JP2018099964A - 車体側部構造 - Google Patents

車体側部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2018099964A
JP2018099964A JP2016246354A JP2016246354A JP2018099964A JP 2018099964 A JP2018099964 A JP 2018099964A JP 2016246354 A JP2016246354 A JP 2016246354A JP 2016246354 A JP2016246354 A JP 2016246354A JP 2018099964 A JP2018099964 A JP 2018099964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
pad
mounting bracket
vehicle body
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016246354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6467397B2 (ja
Inventor
智美 大野
Tomomi Ono
智美 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2016246354A priority Critical patent/JP6467397B2/ja
Publication of JP2018099964A publication Critical patent/JP2018099964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6467397B2 publication Critical patent/JP6467397B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】乗員保護性能を確保しながら側突パッドの取付構造を簡素化できる構造を実現する。【解決手段】ドアの内部に、側突時の衝撃を受ける補強部材4と、側突時の衝撃から乗員を保護する側突パッド5とが設けられた車体側部構造であって、補強部材4は、前後方向に延びる第1の補強部材と、第1の補強部材の下側に前後方向に延びる第2の補強部材4とを含み、側突パッド5は、第1の補強部材と第2の補強部材4に架け渡されるように配設され、側突パッド5は、第1の補強部材を上下に跨ぐように配置されると共に、第1の補強部材に固定されるパッド本体部51と、パッド本体部51から下方に延びて第2の補強部材4に係合される延長部52とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、側突時の衝撃から乗員を保護する側突パッドの取付構造に関する。
特許文献1には、側突時の衝撃から乗員を保護する側突パッドをドア内部の前後方向に延びる補強用のビーム部材を跨ぐように取り付けた構造が記載されている。
特表2011−513136号公報
しかしながら、上記特許文献1では、複数の留め金やクリップを用いて側突パッドをビーム部材に固定するため、部品点数が多く、部品の数だけ取り付け作業も多くなり、更なる取付構造の簡素化が望まれる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、乗員保護性能を確保しながら側突パッドの取付構造を簡素化できる車体側部構造を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の車体側部構造は、ドアの内部に、側突時の衝撃を受ける補強部材と、側突時の衝撃から乗員を保護する側突パッドとが設けられた車体側部構造であって、前記補強部材は、前後方向に延びる第1の補強部材と、前記第1の補強部材の下側に前後方向に延びる第2の補強部材とを含み、前記側突パッドは、前記第1の補強部材と前記第2の補強部材に架け渡されるように配設され、前記側突パッドは、前記第1の補強部材を上下に跨ぐように配置されると共に、前記第1の補強部材に固定されるパッド本体部と、前記パッド本体部から下方に延びて前記第2の補強部材に係合される延長部とを有する。
本発明によれば、乗員保護性能を確保しながら側突パッドの取付構造を簡素化し、取り付け作業を容易化することができる。
本実施形態の車両のドア内部を車外側から見た図(a)および車内側から見た図(b)である。 図1(a)の側突パッドの拡大図(a)および補強部材を省略した状態の拡大図(b)である。 本実施形態の側突パッドの取付構造を示す図である。 本実施形態の側突パッドの延長部と補強部材の取付ブラケットの構成および取付構造を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態の車体側部構造について説明する。
<ドア構造>
