JP2009221724A - ロック解除操作具、ロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作ハンドルに衝撃力が加わった場合に、その軸回りの回転を妨げることで嵌合状態を維持し、操作ハンドルがハンドル保持部から脱落しないようにする。
【解決手段】操作ハンドル1と操作ハンドル1を保持するハンドル保持部2とから成るロック解除操作具。操作ハンドル1は手掛部11と延設部13から成り、延設部13の両側面には嵌合用突起15a,15bが突設され、板面の所定部位には係止用突起17が立設されている。ハンドル保持部2は底板部21と側板部23bと先端側板部23cとを有し、これらにより収容空間22が画定される。側板部23bには嵌合穴25bが設けられ、底板部21には係止穴27が設けられている。嵌合用突起15bを嵌合穴25bに嵌合し、係止用突起17を係止穴27に遊嵌状態で係止することで取り付けられる。
【選択図】図3
【解決手段】操作ハンドル1と操作ハンドル1を保持するハンドル保持部2とから成るロック解除操作具。操作ハンドル1は手掛部11と延設部13から成り、延設部13の両側面には嵌合用突起15a,15bが突設され、板面の所定部位には係止用突起17が立設されている。ハンドル保持部2は底板部21と側板部23bと先端側板部23cとを有し、これらにより収容空間22が画定される。側板部23bには嵌合穴25bが設けられ、底板部21には係止穴27が設けられている。嵌合用突起15bを嵌合穴25bに嵌合し、係止用突起17を係止穴27に遊嵌状態で係止することで取り付けられる。
【選択図】図3
Description
本発明は、トランクリッドのロックをトランクルーム内から解除するためのロック解除操作具に関する。詳しくは、トランクリッドのロック機構にワイヤを介して連携される操作ハンドルと、トランクルームの内壁面に設けられて前記操作ハンドルを保持するハンドル保持部とから成り、該ハンドル保持部から前記操作ハンドルを離脱させることにより前記ワイヤの引張によるロック解除を可能にするロック解除操作具に関する。
また、本発明は、トランクリッドのロック装置に関する。
また、本発明は、トランクリッドのロック装置に関する。
例えば、子供が誤ってトランクルーム内に閉じ込められた場合でもトランクルーム内からトランクリッドを開くことができるように、トランクルーム内にハンドル保持部を設けるとともに、該ハンドル保持部に操作ハンドルを保持しておき、緊急時には操作ハンドルをハンドル保持部から外して引くことにより(又は、外しつつ引くことにより)、トランクリッドのロックを解除するようにした機構が知られている。
この機構では、
(1)ハンドル保持部に保持された操作ハンドルが、トランクリッドを閉める際の衝撃等でハンドル保持部から外れないように、しっかりと保持できること;
(2)誤って閉じ込められたために慌てている子供でも、ハンドル保持部から容易に操作ハンドルを取り外して操作できること;
という、相反する要求を満たさなければならない。
(1)ハンドル保持部に保持された操作ハンドルが、トランクリッドを閉める際の衝撃等でハンドル保持部から外れないように、しっかりと保持できること;
(2)誤って閉じ込められたために慌てている子供でも、ハンドル保持部から容易に操作ハンドルを取り外して操作できること;
という、相反する要求を満たさなければならない。
特開2005−076217号公報(特許文献1)の図7には、レバー(前記「操作ハンドル」に相当)1を保持部12で保持する機構に於いて、保持部12内の両側の壁面に前後(引き抜き方向での前後)2個づつ合計4個の突出部18を設けるとともに、レバー1の両側の壁面の対応部位にそれぞれ凹部21を設け、各突出部18を対応する凹部21と係合させることによりレバー1を保持するようにした構造が示されている。
特開2001−188620号公報(特許文献2)には、ハンドル10(前記「操作ハンドル」に相当)を固定部材(前記「ハンドル保持部」に相当)20で保持する機構に於いて、ハンドル10の長手方向の反ワイヤ1寄りの幅方向の中央部に第1突部12を設けるとともにワイヤ1寄りの両サイドに第2突部13,14を設け、一方、固定部材20には、上記第1突部12と第2突部13,14に対応する各部位にそれぞれ第1爪部24と第2爪部25,26を設け、第1爪部24で第1突部12を保持するとともに、第2爪部25,26で第2突部13,14を保持することによりハンドル10を保持するようにした構造が示されている。
なお、この段落で記載した各符号は、それぞれの公報内での符号である。
特開2005−076217号公報
特開2001−188620号公報
特開2001−188620号公報(特許文献2)には、ハンドル10(前記「操作ハンドル」に相当)を固定部材(前記「ハンドル保持部」に相当)20で保持する機構に於いて、ハンドル10の長手方向の反ワイヤ1寄りの幅方向の中央部に第1突部12を設けるとともにワイヤ1寄りの両サイドに第2突部13,14を設け、一方、固定部材20には、上記第1突部12と第2突部13,14に対応する各部位にそれぞれ第1爪部24と第2爪部25,26を設け、第1爪部24で第1突部12を保持するとともに、第2爪部25,26で第2突部13,14を保持することによりハンドル10を保持するようにした構造が示されている。
