JP2001106225A - 陳列用紙製トレイ - Google Patents
陳列用紙製トレイInfo
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- JP2001106225A JP2001106225A JP28638599A JP28638599A JP2001106225A JP 2001106225 A JP2001106225 A JP 2001106225A JP 28638599 A JP28638599 A JP 28638599A JP 28638599 A JP28638599 A JP 28638599A JP 2001106225 A JP2001106225 A JP 2001106225A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一枚の板紙からなり、保形性に優れ、容易に
組み立てることができるとともに、展示効果および、美
観上も優れた陳列用紙製トレイを安価に提供することに
ある。 【解決手段】 矩形状の台板部分と、該台板部分の前端
縁から垂直に折り上げられた立板部分と、該立板部分の
上端部から前記台板部分とは反対側に向かって下向き傾
斜状に延びる表示板部分と、前記台板部分の両側端縁か
ら垂直に折り上げられた側板部分とで構成された紙製ト
レイであって、前記表示板部分の前端縁に折罫を介して
順次表示板部分補強板、傾斜姿勢保持板及び立板部分補
強板が連設され、前記側板部分の前端縁に折罫を介して
貼着片が連設されるとともに、表示板部分補強板、立板
部分補強板がそれぞれ表示板部分、立板部分に貼着さ
れ、前記貼着片が立板部分に貼着されていることを特徴
とする陳列用紙製トレイとすることである。
組み立てることができるとともに、展示効果および、美
観上も優れた陳列用紙製トレイを安価に提供することに
ある。 【解決手段】 矩形状の台板部分と、該台板部分の前端
縁から垂直に折り上げられた立板部分と、該立板部分の
上端部から前記台板部分とは反対側に向かって下向き傾
斜状に延びる表示板部分と、前記台板部分の両側端縁か
ら垂直に折り上げられた側板部分とで構成された紙製ト
レイであって、前記表示板部分の前端縁に折罫を介して
順次表示板部分補強板、傾斜姿勢保持板及び立板部分補
強板が連設され、前記側板部分の前端縁に折罫を介して
貼着片が連設されるとともに、表示板部分補強板、立板
部分補強板がそれぞれ表示板部分、立板部分に貼着さ
れ、前記貼着片が立板部分に貼着されていることを特徴
とする陳列用紙製トレイとすることである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、店頭において商品
を展示すると共に商品を説明するための陳列用紙製トレ
イに関するものである。
を展示すると共に商品を説明するための陳列用紙製トレ
イに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、ヘアカラーの販売用として、
塩化ビニル等のプラスチック製の板体を折り曲げ成形し
て作製された陳列用トレイが用いられている。この陳列
用トレイは、３〜５本のヘアカラー収納ボトルを載置し
うる長方形状の台板とこの台板の一方の長辺から立設さ
れた側板と、台板の一方の短辺から立設された立板、こ
の立板の上辺から水平に延びる水平板と、この水平板の
一側辺から下向き傾斜状に延びる傾斜板とからなってお
り、そして、上記立板の上端部、水平板、傾斜板にかけ
て、表面にヘアカラーの品名、特長等が記載されたシー
ルが貼着されている。また前記傾斜板にはＬ字状の切欠
穴が穿設されており、この切欠穴に色見本を吊り下げた
固定具が着脱自在に取り付けられている。しかし、これ
ら、塩化ビニル製のものは焼却処分をすると、焼却時に
塩化水素ガス等の有害なガスを発生するために、一般の
焼却炉では焼却処分ができないといった廃材処理の問題
や、ヘアカラーの品名、特長等を表示するためにトレイ
の表面に、カラー写真等の美麗な印刷が出来ず意匠性に
乏しいという問題があった。
塩化ビニル等のプラスチック製の板体を折り曲げ成形し
