JP3052719B2 - シートレッグカバー - Google Patents
シートレッグカバーInfo
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- JP3052719B2 JP3052719B2 JP6005938A JP593894A JP3052719B2 JP 3052719 B2 JP3052719 B2 JP 3052719B2 JP 6005938 A JP6005938 A JP 6005938A JP 593894 A JP593894 A JP 593894A JP 3052719 B2 JP3052719 B2 JP 3052719B2
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- seat
- frame
- cover
- seat leg
- leg
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両シートに係り、
詳しくは車両シートのシートレッグに取付けるシートレ
ッグカバーに関するものである。
詳しくは車両シートのシートレッグに取付けるシートレ
ッグカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用シート1において
は、図11に示すように、例えば1人掛けシート1にお
いてはフロアー2に取付けられた左右にシートレッグ3
に図示はしないがシートトラックを介して前後に移動可
能に取付けられ、このシート1のシートバック1bはシ
ートクッション1aに対しリクライニング装置4を介し
てその傾斜角度を調整可能に設けられ、このようにシー
ト1を取付けたシートレッグ3には、例えばその前後あ
るいは左右方向よりレッグカバー5がシートレッグ3に
クリップあるいはビス6等により止着され、同クリップ
あるいはビス着部6にはキャップ7が取付けられて見栄
えを向上するように構成されていた。
は、図11に示すように、例えば1人掛けシート1にお
いてはフロアー2に取付けられた左右にシートレッグ3
に図示はしないがシートトラックを介して前後に移動可
能に取付けられ、このシート1のシートバック1bはシ
ートクッション1aに対しリクライニング装置4を介し
てその傾斜角度を調整可能に設けられ、このようにシー
ト1を取付けたシートレッグ3には、例えばその前後あ
るいは左右方向よりレッグカバー5がシートレッグ3に
クリップあるいはビス6等により止着され、同クリップ
あるいはビス着部6にはキャップ7が取付けられて見栄
えを向上するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のシートレッグ3の遮蔽装飾の構成のものでは、部品
点数が多くなってレッグカバー3の組み付け工数を多く
必要とし、また、レッグカバー3を組み付けた際にその
接続部に隙間が発生しやすく、見栄えを悪くし、その修
正に時間を要して組み付け工数をさらに増加する恐れの
ある問題点があった。本発明は、上記従来の問題点を解
消するためなされたもので、部品点数が少なく、かつ組
付け施工が良好な車両用シートのシートレッグカバーを
提供することを目的とするものである。
来のシートレッグ3の遮蔽装飾の構成のものでは、部品
点数が多くなってレッグカバー3の組み付け工数を多く
必要とし、また、レッグカバー3を組み付けた際にその
接続部に隙間が発生しやすく、見栄えを悪くし、その修
正に時間を要して組み付け工数をさらに増加する恐れの
ある問題点があった。本発明は、上記従来の問題点を解
消するためなされたもので、部品点数が少なく、かつ組
付け施工が良好な車両用シートのシートレッグカバーを
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、シートトラックを介してその上部にシ
ートクッションを取り付けるためのシートレッグの周囲
を囲繞する合成樹脂製のシートレッグカバーであって、
前枠部と後枠部と左右の側枠部を有する枠状体を主体と
し、該枠状体の内側に前記シートレッグに形成した係合
部に係合する係合受部を設け、前記前枠部と前記後枠部
の上部に上部覆部を内方へ張り出して設け、前記左右の
側枠部の上部にサイド覆部を内方へ張り出して設け、前
記上部覆部と前記サイド覆部との間に、前記シートトラ
