JPH11113698A - 商品展示用吊り下げ台紙 - Google Patents
商品展示用吊り下げ台紙Info
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- JPH11113698A JPH11113698A JP29959697A JP29959697A JPH11113698A JP H11113698 A JPH11113698 A JP H11113698A JP 29959697 A JP29959697 A JP 29959697A JP 29959697 A JP29959697 A JP 29959697A JP H11113698 A JPH11113698 A JP H11113698A
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- plate
- commodity
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の商品展示用台紙では、コ字状に受け台
が形成されているが、製品を受け台に載せるだけのた
め、長期展示の際に台紙の変形及び製品を貼着する接着
剤の強度不足により製品が剥れたり落下する恐れがあ
る。また、製品を貼りつける際、製品の位置決めが難し
く、製品が曲がった状態で貼りつけられ易く、作業性及
び製品品位が低下する問題がある。本発明は、接着剤の
強度不足を充分に補い、長期展示でも製品が剥れたり落
下する恐れをなくし、また、製品を貼りつける際、製品
の位置決めを容易にした構造の台紙を提供することを目
的とする。 【解決手段】 製品を販売するための展示用フックに吊
り下げられる吊り下げ部を有する商品の包装用台紙にお
いて、吊り下げ部とは反対側の下端部に受け台が形成さ
れ、前記受け台の前面側には製品を押える押え片が形成
されていることを特徴とする。
が形成されているが、製品を受け台に載せるだけのた
め、長期展示の際に台紙の変形及び製品を貼着する接着
剤の強度不足により製品が剥れたり落下する恐れがあ
る。また、製品を貼りつける際、製品の位置決めが難し
く、製品が曲がった状態で貼りつけられ易く、作業性及
び製品品位が低下する問題がある。本発明は、接着剤の
強度不足を充分に補い、長期展示でも製品が剥れたり落
下する恐れをなくし、また、製品を貼りつける際、製品
の位置決めを容易にした構造の台紙を提供することを目
的とする。 【解決手段】 製品を販売するための展示用フックに吊
り下げられる吊り下げ部を有する商品の包装用台紙にお
いて、吊り下げ部とは反対側の下端部に受け台が形成さ
れ、前記受け台の前面側には製品を押える押え片が形成
されていることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、量販店などで、主
に小物製品の軽量物を販売するための展示用フックに吊
り下げられた商品の包装用台紙に関する。
に小物製品の軽量物を販売するための展示用フックに吊
り下げられた商品の包装用台紙に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、量販店などで、主に小物製品の軽
量物を販売するための展示用フックに吊り下げられる商
品の包装用台紙としては、紙またはプラスチックシート
から製作した単一シートから折り込んで組立てた台紙の
展示面に製品を貼着してなる、商品展示用吊り下げ台紙
が広く使用されている。例えば、実公平１−２６６１９
号に開示された包装体は、小物製品の軽量物を展示する
場合に多く使用され、１枚板の場合、図１に示すよう
に、指定寸法に台紙１１がカットされ、上部に吊り下げ
孔１２が形成され、台紙の下部側に粘着テープまたは、
ホットメルト等の接着剤１４を用い製品１３を固定し、
これを展示用の棒１９に吊す。
量物を販売するための展示用フックに吊り下げられる商
品の包装用台紙としては、紙またはプラスチックシート
から製作した単一シートから折り込んで組立てた台紙の
展示面に製品を貼着してなる、商品展示用吊り下げ台紙
が広く使用されている。例えば、実公平１−２６６１９
号に開示された包装体は、小物製品の軽量物を展示する
場合に多く使用され、１枚板の場合、図１に示すよう
に、指定寸法に台紙１１がカットされ、上部に吊り下げ
孔１２が形成され、台紙の下部側に粘着テープまたは、
ホットメルト等の接着剤１４を用い製品１３を固定し、
これを展示用の棒１９に吊す。
【０００３】一方、貼り合せた台紙の場合、図２に示す
ように、一枚のシートから、表台紙１５及び裏台紙１
６、折り返し１８の各長さ分の指定寸法に台紙がカット
され、接着剤１７を用い貼り合わせにより台紙１１が形
