JP3054221B2 - 着色微粒子の製造方法 - Google Patents

着色微粒子の製造方法

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JP3054221B2 JP3084969A JP8496991A JP3054221B2 JP 3054221 B2 JP3054221 B2 JP 3054221B2 JP 3084969 A JP3084969 A JP 3084969A JP 8496991 A JP8496991 A JP 8496991A JP 3054221 B2 JP3054221 B2 JP 3054221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着色微粒子の製造方法
に関するものである。詳しく述べると、電子写真法、静
電記録法、静電印刷法等において形成される静電潜像を
現像するための着色微粒子の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真法において、受像シート上に形
成されたトナー画像を、シート上に永久定着する方法と
しては加熱ローラー定着法が広く普及している。この方
法は、加熱ローラー表面と、被定着シートの画像面が圧
接触するので、トナー画像を被定着シートに熱溶着する
際の熱効率が優れ、迅速定着が行なえるので、電子写真
複写機には極めて好適である。しかしながら、該方法
は、上記のごとき利点があるとはいえ、オフセット現象
の発生という重大な問題がある。これは、定着時に像を
形成するトナーの一部が熱ローラー表面に付着し、これ
がつぎの転写紙上に転移して画像を汚すという現象であ
る。
【0003】オフセット現象を防止する対策としては、
ローラーの材質を選択する以外に、熱ローラーへ離型剤
としてシリコーンオイル等を塗布したり、あるいは低軟
化点ワックスを離型剤としてトナー中に含有させたり、
溶融トナー間の凝集力を向上させるために分子量分布を
広げるなどの対策が行なわれている。
【0004】このようなトナーの製法としては、従来か
ら、定着樹脂媒質中に着色剤、電荷制御剤、その他のト
ナー成分とともにワックスを添加して溶融混練し、得ら
れる塊状体を微粉砕することにより製造する方法が行な
われているが、該方法においては、定着樹脂とワックス
との相溶性が悪いために、ワックスの配合割合が異な
り、ワックスの粒径が大きくなり、トナー粒子表面に遊
離して存在するようになり、トナーの定着性および耐ブ
ロッキング性に悪影響を与えるため、ワックスが均一に
分散したトナーを与えることは極めて困難である。
【0005】そこで、上記問題点を解決するために、特
開昭60−230,665号および特開昭60−23
8,845号公報には、ワックスを重合性単量体に配合
し、該重合性単量体を重合することによりトナーを得
る、いわゆる重合法によるトナーの製造方法が提案され
ている。しかしながら、この場合にも、重合性単量体中
のワックス成分は凝集した状態にあり、生成した各トナ
ー中のワックス成分量にばらつきを生じたり、あるいは
トナー中心部にワックスが凝集したりしてトナー個々の
帯電特性、定着性、流動性および耐ブロッキング性を満
足し得るトナーは得られていない。
【0006】そこで、特開昭62−295,073号公
報においては、いったんワックスを重合性組成物中に溶
解したのちに析出させることにより重合性組成物中でワ
ックスを微粒子状に析出させ、その後に懸濁造粒して油
滴粒子を得て重合することが提案されている。
【0007】しかしながら、該方法では、ワックスの分
散粒子径を5μm以下にすることは可能であるが、微粒
子状に析出したワックス粒子と重合性単量体との界面エ
ネルギーが高く、相溶性が悪いために、冷却後の造粒工
程においてワックス粒子が再凝集し、懸濁により生成さ
れる各油滴粒子中のワックス成分量は、依然としてバラ
ツキを生じ、重合後に得られるトナーには、ワックス粒
子を核とした凝集物からなる不良粒子の混入したものが
得られ、帯電特性にも悪影響を与える。また、各トナー
のワックス成分が均一でないために、満足し得るオフセ
ット防止効果を得ることができず、未だ優れた耐オフセ
ット性、耐ブロッキング性および定着性を有するトナー
は得られていない。
【0008】このような問題点を解決するために、少な
くとも重合性単量体およびワックスからなる重合性組成
物をいったん加熱してワックスを溶解し、ついで冷却し
てワックスを析出させたのち、懸濁重合することによる
トナーの製造方法において、該重合組成物中にワックス
の析出時に該ワックスとともに析出する極性基含有重合
体を含有させ、ワックス極性基含有重合体複合粒子を
0.1〜3μmの微粒子に析出させることによる静電荷
像現像用着色微粒子の製造方法が提案されている(特開
平1−252,974号)。
【0009】しかしながら、このような方法は、析出し
たワックスの安定性が、極性基含有重合体を使用しない
場合に比べてある程度は改善させるがなお不充分であ
り、懸濁重合時にワックスが再凝集したり、粒子外への
はき出しが生じる、あるいは極性基含有重合体が着色微
粒子の帯電に悪影響を及ぼすという欠点がある。さらに
この様な重合性組成物を加熱することは、着色微粒子を
実際のプラントにおいて大量生産する場合において問題
があり、また重合を行なっても所望の品質のものが安定
性よく得られない虞れがある。
【0010】また特開平3−15861号公報には、重
合トナーの製造においてカーボンブラックを均一に分散
させるために、カーボンブラックを予め熱可塑性樹脂と
溶融混練しておき、これを重合性単量体に溶解分散させ
て乳化重合を行なうことが開示してあり、さらに同公報
にはワックスを熱可塑性樹脂に均一に分散させるため
に、カーボンブラックと熱可塑性樹脂とを溶融混練する
前後にあるいは同時にワックスを熱可塑性樹脂と溶融混
練することが示されている。
【0011】この方法においては、熱可塑性樹脂に分散
させたカーボンブラックならびにワックス微粒子がその
まま重合性単量体中で微粒子として重合性単量体中に分
散することが期待できる。しかしながら、このようにカ
ーボンブラックおよびワックスを熱可塑性樹脂のマトリ
ックスに単に分散させるのみでは、この混練物を重合性
単量体に溶解分散した場合におけるカーボンブラックお
よびワックス微粒子の分散性は十分に良好なものとはい
い難く、結果的に得られるトナーにおけるカーボンブラ
ックおよびワックス微粒子の偏在が生じ、帯電特性およ
び耐オフセット性の面で問題が残るものであった。また
同公報には、ワックスを熱可塑性樹脂に均一に分散させ
る別の方法として、ワックスを機械的に微粒子にしてか
ら重合性単量体に添加する、または加熱重合性単量体中
で溶融させ攪拌により分散させるて重合を行ない熱可塑
性樹脂を得ることも示されているが、これら方法では、
ワックスの熱可塑性樹脂への均一な微分散自体が、前記
したような他の文献に見られるような技術に関する検討