まず、図1および図2を参照して、本発明の車体側部構造を自動車のドアに適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の自動車のドア内部であって、内側のドアパネルを車外側から見た図(a)および車内側から見た図(b)である。図2は、図1(a)の側突パッドを拡大した図(a)および補強部材を省略した状態の拡大図(b)である。
なお、本実施形態では、自動車のドアのうち助手席側のドアに側突パッドを取り付けた構造について説明するが、本発明は、これに限らず、運転席側のドアや後席側の左右のドア(スライドドアを含む)にも適用可能である。
本実施形態の車両のドア1は、例えば軽自動車などの助手席側のドアに適用される。本実施形態のドア1は、複数の開口部6が形成されている内側ドアパネル2を有し、この内側ドアパネル2の車外側の側面に第1の補強部材3と第2の補強部材4と側突パッド5が取り付けられている。複数の開口部6は、車体前後方向に長い車体前後方向前側の第1の開口部6aと車体上下方向に長い車体前後方向後側の第2の開口部6bを含み、ウィンドウガラスの駆動機構やスイッチなどの補機類を取り付けるために設けられている。また、第2の開口部6bは、上記補機類の取り付け以外に、後述する側突パッド5を取り付けるための作業孔として設けられている。
第1の補強部材3は、内側ドアパネル2の前端部2aから後端部2bに向かって車体前後方向に延び、内側ドアパネル2における車体上下方向の中央部から上側に配置される上側インパクトビームである。第1の補強部材3は、内側ドアパネル2の前端部2aから車体前後方向に延びるビーム本体部31と、ビーム本体部31から上下に分岐して延びる上側分岐部32および下側分岐部33と、上側分岐部32と下側分岐部33を連結するビーム連結部34とを備える。ビーム連結部34は、車体上下方向に亘って上側分岐部32と下側分岐部33を車体前後方向の複数箇所(例えば、3箇所)で連結する第1から第3の連結部34a〜34cを有する。
第1の補強部材3における上側分岐部32と下側分岐部33とビーム連結部34は金属製の板材をプレス加工して成形される凹凸形状の断面を有し、主に側面衝突時などにドアの上部に加わる衝撃を受けドアパネル2の車内側への変形から乗員を保護するために設けられている。
第2の補強部材4は、内側ドアパネル2の前端部2aから後端部2bに向かって車体前後方向に延び、内側ドアパネル2における車体上下方向の中央部から下端に配置される下側インパクトビームである。第2の補強部材4は、中空円筒状の金属製パイプであり、主に側面衝突時などにドアの下部に加わる衝撃を受けドアパネルの車内側への変形から乗員を保護するために設けられている。第2の補強部材4には、後述する側突パッド5の延長部52が差し込まれる波形状(図4(e)参照)の取付ブラケット41が溶接などで接合されている。
側突パッド5は、内側ドアパネル2に形成された第2の開口部6bであって着座した乗員の腰の位置に配置され、主に側面衝突時などにドアパネル2に加わる衝撃から乗員を保護するために設けられている。側突パッド5は、第1の補強部材3と第2の補強部材4の間に配置されており、乗員を保護するパッド本体部51とパッド本体部51から下方に延びる延長部52とを有する。側突パッド5はパッド本体部51と延長部52が樹脂などで中空箱体状に一体成形される弾性変形可能な部品である。パッド本体部51は第1の補強部材3における下側分岐部33の取付孔33aにクリップなどで固定される固定部51aと、下側分岐部33に上下に跨って車幅方向の内側(車室内側)から回り込むように嵌合する凹部51bとを有する。下側分岐部33の取付孔33aはビーム部材の平面部に形成された貫通孔であり、第1の補強部材3における下側分岐部33と第3の連結部34cとが連結される強度が確保できる位置の近傍に設けられる。パッド本体部51は延長部42よりも車幅方向から見たサイズが大きく、また、車体前後方向から見た厚みも大きくなっている。
延長部52は、第2の補強部材4の取付ブラケット41に係合される係合部53を有する。係合部53は延長部52の下端部に設けられた一対の第1の係合片53aと、第1の係合片53aの間に設けられた第2の係合片53bを有し、第1の係合片53aと第2の係合片53bを取付ブラケット41に差し込むことで係合される。なお、延長部52の取付構造の詳細は後述する。
<側突パッドの取付構造>
次に、図3および図4を参照して、本実施形態の側突パッドの取付構造について説明する。
図3は、本実施形態の側突パッドの取付構造を示す図である。図4は、本実施形態の側突パッドの延長部と補強部材の取付ブラケットの構成および取付構造を示す図である。特に、図4(a)、(b)は、本実施形態の側突パッドの延長部と補強部材の取付ブラケットの取付構造を車幅外方および車幅内方から見た斜視図である。図4(c)、(d)は、延長部の係合部の形状を車幅外方および車幅内方から見た斜視図である。図4(e)は、取付ブラケットの斜視図、図4(f)は図4(a)のA−A断面図である。