成される。１枚板同様、上部に吊り下げ孔１２を持ち、
台紙の下部側に粘着テープまたは、ホットメルト等の接
着剤１４を用い製品１３を固定する方法で行われてい
た。さらに、従来、図２のように製品を支持する製品受
け台２０を台紙１１の下端を折り曲げてコ字状に巻き込
み接着剤で展示面に接着することにより形成するか、ま
たは別個に製作した受け台を接着剤で展示面に接着する
ことが行われている。この構造によると単に製品を台紙
の展示面に貼着した場合の保持力の不足を補うことがで
きる。
ように、一枚のシートから、表台紙１５及び裏台紙１
６、折り返し１８の各長さ分の指定寸法に台紙がカット
され、接着剤１７を用い貼り合わせにより台紙１１が形
成される。１枚板同様、上部に吊り下げ孔１２を持ち、
台紙の下部側に粘着テープまたは、ホットメルト等の接
着剤１４を用い製品１３を固定する方法で行われてい
た。さらに、従来、図２のように製品を支持する製品受
け台２０を台紙１１の下端を折り曲げてコ字状に巻き込
み接着剤で展示面に接着することにより形成するか、ま
たは別個に製作した受け台を接着剤で展示面に接着する
ことが行われている。この構造によると単に製品を台紙
の展示面に貼着した場合の保持力の不足を補うことがで
きる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の台紙では、コ字
状に受け台が形成されているが、図２のように製品を受
け台に載せるだけのため、長期展示の際に台紙の変形及
び製品を貼着する接着剤の強度不足により製品が剥れた
り落下する恐れがある。また、製品を貼りつける際、製
品の位置決めが難しく、製品が曲がった状態で貼りつけ
られ易く、作業性及び製品品位が低下する問題がある。
本発明は、接着剤の強度不足を充分に補い、長期展示で
も製品が剥れたり落下する恐れをなくし、また、製品を
貼りつける際、製品の位置決めを容易にした構造の台紙
を提供することを目的とする。
状に受け台が形成されているが、図２のように製品を受
け台に載せるだけのため、長期展示の際に台紙の変形及
び製品を貼着する接着剤の強度不足により製品が剥れた
り落下する恐れがある。また、製品を貼りつける際、製
品の位置決めが難しく、製品が曲がった状態で貼りつけ
られ易く、作業性及び製品品位が低下する問題がある。
本発明は、接着剤の強度不足を充分に補い、長期展示で
も製品が剥れたり落下する恐れをなくし、また、製品を
貼りつける際、製品の位置決めを容易にした構造の台紙
を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、製
品を販売するための展示用フックに吊り下げられる吊り
下げ部を有する商品の包装用台紙において、吊り下げ部
とは反対側の下端部に受け台が形成され、前記受け台の
前面側には製品を押える押え片が形成されていることを
特徴とする展示用吊り下げ台紙を提供する。本発明の好
ましい形態では、押え片を受け台の左右両端にひじ掛け
状に形成する。
品を販売するための展示用フックに吊り下げられる吊り
下げ部を有する商品の包装用台紙において、吊り下げ部
とは反対側の下端部に受け台が形成され、前記受け台の
前面側には製品を押える押え片が形成されていることを
特徴とする展示用吊り下げ台紙を提供する。本発明の好
ましい形態では、押え片を受け台の左右両端にひじ掛け
状に形成する。
【０００６】
【作用】押え片を設けることにより、商品は前面側から
押えられるので、商品の保持力を増し、台紙から剥れ落
ちることを防止できる。さらに、押え片を受け台の左右
両端にひじ掛け状に設けることにより、より一層製品が
台紙に固定されるために、長期の展示の際にも製品剥
れ、落下の恐れが解消される。また左右のひじ掛け部の
幅で製品幅を調整することができるので、位置決めがし
易く、製品が曲がらずに貼りつけられ、作業性及び製品
品位が向上する。
押えられるので、商品の保持力を増し、台紙から剥れ落
ちることを防止できる。さらに、押え片を受け台の左右
両端にひじ掛け状に設けることにより、より一層製品が
台紙に固定されるために、長期の展示の際にも製品剥
れ、落下の恐れが解消される。また左右のひじ掛け部の
幅で製品幅を調整することができるので、位置決めがし
易く、製品が曲がらずに貼りつけられ、作業性及び製品
品位が向上する。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の一つの形態では、台紙は
１枚の比較的厚い紙またはプラスチックのブランク（素
材シート）で形成され、受け台は、台紙の下端部近くで
垂直面から折れ線を介して前方に直角に接続された上面
板と、上面板の前縁から折れ線を介して直角に垂下する
垂直板と、上面板の前縁から直立する押え片とを有す