なお、この段落で記載した各符号は、それぞれの公報内での符号である。
特許文献1や2に記載の構造は、操作ハンドルの長手方向(ハンドル引き抜き方向)の等位置の両側面に凸部又は凹部を設けるとともに、ハンドル保持部の対応する部位に凹部又は凸部を設け、それらを嵌合等することにより操作ハンドルを保持する構造である。つまり、操作ハンドルを幅方向両側面の2点(又は4点)から保持する構造である。かかる構造では、トランクリッドを閉める際の衝撃やトランクルーム内の荷物が当たる際の衝撃で操作ハンドルに対して捩じる方向の衝撃力が加わると、操作ハンドルがその長手方向での軸回りに回転して嵌合等が外れる恐れがあり、その場合、操作ハンドルがハンドル保持部から脱落してしまうという不具合が生ずる。
本発明は、かかる事情に鑑みたものであるとともに、前述の要求(2)を考慮したものであり、操作ハンドルに対して捩じる方向の衝撃力が加わった場合でも、操作ハンドルがその長手方向での軸回りに回転しないようにして、操作ハンドルとハンドル保持部の凸部−凹部(又は凹部−凸部)間の嵌合等が外れることを防止し、これにより、操作ハンドルがハンドル保持部から脱落しないようにすること、及び、このことを取り外す際の容易さを損なうことなく達成すること、を目的とする。
また、そのような操作ハンドルとハンドル保持部から成るロック解除操作具を備えたトランクリッドのロック装置を提供することを目的とする。
また、そのような操作ハンドルとハンドル保持部から成るロック解除操作具を備えたトランクリッドのロック装置を提供することを目的とする。
本発明は、下記[1]〜[4]のように記述される。
なお、下記で用いた符号は理解を容易にするためであり、本発明の構成を符号の構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1:
トランクリッドのロック機構にワイヤ(不図示)を介して連携される操作ハンドル1と、トランクルームの内壁面に設けられて前記操作ハンドル1を保持するハンドル保持部2とから成り、該ハンドル保持部2から前記操作ハンドル1を離脱させることにより前記ワイヤの引張によるロック解除を可能にするロック解除操作具であって、
前記操作ハンドル1は、操作者が手を掛けるための手掛部11と、該手掛部11から延設され先端に前記ワイヤが連結される板状の延設部13とを有し、
前記ハンドル保持部2は、トランクルームの内壁面に取り付けられる底板部21と、該底板部21の両側縁からそれぞれ立設された2つの側板部23a,23bを有するとともに、該2つの側板部23a,23bと前記底板部21とで囲まれる空間を前記操作ハンドル1の延設部13の収容空間22と成し、
前記延設部13が前記収容空間22へ収容されたときに対面する該延設部13の両側面と前記ハンドル保持部の2つの側板部23a,23bとは、何れか一方に嵌合用突起15a,15bが設けられているとともに、他方には該嵌合用突起15a,15bに対応する嵌合用凹部25a,25bが設けられており、
前記延設部13が前記収容空間22へ収容されたときに対面する該延設部13の板面と前記ハンドル保持部2の底板部21とは、何れか一方に係止用突起17(179)が立設されているとともに、他方には該係止用突起17(170)を遊嵌状態で係止する係止用凹部27(270)が設けられており、
前記延設部13を前記収容空間22に収容し、前記嵌合用突起15a,15bと該嵌合用突起15a,15bに対応する嵌合用凹部25a,25bとをそれぞれ嵌合することにより前記操作ハンドル1を前記ハンドル保持部2に保持させるとともに、前記係止用突起17(170)を前記係止用凹部27(270)に遊嵌状態で係止する、
ことを特徴とするロック解除操作具。
嵌合用突起15aが延設部13の側面に設けられる場合には、嵌合用突起15aに対応する嵌合用凹部25aは側板部23aに設けられ、嵌合用突起15aが側板部23aに設けられる場合には、嵌合用突起15aに対応する嵌合用凹部25aは延設部13の側面に設けられる。
同様に、嵌合用突起15bが延設部13の側面に設けられる場合には、嵌合用突起15bに対応する嵌合用凹部25bは側板部23bに設けられ、嵌合用突起15bが側板部23bに設けられる場合には、嵌合用突起15bに対応する嵌合用凹部25bは延設部13の側面に設けられる。
同様に、係止用突起17(170)が延設部13の板面に設けられる場合には、係止用突起17(170)に対応する係止用凹部27(270)は底板部21に設けられ、係止用突起17(170)が底板部21に設けられる場合には、係止用突起17(170)に対応する係止用凹部27(270)は延設部13の板面に設けられる。
嵌合用凹部25a,25bや、係止用凹部27(270)は、貫通孔でもよく、底の有る穴でもよい。
なお、下記で用いた符号は理解を容易にするためであり、本発明の構成を符号の構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1:
トランクリッドのロック機構にワイヤ(不図示)を介して連携される操作ハンドル1と、トランクルームの内壁面に設けられて前記操作ハンドル1を保持するハンドル保持部2とから成り、該ハンドル保持部2から前記操作ハンドル1を離脱させることにより前記ワイヤの引張によるロック解除を可能にするロック解除操作具であって、
