JP2000318533A - 車両用収納装置 - Google Patents

車両用収納装置

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Publication number
JP2000318533A
JP2000318533A JP11133061A JP13306199A JP2000318533A JP 2000318533 A JP2000318533 A JP 2000318533A JP 11133061 A JP11133061 A JP 11133061A JP 13306199 A JP13306199 A JP 13306199A JP 2000318533 A JP2000318533 A JP 2000318533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
box
vehicle
groove
lock device
Prior art date
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Pending
Application number
JP11133061A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Setoguchi
隆 瀬戸口
Sotaro Kumazawa
聡太郎 熊沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication of JP2000318533A publication Critical patent/JP2000318533A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高衝撃時の慣性荷重によりロックが外れてば
ね力により収納体がリテーナから自然に突出することが
ない車両用収納装置の提供。 【解決手段】 車両の内装部材に配設され、ボックス出
し入れ方向に延びる溝1eを有するリテーナ6と、リテ
ーナ6に出し入れ自在に設けられたボックス5と、ボッ
クス5をリテーナ6より突出させる方向に駆動する駆動
機構と、リテーナ6に形成された溝1eに沿って移動可
能とされ、駆動機構の駆動力に抗してボックス5をリテ
ーナ6内に保持するロック装置4と、一端がリテーナ6
に係合され他端がロック装置4に係合される弾性部材7
と、を有する車両用収納装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内に配置さ
れる車両用収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リテーナに保持された収納体を押し込む
ことによってロックが解除される車両用収納装置の一例
として、実公平6−17636号公報に開示された装置
がある。実公平6−17636号公報の装置は、リテー
ナとリテーナに対してリテーナから飛び出る方向にばね
付勢された収納体を有する。収納体の底面にはまわりに
溝を有するほぼハート形状のカムが形成されており、リ
テーナに設けられた保持具の先端に設けられたピンがカ
ムの溝に係合可能となっている。収納体をリテーナへ押
し込むことによってカムの係合側の溝に沿ってピンがロ
ック位置に誘導され、リテーナ内に収納体が保持され
る。そして、再び収納体をリテーナ内へ押し込むと、ピ
ンが係合解除側のカムの溝に誘導され、カムからピンが
外れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用
収納装置にはつぎの問題がある。高衝撃の際に発生する
収納体にかかる慣性荷重により、自然にロックが外れて
収納体がばねの付勢力でリテーナから突出してしまい、
収納物が飛散するおそれがある。本発明の目的は、高衝
撃時の慣性荷重によりロックが外れてばね力により収納
体がリテーナから自然に突出することがない車両用収納
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。車両の内装部材に配設され、ボ
ックス出し入れ方向に延びる溝を有するリテーナと、前
記リテーナに出し入れ自在に設けられたボックスと、前
記ボックスを前記リテーナより突出させる方向に駆動す
る駆動機構と、前記リテーナに形成された溝に沿って移
動可能とされ、前記駆動機構の駆動力に抗して前記ボッ
クスを前記リテーナ内に保持するロック装置と、一端が
前記リテーナに係合され他端が前記ロック装置に係合さ
れる弾性部材と、を有する車両用収納装置。
【0005】上記本発明の車両用収納装置では、ロック
装置はリテーナに形成された溝に沿ってボックス出し入
れ方向に移動可能とされており、ロック装置とリテーナ
との間には弾性部材が設けられているため、ボックスに
高衝撃時の慣性荷重がかかったとき、ロック装置にもボ
ックスと同じく慣性荷重がかかるため、ロック装置もボ
ックスと同じ方向に移動し、ロック装置は解除されな
い。そのため、高衝撃時の慣性荷重によりロックが外れ
て収納体がリテーナから自然に突出することはない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の車両用収納装置は、図1
〜図5に示すように、リテーナ6と、ボックス5と、ロ
ック装置4と、弾性部材7と、駆動機構10と、ドア2
0を有する。リテーナ6は、第1リテーナ1と、第2リ
テーナ2と、ガイドレール3と、からなる。
【0007】第1リテーナ1は、上方および車両後方向
側(車室側)の側壁が開口している。第1リテーナ1の