る。この形態の受け台は、それ自体では自立性がない
が、製品の下端部を押え片により押え、製品の裏面を粘
着性接着剤により台紙に貼着することにより、しっかり
とした形状保持性が得られる。この形態では、最小限度
の素材と工程で所定の強度を有する展示品が得られる。
１枚の比較的厚い紙またはプラスチックのブランク（素
材シート）で形成され、受け台は、台紙の下端部近くで
垂直面から折れ線を介して前方に直角に接続された上面
板と、上面板の前縁から折れ線を介して直角に垂下する
垂直板と、上面板の前縁から直立する押え片とを有す
る。この形態の受け台は、それ自体では自立性がない
が、製品の下端部を押え片により押え、製品の裏面を粘
着性接着剤により台紙に貼着することにより、しっかり
とした形状保持性が得られる。この形態では、最小限度
の素材と工程で所定の強度を有する展示品が得られる。
【０００８】本発明の他の形態では、台紙は１枚のブラ
ンクまたは２枚合わせのブランクから形成され、前記受
け台は、台紙の垂直面から折れ線を介して前方に直角に
接続された上面板と、上面板の前縁から折れ線を介して
直角に垂下する垂直板と、上面板の前縁から直立する前
記押え片と、前記垂直板の下端から後方に延びる底面板
と前記底面板から上方に延びて前記台紙の垂直面に結合
されている裏側垂直面とを有する。この形態の受け台
は、それ自体での自立性が高まり、製品の下端部を押え
片により押え、製品の裏面を粘着性接着剤により台紙に
貼着することにより、しっかりとした形状保持性が得ら
れる。この形態では、台紙の強度が増し、吊り下げ部の
強度が高くなる。
ンクまたは２枚合わせのブランクから形成され、前記受
け台は、台紙の垂直面から折れ線を介して前方に直角に
接続された上面板と、上面板の前縁から折れ線を介して
直角に垂下する垂直板と、上面板の前縁から直立する前
記押え片と、前記垂直板の下端から後方に延びる底面板
と前記底面板から上方に延びて前記台紙の垂直面に結合
されている裏側垂直面とを有する。この形態の受け台
は、それ自体での自立性が高まり、製品の下端部を押え
片により押え、製品の裏面を粘着性接着剤により台紙に
貼着することにより、しっかりとした形状保持性が得ら
れる。この形態では、台紙の強度が増し、吊り下げ部の
強度が高くなる。
【０００９】前記押え片の位置の水平方向位置は任意で
よく、上面板の前部の中央に一つ、中心垂直線を挟んで
２か所、あるいは、台紙の左右両端側に形成することが
できる。しかし、特に好ましい押え片は台紙の左右両端
側に形成され、さらに押え片の上端は折線を介して連結
板に接続され、該連結板は折線を介して前記台紙の垂直
面に接続されてひじ掛け状をなすことである。この形態
では、連結板が製品の下端両側の位置決めを行い、それ
により、製品の組み込みが容易になるとともに、連結板
が押え板の押え力を補強するので、安定した展示が可能
となる。
よく、上面板の前部の中央に一つ、中心垂直線を挟んで
２か所、あるいは、台紙の左右両端側に形成することが
できる。しかし、特に好ましい押え片は台紙の左右両端
側に形成され、さらに押え片の上端は折線を介して連結
板に接続され、該連結板は折線を介して前記台紙の垂直
面に接続されてひじ掛け状をなすことである。この形態
では、連結板が製品の下端両側の位置決めを行い、それ
により、製品の組み込みが容易になるとともに、連結板
が押え板の押え力を補強するので、安定した展示が可能
となる。
【００１０】
【実施例】以下本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。本発明に用いられる台紙１は以下の手順で作成され
る。まず、１枚の紙よりなるブランクの表面に所望の意
匠や説明等の印刷を施す。印刷には通常耐摩擦性のある
インクを使用する。印刷を施したシートを商品の形状、
大きさに合わせ各部の切り込みや吊り下げ孔１２を打ち
抜くと同時に折り曲げるための筋押し線を形成し、また
外形を打ち抜く。
る。本発明に用いられる台紙１は以下の手順で作成され
る。まず、１枚の紙よりなるブランクの表面に所望の意
匠や説明等の印刷を施す。印刷には通常耐摩擦性のある
インクを使用する。印刷を施したシートを商品の形状、
大きさに合わせ各部の切り込みや吊り下げ孔１２を打ち
抜くと同時に折り曲げるための筋押し線を形成し、また
外形を打ち抜く。
【００１１】打ち抜かれたブランクを所定の形に折り込
み、製品固定位置の指定箇所に両面接着テープ等の接着
剤４を貼り付けて吊り下げ用台紙が出来上がる。ブラン
クを、上部に吊り下げ孔１２を有する面板２と、その下
端の、製品を受けるための受け台３を形成する部分とか
らなり、受け台３は、面板２から筋押し線で前方に折り
曲げられた製品受け面となる上面板、及び上面板の前端
