JPH11334499A - 自動車用バンパ表皮の補強構造 - Google Patents
自動車用バンパ表皮の補強構造Info
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- JPH11334499A JPH11334499A JP14380798A JP14380798A JPH11334499A JP H11334499 A JPH11334499 A JP H11334499A JP 14380798 A JP14380798 A JP 14380798A JP 14380798 A JP14380798 A JP 14380798A JP H11334499 A JPH11334499 A JP H11334499A
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Abstract
業を簡略化することができるバンパ表皮の補強構造を提
供する。 【解決手段】バンパ表皮10の裏面10bに補強部材2
0をその連結部23がリブ12を跨ぐようにして当接さ
せ、クリップ部材30の挟持部32をリブ12の露出す
る部分に係合させる。この係合により、クリップ部材3
0の押圧部34及び35が補強部材20の第1平坦部2
1、第2平坦部22をバンパ表皮10の裏面10bに押
圧し、バンパ表皮10を補強することができる。バンパ
表皮10の裏面10bに補強部材20を取り付けるため
の作業は、補強部材20の連結部23、23をリブ12
に跨がせて、リブ12に置ける開口部24からの露出部
にクリップ部材30の挟持部32を係合させるといった
簡単なものとなる。
Description
皮の補強構造に関する。
取り付けられるバンパとして、合成樹脂製のものが多く
使用されている。
り付ける構造は、実開昭64−51554号公報及び実
開平4−37056号公報に開示されるように、バンパ
表皮の内側に突出形成された突設部間に取付部材を架設
し、取付部材を介して車体に取り付けられている。
パ表皮の上下方向の曲率が小さくて平坦面に近い場合、
換言すると縦断面形状が直線に近い場合には、曲率が大
きくて縦断面形状が曲線状である場合と比較して、バン
パ表皮の面剛性が不足し、このため、走行中にビビリ音
が発生したり、或いは軽い衝撃やワックス掛け等の際に
歪みやへこみが発生することが懸念される。
の肉厚部を設けたり、バンパ表皮の裏面側に補強部材を
取り付けてバンパ表皮の面剛性を高め、ビビリ音、歪み
やへこみの発生を防止するようにしている。
バンパ表皮の裏面側に補強部材を取り付ける場合、取付
け位置を均一にし、しかも取付け強度を高めるべく多数
のクリップ等の固定部材を必要とするため、その取付け
作業が煩雑になり作業効率の低下が懸念される。
リップ等の固定部材に代えて、強力な接着剤を使用して
バンパ表皮の裏面に補強部材を接着する方法もあるが、
強力な接着剤を使った場合には、解体時の分解を困難に
して資源リサイクル上好ましいものではなく、新たな課
題が発生することになる。
ブ等の肉厚部を設けた場合、バンパ表皮の表面側のうち
の、裏面側の肉厚部に対応する位置に成形時のひけに起
因する凹部が発生して外観上の表面品質を低下させるお
それがある。
目的は、接着剤を使用することなくバンパ表皮の裏面に
対する補強部材の取付け作業を簡略化することができる
と共に、外観上の表面品質を向上が得られる自動車用バ
ンパ表皮の補強構造を提供することにある。
項1に記載の自動車用バンパ表皮の補強構造は、車体に
取り付けられる合成樹脂製のバンパ表皮の補強構造にお
いて、バンパ表皮の裏面に突出形成されたリブと、上記
リブを跨ぐ連結部によって連結されて上記リブを境にし
て一方側と他方側でバンパ表皮の裏面に各々当接する一
対の平坦部、及び該連結部に開口して上記リブの一部を
露出する開口部を備えた補強部材と、該補強部材の上記
開口部から露出する上記リブの部分に係合する挟持部及
び、該挟持部の係合状態において上記補強部材の両平坦
部を上記バンパ表皮の裏面に押圧する押圧部を有するク
リップ部材とを備えたことを特徴とする。
の裏面に配設される補強部材を、その連結部がリブを跨