て作製された陳列用トレイが用いられている。この陳列
用トレイは、３〜５本のヘアカラー収納ボトルを載置し
うる長方形状の台板とこの台板の一方の長辺から立設さ
れた側板と、台板の一方の短辺から立設された立板、こ
の立板の上辺から水平に延びる水平板と、この水平板の
一側辺から下向き傾斜状に延びる傾斜板とからなってお
り、そして、上記立板の上端部、水平板、傾斜板にかけ
て、表面にヘアカラーの品名、特長等が記載されたシー
ルが貼着されている。また前記傾斜板にはＬ字状の切欠
穴が穿設されており、この切欠穴に色見本を吊り下げた
固定具が着脱自在に取り付けられている。しかし、これ
ら、塩化ビニル製のものは焼却処分をすると、焼却時に
塩化水素ガス等の有害なガスを発生するために、一般の
焼却炉では焼却処分ができないといった廃材処理の問題
や、ヘアカラーの品名、特長等を表示するためにトレイ
の表面に、カラー写真等の美麗な印刷が出来ず意匠性に
乏しいという問題があった。
【０００３】そのような不都合に対処するために、
（１）平板状の紙材を折り曲げて、長方形状の台板部分
と、台板部分の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯
状の側板部分と、台板部分の一方の短辺から垂直に折り
上げられた立板部分と、この立板部分の上端部から台板
部分の長手方向に沿って台板部分とは反対側に向かって
水平に延びる水平板部分と、この水平板部分の先端部か
ら下向き傾斜状に延びる傾斜板部分とを形成し、前記立
板部分或いは傾斜板部分のいずれかに略コ字状の切欠線
を形成し、この切欠線で囲まれた部分を折り曲げ、立板
部分と傾斜板部分とを連結する方法、また、（２）平板
状の紙材を折り曲げて、長方形状の台板部分と、台板部
分の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側板部
分と、台板部分の一方の短辺から垂直に折り上げられた
立板部分と、この立板部分の上端部から台板部分の長手
方向に沿って台板部分とは反対側に向かって水平に延び
る水平板部分と、この水平板部分の先端部から下向き傾
斜状に延びる傾斜板部分とからなる形状に形成された型
紙と、別途立板部分と傾斜板部分とを固定するための型
紙との２部材からなり両者を接着して使用するものが提
案されている。
（１）平板状の紙材を折り曲げて、長方形状の台板部分
と、台板部分の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯
状の側板部分と、台板部分の一方の短辺から垂直に折り
上げられた立板部分と、この立板部分の上端部から台板
部分の長手方向に沿って台板部分とは反対側に向かって
水平に延びる水平板部分と、この水平板部分の先端部か
ら下向き傾斜状に延びる傾斜板部分とを形成し、前記立
板部分或いは傾斜板部分のいずれかに略コ字状の切欠線
を形成し、この切欠線で囲まれた部分を折り曲げ、立板
部分と傾斜板部分とを連結する方法、また、（２）平板
状の紙材を折り曲げて、長方形状の台板部分と、台板部
分の一方の長辺から垂直に折り上げられた帯状の側板部
分と、台板部分の一方の短辺から垂直に折り上げられた
立板部分と、この立板部分の上端部から台板部分の長手
方向に沿って台板部分とは反対側に向かって水平に延び
る水平板部分と、この水平板部分の先端部から下向き傾
斜状に延びる傾斜板部分とからなる形状に形成された型
紙と、別途立板部分と傾斜板部分とを固定するための型
紙との２部材からなり両者を接着して使用するものが提
案されている。
【０００４】しかし、（１）の方法は、立板部分或いは
傾斜板部分に連結部分を切り取った部分が出来るため
に、紙製トレイとしての強度が不足して保形性に劣り、
また、連結部分を貼着するのが煩雑で生産性に劣るとい
う問題があり、また（２）の方法では、部品の紛失によ
り組み立て不能になるという欠点があった。
傾斜板部分に連結部分を切り取った部分が出来るため
に、紙製トレイとしての強度が不足して保形性に劣り、
また、連結部分を貼着するのが煩雑で生産性に劣るとい
う問題があり、また（２）の方法では、部品の紛失によ