ックを嵌め込み状に位置させるための嵌め込み凹部を設
けたシートレッグカバーとしたことを特徴とする。
を解決するため、シートトラックを介してその上部にシ
ートクッションを取り付けるためのシートレッグの周囲
を囲繞する合成樹脂製のシートレッグカバーであって、
前枠部と後枠部と左右の側枠部を有する枠状体を主体と
し、該枠状体の内側に前記シートレッグに形成した係合
部に係合する係合受部を設け、前記前枠部と前記後枠部
の上部に上部覆部を内方へ張り出して設け、前記左右の
側枠部の上部にサイド覆部を内方へ張り出して設け、前
記上部覆部と前記サイド覆部との間に、前記シートトラ
ックを嵌め込み状に位置させるための嵌め込み凹部を設
けたシートレッグカバーとしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成としたことにより、シートレッグの外
周を容易にカバーすることができて車両用シートの取付
基部の外観を向上できる。
周を容易にカバーすることができて車両用シートの取付
基部の外観を向上できる。
【0006】
【実施例】次に、本発明の第1実施例を図1ないし図6
にしたがって説明すると、図1はシートレッグ11およ
びシートレッグカバー20とシートレッグ11に取付け
られるシートトラック34の斜視図、図2はシートレッ
グ11とシートクッション1aとの一部断面図を示すも
ので、このシートレッグ11は例えば鋼板材をプレス成
形した左右対称形状のレッグ部材12と接続部材16と
より形成され、このレッグ部材12は所定の長さを有す
る水平部13とこの水平部13の前後に形成される取付
部14cを有する脚部14a,14bとより形成され、
この各脚部14a,14bの上部には水平部13より突
出状に中央部にねじ孔15aを有するシートトラック3
4の取付座15が形成されている。
にしたがって説明すると、図1はシートレッグ11およ
びシートレッグカバー20とシートレッグ11に取付け
られるシートトラック34の斜視図、図2はシートレッ
グ11とシートクッション1aとの一部断面図を示すも
ので、このシートレッグ11は例えば鋼板材をプレス成
形した左右対称形状のレッグ部材12と接続部材16と
より形成され、このレッグ部材12は所定の長さを有す
る水平部13とこの水平部13の前後に形成される取付
部14cを有する脚部14a,14bとより形成され、
この各脚部14a,14bの上部には水平部13より突
出状に中央部にねじ孔15aを有するシートトラック3
4の取付座15が形成されている。
【0007】また、接続部材16は例えばパイプ材等か
らなるもので、所定の長さを有し、その両端部寄りの対
応する位置には別体あるいは切起し状に所定の間隔で係
止爪17が形成されている。このように形成された接続
部材16は図示のようにシートレッグ11の取付座15
部分に溶着手段等により止着されて略方形状に枠組みさ
れ、この枠組み状態で接続部材16に形成した係合片1
7は前後方向に突出されている。
らなるもので、所定の長さを有し、その両端部寄りの対
応する位置には別体あるいは切起し状に所定の間隔で係
止爪17が形成されている。このように形成された接続
部材16は図示のようにシートレッグ11の取付座15
部分に溶着手段等により止着されて略方形状に枠組みさ
れ、この枠組み状態で接続部材16に形成した係合片1
7は前後方向に突出されている。
【0008】また、シートレッグカバー20は例えば合
成樹脂材をブロー成形してなるもので、シートレッグ1
1の四周を一体状に囲繞可能に成形されるもので、前枠
部21a、後枠部21bと左右の側枠部21cとにより
上方に開口する略方形枠状の枠状体21に形成されると
ともに、各枠部21a,21b,21cは一連に外縁2
2と内縁23とにより中空部24を有する枠状体21に
形成されている。また、左右の側枠部21cの上部には
前後枠部21a,21bとの角部を含めて略かぎ形状の
サイド覆部25が中空部24を連続して閉じ形状に形成
されている。
成樹脂材をブロー成形してなるもので、シートレッグ1
1の四周を一体状に囲繞可能に成形されるもので、前枠
部21a、後枠部21bと左右の側枠部21cとにより
上方に開口する略方形枠状の枠状体21に形成されると
ともに、各枠部21a,21b,21cは一連に外縁2
2と内縁23とにより中空部24を有する枠状体21に