ぐようにして当接させ、クリップ部材の挟持部を開口部
から露出するリブの部分に係合させる。この係合により
クリップ部材の押圧部が補強部材の平坦部をバンパ表皮
の裏面に圧接し、バンパ表皮の補強が図られる。このよ
うに、バンパ表皮の裏面に補強部材を取り付けるための
作業は、補強部材の連結部をリブに跨がせて、該リブの
露出部にクリップ部材の挟持部を係合させる簡単な作業
によって達成される。
ンパ表皮の補強構造において、上記クリップ部材は、上
記バンパ表皮を上記車体に取り付けるための取付部が一
体形成されたことを特徴とする。
表皮を車体に取り付けるための専用の取付部材を設ける
必要がなく、部品点数の削減及び取付作業の簡素化が得
られる。
ンパ表皮の補強構造において、上記クリップ部材は、上
部に上記バンパ表皮の上端に形成された上端フランジ部
に係合する係合部を備え、下部に上記挟持部を備え、か
つ中央部に上記車体側に固定された固定部に係合可能な
上記取付部を備えたことを特徴とする。
材は、下部の挟持部によって補強部材をバンパ表皮の裏
面に固定し、クリップ部材自体は上部の係合部を上端フ
ランジ部に係合させることでバンパ表皮に確実に固定さ
れる。この状態で中央部の取付部を車体側の固定部に係
合させることで、補強部材によって補強したバンパ表皮
を車体に簡単に取り付けることができる。
ンパ表皮の補強構造において、上記クリップ部材の取付
部は、上記車体側面に設けられた固定部に対して車体前
後方向に移動可能で、かつ上下方向及び車体幅方向の移
動を規制して係合されたことを特徴とする。
付け後のバンパ表皮が、車体側の固定部材に対して車体
前後方向に移動することができる。これにより合成樹脂
性のバンパ表皮が熱によって膨張し又は収縮したときに
その膨張又は収縮分に相当するバンパ表皮の車体前後方
向の移動を許容することができる。また、バンパ表皮の
車体前後方向の移動が許容されることから、例えばバン
パに衝突等により荷重が作用した際の衝撃を緩和するこ
とが可能となる。
自動車用バンパの補強構造において、上記平坦部とバン
パ表皮との間に弾性材製シートが介装されたことを特徴
とする。
ンパ表皮との間に弾性材製のシートを介在させることか
ら、バンパ表皮を平坦部によって均一に押圧することが
可能になり、平坦部とバンパ表皮との取付誤差及び成形
誤差等に起因する寸法的誤差が吸収される。
強構造は、車体に取り付けられる合成樹脂製のバンパ表
皮の補強構造において、上記バンパ表皮の裏面に張設さ
れると共に、一端に上記バンパ表皮に形成されたフラン
ジ部に当接する当接部を有する補強材を備え、上記当接
部が湾曲すると共に該湾曲方向に沿う長径の取付穴が穿
設されたことを特徴とする。
は、その当接部がフランジ部の長手方向に湾曲し、かつ
湾曲方向に長い取付孔を有するので、フランジ部が水平
面に対して傾斜していても同じ補強部材で対応すること
ができ、特に車体側部に補強部材によってバンパ表皮と
取り付ける場合には、車体左右ににおいて補強部材の共
用化が得られる。
強構造は、車体に取り付けられる合成樹脂製のバンパ表
皮の補強構造において、上記バンパ表皮の裏面に突設さ
れたバンパ表皮と一体のリブと、上記バンパ表皮の表面
の上記リブに対応する位置に形成されたキャラクタライ
ンとを備えたことを特徴とする。
の表面のうちの成形時にひけが生じやすい位置、換言す
ると表面側における裏面側のリブに対応する位置に、キ
ャラクタラインを設けることにより、ひけが発生した場
合においても、そのひけが目立たなくなり、外観上の表
面品質が向上する。
ンパ表皮の補強構造において、上記キャラクタライン
は、上記リブに沿って形成される凹溝若しくは凸条の造
形線、又は上記リブに沿う谷折り形状若しくは山折り形
状に連続された造形線であることを特徴とする。
の具体的な形状を例示するものである。即ち、キャラク
タラインは、例えば、凹溝の造形線、凸条の造形線、谷
折り形状或いは山折り形状によって構成することができ
る。
パ表皮の補強構造の実施形態を図によって説明する。
補強構造の要部を示す分解斜視図である。なお、同図は
バンパ表皮の補強構造をバンパ表皮の裏面側、即ちバン
パの車体前方に向かって左側を自動車の車体側から見た
斜視図であり、バンパ表皮については、縦方向の2つの
