JP3054030B2 - 車両用ドアラッチ装置とアウターハンドル装置 - Google Patents

車両用ドアラッチ装置とアウターハンドル装置

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JP3054030B2
JP3054030B2 JP12448394A JP12448394A JP3054030B2 JP 3054030 B2 JP3054030 B2 JP 3054030B2 JP 12448394 A JP12448394 A JP 12448394A JP 12448394 A JP12448394 A JP 12448394A JP 3054030 B2 JP3054030 B2 JP 3054030B2
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B85/00Details of vehicle locks not provided for in groups E05B77/00 - E05B83/00
    • E05B85/10Handles
    • E05B85/14Handles pivoted about an axis parallel to the wing
    • E05B85/16Handles pivoted about an axis parallel to the wing a longitudinal grip part being pivoted at one end about an axis perpendicular to the longitudinal axis of the grip part
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ドアラッチ装置
とアウターハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の車両扉のアウターハンドル装置
ドアラッチ装置本体は、特開平5−18152号公報
及び実開昭63-23450号公報に記載されているよ
うに、薄鉄板製の扉の外板の外側にアウターハンドル装
置を取付け、扉の内側の縁の部分にストライカーと係合
するラッチと該ラッチに係合して該ラッチの逆転を防止
するラチェットと該ラチェットを前記ラッチより離脱さ
せうるオープンレバーとを有するドアラッチ装置本体を
取付け、アウターハンドル装置のハンドルレバードア
ラッチ装置本体の前記オープンレバーとをロッド及びレ
バー等を介して連結して、ハンドルレバーを開扉操作す
るとオープンレバーを回動させて、ラッチに係合するラ
チェットを離脱させてラッチを自由にし、開扉させる構
造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の車両用ドア
ラッチ装置は、アウターハンドル装置ドアラッチ装置
本体とが離れた位置にあり、ロッド又はワイヤー等によ
り結合させていたので構造が大きくなるばかりでなく、
アウターハンドル自体の構造も、相当に複雑になるとい
う課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、車両
ドアの窓ガラス又は外板1の外面にネジ溝孔7、10を
有するアウターハンドルベース4を当接し、前記窓ガラ
ス又は外板1の内面に前記ネジ溝孔7、10に合致する
透孔18、20を有するブラケット14を当接し、前記
透孔18、20より挿通したネジ17、19を前記ネジ
溝孔7、10に螺合させることより前記窓ガラス又は外
板1を挾んで外側に前記アウターハンドルベース4を内
側に前記ブラケット14を相対峙させて止着し、前記ブ
ラケット14側には車体側のストライカーと係合して回
転するラッチ22と該ラッチ22の逆転を防止するラチ
ェット24及び該ラチェット24を前記ラッチ22より
離脱させうるオープンレバー28とを設けたものにおい
て、前記ブラケット14は前記窓ガラス又は外板1の前
記内面に当接する当接面16と該当接面16に対して直
交する取付プレート21とを備え、前記ラッチ22及び
前記ラチェット24は前記取付プレート21に取付け、
前記アウターハンドルベース4には開扉操作すると前記
オープンレバー28を回動させうるアウターハンドルレ
バー5を取付けた車両用ドアラッチ装置とアウターハン
ドル装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は扉の窓ガラス又は薄鉄板の外板、2は窓ガラス又は