車両左右方向の両側壁面の上面開口部近傍には、ガイド
レール3が取付けられる孔1aが複数個穿設されている
とともに、両側面外壁部の上面開口部付近の四隅には、
爪1bおよび位置決め用の突起1cが突設されている。
第1リテーナ1の底壁1gの前面部側の端部には、後述
の板状のスプリング10cの先端部10dが係合する係
合部1dが形成されている。第1リテーナ1の底壁1g
で車両前側面近傍の一部に、ボックス出し入れ方向(車
両前後方向)に延びる溝1e(スリットである場合を含
む)が形成されている(本発明図示例では溝の場合を示
しているが、溝の代わりにレール等でもよく、溝の概念
のうちにレール等を含む)。第1リテーナ1の車両前方
向側の側面で溝1eの直上に、車両後方向に突出する第
1のガイド突起1fが形成されており、第1のガイド突
起1fは弾性部材7の一端と係合する。
【0008】第2リテーナ2は、金属製で板状に形成さ
れており、第1リテーナ1の上方の開口部を閉塞する。
第2リテーナ2は、金属板の車両左右方向側の端部を下
方に折り曲げたものから形成されているとともに、車両
後方向側の端部が上側に折り曲げ形成されている。第2
リテーナ2の両側の側面部には、第1リテーナ1の側面
部に形成された爪1bに係合する角穴2aおよび突起1
cに係合する丸穴2bがそれぞれ穿設されている。
【0009】ガイドレール3は、車両前後方向に延びて
おり、第1リテーナ1の車両左右方向の両側の内壁面の
上面開口部近傍に取付けられる。ガイドレール3の第1
リテーナ1に接する面に、第1リテーナ1の側壁面の上
面開口部近傍に穿設された複数個の穴1aに係合する爪
3aが、穴1aと同数個形成されている。
【0010】ボックス5は、ガイド5aと、取付け部5
bと、を有する。ボックス5は、第1リテーナ1より出
し入れ自在にリテーナ6に装着される。ボックス5は、
上面およびボックス前面部の一部が開口した状態となっ
ている。ボックス5の両側外壁面上端部に、ガイドレー
ル3に摺動自在に係合するガイド5aが一体に形成され
ている。ボックス5の底面裏側に、後述の駆動機構10
のボビン10aを回動自在に保持する取付け部5bが形
成されている。取付け部5bは、板状に下方に延びてお
り、丸穴を有している。
【0011】ロック装置4は、本体部4aと、ボルト4
bと、ナット4cと、ロックピン4dと、第2のガイド
突起4eと、カム部5cと、からなる。本体部4a、ボ
ルト4b、ナット4c、ロックピン4dはボックス出し
入れ方向に可動である。本体部4aは、車両前後方向に
延びており、第1リテーナ1の底面上に配置される。ボ
ルト4bは、本体部4aの車両前側端部近傍に設けられ
ており、本体部4aを第1リテーナ1の底面に対して回
動可能に支持する。ボルト4bは、本体部4aを上方か
ら貫き、第1リテーナ1に形成された溝1eを上方から
下方に向って貫き、ナット4cを第1リテーナ1の底面
裏側より螺着される。ボルト4bは溝1e内をボックス
出し入れ方向に移動可能とされており、本体部4aは、
溝1eに沿って移動可能である。ロックピン4dは、本
体部4aの車両後側端に取付けられており、ボックス5
の底面裏側に形成されたほぼハート形状のカム部5cに
係脱自在に係合する。第2のガイド突起4eは、ロック
装置4の本体部4aの車両前側端に、車両前側に突出し
て形成され、弾性部材7が係合する。本発明実施例で
は、ロック装置4の本体部4aを移動可能に支持する部
材に、ボルト4bとナット4cを用いているが、それに
限られるものではなく軸状のものであればよい。
【0012】弾性部材7は、たとえばコイルスプリング
からなり、一端が第1リテーナ1の第1のガイド突起1
fに係合され、他端がロック装置4の第2のガイド突起
4eに係合される。本発明図示例では、第1のガイド突
起1fと第2のガイド突起4eが共に設けられている場
合を示しているが、どちらか一方のみでもよい。
【0013】駆動機能10は、ボックス5をリテーナ6
内から車室内(車両後方向)へ突出させる駆動力を有す
る駆動機構である。駆動機構10は、たとえば、ボビン
10aと、突起部10bと、つる巻き状に巻かれた板状
のスプリング10cと、先端部10dと、係合部1d
と、からなる。ボビン10aは、ボックス5の底面裏側
に形成された取付け部5bに回動自在に取付けられてい
る。板状のスプリング10cは、ボビン10aに巻着さ
れている。駆動機構10は、ボビン10aの側面部から
突出した突起部10bをボックス5の下面に形成された
取付け部5bに係合させることにより、取付け部5bに
対し回動可能に取付けられる。スプリング10cの先端
部10dは、第1リテーナ1の車両後方向側の先端部に
形成された係合部1dに係合する。駆動機構10は、ス
プリング10cが引き出された状態、すなわちボックス
5が第1リテーナ1に収納された状態で、ボックス5を
車両後方向に付勢する。また、駆動手段は、板状のバネ
をボビンに巻着したものに限定されず、捩じりバネ、コ
イルスプリング、あるいはモーター等の電気的手段を用
いたものでもよい。
【0014】ドア20は、アウタードア20aと、イン
ナードア20bと、からなる。ドア20は、ドア回動軸
芯まわりに回動可能であり、開口したボックス5の前面
部の一部を開閉可能に覆う。ドア20は、アウタードア
20aとインナードア20bとを組み合わせることで構
成されている。
【0015】つぎに、作用を説明する。通常、リテーナ
6内に収納されているボックス5を使用するとき、ドア
20を手で車両前方向側へ押すと、ドア20とともにボ
ックス5は車両前側に移動する。ロック装置4の本体部
4aは車両前側に移動せずにボックス5が車両前側に移