曲面によって切断された一部を図示している。また、図
面中、矢印X方向が車体の前後方向を、矢印Y方向が車
体幅方向、また矢印Z方向が上下方向を各々示してい
る。
バンパ表皮10の裏面に設けられたリブ12と、バンパ
表皮10の裏面10bに配置される補強部材20と、バ
ンパ表皮10の裏面に補強部材20を取り付けるための
クリップ部材30とを主要構成部材としている。また、
説明において、上記バンパ表皮10、補強部材20、ク
リップ部材30及び他の部材によって一体化されたユニ
ットをバンパBというものとする。
(a)及(b)によりバンパBについて簡単に説明す
る。
要を示す斜視図であり、図2(b)は、バンパBのうち
の、車体左側部の後部に取り付けられる部分、いわゆる
左サイド部を、(a)に示す車体Cに対してほぼ90度
回転させた状態を示す拡大斜視図である。
られるリヤ部B1と、この両端から前方に延びて車体C
の左側部C2及び右側部(図示せず)に取り付けられる
左サイド部B2と右サイド部(図示せず)とを有する略
コ字形に形成されている。
左サイド部B2に適用した例について説明するが、反対
の右サイド部にも同様の補強構造1が適用される。
3、図3の矢印II方向から見た側面図を示す図4、図
4の矢印III方向から見た平面図を示す図5に各々示
すようにバンパ表皮10は、合成樹脂によって略薄板状
に成形され、表面10a側を外側に向けて、また裏面1
0b側を車体C側に向けて車体Cの上記所定位置に取り
付けられる。
ように、上縁に沿って上端フランジ部11が車体C側に
向けて突設され、裏面10bの中央部にバンパ1の長手
方向に沿ってリブ12が突設されると共に、下縁に沿っ
て下部フランジ部13が車体C側に折曲形成されてい
る。
部材30の上部に形成された係合部31が係合され、上
記リブ12は、幅w及び厚さtの板状に形成されてバン
パ表皮10の略全長に亘って略同じ高さでバンパ表皮1
0の裏面10bに突出形成されている。
B1に対応する部分においては、車体幅方向に同じ高さ
で連続形成され、左サイド部B2、及び右サイド部に対
応する部分においては車体前方に移行するに従って下降
する、いわゆる前下がりに形成されている。更に下部フ
ランジ部13には、次に説明する補強部材20の下端部
を固定するためのワンプッシュグロメット41が下方か
ら嵌挿される透孔13aが穿設されている。
上下方向に長い部材であって、補強部材20は、上記バ
ンパ表皮10のリブ12を境にして上方側にてバンパ表
皮10の裏面10bに当接する第1平坦部21と、下方
側にてバンパ表皮10の裏面10bに当接される第2平
坦部22と、リブ12を跨ぐようにしてこれら各第1平
坦部21と第2平坦部22を連結する一対の連結部23
と、この連結部23間に形成されてリブ12の一部を露
出させる開口部24とを有している。
ンパ表皮10のこれら平坦部21、22が対応する部分
に倣って略平面状に形成されている。
傍から第2の平坦部22の左右の両端部近傍に連続して
裏面20b側に突出する一対の補強ビード21a及び中
央部に裏面20b側に突出して縦方向の延びる補強ビー
ド22aが形成されている。なお、補強部材20におい
てバンパ表皮10の裏面10bに対面する面を表面20
a、車体Cと対面側の面を裏面20bという。
部22の図示左端部相互及び右端部相互を連結する屈曲
された部分であり、左方の連結部23は、第1平坦部2
1の左端部から裏面側に屈曲され、更に下方に屈曲され
た後に表面20a側に斜め下方に屈曲されるように構成
されている。また右方の連結部23も同様に構成されて
いる。
形成されており、この開口部24からバンパ表皮10の
裏面10bに突設された上記リブ12の一部が露出され
るように開口すると共に、第2平坦部22の下端には裏
面20b側、即ち車体C側に屈曲された当接部25が形
成されている。
に、バンパ表皮10の下部フランジ部13の長手方向、
換言すると車体前後方向において中央部が下方に突出す
るように湾曲形成されており、この当接部25には、そ
の湾曲方向に沿って、換言すると車体前後方向に沿って
長径となる取付孔25aが穿孔されている。
り、バンパBの右サイド部及び左サイド部B2において