外板1の外側に設けられるアウターハンドル装置、3は
窓ガラス又は外板1の内側に設けられるドアラッチ装置
で、アウターハンドル装置2とドアラッチ装置3とは窓
ガラス又は外板1を挾んでサンドウイッチの如く取付け
られる。前記アウターハンドル装置2は、図1のよう
に、窓ガラス又は外板1の外面に当接されるアウターハ
ンドルベース4と、アウターハンドルベース4に一定範
囲だけ回動自在に嵌合されるアウターハンドルレバー5
とから形成される。アウターハンドルベース4は、窓ガ
ラス又は外板1の外面にぴったり当接される当接面6を
備えハンドルベース4の一端側にネジ溝孔7及びア
ウターハンドルレバー5に一体的に形成されている挿入
部8挿入される透孔9とが設けられ、他端側にネジ
溝孔10及び、キーシリンダーの取付穴11及び、アウ
ターハンドルレバー5の他端側に形成した係合溝12の
係合する突起13が設けられ、該突起13に前記ハンド
ルレバー5の係合溝12を係合させてから、挿入部8を
透孔9に挿入させると、挿入部8は透孔9を通って窓ガ
ラス又は外板1の反対側の内側に突き出る。
【0006】前記ドアラッチ装置3は、図2のように、
前記窓ガラス又は外板1の内面にぴったり当接される
ラケット14と、ブラケット14にボルトナット等によ
り止着されるドアラッチ本体15と、ブラケット14に
取付けられるドアラッチ用の各部品等により形成されて
いる。前記ブラケット14は、主として前記窓ガラス又
は外板1の内面にぴったり当接される当接面16と、一
端側に設けられたネジ17の挿通用透孔18と、他端側
に設けたネジ19の挿通用透孔20と、中央部に設けた
直角に突き出る取付プレート21等を有し、窓ガラス又
は外板1にブラケット14の当接面16を当接させ、透
孔18にネジ17を挿通してネジ溝孔7に螺合させ、透
孔20にネジ19を挿通してネジ溝孔10に螺合させて
締付けると、アウターハンドルベース4とブラケット
4とは、窓ガラス又は外板1を挾んで外側にアウターハ
ンドルベース4が内側にブラケット14が相対峙して取
付けられる。
【0007】前記ブラケット14側の取付プレート21
には、ドアラッチ本体15を重合させてネジ孔を合わ
せ、ネジ孔にボルトを挿通してナットにより固定する。
ドアラッチ本体15は通常公知の構成であり、合成樹脂
ボディの両側を、金属カバープレートと金属バックプレ
ートにより挾んだ3重構造で、車体側に固定されている
ストライカーと係合して回転するラッチ22と、該ラッ
チ22の外周面の係合段部23に係合して該ラッチ22
の逆転を防止するラチェット24とを有する。前記ラチ
ェット24は、軸25によりドアラッチ本体15に軸着
されており、ラチェット24の外端部の所望の位置にピ
ン26を取付け、ピン26は軸25と平行であり、軸2
5に軸着されているラチェットレバー27に連結されて
いて、ラチェットレバー27が図3で左回転すると、ピ
ン26を介してラチェット24を図2において左回転さ
せ、ラチェット24の爪をラッチ22の係合段部23か
ら外す。図3で28はオープンレバーであり、オープン
レバー28は軸25に軸着されている。前記ラチェット
レバー27には、空振溝29と突起30とが放射方向に
並んで設けられ、前記オープンレバー28には、空振溝
29と突起30とに亘る長孔31が軸25の放射方向に
添って形成され、該長孔31に係合するピン32を有す
る上下動リンク33が設けられる。
【0008】上下動リンク33の下端は、ドアラッチ
体15の下方位置に取付けられたロックレバー34に軸
着され、ロックレバー34は軸35によりロック本体1
5に軸着される。36はキーシリンダー取付穴11に取
付けたキーシリンダー、37はキーシリンダー36とロ
ックレバー34を連結するロッドであり、キーシリンダ
ー36を回転させるとロッド37を介してロックレバー
34は回転し、ロックレバー34が回動すると上下動リ
ンク33を上下動させてピン32を長孔31内で上下さ
せ、ピン32が空振溝29に臨むとオープンレバー28
が左回転してピン32を左動させてもラチェットレバー
27に対して空振りであり、ラチェットレバー27は回
転しないが、ピン32を下動させて突起30に臨ませる
と、オープンレバー28が左回転するとピン32で突起
30を押してラチェットレバー27を回転させるから、
ラチェットレバー27によりピン26を介してラチェッ
ト24を回転させ、ラチェット24の爪をラッチ22の
係合段部23から外してラッチ22を自由にして開扉で
きる。38はシルノブであり、ロックレバー34に連結