などからも明らかなように、実質的に困難であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、新規な着色微粒子の製造方法を提供することに
ある。本発明の他の目的は、耐オフセット性、耐ブロッ
キング性、定着性および帯電安定性に優れた着色微粒子
の製造方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、ワックスが着色微粒子中に微粒子状に均一に分散し
た着色微粒子の製造方法を提供することにある。本発明
のさらに他の目的は、工業上実用性の高い着色微粒子の
製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決しようとするための手段】これらの諸目的
は、カーボンブラック100重量部と、分子中にアジリ
ジン基、オキサゾリン基、N−ヒドロキシアルキルアミ
ド基、エポキシ基およびチオエポキシ基からなる群から
選ばれる少なくとも1種の官能基を有する重合体(A)
50〜2000重量部と、ワックス1〜100重量部と
を60〜200℃において混練してなる組成物を、重合
性単量体中に均一分散させた後、該重合性単量体を水性
媒体中で懸濁重合を行なうことを特徴とする重合着色微
粒子の製造方法によって達成される。
【0014】
【作用】このように本発明の製造方法においては、まず
カーボンブラックと重合体(A)とワックスとの混練時
において、混練機等による剪断力により安全にかつ安定
性よくワックスを重合体(A)のマトリックス中に微分
散させ、同時にカーボンブラックに少なくとも一部の重
合体(A)をグラフトさせ、カーボンブラックをカーボ
ンブラックグラフトポリマーとする。次にこのようにワ
ックスを微分散させたカーボンブラックおよび重合体
(A)の混練組成物を重合性単量体に分散させると、重
合体(A)のマトリックス中に微分散されていたワック
スはそのまま微粒子として重合性単量体中に均一に分散
し、またカーボンブラックも良好な分散性を有するグラ
フト化された形態で微分散することにより重合性単量体
中に均一に分散する。従って、この重合性単量体を水性
媒体中で懸濁させると、水性媒体中に分散された重合性
単量体の個々の液滴中には均一に分散されてなるカーボ
ンブラックおよびワックス微粒子が存在することとな
り、重合後にはワックスが微細にかつ均一に分散してな
りまたカーボンブラックの偏在もない着色微粒子が得ら
れるものである。
【0015】以下、本発明を実施態様に基づきより詳細
に説明する。本発明の製造方法において使用されるカー
ボンブラックとしては、その表面に官能基としてカルボ
キシル基および/またはヒドロキシル基を有するもので
あればよく、例えばファーネスブラック、チャンネルブ
ラック、アセチレンブラック、ランプブラック等のいず
れの種類のものを用いることができ、通常の市販品をそ
のまま使用できるが、該カーボンブラックと反応性を有
する重合体の反応基がエポキシ基またはチオエポキシ基
の場合は、カーボンブラックのpHが高いと反応性が低
くなるために、カーボンブラックとしてはpHが8以
下、好ましくは6以下の範囲のものが望ましい。なお、
カーボンブラックのpHの試験法はJISK 6211
によるものである。
【0016】本発明の製造方法において使用される重合
体(A)としては、例えば、アジリジン基、オキサゾリ
ン基、N−ヒドロキシアルキルアミド基、エポキシ基お
よびチオエポキシ基などより選ばれる少なくとも1種の
反応性基を分子内に有するビニル系ポリマー、ポリエス
テル、ポリエーテル等の重合体が用いられ得る。この重
合体(A)は、ワックスおよびカーボンブラックと加熱
混練されることで、ワックスを微分散させると同時にカ
ーボンブラックにグラフト化し得るものであり、上記の
ような反応性官能基を有することが最終的に得られる着
色微粒子におけるワックスとカーボンブラックの分散性
の均一さを高めることとなる。
【0017】このような重合体(A)を得る方法として
は、例えば、(1)前記の反応性基を分子内に有する重
合性単量体(以下、単量体(a)と称する。)を、必要
によりその他の重合性単量体(以下、単量体(b)と称
する。)と共に、重合する方法、(2)前記の反応性基
を分子内に有する化合物(以下、化合物(c)と称す
る。)を、該化合物(c)と反応し得る基を有する重合
体(以下、重合体(d)と称する。)に反応させて前記
反応性基を重合体(d)に導入する方法、(3)前記反
応性基以外の反応性基を分子内に有する重合体(以下、
重合体(e)と称する。)を用い、これを公知の方法に
より該反応性基を有する重合体Aに変換させる方法等を
挙げることができる。
【0018】上記(1)の方法において使用できる単量
体(a)としては、
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【化37】
【化38】
【化39】
【化40】
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【化45】
【化46】
【化47】
【化48】
【化49】
【化50】
【化51】
【化52】
【化53】
【化54】 等で表されるアジリジン基含有重合性単量体類;2−ビ
ニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−メチル−2
−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−2−オキサ
ゾリン、2−ビニル−4−エチル−2−オキサゾリン、
2−ビニル−5−エチル−2−オキサゾリン、2−イソ
プロペニル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−
4−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−
5−メチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−
4−エチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−
5−エチル−2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−
4,5−ジメチル−2−オキサゾリンなどのオキサゾリ
ン基含有重合性単量体類;N−ヒドロキシメチルアクリ
ルアミド、N−ヒドロキシエチルアクリルアミド、N−
ヒドロキシブチルアクリルアミド、N−ヒドロキシイソ
ブチルアクリルアミド、N−ヒドロキシ−2−エチルヘ
キシルアクリルアミド、N−ヒドロキシシクロヘキシル
アクリルアミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミ
ド、N−ヒドロキシエチルメタクリルアミド、N−ヒド
ロキシブチルメタクリルアミド、N−ヒドロキシイソブ
チルメタクリルアミド、N−ヒドロキシ−2−エチルヘ