共にバンパ表皮10の下部フランジ部13が、リブ12
に対して車体前方に移行するに従って上昇する前上がり
になっている場合、或いは逆に前下がりの場合において
同一の補強部材20で対応することが可能となる。即
ち、左右の部品の共用化を図ることができる。なお、当
接部25の取付孔25aには、フランジ部13の透孔1
3aを下方から貫通するワンプッシュグロメット41が
貫通される。
ョン材としての弾性材製のシート、例えばシート状の発
泡材26が接着剤によって貼着され、第2平坦部22と
バンパ表皮10の裏面10bとの間に弾性材製のシート
を介在させることにより、第2平坦部22とバンパ表皮
10の裏面10bとの相対取付誤差及び成形誤差等に起
因する寸法的誤差が吸収され、バンパ表皮10の裏面1
0bに第2平坦部22が均一に圧接することが可能にな
る。
成されて、図1に示す斜視図及び図6に第1図のIV−
IV線断面図、図7に図6の矢印V方向から見た側面
図、図8に図6の矢印VI方向から見た平面図を各々示
するように、上部には上記バンパ表皮10の上端フラン
ジ部11に係合する係合部31を有し、下部には補強部
材20の開口部24から露出するリブ12の露出部に係
合する挟持部32を有し、中央部には車体C側に固定さ
れた固定部となるスライドグロメット42に係合可能な
取付部33を有する。
に対する挟持部32の係合状態において、第1平坦部2
1及び第2平坦部22を各々バンパ表皮10の裏面10
bに押圧する押圧部34、35を有する。
ンジ部11に形成された係合溝11aに対して係合可能
で、挟持部32は、図6に示すようにバンパ表皮10の
リブ12に遊嵌可能なコ字形に形成されており、挟持部
32の内側には、リブ12をその上面側と下面側とから
挟み込むばね部材36が配置されている。
ばね部材36がリブ12を挟持した際には、バンパ表皮
10の裏面10bを押圧部34が第1平坦部21を介し
て、また、押圧部35が第2平坦部22及び発泡材26
を介して押圧する。
その上端部に形成された係合部31によってバンパ表皮
10の上端フランジ部11に係止される。
性部33bとを上下方向に対向配置させて、車体前後方
向に沿った間隙33cを構成し、この間隙33cの奥に
は、車体Cに取り付けられた上記スライドグルメット4
2の頭部42aが収まる凹部33dが形成されている。
の直径よりも小さく、また、間隙33cは車体前後方向
に適度の長さを有し、間隙33cは頭部42bの通過に
よって拡開され、頭部42aが通過して凹部33dに収
納された後は、間隙33を構成する上部弾性部33aと
下部弾性部33bの各先端がスライドグロメット42の
ネック部42bに係合される。この状態において、取付
部材30は、スライドグロメット42に対して、車体前
後方向の移動可能で、かつ車体幅方向及び上下方向の移
動が規制される。
組立について説明する。
10のリブ12を跨ぎ、かつ当接部25に穿孔された取
付孔25aが下部フランジ部13の透孔13aに一致す
るようにしてバンパ表皮10の裏面10bに補強部材2
0を位置決めセットする。
方からワンプッシュグロメット41を挿入し、補強部材
20の当接部25をバンパ表皮10の下部フランジ部1
3に固定する。
出するリブ12の部分にクリップ部材30の挟持部32
を係合させると共に、係合部31を上端フランジ部11
に係合固定させる。そして、クリップ部材30の上端部
をクリップ43によって上端フランジ部11により強固
に固定することによって補強部材1の組立を完了する。
補強部材20の第1平坦部21が直接的に、また第2平
坦部22が発泡材26を介して間接的にバンパ表皮10
の裏面に押接してバンパ表皮10を補強することができ
る。その後、更にバンパ表皮10にブラケット44(図
2参照)等の必要な部材を取り付けて、バンパBを完成
する。
り付ける。具体的には、バンパBのリヤ部B1をブラケ
ット44等を介して車体後部C1に取り付け、左サイド
部B2は、クリップ部材30に形成された取付部33の
上部弾性部33aと下部弾性部33bとによって形成さ
れる間隙33cを車体Cに取り付けられた上記スライド
グルメット42の頭部42aに押し込み係合させること
によって取り付けられる。同様にバンパBの右サイド部
