向に(すなわち、台板部分2の短辺に平
行に)、所定間隔置きに第4および第5折り曲げ線1
4,15が設けられており、これら両折り曲げ線14,
15により台板部分2側から順に立板部分5(第1の矩
形状部分),水平板部分(第2の矩形状部分)6,傾斜
板部分(第3の矩形状部分)7に区画されている。上記
立板部分5には、その後側縁部に、第2折り曲げ線12
から延びるようにして切り欠き部5aが形成されてい
る。この切り欠き部5aの長さは、上記側板部分3の幅
(垂直に折り上げた状では、高さ)と略同じであり、紙
製トレイ20において、上記立板部分5と側板部分3を
垂直に折り上げた状態で、上記切り欠き部5aに側板部
分3が位置決めされるようになっている(図12参
照)。図において、7aは傾斜板部分7に穿設されたL
字状の穴である。
【0020】また、他方の型紙1bは、略弓形の帯状体
で構成されており、折り曲げ板部分4の短辺に沿って前
後方向に細長く延びる長方形状の中央接着板部分8と、
この中央接着板部分8の前側もしくは後側に第6折り曲
げ線16を介して連結する一対の連結板部分9と、両連
結板部分9の前側もしくは後側に第7折り曲げ線17を
介して連結する一対の側方接着板部分10とからなる。
また、上記両連結板部分9とこれに連結する両側方接着
板部分10とが、中央接着板部分8に対し所定角度で傾
斜している。この傾斜角度は、両連結板部分9および両
側方接着板部分10を水平にした状態で、中央接着板部
分8が紙製トレイ20の傾斜板部分7の傾斜角度と同じ
になるように設定されている(図7および図8参照)。
【0021】また、上記両連結板部分9には、その一側
面(紙製トレイ20に取り付けたときに、下面となる側
面)に凹部9aが形成されている。これら両凹部9a
は、上記下面の略中央部から傾斜状に立ち上がる傾斜状
切り欠き線と、第7折り曲げ線17の略下半部分を切り
欠いてなる直線状切り欠き線と、両切り欠き線の上端部
を結ぶ湾曲状切り欠き線とで切り落とされた部分で構成
されている。このような両凹部9aは、紙製トレイ20
を棚(図示せず)等の上に載置したときに、棚等の先端
から上向きに突出するストッパー(図示せず)に係合
し、紙製トレイ20が棚等から滑り落ちることがないよ
うにしている。
【0022】このような他方の型紙1bは、その中央接
着板部分8に対して両連結板部分9を垂直に折り曲げた
のち、両連結板部分9に対して両側方接着板部分10を
垂直に折り曲げる(すなわち、中央接着板部分8と両側
方接着板部分10とが平行になるように折り曲げる)
と、略長方形状の枠体となる(図7参照)。すなわち、
この枠体は、中央接着板部分8の前側部分と前側の連結
板部分9,側方接着板部分10とでコ字状に折り曲げら
れており、また、中央接着板部分8の後側部分と後側の
連結板部分9,側方接着板部分10とでコ字状に折り曲
げられており、これらコ字状に折り曲げられた2つの部
分が対向状に並設されたもので構成されている。
【0023】また、このようにして折り曲げた枠体の両
連結板部分9の上面を、紙製トレイ20の水平板部分6
の下面に当接させると、中央接着板部分8を傾斜板部分
7の裏面に沿わせることができ、かつ、両側方接着板部
分10を立板部分5の左側面に沿わせることができる
(図10参照)。そして、中央接着板部分8は傾斜板部
分7の裏面に糊付け等により接着され、両側方接着板部
分10は立板部分5の左側面に糊付け等により接着され
る。
【0024】上記の両型紙1a,1bを用い、つぎのよ
うにして紙製トレイ20を作製することができる。すな
わち、まず、図3に示すように、一方の型紙1aの台板
部分2の左側の短辺から立板部分5を垂直に折り上げ、
ついで、水平板部分6を左側に向かって水平に折り曲
げ、つぎに、傾斜板部分7を左側に向かって下向き傾斜
状に折り下げる。つぎに、台板部分2の後側の長辺から
側板部分3を垂直に折り上げる(図4参照)。これらの
手順は、適宜変更することができる。つぎに、側板部分
3から突設する突片3aを内側に折り曲げて立板部分5
に接着する(図5参照)。つぎに、図6に示すように、
他方の型紙1bの中央接着板部分8の前後両側から両連
結板部分9を垂直に折り曲げ、つぎに、図7に示すよう
に、両側方接着板部分10を内側に向けて垂直に折り曲
げ、略長方形状の枠体とする。これにより、図8に示す
ように、両連結板部分9と両側方接着板部分10が水平
で、中央接着板部分8が下向き傾斜状となる枠体が得ら
れる。そののち、この枠体を立板部分5と傾斜板部分7
間に挿入し(図9参照)、水平板部分6の下面に両連結
板部分9の上面を当接させた状態で、中央接着板部分8
を傾斜板部分7の裏面に糊付け等により接着し、両側方
接着板部分10を立板部分5の左側面に糊付け等により
接着する。そののち、L字状の穴7a(図10では、図
示せず)に、色見本38を吊り下げた固定具37を着脱
自在に取り付ける(図10参照)。このようにして、紙
製トレイ20を作製することができる。
【0025】このようにして得られた紙製トレイ20
は、図10〜図12に示すように、台板部分2と、この
台板部分2の後側の長辺から垂直に折り上げた側板部分
3と、上記台板部分2の左側の短辺から垂直に折り上げ
た立板部分5と、この立板部分5の上辺から水平に折り
曲げた水平板部分6と、この水平板部分6の左側辺から
傾斜状に折り下げた傾斜板部分7とを備えている。そし
て、側板部分3と立板部分5とが突片3aにより接着さ
れており、これにより、互いに垂直姿勢を保持してい
る。また、傾斜板部分7と立板部分5とが他方の型紙1
bにより連結されており、これにより、傾斜板部分7が
所定の傾斜角度を保持している。なお、この実施の形態
では、立板部分5の上端部と水平板部分6と傾斜板部分
7の表面に、ヘアカラーの品名,特長等を表示する印刷
が施されている。
【0026】このように、上記実施の形態では、2枚の
型紙1a,1bを折り曲げて接着するだけで紙製トレイ
20を作製することができ、安価で、作製容易である。
しかも、傾斜板部分7のL字状の穴7aの近傍部分に他
方の型紙1bの中央接着板部分8が接着されているた
め、この中央接着板部分8が上記L字状の穴7aの補強
材を兼ねている。
【0027】図13は本発明に用いる他方の型紙1bの
変形例を示している。この変形例では、図1に示す他方
の型紙1bにおける両側方接着板部分10の長さを、中
央接着板部分8の長さと略同じに形成し、図14に示す
ように、略長方形状の枠体を作製したときに、両側方接
着板部分10が重なり合うようにしている。また、中央
接着板部分8,両側方接着板部分10に鋲挿通穴10
a,8aを穿設するとともに、各鋲挿通穴10a,8a
に対応する立板部分5の部分,傾斜板部分7の部分に鋲
挿通穴(図示せず)を穿設している。そして、紙製トレ
イ20において、上記重なり合った両側方接着板部分1
0同士と立板部分5とを鋲22で固定し,中央接着板部
分8と傾斜板部分7とを鋲22で固定している(図15
参照。この図15では、突片3aを図示せず)。それ以
外の部分は図1に示す他方の型紙1bと同様であり、同
様の部分には同じ符号を付している。この変形例の他方
の型紙1bを用いた場合にも、図1および図2に示す両
型紙1a,1bを用いた場合と同様の作用・効果を奏す