キシルメタクリルアミド、N−ヒドロキシシクロヘキシ
ルメタクリルアミドなどのN−ヒドロキシアルキルアミ
ド基含有重合性単量体類;
【化55】
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】
【化60】
【化61】
【化62】
【化63】
【化64】
【化65】
【化66】
【化67】 (但し、これらの式中のR1 は水素またはメチル基を示
し、nは0または1〜20の整数である。)等の式で表
されるエポキシ基含有重合性単量体類;
【化68】
【化69】
【化70】
【化71】
【化72】
【化73】
【化74】
【化75】
【化76】
【化77】
【化78】
【化79】
【化80】 (但し、これらの式中のR1 およびnはエポキシ基含有
重合性単量体の場合と同様である。)等で表わされるチ
オエポキシ基含有重合性単量体類を挙げることができ、
これらの群から選ばれる1種または2種以上を使用する
ことができる。
【0019】(1)の方法において必要により使用でき
る単量体(b)としては、単量体(a)と共重合し得る
ものであれば特に限定されず、例えばスチレン、o−メ
チルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−
tert−ブチルスチレン、p−フェニルスチレン、o−ク
ロルスチレン、m−クロルスチレン、p−クロルスチレ
ン等のスチレン系モノマー;アクリル酸、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ド
デシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−
オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル、メタクリル酸ステアリル等のアクリル酸
あるいはメタクリル酸系モノマー;エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリルニト
リル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニル
ピロリドン等が挙げられ、これらの1種または2種以上
を用いることができる。
【0020】(1)の方法により反応性基を有する重合
体(A)を得るには、単量体(a)を、必要により単量
体(b)と共に、従来公知の重合方法、例えば塊状重合
法、懸濁重合法、乳化重合法、沈殿重合法、溶液重合法
等によって重合すればよい。
【0021】(2)の方法において使用できる化合物
(c)としては、例えば、 (2-1)前記反応性基の1種を分子内に2個以上有する化
合物、 (2-2)前記反応性基の2種以上を分子内に有する化合
物、 (2-3)前記反応性基の1種以上と前記反応性基以外の基
とを分子内に有する化合物 等を挙げることができる。但し(2-3) 項に記載の前記反
応性基以外の基とはアジリジン基、オキサゾリン基、N
−ヒドロキシアルキルアミド基、エポキシ基およびチオ
エポキシ基以外のものであって、かつ後述の重合体
(d)に含まれる基を反応し得るものであり、例えばイ
ソシアネート基、アミノ基、カルボキシル基、ヒドロキ
シル基、ビニル基、ハロゲン基がこれに該当するもので
ある。
【0022】(2)の方法における重合体(d)とは、
前記(2-1) 〜(2-3) 項に記載した化合物cと反応し得る
基を有するビニル系重合体、ポリエステル、ポリエーテ
ル等である。化合物(c)と反応し得る基としては、例
えばヒドロキシル基(フェノール性ヒドロキシル基を含
む)、カルボキシル基、キノン基、アミノ基、エポキシ
基等を挙げることができ、これらの基を有する重合体
(d)はラジカル重合、重縮合等の公知の重合手段で容
易に得ることができる。
【0023】(2)の方法により反応性基を有する重合
体(A)を得るには、化合物(c)と重合体(d)とを
前記反応性基の少なくとも1個が未反応で残存する条件
を選択して反応すればよい。
【0024】(3)の方法における重合体(e)は、ア
ジリジン基、オキサゾリン基、N−ヒドロキシアルキル
アミド基、エポキシ基またはチオエポキシ基に変換でき
る基、例えばビニル基、カルボキシル基、クロルヒドリ
ン基、グリコール基等を分子内に有する重合体で、これ
らは従来公知の方法により容易にアジリジン基、オキサ
ゾリン基、N−ヒドロキシアルキルアミド基、エポキシ
基および/またはチオエポキシ基を有する重合体(A)
とすることができる。
【0025】重合体(A)の分子量としては、ワックス
の微細化および分散性、ならびにカーボンブラックに対
する顕著な処理効果やカーボンブラックとの反応時の作
業性の面で数平均分子量が500〜1,000,000
の範囲とすることが好ましく、より好ましくは1,00
0〜50,000、最も好ましくは2,000〜10
0,000である。
【0026】また重合体(A)の反応性基のうち、アジ
リジン基、オキサゾリン基およびN−ヒドロキシアルキ
ルアミド基が最も好ましく、これらの反応性を有する重
合体(A)を用いる意義は、ワックスを微分散させると
同時に使用するカーボンブラックの種類や状態に関わら
ず、温和な反応条件においてもカーボンブラックと重合
体(A)とが非常に高いグラフト効率で反応し、各種物
質への分散性に著しく優れたワックス分散体含有カーボ
ンブラックが得られるところにある。また、反応性基が
エポキシ基またはチオエポキシ基を有する重合体(A)
を用い、前記したようにpHが8以下のカーボンブラッ
クを処理する場合は、重合体(A)は反応性基を平均し
て1個以上有していなければならないが、該反応性基の
量が多量となる程カーボンブラックとの反応時に増粘し
て作業性が低下したり、得られるカーボンブラックグラ
フトポリマーの他の物質への分散性が悪くなるので、平
均して1分子中に1〜5個程度とするのが好ましく、よ
り好ましくは1〜2個、最も好ましくはエポキシ基また
はチオエポキシ基のいずれかを1個とするのが好適であ
る。
【0027】また本発明の製造方法において用いられる
ワックスとしては、特に制限はされるものではないが、
グラフト未変性ワックス単独もしくはグラフト未変性ワ
ックスとグラフト変性ワックスとの混合物であることが
望まれる。
【0028】グラフト未変性ワックスとしては、低分子
量ポリオレフィン、例えば低分子量ポリプロピレン、低
分子量ポリエチレン、パラフィンワックス等があり、該
低分子量ポリオレフィンの分子量は、1,000〜2
0,000、特に2,000〜10,000が好まし
い。ポリオレフィンワックスとして、例えばビスコール
330−P、ビスコール550−P、ビスコール660
−P、ビスコールTS−200(以上、三洋化成(株)
製、ポリプロピレン)、ハイワックス1100P、ハイ
ワックス800P、ハイワックス400P、ハイワック
ス200P、ハイワックス100P、ハイワックス44
00G、ハイワックス720P、ハイワックス410