り組み立て不能になるという欠点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、一枚の板紙からなり、保形性に優れ、容易に組み立
てることができるとともに、展示効果、および、美感上
も優れた陳列用紙製トレイを安価に提供することにあ
る。
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、一枚の板紙からなり、保形性に優れ、容易に組み立
てることができるとともに、展示効果、および、美感上
も優れた陳列用紙製トレイを安価に提供することにあ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、矩形状の台板部分と、該台板部
分の前端縁から垂直に折り上げられた立板部分と、該立
板部分の上端部から前記台板部分とは反対側に向かって
下向き傾斜状に延びる表示板部分と、前記台板部分の両
側端縁から垂直に折り上げられた側板部分とで構成され
た紙製トレイであって、前記表示板部分の前端縁に折罫
を介して順次表示板部分補強板、傾斜姿勢保持板及び立
板部分補強板が連設され、前記側板部分の前端縁に折罫
を介して貼着片が連設されるとともに、表示板部分補強
板、立板部分補強板がそれぞれ表示板部分、立板部分に
貼着され、前記貼着片が立板部分に貼着されていること
を特徴とする陳列用紙製トレイとすることである。この
ように構成することにより、立板部分及び表示板部分は
裏面に補強板を貼着した２重構造となり、表示板部分補
強板と立板部分補強板とが折罫によって内折りした傾斜
姿勢保持板で連結しているために表示板部分の傾斜姿勢
を保持することができ、そして、台板部分の両側端縁か
ら垂直に折り上げた側板部分の前端縁に設けられている
貼着片によって立板部分と側板部分が貼着されているた
めに、立板及び側板の垂直姿勢を保持することができ、
紙製トレイとしての保形性に優れたものとなる。このよ
うに、一枚の紙製ブランク板を折り曲げ、糊付けにより
貼合せするだけで陳列用紙製トレイを作製することがで
きるので、安価で、作製が容易であり、また、焼却処理
により廃棄することができる。
の本発明の解決手段は、矩形状の台板部分と、該台板部
分の前端縁から垂直に折り上げられた立板部分と、該立
板部分の上端部から前記台板部分とは反対側に向かって
下向き傾斜状に延びる表示板部分と、前記台板部分の両
側端縁から垂直に折り上げられた側板部分とで構成され
た紙製トレイであって、前記表示板部分の前端縁に折罫
を介して順次表示板部分補強板、傾斜姿勢保持板及び立
板部分補強板が連設され、前記側板部分の前端縁に折罫
を介して貼着片が連設されるとともに、表示板部分補強
板、立板部分補強板がそれぞれ表示板部分、立板部分に
貼着され、前記貼着片が立板部分に貼着されていること
を特徴とする陳列用紙製トレイとすることである。この
ように構成することにより、立板部分及び表示板部分は
裏面に補強板を貼着した２重構造となり、表示板部分補
強板と立板部分補強板とが折罫によって内折りした傾斜
姿勢保持板で連結しているために表示板部分の傾斜姿勢
を保持することができ、そして、台板部分の両側端縁か
ら垂直に折り上げた側板部分の前端縁に設けられている
貼着片によって立板部分と側板部分が貼着されているた
めに、立板及び側板の垂直姿勢を保持することができ、
紙製トレイとしての保形性に優れたものとなる。このよ
うに、一枚の紙製ブランク板を折り曲げ、糊付けにより
貼合せするだけで陳列用紙製トレイを作製することがで
きるので、安価で、作製が容易であり、また、焼却処理
により廃棄することができる。
【０００７】前記立板部分の上端部から下向き傾斜状に
延びる表示板部分が湾曲状に形成されていることを特徴
とするものである。そうすることで陳列用紙製トレイと
しての展示効果に優れ、美観上も優れたものとなる。
延びる表示板部分が湾曲状に形成されていることを特徴
とするものである。そうすることで陳列用紙製トレイと
しての展示効果に優れ、美観上も優れたものとなる。
【０００８】また、前記側板部分の前端縁に設けられた
貼着片に折罫を介して湾曲形状保持板およびフラップが
順次連設されていることを特徴とするものである。そう
