JP2011513136A - 乗用車ドア用2点保護パッド - Google Patents

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Abstract

乗用車ドア用の2点保護パッドを備える衝撃吸収システムを開示する。 前記システムは一体型の2点保護パッドを備え、前記2点保護パッドは、側面衝突時に乗用車乗員の肩部および腰部へ加わる衝撃力を低減する、第1の部分および第2の部分を備える。

Description

本発明は乗用車に関する。本発明は特に、乗用車ドア用の2点保護パッドに関する。
衝突時に乗員の負傷の低減を試みる装置及びシステムが、以前から提案されている。軟質のパッド材を用いると、衝突時の衝撃を吸収したり、負傷の程度を和らげたり、負傷の発生を防止したりできることがある。特許文献1は、乗用車用のドア内装式の衝撃吸収部材を開示する。特許文献1は、衝撃吸収部材を、ドア内装化粧板上の乗員の大腿部近傍に対応する位置に配設することを開示する。この衝撃吸収部材は、衝突の際に乗員の大腿部近傍に配置され、大腿部近傍を保護する。
特許文献2は、乗用車用衝撃吸収ドアを開示する。特許文献2は、複数の衝撃吸収用長手部材を組み合わせてドア内装化粧パネル内に延在させることによって、乗用車ドアに対する側面衝突型の衝撃から、乗員を保護すること開示する。特許文献2は、衝撃吸収用長手部材をブロック状発泡体から形成してもよいことを開示する。さらに特許文献2は、乗員の胸部、骨盤、および脚部を保護するように衝撃吸収用長手部材を形成してもよいことを開示する。
米国特許第5,749,600号 米国特許第5,395,135号 米国特許第6,164,716号
当該技術分野では、これらの従来技術の課題に対する解決手段が求められている。
Lim公報およびヤマダ公報が開示するどちらの構造も、肩部および腰部を含む乗員の身体の複数個所を、単一のパッド部材を用いて保護する仕様にはなっていない。ヤマダ公報は、大腿部周辺の領域を、単一のパッド部材によって保護する構造を開示するのみである。Lim公報は、乗員の身体の複数の領域を保護するパッド材を開示するが、このパッド部材は、単一のパッド部材ではなく、複数のパッド部材である。
特許文献3は、乗員の肩部および腰部の両方の大きさに合わせて形成した、ドア用の単一のパッド材を開示する。Palazzolo公報は、乗用車ドアの内部空間全体を充填する単一のパッド部材を開示する。Palazzolo公報が開示する構造のパッド材では、乗員をしっかりと保持することができない。
本願は、乗用車ドア用の2点保護パッドを備える衝撃吸収システムを開示する。本発明は乗用車とともに用いることができる。本願明細書及び請求項を通じて「乗用車」という用語を用いた場合、人間が一人以上搭乗可能な移動車両を意味し、乗用車の駆動力の供給形態は問わない。乗用車という用語は、自動車、トラック、バン、ミニバン、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)、オートバイ、スクータを含むが、本発明の衝撃吸収システムはこれらに限定されず、ボート、小型船舶、および航空機にも適用可能である。
一態様において本発明は、乗用車用ドアであって、前記乗用車の外側に対向する外側シェルと、前記乗用車の内側に対向する内側面を有する内装パネルと、前記外側シェルに隣接して配設された上側インパクトビームと、前記外側シェルに隣接して、前記上側インパクトビームの下に配置された下側インパクトビームと、乗員の肩部の位置に対応する第1の部分と前記乗員の腰部の位置に対応する第2の部分とを有する2点保護パッドとを備え、前記第1の部分は、前記上側インパクトビームに結合しており、前記第2の部分は、前記下側インパクトビームに結合していることを特徴とする乗用車ドアを提供する。
他の態様では、前記2点保護パッドは、前記上側インパクトビームに、留め金を用いて取り付けられる。
また他の態様では、前記2点保護パッドは、前記上側インパクトビームに、ひとつ以上のクリップを用いて取り付けられる。
また他の態様では、前記2点保護パッドは、前記下側インパクトビームに、留め金を用いてクリップを介して取り付けられる。
また他の態様では、前記第2の部分は延設部を備える。
また他の態様では、前記第1の部分および前記第2の部分は一体に形成されている。
他の態様では本発明は、乗用車用ドアであって、乗員の肩部および腰部を保持する2点保護パッドと、前記乗用車ドアの内装に結合するインパクトビームと、前記乗用車の内側近傍に配設された内装パネルと、を備え、前記2点保護パッドの一部が、前記インパクトビームと前記内装パネルとの間に配設されている乗用車用ドアを提供する。
他の態様では、前記2点保護パッドが、前記乗員の前記肩部に位置合わせされた第1の部分と、前記乗員の前記腰部に位置合わせされた第2の部分とを備える。
他の態様では、前記ドアは上側インパクトビームと下側インパクトビームとを備える。
他の態様では、前記第1の部分は、前記上側インパクトビームに結合しており、前記第2の部分は、前記下側インパクトビームに結合している。
他の態様では、前記第1の部分は、前記上側インパクトビームに、留め金を用いて取り付けられる。
他の態様では、前記第1の部分は、前記上側インパクトビームに、ひとつ以上のクリップを用いて取り付けられる。
他の態様では、前記ドアが、前記2点保護パッドの前記第1の部分と位置合わせされた上側パッド材を備える。