P、ハイワックス420P、ハイワックス320P、ハ
イワックス210P、ハイワックス220P、ハイワッ
クス110P、ハイワックス405MP、ハイワックス
310MP、ハイワックス320MP、ハイワックス2
10MP、ハイワックス220MP、ハイワックス80
51E、ハイワックス4051E、ハイワックス405
2E、ハイワックス4202E、ハイワックス1105
A、ハイワックス2203A(以上、三井石油化学
(株)製、ポリエチレン)、サンワックス131−P、
サンワックス151P、サンワックス161−P、サン
ワックス165P、サンワックス171−P、サンワッ
クスLEL−250−P、サンワックスLEL−400
P、サンワックスLEL−800、サンワックスE−3
00、サンワックスE−250−P、(以上、三洋化成
(株)製、ポリエチレン)ポリワックス−400、ポリ
ワックス−500、ポリワックス−OH−465、ポリ
ワックス−1040(以上、東洋ベトロライト(株)
製、ポリエチレン)などが具体的に例示される。
【0029】またグラフト変性ワックスは、前記グラフ
ト未変性ワックスに後述するような重合性単量体をグラ
フト重合させたものである。この場合、得られるグラフ
ト変性ワックスは、官能基を有してもよいが、むしろ有
していない方が優れた効果が得られる。上記したように
ワックスとしてグラフト未変性ワックス単独で使用する
ことも可能であるが、用いるグラフト未変性ワックスの
種類にかかわらず重合安定性を考慮すると、該グラフト
変性ワックスの配合量は、未変性ワックスに対して0〜
100重量%、好ましくは0.1〜50重量%、最も好
ましくは0.2〜30重量%である。そのグラフト率
は、未変性ワックス100重量部当りにグラフト化され
る重合性単量体が5〜2,000重量部、好ましくは2
0〜400重量部である。すなわち、この範囲を外れた
場合は、グラフト未変性ワックスの種類によりグラフト
未変性ワックスの粒子径が大きくなりすぎ、後述するよ
うな懸濁重合中に未変性ワックスの吐き出しが起る虞れ
があるためである。
【0030】なおグラフト変性ワックスとしては、例え
ば三井ハイワックス HW1160H、HW1140
H、HW1120H、HW2235H(以上、三井石油
化学(株)製、スチレン変性)三井ハイワックスHW3
010R(三井石油化学(株)製、スチレン/アクリル
変性)等が市販のものとして得られる。なお、この場
合、グラフト化される重合性単量体は、後述する懸濁重
合に使用される重合性単量体と同一であることが望まし
い。したがって、例えば重合性単量体の必須成分として
スチレンを用いる場合には、スチレンによるグラフト変
性ワックスを使用することが望ましい。
【0031】本発明の製造方法においては、まず上記し
たようなカーボンブラックと重合体(A)とワックスと
を混練する。なお、これらの3つの混練は同時に行なっ
ても、あるいはいずれか2つを混練した後、残りの1つ
を加えてさらに混練を行なってもよい。
【0032】ワックスの配合量としては、カーボンブラ
ック100重量部、重合体(A)50〜2000重量部
に対して、ワックス1〜100重量部、より望ましくは
2〜50重量部、さらに望ましくは2〜30重量部程度
が適当である。すなわちカーボンブラック100重量
部、重合体(A)50〜2000重量部に対するワック
スの配合量が1重量部未満であると、得られる着色微粒
子におけるオフセット防止効果が十分なものとならない
ためであり、一方100重量部を越えると十分に混練を
行なってもカーボンブラックと重合体(A)との混練組
成物中にワックスをうまく微分散できないのみならず、
得られる着色微粒子の流動性および帯電特性が低下する
からである。
【0033】本発明において、このようなカーボンブラ
ックと重合体(A)とワックスとを混練する工程に際
し、必要に応じて、分子量1,000〜1,000,0
00を有する他の重合体をカーボンブラックと重合体
(A)とワックスとの総量100重量部に対し1〜10
0重量部添加して混練し、混練条件を適当に調節しても
よい。このように必要に応じて配合可能な他の重合体と
しては、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。
【0034】このようなワックスとカーボンブラックと
重合体(A)との混練は、例えば一軸型押出機あるいは
二軸型押出機等の連続式混練機、あるいはニーダー、バ
ンバリーミキサー等のバッチ式混練機などの任意の装置
を用いて行なうことができる。この混練において、ワッ
クス、重合体(A)もしくはカーボンブラックを変性さ
せることなく、かつカーボンブラックと重合体(A)と
の混練組成物中にワックスを均一にかつ微分散させるた
めに、使用するワックスの種類によっても左右される
が、一般に攪拌温度は60℃〜200℃であることが望
まれ、より好ましくはカーボンブラックと重合体(A)
とワックスの混練温度をtmix 、ワックスの軟化温度を
s としたとき、以下の関係を満たすことが望まれる。 ts −50≦tmix ≦ts +50 なお、本明細書において述べるワックスの軟化温度は、
JIS K2531−1960に規定される方法(環球
法)により決定されたものである。
【0035】このようにカーボンブラックと重合体
(A)とワックスとを混練することで、ワックスは機械
的剪断力によって細粒化され、冷却後においてもカーボ
ンブラックと重合体(A)との混練組成物中に均一に微
分散している。より具体的には、このような混練によっ
て、ワックスが平均粒子径0.1〜3μmの微粒子とし
て分散してなるワックス−カーボンブラック−重合体
(A)混練組成物が得られる。また、このような混練に
おいて少なくとも一部の重合体(A)は、カーボンブラ
ックにグラフト化される。本発明においては、このよう
にして混練時においてカーボンブラックグラフトポリマ
ーが生成するために、該カーボンブラックも均一に分散
した着色微粒子が得られ、高画質の画像が形成される。
【0036】次いで、本発明の製造方法においては、こ
のようにして得られたワックス−カーボンブラック−重
合体(A)混練組成物を、重合性単量体中に均一分散さ
せる。本発明で使用される重合性単量体として具体的に
は、α,β−エチレン性不飽和単量体があり、例えば、
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メトキ
シスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−フェニル
スチレン、o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、
p−クロルスチレン等のスチレン系モノマー;アクリル
酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブ
チル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オク