することで陳列用紙製トレイの表示板部分の形状が湾曲
形状保持板によって忠実に現出され、フラップにより保
形性が向上するため、優れた陳列用紙製トレイが得られ
る。
貼着片に折罫を介して湾曲形状保持板およびフラップが
順次連設されていることを特徴とするものである。そう
することで陳列用紙製トレイの表示板部分の形状が湾曲
形状保持板によって忠実に現出され、フラップにより保
形性が向上するため、優れた陳列用紙製トレイが得られ
る。
【０００９】また、前記側板部分の前端縁に設けられた
貼着片の高さが、前記立板部分の高さと略同一長さで有
ることを特徴とするものである。そうすることで、陳列
用紙製トレイの保形性がさらに向上したものとなる。
貼着片の高さが、前記立板部分の高さと略同一長さで有
ることを特徴とするものである。そうすることで、陳列
用紙製トレイの保形性がさらに向上したものとなる。
【００１０】さらに、表示板部分の前面に、設置しよう
としている商品についての情報が印刷してあることを特
徴とするものである。こうすることで、商品の展示効果
に優れ、美観上も優れたものとすることができる。
としている商品についての情報が印刷してあることを特
徴とするものである。こうすることで、商品の展示効果
に優れ、美観上も優れたものとすることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図１は本発明の陳列用
紙製トレイの実施形態を示す斜視図、図２は本発明の陳
列用紙製トレイの実施形態におけるブランク板を示す平
面図、図３は本発明の陳列用紙製トレイの実施形態に於
ける組み立て過程を示す説明図であり、１は陳列用紙製
トレイ、２はブランク板、３は台板部分、４は立板部
分、５は表示板部分、６は表示板部分補強板、７は傾斜
姿勢保持板、８は立板部分補強板、９は側板部分、１０
は貼着片、１１は湾曲形状保持板、１２はフラップ、ａ
〜ｉは折罫、１３は取付け具、１４は色見本をそれぞれ
表している。
を図面を参照しながら説明する。図１は本発明の陳列用
紙製トレイの実施形態を示す斜視図、図２は本発明の陳
列用紙製トレイの実施形態におけるブランク板を示す平
面図、図３は本発明の陳列用紙製トレイの実施形態に於
ける組み立て過程を示す説明図であり、１は陳列用紙製
トレイ、２はブランク板、３は台板部分、４は立板部
分、５は表示板部分、６は表示板部分補強板、７は傾斜
姿勢保持板、８は立板部分補強板、９は側板部分、１０
は貼着片、１１は湾曲形状保持板、１２はフラップ、ａ
〜ｉは折罫、１３は取付け具、１４は色見本をそれぞれ
表している。
【００１２】図１は本発明の陳列用紙製トレイ１の実施
形態を示している。本発明の陳列用紙製トレイ１は、台
板部分３とこの台板部分３の上下側端縁から垂直に折り
上げた側板部分９と前記台板部分３の前端縁から垂直に
折り上げた立板部分４と、この立板部分４の上端部から
傾斜状に折り下げた表示板部分５からなり、表示板部分
５と立板部分４との裏面には、それぞれ表示板部分補強
板６及び立板部分補強板８が貼着されて２重構造となっ
ており、陳列用紙製トレイ１としての用途に適応した強
度となっている。また、表示板部分補強板６及び立板部
分補強板８は折罫ｄ、ｅを介して傾斜姿勢保持板７で連
結されており、これにより、表示板部分５が所定の傾斜
角度を保持している。また、台板部分３の上下側端縁か
ら垂直に折り上げた側板部分９と立板部分４とが貼着片
１０により貼着されており、これにより、互いに垂直姿
勢を保持している。そして、傾斜姿勢保持板７の上面に
接するように形成されている貼着片１０の先端に折罫ｈ
を介して連接した湾曲形状保持板１１及びフラップ１２
によって表示板部分５の傾斜姿勢、特に湾曲形状を保持
している。
形態を示している。本発明の陳列用紙製トレイ１は、台
板部分３とこの台板部分３の上下側端縁から垂直に折り
上げた側板部分９と前記台板部分３の前端縁から垂直に
折り上げた立板部分４と、この立板部分４の上端部から
傾斜状に折り下げた表示板部分５からなり、表示板部分
５と立板部分４との裏面には、それぞれ表示板部分補強
板６及び立板部分補強板８が貼着されて２重構造となっ