され、シルノブ操作38でもロックレバー34をロック
とアンロックとに切替えられる。
【0009】前記オープンレバー28の上部には軸25
を中心とする円弧長孔39が設けられ、円弧長孔39に
連結リンク40の一端をピン41で係合させ、連結リン
ク40の他端は回動レバー42の中間位置にピン43で
軸止する。回動レバー42の基部は当接面16より突出
する突起44に軸45で軸止され、回動レバー42の先
端は前記透孔9より挿入された挿入部8の先端に、軸4
6で軸止される。なお、図1で47はネジ溝孔7及び透
孔9を設けた突出部、48はネジ溝孔10に設けた突出
部、49、50はバネである。
【0010】
【作用】次に作用を述べる。窓ガラス又は外板1の外側
にアウターハンドルベース4の当接面6を当接し、アウ
ターハンドルベース4の突出部47及び突出部48を窓
ガラス又は外板1に形成した透孔に嵌合させ窓ガラス
又は外板1の外側にアウターハンドルベース4を当接さ
せたまま、ブラケット14の当接面16を窓ガラス又は
外板1の内側に当接し、ブラケット14に形成されてい
る透孔18にネジ17を、透孔20にネジ19を夫々挿
入させて、ネジ17はアウターハンドルベース4のネジ
溝孔7に、ネジ19はアウターハンドルベース4のネジ
溝孔10に螺合させると、窓ガラス又は外板1の外側に
アウターハンドルベース4が、窓ガラス又は外板1の内
側にブラケット14が、相対峙して固定される。
【0011】しかして、ブラケット14の取付プレート
21にラッチ22とラチェット24を有するドアラッチ
本体15をボルトナットにより固着し、ドアラッチ本体
15の外側に突出している軸25に、ラチェットレバー
27とオープンレバー28を軸着し、ドアラッチ本体1
5の下部の外側に突出している軸35にロックレバー3
4を軸着し、オープンレバー28の下部の長孔31に上
下動リンク33のピン32を係合させ、上下動リンク3
3の下端はロックレバー34に係合させ、前記キーシリ
ンダー取付孔11にキーシリンダー36を嵌合させ、ロ
ックレバー34とキーシリンダー36とをロッド37で
連結し、ロックレバー34の他端側にシルノブ38を取
付け、オープンレバー28の上部の円弧長孔39にピン
41により連結リンク40の一端を係合させ、連結リン
ク40の他端をピン43により回動レバー42に軸着
し、回動レバー42の基部は軸45によりブラケット
4の突起44に軸止する。また、アウターハンドルレバ
ー5の下端の係合溝12をアウターハンドルベース4の
突起13に係合させ、その状態でアウターハンドルレバ
ー5の上部の挿入部8をブラケット14の透孔9を通し
て内側に挿入させ、挿入部8の先端に回動レバー42の
先端を軸46により係合させる。前記回動レバー42の
軸45にはバネ49を巻回し、常時アウターハンドルレ
バー5の挿入部8を挿入側に付勢する。
【0012】このように組立てられたものは、窓ガラス
又は外板1の外側にアウターハンドルレバー5が、窓ガ
ラス又は外板1の内側にドアラッチ本体15が相対峙し
て設けられるので、従来のように、アウターハンドルレ
バー5とロック本体15とを連結する長大なロッドは必
要とせず、構造簡単になるばかりでなく、アウターハン
ドルレバー機構も簡単になる。
【0013】
【発明の効果】前記公知公報に記載のものは、アウター
ハンドル装置ドアラッチ装置とが離れた位置にあり、
ロッド又はワイヤー等により結合させていたので構造が
大きくなるばかりでなく、アウターハンドル自体の構造
も、相当に複雑になる。しかるに、本発明は、車両ドア
窓ガラス又は外板1の外面にネジ溝孔7、10を有す
るアウターハンドルベース4を当接し、前記窓ガラス又
は外板1の内面に前記ネジ溝孔7、10に合致する透孔
18、20を有するブラケット14を当接し、前記透孔
18、20より挿通したネジ17、19を前記ネジ溝孔
7、10に螺合させることより前記窓ガラス又は外板1
を挾んで外側に前記アウターハンドルベース4を内側に
前記ブラケット14を相対峙させて止着し、前記ブラケ
ット14側には車体側のストライカーと係合して回転す
るラッチ22と該ラッチ22の逆転を防止するラチェッ
ト24及び該ラチェット24を前記ラッチ22より離脱
させうるオープンレバー28とを設けたものにおいて、
前記ブラケット14は前記窓ガラス又は外板1の前記内
面に当接する当接面16と該当接面16に対して直交す
る取付プレート21とを備え、前記ラッチ22及び前記
ラチェット24は前記取付プレート21に取付け、前記
アウターハンドルベース4には開扉操作すると前記オー