チル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタクリル酸ステアリル等のアクリル酸ある
いはメタクリル酸系モノマー;エチレン、プロピレン、
ブチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルピ
ロリドン等が挙げられ、これらの1種または2種以上が
用いられる。これらのうち、最終製品としての着色微粒
子の熱特性の点からスチレンを50重量%以上含有する
スチレン−(メタ)アクリル酸エステル混合物が最も好
ましい。
【0037】前記ワックス−カーボンブラック−重合体
(A)混練組成物をこのような重合性単量体中に添加混
合すると、該混練組成物中に含まれるカーボンブラック
は、前記したようにカーボンブラックグラフトポリマー
となっているために重合性単量体に対して良好な親和性
を示し、重合性単量体中に均一に分散する。また該混練
組成物中に微粒子として分散含有されていたワックス
は、微粒子としての形態を保持したまま重合性単量体中
に均一に分散される。すなわち、この重合性単量体への
混練組成物の添加混合においては、ワックスが溶融して
しまうような熱が加わることもないので、微粒子形状が
保持されるものである。
【0038】ワックス−カーボンブラック−重合体
(A)混練組成物の重合性単量体に対する配合量は、全
重合性単量体100重量部に対して該混練組成物1〜3
00重量部、より好ましくは10〜100重量部程度で
ある。すなわち全重合性単量体100重量部に対する該
混練組成物の配合量が1重量部未満であると、得られる
着色微粒子におけるオフセット防止効果が十分なものと
ならないためであり、一方300重量部を越えると得ら
れる着色微粒子の流動性および帯電特性が低下するから
である。なお、ここでいう基準となる全重合性単量体と
は、上記したように該混練組成物が直接添加混合される
重合性単量体のみでなく、懸濁重合に先立ち必要により
別途水性媒体中へ添加される重合性単量体をも含むもの
である。
【0039】本発明の製造方法によれば、このようにワ
ックス−カーボンブラック−重合体(A)混練組成物を
均一分散させてなる重合性単量体を水性媒体中に懸濁さ
せて重合を行なう。重合温度としては、50〜90℃、
好ましくは60〜80℃程度が適当である。この懸濁重
合は、粒子径の規制を行なった後あるいは粒子径の規制
を行ないながら反応を行なうことが好ましいが、特に、
粒子径の規制を行なった後に反応を行なうことが好まし
い。この粒子径の規制は、例えば、所定の成分を水性媒
体に分散させた懸濁液をT.K.ホモミキサーにより撹
拌して行なう。あるいはラインミキサー(例えばエバラ
マイルダー)等の高速撹拌機に1回ないし数回通過させ
ることにより行われる。
【0040】また必要に応じて、上記混練組成物を均一
分散させてなる重合性単量体を水性媒体中に懸濁後、重
合に先立ち、さらに別途重合性単量体を水性媒体中に添
加してもよい。またさらに得ようとする着色微粒子の組
成に応じて、上記混練組成物を均一分散させてなる重合
性単量体に対して、あるいはこの重合性単量体が懸濁さ
れてなる水性媒体に対して磁性粉、あるいは付加的な着
色剤を添加してもよい。
【0041】磁性体としては、例えば鉄、コバルト、ニ
ッケル等の強磁性金属の粉体、マグネタイト、ヘマタイ
ト、フェライト等の金属化合物の粉体等が用いられ得
る。なおこれら磁性体は、着色剤としても使用すること
ができる。
【0042】また付加的に添加される着色剤としては、
当業者に周知の各種染料および顔料等であり、有機およ
び無機の如何を問わない。その具体例としては、例えば
カーボンブラック、ニグロシン染料、アニリンブラッ
ク、ランプブラック、オイルブラック、アゾオイルブラ
ック、酸化銅等が挙げられ、必要であればこれら2種以
上を併用して用いてもよい。なお、カーボンブラックを
用いる場合には、上記したような重合体(A)のごとき
カーボンブラックに対し重合性を有する重合体で予め処
理したカーボンブラックグラフトポリマーとすることが
望ましく、カーボンブラック以外の着色剤を用いる場合
も、特開平1−118,573号公報に記載の方法によ
り得れる表面処理された着色剤が好適である。
【0043】また懸濁重合時に架橋剤を添加してもよ
い。架橋剤としては、例えば、ジビニルベンゼン、ジビ
ニルナフタリン、これらの誘導体等の芳香族ジビニル化
合物、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレ
ングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコー
ルジメタクリレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、アリルメタクリレート、t−ブチルアミノエ
チルメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタ
クリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート
等のごときジエチレン性不飽和カルボン酸エステル、
N,N−ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニ
ルサルファイド、ジビニルスルホン酸の全てのジビニル
化合物および3個以上のビニル基を有する化合物が挙げ
られる。更に、ポリブタジエン、ポリイソプレン、不飽
和ポリエステル、クロロスルホン化ポリオレフィン等も
有効である。
【0044】懸濁重合に用いる安定剤としては、ポリビ
ニルアルコール、デンプン、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ポリアクリル酸ナトリウム、ポリメタクリル酸ナトリウ
ム等の水溶性高分子;アニオン性界面活性剤、カチオン
性界面活性剤、両性イオン界面活性剤、ノニオン性界面
活性剤等の界面活性剤等があり、その他硫酸バリウム、
硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、リ
ン酸カルシウム、タルク、粘土、ケイソウ土、金属酸化
物粉末等が用いられる。
【0045】アニオン性界面活性剤としては、オレイン
酸ナトリウム、ヒマシ油カリ等の脂肪酸塩、ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル
硫酸エステル塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタ
レンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、ジアルキル
スルホコハク酸塩、アルキルリン酸エステル塩、ナフタ
レンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキル硫酸エステル塩等がある。ノニオン性