から筋押し線を介して折り曲げられた垂直板を折り込ん
で形成する。その際に上面板の前端には製品を押えるた
めの押え片が直立する。さらに、吊り下げ孔の補強また
は面板の補強のためには面板の裏面に補強板を接着剤で
一体に貼りつけても良いし、さらには受け台を補強する
ために面板と補強板を同一の一枚のブランクから形成
し、前記垂直板の下端から筋押し線を介して後方に曲が
る底面板と、底面板の後端から筋押し線を介して垂直上
方に折り曲げられて補強板に連接する部分を有してもよ
い。以上は各実施例に共通である。
み、製品固定位置の指定箇所に両面接着テープ等の接着
剤４を貼り付けて吊り下げ用台紙が出来上がる。ブラン
クを、上部に吊り下げ孔１２を有する面板２と、その下
端の、製品を受けるための受け台３を形成する部分とか
らなり、受け台３は、面板２から筋押し線で前方に折り
曲げられた製品受け面となる上面板、及び上面板の前端
から筋押し線を介して折り曲げられた垂直板を折り込ん
で形成する。その際に上面板の前端には製品を押えるた
めの押え片が直立する。さらに、吊り下げ孔の補強また
は面板の補強のためには面板の裏面に補強板を接着剤で
一体に貼りつけても良いし、さらには受け台を補強する
ために面板と補強板を同一の一枚のブランクから形成
し、前記垂直板の下端から筋押し線を介して後方に曲が
る底面板と、底面板の後端から筋押し線を介して垂直上
方に折り曲げられて補強板に連接する部分を有してもよ
い。以上は各実施例に共通である。
【００１２】実施例１ 図３はブランクを示し、図４は組み立てた台紙の斜視図
を示し、図５は組み立てた台紙の右側面図である。図３
は筋押しや所定の切り込み及び吊り下げ孔１２を加工さ
れたブランクを示し、面板２の下部には水平な２本の筋
押し線ａ、ｂが製品の厚さに相当する間隔で形成され、
また筋押し線ｂの延長線を基底部として上方に延びた逆
Ｕ字形の切り込み６が製品の幅に対して左右対称に形成
されている。このブランクを図４〜５のように筋押し線
ａで直角に折り曲げて上面板９を形成し、また筋押し線
ｂで下方に直角に折り曲げて垂直板８を形成する。その
際に、切り込み６に沿って製品押え片７が垂直板８と共
に自然に垂直に切り起こされる。製品受け台３がこのよ
うにして形成される。
を示し、図５は組み立てた台紙の右側面図である。図３
は筋押しや所定の切り込み及び吊り下げ孔１２を加工さ
れたブランクを示し、面板２の下部には水平な２本の筋
押し線ａ、ｂが製品の厚さに相当する間隔で形成され、
また筋押し線ｂの延長線を基底部として上方に延びた逆
Ｕ字形の切り込み６が製品の幅に対して左右対称に形成
されている。このブランクを図４〜５のように筋押し線
ａで直角に折り曲げて上面板９を形成し、また筋押し線
ｂで下方に直角に折り曲げて垂直板８を形成する。その
際に、切り込み６に沿って製品押え片７が垂直板８と共
に自然に垂直に切り起こされる。製品受け台３がこのよ
うにして形成される。
【００１３】次いで図４〜５のように、製品１０の裏面
の中央付近に相当する位置に両面粘着テープ等の接着剤
４を貼り付け、製品１０の下端を面板２と受け台３の上
面板９と製品押え片７との間に挿入することにより製品
１０を受け台３に載せた後、接着剤４により面板２に貼
りつける。これにより製品が保持された展示用台紙が完
成する。図４〜５から明らかなように、台紙１はそれ自
体では形状保持性が充分でないが、製品１０と協同して
充分な形状保持性を有することになる。製品１０は製品
押え片７により上面板９に保持されるから、製品の剥離
または脱落が防止され、また接着剤４への重力の作用が
軽減されて長期の展示にも耐えることができる。
の中央付近に相当する位置に両面粘着テープ等の接着剤
４を貼り付け、製品１０の下端を面板２と受け台３の上
面板９と製品押え片７との間に挿入することにより製品
１０を受け台３に載せた後、接着剤４により面板２に貼
りつける。これにより製品が保持された展示用台紙が完
成する。図４〜５から明らかなように、台紙１はそれ自
体では形状保持性が充分でないが、製品１０と協同して
充分な形状保持性を有することになる。製品１０は製品
押え片７により上面板９に保持されるから、製品の剥離
または脱落が防止され、また接着剤４への重力の作用が
軽減されて長期の展示にも耐えることができる。
【００１４】また、実施例１の変形例として、製品の受
け台３と面板２を補強するために、図５に鎖線で示した
ように、垂直板８下端から筋押し線ｆで直角に折り曲げ
て底面板５を延長し、さらに筋押し線ｇで直角に折り曲
げて底面板５から補強板１３を延長し、この補強板１３
を接着剤で面板２の裏面に貼りつけることができる。
け台３と面板２を補強するために、図５に鎖線で示した
