JP3053869B2 - 繊維含有プラスチック、その製法、繊維含有顆粒、繊維含有ポリマーコンパウンド - Google Patents

繊維含有プラスチック、その製法、繊維含有顆粒、繊維含有ポリマーコンパウンド

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、繊維含有プラスチック、その製法、繊維含
有顆粒、繊維含有ポリマーコンパウンドに関する。
心地よい外観を得るために、プラスチック、殊に熱可
塑性プラスチックを繊維で変性することが多く試みられ
ている。一方では、プラスチックの機械的損傷を、充分
に除くことができなかったので、その際得られた結果
は、常に不満足なものであった。
このことは、殊に、プラスチックマトリックス中への
繊維導入が、殊に、繊維末端の所で不充分であったとい
うことに起因する。これにより生じる切欠き作用が、繊
維末端の範囲のプラスチックに応力集中をもたらし、そ
の結果、総じて、プラスチックの機械的強度が低下し
た。
他方では、これにより、材料脆弱化が生じ、その結
果、このように変性されたプラスチックは、使用するこ
とができなかった。
前記の欠点は、殊に、ガラス繊維、アラミド繊維、炭
素繊維との結合で生じた。
更に、後者は、これらは決定的に、曲げに対し不安定
であるという欠点を有する。これにより、部分的に炭素
繊維が、押出加工の間に壊れ、引き続き、短い残片とし
てプラスチック表面から飛び出す。このようなプラスチ
ックは、工業的な用途に使用することはできない。この
不所望な特性に関する概要は、Ullmann,encyclopaedia
of industrial chemistry 1992,Vol.A 20,P732以降に記
載されている。
更に、合成繊維を、繊維填料として熱可塑性物質中に
導入することが試みられている。しかし、これは、合成
繊維の早期の溶融をもたらした。これにより、一方で
は、繊維組織が損傷された。他方では、繊維外観が、殊
に、クリンプ−模様を見逃すことができないことにより
害された。更に、合成繊維の場合には、ポリマーとプラ
スチックとの色混合が生じることは決して避けられず、
その結果、最終的には必要な色は、常に、プラスチック
の色及び合成繊維の色により影響を受ける。
従って、本発明の課題は、導入繊維にも関わらず、良
好な機械的強度を示し、かつ繊維の染料とプラスチック
の染料とに交換作用が生じない繊維含有プラスチックを
提供することである。
本発明は、この課題を請求項1に記載のプラスチック
により解決している。
本発明によれば、繊維の決定的に良好な分散性に基づ
き、プラスチックマトリックス中に良好に一様な繊維分
布が生じるという利点が得られる。
この利点は、繊維填料としての繊維を、予備押出しさ
れた顆粒の形で、プラスチックと共にもう1回、一緒に
押出すことができることにより、繊維が、プラスチック
マトリックスと組み合わせた場合に有するその有利な特
性を失うことなく、更に改善ができる。繊維の2回の押
出し(顆粒の製造のための予備押出し及びプラスチック
との充分に混和した押出し)により、一緒にしたプラス
チック中での繊維の非常に均一な分布を達成することが
できる。この利点は、例えば、炭素繊維を使用する場合
には、観察することができなかった。反対に、炭素繊維
の場合には、これらが、押出しの間に互いにちぎれ、か
つすり切れる程に混和されすぎ、かつ機械的に負荷され
る危険が常にある。
この利点は、天然又は半合成繊維と相応するプラスチ
ックとの組み合わせにより達成される。この際、本発明
は、これらの繊維は、比較的弾性かつ柔軟であるが、そ
の際、即座にある程度の機械的結合を示し、その結果こ
れらが実質的に、かつ専ら完全にそれぞれのプラスチッ
クマトリックス内に導入しうるという認識を利用してい
る。プラスチック表面からの繊維末端のはみ出しは、観
察することはできなかった。
従って、これらの理由から、初めて、プラスチックと
繊維との組み合わせにより、所望のプラスチックを生ぜ
しめることができたというのが、本発明の認識である。
その際、上限内の重量部を有する繊維量を、依然とし
て、良好にニーダーを用いてプラスチックマトリックス
中に導入することができる。
繊維は、単一の物質から、又は数種の繊維の混合物か
らなっていてよい。純粋なセルロース繊維と変性された
セルロース繊維との混合物も、所望の特性を有すること
を観察することができた。殊に、純粋なセルロース繊維
と変性されたセルロース繊維との組み合わせは、それぞ
れ繊維のそれぞれ有利な特性を本発明のために利用する
更なる可能性を開く。
更に、殊に、次のことを記載することができる: 熱安定性、物理的ポリマー特性への影響がないこと、
高い光−及び/又は天候堅牢性、引き裂き強度(例え
ば、高モジュール繊維)。
その際、既に、たった2種の繊維成分を有する混合物