側突パッド5は、パッド本体部51が第1の補強部材3の下側分岐部33の固定部33aに固定され、延長部52の係合部53が第2の補強部材4の取付ブラケット41に係合して、第1の補強部材3の下側分岐部33と第2の補強部材4の間に架け渡されるように取り付けられる。詳しくは、側突パッド5は、パッド本体部51の係合部51bの凹形状部が下側分岐部33の側面に車幅方向の内側(車室内側)から回り込むように嵌合し、延長部52の係合部53の第1および第2の係合片53a、53bが第2の補強部材4の取付ブラケット41に係合する。そして、側突時にドアに加わる衝撃を第1の補強部材3で受けると共に、第1の補強部材3の車内側への変形に応じて第1の補強部材3に固定されたパッド本体部51が車内側に押されることで乗員を保護する。
側突パッド5は、第1の補強部材3の下側分岐部33の下方から内側ドアパネル2の第2の開口部6bにパッド本体部51を挿入し、延長部52の係合部53の第1および第2の係合片53a、53bを第2の補強部材4の取付ブラケット41に差し込んだ後、凹部51bを下側分岐部33に嵌合させることでパッド本体部51の固定部51aを第1の補強部材3の下側分岐部33の取付孔33aに位置合わせし、固定孔51aに形成されたクリップを取付孔33aに差し込むことで固定される。
このように、側突パッド5は、第1の補強部材3と第2の補強部材4の間に架け渡されるように車体上下方向に配置され、パッド本体部51が第1の補強部材3の下側分岐部33の側面に車幅方向の内側(車室内側)から回り込むように嵌合すると共に下側分岐部33に固定される。また、パッド本体部51から下方に延びる延長部52を第2の補強部材4の取付ブラケット41に係合させる。このように、乗員保護性能を確保するために、パッド本体部51を第1の補強部材3に嵌合させると共にクリップなどで強固に固定する一方、延長部52を第2の補強部材4に係合させる構成としたことで、側突パッド5の乗員保護性能を確保し、かつ取付構造を簡素化することができる。
また、第1の補強部材3は、ドアパネル2の前端部2aから車体後方に延びるビーム本体部31と、ビーム本体部31から車体上下方向に分岐して車体後方に延びる上側分岐部32および下側分岐部33を有し、パッド本体部51が下側分岐部33の平面部に設けられた取付孔33aに固定される。このように、平面部を確保しやすい第1の補強部材3の分岐部にパッド本体部51を固定することで、側突パッド5を第1の補強部材3に安定して固定することができる。
また、第2の補強部材4の取付ブラケット41は、側突パッド5の延長部52と係合した状態で、側突パッド5の車幅方向への変位を規制するための第1の規制部として機能する。第1の規制部としての取付ブラケット41は、図4(a)および図4(b)に示すように、係合部53の第1の係合片53aと第2の係合片53bが係合した状態で、第1の係合片53aにより車幅方向の外側(車外側)に押圧され、第2の係合片53bにより車幅方向の内側(車内側)に押圧されて挟まれた状態となる。このように、側突パッド5の延長部52を第2の補強部材4の取付ブラケット41に係合させるという簡単な構成で、側突パッド5の車幅方向への変位を規制して、乗員保護性能を確保することが可能となる。なお、第2の補強部材4の取付ブラケット41を係合片とし、側突パッド5の延長部52の係合部53を取付ブラケットとして係合させる構成とした場合には、係合部53が第1の規制部として機能する。
さらに、第2の補強部材4の取付ブラケット41は、側突パッド5の延長部52と係合した状態で、側突パッド5の車体前後方向への変位を規制するための第2の規制部として機能する。第2の規制部としての取付ブラケット41は、図4(e)および図4(f)に示すように、取付ブラケット41における第1の係合片53aが当接する第1の壁面41aと、第2の係合片53bが当接する第2の壁面4bが車幅方向に段差を持つ波形状とされ、第1の係合片53aと第2の係合片53bが取付ブラケット41に係合した状態で第1の係合片53aおよび第2の係合片53bの前後の端面に対して壁部を形成する。このように、側突パッド5の係合部53には所定の間隔で車体前後方向に歯形状に並ぶ第1の係合片53aと第2の係合片53bが設けられ、第2の補強部材4の取付ブラケット41には第1の係合片53aと第2の係合片53bが噛み合う波形状の段差が設けられていることで、図4(a)および図4(b)に示すように、側突パッド5の係合部53が取付ブラケット41に係合した状態では、第1の係合片53aと取付ブラケット41の第1の壁面41aと、第2の係合片53bと第2の壁面41bとが交互に噛み合うような位置関係となり、第1および第2の係合片53a、53bの車体前後方向の端面が取付ブラケット41の波形状の段差に当接して側突パッド5の延長部52の車体前後方向への変位を規制することが可能となる。このように、第2の補強部材4の取付ブラケット41に波形状の段差を形成し側突パッド5の係合部53の歯形状に並ぶ第1の係合片53aと第2の係合片53bを係合させるという簡単な構成で、側突パッド5の車体前後方向への変位を規制して、側突パッド5の固定部51aを中心としたパッド本体部51の回転や脱落を防止し乗員保護性能を確保することが可能となる。なお、第2の補強部材4の取付ブラケット41を係合片とし、側突パッド5の係合部53を取付ブラケットとして互いに係合させる構成とした場合には、係合部53が第2の規制部として機能する。なお、取付ブラケット41を係合片とし、延長部52の係合部53を取付ブラケットとした場合には、取付ブラケット41を歯形状とし、延長部52の係合部53を波形状とすればよい。
また、側突パッド5の取り付けは内側ドアパネル2の車室内側から行われる。側突パッド5はドアパネル2の第2の開口部6bにパッド本体部51を挿入し、延長部52の係合部53を第2の補強部材4の取付ブラケット41に差し込んだ後、パッド本体部51の固定部51aのクリップを第1の補強部材3の下側分岐部33の取付孔33aに差し込んで固定する。このように、側突パッド5のパッド本体部51を取り付けるための作業孔をドアパネル2に形成し、作業孔の下方に取付ブラケット41を設けたことで、十分な大きさの作業孔が確保できない場合であっても、延長部52の係合部53を取付ブラケット41に差し込んだ後、パッド本体部51を取付孔33aに固定するという簡単な作業で、側突パッド5を取り付けることができるようになる。
なお、図4(c)および図4(d)に示すように、側突パッド5の係合部53の第2の係合片53bが第1の係合片53aに向けて凸となるようにくの字状に屈曲し、平面状の第1の係合片53aが第2の係合片53bの凸部と対向するように配置されているので、側突パッド5の係合部53を取付ブラケット4に差し込み易い構成となっている。
以上のように、本実施形態の車体側部構造によれば、乗員保護性能を確保しながら側突パッドの取付構造を簡素化し、取り付け作業を容易化することができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
本実施形態の車体側部構造は、自動車以外の他の車両にも適用できることは言うまでもない。
[実施形態のまとめ]
<第1の態様>
ドア1の内部に、側突時の衝撃を受ける補強部材3,4と、側突時の衝撃から乗員を保護する側突パッド5とが設けられた車体側部構造であって、
補強部材3,4は、前後方向に延びる第1の補強部材3と、第1の補強部材3の下側に前後方向に延びる第2の補強部材4とを含み、
側突パッド5は、第1の補強部材3と第2の補強部材4に架け渡されるように配設され、
側突パッド5は、第1の補強部材3を上下に跨ぐように配置されると共に、第1の補強部材3に固定されるパッド本体部51と、パッド本体部51から下方に延びて第2の補強部材4に係合される延長部52とを有する。
第1の態様によれば、パッド本体部51を第1の補強部材3に嵌合させると共に強固に固定する一方、延長部52を第2の補強部材4に係合させる構成としたことで、側突パッド5の乗員保護性能を確保し、かつ取付構造を簡素化することができる。
<第2の態様>
第1の態様において、第1の補強部材3は、本体部31と、本体部31から上下に分岐して前後方向に延びる分岐部32,33とを有し、
パッド本体部51は分岐部33に固定される。
第2の態様によれば、平面部を確保しやすい第1の補強部材3の分岐部にパッド本体部51を固定することで、側突パッド5を第1の補強部材3に安定して固定することができる。
<第3の態様>
第1または第2の態様において、第2の補強部材4は、延長部52と係合する取付ブラケット41を有し、
延長部52または取付ブラケット41は、側突パッド5の車幅方向への変位を規制する第1の規制部として機能する。
第3の態様によれば、側突パッド5の延長部52を第2の補強部材4の取付ブラケット41に係合させるという簡単な構成で、側突パッド5の車幅方向への変位を規制して、乗員保護性能を確保することが可能となる。
<第4の態様>
第3の態様において、延長部52または取付ブラケット41は、側突パッド5の前後方向の変位を規制する第2の規制部として機能する。
第4の態様によれば、側突パッド5の延長部52を第2の補強部材4の取付ブラケット41に係合させるという簡単な構成で、側突パッド5の前後方向への変位を規制して、乗員保護性能を確保することが可能となる。
<第5の態様>
第3または第4の態様において、延長部52と取付ブラケット41は、係合した状態で前後方向に交互に噛み合うように設けられる。
第5の態様によれば、側突パッド5の延長部52と取付ブラケット41を噛み合わせるという簡単な構成で、側突パッド5の車幅方向および前後方向への変位を規制して、乗員保護性能を確保することが可能となる。
<第6の態様>
第5の態様において、延長部52と取付ブラケット41のいずれか一方には前後方向に並ぶ歯形状が設けられ、延長部52と取付ブラケット41のいずれか他方には歯形状が噛み合う波形状の段差が設けられる。
第6の態様によれば、前後方向に並ぶ歯型状の端面が段差に当接して側突パッド5の延長部52または取付ブラケット41の車体前後方向への変位を規制することが可能となる。このように、延長部52または取付ブラケット41に波形状の段差を形成するという簡単な構成で、側突パッド5の車体前後方向への変位を規制して、側突パッド5の回転や脱落を防止し乗員保護性能を確保することが可能となる。
<第7の態様>