形成されている。また、左右の側枠部21cの上部には
前後枠部21a,21bとの角部を含めて略かぎ形状の
サイド覆部25が中空部24を連続して閉じ形状に形成
されている。
【0009】また、前後の枠部21a,21bは図2に
示すように上部覆部26がほぼ対称形状に対向状に形成
されている。この上部覆部26の内縁23側は図2に示
すようにその上部は接続部材16の部位より図示のよう
にほぼ取付座15とほぼ同位に開口側に折曲される水平
縁27aと同水平縁27aの端部より立上り状に立上り
縁27bとによる上部内縁27が形成され、また、外縁
22側は上部内縁27の立上り縁27bとほぼ平行状の
外立上り縁28aと水平縁27aとほぼ平行な外水平縁
28bとからなる上部外縁28が形成されて、この上部
外縁28と上部内縁27とにより中空部24に連続する
閉じ状の中空部24aを有する前後の上部覆部26が形
成されている。
示すように上部覆部26がほぼ対称形状に対向状に形成
されている。この上部覆部26の内縁23側は図2に示
すようにその上部は接続部材16の部位より図示のよう
にほぼ取付座15とほぼ同位に開口側に折曲される水平
縁27aと同水平縁27aの端部より立上り状に立上り
縁27bとによる上部内縁27が形成され、また、外縁
22側は上部内縁27の立上り縁27bとほぼ平行状の
外立上り縁28aと水平縁27aとほぼ平行な外水平縁
28bとからなる上部外縁28が形成されて、この上部
外縁28と上部内縁27とにより中空部24に連続する
閉じ状の中空部24aを有する前後の上部覆部26が形
成されている。
【0010】また、前後の枠部21a,21bの下部側
にはレッグ部材12の取付部14cに沿う下部内縁30
と下部外縁31とが中空部24と連続する閉じ状の中空
部24bが形成されて下部覆部29が形成されている。
また、内縁23の上部内縁27に近接した位置には外縁
22側に向けて断面略コ字形状の凹設されて、接続部材
16に折返し状に形成した係合片17と対応して係合可
能な係止凹部32が形成されている。このように形成さ
れたシートレッグカバー20の上部の左右のサイド覆部
25と前後の上部覆部28との間にはシートトラック3
4を取付けるための嵌込み凹部33が形成されている。
にはレッグ部材12の取付部14cに沿う下部内縁30
と下部外縁31とが中空部24と連続する閉じ状の中空
部24bが形成されて下部覆部29が形成されている。
また、内縁23の上部内縁27に近接した位置には外縁
22側に向けて断面略コ字形状の凹設されて、接続部材
16に折返し状に形成した係合片17と対応して係合可
能な係止凹部32が形成されている。このように形成さ
れたシートレッグカバー20の上部の左右のサイド覆部
25と前後の上部覆部28との間にはシートトラック3
4を取付けるための嵌込み凹部33が形成されている。
【0011】このように形成されたシートレッグカバー
20をフロア2に取付けられたシートレッグ11の上方
より被せ状にして行くと、同シートレッグカバー20の
前後枠部21a,21bの内縁23は図3(a) に示すよ
うに接続部材16に形成した係合片17と摺接されるこ
とにより同内縁23は弾性変位され、係止凹部32に至
ると同係合片17はこの係止凹部32と係合される。こ
の状態でシートレッグ11は同シートレッグカバー20
によりその四周は囲繞されて嵌込み凹部33はシートレ
ッグ11の取付座15の外側に位置され、前後の嵌込み
凹部33間にはシートトラック34が嵌込まれて取付座
15を介してシートトラック34が取付けられている。
20をフロア2に取付けられたシートレッグ11の上方
より被せ状にして行くと、同シートレッグカバー20の
前後枠部21a,21bの内縁23は図3(a) に示すよ
うに接続部材16に形成した係合片17と摺接されるこ
とにより同内縁23は弾性変位され、係止凹部32に至
ると同係合片17はこの係止凹部32と係合される。こ
の状態でシートレッグ11は同シートレッグカバー20
によりその四周は囲繞されて嵌込み凹部33はシートレ
ッグ11の取付座15の外側に位置され、前後の嵌込み
凹部33間にはシートトラック34が嵌込まれて取付座
15を介してシートトラック34が取付けられている。
【0012】このように本例シートレッグカバー20
は、合成樹脂により内外2層で中空部24を有する前枠