ように、垂直板８下端から筋押し線ｆで直角に折り曲げ
て底面板５を延長し、さらに筋押し線ｇで直角に折り曲
げて底面板５から補強板１３を延長し、この補強板１３
を接着剤で面板２の裏面に貼りつけることができる。
【００１５】さらに、実施例１では角形の製品押え片７
を左右２か所に設けたが、その形状、位置、数は適宜定
めればよい。例えば図６の折り込み前のブランクに示す
ように、左右中央部で筋押し線ｂの延長部を基底として
筋押し線ａ、ｂの間に延びる台形の切り込み６を入れる
ことにより実施例１のものよりも幅広の製品押え片７を
設ける。この例の作用は実施例１の例とほとんど変わら
ない。
を左右２か所に設けたが、その形状、位置、数は適宜定
めればよい。例えば図６の折り込み前のブランクに示す
ように、左右中央部で筋押し線ｂの延長部を基底として
筋押し線ａ、ｂの間に延びる台形の切り込み６を入れる
ことにより実施例１のものよりも幅広の製品押え片７を
設ける。この例の作用は実施例１の例とほとんど変わら
ない。
【００１６】実施例２ 図７〜９は本発明のより好ましい他の実施例を示す。図
７はブランクを示し、図８は組み立てた台紙の斜視図を
示し、図９は組み立てた台紙の右側面図である。図７は
筋押しや所定の切り込み及び吊り下げ孔１２を加工され
たブランクを示し、面板２の下部には水平な２本の筋押
し線ａ、ｂが製品の厚さに相当する間隔で形成され、ま
た筋押し線ａ、ｂの両側にそれらよりも上方に離間した
位置で製品の厚さに相当する間隔で平行な２本の筋押し
線ｃ、ｄがそれぞれ形成されている。筋押し線ｂの両端
から筋押し線ａの両端に向けて末広がり状の切り込み
Ｃ、Ｄが形成され、さらにそれらに接続する垂直な切り
込みＡ、Ｂが形成される。切り込みＡ、Ｂの間隔は保持
すべき製品１０の幅よりも若干広くし、また、切り込み
Ｃ、Ｄの下端間の間隔は製品の幅よりも狭くしてある。
７はブランクを示し、図８は組み立てた台紙の斜視図を
示し、図９は組み立てた台紙の右側面図である。図７は
筋押しや所定の切り込み及び吊り下げ孔１２を加工され
たブランクを示し、面板２の下部には水平な２本の筋押
し線ａ、ｂが製品の厚さに相当する間隔で形成され、ま
た筋押し線ａ、ｂの両側にそれらよりも上方に離間した
位置で製品の厚さに相当する間隔で平行な２本の筋押し
線ｃ、ｄがそれぞれ形成されている。筋押し線ｂの両端
から筋押し線ａの両端に向けて末広がり状の切り込み
Ｃ、Ｄが形成され、さらにそれらに接続する垂直な切り
込みＡ、Ｂが形成される。切り込みＡ、Ｂの間隔は保持
すべき製品１０の幅よりも若干広くし、また、切り込み
Ｃ、Ｄの下端間の間隔は製品の幅よりも狭くしてある。
【００１７】このブランクを図８〜９のように筋押し線
ａで直角に折り曲げて上面板９を形成し、また筋押し線
ｂで下方に直角に折り曲げて垂直板８を形成する。また
同時に筋押し線ｃを直角に水平方向に折り曲げてひじ掛
け状の連結板１１を形成し、また筋押し線ｄで直角に下
に折り曲げて製品押え片７を形成する。実際にはこれら
の折り込みは連動して同時に行われる。その際に、切り
込みＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄに沿って製品押え片７と連結板１１
が自然に切り起こされる。
ａで直角に折り曲げて上面板９を形成し、また筋押し線
ｂで下方に直角に折り曲げて垂直板８を形成する。また
同時に筋押し線ｃを直角に水平方向に折り曲げてひじ掛
け状の連結板１１を形成し、また筋押し線ｄで直角に下
に折り曲げて製品押え片７を形成する。実際にはこれら
の折り込みは連動して同時に行われる。その際に、切り
込みＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄに沿って製品押え片７と連結板１１
が自然に切り起こされる。
【００１８】次いで図８〜９のように、製品１０の裏面
の中央付近に相当する位置に両面粘着テープ等の接着剤
４を貼り付け、製品１０の下端を面板２と受け台３の上
面板９と製品押え片７とひじ掛け状連結板１１の間に形
成される空所に挿入することにより製品１０を受け台３
に載せた後、接着剤４により面板２に貼りつける。これ
により製品が保持された展示用台紙が完成する。図８〜
９から明らかなように、台紙１はそれ自体では形状保持
性が充分でないが、製品１０と協同して充分な形状保持
性を有することになる。製品１０は製品押え片７により
上面板９に保持され、ひじ掛け状の連結板１１が製品押
え片７に加わる力を支持するので、長期の展示にも耐え
ることができる。
の中央付近に相当する位置に両面粘着テープ等の接着剤
４を貼り付け、製品１０の下端を面板２と受け台３の上
面板９と製品押え片７とひじ掛け状連結板１１の間に形
成される空所に挿入することにより製品１０を受け台３