る。
【0028】図16は本発明に用いる他方の型紙1bの
他の変形例を示している。この変形例では、図1に示す
他方の型紙1bに代えて、傾斜板部分7に糊付け等によ
り接着される第1接着板部分23と、連結板部分24
と、立板部分5に糊付け等により接着される第2接着板
部分25とからなる型紙1bを用いている。なお、この
他方の型紙1bには、連結板部分24に凹部(図1に示
す他方の型紙1bにおいて、凹部9aに相当するもの)
を形成していない。そして、紙製トレイ20において、
図17および図18に示すように、他方の型紙1bをコ
字状に折り曲げ、連結板部分24の上面を水平板部分6
の下面に当接し、第1接着板部分23を傾斜板部分7の
裏面に接着し、第2接着板部分25を立板部分5の左側
面に接着している。それ以外の部分は図1に示す他方の
型紙1bと同様であり、同様の部分には同じ符号を付し
ている。この変形例の他方の型紙1bを用いた場合に
も、図1および図2に示す両型紙1a,1bを用いた場
合と同様の作用・効果を奏する。
【0029】図19は本発明に用いる他方の型紙1bの
さらに他の変形例を示している。この変形例では、図1
6に示す他方の型紙1bにおいて、連結板部分24の略
中央部に凹部24aを設けている。それ以外の部分は図
14に示す他方の型紙1bと同様であり、同様の部分に
は同じ符号を付している。このような他方の型紙1bを
用いて得られた紙製トレイ20を図20および図21に
示す。この変形例の他方の型紙1bを用いた場合にも、
図1および図2に示す両型紙1a,1bを用いた場合と
同様の作用・効果を奏する。
【0030】図22は本発明に用いる一方の型紙1aの
変形例を示している。この変形例では、図1および図2
に示す型紙1aにおける突片3aに代えて、立板部分5
に第3折り曲げ線13(図示せず)を介して突片5bを
連結している。この突片5bは、紙製トレイ20におい
て、側板部分3に糊付け等により接着される。それ以外
の部分は図1および図2に示す一方の型紙1aと同様で
あり、同様の部分には同じ符号を付している。この変形
例の一方の型紙1aを用いた場合にも、図1および図2
に示す両型紙1a,1bを用いた場合と同様の作用・効
果を奏する。
【0031】図23は本発明に用いる他方の型紙1bの
さらに他の変形例を示している。この変形例では、図1
に示す他方の型紙1bにおいて、両連結板部分9の他側
面(紙製トレイ20に取り付けたときに、上面となる側
面)に矩形状の補強用突片41を突設している。そし
て、紙製トレイ20において、他方の型紙1bを折り曲
げる際に両補強用突片41を内側に折り曲げておき(図
24参照)、水平部分6の裏面に糊付け等により接着し
ている(図25参照。この図25では、突片3aを図示
せず)。図において、42は折り曲げ線である。それ以
外の部分は図1に示す他方の型紙1bと同様であり、同
様の部分には同じ符号を付している。この変形例の他方
の型紙1bを用いた場合にも、図1および図2に示す両
型紙1a,1bを用いた場合と同様の作用・効果を奏す
る。しかも、他方の型紙1bに設けた2つの補強用突片
41を紙製トレイ20の水平部分6の裏面に接着してい
るため、紙製トレイ20の強度が向上する。
【0032】図26は本発明に用いる他方の型紙1bの
さらに他の変形例を示している。この変形例では、他方
の型紙1bは、図19に示す他方の型紙1bと同様形状
をしたコ字状折り曲げ部分43(傾斜板部分7に糊付け
等により接着される第1接着板部分44と、略中央部に
凹部45aが形成された連結板部分45と、立板部分5
に糊付け等により接着される第2接着板部分46とから
なる)を、上記凹部45aを対面させた状態で左右に配
設し、コ字状折り曲げ部分43の両連結板部分45(上
記凹部45aの両側部分)を帯状連結板部分47(一対
の帯状平板47aからなる)で連結して一体化したもの
である。
【0033】そして、紙製トレイ20において、他方の
型紙1bの帯状連結板部分47を下側に向けて両コ字状
折り曲げ部分43を垂直に折り上げ(図27参照)、両
コ字状折り曲げ部分43の第1接着板部分44および第
2接着板部分46を外側に折り曲げ(図27の矢印参
照)、両連結板部分45の上面を水平板部分6の下面に
当接し、両第1接着板部分44を傾斜板部分7の裏面に
接着し、両第2接着板部分46を立板部分5の左側面に
接着している(図28参照。この図28では、突片3a
を図示せず)。図において、44a,46a,47bは
折り曲げ線である。この変形例の他方の型紙1bを用い
た場合にも、図1および図2に示す両型紙1a,1bを
用いた場合と同様の作用・効果を奏する。しかも、他方
の型紙1bに設けた2つのコ字状折り曲げ部分43が紙
製トレイ20に強固に固定されているため、傾斜板部分
7の傾斜角度を確実に保持することができる。
【0034】図29は本発明に用いる一方の型紙1aの
他の変形例を示している。この変形例では、図1および
図2に示す一方の型紙1aにおいて、台板部分2の一方
の長辺に形成された側板部分3の突片3aの長さが短く
形成されている。また、台板部分2の他方の長辺に折り
曲げ線48を介して連結する帯状(台板部分2の長辺に
沿って、左右方向に細長く延びる長方形状)の補助用側
板部分49を設け、この補助用側板部分49の左側の短
辺に折り曲げ線49bを介して突片49aを連結してい
る。このような補助用側板部分49,突片49aは上記
側板部分3,突片3aと同様の形状をしている。
【0035】そして、上記補助用側板部分49を、側板
部分3と同様に垂直に折り上げ、上記突片49aを側板
部分3の突片3aと同様に立板部分5に糊付け等により
接着する。それ以外の部分は図1および図2に示す一方
の型紙1aと同様であり、同様の部分には同じ符号を付
している。この変形例の一方の型紙1aを用いた場合に
も、図1および図2に示す両型紙1a,1bを用いた場
合と同様の作用・効果を奏する。しかも、台板部分2の
両側に側板部分3,補助用側板部分49を設けているた
め、ヘアカラー収容ボトル等の陳列物が台板部分2から
はみ出すことがなくなる。さらに、補助用側板部分49
の突片49aを立板部分5に接着しているため、立板部
分5の垂直姿勢を確実に保持することができる。
【0036】図30は本発明に用いる一方の型紙1aの
さらに他の変形例を示している。この変形例では、図2
9に示す一方の型紙1aにおいて、側板部分3のうち、
左右方向中央よりやや左側寄り位置の内側部分(垂直に
折り上げた状態では、図31に示すように、下半部分と
なる)に、U字状の係合用切り欠き部51が切り欠き形
成されている。一方、補助用側板部分50は側板部分3
より短く形成されており、その左右方向中央(上記係合
用切り欠き部56に対応する位置)の外側部分(垂直に
折り上げた状態では、図32に示すように、上半部分と
なる)の側面(垂直に折り上げた状態では、上面とな
る)に一対の切り欠き部52が垂下状に形成されてい
る。そして、これら両切り欠き部52で挟まれた部分
が、上記係合用切り欠き部51に係合する係合用舌片5
3に形成されている。図30において、50aは補助用
側板部分50の左側の短辺に折り曲げ線(図示せず)を
介して連結している突片であり、図32において、53