部21a,後枠部21bおよび左右の側枠部21cによ
りシートレッグ11を囲繞可能にブロー成形してシート
レッグ11の四周を一体的に包着する構成としたもので
あるから、このシートレッグカバー20をシートレッグ
11の上方より被せ状にして押圧することにより、その
前後の内縁23はシートレッグ11の接続部材16に形
成した係合片17により弾性変位され、係止凹部32に
至ると同係止凹部32とワンタッチ係合されてシートレ
ッグ11の四周を囲繞状に一体に包着することができ
る。このようにシートレッグカバー20はシートレッグ
11を包着する内外縁22,23で中空部24を有する
枠状体に形成したものであるから、従来のように前後あ
るいは左右方向からビス、クリップ等により取付けてカ
バーするものとは異なり突合せ部がないので修正等の必
要性がなく、かつ外観を向上することができ、部品点数
も少なく、かつ組付け工数も低減することができる。
は、合成樹脂により内外2層で中空部24を有する前枠
部21a,後枠部21bおよび左右の側枠部21cによ
りシートレッグ11を囲繞可能にブロー成形してシート
レッグ11の四周を一体的に包着する構成としたもので
あるから、このシートレッグカバー20をシートレッグ
11の上方より被せ状にして押圧することにより、その
前後の内縁23はシートレッグ11の接続部材16に形
成した係合片17により弾性変位され、係止凹部32に
至ると同係止凹部32とワンタッチ係合されてシートレ
ッグ11の四周を囲繞状に一体に包着することができ
る。このようにシートレッグカバー20はシートレッグ
11を包着する内外縁22,23で中空部24を有する
枠状体に形成したものであるから、従来のように前後あ
るいは左右方向からビス、クリップ等により取付けてカ
バーするものとは異なり突合せ部がないので修正等の必
要性がなく、かつ外観を向上することができ、部品点数
も少なく、かつ組付け工数も低減することができる。
【0013】なお、上記実施例においてはシートレッグ
11の接続部材16に係合片17を設けてシートレッグ
カバー20の内縁23の係止凹部32と係合するように
例示したが、これに限定するものではなく、例えば、図
4に示すようにシートレッグ11のレッグ部材12の前
後の脚部14a,14bに折返し状に係合片35を設け
る構成としてシートレッグカバー20にこれと対応する
係止凹部32を形成してもよく、また、この係止凹部3
2は凹条のものであってもよく、凹条にすることにより
係合片17,35のいずれの場合にも適用することがで
きる。
11の接続部材16に係合片17を設けてシートレッグ
カバー20の内縁23の係止凹部32と係合するように
例示したが、これに限定するものではなく、例えば、図
4に示すようにシートレッグ11のレッグ部材12の前
後の脚部14a,14bに折返し状に係合片35を設け
る構成としてシートレッグカバー20にこれと対応する
係止凹部32を形成してもよく、また、この係止凹部3
2は凹条のものであってもよく、凹条にすることにより
係合片17,35のいずれの場合にも適用することがで
きる。
【0014】また、図5および図6に示すシートレッグ
カバー40は上記シートレッグカバー20の別態様を示
すもので、このシートレグカバー40は上記したシート
レッグカバー20とほぼ同様にブロー成形されるもの
で、その同位の部位には同符号を付してその異なる部位
に付いて説明すると、このシートレッグカバー40は、
とくに、そのブロー成型過程において、例えば一方の上
部覆部26の上部内縁27の水平縁27aには所定の間
隔で雌ねじ部材41を一体にインサート成形されてい
る。また、シートレッグ11側においてはこの雌ねじ部
材41をインサート成形した側の接続部材16に取付け
られる係合片17に代わる取付片42は雌ねじ部材41
と対応する位置にシートレッグ11の内方に向けた取付
けられるとともに、同取付片42は水平縁27aに重合
状に当接され、かつ雌ねじ部材41と整合する孔43が
貫設されている。その他の構成は第1実施例とほぼ同様
に設けられている。したがって、このシートレッグカバ
ー40においても上記実施例とほぼ同等の作用効果を奏
するもので、一方の係止凹部32は係合片17と係合さ
れるとともに、他方の雌ねじ部材42は取付片42の孔
43と整合され、ビス44により螺着されて、がたつき
を防止することができる。
