JP3055029B2 - 車両用物品収納装置 - Google Patents

車両用物品収納装置

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JP3055029B2
JP3055029B2 JP8287351A JP28735196A JP3055029B2 JP 3055029 B2 JP3055029 B2 JP 3055029B2 JP 8287351 A JP8287351 A JP 8287351A JP 28735196 A JP28735196 A JP 28735196A JP 3055029 B2 JP3055029 B2 JP 3055029B2
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崇敦 渡辺
興志 井出
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用コンソールボッ
クス等に設置されたカップホルダー装置或いはアッシュ
トレーのようなインストルパネルに設けられた引き出し
式収納箱等の車両用物品収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種従来の物品収納装置は、例えば特
開平6−42395号公報に記載されたものがある。
【0003】この物品収納装置は、カップホルダー装置
として記載されており、これによれば、収納ケースに引
き出し入れ可能に設けられた物品収納部としてのカップ
プレートを有し、このカッププレートは不使用時には収
納ケース内に引き込まれて収納されており、使用時には
収納ケースから引き出されて、カップ等の物品をカップ
プレートに設けたカップ保持部等に挿入して保持すると
いうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の物品収
納装置によれば、物品収納部の使用時状態では、収納ケ
ースから引き出されて、車室内の突起物として存在する
こととなる。
【0005】このために、乗員の安全性をより考慮し
て、車両の衝突時等に物品収納部が乗員などに当たらな
いようにするために、なるべく乗員に対して低い位置に
設置するようにしている。
【0006】しかし、このように物品収納部を乗員に対
して低い位置に設置した場合、逆に、保持するカップ等
が乗員にとって取りにくくなり、物品収納装置の利便性
を減殺せざるを得なかった。
【0007】そこで、本発明は、車両の衝突時に突起物
とならず、しかも利便性を考慮した物品収納装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による車両用物品収納装置は、開口を有する
収納ケースと、この収納ケース内外に前記開口を通して
引き出し入れ自在に設けられた物品収納部とを有する車
両用収納装置であって、前記物品収納部に、前記収納ケ
ースより引き出し状態においても該収納ケース内に位置
する破断可能な弱部を形成して構成している。
【0009】従って、収納ケースより物品収納部を引き
出し状態で、車両衝突等により乗員等が当接したり、手
を突いたり、踏んだりした場合等には、物品収納部は、
弱部より破断する。この場合、前記弱部は、物品収納部
の引き出し状態でも、収納ケース内に収まっているの
で、破断細片が外部に飛散すること等を防止して、乗員
の安全性を保持する。この結果、物品収納部が車両衝突
時等における突起物とはならず、乗員が収容されている
物品を取り出しやすい位置に設けることができ、物品収
納装置としての安全性と共に、利便性を考慮している。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、車両用物品収納装置としてのカッ
プホルダー装置が収納された状態を示すコンソールボッ
クスを示す斜視図、図2は、前記カップホルダー装置を
コンソールボックスから引き出した状態を示す斜視図で
ある。
【0012】図において、1は、車両の運転席略中央に
配置されたコンソールボックスで、その一方側(車両前
方側)には、変速機の変速レバー装置2が配置され、他
方側(車両後方側)には、小物入れ装置3が配置されて
おり、更に、この小物入れ装置3の下側における車両後
方側側壁4には、開口5aを有する収納ケース5が設け
られている。
【0013】6は、開口5aを通して、収納ケース5内
を出入スライド可能に設置された物品収納装置としての
カップホルダー装置である。
【0014】このカップホルダー装置6は、収納ケース
5内に引き出し入れ可能に設けられた物品収納部として
のホルダープレート7と、このホルダープレート7の後
端下部側(車両前方側)に揺動可能に支持され、前端部
側(車両後方側)に延在するカップ受部8とを有して構
成している。
【0015】ホルダープレート7は、一対の側壁部9、
10とこの両側壁部9、10の前端側を連結して略ゲー
ト型に形成する連結壁部11とを一体に形成して構成さ
れている。そして連結壁部11及び両側壁部9、10の
前端側にかけて、略半円径のカップ保持部12が一対並
設されている。そして、前記カップ受部8は、ホルダー
プレート7の両側壁部9、10の後端部側に寄った部位
に揺動可能に設置されており、図示しないカップをカッ
プ保持部12内に挿入して、前記コップ底部をカップ受
部8が受け止めることによって、カップを収納保持する
ようになっている。
【0016】又、ホルダープレート7の連結壁部11
は、ホルダープレート7がコンソールボックス1の収納