が、前記の利点を保持したままで、製造されたプラスチ
ック部材の光学的外観を顕著に改善することを観察する
ことができた。
これに関連して、殊に、請求項5に従い、レーヨン/
ビスコース繊維混合物からなる繊維混合物を挙げること
ができる。ちなみに、即ちレーヨン及びビスコースのそ
れぞれの成分割合は、本発明の制限を受けず、100〜0
%であってもよいといいうる。
更に、本発明のもう1つの利点が生じる:本発明で
は、要するに原則的に、全ての可能なセルロース繊維
を、任意の濃度で、相互に混合することができる。
その際、個々の繊維成分を、そのものとして使用でき
るか、又は繊維成分を、適当な染料で、ステープルファ
イバー形成の前又は後に染めることができる。
非常に良好な結果が、スパン染色された繊維、即ち紡
糸ノズル染色された繊維(spinnduesen gefaerbten Fas
er)で得られる。このことは、紡糸ノズル染色された繊
維の場合には、着色顔料とプラスチックとの直接的な接
触が起こらないことに起因する。従って、繊維の着色顔
料によるプラスチックの着色は停止すると考えられる。
各繊維濃度の広い変動幅の利点は、セルロース繊維の
プラスチックマトリックス中での濃度が特定のパーセン
トに限られていることに基づく。その際、充分な繊維導
入が、辛うじて観察できた20%が限界値である。その
際、レーヨン/ビスコース繊維の場合には、繊維容量割
合は、プラスチック割合と同程度である。
その際、変性されたプラスチックの特性は、前記の限
界値を保持する限り、繊維混合物におけるそれぞれの繊
維−成分割合に原則的に無関係である。
その際、本発明は、殊に、このプラスチックマトリッ
クスが、その色が繊維の色と対照的なプラスチックから
なるので注目される。
このようなプラスチックでは、殊に、プラスチックマ
トリックス内に導入された繊維を、容易に外から取り出
すことができ、これにより、ある程度の深み効果(Tief
eneffekt)が生じる。更に、このような繊維長さで変性
されたプラスチックは、実質的に汚れた敏感な傾向を示
すことを確認することができた。
その際、粒起は、光反射を減少させるので、殊に、表
面を粒起させることで、深み効果を改善することができ
た。従って、プラスチックの深部に導入された繊維も、
明白に見ることができるようになった。
しかしながら、塞がれたプラスチック表面は、突出し
た繊維末端を有さずに合成皮革のような手触りを示す。
その際、いくつかの使用分野、殊に、自動車分野で使
用する場合には、従来、装飾的改善を得るためにプラス
チックを塗装していたことは公知である。繰り返し再利
用性への要求の増大に応じて、このようなプラスチック
は、将来は商取引することはできない。ここに、本発明
の本質的な利点がある。
本発明のプラスチックは、この影響のない繊維特性の
故に、ほぼ任意に頻繁に再利用可能である。殊に、数回
の処理工程の後にも、繊維によるプラスチックマトリッ
クスへの色の影響は生じないことが観察された。従っ
て、その繊維特性もしくはその装飾的特性が、数回の再
利用過程の後にも保持されたままであるプラスチックが
製造された。
請求項3に記載の繊維直径が、有利であると判明して
おり、その際、殊に、数種の繊維からなる混合物の場合
には、個々の種類の繊維の繊維直径は、同一ではなく調
和すべきである。
本発明により変性されたプラスチックは、殊に、内部
及び外部の車両構成部材中で使用することができる。
プラスチック材料としては、請求項10に記載のポリマ
ー及び殊に、例えばポリオレフィン、ポリカーボネート
と組み合わせたABS又はポリアミドもしくはABSと組み合
わせたPVC、即ち、ブレンド−もしくは混合ポリマー
が、これに該当する。
特に指摘すべきであるが、ポリプロピレンも非常に重
要である。
その際、前記のポリマーは、請求項12の記載に従い、
それぞれ有機及び/又は無機顔料及び/又は染料と組み
合わせて使用することができる。
殊に、着色添加物は、顆粒、ペースト、細粒又は粉末
を含む全ての調製物を有していてよい。
殊に、いわゆる“マスターバッチ”としての調製物及
び/又はいわゆる“ポリマーコンパウンド”としての調
製物については、本発明の範囲では、特に言及する必要
がある。ここで、マスターバッチが、1〜2%の添加で
供給される添加物物質の高富化された混合物であること
から出発する。従って、これらの調製物の特に有利な点
は、僅かな添加量により、容易な配量を均一な処理で行
うことができることである。
更に、有利な調製物としては、ポリマーコンパウンド
がこれに該当する。本記載の範囲では、ポリマー−コン
パウンドの場合に、最終生成物の製造のために必要であ
る限りのポリマー又はプラスチックとその他の添加剤と
の処理済みの混合物から出発してよい。
このような組み合わせは、それぞれ用途に応じて、全