も車体Cに取付けてバンパBの取付けを完了する。
する補強部材20の取り付けは、補強部材20の各連結
部23をバンパ表皮10のリブ12に跨がせて、リブ1
2の露出部にクリップ部材30の挟持部33を係合させ
るといった簡単な作業で可能であり、クリップ部材30
が、バンパ表皮10を車体Cに取り付けるための取付部
材を兼ねているので、他に専用の取付部材を設ける必要
がなく部品点数を少なくすることができて取付作業の簡
素化及び製造コストの削減が得られる。
によって補強部材をバンパ表皮10の裏面10bに固定
し、クリップ部材30自体は、上部の係合部31を上端
フランジ部11に係合させることでバンパ表皮10に確
実に固定される。この状態で、中央部の取付部33を車
体側のスライドグロメット42に係合させることで、補
強部材20によって補強したバンパ表皮10を車体Cに
簡単に取り付けることができる。
て、クリップ部材30が車体前後方向に移動可能に支持
されることから、合成樹脂性のバンパ表皮10が熱等に
よって膨張し又は収縮したときに、その膨張又は収縮分
に相当するバンパ表皮10の車体前後方向の移動を許容
することができる。さらに、バンパBの左サイド部B2
及び右サイド部が車体前後方向に移動可能となるので、
例えばバンパBの隅部にものが衝突した際の衝撃を緩和
することが可能となる。
フランジ部13の長手方向に湾曲すると共に該湾曲方向
に長い取付孔25aを有するので、フランジ部25が水
平面に対して、車体前後方向に対して傾斜していても支
持することが可能になり、左右のサイド部の取付支持に
共用することが可能である。
際、バンパ表皮10の表面10a側における裏面10b
のリブ12と対応する位置にひけが発生することが懸念
され、このひけが発生した場合は、外観上の表面品質の
低下となる。
突設されたリブ12に対応する表面10aの位置に、デ
ザイン上顕著となるキャラクタライン51を設けてい
る。キャラクタライン51は例えば、図3に断面形状を
示すようにリブ12と対応して表面10aにリブ12に
沿って断面谷折り状に連続形成された造形線によって形
成される。
に断面形状を示すようにリブ12に対応して山折り状に
連続形成された造形線によって形成することも、の折れ
曲がり曲線によって山状に連続形成することも、図10
に断面形状を示すようにリブ12に対応して突出する突
条に連続形成される造形線によって、また図11に示す
ように凹溝の造形線によって形成することもできる。な
お、このキャラクタライン51は、上記以外の他の形状
であってもよく、任意の形状に構成することができる。
けが生じやすい位置、すなわち、表面10a側における
裏面10b側のリブ12に対応する位置にキャラクタラ
インを設けることにより、ひけが発生した場合において
も、そのひけが目立たなくなり、外観上の表面品質を向
上させることができる。
けられる、いわゆるリヤバンパを例に説明したが、車体
前部に設けられるフロントバンパに適用することも可能
であり、本発明は、上記実施形態に限定されることなく
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能なものであ
る。
ると、バンパ表皮の裏面に配設される補強部材を、その
連結部がリブを跨ぐようにして当接させ、クリップ部材
の挟持部を開口部から露出するリブの部分に係合させる
簡単な作業により、クリップ部材の押圧部が補強部材の
平坦部をバンパ表皮の裏面に押接してバンパ表皮の面剛
性が確保されて高品質のバンパが得られ、かつ製造コス
トの低減が得られる。
と、補強部材の当接部がフランジ部の長手方向に湾曲
し、かつ湾曲方向に長い取付孔を有するので、バンパ表
皮の面剛性が確保されると共に、フランジ部が水平面に
対して傾斜していても同じ補強部材で対応することがで
き、特に車体側部に補強部材によってバンパ表皮を取り
付ける場合には車体左右ににおいて補強部材の共用化が
得られ、部品点数の削減及び製造管理の簡素化が得られ
る。
ると、バンパ表皮の表面のうちの成形時にひけが生じや
すい位置、換言すると表面側における裏面側のリブに対
応する位置に、キャラクタラインを設けることにより、