カバー40は上記シートレッグカバー20の別態様を示
すもので、このシートレグカバー40は上記したシート
レッグカバー20とほぼ同様にブロー成形されるもの
で、その同位の部位には同符号を付してその異なる部位
に付いて説明すると、このシートレッグカバー40は、
とくに、そのブロー成型過程において、例えば一方の上
部覆部26の上部内縁27の水平縁27aには所定の間
隔で雌ねじ部材41を一体にインサート成形されてい
る。また、シートレッグ11側においてはこの雌ねじ部
材41をインサート成形した側の接続部材16に取付け
られる係合片17に代わる取付片42は雌ねじ部材41
と対応する位置にシートレッグ11の内方に向けた取付
けられるとともに、同取付片42は水平縁27aに重合
状に当接され、かつ雌ねじ部材41と整合する孔43が
貫設されている。その他の構成は第1実施例とほぼ同様
に設けられている。したがって、このシートレッグカバ
ー40においても上記実施例とほぼ同等の作用効果を奏
するもので、一方の係止凹部32は係合片17と係合さ
れるとともに、他方の雌ねじ部材42は取付片42の孔
43と整合され、ビス44により螺着されて、がたつき
を防止することができる。
【0015】次に、本発明の第2実施例を図7ないし図
10にしたがって説明すると、この第2実施例のシート
レッグカバー50は上記第1実施例と同様のシートレッ
グ11に取付けられるもので、合成樹脂材をインジェク
ション成形してなるもので、シートレッグ11の四周を
囲繞可能に前枠部51aと後枠部51bと左右の側枠部
51cとにより上方に開口する略方形枠状の枠状体51
に形成され、この左右の側枠部51cの側縁52の上部
には図7に示すように前後枠部51a,51bの角部を
含めて断面略逆U形状のサイド覆縁53が形成されてい
る。
10にしたがって説明すると、この第2実施例のシート
レッグカバー50は上記第1実施例と同様のシートレッ
グ11に取付けられるもので、合成樹脂材をインジェク
ション成形してなるもので、シートレッグ11の四周を
囲繞可能に前枠部51aと後枠部51bと左右の側枠部
51cとにより上方に開口する略方形枠状の枠状体51
に形成され、この左右の側枠部51cの側縁52の上部
には図7に示すように前後枠部51a,51bの角部を
含めて断面略逆U形状のサイド覆縁53が形成されてい
る。
【0016】また、前後の枠部51a,51bはその前
後縁54,55の上部には対向状に立上り縁56aと水
平縁56bとが断面略かぎ形状の上部覆縁56が形成さ
れ、また、前後縁54,55の下部にはレッグ部材12
の取付部14cを覆設可能に下部覆縁57が形成されて
いる。また、左右の側枠部51cの内面側には図示のよ
うに所定の間隔でその下部よりサイド覆縁53の凹部に
亘り縦リブ58が形成されている。また、前後枠部51
a,51bの内側面においても、所定の間隔でその下部
覆縁57から上部覆縁56に亘り縦リブ59が形成され
るとともに、上部覆縁56の下面側にはその左右方向に
複数の横リブ60(本例では2条の場合を例示した)が
設けられて、上部覆縁56の下面には井桁状にリブ5
9,60が形成されている。また、下部覆縁57の基部
側の左右方向のレッグ部材12の取付部14c間の相当
部分には下横リブ61が設けられている。また、この前
後枠部51a,51bの左右端部の縦リブ59は上部覆
縁56の左右を閉止しており、この左右端部の縦リブ5
9の内側のリブ間隔部分の前後縁54,55にはシート
レッグ11の接続部材16に取付けた係合片17を弾性
挾着する対をなす挾持片62が上下方向の所定の範囲に
内方に向けて突設されている。このように形成されたシ
ートレッグかバー50の左右のサイド覆縁53と前後の
上部覆縁56との間にはシートトラック34の嵌込み凹
部63が形成されている。
後縁54,55の上部には対向状に立上り縁56aと水
平縁56bとが断面略かぎ形状の上部覆縁56が形成さ
れ、また、前後縁54,55の下部にはレッグ部材12
の取付部14cを覆設可能に下部覆縁57が形成されて
いる。また、左右の側枠部51cの内面側には図示のよ
うに所定の間隔でその下部よりサイド覆縁53の凹部に
亘り縦リブ58が形成されている。また、前後枠部51
a,51bの内側面においても、所定の間隔でその下部
覆縁57から上部覆縁56に亘り縦リブ59が形成され