ており、陳列用紙製トレイ１としての用途に適応した強
度となっている。また、表示板部分補強板６及び立板部
分補強板８は折罫ｄ、ｅを介して傾斜姿勢保持板７で連
結されており、これにより、表示板部分５が所定の傾斜
角度を保持している。また、台板部分３の上下側端縁か
ら垂直に折り上げた側板部分９と立板部分４とが貼着片
１０により貼着されており、これにより、互いに垂直姿
勢を保持している。そして、傾斜姿勢保持板７の上面に
接するように形成されている貼着片１０の先端に折罫ｈ
を介して連接した湾曲形状保持板１１及びフラップ１２
によって表示板部分５の傾斜姿勢、特に湾曲形状を保持
している。
【００１３】本発明の陳列用紙製トレイ１の実施形態に
おけるブランク板２は図２に示す通りであって、台板部
分３と立板部分４と表示板部分５と表示板部分補強板６
と傾斜姿勢保持板７と立板部分補強板８とが折罫ａ、
ｂ、ｃ、ｄ、ｅを介して順次連接し、台板部分３の上下
側端縁にそれぞれ折罫ｆを介して側板部分９が連設さ
れ、側板部分９は一方の端から他方の端に向かって台板
部分３の側縁に沿って細長く延びる帯状部分と該帯状部
分に連設し、他方向に向けて徐徐に巾広となる円弧状部
分とからなり、側板部分９の円弧状部分の前端縁に折罫
ｇを介して略Ｌ字状の貼着片１０が連設され、貼着片１
０の前端縁に折罫ｈを介して扇状の湾曲形状保持部分１
１、さらに折罫ｉを介してフラップ１２が連接された構
成からなっている。円弧状部分は組み立て状態（図１）
において立板部分４に沿うように鳴っている。図におい
て、１５は表示板部分５に穿設された色見本１１を吊り
下げた固定具を取り付ける穴である。
おけるブランク板２は図２に示す通りであって、台板部
分３と立板部分４と表示板部分５と表示板部分補強板６
と傾斜姿勢保持板７と立板部分補強板８とが折罫ａ、
ｂ、ｃ、ｄ、ｅを介して順次連接し、台板部分３の上下
側端縁にそれぞれ折罫ｆを介して側板部分９が連設さ
れ、側板部分９は一方の端から他方の端に向かって台板
部分３の側縁に沿って細長く延びる帯状部分と該帯状部
分に連設し、他方向に向けて徐徐に巾広となる円弧状部
分とからなり、側板部分９の円弧状部分の前端縁に折罫
ｇを介して略Ｌ字状の貼着片１０が連設され、貼着片１
０の前端縁に折罫ｈを介して扇状の湾曲形状保持部分１
１、さらに折罫ｉを介してフラップ１２が連接された構
成からなっている。円弧状部分は組み立て状態（図１）
において立板部分４に沿うように鳴っている。図におい
て、１５は表示板部分５に穿設された色見本１１を吊り
下げた固定具を取り付ける穴である。
【００１４】また、立板部分４の長さＡと、側板部分６
の前端縁に設けられた貼着片１０の長さＢは略同一長さ
に設けられている。即ち立板部分４の高さと側板部分６
の立板部分４に沿うように延びる円弧状部分の高さを略
同一に形成することで立板部分４、及び側板部分９の垂
直姿勢が保持され易く、陳列用紙製トレイ１の保形性が
向上する。
の前端縁に設けられた貼着片１０の長さＢは略同一長さ
に設けられている。即ち立板部分４の高さと側板部分６
の立板部分４に沿うように延びる円弧状部分の高さを略
同一に形成することで立板部分４、及び側板部分９の垂
直姿勢が保持され易く、陳列用紙製トレイ１の保形性が
向上する。
【００１５】また、本実施形態に用いたブランク板２に
用いる平板状紙材としては、チップボード、黄板紙、コ
ートボール等の単体、あるいは、再生紙：ＤＫクリーム
ソフト＃８を２枚重ねにして接合したものや、３枚以上
重ねて接合したものを用いてもよい。厚みとしては、秤
量４００〜６００ｇ／ｍ2 が適当であり、通常の打ち抜
き機により、図２に示す形状に打ち抜いたものである。
用いる平板状紙材としては、チップボード、黄板紙、コ
ートボール等の単体、あるいは、再生紙：ＤＫクリーム
ソフト＃８を２枚重ねにして接合したものや、３枚以上
重ねて接合したものを用いてもよい。厚みとしては、秤
量４００〜６００ｇ／ｍ2 が適当であり、通常の打ち抜
き機により、図２に示す形状に打ち抜いたものである。
【００１６】次に、前記ブラック板２を用い、次のよう
にして陳列用紙製トレイ１を作製することができる。す