動するため、ロックピン4dがカム5cに対して図5の
線Bに沿って相対的に動き、第1リテーナ1の底面に設
けられたロック装置4のロックピン4dとボックス5の
底面裏側に設けられたカム部5cとの係合状態が解除さ
れ、ボックス5をリテーナ6から車両後方向に引き出す
付勢力を有する駆動機構10の板状のスプリング10c
がボビン10aに巻き取られ、ボックス5はガイド5a
がガイドレール3を摺動しながら車両後方向に引き出さ
れる。
【0016】ボックス5をリテーナ6内に収納すると
き、開いているドア20を、駆動機構10のボックス5
に駆動する駆動力に抗して、手で車両前方向側に押し込
む。手で押し込むことにより、ボックス5はリテーナ6
内に入り、ロック装置4のロックピン4dが図5のAに
沿ってカム部5cに対して相対的に動き、カム部5cと
係合され、ボックス5は第1リテーナ1内に収納され
る。
【0017】高衝撃時の慣性荷重が本発明の車両用収納
体装置にかかった場合、リテーナ6内に収納されている
ボックス5は、車両前方向側に移動し、手で押し込まれ
た時と同じ状態になる。そのとき、ロック装置4の本体
部4a、ロックピン4dも慣性荷重により、第1リテー
ナ1の溝1eに沿って、弾性部材7の弾性力に抗して、
車両前方向側に移動する。そのため、ロックピン4dと
カム部5cは係合し続け、ボックス5がリテーナ6内か
ら車両後方向に突出することはない。高衝撃時の慣性荷
重がかからなくなると、ロック装置4は弾性部材7の弾
性力によりボルト4bが溝1eの車両後側端に当接する
まで車両後方側に戻る。それと同時に、ボックス5は駆
動機構10の駆動力により車両後方側に戻る。この間
中、ボックス5は車両前後方向に移動するが、ロック装
置4のロックピン4dも第1の溝1eに沿って車両前後
方向に移動するため、ロックピン4dはカム部5cから
外れない。
【0018】
【発明の効果】本発明の車両用収納体装置によれば、ボ
ックスをリテーナ内に保持するロック装置は、リテーナ
に形成された溝またはレールに沿って移動可能とされて
おり、ロック装置とリテーナの間には弾性部材が設けら
れているため、ボックスに高衝撃時の慣性荷重がかかる
とき、ロック装置にもボックスと同じく慣性荷重がかか
るため、ロック装置はボックスと一緒に移動し、ロック
装置は解除されない。そのため、高衝撃時の慣性荷重に
よりロックが外れて収納体がリテーナから自然に突出す
ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用収納体装置の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の車両用収納体装置のボックスが第1リ
テーナ内に収納されている状態を示す断面図である。
【図3】本発明の車両用収納体装置のボックスが第1リ
テーナから突出した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の車両用収納体装置のボックスが第1リ
テーナ内に収納されている状態で、高衝撃による慣性荷
重がかかる状態を示す断面図である。
【図5】カムとロックピンとの係合、係合解除を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 第1リテーナ 1e 溝 1g 底壁 3 ガイドレール 4 ロック装置 4a 本体部 4b ボルト 4c ナット 4d ロックピン 5 ボックス 5c カム部 6 リテーナ 7 弾性部材 10 駆動機構 20 ドア
フロントページの続き (72)発明者 熊沢 聡太郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3B088 KA06 KB01 3D022 CA01 CB01 CC03 CD03 CD17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の内装部材に配設され、ボックス出
    し入れ方向に延びる溝を有するリテーナと、 前記リテーナに出し入れ自在に設けられたボックスと、 前記ボックスを前記リテーナより突出させる方向に駆動
    する駆動機構と、 前記リテーナに形成された溝に沿って移動可能とされ、
    前記駆動機構の駆動力に抗して前記ボックスを前記リテ
    ーナ内に保持するロック装置と、 一端が前記リテーナに係合され他端が前記ロック装置に
    係合される弾性部材と、を有する車両用収納装置。
JP11133061A 1999-05-13 1999-05-13 車両用収納装置 Pending JP2000318533A (ja)

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JP11133061A JP2000318533A (ja) 1999-05-13 1999-05-13 車両用収納装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786523B2 (en) 2002-04-10 2004-09-07 Toyoda Gosei Co., Ltd. Drawer apparatus in vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6786523B2 (en) 2002-04-10 2004-09-07 Toyoda Gosei Co., Ltd. Drawer apparatus in vehicle

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622