に載せた後、接着剤４により面板２に貼りつける。これ
により製品が保持された展示用台紙が完成する。図８〜
９から明らかなように、台紙１はそれ自体では形状保持
性が充分でないが、製品１０と協同して充分な形状保持
性を有することになる。製品１０は製品押え片７により
上面板９に保持され、ひじ掛け状の連結板１１が製品押
え片７に加わる力を支持するので、長期の展示にも耐え
ることができる。
【００１９】また、実施例２の変形例として、製品の受
け台３と面板２を補強するために、図９に鎖線で示した
ように、垂直板８の下端から筋押し線ｆで直角に折り曲
げて底面板５を延長し、さらに筋押し線ｇで直角に折り
曲げて底面板５から補強板１３を延長し、この補強板１
３を接着剤で面板２の裏面に貼りつけることができる。
け台３と面板２を補強するために、図９に鎖線で示した
ように、垂直板８の下端から筋押し線ｆで直角に折り曲
げて底面板５を延長し、さらに筋押し線ｇで直角に折り
曲げて底面板５から補強板１３を延長し、この補強板１
３を接着剤で面板２の裏面に貼りつけることができる。
【００２０】さらに、実施例２の変形例として、製品押
え片７の形状は任意でよい。例えば図１０は変形例によ
る折り込み前のブランクを示し、切り込みＣ、Ｄを垂直
に入れて製品押え片７を設けてもよい。この例の作用は
実施例２の例とほとんど変わらない。
え片７の形状は任意でよい。例えば図１０は変形例によ
る折り込み前のブランクを示し、切り込みＣ、Ｄを垂直
に入れて製品押え片７を設けてもよい。この例の作用は
実施例２の例とほとんど変わらない。
【００２１】
【発明の効果】本発明の製品押え片を備えた受け台を有
する台紙によると、商品が前面側から押えられ商品が台
紙から剥れ落ちることを防止できる。さらに、ひじ掛け
状の連結板を設けることにより、より一層製品が固定さ
れるため、長期展示の際にも製品剥れ、落下の恐れが解
消される。また、左右のひじ掛け状の連結板で製品の幅
を調整してあるため、位置決めがし易く、製品が曲がら
ないで貼着でき、作業性及び製品品位が向上する。
する台紙によると、商品が前面側から押えられ商品が台
紙から剥れ落ちることを防止できる。さらに、ひじ掛け
状の連結板を設けることにより、より一層製品が固定さ
れるため、長期展示の際にも製品剥れ、落下の恐れが解
消される。また、左右のひじ掛け状の連結板で製品の幅
を調整してあるため、位置決めがし易く、製品が曲がら
ないで貼着でき、作業性及び製品品位が向上する。
【図１】従来例の商品展示用吊り下げ台紙の一例を示す
図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）は側面図である。
図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）は側面図である。
【図２】従来例の商品展示用吊り下げ台紙の他の例を示
す図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）は側面図である。
す図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）は側面図である。
【図３】本発明の実施例の商品展示用吊り下げ台紙のブ
ランクを示す斜視図である。
ランクを示す斜視図である。
【図４】本発明の実施例の商品展示用吊り下げ台紙の使
用状態を示す斜視図である。
用状態を示す斜視図である。
【図５】本発明の実施例の商品展示用吊り下げ台紙の使
用状態を示す側面図である。
用状態を示す側面図である。
【図６】本発明の変形例の商品展示用吊り下げ台紙のブ
ランクを示す平面図である。
ランクを示す平面図である。
【図７】本発明の他の実施例の商品展示用吊り下げ台紙
のブランクを示す平面図である。
のブランクを示す平面図である。
【図８】本発明の実施例の商品展示用吊り下げ台紙の使
用状態を示す斜視図である。
用状態を示す斜視図である。
【図９】本発明の実施例の商品展示用吊り下げ台紙の使
用状態を示す側面図である。
用状態を示す側面図である。
【図１０】本発明の他の実施例の商品展示用吊り下げ台
紙のブランクを示す平面図である。
紙のブランクを示す平面図である。
１ 台紙 ２ 面板 ３ 受け台 ４ 接着剤 ５ 底面板 ６ 切り込み ７ 製品押え片 ８ 垂直板 ９ 上面板 １０ 製品 １１ 連結板 １２ 吊下げ孔 １３ 補強板 ａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｆ、ｇ 筋押し線 Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ 切り込み
Claims (4)