ケース5内に収納された場合に、開口5aを閉塞するよ
うにフランジ部11aが突設された蓋体形状に形成され
ている。
【0017】更に、ホルダープレート7の両側壁部9、
10は、その後端側に貫通孔13、14を穿設すること
によって、この孔13、14を構成する孔側壁を破断可
能な薄肉状の弱部15を形成している。そして、この弱
部15は、図2に示すホルダープレート7がコンソール
ボックス1から引き出された状態でも、コンソールボッ
クス1内に収まるように、開口5aに近接する位置に配
置されている。
【0018】なお、16は、乗員が連結壁部11をもっ
てホルダープレート7を引き出しやすくするために設け
られた凹部である。
【0019】以上の構成により、もし図2に示すホルダ
ープレート7の引き出し状態で、車両の衝突時等に後席
の乗員が前傾姿勢で当接したり、手を突いたり、踏んだ
りした場合等には、ホルダープレート7は、弱部15よ
り破断して、乗員の安全性を保持している。即ち、例え
ば、図3に示すように、ホルダープレート7に横方向の
2次衝突による荷重Fが加わった場合、両側壁部の弱
部15の横側が破断して、ホルダープレート7が荷重F
方向に変形破断する。
【0020】又、図4に示すように、ホルダープレート
7に上下方向の2次衝突による荷重Fが加わった場
合、ホルダープレート7が荷重F方向に変形破断す
る。
【0021】このような場合、弱部15は、コンソール
ボックス1内に収まっているために、破断箇所が裁断さ
れて形成された破断細片がコンソールボックス1の外部
に飛散することがなく、又、破断箇所にシャープエッジ
が形成されても、このシャープエッジが外部に顕出する
こと無く、コンソールボックス1内に保持されているの
で、これらの点からも乗員の安全性が保持される。
【0022】このようなホルダープレート7の破断によ
って、コンソールボックス1側の周縁の破損は防止でき
るために、ホルダープレート7のみの交換によって、修
復可能となり、修理作業が容易で、安価に済むこととな
る。
【0023】なお、上記実施の形態では、物品収納部と
して、コンソールボックス1に収納するカップホルダー
装置の例について説明したが、これに限定されるもので
なく、コンソールボックス1を例えばインストルメント
パネルに代え、又ホルダープレート7をアッシュトレー
のような箱状の物品収納部に代えることによって、部品
収納装置を構成でき、この場合、物品収納部の収納部側
端部に、支持杆を延設して、この支持杆に弱部を設ける
ようにすることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、車両
の衝突による2次衝突によって、乗員等が引き出し状態
の物品収納部に当接したような場合、破断可能な弱部よ
り物品収納部が変形破断することとなり、当接等による
乗員の安全性を保持でき、又、破断可能な弱部が収納ケ
ース側に収納されている結果、物品収納部の破断箇所を
収納ケース内部に特定でき、露出することが無く、この
点からも乗員の安全性が確保できることとなる。
【0025】この結果、物品収納部を乗員がとりやすい
位置に設置することができ、物品収納装置としての安全
性と共に、利便性をも考慮されていることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両用物品収納装置としての一例としてのカ
ップホルダー装置が収納された状態を示すコンソールボ
ックスを示す斜視図である。
【図2】 図1のカップホルダー装置をコンソールボッ
クスから引き出した状態を示す斜視図である。
【図3】 カップホルダー装置のホルダープレートに横
方向の2次衝突による荷重Fが加わった場合の図2と
同じ斜視図である。
【図4】 カップホルダー装置のホルダープレートに上
下方向の2次衝突による荷重Fが加わった場合の図2
と同じ斜視図である。
【符号の説明】
1 コンソールボックス 5 収納ケース 6 カップホルダー装置 7 ホルダープレート(物品収納部) 15 弱部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−185644(JP,U) 実開 昭62−83755(JP,U) 実開 平6−42395(JP,U) 特表 平8−506303(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 3/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有する収納ケースと、この収納ケ
    ース内外に前記開口を通して引き出し入れ自在に設けら
    れた物品収納部とを有する車両用収納置であって、前
    記物品収納部に、前記収納ケースより引き出し状態にお
    いても該収納ケース内に位置する破断可能な弱部を形成
    したことを特徴とする車両用物品収納装置。
  2. 【請求項2】 前記破断可能な弱部は孔にて形成した、
    請求項1記載の車両用物品収納装置。
  3. 【請求項3】 前記物品収納部がカップホルダ装置のホ
    ルダープレートであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の車両用物品収納装置。
JP8287351A 1996-10-11 1996-10-11 車両用物品収納装置 Expired - Fee Related JP3055029B2 (ja)

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