前記操作ハンドル1は、操作者が手を掛けるための手掛部11と、該手掛部11から延設され先端に前記ワイヤが連結される板状の延設部13とを有し、
前記ハンドル保持部2は、トランクルームの内壁面に取り付けられる底板部21と、該底板部21の両側縁からそれぞれ立設された2つの側板部23a,23bを有するとともに、該2つの側板部23a,23bと前記底板部21とで囲まれる空間を前記操作ハンドル1の延設部13の収容空間22と成し、
前記延設部13が前記収容空間22へ収容されたときに対面する該延設部13の両側面と前記ハンドル保持部の2つの側板部23a,23bとは、何れか一方に嵌合用突起15a,15bが設けられているとともに、他方には該嵌合用突起15a,15bに対応する嵌合用凹部25a,25bが設けられており、
前記延設部13が前記収容空間22へ収容されたときに対面する該延設部13の板面と前記ハンドル保持部2の底板部21とは、何れか一方に係止用突起17(179)が立設されているとともに、他方には該係止用突起17(170)を遊嵌状態で係止する係止用凹部27(270)が設けられており、
前記延設部13を前記収容空間22に収容し、前記嵌合用突起15a,15bと該嵌合用突起15a,15bに対応する嵌合用凹部25a,25bとをそれぞれ嵌合することにより前記操作ハンドル1を前記ハンドル保持部2に保持させるとともに、前記係止用突起17(170)を前記係止用凹部27(270)に遊嵌状態で係止する、
ことを特徴とするロック解除操作具。
嵌合用突起15aが延設部13の側面に設けられる場合には、嵌合用突起15aに対応する嵌合用凹部25aは側板部23aに設けられ、嵌合用突起15aが側板部23aに設けられる場合には、嵌合用突起15aに対応する嵌合用凹部25aは延設部13の側面に設けられる。
同様に、嵌合用突起15bが延設部13の側面に設けられる場合には、嵌合用突起15bに対応する嵌合用凹部25bは側板部23bに設けられ、嵌合用突起15bが側板部23bに設けられる場合には、嵌合用突起15bに対応する嵌合用凹部25bは延設部13の側面に設けられる。
同様に、係止用突起17(170)が延設部13の板面に設けられる場合には、係止用突起17(170)に対応する係止用凹部27(270)は底板部21に設けられ、係止用突起17(170)が底板部21に設けられる場合には、係止用突起17(170)に対応する係止用凹部27(270)は延設部13の板面に設けられる。
嵌合用凹部25a,25bや、係止用凹部27(270)は、貫通孔でもよく、底の有る穴でもよい。
[2]構成2:
構成1に於いて、
前記係止用突起17(170)は板状を成し、その板面は、前記延設部13が前記収容空間22に収容された状態に於いて該延設部13の延設方向に沿う向きを成すように立設されている、
ことを特徴とするロック解除操作具。
[3]構成3:
構成2に於いて、
前記板状の係止用突起170は、前記延設部13が前記収容空間22に収容された状態に於いて前記操作ハンドル1の手掛部11寄りである側面170cが扇状の曲面を成し、前記操作ハンドル1が前記ハンドル保持部2の底板部21に沿う方向へ引かれるときに該操作ハンドル1の移動を前記扇状の曲面170cで回転方向へ案内する、
ことを特徴とするロック解除操作具。
[4]構成4:
構成1〜3の何れかのロック解除操作具を備えたトランクリッドのロック装置。
構成1に於いて、
前記係止用突起17(170)は板状を成し、その板面は、前記延設部13が前記収容空間22に収容された状態に於いて該延設部13の延設方向に沿う向きを成すように立設されている、
ことを特徴とするロック解除操作具。
[3]構成3:
構成2に於いて、
前記板状の係止用突起170は、前記延設部13が前記収容空間22に収容された状態に於いて前記操作ハンドル1の手掛部11寄りである側面170cが扇状の曲面を成し、前記操作ハンドル1が前記ハンドル保持部2の底板部21に沿う方向へ引かれるときに該操作ハンドル1の移動を前記扇状の曲面170cで回転方向へ案内する、
ことを特徴とするロック解除操作具。
[4]構成4:
構成1〜3の何れかのロック解除操作具を備えたトランクリッドのロック装置。
構成1は、トランクリッドのロック機構にワイヤ(不図示)を介して連携される操作ハンドル1と、トランクルームの内壁面に設けられて前記操作ハンドル1を保持するハンドル保持部2とから成り、該ハンドル保持部2から前記操作ハンドル1を離脱させることにより前記ワイヤの引張によるロック解除を可能にするロック解除操作具であって、前記操作ハンドル1は、操作者が手を掛けるための手掛部11と、該手掛部11から延設され先端に前記ワイヤが連結される板状の延設部13とを有し、前記ハンドル保持部2は、トランクルームの内壁面に取り付けられる底板部21と、該底板部21の両側縁からそれぞれ立設された2つの側板部23a,23bを有するとともに、該2つの側板部23a,23bと前記底板部21とで囲まれる空間を前記操作ハンドル1の延設部13の収容空間22と成し、前記延設部13が前記収容空間22へ収容されたときに対面する該延設部13の両側面と前記ハンドル保持部の2つの側板部23a,23bとは、何れか一方に嵌合用突起15a,15bが設けられているとともに、他方には該嵌合用突起15a,15bに対応する嵌合用凹部25a,25bが設けられており、前記延設部13が前記収容空間22へ収容されたときに対面する該延設部13の板面と前記ハンドル保持部2の底板部21とは、何れか一方に係止用突起17(179)が立設されているとともに、他方には該係止用突起17(170)を遊嵌状態で係止する係止用凹部27(270)が設けられており、前記延設部13を前記収容空間22に収容し、前記嵌合用突起15a,15bと該嵌合用突起15a,15bに対応する嵌合用凹部25a,25bとをそれぞれ嵌合することにより前記操作ハンドル1を前記ハンドル保持部2に保持させるとともに、前記係止用突起17(170)を前記係止用凹部27(270)に遊嵌状態で係止することを特徴とするロック解除操作具であるため、トランクリッドを閉める際の衝撃やトランクルーム内の荷物が当たる際の衝撃等に起因して操作ハンドル1に対して捩じる方向の衝撃力が加わったとしても、操作ハンドル1がその方向へ回転してしまうことは、係止用突起17(170)が係止用凹部27(270)に係止されることによって防止される。このため、嵌合用突起15a,15bと嵌合用凹部25a,25bとの間の嵌合が外れることがなく、操作ハンドル1がハンドル保持部2から脱落することも防止される。また、係止用突起17(170)と係止用凹部27(270)とは、嵌合状態ではなく、遊嵌状態であるため、誤って閉じ込められたために慌てている子供であっても、操作ハンドル1をハンドル保持部2から容易に取り外して操作することができる。
構成2は、構成1に於いて、前記係止用突起17(170)は板状を成し、その板面は、前記延設部13が前記収容空間22に収容された状態に於いて該延設部13の延設方向に沿う向きを成すように立設されていることを特徴とするロック解除操作具であるため、トランクリッドを閉める際の衝撃やトランクルーム内の荷物が当たる際の衝撃等に起因して操作ハンドル1に対して捩じる方向の衝撃力が加わったとしても、操作ハンドル1がその方向へ回転してしまうことは、係止用突起17(170)の板面が該板面に対応する係止面を備えた係止用凹部27(270)によって係止されることにより確実に防止される。このため、嵌合用突起15a,15bと嵌合用凹部25a,25bとの嵌合が外れることがなく、操作ハンドル1がハンドル保持部2から脱落することも確実に防止される。
構成3は、構成2に於いて、前記板状の係止用突起170は、前記延設部13が前記収容空間22に収容された状態に於いて前記操作ハンドル1の手掛部11寄りである側面170cが扇状の曲面を成し、前記操作ハンドル1が前記ハンドル保持部2の底板部21に沿う方向へ引かれるときに該操作ハンドル1の移動を前記扇状の曲面170cで回転方向へ案内することを特徴とするロック解除操作具である。このため、構成2が奏する作用効果に加えて、さらに、トランクルーム内に閉じ込められた人が操作ハンドル1を延設部13の長手方向へ引くと、扇状の曲面170cの作用によって、操作ハンドル1が、ハンドル保持部2の底板部21から離れるように回転される。このため、操作ハンドル1の手掛部11が引かれる先に、トランクリッドの内壁面や荷物等の障害物が有るような場合でも、容易に操作ハンドル1を取り外すことができる効果がある。
構成4は、構成1〜3の何れかのロック解除操作具を備えたトランクリッドのロック装置であるため、上記のような作用効果を奏するロック解除操作具を備えたロック装置を提供することができる効果がある。
構成3は、構成2に於いて、前記板状の係止用突起170は、前記延設部13が前記収容空間22に収容された状態に於いて前記操作ハンドル1の手掛部11寄りである側面170cが扇状の曲面を成し、前記操作ハンドル1が前記ハンドル保持部2の底板部21に沿う方向へ引かれるときに該操作ハンドル1の移動を前記扇状の曲面170cで回転方向へ案内することを特徴とするロック解除操作具である。このため、構成2が奏する作用効果に加えて、さらに、トランクルーム内に閉じ込められた人が操作ハンドル1を延設部13の長手方向へ引くと、扇状の曲面170cの作用によって、操作ハンドル1が、ハンドル保持部2の底板部21から離れるように回転される。このため、操作ハンドル1の手掛部11が引かれる先に、トランクリッドの内壁面や荷物等の障害物が有るような場合でも、容易に操作ハンドル1を取り外すことができる効果がある。
構成4は、構成1〜3の何れかのロック解除操作具を備えたトランクリッドのロック装置であるため、上記のような作用効果を奏するロック解除操作具を備えたロック装置を提供することができる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
[1]第1の実施の形態:
図1と図3(a)は第1の実施の形態を示し、図1(a)は操作ハンドル1をハンドル保持部2に取り付けた状態を示す平面図、(b)は操作ハンドル1の平面図、(c)は操作ハンドル1の右側面図、(d)は操作ハンドル1の底面図、(e)はハンドル保持部2の平面図、(f)は(e)内A−A視断面図である。また、図3(a)は操作ハンドル1をハンドル保持部2から取り外して示す概略斜視図である。
[1]第1の実施の形態:
図1と図3(a)は第1の実施の形態を示し、図1(a)は操作ハンドル1をハンドル保持部2に取り付けた状態を示す平面図、(b)は操作ハンドル1の平面図、(c)は操作ハンドル1の右側面図、(d)は操作ハンドル1の底面図、(e)はハンドル保持部2の平面図、(f)は(e)内A−A視断面図である。また、図3(a)は操作ハンドル1をハンドル保持部2から取り外して示す概略斜視図である。