第1から第6のいずれかの態様において、ドア1は、補強部材3,4が取り付けられるドアパネル2を有し、
ドアパネル2には、第1の補強部材3の下方に開口する開口部6bが設けられ、
延長部52と第2の補強部材4との係合部53は第2の補強部材4における開口部6bの下方に設けられる。
第7の態様によれば、側突パッド5のパッド本体部51を取り付けるための作業孔をドアパネル2に形成し、作業孔の下方に側突パッド5の延長部52と第2の補強部材4との係合部53を設けたことで、十分な大きさの作業孔が確保できない場合であっても、延長部52の係合部53を第2の補強部材4の取付ブラケット41に差し込んだ後、パッド本体部51を取付孔51aに固定するという簡単な作業で、側突パッド5を取り付けることができるようになる。
1…ドア
2…内側ドアパネル
2a…前端部
2b…後端部
3…第1の補強部材
31…ビーム本体部
32…上側分岐部
33…下側分岐部
33a…取付孔
34…ビーム連結部
34a…第1の連結部
34b…第2の連結部
34c…第3の連結部
4…第2の補強部材
41…取付ブラケット
41a…第1の壁部
41b…第2の壁部
5…側突パッド
51…パッド本体部
51a…固定部
51b…凹部
52…延長部
53…係合部
53a…第1の係合片
53b…第2の係合片
6…開口部
6a…第1の開口部
6b…第2の開口部

Claims (7)

  1. ドアの内部に、側突時の衝撃を受ける補強部材と、側突時の衝撃から乗員を保護する側突パッドとが設けられた車体側部構造であって、
    前記補強部材は、前後方向に延びる第1の補強部材と、前記第1の補強部材の下側に前後方向に延びる第2の補強部材とを含み、
    前記側突パッドは、前記第1の補強部材と前記第2の補強部材に架け渡されるように配設され、
    前記側突パッドは、前記第1の補強部材を上下に跨ぐように配置されると共に、前記第1の補強部材に固定されるパッド本体部と、前記パッド本体部から下方に延びて前記第2の補強部材に係合される延長部とを有することを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記第1の補強部材は、本体部と、前記本体部から上下に分岐して前後方向に延びる分岐部とを有し、
    前記パッド本体部は前記分岐部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車体側部構造。
  3. 前記第2の補強部材は、前記延長部と係合する取付ブラケットを有し、
    前記延長部または前記取付ブラケットは、前記側突パッドの車幅方向への変位を規制する第1の規制部として機能することを特徴とする請求項1または2に記載の車体側部構造。
  4. 前記延長部または前記取付ブラケットは、前記側突パッドの前後方向の変位を規制する第2の規制部として機能することを特徴とする請求項3に記載の車体側部構造。
  5. 前記延長部と前記取付ブラケットは、係合した状態で前後方向に交互に噛み合うように設けられることを特徴とする請求項3または4に記載の車体側部構造。
  6. 前記延長部と前記取付ブラケットのいずれか一方には前後方向に並ぶ歯形状が設けられ、前記延長部と前記取付ブラケットのいずれか他方には前記歯形状が噛み合う波形状の段差が設けられることを特徴とする請求項5に記載の車体側部構造。
  7. 前記ドアは、前記補強部材が取り付けられるドアパネルを有し、
    前記ドアパネルには、前記第1の補強部材の下方に開口する開口部が設けられ、
    前記延長部と前記第2の補強部材との係合部は前記第2の補強部材における前記開口部の下方に設けられることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車体側部構造。
JP2016246354A 2016-12-20 2016-12-20 車体側部構造 Active JP6467397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016246354A JP6467397B2 (ja) 2016-12-20 2016-12-20 車体側部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016246354A JP6467397B2 (ja) 2016-12-20 2016-12-20 車体側部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018099964A true JP2018099964A (ja) 2018-06-28
JP6467397B2 JP6467397B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=62714010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016246354A Active JP6467397B2 (ja) 2016-12-20 2016-12-20 車体側部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6467397B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07232554A (ja) * 1994-02-25 1995-09-05 Nissan Motor Co Ltd 車両のドア構造