界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルアミン;グリセリン脂肪酸エス
テル、オキシエチレン−オキシプロピレンブロックポリ
マー等がある。カチオン性界面活性剤としては、ラウリ
ルアミンアセテート、ステアリルアミンアセテート等の
アルキルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムク
ロライド等の第四級アンモニウム塩等がある。両性イオ
ン界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミンオキサ
イド等がある。
【0046】これら安定剤は、得られる重合着色微粒子
の粒子径が2〜20μm、好ましくは3.5〜15μm
となるように、その組成や使用量を適宜調節して使用す
べきものである。例えば、安定剤として水溶性高分子を
用いる場合は、重合性単量体成分に対して0.01〜2
0重量%、好ましくは0.1〜10重量%とするのが好
適である。界面活性剤の場合は、重合性単量体成分に対
して0.01〜10重量%、好ましくは、0.1〜5重
量%とするのが好適である。
【0047】重合に用いる重合開始剤としては、通常懸
濁重合に用いられる油溶性の過酸化物系あるいはアゾ系
開始剤が利用できる。一例を挙げると、例えば、過酸化
ベンゾイル、過酸化ラウロイル、過酸化オクタノイル、
オルソクロロ過酸化ベンゾイル、オルソメトキシ過酸化
ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジイ
ソプロピルパーオキシジカーボネート、キュメンハイド
ロパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、
t−ブチルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベ
ンゼンハイドロパーオキサイド等の過酸化物系開始剤、
2,2´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´−ア
ゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2
´−アゾビス−2,3−ジメチルブチロニトリル、2,
2´−アゾビス−(2−メメチルブチロニトリル)、
2,2´−アゾビス−2,3,3−トリメチルブチロニ
トリル、2,2´−アゾビス−2−イソプロピルブチロ
ニトリル、1,1´−アゾビス−(シクロヘキサン−1
−カルボニトリル)、2,2´−アゾビス−(4−メチ
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2−(カル
バモイルアゾ)イソブチロニトリル、4,4´−アゾビ
ス−4−シアノバレリン酸、ジメチル−2,2´−アゾ
ビスイソブチレート等がある。該重合開始剤は、重合性
単量体に対して、0.01〜20重量%、特に、0.1
〜10重量%使用されるのが好ましい。
【0048】このようにして重合性単量体成分を懸濁重
合させて着色微粒子を得る際に、該単量体成分中に他の
重合体、例えばポリエステル等を存在させてもよく、更
に、重合度を調整するための連鎖移動剤等公知の添加剤
を適宜配合してもよい。こうして得られる着色微粒子は
平均粒子径が2〜20μm、好ましくは3.5〜15μ
mで粒子径分布が粒子径の変動係数で0〜80%、好ま
しくは1〜50%のコントロールされた球状を呈してい
る。
【0049】また、本発明の製造方法において、電荷調
整のための電荷制御剤や流動化剤等の通常の着色微粒子
に常用させる添加剤を適宜配合することは可能である。
電荷制御剤を配合せしめる方法は特に制限されるもので
はなく、従来公知のいかなる方法も採用できる。例え
ば、着色剤を分散せしめた重合性単量体を重合する際に
電荷制御剤を予め該単量体内に含ませておく方法や、本
発明の着色微粒子を電荷制御剤で後処理して着色微粒子
表面に電荷制御剤を付着せしめる方法等を適宜採用でき
る。しかしながら、好ましくは、カーボンブラックと重
合体(A)とワックスとの溶融混練時に添加する方法を
用いることが望まれる。
【0050】
【実施例】以下、実施例による本発明を詳細に説明する
が本発明は以下の実施例によって限定されるものではな
い。なお、以下実施例および比較例中の「部」は、特に
ことわらない限りすべて重量による。
【0051】合成例1 撹拌機、不活性ガス導入管、還流冷却管および温度計を
備えてフラスコにポリビニルアルコール(PVA−20
5、クラレ(株)製)0.1部を溶解した脱イオン水2
00部を仕込んだ。そこへ予め調整しておいたスチレン
98部およびグリシジルメタクリレート2部からなる重
合性単量体にベンゾイルパーオキサイド6部を溶解した
混合物を仕込み、高速で攪拌して均一な懸濁液とした。
次いで窒素ガスを吹き込みながら80℃に加熱し、この
温度で5時間攪拌を続けて重合反応を行った後水を除去
して反応性基としてエポキシ基を有する重合体(1)を
得た。なお、得られた重合体(1)の数平均分子量(M
n)は11,000であった。
【0052】合成例2 撹拌機、不活性ガス導入管、還流冷却管および温度計を
備えてフラスコにポリビニルアルコール(PVA−20
5、クラレ(株)製)0.1部を溶解した脱イオン水2
00部を仕込んだ。そこへ予め調整しておいたスチレン
97.5部およびイソプロペニルオキサゾリン2.5部
からなる重合性単量体にベンゾイルパーオキサイド6部
を溶解した混合物を仕込み、高速で攪拌して均一な懸濁
液とした。次いで窒素ガスを吹き込みながら80℃に加
熱し、この温度で5時間攪拌を続けて重合反応を行った
後水を除去して反応性基としてオキサゾリン基を有する
重合体(2)を得た。なお、得られた重合体(2)の数
平均分子量(Mn)は5,800であった。
【0053】実施例1 合成例1で得られた反応性基としてエポキシ基を有する
重合体(1)60部、カーボンブラックMA−100R
(三菱化成工業(株)製)30部、低分子量ポリプロピ
レン(ビスコール550P、三洋化成工業(株)製)6
部およびグラフト変性ワックス(三井ハイワックスHW
1160H、三井石油化学工業(株)製)1部と荷電制
御剤(アイゼンスピロンブラックTRH、保土ケ谷化学
工業(株)製)3部とをスーパーミキサー((株)カワ
タ製)を用いて1000rpmで3分間混合した。その
後、この混合物を二軸押出機(PCM−45−30、池
貝(株)製)にて140℃、60rpmの条件下に5分
間混練してワックス・荷電制御剤含有カーボンブラック
グラフトポリマー(1)を得、さらにこれを冷却後、カ
ッターミル((株)西村機械製)で粗粉砕し、粒径約1
〜3mm程度の粗粒状ワックス・荷電制御剤含有カーボ
ンブラックグラフトポリマー(1´)とした。なお、こ
のようにして得られた粗粒状ワックス・荷電制御剤含有
カーボンブラックグラフトポリマー(1)をマイクロト
ームを用いて0.05μmの厚さにスライスし、この試