図示のロック解除操作具は、トランクルームの内壁面(不図示)に取り付けられるハンドル保持部2と、該ハンドル保持部2の収容空間22に収容・保持される操作ハンドル1とから成る。操作ハンドル1の先端側(図1(b)等で下端側)には、トランクリッドのロック装置(図4参照;フック502やラチェット503等で構成される周知の装置,車体側に設けられるストライカとでロック機構を構成する)に一端部を連結されたワイヤ531(図4)の他端部が連結される。
操作ハンドル1は、操作者が手を掛けるための手掛部11と、該手掛部11に直交する一方向(図1(a)等で下方向)へ該手掛部11から延設された板状の延設部13とから成る。該延設部13の先端側(図1(a)等で下端側)の係止部131には、ワイヤ531(図4)の端部が係止されており、導出孔132を通して導出された後、ハンドル保持部2のワイヤガイド241のガイド凹部241aを経て、トランクリッドのロック装置(図4)に連結される。
延設部13の両側面には、一対の嵌合用突起15a,15bが突設されている。それらの突設部位は手掛部11から同じ距離の部位であり、延設部13の長手方向略中央から少し手掛部11側へ寄った部位である。
また、延設部13の裏面(構成1〜4の板面;トランクルーム内壁側に向く面)には、長方形板状の係止用突起17が、その板面を延設部13の長手方向に沿わせて立設されている(図3(a)参照)。その立設部位は、延設部13の長手方向では略中央から少し先端側(図1(a)等で下端側)へ寄った部位であり、幅方向では中央部位である。
また、延設部13の裏面(構成1〜4の板面;トランクルーム内壁側に向く面)には、長方形板状の係止用突起17が、その板面を延設部13の長手方向に沿わせて立設されている(図3(a)参照)。その立設部位は、延設部13の長手方向では略中央から少し先端側(図1(a)等で下端側)へ寄った部位であり、幅方向では中央部位である。
ハンドル保持部2は、トランクルームの内壁面に沿って取り付けられる板状の底板部21と、該底板部21の両縁からそれぞれ立設された2つの側板部23a,23bとから成る。2つの側板部23a,23bは、その先端側(図1(a)等で下端側)で、先端側板部23cに連設されている。これら底板部21、側板部23a,23b、及び、先端側板部23cによって囲まれる空間により、操作ハンドル1の延設部13の先端側を収容・保持する収容空間22が画定される。
2つの側板部23a,23bには、操作ハンドル1の一対の嵌合用突起15a,15bに対応する部位に、一対の嵌合穴(構成1〜4の嵌合用凹部)25a,25bが設けられている
また、底板部21には、操作ハンドル1の係止用突起17に対応する部位に、係止用突起17を遊嵌状態で係止できるサイズ・形状の係止穴(構成1〜4の係止用凹部)27が設けられている。
また、前記先端側板部23cのさらに先端側には、ワイヤガイド241が設けられており、このワイヤガイド241の貫通孔を通して、先述のように、ワイヤ531(図4)が導出される。
また、底板部21には、操作ハンドル1の係止用突起17に対応する部位に、係止用突起17を遊嵌状態で係止できるサイズ・形状の係止穴(構成1〜4の係止用凹部)27が設けられている。
また、前記先端側板部23cのさらに先端側には、ワイヤガイド241が設けられており、このワイヤガイド241の貫通孔を通して、先述のように、ワイヤ531(図4)が導出される。
操作ハンドル1をハンドル保持部2に取り付ける際には、操作ハンドル1の延設部13を、ハンドル保持部2の収容空間22に嵌め入れる。これにより、操作ハンドル1の一対の嵌合用突起15a,15bが、ハンドル保持部2の一対の嵌合穴25a,25bに嵌合される。また、このとき、操作ハンドル1の係止用突起17が、ハンドル保持部2の係止穴27に遊嵌状態で係止される。
このように、嵌合用突起15a,15bと嵌合穴25a,25bが嵌合状態であり、一方、係止用突起17と係止穴27とは遊嵌状態での係止であるため、誤って閉じ込められたために慌てている子供であっても、操作ハンドルをハンドル保持部から容易に取り外して操作することができる。
このように、嵌合用突起15a,15bと嵌合穴25a,25bが嵌合状態であり、一方、係止用突起17と係止穴27とは遊嵌状態での係止であるため、誤って閉じ込められたために慌てている子供であっても、操作ハンドルをハンドル保持部から容易に取り外して操作することができる。
かかる取り付け状態に於いて、操作ハンドル1を図3(a)内に矢印aで示す方向へ引いてハンドル保持部2から離脱させると、操作ハンドル1の先端に連結されているワイヤ531(図4)がロック装置のオープンレバー522に作用し、フック502を図4内で時計回りに回動させてストライカとの係合状態を解除する。これにより、ロック状態が解除されてトランクリッド(不図示)が開かれる。
また、このように取り付けた状態に於いて、トランクリッドを閉める際の衝撃やトランクルーム内の荷物が当たる際の衝撃等に起因して操作ハンドル1に対して捩じる方向の衝撃力が加わったとしても、操作ハンドル1がその方向へ回転してしまうことは、係止用突起17の両側部が係止穴27の両内面に係止されることによって防止されるため、操作ハンドル1の嵌合用突起15a,15bと、ハンドル保持部2の嵌合穴25a,25bとの間の嵌合が外れることがなく、操作ハンドル1がハンドル保持部2から脱落することも防止される。