aは上記係合用舌片53の下部に形成された折り曲げ線
である。それ以外の部分は図29に示す一方の型紙1a
と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
また、他方の型紙1bとしては、図23に示すものを用
いている。
【0037】このような紙製トレイ20同士を連結する
場合には、図33および図34に示すように、一方の紙
製トレイ20の側板部分3と他方の紙製トレイ20の補
助用側板部分50が当接するように、両紙製トレイ20
を左右に並べ、上記補助用側板部分50の係合用舌片5
3を折り曲げ線53aで少し折り曲げ、上記側板部分3
の係合用切り欠き部51に係合することを行う。この変
形例の一方の型紙1aと図23に示す他方の型紙1bを
用いた場合にも、図1および図2に示す両型紙1a,1
bを用いた場合と同様の作用・効果を奏する。しかも、
他方の型紙1bに設けた2つの補強用突片41(図25
参照)を紙製トレイ20の水平部分6の裏面に接着して
いるため、紙製トレイ20の強度が向上する。しかも、
台板部分2の両側に側板部分3,補助用側板部分49を
設けているため、ヘアカラー収容ボトル等の陳列物が台
板部分2からはみ出すことがなくなる。しかも、補助用
側板部分49の突片49aを立板部分5に接着している
ため、立板部分5の垂直姿勢を確実に保持することがで
きる。さらに、紙製トレイ20同士を左右に並べて連結
することができる。
【0038】図35は本発明に用いる一方の型紙1aの
さらに他の変形例を示している。この変形例は、図36
に示す第3の型紙(支受台用平板状紙材)55と一緒に
用いられるものであり、図29に示す一方の型紙1aに
おいて、側板部分3および補助用側板部分49の前後幅
(垂直に折り上げた状態では、高さになる)が長く形成
されている。また、上記側板部分3のうち、左右方向中
央部より左側寄り位置の内側(垂直に折り上げた状態で
は、下部となる)にU字状の係合用切り欠き部56が切
り欠き形成されている。一方、補助用側板部分49のう
ち、左右方向中央部より左側寄り位置(すなわち、上記
係合用切り欠き部56に対応する位置)の中央やや下側
(垂直に折り上げた状態では、中央やや下側となる)
に、U字状の切り欠き部57が切り欠き形成されてお
り、この切り欠き部57で囲まれた部分が、上記係合用
切り欠き部56に係合する係合用舌片58に形成されて
いる。それ以外の部分は図29に示す一方の型紙1aと
同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
【0039】一方、第3の型紙55は、略コ字状に折り
曲げうる略長方形状に形成されており、長方形状の支受
台部分60と、上記支受台部分60の両方の長辺から折
り曲げ自在に連結される2つの脚部分61,62とから
なる。また、これら両脚部分61,62の前後両側面に
は、その左右方向中央部より左側寄り位置に(上記係合
用切り欠き部56もしくは係合用舌片58に対応する位
置)に、上記係合用切り欠き部56もしくは係合用舌片
58を囲う大きさの長方形状の切り欠き部61a,62
aが切り欠き形成されている。図36において、61
b,62bは折り曲げ線である。
【0040】そして、紙製トレイ20において、第3の
型紙55を略コ字状に折り曲げ、この略コ字状の相対向
する2つの脚部分61,62のうち一方の脚部分61の
切り欠き部61aを、垂直に折り上げた側板部分3の係
合用切り欠き部56に位置決めして一方の脚部分61を
側板部分3に接着固定し、他方の脚部分62の切り欠き
部62aを、垂直に折り上げた補助用側板部分49の係
合用舌片58に位置決めして他方の脚部分62を補助用
側板部分49に接着固定する(図37および図38参
照)。この変形例の一方の型紙1a,図23に示す他方
の型紙1bおよび第3の型紙55を用いた場合にも、図
1および図2に示す両型紙1a,1bを用いた場合と同
様の作用・効果を奏する。しかも、台板部分2の両側に
側板部分3,補助用側板部分49を設けているため、陳
列物が台板部分2からはみ出すことがなくなる。しか
も、補助用側板部分49の突片49aを立板部分5に接
着しているため、立板部分5の垂直姿勢を確実に保持す
ることができる。しかも、紙製トレイ20同士を左右に
並べて連結することができる。さらに、背の低い陳列物
を支受台部分60に載置して顧客等に見えやすくするこ
とができる。
【0041】図35に示す一方の型紙1aおよび図36
に示す第3の型紙55に加え、図39に示す第4の型紙
(位置決め用平板状紙材)64を用いることができる。
この第4の型紙64は、略コ字状に折り曲げうる略長方
形状に形成されており、3つの位置決め用孔部65aが
穿設された長方形状の位置決め部分65と、上記位置決
め部分65の両方の長辺から折り曲げ自在に連結される
2つの脚部分66,67とからなる。また、これら両脚
部分66,67には、その左右方向中央部より左側寄り
位置に(図29に示す一方の型紙1aの係合用切り欠き
部56もしくは係合用舌片58に対応する位置)に、第
3の型紙55の両脚部分61,62に形成された切り欠
き部61a,62aと同形状の長方形状の切り欠き部6
6a,67aが切り欠き形成されている。図39におい
て、66b,67bは折り曲げ線である。
【0042】そして、紙製トレイ20において、第4の
型紙64を略コ字状に折り曲げ、この略コ字状の相対向
する2つの脚部分66,67のうち一方の脚部分66の
切り欠き部66aを、垂直に折り上げた側板部分3の係
合用切り欠き部56に位置決めして一方の脚部分66を
側板部分3に接着固定し、他方の脚部分67の切り欠き
部67aを、垂直に折り上げた補助用側板部分49の係
合用舌片58に位置決めして他方の脚部分67を補助用
側板部分49に接着固定している(図40および図41
参照)。また、上記第4の型紙64の内側に第3の型紙
55が接着固定されている。この第4の型紙64を用い
た場合にも、図35に示す一方の型紙1a,図23に示
す他方の型紙1bおよび第3の型紙55を用いた場合と
同様の作用・効果を奏する。しかも、陳列物を位置決め
部分65の位置決め用孔部65aに挿入することによ
り、その位置決めが行える。
【0043】図42は本発明に用いる一方の型紙1aの
さらに他の変形例を示している。この変形例は、第5の
型紙(内板用平板状紙材)70と一緒に用いられるもの
であり、図30に示す一方の型紙1aにおいて、補助用
側板部分50の長さを側板部分3の長さと同じに形成し
ている。また、台板部分2の補助用側板部分50近傍
に、台板部分2の長手方向に沿って延びる長穴69を穿
設している。それ以外の部分は図30に示す一方の型紙
1aと同様であり、同様の部分には同じ符号を付してい
る。
【0044】一方、上記第5の型紙70は、両端部をL
字状に折り曲げうる帯状体に形成されており、補助用側
板部分50と同じ長さ,高さに形成された内板部分71
と、この内板部分71の両側に折り曲げ線72aを介し
て突設された間隔保持部分72と、この間隔保持部分7
2の先端部に折り曲げ線73aを介して突設された固定
部分73とからなり、上記内板部分71の一側面に、上
記台板部分2に穿設された長穴69に挿入しうる凸部7