料を透過型電子顕微鏡写真を用いて観察したところワッ
クスがカーボンブラックグラフトポリマーのマトリック
スにワックスが平均直径約0.5μmの微粒子として均
一に分散されていることがわかった。次いでこの粗粒状
ワックス・荷電制御剤含有カーボンブラックグラフトポ
リマー(1´)50部を、スチレン85部およびアクリ
ル酸ブチル15部に、アゾビスイソブチロニトリル2部
および2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)4部とともに溶解させ、あらかじめ調製してお
いたドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部を溶解
した脱イオン水850部に仕込み、T.K.ホモミキサ
ー(特殊機化工業(株)製)により7000rpmで5
分間攪拌して均一な懸濁液とした。次いで窒素ガスを吹
き込みながら65℃に加熱し、この温度で3時間攪拌を
続けて懸濁重合反応を行った後、さらに75℃で2時間
加熱した結果、重合率99.7%、体積算術平均径が
5.0μm、粒子径の変動係数が14.3%の着色球状
微粒子の懸濁液(1)を得た。75℃に保たれた着色球
状微粒子の懸濁液(1)に、塩化アルミニウム0.2部
を添加後、90℃で1時間湿式融着加熱処理を行ったと
ころ、粒子同士が融着してなるブロック状物を形成し
た。これを濾過し、洗浄した後、減圧乾燥機を用い50
℃で8時間乾燥し、粟おこしの形状を呈したブロック状
物を得た。このブロック状物を超音速ジェット粉砕機
(日本ニューマチック工業(株)製)を用いて解砕し、
着色微粒子(1)を得た。得られた着色微粒子(1)を
コールターカウンター(アバーチャー100μm)で測
定した結果、体積算術平均径が5.2μm、粒子径の変
動係数が13.5%であった。さらに、このようにして
得られた着色微粒子(1)を上記と同様にマイクロトー
ムを用いて0.05μmの厚さにスライスし、この試料
を透過型電子顕微鏡写真を用いて観察したところワック
スが樹脂成分のマトリックスに平均直径約0.5μmの
微粒子として均一に分散されていることがわかった。こ
の着色微粒子(1)100部にアエロジルR972(日
本アエロジル製)0.5部を添加し静電荷像現像用着色
微粒子(1)とした。この着色微粒子(1)を用いて市
販の複写機(タイプ4060、(株)リコー製)による
5000枚の画像出しを行ったところ、オフセットもな
く良好な画像が得られた。
【0054】実施例2 合成例2で得られた反応性基としてオキサゾリン基を有
する重合体(2)60部、カーボンブラックMA−10
0R(三菱化成工業(株)製)30部、および低分子量
ポリプロピレン(ビスコールTS−200、三洋化成工
業(株)製)6部をスーパーミキサー((株)カワタ
製)を用いて1000rpmで3分間混合した。その
後、この混合物を加圧ニーダー(DS3−75型、
(株)森山製作所製)にて160℃で30分間混練して
ワックス含有カーボンブラックグラフトポリマー(2)
を得た。さらにこのワックス含有カーボンブラックグラ
フトポリマー(2)を冷却後、カッターミル((株)西
村機械製)で粗粉砕し、粒径約3mm程度の粗粒状ワッ
クス含有カーボンブラックグラフトポリマー(2´)を
得た。次いで上記粗粒状ワックス含有カーボンブラック
グラフトポリマー(2´)50部および荷電制御剤(ア
イゼンスピロンブラックTRH、保土ケ谷化学工業
(株)製)1.5部を、スチレン60部およびメタクリ
ル酸ブチル40部に、アゾビスイソブチロニトリル2部
および2,2´−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル)4部とともに溶解させ、あらかじめ調製してお
いたドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部を溶解
した脱イオン水850部に仕込み、T.K.ホモミキサ
ー(特殊機化工業(株)製)により7000rpmで5
分間攪拌して均一な懸濁液とした。次いで実施例1と同
様にして懸濁重合を行なった。その結果、重合率99.
0%、体積算術平均径が5.3μm、粒子径の変動係数
が15.0%の着色球状微粒子の懸濁液(2)を得た。
さらに実施例1と同様に着色球状微粒子の懸濁液(2)
を処理し、着色微粒子(2)を得た。得られた着色微粒
子(2)をコールターカウンター(アバーチャー100
μm)で測定した結果、体積算術平均径が5.4μm、
粒子径の変動係数が13%であった。この着色微粒子
(2)100部にアエロジルR972(日本アエロジル
製)0.5部を添加し静電荷像現像用着色微粒子(2)
とした。この着色微粒子(2)を用いて市販の複写機
(タイプ4060、(株)リコー製)による5000枚
の画像出しを行ったところ、オフセットもなく良好な画
像が得られた。
【0055】比較合成例1 撹拌機、不活性ガス導入管、還流冷却管および温度計を
備えてフラスコにポリビニルアルコール(PVA−20
5、クラレ(株)製)0.1部を溶解した脱イオン水2
00部を仕込んだ。そこへスチレン100部にベンゾイ
ルパーオキサイド6部を溶解した混合物を仕込み、高速
で攪拌して均一な懸濁液とした。次いで窒素ガスを吹き
込みながら80℃に加熱し、この温度で5時間攪拌を続
けて重合反応を行った後水を除去して反応性基を持たな
い比較重合体(1)を得た。なお、得られた比較重合体
(1)の数平均分子量(Mn)は10,000であっ
た。
【0056】比較例1 比較合成例1で得られた反応性基を持たない重合体
(1)60部、カーボンブラックMA−100R(三菱
化成工業(株)製)30部、低分子量ポリプロピレン
(ビスコール550P、三洋化成工業(株)製)6部、
グラフト変性ワックス(三井ハイワックスHW1160
H、三井石油化学工業(株)製)1部、および荷電制御
剤(アイゼンスピロンブラックTRH、保土ケ谷化学工
業(株)製)3部とをスーパーミキサー((株)カワタ
製)を用いて1000rpmで3分間混合した。その
後、この混合物を二軸押出機(PCM−45−30、池
貝(株)製)にて140℃、60rpmの条件下に5分
間混練して比較用ワックス・荷電制御剤含有カーボンブ
ラックグラフトポリマー(1)を得た。さらにこれを冷
却後、カッターミル((株)西村機械製)で粗粉砕し、
粒径約3mmの粗粒状比較用ワックス・荷電制御剤含有
カーボンブラックグラフトポリマー(1´)とした。次
いでこの粗粒状ワックス・荷電制御剤含有カーボンブラ
ックグラフトポリマー(1´)50部を、スチレン85
部およびアクリル酸ブチル15部に、アゾビスイソブチ
ロニトリル2部および2,2´−アゾビス(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)4部とともに溶解させ、あらか
じめ調製しておいたドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム1部を溶解した脱イオン水850部に仕込み、T.