ての慣用の添加剤と組み合わせることができる。殊に、
ここでは、光保護剤、例えばUV−吸収剤、同様に、帯電
防止剤又は熱安定剤が使用される。
車両構成部材に関しては、防火剤を導入可能なこと
に、本質的な観点を合わせるべきである。
特定の技術目的のために、離型剤を使用することもで
きる。
填料としては、例えばタルク及びチョークを使用する
ことができ、その際、変性されたプラスチックが、前記
の特性を失うことはない。
更に、熱可塑性プラスチックのみではなく、同様に良
好に熱可塑性プラスチック、フォーム物質及び弾性プラ
スチックも、本発明の使用で変性することができること
を、明確に言及すべきである。
更に、加工処理方法には、射出成形、同様に、回転成
形並びに平面シート、プレート、チューブ又はその他の
異形材のための押出し成形を挙げることができる。
数回の押出しが、本発明の繊維填料に影響を及ぼすこ
とはないことは明らかである。
更に、本発明の繊維填料は、ボトルブロー成形(Flas
chenblasverfahren)又は射出ブロー成形でも、例えば
不飽和ポリエステル樹脂もしくはPU−樹脂、フェノール
樹脂、アミノ樹脂、モノマーPMMAの注型でも同様に使用
することができる。
その際、本発明により変性されたプラスチックの製造
は、全ての慣用のプラスチック加工処理装置で簡単な方
法で実行することができ、その際、相応するプラスチッ
ク、例えばポリマーを、繊維含有プラスチック顆粒と一
緒にし、かつ相応する加工品、部材、半製品に、例えば
押し出すことができる。
その際、顆粒を、例えば約0.5〜20%の割合でポリマ
ーに添加する。顆粒は、本発明では、添加剤及び天然又
は半合成繊維、例えばセルロースステープルファイバー
を含有する。
その際、それぞれの顆粒割合は、所望の充填率及び所
定の光学的作用により予め決定することができる所望の
繊維割合に依存する。更に、顆粒割合は、半製品、成形
部材、加工品のそれぞれの色濃度により決まる。
顆粒は、1mm〜4mmの長さ並び1mm〜3mmの直径を有する
のが有利である。
本発明の主な利点は、プラスチックマトリックスの基
本的な色調が、セルロース繊維及び/又は変性されたセ
ルロース繊維により影響されないこと、並びにセルロー
ス繊維及び/又は変性されたセルロース繊維の熱安定性
の故に、プラスチックを少なくとも280℃までの処理温
度で加工処理することができることである。
原則的に、本発明の範囲では、加工処理温度の上限は
記載しない。このことは、加工処理温度は、殊に、押出
機中で、局部的に非常に高くなり得、またプラスチック
の溶融温度は、かなり低いということである。従って、
問題の限界温度は、それぞれ伝熱法則により、最高加工
処理温度の範囲に合わされる。しかしながら、原則的
に、加工処理温度と繊維の炭化温度との間に、ある程度
の間隔が与えられるべきであると言うことができる。
実施例: 図1〜2に示された実施例のために、先ずマスターバ
ッチを次のように製造した: マスターバッチは、顔料20重量部及び繊維填料レーヨ
ン/ビスコース(スピンブラック(Spinnschwarz)17dt
ex、ステープルファイバー長さ0.8〜1mm15重量部を含有
した。ポリプロピレン65%重量部の更なる添加下に、こ
れらの成分を二軸スクリュー押出機中で均質化し、かつ
分散させた。引き続き、直径2mm及び長さ3mmの粒度を有
する顆粒に加工した。
このマスターバッチから、ポリプロピレン100%に対
して、4%重量部のみを、ポリプロピレンと共に慣用の
押出し機中に導入し、かつ射出成形で4mmのプレートに
射出成形した。
更に、図1に示すように、繊維填料は、プレート状試
料の全面に渡り均一に分布している。プレート表面に存
在するレーヨン/ビスコース繊維が見られるだけでな
く、ある程度の深み効果が存在することも明らかであ
る。
更に、図2は、他のプレート試料を示している。右側
の範囲に、この板状試料に、4つの段I〜IVを設ける
と、プレート厚さにより、一様な分散を良好に認識する
ことができる。4つの段I〜IVは、見えているプレート
上面に対して、1mm、1.5mm、2mm、2.5mmの差を有する。
全プレートの厚さは、5mmである。従って、段Iの切断
面は、プラスチックプレートを通りプレート表面に対し
て1mmの差を有する切断面、段IIの切断面は、プラスチ
ックプレートを通りプレート表面に対して1.5mmの差を
有する切断面に相応する。
原則的に、完成品中のレーヨン/ビスコース繊維の分
布に関して、プラスチックプレートの上面からのそれぞ
れの差に関わらず、違いは認められなかった。このこと
は、数回の実験で保証された。
従って、本発明は、有利な実施形で、プラスチック10
0重量部に対して少なくとも1種の天然又は半合成繊維
(生物学的に製造されたセルロース繊維を除く)を含有