なわち、まず、図３（イ）に示すように、矩形状台板３
の上下側端縁から側板部分９を折罫ｆにて垂直に折り上
げ、ついで、台板３の前端縁から折罫ａにて立板４を垂
直に折り上げる。これらの手順は適宜変更することがで
きる。つづいて、側板９から貼着片１０を折罫ｇにて内
側に折り曲げた後、立板４の裏面に貼着し、立板４およ
び側板９を垂直に維持する。ついで、折罫ｈを内折りし
て湾曲形状保持板１１を立板４に対して直角に起こし、
湾曲形状保持板１１の背面を重ね、さらに、折罫ｉを内
折りしてフラップ１２を台板３面に対して平行にセット
する。つぎに、図３（ロ）に示すように、表示板部分補
強板６を折罫ｃで折り曲げ表示板部分５の裏面に貼着す
る。つぎに、表示板部分補強板６に連設した傾斜姿勢保
持板７および立板部分補強板８を折罫ｄ、ｅにて、それ
ぞれ内側に折り曲げたのち、立板部分補強板８を立板部
分４の裏面に糊付け等により貼着し、図３（ハ）に示す
ような陳列用紙製トレイ１の組み立てが完了する。
にして陳列用紙製トレイ１を作製することができる。す
なわち、まず、図３（イ）に示すように、矩形状台板３
の上下側端縁から側板部分９を折罫ｆにて垂直に折り上
げ、ついで、台板３の前端縁から折罫ａにて立板４を垂
直に折り上げる。これらの手順は適宜変更することがで
きる。つづいて、側板９から貼着片１０を折罫ｇにて内
側に折り曲げた後、立板４の裏面に貼着し、立板４およ
び側板９を垂直に維持する。ついで、折罫ｈを内折りし
て湾曲形状保持板１１を立板４に対して直角に起こし、
湾曲形状保持板１１の背面を重ね、さらに、折罫ｉを内
折りしてフラップ１２を台板３面に対して平行にセット
する。つぎに、図３（ロ）に示すように、表示板部分補
強板６を折罫ｃで折り曲げ表示板部分５の裏面に貼着す
る。つぎに、表示板部分補強板６に連設した傾斜姿勢保
持板７および立板部分補強板８を折罫ｄ、ｅにて、それ
ぞれ内側に折り曲げたのち、立板部分補強板８を立板部
分４の裏面に糊付け等により貼着し、図３（ハ）に示す
ような陳列用紙製トレイ１の組み立てが完了する。
【００１７】こうすることで、別途紙製等の折り曲げ部
材等を利用することなく、立板部分の垂直姿勢、及び表
示板部分の傾斜状態を保持することができる。そのの
ち、表示板部分に穿設された穴１５（図１では、図示せ
ず）に色見本１４を吊り下げた固定具１３を脱着自在に
取付ける（図１参照）。このようにして、陳列用紙製ト
レイ１を作製することができる。
材等を利用することなく、立板部分の垂直姿勢、及び表
示板部分の傾斜状態を保持することができる。そのの
ち、表示板部分に穿設された穴１５（図１では、図示せ
ず）に色見本１４を吊り下げた固定具１３を脱着自在に
取付ける（図１参照）。このようにして、陳列用紙製ト
レイ１を作製することができる。
【００１８】このように、一枚の紙製ブランク板２を折
り曲げるだげで陳列用紙製トレイ１を作製することがで
き、安価で、作製容易である。
り曲げるだげで陳列用紙製トレイ１を作製することがで
き、安価で、作製容易である。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の陳列用紙
製トレイは、一枚の平板状紙材を用いて作製された紙製
トレイであって、立板部分及び表示板部分の裏面に補強
板を貼着した２重構造とし、傾斜姿勢保持板で連結して
いるために表示板部分の傾斜姿勢を保持することがで
き、台板部分の両側端縁から垂直に折り上げた側板部分
の前端縁に設けられている貼着片によって立板部分と側
板部分が貼着されているため保形性に優れたものとなる
ので、安価で、作製が容易であり、また、焼却処理によ
り廃棄することができる陳列用紙製トレイを得ることが
できる。
製トレイは、一枚の平板状紙材を用いて作製された紙製
トレイであって、立板部分及び表示板部分の裏面に補強
板を貼着した２重構造とし、傾斜姿勢保持板で連結して
いるために表示板部分の傾斜姿勢を保持することがで
き、台板部分の両側端縁から垂直に折り上げた側板部分
の前端縁に設けられている貼着片によって立板部分と側
板部分が貼着されているため保形性に優れたものとなる
ので、安価で、作製が容易であり、また、焼却処理によ