1aが形成されている。
【0045】そして、紙製トレイ20において、第5の
型紙70の内板部分71に対し両間隔保持部分72を垂
直に折り曲げるとともに、両間隔保持部分72に対し両
固定部分73を垂直に折り曲げて上記内板部分71と平
行にする。その状態で、内板部分71の凸部71aを下
側に向け、内板部分71を補助用側板部分50に平行に
配設するとともに、台板部分2の長孔69に内板部分7
1の凸部71aを挿入し、そののち、間隔保持部分72
の一方(立板部分5に対面する方)を立板部分5に接着
固定し、両固定部分73を補助用側板部分50に接着固
定する(図43および図44参照)。図30に示す一方
の型紙1a,図23に示す他方の型紙1bおよび第5の
型紙70を用いた場合にも、図30に示す一方の型紙1
aおよび図23に示す他方の型紙1bを用いた場合と同
様の作用・効果を奏する。しかも、陳列物の幅が台板部
分2の幅より狭いときに、台板部分2に形成される陳列
物の配設スペースを狭くして、陳列物を安定良く陳列,
展示することができる。
【0046】図45および図46は本発明に用いる第6
の型紙75を示している。この第6の型紙75は、平板
状紙材を紙製トレイ20の立板部分5,水平板部分6お
よび傾斜板部分7の裏面に沿う形状に成形されたもので
ある。また、この第6の型紙75には、傾斜板部分7の
L字状の穴7aに対応する部分に、この穴7aと同形状
の穴(図示せず)が穿設されている。そして、紙製トレ
イ20を作製する場合には、図1および図2に示す一方
の型紙1aを所定通りに折り曲げたのち、第6の型紙7
5を立板部分5,水平板部分6および傾斜板部分7の裏
面に接着固定する(図47参照)。このものでも、傾斜
板部分7が所定の傾斜角度を保持している。なお、第6
の型紙75として、プラスチック製のものを用いること
もできる。
【0047】図48は本発明の第2の化粧料容器陳列用
紙製トレイの製法に用いる第7の型紙81(平板状紙
材)を示している。この第7の型紙81は、1枚で紙製
トレイ20を作製できるものであり、長方形に形成され
た厚み1mm程度の平板状厚紙(厚み0.5mm程度の
再生紙:DKクリームソフト#8を2枚重ねにして接合
したもの)を、トムソン型により、図48に示す形状に
打ち抜いたものである。すなわち、長方形状の台板部分
82と、この台板部分82の一方の長辺(図面では、前
側の長辺)に第1折り曲げ線91を介して連結する帯状
(台板部分82の長辺に沿って、左右方向に細長く延び
る長方形状)の側板部分83と、上記台板部分82の一
方の短辺(図面では、右側の短辺)に第2折り曲げ線9
2を介して連結する長方形状の折り曲げ板部分84と、
上記側板部分83に第3折り曲げ線93を介して連結す
る連結接着部分83a(突片)と、上記連結接着部分8
3aから第7折り曲げ線97を介して連結する姿勢保持
部分89とからなる。上記連結接着部分83aは、紙製
トレイ20において、上記折り曲げ板部分84の立板部
分85に糊付け等により接着される。
【0048】上記第1および第2の折り曲げ線91,9
2は、所定間隔置きに切り込み線を設け、かつ各切り込
み線をハーフカットした(下側の再生紙だけをカットし
た)ものであり、紙製トレイ20において、各切り込み
線間の部分(すなわち、カットしていない部分)によ
り、垂直に折り曲げた側板部分83,立板部分85の強
度アップを図っている。なお、上記両折り曲げ線91,
92は、ハーフカットして作製する必要はなく、切り込
み線を上下両再生紙にわたって貫通させてもよいし、短
い切り込み線と長い切り込み線を組み合わせてもよい。
【0049】上記折り曲げ板部分84は、その長手方向
に対し直交する方向に(すなわち、台板部分82の短辺
に平行に)、所定間隔置きに第4〜第6折り曲げ線94
〜96が設けられており、これら各折り曲げ線94〜9
6により台板部分82側から順に立板部分85(第1の
矩形状部分),水平板部分(第2の矩形状部分)86,
傾斜板部分(第3の矩形状部分)87および折り返し接
着部分88に区画されている。この折り返し接着部分8
8は折り返されて、上記傾斜板部分87に糊付け等によ
り接着される(図49参照)。また、上記折り返し接着
部分88の遊端側長辺(図面では、右辺)の中央部に凹
部88aが形成されており、紙製トレイ20作製時に、
後述する中央接着板部分106を位置決めするのに利用
される。また、上記立板部分85には、その前側縁部の
全長にわたって切り欠き部85aが形成されており、紙
製トレイ20において、上記立板部分85と側板部分8
3とを垂直に折り上げた状態で、上記切り欠き部85a
に側板部分83が位置決めされるようになっている。図
48において、87aは傾斜板部分87に穿設されたL
字状の穴である。
【0050】また、上記姿勢保持部分89は、上記連結
接着部分83aの右側縁部の前端部に第7折り曲げ線9
7を介して連結する左側連結板部分105と、この左側
連結板部分105の傾斜状の右側縁部に第8折り曲げ線
98を介して連結する長方形状の中央接着板部分106
(縦辺)と、それ自体の傾斜状の左側縁部が上記中央接
着板部分106の右側縁部の前端部に第9折り曲げ線9
9を介して連結する右側連結板部分107と、この右側
連結板部分107の右側縁部に第10折り曲げ線100
を介して連結する長方形状の側方接着板部分108(上
記連結接着部分83aと同形状)とからなり、左右両連
結板部分105,107の後側縁部に第11,第12の
折り曲げ線101,102を介して、一対の凸部109
a,110a付き係合片109,110が連結してい
る。上記側方接着板部分108は、紙製トレイ20にお
いて、上記立板部分85に糊付け等により接着される
(図51参照)。また、上記左側連結板部分105の右
側縁部および右側連結板部分107の左側縁部の傾斜角
度は、それぞれ紙製トレイ20の傾斜板部分87の傾斜
角度と同じになるように設定されている(図51参
照)。
【0051】上記の型紙81を用い、つぎのようにして
紙製トレイ20を作製することができる。すなわち、ま
ず、図49に示すように、台板部分82から立板部分8
5を垂直に折り上げ、ついで、水平板部分86を右側に
向かって水平に折り曲げ、つぎに、折り返し接着部分8
8を折り返して傾斜板部分87の裏面に接着し、つぎ
に、台板部分82から側板部分83を垂直に折り上げ
る。つぎに、側板部分83から突設する連結接着部分8
3aを立板部分85に沿わせて内側に折り曲げて立板部
分85に接着する。つぎに、左側連結板部分105を連
結接着部分83aに対し垂直に折り曲げ、中央接着板部
分106を左側連結板部分105に対し垂直に折り曲
げ、右側連結板部分107を中央接着板部分106に対
し垂直に折り曲げ、側方接着板部分108を立板部分8
5に沿わせて折り曲げ、接着する(図50参照)。これ
により、下向きに傾斜する中央接着板部分106の両側
から両連結板部分105,107が垂直に折り曲げられ
てなるコ字状体が形成され、このコ字状体が連結接着部
分83aおよび側方接着板部分108により立板部分8
5に接着されている。
【0052】つぎに、傾斜板部分87を下向き傾斜状に
折り下げ、中央接着板部分106に接着する。つぎに、