[2]第2の実施の形態:
図2と図3(b)は第2の実施の形態を示し、図2(a)は操作ハンドル1をハンドル保持部2に取り付けた状態を示す平面図、(b)は操作ハンドル1の平面図、(c)は操作ハンドル1の右側面図、(d)は操作ハンドル1の底面図、(e)はハンドル保持部2の平面図、(f)は(e)内A−A視断面図である。また、図3(b)は操作ハンドル1をハンドル保持部2から取り外して示す概略斜視図である。
図2と図3(b)は第2の実施の形態を示し、図2(a)は操作ハンドル1をハンドル保持部2に取り付けた状態を示す平面図、(b)は操作ハンドル1の平面図、(c)は操作ハンドル1の右側面図、(d)は操作ハンドル1の底面図、(e)はハンドル保持部2の平面図、(f)は(e)内A−A視断面図である。また、図3(b)は操作ハンドル1をハンドル保持部2から取り外して示す概略斜視図である。
第2の実施の形態も、第1の実施の形態と略同様である。異なる点は、第1の実施の形態の係止用突起17が長方形板状(図3(a)等参照)であったのに対し、第2の実施の形態の係止用突起170は、図3(b)等に示すように、手掛部11寄りの側面170cが、板面に垂直な方向から見て、扇状の曲面を成すように形成されている点である。
かかる構成であるため、第2の実施の形態では、操作ハンドル1をハンドル保持部2から取り外すべく、ハンドル保持部2の底板部21に沿う方向(図3(b)内に矢印aで示す方向)へ引き抜こうとすると、操作ハンドル1の移動が、扇状の曲面170cの作用によって回転方向(図3(b)内に矢印bで示す方向)へ案内される。
このため、操作ハンドル1を引き抜こうとする先に、トランクルームの内壁や荷物等の障害物が有る場合でも、それらに妨げられることなく取り外すことができる。
このため、操作ハンドル1を引き抜こうとする先に、トランクルームの内壁や荷物等の障害物が有る場合でも、それらに妨げられることなく取り外すことができる。
[3]変形例:
前記第1及び第2の実施の形態では、嵌合用突起15aが操作ハンドル1の延設部13の側面に設けられ、対応する嵌合用凹部25aがハンドル保持部2の側板部23aに設けられているが、これらは、逆に設けられていてもよい。
同様に、前記第1及び第2の実施の形態では、嵌合用突起15bが操作ハンドル1の延設部13の側面に設けられ、対応する嵌合用凹部25bがハンドル保持部2の側板部23bに設けられているが、これらは、逆に設けられていてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態では、係止用突起17,170が操作ハンドル1の延設部13の裏面(構成1〜4の板面;トランクルーム内壁側に向く面)に立設されており、対応する係止穴(構成1〜4の係止用凹部)27,270がハンドル保持部2の底板部21に設けられているが、これらは、逆に設けられていてもよい。
前記第1及び第2の実施の形態では、嵌合用突起15aが操作ハンドル1の延設部13の側面に設けられ、対応する嵌合用凹部25aがハンドル保持部2の側板部23aに設けられているが、これらは、逆に設けられていてもよい。
同様に、前記第1及び第2の実施の形態では、嵌合用突起15bが操作ハンドル1の延設部13の側面に設けられ、対応する嵌合用凹部25bがハンドル保持部2の側板部23bに設けられているが、これらは、逆に設けられていてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態では、係止用突起17,170が操作ハンドル1の延設部13の裏面(構成1〜4の板面;トランクルーム内壁側に向く面)に立設されており、対応する係止穴(構成1〜4の係止用凹部)27,270がハンドル保持部2の底板部21に設けられているが、これらは、逆に設けられていてもよい。
[4]ロック装置:
ロック装置を模式的に示す図4を参照して、ロック機構を説明する。
ロック機構は、車体とトランクリッドの一方に設けられるストライカ(不図示)を、車体とトランクリッドの他方に設けられるロック装置(フック502等を備えた装置)で係止することにより、両者をロックする機構である。
ロック装置を模式的に示す図4を参照して、ロック機構を説明する。
ロック機構は、車体とトランクリッドの一方に設けられるストライカ(不図示)を、車体とトランクリッドの他方に設けられるロック装置(フック502等を備えた装置)で係止することにより、両者をロックする機構である。
図4に示すロック装置は、ベースプレート511の所定部位に、フック502、ラチェット503、オープンレバー522等の部材を組み付けて成る。
ベースプレート511は、ストライカ進入用の切欠部511bを有する。ストライカについては図示を省略するが、これは、従来より公知の構成を採用できる。トランクリッドを閉めることにより、ストライカが切欠部511bに進入する。
ベースプレート511には孔511cが形成されており、この孔511cを通して、後述するオープンレバー522のロッド結合腕5222の先端が、ベースプレート511の反対面側に突出されている。図4に点線で示す部分が、反対面側への突出部分である。