り廃棄することができる陳列用紙製トレイを得ることが
できる。
【００２０】また、表示板部分の表面に、設置しようと
している商品についての情報を印刷して施してあるた
め、商品の展示効果、および、美観上も優れている。
している商品についての情報を印刷して施してあるた
め、商品の展示効果、および、美観上も優れている。
【図１】本発明の陳列用紙製トレイの実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図２】本発明の陳列用紙製トレイの実施形態のブラン
ク板を示す平面図である。
ク板を示す平面図である。
【図３】本発明の陳列用紙製トレイの実施形態に於ける
組み立て過程を示す説明図である。
組み立て過程を示す説明図である。
１ 陳列用紙製トレイ ２ ブランク板 ３ 台板部分 ４ 立板部分 ５ 表示板部分 ６ 表示板部分補強板 ７ 傾斜姿勢保持板 ８ 立板部分補強板 ９ 側板部分 １０ 貼着片 １１ 湾曲形状保持板 １２ フラップ ａ〜ｉ 折罫 １３ 取付け具 １４ 色見本
Claims (5)
- 【請求項１】 矩形状の台板部分と、該台板部分の前端
縁から垂直に折り上げられた立板部分と、該立板部分の
上端部から前記台板部分とは反対側に向かって下向き傾
斜状に延びる表示板部分と、前記台板部分の両側端縁か
ら垂直に折り上げられた側板部分とで構成された紙製ト
レイであって、前記表示板部分の前端縁に折罫を介して
順次表示板部分補強板、傾斜姿勢保持板及び立板部分補
強板が連設され、前記側板部分の前端縁に折罫を介して
貼着片が連設されるとともに、表示板部分補強板、立板
部分補強板がそれぞれ表示板部分、立板部分に貼着さ
れ、前記貼着片が立板部分に貼着されていることを特徴
とする陳列用紙製トレイ。 - 【請求項２】 前記立板部分の上端部から下向き傾斜状
に延びる表示板部分が湾曲状に形成されていることを特
徴とする請求項１に記載の陳列用紙製トレイ。 - 【請求項３】 前記側板部分の前端縁に設けられた貼着
片に折罫を介して湾曲形状保持板およびフラップが順次
連設されていることを特徴とする請求項１に記載の陳列
用紙製トレイ。 - 【請求項４】 前記側板部分の前端縁に設けられた貼着
片の高さが、前記立板部分の高さと略同一長さで有るこ
とを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の陳列用
紙製トレイ。 - 【請求項５】 前記表示板部分の前面に、設置しようと
している商品についての情報が印刷してあることを特徴
とする請求項１に記載の陳列用紙製トレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28638599A JP2001106225A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 陳列用紙製トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28638599A JP2001106225A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 陳列用紙製トレイ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001106225A true JP2001106225A (ja) | 2001-04-17 |
Family
ID=17703722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28638599A Withdrawn JP2001106225A (ja) | 1999-10-07 | 1999-10-07 | 陳列用紙製トレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001106225A (ja) |
-
1999
- 1999-10-07 JP JP28638599A patent/JP2001106225A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |