JPH101003A - 自動車のドアの衝撃吸収パッド構造 - Google Patents

自動車のドアの衝撃吸収パッド構造

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JPH101003A
JPH101003A JP8153623A JP15362396A JPH101003A JP H101003 A JPH101003 A JP H101003A JP 8153623 A JP8153623 A JP 8153623A JP 15362396 A JP15362396 A JP 15362396A JP H101003 A JPH101003 A JP H101003A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア内に簡単に取り付けることができ、ま
た、必要な部分にのみ設定することができる衝撃吸収パ
ッド構造とする。 【解決手段】 ドアアウタパネル12に固着されてドア
ウエスト部10bを前後方向に伸びるウエストレインフ
ォース16と、ウエストレインフォース16の下方で前
後方向に伸びるガードバー18との間に且つ前後方向の
所定の位置に衝撃吸収パッド30を配設し、該衝撃吸収
パッド30の上端部に千鳥状に形成されたアウタ側当接
部32とインナ側当接部34とでウエストレインフォー
ス16の下端部を挟み込むと共に、衝撃吸収パッド30
の一部をガードバー18に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアの衝
撃吸収パッド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動車のドアの衝撃吸収
パッド構造としては、例えば、特開平3−135856
号公報に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
構造のものは、衝撃吸収パッドがドアトリムとドアイン
ナパネルの上縁部との間に介挿される第一のパッド部
と、第一のパッド部からドアウエスト開口内に延設され
てウインドウパネルに対向する第二のパッド部とからな
り、第一のパッド部と第二のパッド部とでドアインナパ
ネルの上縁部を挟持する構造となっている。この衝撃吸
収パッドは、ドアトリム取付時に、ドアインナパネルの
上縁部を挟持するように取り付けなければならないが、
ドアに対し斜めになるとその上縁部に入りにくいという
問題がある。また、ドアウエスト開口に衝撃吸収パッド
取付のための余裕代を設けなければならず、この余裕代
の寸法のばらつきにより、ガタができるおそれがある。
さらには、ドアウエスト開口をドアの長手方向(前後方
向)の位置によって変化させることは困難であるから、
ドアウエスト開口全体に亘って一定の形状の衝撃吸収パ
ッドを配設しなければならず、不用な部分にもパッドが
設定されることになり、製造コストが高くなるという問
題がある。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、簡単に取り付けることができ、また、必要な部分
にのみ設定することができる衝撃吸収パッド構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、ドアアウタパ
ネルとドアインナパネルとによって形成されるドアの空
間内に衝撃吸収パッドを配設する自動車のドアの衝撃吸
収パッド構造において、ドアアウタパネルに固着されて
ドアウエスト部を前後方向に伸びるウエストレインフォ
ースと、ウエストレインフォースの下方で前後方向に伸
びるガードバーとの間に且つ前後方向の所定の位置に前
記衝撃吸収パッドを配設し、該衝撃吸収パッドの上端部
で前記ウエストレインフォースの下端部を挟み込むと共
に、衝撃吸収パッドの一部を前記ガードバーに連結する
ことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、前記衝撃吸収パッドの上端部には、
ウエストレインフォースよりもドアアウタ側にあってウ
エストレインフォースの下端部にドアアウタ側から当接
するアウタ側当接部と、ウエストレインフォースよりも
ドアインナ側にあってウエストレインフォースの下端部
にドアインナ側から当接するインナ側当接部とが、前後
方向に交互に千鳥状に形成されており、アウタ側当接部
とインナ側当接部とでウエストレインフォースを挟み込
むことを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のものにおいて、前記衝撃吸収パッドは、ウエストレ
インフォースを挟み込む前の状態で、前記アウタ側当接
部において最もドアインナ側に位置する部位から前記イ
ンナ側当接部において最もドアアウタ側に位置する部位
までの車幅方向の隙間を、ドアインナ側を正として測っ
たときの値が、ウエストレインフォースの板厚値よりも
小さいことを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明は、請求項2ま
たは3記載のものにおいて、前記アウタ側当接部の上部
インナ側には、上方に向かうに従ってドアインナ側から
ドアアウタ側に傾斜するテーパ面が形成されており、前
記インナ側当接部の上部アウタ側には、上方に向かうに
従ってドアアウタ側からドアインナ側に傾斜するテーパ
面が形成されていることを特徴とする。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項2〜
4のいずれかに記載のものにおいて、前記アウタ側当接
部と前記インナ側当接部とが最も接近した部位の上方に
は、それぞれ上方に向かうに従って互いに前後方向にお
いて離反するテーパ面が形成されていることを特徴とす
る。また、請求項6記載の発明は、請求項2〜5のいず
れかに記載のものにおいて、前記アウタ側当接部または
前記インナ側当接部の少なくとも一方にはウエストレイ
ンフォースに向かって突出する少なくとも1つの凸部が
形成されていることを特徴とする。
【0010】また、請求項7記載の発明は、請求項1〜
6のいずれかに記載のものにおいて、前記ウエストレイ
ンフォースの前記衝撃吸収パッドによって挟み込まれる
部分に対応して前記ウエストレインフォースには前後方
向に伸びる切欠部が形成されており、前記切欠部の前後
端で前記衝撃吸収パッドの前後端を挟むことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、衝撃吸収
パッドの上端部でドアアウタパネルに固着されるウエス
トレインフォースの下端部を挟み込み、衝撃吸収パッド
の一部を前記ガードバーに連結する構造としたことで、
簡単に衝撃吸収パッドを取り付けることができる。さら
に、衝撃吸収パッドをウエストレインフォースとガード
バーとの間に設けるので、ドアウエスト部前後方向に全
体に亘って設ける必要はなく、必要な部分に且つ必要な
厚さの衝撃吸収パッドを設定することができるので、製
造コストを抑えることができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1に係る作用・効果の他、千鳥状になったアウタ側当接
部とインナ側当接部とで上記ウエストレインフォースを
挟み込むために、同じ箇所で両側からウエストレインフ
ォースを挟み込む構造に比較して、衝撃吸収パッド取付
時にウエストレインフォースの下端部への挿入操作が簡
単にでき、適当な位置から衝撃吸収パッドの上端部をウ
エストレインフォースの下端部に挿入しても、正しい位
置に簡単に調整することができる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1及び2に係る作用・効果の他、ウエストレインフォー
スの下端部がアウタ側当接部とインナ側当接部との間の
板厚よりも小さい隙間に押し込まれることになり、衝撃
吸収パッドがガタつくことはない。アウタ側当接部とイ
ンナ側当接部が千鳥状に形成されることから、アウタ側
当接部において最もドアインナ側に位置する部位から前
記インナ側当接部において最もドアアウタ側に位置する
部位までの車幅方向の隙間について製造上の制限を受け
ることなく任意に設定することが可能となる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1及び請求項2または3に係る作用・効果の他、アウタ
側当接部及びインナ側当接部にそれぞれ形成されたテー
パ面により、衝撃吸収パッド取付時、ウエストレインフ
ォースの下端部を受け入れる間口が広くなっており、さ
らにこのテーパ面に沿って案内させてアウタ側当接部と
インナ側当接部とのそれぞれの下部でウエストレインフ
ォースの下端部を挟み込むことができる。従って、適当
な位置から衝撃吸収パッドでウエストレインフォースの
下端部を挟み込もうとしても、衝撃吸収パッドが正しい
位置に誘導される。
【0015】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1及び請求項2〜4のいずれかに係る作用・効果の他、
前記アウタ側当接部と前記インナ側当接部とが最も接近
した部位の上方に形成されたテーパ面によって、衝撃吸
収パッド取付時、ウエストレインフォースの下端部を、
アウタ側当接部と前記インナ側当接部とが最も接近した
部位の上方に引っかけることなく、円滑に衝撃吸収パッ
ドを正しい位置に調整移動させることができる。
【0016】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1及び請求項2〜5のいずれかに係る作用・効果の他、
衝撃吸収パッドの凸部がウエストレインフォースに圧接
することで、衝撃吸収パッドとウエストレインフォース
との間の結合を強固にすることができる。請求項7記載