JPH101003A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Nissan Motor Co Ltd 自動車のドアの衝撃吸収パッド構造
JPH10258767A (ja) * 1996-09-30 1998-09-29 Nissan Motor Co Ltd 車体側面構造
JP2000073637A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアロック操作システム及び該ドアロック操作システムを備えた車両用ドア
JP2004009910A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Nissan Shatai Co Ltd ドアアウタパッド
JP2006151038A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用ドア
JP2011513136A (ja) * 2008-03-06 2011-04-28 本田技研工業株式会社 乗用車ドア用2点保護パッド

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07232554A (ja) * 1994-02-25 1995-09-05 Nissan Motor Co Ltd 車両のドア構造
JPH101003A (ja) * 1996-06-14 1998-01-06 Nissan Motor Co Ltd 自動車のドアの衝撃吸収パッド構造
JPH10258767A (ja) * 1996-09-30 1998-09-29 Nissan Motor Co Ltd 車体側面構造
JP2000073637A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアロック操作システム及び該ドアロック操作システムを備えた車両用ドア
JP2004009910A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Nissan Shatai Co Ltd ドアアウタパッド
JP2006151038A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用ドア
JP2011513136A (ja) * 2008-03-06 2011-04-28 本田技研工業株式会社 乗用車ドア用2点保護パッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP6467397B2 (ja) 2019-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5879938B2 (ja) 車両後部の側部パネルの補強構造
JP6236428B2 (ja) 車体側部構造
JP6054537B2 (ja) 車体構造
JP5986609B2 (ja) 車体側部構造
JP2019093802A (ja) 車両用ピラー構造
JP5176443B2 (ja) 車体ピラー部周辺構造
KR20160126194A (ko) 복판구조를 갖는 차량용 범퍼 백빔 조립체
JP6544635B2 (ja) 車両側部構造
JP5761453B2 (ja) 車体下部構造
JP5009103B2 (ja) 車両用ドアのドアライニング
JP2013199203A (ja) 車両の衝撃吸収構造
JP2009137397A (ja) 車両用ドア
JP6467397B2 (ja) 車体側部構造
JP2018177124A (ja) 車両前部構造
WO2016163224A1 (ja) 車両のバッテリ取付部構造
JP6094364B2 (ja) 車体前部構造
JP4749904B2 (ja) 自動車の側部車体構造
WO2008066041A1 (fr) Structure avant pour véhicule
JP2006273098A (ja) 車両シートバックフレーム
KR20120055084A (ko) 엔진룸 보강 구조
WO2014129056A1 (ja) ピラーの補強装置及び補強方法
JP4022829B2 (ja) シートベルトアンカーの取付構造
JP6051813B2 (ja) 車体構造
JP5857926B2 (ja) シートバックストライカ取付構造
JP2008081075A (ja) 車両用衝撃吸収体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6467397

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150