するプラスチック0.01〜20重量部を有する繊維含有プラ
スチックに関し、その際、天然繊維は、木綿、ジュート
又はリネンから選択される植物性繊維又は羊毛からの動
物性繊維であり、かつ半合成繊維は、セルローススピン
ファイバーであり、かつその際、プラスチックは、プラ
スチックマトリックスの色が、繊維の色とコントラスト
を有するので、深み効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI //(C08L 101/16 1:02) (C08L 101/16 1:24) (56)参考文献 特開 平3−52942(JP,A) 特開 平3−12435(JP,A) 特開 平2−68373(JP,A) 特開 平4−31347(JP,A) 特開 昭58−203048(JP,A) 特開 平6−272176(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 1/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のもの: (a)プラスチック材料100重量部当たり、ビスコース
    繊維であるスパン染色セルロース繊維0.01〜20重量部及
    び (b)スパン染色セルロース繊維が添加される少なくと
    も1種のポリマーからなるプラスチックマトリックス を含有する繊維含有熱可塑性プラスチックにおいて、プ
    ラスチックマトリックスの色が繊維の色と対照的であっ
    て深み効果をプラスチック材料が示すことを特徴とす
    る、繊維含有熱可塑性プラスチック。
  2. 【請求項2】深み効果の改善のために粒起表面が形成さ
    れている、請求項1に記載の繊維含有熱可塑性プラスチ
    ック。
  3. 【請求項3】紡糸されたビスコース繊維は50μm〜5mm
    の繊維長さ及び/又は1μm〜500μmの繊維直径を有
    するステープルファイバーである、請求項1又は2に記
    載の繊維含有熱可塑性プラスチック。
  4. 【請求項4】ビスコース紡糸繊維が羊毛タイプ又は木綿
    タイプに由来する、請求項1から3までのいずれか1項
    に記載の繊維含有熱可塑性プラスチック。
  5. 【請求項5】プラスチックは低圧−PE、高圧−PE、ポリ
    プロピレン、PMMA、PVC、ポリ塩化ビニリデン、PTFE、
    ポリアミド、芳香族ポリエステル、ポリカーボネート、
    ポリスルホン、ポリスチレン、ポリアセタール、スチレ
    ンとアクリルニトリルとからの熱可塑性コポリマー、ポ
    リイミド、スチレンとブタジエンとからの熱可塑性コポ
    リマー、ABS、PU−樹脂、合成ゴム、エチレン−プロピ
    レン−エラストマー、PPEPDM、スチレンとブタジエンと
    からの弾性コポリマー、スチレンとクロロプレンとから
    の弾性コポリマー及びPU−フォームから選択されてい
    る、請求項1に記載の繊維含有熱可塑性プラスチック。
  6. 【請求項6】プラスチックがブレンドポリマー又はコポ
    リマーである、請求項5に記載の繊維含有熱可塑性プラ
    スチック。
  7. 【請求項7】更に、慣用の助剤及び添加物、例えば染料
    及び顔料、填料、添加剤を含有する、請求項1から6ま
    でのいずれか1項に記載の繊維含有熱可塑性プラスチッ
    ク。
  8. 【請求項8】プラスチック含有マスターバッチ100重量
    部に対して、請求項1から4までのいずれか1項に記載
    の少なくとも1種のビスコース繊維0.01〜80.00重量部
    を含有し、その際、プラスチックは請求項5又は6から
    選択されている、殊に顆粒形のマスターバッチ。
  9. 【請求項9】プラスチック含有ポリマーコンパウンド10
    0重量部に対して、請求項1から4までのいずれか1項
    に記載の少なくとも1種のビスコース繊維0.01〜80.00
    重量部を含有し、その際、プラスチックは、請求項5又
    は6から選択されている、特に顆粒形のポリマーコンパ
    ウンド。
  10. 【請求項10】プラスチックを繊維/繊維混合物と一緒
    に、同時の混合下に熱加工することにより均質化し、か
    つ分散させる、請求項1から9までのいずれか1項に記
    載の繊維含有熱可塑性プラスチックの製法。
  11. 【請求項11】熱加工のための出発顆粒として、全顆粒
    100重量部に対して、繊維0.01〜80.00重量部を有する繊
    維含有マスターバッチ又はポリマー−コンパウンドを使
    用する、請求項10に記載の方法。
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