両係合片109,110を内側に折り曲げて係合させる
(図52参照)。そののち、L字状の穴87a(図52
では、図示せず)に、色見本38を吊り下げた固定具3
7を着脱自在に取り付ける(図10参照)。このように
して、図51および図52に示す紙製トレイ20を作製
することができる。なお、上記の手順は、適宜変更する
ことができる。
【0053】このようにして得られた紙製トレイ20
は、その傾斜板部分87が姿勢保持部分89により所定
の傾斜角度に保持されている。また、1枚の型紙81で
作製することができ、部品点数が減少し、在庫管理等の
管理面が簡素化する。
【0054】図53は本発明の第3の化粧料容器陳列用
紙製トレイの製法に用いる第8の型紙115(平板状紙
材)を示している。この第8の型紙115は、上記の第
7の型紙81において、折り曲げ板部分84の折り返し
接着部分88に姿勢保持部分116を連結している。し
たがって、側板部分83には第3折り曲げ線93を介し
て突片83aを連結しているだけである。
【0055】より詳しく説明すると、姿勢保持部分11
6は、上記折り返し接着部分88の遊端側長辺(図面で
は、右辺)の中央部から突設する中央接着板部分117
(縦辺)と、この中央接着板部分117の前後両側に第
7,第8の折り曲げ線124,125を介して連結する
前後一対の連結板部分118,119と、前後両連結板
部分118,119の前側もしくは後側に第9もしくは
第10の折り曲げ線126,127を介して連結する前
後一対の側方接着板部分120,121とからなる。そ
して、上記両連結板部分118,119と、これに連結
する両側方接着板部分120,121とが、中央接着板
部分117に対し所定角度で傾斜している。この傾斜角
度は、紙製トレイ20の傾斜板部分87の傾斜角度と同
じになるように設定されている(図56参照)。それ以
外の部分は、図48に示す第7の型紙81と同様であ
り、同様の部分には同じ符号を付している。
【0056】上記の型紙115を用い、つぎのようにし
て紙製トレイ20を作製することができる。すなわち、
まず、図54に示すように、台板部分82から立板部分
85を垂直に折り上げ、ついで、水平板部分86を右側
に向かって水平に折り曲げ(図54では、傾斜板部分8
7が少し下向きに傾斜している)、つぎに、台板部分8
2から側板部分83を垂直に折り上げる。つぎに、側板
部分83から突設する突片83aを折り曲げて立板部分
85に接着する。つぎに、折り返し接着部分88および
中央接着板部分117を折り返して傾斜板部分87の裏
面に接着する。つぎに、両連結板部分118,119を
中央接着板部分117に対し垂直に折り曲げ、両側方接
着板部分120,121を両連結板部分118,119
に対し垂直に折り曲げる。これにより、中央接着板部分
117の両側から両連結板部分118,119が垂直に
折り曲げられてなるコ字状体が形成される(図55参
照)。つぎに、両連結板部分118,119を立板部分
85に接着する(図56参照)。そののち、図48に示
す第7の型紙81と同様にして、図56および図57に
示す紙製トレイ20を作製することができる。なお、上
記の手順は、適宜変更することができる。
【0057】このようにして得られた紙製トレイ20
は、その傾斜板部分87が姿勢保持部分116により所
定の傾斜角度に保持されている。また、1枚の型紙11
5で作製することができ、部品点数が減少し、在庫管理
等の管理面が簡素化する。
【0058】なお、上記各実施の形態では、立板部分
5,85の上端部と水平板部分6,86と傾斜板部分
7,87の表面に、ヘアカラーの品名,特長等を表示す
る印刷を施しているが、これに限定するものではなく、
ヘアカラーの品名,特長等を表示するシールを貼着して
もよい。また、上記各実施の形態では、各型紙1a,1
b,81,115として、再生紙:DKクリームソフト
#8を2枚重ねにして接合したものを用いているが、1
枚だけのものや、3枚以上重ねて接合したものを用いて
もよい。また、紙材として、コートカード(中芯が再生
紙で、その外層にバージンパルプを積層したもの)やコ
ートアイボリー(100%バージンパルプ)等各種のも
のを用いることができる。また、上記各実施の形態(図
48に示す実施の形態は除く)では、立板部分5,85
と側板部分3,83とを突片3a,5b,83aにより
連結しているが、突片3a,5b,83aに代えて、接
着テープ等により接着してもよい。
【0059】また、図15に示す紙製トレイ20では、
鋲22を用いて他方の型紙1bを立板部分5,傾斜板部
分7に固定しているが、図15に示す紙製トレイ20以
外においても、鋲22を用いて他方の型紙1bを立板部
分5,傾斜板部分7に固定してもよい。また、図18,
図21,図25,図28に示す実施の形態において、他
方の型紙1bを傾斜板部分7のL字状の穴7aの近傍部
分に接着し、このL字状の穴7aの補強材を兼ねるよう
にしてもよい。また、図19に示す他方の型紙1bにお
いて、連結板部分24に設ける凹部24aの位置を、図
1に示す他方の型紙1bと同じ位置に位置決めしてもよ
いし、図1,図13,図23に示す他方の型紙1bにお
いて、連結板部分9に設ける凹部9aの位置を、図19
に示す他方の型紙1bと同じ位置に位置決めしてもよ
い。
【0060】また、図25に示す紙製トレイ20では、
両補強用突片41を内側に折り曲げているが、外側に折
り曲げて水平部分6に接着することもできる。また、上
記補強用突片41を、図13,図16,図19に示す他
方の型紙1bに設けるようにしてもよい。また、図3
5,図42に示す一方の型紙1aとして、係合用切り欠
き部51,56,係合用舌片53がないもの(図29参
照)を用いることもできる。
【0061】また、図29,図30,図35,図42に
示す一方の型紙1aにおいて、補助用側板部分49,5
0の突片49a,50aに代えて、立板部分5に突片を
折り曲げ自在に連結することもできる(図22参照)。
また、これら突片49a,50aに代えて、接着テープ
等を用い、これで立板部分5と補助用側板部分49,5
0を接着してもよい。また、各型紙1a,1b,55,
64,70に形成する折り曲げ線の全てもしくは所望の
ものだけを、第1および第2折り曲げ線11,12のよ
うな、所定間隔置きに切り込み線を設け、かつ、各切り
込み線をハーフカットした(下側もしくは上側の再生紙
だけをカットした)折り曲げ線とすることができる。
【0062】また、図42に示す第5の型紙70では、
内板部分71の両側に間隔保持部分72,固定部分73
を設けているが、これに限定するものではなく、内板部
分71の所望の部分を略コ字状に切り欠き、この切り欠
き部分で囲まれた部分を折り曲げて間隔保持部分72,
固定部分73として用いてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の化粧料容
器陳列用紙製トレイの製法によれば、2枚の平板状紙材
を用いて、台板部分と、側板部分と、第1の矩形状部分
(従来例の立板部分33に相当する部分)と、第2の矩
形状部分(従来例の水平板部分34に相当する部分)と
第3の矩形状部分(従来例の傾斜板部分35に相当する
部分)とを備え、かつ、第3の矩形状部分の傾斜姿勢を