プンレバー28を回動させうるアウターハンドルレバー
5を取付けた車両用ドアラッチ装置とアウターハンドル
装置の構成としたため、 イ.車両ドアの窓ガラス又は外板1の外面にネジ溝孔
7、10を有するアウターハンドルベース4を当接し、
前記窓ガラス又は外板1の内面に前記ネジ溝孔7、10
に合致する透孔18、20を有するブラケット14を当
接し、前記透孔18、20より挿通したネジ17、19
を前記ネジ溝孔7、10に螺合させるのみで、前記窓ガ
ラス又は外板1を挾んでアウターハンドルベース4とブ
ラケット14とを止着することができる。 ロ.また、前記ブラケット14側には車体側のストライ
カーと係合して回転するラッチ22と該ラッチ22の逆
転を防止するラチェット24及び該ラチェット24を前
記ラッチ22より離脱させうるオープンレバー28とを
設け、前記ブラケット14は前記窓ガラス又は外板1の
前記内面に当接する当接面16と該当接面16に対して
直交する取付プレート21とを備え、前記ラッチ22及
び前記ラチェット24は前記取付プレート21に取付
け、前記アウターハンドルベース4には開扉操作すると
前記オープンレバー28を回動させうるアウターハンド
ルレバー5を取付けるから、アウターハンドルレバー5
とオープンレバー28は至近距離となり、略直結状態に
連結できるので、簡易な構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アウターハンドルレバー側の一部破断側面図。
【図2】ロック側の一部破断側面図。
【図3】全体の一部破断側面図。
【符号の説明】
1…窓ガラス又は外板、2…アウターハンドル装置、3
ドアラッチ装置、4…アウターハンドルベース、5…
アウターハンドルレバー、6…当接面、7、10…ネジ
溝孔、8…挿入部、9、20…透孔、11…キーシリン
ダー取付穴、12…係合溝、13、30、44…突起、
14…ブラケット、15…ドアラッチ本体、16…当接
面、17、19…ネジ、18、20…透孔、21…取付
プレート、22…ラッチ、23…係合段部、24…ラチ
ェット、25、35、45、46…軸、26、41、4
3…ピン、27…ラチェットレバー、28…オープンレ
バー、29…空振溝、31…長孔、32…ピン、33…
上下動リンク、34…ロックレバー、36…キーシリン
ダー、37…ロッド、38…シルノブ、39…円弧長
孔、40…連結リンク、42…回動レバー、47、48
…突出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−18152(JP,A) 特開 平5−346075(JP,A) 実開 昭63−23450(JP,U) 実開 平2−121558(JP,U) 実開 平1−73261(JP,U) 実開 平2−130964(JP,U) 実開 平4−42563(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 1/00 - 1/00 311 B60J 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ドアの窓ガラス又は外板1の外面に
    ネジ溝孔7、10を有するアウターハンドルベース4を
    当接し、前記窓ガラス又は外板1の内面に前記ネジ溝孔
    7、10に合致する透孔18、20を有するブラケット
    14を当接し、前記透孔18、20より挿通したネジ1
    7、19を前記ネジ溝孔7、10に螺合させることより
    前記窓ガラス又は外板1を挾んで外側に前記アウターハ
    ンドルベース4を内側に前記ブラケット14を相対峙さ
    せて止着し、前記ブラケット14側には車体側のストラ
    イカーと係合して回転するラッチ22と該ラッチ22の
    逆転を防止するラチェット24及び該ラチェット24を
    前記ラッチ22より離脱させうるオープンレバー28と
    を設けたものにおいて、前記ブラケット14は前記窓ガ
    ラス又は外板1の前記内面に当接する当接面16と該当
    接面16に対して直交する取付プレート21とを備え、
    前記ラッチ22及び前記ラチェット24は前記取付プレ
    ート21に取付け、前記アウターハンドルベース4には
    開扉操作すると前記オープンレバー28を回動させうる
    アウターハンドルレバー5を取付けた車両用ドアラッチ
    装置とアウターハンドル装置
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