の発明によれば、上記請求項1〜6のいずれかに係る作
用・効果の他、ウエストレインフォースには前後方向に
伸びる切欠部の前後端で衝撃吸収パッドの前後端を挟む
ことにより、衝撃吸収パッドの前後方向の位置決めを行
うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明にかかる衝撃吸収パッ
ド構造の実施の形態を示す断面図であり、図2は衝撃吸
収パッドの斜視図、図3はその平面図、図4は、衝撃吸
収パッドのドアへの取付状態を示す側面図(ドアインナ
パネルは省略している)である。図中、OUTは車幅方
向のアウタ側を示し、INはインナ側を示す。
【0018】図1において、ドア10は、ドアアウタパ
ネル12とドアインナパネル14とによって構成され、
ドアアウタパネル12の上端部には、ドアウエスト部1
0bの補強を行うウエストレインフォース16が溶接ま
たは接着により固着されて前後方向(図4の矢印方向)
に伸びている。同様に、ドアインナパネル14の上端部
には、ドアウエスト部10bの補強を行うインナウエス
トレインフォース17が溶接または接着により固着され
て前後方向に伸びている。さらに、ドアインナパネル1
4には、ドアインナパネル14のインナ側を覆うドアト
リム15が取り付けられている。ドアアウタパネル12
及びドアインナパネル14の上端部の間には、ドアウイ
ンドウガラス20が上下動可能に配設され、そのアウタ
側、インナ側には、それぞれドアウインドウガラス20
に弾接するシール部材21、22が設けられている。ま
た、ウエストレインフォース16の下方には、その両端
がドアインナパネル14に固着されドア前後方向に伸び
るガードバー18が設けられており、ドアアウタパネル
12とドアインナパネル14とによって形成されるドア
10の空間10a内の補強を行っている。
【0019】このドア10の空間10a内に衝撃吸収パ
ッド30が配設されており、図4に示したように、衝撃
吸収パッド30は、ウエストレインフォース16と、ウ
エストレインフォース16の下方のガードバー18との
間に、且つドア10の前後方向において、乗員の保護の
ために必要な箇所に設定される。衝撃吸収パッド30の
上端部には、ドアアウタ側に位置づけられるアウタ側当
接部32と、ドアインナ側に位置づけられるインナ側当
接部34とが、前後方向に交互に千鳥状に形成されてお
り、このアウタ側当接部32とインナ側当接部34とで
ウエストレインフォース16を挟み込み、アウタ側当接
部32がドアアウタ側からウエストレインフォース16
に当接し、インナ側当接部34がドアインナ側からウエ
ストレインフォース16に当接している。また、衝撃吸
収パッド30の下端中央部にはクリップ挿通孔30aが
形成されており、クリップ挿通孔30aを挿通するクリ
ップ26によってガードバー18に固着されたブラケッ
ト24に衝撃吸収パッド30が固定され、衝撃吸収パッ
ド30とガードバー18とが連結される。
【0020】図2及び図3に示したようにアウタ側当接
部32の上部インナ側には、上方に向かうに従ってドア
インナ側からドアアウタ側に傾斜するテーパ面32aが
形成されており、他方のインナ側当接部34の上部アウ
タ側には、上方に向かうに従ってドアアウタ側からドア
インナ側に傾斜するテーパ面34aが形成されている。
即ち、両者は上方に向けてウエストレインフォース16
の下端部を受け入れ易くするために間口が広くなってい
る。また、図3に示すように、ウエストレインフォース
16を挟み込む前の状態で、アウタ側当接部32におい
て最もドアインナ側に位置する部位から、インナ側当接
部34において最もドアアウタ側に位置する部位までの
車幅方向の隙間Sを、ドアインナ側に向かって正として
測ったときの値が、ウエストレインフォース16の板厚
値よりも小さく設定している。ウエストレインフォース
16はこの狭い隙間Sの間に押し込まれることになり、
それだけ、衝撃吸収パッド30とウエストレインフォー
ス16との間の結合を強固にすることができる。隙間S
は、マイナスの値、即ち、アウタ側当接部32において
最もドアインナ側に位置する部位の方が、インナ側当接
部において最もドアアウタ側に位置する部位よりも、ド
アインナ側にあってもよく、この場合当然にウエストレ
インフォース16の板厚値よりも小さくなる。
【0021】このような衝撃吸収パッド30は、図7に
示すような型を用いて成形することができる。衝撃吸収
パッド30の材質は、例えばポリプロピレンの樹脂とす
ることができ、予備発泡させたポリプロピレンのビーズ
を型に流し込んだ後、型締めし、加圧下で加熱して完全
発泡させる。雄型40、雌型42のぞれぞれの型には、
千鳥状形状のアウタ側当接部32、インナ側当接部34
に対応して互い違いの突出部40a、42aが形成され
ている。この加圧を行う際に、この互い違いに形成され
た突出部40a、42aにより、アウタ側当接部32、