ベースプレート511は、ストライカ進入用の切欠部511bを有する。ストライカについては図示を省略するが、これは、従来より公知の構成を採用できる。トランクリッドを閉めることにより、ストライカが切欠部511bに進入する。
ベースプレート511には孔511cが形成されており、この孔511cを通して、後述するオープンレバー522のロッド結合腕5222の先端が、ベースプレート511の反対面側に突出されている。図4に点線で示す部分が、反対面側への突出部分である。
ベースプレート511の切欠部511bの近傍部位には、フック502が、ピン572を用いて回動自在に取り付けられている。また、フック502の近傍部位に、ベースプレート511の切欠部511bを挟むようにして、ラチェット503が、同様にピン573を用いて回動自在に取り付けられている。さらに、フック502のバネ係止腕先端502cと、ラチェット503のバネ係止腕先端503cとの間には、コイルスプリング504が架け渡されている。これにより、フック502のバネ係止腕先端502cとラチェット503のバネ係止腕先端503cとは、それぞれの支持ピン572,573を回動軸として引張方向(相互に近づく方向)に付勢される。
フック502は、爪502bと係止片502aを有する。
爪502bは、ベースプレート511の切欠部511bに進入するストライカに押されてフック502が反時計方向(図4;以下同様)へ回動するときに、ラチェット503の対応部位を押して、時計方向へ回動させる。また、ストライカの進入後には、ラチェット503の爪503aと噛み合う。これにより、ラチェット503によるフック502の歯止めが実現する。
係止片502aは、ストライカの進入後、該ストライカを係止する。即ち、ラチェット503により歯止めされている状態で、ストライカを係止する。
こうして、トランクリッドと自動車の車体側とのロックが実現する。
爪502bは、ベースプレート511の切欠部511bに進入するストライカに押されてフック502が反時計方向(図4;以下同様)へ回動するときに、ラチェット503の対応部位を押して、時計方向へ回動させる。また、ストライカの進入後には、ラチェット503の爪503aと噛み合う。これにより、ラチェット503によるフック502の歯止めが実現する。
係止片502aは、ストライカの進入後、該ストライカを係止する。即ち、ラチェット503により歯止めされている状態で、ストライカを係止する。
こうして、トランクリッドと自動車の車体側とのロックが実現する。
ベースプレート511の略中央部位には、オープンレバー522が、ピン(不図示)を用いて回動自在に取り付けられている。このオープンレバー522には、該オープンレバー522を時計方向へ付勢するバネ522aが取り付けられている。
このオープンレバー522は、中央の基部から略放射状に延設された、ロッド結合腕5222、ワイヤ掛止腕5223、及び、歯止め解除腕5224を有する。図示のように、これらの各腕部は、単一の部材であるオープンレバー522として一体に構成されている。
このオープンレバー522は、中央の基部から略放射状に延設された、ロッド結合腕5222、ワイヤ掛止腕5223、及び、歯止め解除腕5224を有する。図示のように、これらの各腕部は、単一の部材であるオープンレバー522として一体に構成されている。
オープンレバー522のロッド結合腕5222は先端部に長孔52221を有し、この長孔52221にリンクロッド517の先端部が挿入されて、組付具を用いて取り付けられている。このリンクロッド517は、トランクリッドに設けられているキー挿入口に挿入された主キーの開扉操作や、車室内の運転席付近に設けられているトランクレバー540の操作をオープンレバー522に伝達して、該オープンレバー522を開扉方向(反時計方向)へ回動させる。
また、オープンレバー522のワイヤ掛止腕5223の先端には、ワイヤ531先端の止め具531aが掛止されており、トランク内に設けられたハンドル保持部2により保持されている操作ハンドル1の操作力(引張力)を、ワイヤ531を介してオープンレバー522に伝達して、該オープンレバー522を開扉方向(反時計方向)へ回動させる。
このオープンレバー522の歯止め解除腕5224の先端にはラチェット押し部が設けられており、オープンレバー522が開扉方向(反時計方向)へ回動すると、歯止め解除腕5224の先端のラチェット押し部がラチェット503の受け部503dに当接して時計方向へ回動させる。これにより、ラチェット503の歯503aと、フック502の爪502bとの噛み合いが解除される。言い換えれば、ラチェット503によるフック502の歯止めが解除される。
こうして、ラチェット503によるフック502の歯止めが解除されると、フック502は、コイルスプリング504の付勢力によって時計方向へ回動する。これにより、フック502の係止片502aに係止されていたストライカが係止を解除されて、ベースプレート511の切欠部511bから離脱する。即ち、ロックが解除される。
以上のように、本ロック装置では、自動車のトランク内に設けられたハンドル保持部2により保持されている操作ハンドル1の操作により、又は、車室内の運転席付近に設けられているトランクレバー540の操作により、又は、トランクのキー挿入口にキーを挿入してキーロータ550を開扉方向に回すことにより、これらの操作力を直接的に受けるオープンレバー522を開扉方向へ回動させて、ロックを解除することができる。