ひけが発生した場合においても、そのひけが目立たなく
なり、外観上の表面品質が向上する等本発明は、自動車
の製造に貢献すること大なるものである。
構成を示す分解斜視図である。
明図であり、(a)は車体の左側部の後部を示す斜視
図、(b)は補強構造の取付け位置を示す斜視図であ
る。
明する断面図である。
ンを説明する断面図である。
ンを説明する断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 車体に取り付けられる合成樹脂製のバン
パ表皮の補強構造において、 バンパ表皮の裏面に突出形成されたリブと、 上記リブを跨ぐ連結部によって連結されて上記リブを境
にして一方側と他方側でバンパ表皮の裏面に各々当接す
る一対の平坦部、及び該連結部に開口して上記リブの一
部を露出する開口部を備えた補強部材と、 該補強部材の上記開口部から露出する上記リブの部分に
係合する挟持部及び、該挟持部の係合状態において上記
補強部材の両平坦部を上記バンパ表皮の裏面に押圧する
押圧部を有するクリップ部材とを備えたことを特徴とす
る自動車用バンパ表皮の補強構造。 - 【請求項2】 上記クリップ部材は、上記バンパ表皮を
上記車体に取り付けるための取付部が一体形成されたこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動車用バンパ表皮の
補強構造。 - 【請求項3】 上記クリップ部材は、上部に上記バンパ
表皮の上端に形成された上端フランジ部に係合する係合
部を備え、下部に上記挟持部を備え、かつ中央部に上記
車体側に固定された固定部に係合可能な上記取付部を備
えたことを特徴とする請求項2に記載の自動車用バンパ
表皮の補強構造。 - 【請求項4】 上記クリップ部材の取付部は、上記車体
側面に設けられた固定部に対して車体前後方向に移動可
能で、かつ上下方向及び車体幅方向の移動を規制して係
合されたことを特徴とする請求項3に記載の自動車用バ
ンパ表皮の補強構造。 - 【請求項5】 上記平坦部とバンパ表皮の平坦部とバン
パ表皮との間に弾性材製シートが介装されたことを特徴
とする請求項1〜4に記載の自動車用バンパ表皮の補強
構造。 - 【請求項6】 車体に取り付けられる合成樹脂製のバン
パ表皮の補強構造において、 上記バンパ表皮の裏面に張設されると共に、一端に上記
バンパ表皮に形成されたフランジ部に当接する当接部を
有する補強材を備え、上記当接部が湾曲すると共に該湾
曲方向に沿う長径の取付穴が穿設されたことを特徴とす
る自動車用バンパ表皮の補強構造。 - 【請求項7】 車体に取り付けられる合成樹脂製のバン
パ表皮の補強構造において、 上記バンパ表皮の裏面に突設されたバンパ表皮と一体の
リブと、 上記バンパ表皮の表面の上記リブに対応する位置に形成
されたキャラクタラインとを備えたことを特徴とする自
動車用バンパ表皮の補強構造。 - 【請求項8】 上記キャラクタラインは、上記リブに沿
って形成される凹溝若しくは凸条の造形線、又は上記リ
ブに沿う谷折り形状若しくは山折り形状に連続された造
形線であることを特徴とする請求項7に記載の自動車用
バンパ表皮に補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14380798A JP3812923B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 自動車用バンパ表皮の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14380798A JP3812923B2 (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 自動車用バンパ表皮の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334499A true JPH11334499A (ja) | 1999-12-07 |
JP3812923B2 JP3812923B2 (ja) | 2006-08-23 |
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