インナ側当接部34に対応する部分を含め全体にわたっ
て均等に圧力をかけることができる。もしも、このよう
な千鳥状形状でなく、衝撃吸収パッド30の上端部に前
後方向にわたってウエストレインフォース16を挟み込
むようなスリットが形成される構造である場合には、上
記のような型締めを行った際に、スリットに対応する部
分より下半分には圧力を効果的にかけることができず、
完全発泡させることができないという問題が生ずるが、
本発明のように千鳥状形状にしておけば、かかる問題は
生じない。また、スリットを成形する際にはせいぜい幅
1mm程度のものしかできないが、ウエストレインフォ
ース16の板厚値は0.6〜0.7mm位であり、がた
つきを生じるおそれがあるのに対し、本発明のように千
鳥状形状にしておけば、図3に示した隙間Sを任意の値
に設定することが可能である。
【0022】以上のように構成される衝撃吸収パッド3
0を取り付ける際には、まず、衝撃吸収パッド30の上
端部にウエストレインフォース16の下端部を挟み込
む。このとき、図5及び図6に示すように、ウエストレ
インフォース16に対して衝撃吸収パッド30が斜めに
且つ適当な位置関係となっていても、衝撃吸収パッド3
0の上端部がアウタ側当接部32とインナ側当接部34
からなる千鳥状形状となっており、しかも、それぞれに
テーパ面32a、34aが形成され、間口が広くなって
いるために、ウエストレインフォース16を円滑にアウ
タ側当接部32とインナ側当接部34との最も接近した
部位の1つ30bの中へ誘導することができる。1つの
部分30bで完全にウエストレインフォース16が挟み
込まれれば、衝撃吸収パッド30全体を正しい位置に配
置することは簡単である。衝撃吸収パッド30をウエス
トレインフォース16に取り付け後、クリップ26によ
って衝撃吸収パッド30の下端中央部をガードバー18
に連結することで、取付作業は終了する。
【0023】以上の作業は、ドアアウタパネル12とド
アインナパネル14とによって形成される空間10a内
の視覚による確認がしにくい場所で行われることになる
が、上記衝撃吸収パッド30の構成により、簡単に取付
作業を行うことができる。尚、ウエストレインフォース
16には、図5に示したように、衝撃吸収パッド30に
挟み込まれる部分に対応して切欠部16aが形成されて
おり、切欠部16aの前後端で衝撃吸収パッド30の前
後端を挟む構成となっている。従って、衝撃吸収パッド
30の前後方向の位置決めを行うことができる。
【0024】以上のように、本実施の形態によれば、衝
撃吸収パッド30の取付作業が簡単になり、また、ドア
10の前後方向における必要の箇所にのみ、衝撃吸収パ
ッド30を設定することができる。さらには、衝撃吸収
パッド30の厚みを一定にすることができ、衝撃吸収効
果を高めることができる。図8は、衝撃吸収パッド30
の他の例を示す斜視図である。本例では、アウタ側当接
部32の下部インナ側の面には、ウエストレインフォー
ス16に向かって突出する複数の凸部32bが形成され
ており、凸部32bはウエストレインフォース16に対
して圧接することで、衝撃吸収パッド30とウエストレ
インフォース16との間の結合を強固にしている。凸部
は、アウタ側当接部32のみならず、インナ側当接部3
4の下部アウタ側の面に設けることもでき、また、その
数は、1つ以上幾つでもよい。尚、図8に示す本実施の
形態の場合、アウタ側当接部32において最もドアイン
ナ側に位置する部位は、凸部32bの頂点の位置とな
る。凸部32bの頂点をインナ側当接部34において最
もドアアウタ側に位置する部位よりもインナ側になるよ
うにすれば、隙間Sはマイナスの値となり、衝撃吸収パ
ッド30とウエストレインフォース16との間の結合を
より強固にすることができる。本例では、さらに、アウ
タ側当接部32とインナ側当接部34とが最も接近した
部位30bの上方には、それぞれ上方に向かうに従って
互いに前後方向において離反するテーパ面32c、32
c、34cが形成されている。これらのテーパ面32
c、32c、34cによって、衝撃吸収パッド30取付
時、ウエストレインフォース16の下端部を、アウタ側
当接部と前記インナ側当接部とが最も接近した部位30
bの上方に引っかけることなく、円滑に衝撃吸収パッド
30を正しい位置に調整移動させることができる。
【0025】尚、以上の各実施の形態においては、アウ
タ側当接部32を1つインナ側当接部34を2つ設ける
例で説明したが、千鳥状に形成されれば、この数の組み
合わせに限定されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる衝撃吸収パッド構造の実施の形
態を示す断面図である。
【図2】図1の衝撃吸収パッドの斜視図である。
【図3】図1の衝撃吸収パッドの平面図である。
【図4】図1の衝撃吸収パッドのドアへの取付状態を示
す側面図(ドアインナパネルは省略している)である。