1 操作ハンドル
11 手掛部
13 延設部
15a 嵌合用突起
15b 嵌合用突起
17 係止用突起
17c 係止用突起の手掛部寄りの側面
170 係止用突起
170c 係止用突起の手掛部寄りの扇状の側面
2 ハンドル保持部
21 底板部
22 収容空間
23a 側板部
23b 側板部
23c 先端側板部
25a 嵌合穴(嵌合用凹部)
25b 嵌合穴(嵌合用凹部)
27 係止穴(係止用凹部)
270 係止穴(係止用凹部)
502 フック
503 ラチェット
522 オープンレバー
531 ワイヤ
11 手掛部
13 延設部
15a 嵌合用突起
15b 嵌合用突起
17 係止用突起
17c 係止用突起の手掛部寄りの側面
170 係止用突起
170c 係止用突起の手掛部寄りの扇状の側面
2 ハンドル保持部
21 底板部
22 収容空間
23a 側板部
23b 側板部
23c 先端側板部
25a 嵌合穴(嵌合用凹部)
25b 嵌合穴(嵌合用凹部)
27 係止穴(係止用凹部)
270 係止穴(係止用凹部)
502 フック
503 ラチェット
522 オープンレバー
531 ワイヤ
Claims (4)
- トランクリッドのロック機構にワイヤを介して連携される操作ハンドルと、トランクルームの内壁面に設けられて前記操作ハンドルを保持するハンドル保持部とから成り、該ハンドル保持部から前記操作ハンドルを離脱させることにより前記ワイヤの引張によるロック解除を可能にするロック解除操作具であって、
前記操作ハンドルは、操作者が手を掛けるための手掛部と、該手掛部から延設され先端に前記ワイヤが連結される板状の延設部とを有し、
前記ハンドル保持部は、トランクルームの内壁面に取り付けられる底板部と、該底板部の両側縁からそれぞれ立設された2つの側板部を有するとともに、該2つの側板部と前記底板部とで囲まれる空間を前記操作ハンドルの延設部の収容空間と成し、
前記延設部が前記収容空間へ収容されたときに対面する該延設部の両側面と前記ハンドル保持部の2つの側板部とは、何れか一方に嵌合用突起が設けられているとともに、他方には該嵌合用突起に対応する嵌合用凹部が設けられており、
前記延設部が前記収容空間へ収容されたときに対面する該延設部の板面と前記ハンドル保持部の底板部とは、何れか一方に係止用突起が立設されているとともに、他方には該係止用突起を遊嵌状態で係止する係止用凹部が設けられており、
前記延設部を前記収容空間に収容し、前記嵌合用突起と該嵌合用突起に対応する嵌合用凹部とをそれぞれ嵌合することにより前記操作ハンドルを前記ハンドル保持部に保持させるとともに、前記係止用突起を前記係止用凹部に遊嵌状態で係止する、
ことを特徴とするロック解除操作具。 - 請求項1に於いて、
前記係止用突起は板状を成し、その板面は、前記延設部が前記収容空間に収容された状態に於いて該延設部の延設方向に沿う向きを成すように立設されている、
ことを特徴とするロック解除操作具。 - 請求項2に於いて、
前記板状の係止用突起は、前記延設部が前記収容空間に収容された状態に於いて前記操作ハンドルの手掛部寄りである側面が扇状の曲面を成し、前記操作ハンドルが前記ハンドル保持部の底板部に沿う方向へ引かれるときに該操作ハンドルの移動を前記扇状の曲面で回転方向へ案内する、
ことを特徴とするロック解除操作具。 - 請求項1〜3の何れかのロック解除操作具を備えたトランクリッドのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008066759A JP2009221724A (ja) | 2008-03-14 | 2008-03-14 | ロック解除操作具、ロック装置 |
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Family
ID=41238780
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2009221724A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014047521A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Mitsui Kinzoku Act Corp | トランクロック装置 |
JP2017057715A (ja) * | 2016-12-12 | 2017-03-23 | 三井金属アクト株式会社 | トランクロック装置 |
CN113389448A (zh) * | 2021-05-25 | 2021-09-14 | 东风柳州汽车有限公司 | 应急开启手柄、车辆滑门及车辆 |
-
2008
- 2008-03-14 JP JP2008066759A patent/JP2009221724A/ja active Pending
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CN113389448B (zh) * | 2021-05-25 | 2022-07-22 | 东风柳州汽车有限公司 | 应急开启手柄、车辆滑门及车辆 |
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