保持しうる紙製トレイを作製することができ、安価で、
作製容易である。
【0064】本発明において、上記側板部分および第1
の矩形状部分のいずれか一方から突片を折り曲げ自在に
突設し、上記両部分を垂直に折り上げた状態で上記突片
を上記両部分のいずれか他方に沿わせるようにして折り
曲げ接着した場合には、上記側板部分および第1の矩形
状部分のいずれか一方を利用して、側板部分および第1
の矩形状部分を垂直姿勢に保持するための突片が得られ
る。
【0065】本発明において、上記他方の平板状紙材
が、略コ字状に折り曲げうる複数の帯状体を一体化した
ものである場合には、1枚の他方の平板状紙材に設けた
複数個の帯状体を略コ字状に折り曲げることにより、複
数個の帯状体で第3の矩形状部分を傾斜姿勢に保持する
ことができる。
【0066】本発明において、上記台板部分の他方の長
辺から補助用側板部分を折り曲げ自在に突設し、上記台
板部分に対し上記補助用側板部分を垂直に折り上げた場
合には、台板部分の両側に側板部分,補助用側板部分が
折り上げられているため、台板部分に載置したボトル等
の陳列物が台板部分の両側からはみ出ることがなくな
る。
【0067】本発明において、上記補助用側板部分およ
び第1の矩形状部分のいずれか一方から突片を折り曲げ
自在に突設し、上記両部分を垂直に折り上げた状態で、
上記突片を上記両部分のいずれか他方に沿わせるように
して折り曲げ接着した場合には、第1の矩形状部分を垂
直姿勢に確実に保持することができる。
【0068】本発明において、上記側板部分および補助
用側板部分のいずれか一方に舌片を設け、他方に、上記
舌片に係合する切り欠き部を設けた場合には、2つの紙
製トレイを用意し、一方の紙製トレイの側板部分と他方
の紙製トレイの補助用側板部分とを当接させた状態で両
紙製トレイを並べ、上記舌片を切り欠き部に係合させる
ことにより、両紙製トレイを連結することができる。
【0069】本発明において、略コ字状に折り曲げうる
支受台用平板状紙材を備え、この支受台用平板状紙材
が、長方形状の支受台部分と、上記支受台部分の両方の
長辺から折り曲げ自在に突設される2つの脚部分とから
なり、上記支受台用平板状紙材を略コ字状に折り曲げ、
この略コ字状の相対向する2つの脚部分のうち一方の脚
部分を、垂直に折り上げた側板部分に固定し、他方の脚
部分を、垂直に折り上げた補助用側板部分に固定した場
合には、背の低い陳列物を支受台部分に載置して顧客に
見えやすくすることができる。
【0070】本発明において、略コ字状に折り曲げうる
位置決め用平板状紙材を備え、この位置決め用平板状紙
材が、複数の位置決め用孔部が穿設された長方形状の位
置決め部分と、上記位置決め部分の両方の長辺から折り
曲げ自在に突設される2つの脚部分とからなり、上記位
置決め用平板状紙材を略コ字状に折り曲げ、この略コ字
状の相対向する2つの脚部分のうち一方の脚部分を、垂
直に折り上げた側板部分に固定し、他方の脚部分を、垂
直に折り上げた補助用側板部分に固定した場合には、陳
列物を位置決め部分の位置決め用孔部に挿入することに
より、陳列物を位置決めするとともに、安定良く陳列,
展示することができる。
【0071】また、本発明において、内板用平板状紙材
を備え、この内板用平板状紙材が、内板部分と、上記内
板部分から折り曲げ自在に突設される間隔保持部分と、
この間隔保持部分の先端部から折り曲げ自在に突設され
る固定部分とからなり、上記内板部分に対し上記間隔保
持部分を折り曲げ、上記間隔保持部分に対し上記固定部
分を内板部分と平行になるよう折り曲げ、上記内板部分
を側板部分3および補助用側板部分のいずれか一方の部
分の近傍にこれと平行に配置し、上記固定部分を上記一
方の部分に固定した場合には、陳列物の幅が台板部分の
幅より狭いときに、台板部分に形成される陳列物の配設
スペースを狭くして、陳列物を安定良く陳列,展示する
ことができる。
【0072】また、本発明の第2および第3の化粧料容
器陳列用紙製トレイの製法では、1枚の平板状紙材を用
い、台板部分と、側板部分と、第1の矩形状部分(従来
例の立板部分33に相当する部分)と、第2の矩形状部
分(従来例の水平板部分34に相当する部分)と第3の
矩形状部分(従来例の傾斜板部分35に相当する部分)
とを備え、かつ、略コ字状に折り曲げた姿勢保持部分に
より第3の矩形状部分の傾斜姿勢を保持しうる紙製トレ
イを作製することができる。また、安価で、作製容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる2種類の型紙の一実施の形態を
示す平面図である。
【図2】一方の型紙の底面図である。
【図3】紙製トレイの作製要領を示す説明図である。
【図4】上記紙製トレイの作製要領を示す説明図であ
る。
【図5】上記紙製トレイの作製要領を示す説明図であ
る。
【図6】上記紙製トレイの作製要領を示す説明図であ
る。
【図7】上記紙製トレイの作製要領を示す説明図であ
る。
【図8】上記紙製トレイの作製要領を示す説明図であ
る。
【図9】上記紙製トレイの作製要領を示す説明図であ
る。
【図10】上記紙製トレイの側面図である。
【図11】上記紙製トレイの底面図である。
【図12】上記紙製トレイの背面図である。
【図13】上記他方の型紙の変形例を示す平面図であ
る。
【図14】上記変形例を折り曲げた状態を示す底面図で
ある。
【図15】上記変形例を用いた紙製トレイの底面図であ
る。
【図16】上記他方の型紙の他の変形例を示す平面図で
ある。
【図17】上記他の変形例を用いた紙製トレイの側面図
である。
【図18】上記他の変形例を用いた紙製トレイの底面図
である。
【図19】上記他方の型紙のさらに他の変形例を示す平
面図である。
【図20】上記さらに他の変形例を用いた紙製トレイの
側面図である。
【図21】上記さらに他方の変形例を用いた紙製トレイ
の底面図である。
【図22】一方の型紙の変形例を示す平面図である。
【図23】上記他方の型紙のさらに他の変形例を示す平
面図である。
【図24】上記さらに他の変形例を折り曲げた状態を示
す平面図である。
【図25】上記さらに他の変形例を用いた紙製トレイの
側面図である。
【図26】上記他方の型紙のさらに他の変形例を示す平
面図である。
【図27】上記さらに他の変形例を折り曲げ手順を示す
説明図である。
【図28】上記さらに他の変形例を用いた紙製トレイの
側面図である。
【図29】上記一方の型紙の他の変形例を示す平面図で
ある。
【図30】上記一方の型紙のさらに他の変形例を示す平
面図である。
【図31】上記さらに他の変形例を用いた紙製トレイの
側面図である。
【図32】上記さらに他の変形例を用いた紙製トレイの
側面図である。
【図33】上記紙製トレイを左右に並べて連結した状態
を示す要部の説明図である。
【図34】上記紙製トレイを左右に並べて連結した状態
を示す平面図である。
【図35】上記一方の型紙のさらに他の変形例を示す平
面図である。
【図36】第3の型紙を示す平面図である。
【図37】上記第3の型紙を用いた紙製トレイの平面図
である。
【図38】上記第3の型紙を用いた紙製トレイの背面図
である。
【図39】第4の型紙を示す平面図である。