- 【請求項１】 製品を販売するための展示用フックに吊
り下げられる吊り下げ部を有する商品の包装用台紙にお
いて、吊り下げ部とは反対側の下端部に受け台が形成さ
れ、前記受け台の前面側には製品を押える押え片が形成
されていることを特徴とする展示用吊り下げ台紙。 - 【請求項２】 前記受け台は、前記台紙の垂直面から折
れ線を介して前方に直角に接続された上面板と、上面板
の前縁から折れ線を介して直角に垂下する垂直板と、上
面板の前縁から直立する前記押え片とを有する、請求項
１の展示用吊り下げ台紙。 - 【請求項３】前記受け台は、前記台紙の垂直面から折れ
線を介して前方に直角に接続された上面板と、上面板の
前縁から折れ線を介して直角に垂下する垂直板と、上面
板の前縁から直立する前記押え片と、前記垂直板の下端
から後方に延びる底面板と前記底面板から上方に延びて
前記台紙の垂直面に結合されている裏側垂直面とを有す
る、請求項１の展示用吊り下げ台紙。 - 【請求項４】 前記押え片は台紙の両側に形成され、前
記押え片の上端は折れ線を介して連結板に接続され、該
連結板は折線を介して前記台紙の垂直面に接続されてひ
じ掛け状に構成されている、請求項１、２または３の展
示用吊り下げ台紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29959697A JPH11113698A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 商品展示用吊り下げ台紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29959697A JPH11113698A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 商品展示用吊り下げ台紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11113698A true JPH11113698A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17874692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29959697A Pending JPH11113698A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | 商品展示用吊り下げ台紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11113698A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015006911A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-15 | 株式会社フジシールインターナショナル | 包装体 |
| JP2015089818A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 花王株式会社 | 台座付き台紙 |
| JP2018065586A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 大日本印刷株式会社 | 台紙付き包装体 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP29959697A patent/JPH11113698A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015006911A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-15 | 株式会社フジシールインターナショナル | 包装体 |
| JP2015089818A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | 花王株式会社 | 台座付き台紙 |
| JP2018065586A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 大日本印刷株式会社 | 台紙付き包装体 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041008 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070524 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071002 |