【図5】図1の衝撃吸収パッドでウエストレインフォー
スを挟み付ける作業途中を示す説明図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】衝撃吸収パッドの成形を示す型の説明図であ
る。
【図8】衝撃吸収パッドの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ドア 10a 空間 10b ドアウエスト部 12 ドアアウタパネル 14 ドアインナパネル 16 ウエストレインフォース 16a 切欠部 18 ガードバー 30 衝撃吸収パッド 30b アウタ側当接部32とインナ側当接部34とが
最も接近した部位 32 アウタ側当接部 32a テーパ面 32b 凸部 32c テーパ面 34 インナ側当接部 34a テーパ面 34c テーパ面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアアウタパネルとドアインナパネルと
    によって形成されるドアの空間内に衝撃吸収パッドを配
    設する自動車のドアの衝撃吸収パッド構造において、 ドアアウタパネルに固着されてドアウエスト部を前後方
    向に伸びるウエストレインフォースと、ウエストレイン
    フォースの下方で前後方向に伸びるガードバーとの間に
    且つ前後方向の所定の位置に前記衝撃吸収パッドを配設
    し、該衝撃吸収パッドの上端部で前記ウエストレインフ
    ォースの下端部を挟み込むと共に、衝撃吸収パッドの一
    部を前記ガードバーに連結することを特徴とする自動車
    のドアの衝撃吸収パッド構造。
  2. 【請求項2】 前記衝撃吸収パッドの上端部には、ウエ
    ストレインフォースよりもドアアウタ側にあってウエス
    トレインフォースの下端部にドアアウタ側から当接する
    アウタ側当接部と、ウエストレインフォースよりもドア
    インナ側にあってウエストレインフォースの下端部にド
    アインナ側から当接するインナ側当接部とが、前後方向
    に交互に千鳥状に形成されており、アウタ側当接部とイ
    ンナ側当接部とでウエストレインフォースを挟み込むこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車のドアの衝撃吸収
    パッド構造。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収パッドは、ウエストレイン
    フォースを挟み込む前の状態で、前記アウタ側当接部に
    おいて最もドアインナ側に位置する部位から前記インナ
    側当接部において最もドアアウタ側に位置する部位まで
    の車幅方向の隙間を、ドアインナ側を正として測ったと
    きの値が、ウエストレインフォースの板厚値よりも小さ
    いことを特徴とする、請求項2記載の自動車のドアの衝
    撃吸収パッド構造。
  4. 【請求項4】 前記アウタ側当接部の上部インナ側に
    は、上方に向かうに従ってドアインナ側からドアアウタ
    側に傾斜するテーパ面が形成されており、前記インナ側
    当接部の上部アウタ側には、上方に向かうに従ってドア
    アウタ側からドアインナ側に傾斜するテーパ面が形成さ
    れていることを特徴とする請求項2または3記載の自動
    車のドアの衝撃吸収パッド構造。
  5. 【請求項5】 前記アウタ側当接部と前記インナ側当接
    部とが最も接近した部位の上方には、それぞれ上方に向
    かうに従って互いに前後方向において離反するテーパ面
    が形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいず
    れかに記載の自動車のドアの衝撃吸収パッド構造。
  6. 【請求項6】 前記アウタ側当接部または前記インナ側
    当接部の少なくとも一方にはウエストレインフォースに
    向かって突出する少なくとも1つの凸部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の自
    動車のドアの衝撃吸収パッド構造。
  7. 【請求項7】 前記ウエストレインフォースの前記衝撃
    吸収パッドによって挟み込まれる部分に対応して前記ウ
    エストレインフォースには前後方向に伸びる切欠部が形
    成されており、前記切欠部の前後端で前記衝撃吸収パッ
    ドの前後端を挟むことを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載の自動車のドアの衝撃吸収パッド構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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