【図40】上記第4の型紙を用いた紙製トレイの平面図
である。
【図41】上記第4の型紙を用いた紙製トレイの背面図
である。
【図42】上記一方の型紙のさらに他の変形例および第
5の型紙を示す平面図である。
【図43】上記第5の型紙を用いた紙製トレイの平面図
である。
【図44】上記第5の型紙を用いた紙製トレイの背面図
である。
【図45】第6の型紙を示す側面図である。
【図46】上記第6の型紙を示す平面図である。
【図47】上記第6の型紙を用いた紙製トレイの側面図
である。
【図48】第7の型紙を示す平面図である。
【図49】上記第7の型紙を用いた紙製トレイの作製要
領を示す説明図である。
【図50】上記第7の型紙を用いた紙製トレイの作製要
領を示す説明図である。
【図51】上記第7の型紙を用いた紙製トレイの側面図
である。
【図52】上記第7の型紙を用いた紙製トレイを下側か
ら見た図である。
【図53】第8の型紙を示す平面図である。
【図54】上記第8の型紙を用いた紙製トレイの作製要
領を示す説明図である。
【図55】上記第8の型紙を用いた紙製トレイの作製要
領を示す説明図である。
【図56】上記第8の型紙を用いた紙製トレイの側面図
である。
【図57】上記第8の型紙を用いた紙製トレイを下側か
ら見た図である。
【図58】従来例を示す斜視図である。
【図59】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
2 台板部分 3 側板部分 5 立板部分 6 水平板部分 7 傾斜板部分 8 中央接着板部分 10 側方接着板部分 20 紙製トレイ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の平板状紙材1a,1bを折り曲げ
    たのち両者1a,1bを一体化してトレイ20をつくる
    方法であって、一方の平板状紙材1aが、長方形状の台
    板部分2と、上記台板部分2の一方の長辺から折り曲げ
    自在に突設される側板部分3と、上記台板部分2の一方
    の短辺から折り曲げ自在に突設される長方形状の折り曲
    げ板部分4とからなり、上記折り曲げ板部分4にその長
    手方向に沿って第1,第2および第3の矩形状部分5〜
    7が台板部分2側から順に区画されてなり、他方の平板
    状紙材1bが、略コ字状に折り曲げうる帯状体からな
    り、上記一方の平板状紙材1aの台板部分2に対し上記
    側板部分3を垂直に折り上げ、上記台板部分2に対して
    上記第1の矩形状部分5を垂直に折り上げ、上記第1の
    矩形状部分5に対して上記第2の矩形状部分6を水平に
    折り曲げ、上記第2の矩形状部分6に対して上記第3の
    矩形状部分7を傾斜状に折り下げ、上記他方の平板状紙
    材1bを略コ字状に折り曲げ、この略コ字状の相対向す
    る2辺のうち一方の辺8,10を、垂直に折り上げた第
    1の矩形状部分5に固定し、他方の辺8,10を、傾斜
    状に折り下げた第3の矩形状部分7に固定するようにし
    たことを特徴とする化粧料容器陳列用紙製トレイの製
    法。
  2. 【請求項2】 上記側板部分3および第1の矩形状部分
    5のいずれか一方から突片3a,5bを折り曲げ自在に
    突設し、上記両部分3,5を垂直に折り上げた状態で上
    記突片3a,5bを上記両部分3,5のいずれか他方に
    沿わせるようにして折り曲げ接着した請求項1記載の化
    粧料容器陳列用紙製トレイの製法。
  3. 【請求項3】 上記他方の平板状紙材1bが、略コ字状
    に折り曲げうる複数の帯状体を一体化したものである請
    求項1または2記載の化粧料容器陳列用紙製トレイの製
    法。
  4. 【請求項4】 上記台板部分2の他方の長辺から補助用
    側板部分49,50を折り曲げ自在に突設し、上記台板
    部分2に対し上記補助用側板部分49,50を垂直に折
    り上げた請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧料容
    器陳列用紙製トレイの製法。
  5. 【請求項5】 上記補助用側板部分49,50および第
    1の矩形状部分5のいずれか一方から突片49a,50
    aを折り曲げ自在に突設し、上記両部分49,50、5
    を垂直に折り上げた状態で、上記突片49a,50aを
    上記両部分49,50、5のいずれか他方に沿わせるよ
    うにして折り曲げ接着した請求項4記載の化粧料容器陳
    列用紙製トレイの製法。
  6. 【請求項6】 上記側板部分3および補助用側板部分4
    9,50のいずれか一方に舌片53,58を設け、他方
    に、上記舌片53,58に係合する切り欠き部51,5
    7を設けた請求項4または5記載の化粧料容器陳列用紙
    製トレイの製法。
  7. 【請求項7】 略コ字状に折り曲げうる支受台用平板状
    紙材55を備え、この支受台用平板状紙材55が、長方
    形状の支受台部分60と、上記支受台部分60の両方の
    長辺から折り曲げ自在に突設される2つの脚部分61,
    62とからなり、上記支受台用平板状紙材55を略コ字
    状に折り曲げ、この略コ字状の相対向する2つの脚部分
    61,62のうち一方の脚部分61を、垂直に折り上げ
    た側板部分3に固定し、他方の脚部分62を、垂直に折
    り上げた補助用側板部分49,50に固定した請求項4
    〜6のいずれか一項に記載の化粧料容器陳列用紙製トレ
    イの製法。
  8. 【請求項8】 略コ字状に折り曲げうる位置決め用平板
    状紙材64を備え、この位置決め用平板状紙材64が、
    複数の位置決め用孔部65aが穿設された長方形状の位
    置決め部分65と、上記位置決め部分65の両方の長辺
    から折り曲げ自在に突設される2つの脚部分66,67
    とからなり、上記位置決め用平板状紙材64を略コ字状
    に折り曲げ、この略コ字状の相対向する2つの脚部分6
    6,67のうち一方の脚部分66を、垂直に折り上げた
    側板部分3に固定し、他方の脚部分67を、垂直に折り
    上げた補助用側板部分49,50に固定した請求項4〜
    7のいずれか一項に記載の化粧料容器陳列用紙製トレイ
    の製法。
  9. 【請求項9】 内板用平板状紙材70を備え、この内板
    用平板状紙材70が、内板部分71と、上記内板部分7
    1から折り曲げ自在に突設される間隔保持部分72と、
    この間隔保持部分72の先端部から折り曲げ自在に突設
    される固定部分73とからなり、上記内板部分71に対
    し上記間隔保持部分72を折り曲げ、上記間隔保持部分
    72に対し上記固定部分73を内板部分71と平行にな
    るよう折り曲げ、上記内板部分71を側板部分3および
    補助用側板部分49,50のいずれか一方の部分3、4
    9,50の近傍にこれと平行に配置し、上記固定部分7
    3を上記一方の部分3、49,50に固定した請求項4
    〜8のいずれか一項に記載の化粧料容器陳列用紙製トレ
    イの製法。