るとともに、上部覆縁56の下面側にはその左右方向に
複数の横リブ60(本例では2条の場合を例示した)が
設けられて、上部覆縁56の下面には井桁状にリブ5
9,60が形成されている。また、下部覆縁57の基部
側の左右方向のレッグ部材12の取付部14c間の相当
部分には下横リブ61が設けられている。また、この前
後枠部51a,51bの左右端部の縦リブ59は上部覆
縁56の左右を閉止しており、この左右端部の縦リブ5
9の内側のリブ間隔部分の前後縁54,55にはシート
レッグ11の接続部材16に取付けた係合片17を弾性
挾着する対をなす挾持片62が上下方向の所定の範囲に
内方に向けて突設されている。このように形成されたシ
ートレッグかバー50の左右のサイド覆縁53と前後の
上部覆縁56との間にはシートトラック34の嵌込み凹
部63が形成されている。
【0017】このように形成されたシートレッグカバー
50は第1実施例と同様にフロア2に取付けられたシー
トレッグ11の上方より被せ状にして行くと、同シート
レッグカバー50の前後縁54,55の左右に内方に突
出状に形成した対をなす挾持片62間にシートレッグ1
1の接続部材16に取付けた係合片17が挿入されて弾
性挾着される。この状態でシートレッグ11の四周はシ
ートレッグカバー50により囲繞されて嵌込み凹部63
はシートトラック11の取付座15の外側に位置され、
前後の嵌込み凹部63間にはシートトラック11が嵌込
まれて取付座15に取付けられている。したがって、こ
の第2実施例においても上記第1実施例とほぼ同等の作
用効果を奏するものである。
50は第1実施例と同様にフロア2に取付けられたシー
トレッグ11の上方より被せ状にして行くと、同シート
レッグカバー50の前後縁54,55の左右に内方に突
出状に形成した対をなす挾持片62間にシートレッグ1
1の接続部材16に取付けた係合片17が挿入されて弾
性挾着される。この状態でシートレッグ11の四周はシ
ートレッグカバー50により囲繞されて嵌込み凹部63
はシートトラック11の取付座15の外側に位置され、
前後の嵌込み凹部63間にはシートトラック11が嵌込
まれて取付座15に取付けられている。したがって、こ
の第2実施例においても上記第1実施例とほぼ同等の作
用効果を奏するものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記したように、シートクッ
ションを取付けるシートレッグの四周を合成樹脂材によ
り一体に囲繞可能とする枠状体のシートレッグカバーを
成形するとともに、該シートレッグカバーの内面側には
シートレッグに形成した係合部と係脱可能に係止する係
合受部を形成する構成としたものであるから、シートレ
ッグの外面四周に格別の止着部材を要する事なく、ワン
タッチで取付けることができて一体的に囲繞することが
できて外観を向上することができ、また、部品点数、組
付け工数を低減することができる。
ションを取付けるシートレッグの四周を合成樹脂材によ
り一体に囲繞可能とする枠状体のシートレッグカバーを
成形するとともに、該シートレッグカバーの内面側には
シートレッグに形成した係合部と係脱可能に係止する係
合受部を形成する構成としたものであるから、シートレ
ッグの外面四周に格別の止着部材を要する事なく、ワン
タッチで取付けることができて一体的に囲繞することが
できて外観を向上することができ、また、部品点数、組
付け工数を低減することができる。
【図1】第1実施例の車両用シートの分解斜視図であ
る。
る。
【図2】同じくシートの取付けを示す縦断面図である。
【図3】(a)(b)はシートレッグカバーの取付けの説明図
である。
である。
【図4】シートレッグカバーを係止する係止爪の別態様
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】第1実施例の別態様を示す分解斜視図である。
【図6】図5の取付け状態の縦断面図である。
【図7】第2実施例の車両シートの分解斜視図である。
【図8】同じくシートの取付けを示す縦断面図である。
【図9】図7のA−A線断面図である。
【図10】図9の丸印部の水平断面図である。
【図11】従来の車両用シートの斜視図である。