K.ホモミキサー(特殊機化工業(株)製)により70
00rpmで5分間攪拌して均一な懸濁液とした。次い
で窒素ガスを吹き込みながら65℃に加熱し、この温度
で3時間攪拌を続けて懸濁重合反応を行った後、さらに
75℃で2時間加熱した結果、重合率93.0%、体積
算術平均径が6.8μm、粒子径の変動係数が22.5
%の着色球状微粒子の比較用懸濁液(1)を得た。75
℃に保たれた着色球状微粒子の比較用懸濁液(1)に、
塩化アルミニウム0.2部を添加後、90℃で1時間湿
式融着加熱処理を行ったところ、粒子同士が融着してな
るブロック状物を形成した。これを濾過し、洗浄した
後、減圧乾燥機を用い50℃で8時間乾燥し、粟おこし
の形状を呈したブロック状物を得た。このブロック状物
を超音速ジェット粉砕機(日本ニューマチック工業
(株)製)を用いて解砕し、比較用着色微粒子(1)を
得た。得られた比較用着色微粒子(1)をコールターカ
ウンター(アバーチャー100μm)で測定した結果、
体積算術平均径が6.2μm、粒子径の変動係数が2
0.3%であった。この比較用着色微粒子(1)100
部にアエロジルR972(日本アエロジル製)0.5部
を添加し比較用静電荷像現像用着色微粒子(1)とし
た。この比較用着色微粒子(1)を用いて市販の複写機
(タイプ4060、(株)リコー製)による画像出しを
行ったところ、5枚目でオフセットが発生した。画像に
は白場汚染がみられ複写機内を確認したところ機内にト
ナー飛散が見られた。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、カーボン
ブラック100重量部と、分子中にアジリジン基、オキ
サゾリン基、N−ヒドロキシアルキルアミド基、エポキ
シ基およびチオエポキシ基からなる群から選ばれる少な
くとも1種の官能基を有する重合体(A)50〜200
0重量部と、ワックス1〜100重量部とを60〜20
0℃において混練してなる組成物を、重合性単量体中に
均一分散させた後、該重合性単量体を水性媒体中で懸濁
重合を行なうことを特徴とする重合着色微粒子の製造方
法であり、この方法により得られた着色微粒子において
はワックスが極めて微細にかつ均一に分散しかつカーボ
ンブラックの分散性も優れているため、優れた耐オフセ
ット性ならびに帯電特性を呈するという利点がある。ま
た本発明に関わる製造方法においては、カーボンブラッ
クと重合体(A)とワックスを混練することによりワッ
クスを剪断微粒化するものであり、ワックスの微粒化に
おいて重合性組成物を加熱する必要もないために、安全
性高くかつ一定の品質の製品を安定性高く得ることがで
きるものであるため、工業的にも実用性の高い製造方法
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 忠弘 大阪府吹田市西御旅町5番8号 日本触 媒化学工業株式会社 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平2−167564(JP,A) 特開 平2−196245(JP,A) 特開 昭64−76068(JP,A) 特開 平3−111857(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボンブラック100重量部と、分子
    中にアジリジン基、オキサゾリン基、N−ヒドロキシア
    ルキルアミド基、エポキシ基およびチオエポキシ基から
    なる群から選ばれる少なくとも1種の官能基を有する重
    合体(A)50〜2000重量部と、ワックス1〜10
    0重量部とを60〜200℃において混練してなる組成
    物を、重合性単量体中に均一分散させた後、該重合性単
    量体を水性媒体中で懸濁重合を行なうことを特徴とする
    重合着色微粒子の製造方法。
  2. 【請求項2】 ワックスが、グラフト未変性ワックス
    と、該グラフト未変性ワックスに対して0〜100重量
    %のグラフト変性ワックスからなるものである請求項1
    に記載の重合着色微粒子の製造方法。
  3. 【請求項3】 グラフト未変性ワックスが低分子量ポリ
    オレフィンである請求項2に記載の重合着色微粒子の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 グラフト変性ワックスがポリオレフィン
    グラフト化樹脂である請求項2または3に記載の重合着
    色微粒子の製造方法。
  5. 【請求項5】 カーボンブラックと重合体(A)とワッ
    クスとの混練温度をtmix 、ワックスの軟化温度をts
    としたとき、以下の関係を満たすものである請求項1〜
    4のいずれかに記載の重合着色微粒子の製造方法。ts
    −50≦tmix ≦ts +50
  6. 【請求項6】 懸濁重合に使用される全重合性単量体1
    00重量部に対し、カーボンブラックと重合体(A)と
    ワックスとの混練組成物が1〜300重量部使用される
    ものである請求項1〜5のいずれかに記載の重合着色微
    粒子の製造方法。
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