  10. 【請求項10】 1枚の平板状紙材81を折り曲げてト
    レイ20をつくる方法であって、上記平板状紙材81
    が、長方形状の台板部分82と、上記台板部分82の一
    方の長辺から折り曲げ自在に突設される側板部分83
    と、上記側板部分83から折り曲げ自在に突設される突
    片83aと、上記突片83aから略コ字状に折り曲げ自
    在に突設される姿勢保持部分89と、上記台板部分82
    の一方の短辺から折り曲げ自在に突設される長方形状の
    折り曲げ板部分84とからなり、上記折り曲げ板部分8
    4にその長手方向に沿って第1,第2および第3の矩形
    状部分85〜87が台板部分82側から順に区画されて
    なり、上記平板状紙材81の台板部分82に対し上記側
    板部分83を垂直に折り上げ、上記台板部分82に対し
    て上記第1の矩形状部分85を垂直に折り上げ、上記第
    1の矩形状部分85に対して上記第2の矩形状部分86
    を水平に折り曲げ、上記第2の矩形状部分86に対して
    上記第3の矩形状部分87を傾斜状に折り下げ、上記突
    片83aを垂直に折り上げた第1の矩形状部分85に沿
    わせるようにして折り曲げ固定し、上記姿勢保持部分8
    9を略コ字状に折り曲げ、この略コ字状の縦辺106
    を、傾斜状に折り下げた第3の矩形状部分87に固定す
    るようにしたことを特徴とする化粧料容器陳列用紙製ト
    レイの製法。
  11. 【請求項11】 1枚の平板状紙材115を折り曲げて
    トレイ20をつくる方法であって、上記平板状紙材11
    5が、長方形状の台板部分82と、上記台板部分82の
    一方の長辺から折り曲げ自在に突設される側板部分83
    と、上記台板部分82の一方の短辺から折り曲げ自在に
    突設される長方形状の折り曲げ板部分84と、上記折り
    曲げ部分84の遊端側の短辺から略コ字状に折り曲げ自
    在に突設される姿勢保持部分116とからなり、上記折
    り曲げ板部分84にその長手方向に沿って第1,第2お
    よび第3の矩形状部分85〜87が台板部分82側から
    順に区画されてなり、上記平板状紙材81の台板部分8
    2に対し上記側板部分83を垂直に折り上げ、上記台板
    部分82に対して上記第1の矩形状部分85を垂直に折
    り上げ、上記第1の矩形状部分85に対して上記第2の
    矩形状部分86を水平に折り曲げ、上記第2の矩形状部
    分86に対して上記第3の矩形状部分87を傾斜状に折
    り下げ、上記姿勢保持部分116を略コ字状に折り曲
    げ、この略コ字状の縦辺117を、傾斜状に折り下げた
    第3の矩形状部分87に固定し、略コ字状の相対向する
    横辺118,119の少なくとも一方を、垂直に折り上
    げた第1の矩形状部分85に固定するようにしたことを
    特徴とする化粧料容器陳列用紙製トレイの製法。
JP11099422A 1998-05-07 1999-04-06 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法 Ceased JP2000247327A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11099422A JP2000247327A (ja) 1998-05-07 1999-04-06 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12511198 1998-05-07
JP10-125111 1998-12-28
JP37467898 1998-12-28
JP10-374678 1998-12-28
JP11099422A JP2000247327A (ja) 1998-05-07 1999-04-06 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000247327A true JP2000247327A (ja) 2000-09-12

Family

ID=27308956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11099422A Ceased JP2000247327A (ja) 1998-05-07 1999-04-06 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000247327A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6155325A (en) Portable display board
EP1820747A1 (en) Display package
US6431364B1 (en) Display with removeable informational panel
US4509712A (en) Easel formed by two crossed tabs at back of display object
US5782452A (en) Combination picture post card mailer and display easel
US8205366B2 (en) Snap mobile for advertising a product or event
JP2000247327A (ja) 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法
JP4426022B2 (ja) 商品陳列用トレイ
JP3058263U (ja) 化粧料容器陳列用紙製トレイ
JPH11313714A (ja) 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法
JP2009223077A (ja) 首掛けラベル
US5560492A (en) Display device
JP2001078861A (ja) 化粧料容器陳列用紙製トレイの製法
JP2000237001A (ja) 商品陳列用トレイ
US20240343460A1 (en) Chip bag
JP7044276B2 (ja) 情報表示物ホルダ接続装置
US11361685B2 (en) Retail display header and associated system
JPH10152132A (ja) 芳香剤などの展示用紙箱
JP3106292U (ja) 商品陳列用具
JP5172368B2 (ja) 商品の陳列スタンドおよび商品の陳列方法
JP2000238839A (ja) 台紙付き製品
JP2001087092A (ja) 陳列用紙製トレイ
JP2002186545A (ja) ハンガーディスプレイ
JP2003081275A (ja) ボトル用の景品ホルダ
JP2017145054A (ja) 包装袋用ラベル及びシート材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20090428