11 シートレッグ 17,35 係合片(係合部) 20,40,50 シートレッグカバー 21,51 枠状体 32 係止凹部(係合受部) 62 挾持片(係合受部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−22(JP,A) 実開 昭48−24708(JP,U) 実開 昭60−114031(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/44 A47C 7/00
Claims (4)
- 【請求項1】 シートトラックを介してその上部にシー
トクッションを取り付けるためのシートレッグの周囲を
囲繞する合成樹脂製のシートレッグカバーであって、 前枠部と後枠部と左右の側枠部を有する枠状体を主体と
し、 該枠状体の内側に前記シートレッグに形成した係合
部に係合する係合受部を設け、前記前枠部と前記後枠部
の上部に上部覆部を内方へ張り出して設け、前記左右の
側枠部の上部にサイド覆部を内方へ張り出して設け、前
記上部覆部と前記サイド覆部との間に、前記シートトラ
ックを嵌め込み状に位置させるための嵌め込み凹部を設
けたシートレッグカバー。 - 【請求項2】 前記枠状体は、内縁と外縁とにより中空
部を内方して前記シートレッグを囲繞可能であり、かつ
前後に上部覆部を一体にブロー成形する構成とした請求
項1のシートレッグカバー。 - 【請求項3】 前記ブロー成形による枠状体に形成され
る係合受部を一方は内縁に係止凹部を、他方は上部覆部
の水平縁に螺着部を形成する構成とした請求項2のシー
トレッグカバー。 - 【請求項4】 前記枠状体は、枠状体の内側に内方に縦
方向に複数のリブをインジェクション成形する構成とし
た第1項記載のシートレッグカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6005938A JP3052719B2 (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | シートレッグカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6005938A JP3052719B2 (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | シートレッグカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07205700A JPH07205700A (ja) | 1995-08-08 |
JP3052719B2 true JP3052719B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=11624849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6005938A Expired - Fee Related JP3052719B2 (ja) | 1994-01-24 | 1994-01-24 | シートレッグカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3052719B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5029202B2 (ja) * | 2007-08-08 | 2012-09-19 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シート |
JP5530973B2 (ja) * | 2011-05-13 | 2014-06-25 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シートの設置構造 |
WO2014104211A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-03 | テイ・エス テック株式会社 | シート装置 |
-
1994
- 1994-01-24 JP JP6005938A patent/JP3052719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07205700A (ja) | 1995-08-08 |
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