他の態様では本発明は、乗用車用ドアであって、前記乗用車の外側に対向する外側シェルと、前記乗用車の内側に対向する内側面を有する内装パネルと、前記外側シェルに隣接して配設されて、乗員の肩部および腰部を保持する2点保護パッドと、前記内装パネルと前記2点保護パッドとの間に配設された上側パッド材とを備え、前記2点保護パッドの第1の部分が、側面衝突時に前記上側パッド材と接触する乗用車用ドアを提供する。
他の態様では、前記上側パッド材は、乗員の前記肩部に対応する位置に配設されている。
他の態様では、前記第1の部分、乗員の前記肩部に対応する位置に配設されている。
他の態様では、前記2点保護パッドは、前記第1の部分と一体に形成された第2の部分を備え、前記第2の部分は、乗員の腰部に対応する位置に配設されている。
他の態様では、前記2点保護パッドは、上側インパクトビームと下側インパクトビームとに対応する位置に配設されている。
他の態様では、前記第1の部分は、前記上側インパクトビームに対応した位置に配設され、前記第2の部分は、前記下側インパクトビームに対応した位置に配設される。
また他の態様では、前記2点保護パッドは、前記下側インパクトビームに、クリップを用いて取り付けられる。
また他の態様では、前記乗用車ドアにはウインドウが取り付けられ、前記ウインドウが下がった位置にある場合、前記上側パッド材が、前記ウインドウによって、前記第1の部分から分離される。
他の態様では本発明は、乗用車用衝撃吸収システムであって、第1の部分と第2の部分とを有する2点保護パッドを備える。前記第1の部分は乗員の肩部に位置合わせされ、前記第2の部分は、前記乗員の腰部に位置合わせされる。前記第2の部分は前記乗員の前記腰部に向かって延設する延設部を備える。前記第1の部分は前記第2の部分と一体である。前記第1の部分は、第1クリップを用いて前記第1の部分を上側インパクトビームに取り付けるための第1取付部を備え、前記第2の部分は、第3クリップを用いて前記第2の部分を下側インパクトビームに取り付けるための第3取付部を備える衝撃吸収システムである。
他の態様では、前記2点保護パッドが前記乗用車の前ドアに対応する位置に配設される。
また他の態様では、前記2点保護パッドが前記乗用車のドアパネルに対応する位置に配設される。
他の態様では、前記2点保護パッドが前記乗用車のハッチバック式ドアに対応する位置に配設される。
他の態様では、前記2点保護パッドの前記第1の部分が、上側インパクトビームを通すための逃げ部を有する。
他の態様では、前記逃げ部が前記乗用車の外側シェルに隣接して配設される。
本発明の他のシステム、方法、特徴、及び効果は、図面及び詳細な説明より当業者に明らかになる。そのような他のシステム、方法、特徴、及び効果はすべて、本願明細書及び発明の開示欄に記載され、本発明の範囲内に含まれ、後述の請求項によって権利保護されるべきものとして開示する。
本発明は、以下の図面及び説明を参照することで、さらによく理解することができる。図面中の各構成要素の縮尺比率は、必ずしも寸法どおりではなく、本発明の原理をわかりやすく説明するため、大きく強調して図示した箇所がある。本願では、ある構成要素について複数の図面間で見方が異なることがあり、そのような構成要素は参照符号の下二桁を共通にしている。
図1は、本発明の好適な実施形態の衝撃吸収システムの分解等角図である。 図2は、本発明の好適な実施形態の衝撃吸収システムを組み立てた状態を示す図である。 図3は、本発明の好適な実施形態の2点保護パッドの拡大等角図である。 図4は、本発明の好適な実施形態の2点保護パッドの拡大等角図である。 図5は、本願の好適な実施形態の断面図であり、衝撃吸収システムを備えた乗用車のドアに隣接して着席した乗員を示す。 図6は、本願の好適な実施形態の断面図であり、衝撃を受けた後の乗用車用ドアの様子を示す。 図7は、2点保護パッドの実施形態の拡大等角図である。 図8は、2点保護パッドの実施形態の拡大等角図である。
図1は、本発明の一実施形態の衝撃吸収システムの分解等角図である。乗用車ではひとつ以上のドアが、衝突時の乗員の負傷を防止したり、負傷の程度を軽減する仕様になっていることが好ましい。以後説明するシステム例およびその方法は、乗員が前部座席にいる場合についてのものであるが、原理、開示内容、および概念はすべて、乗員が乗用車内の他の座席に着席している場合にも応用可能である。
ある実施形態ではドアが、乗用車の外装に対応する外側シェルを備える。乗用車のドアが、衝突の際に衝突物と最初に接触する部分(第1の部分)は、前記外側シェルとなる。他の実施形態ではドアは、乗用車の内装に対応する内側シェルをさらに備える。この内側シェルに、内装パネルを結合してもよい。好適な実施形態ではドアを、衝突を吸収して乗員を保護する仕様としてもよい。
図1および図2に示すように、衝撃吸収システム100はドア102に結合されている。一般に衝撃吸収システム100は、インパクトビーム、パッド材、およびその他の部品を含む多様な部品から構成される。ドア102には、衝撃吸収システム100とは直接関係のない他の部品も結合されている。本実施形態では図面を判り易くするため、ドア102に結合された部品のうちの数点のみを図示しているが、ドア102は、ここには図示しない他の特徴を備えてもよいことに留意されたい。
ドア102は、乗用車の外側107を向く外側シェル106を備えることが好ましい。さらにドア102は、乗用車の内側104を向く内側シェル108を備えることが好ましい。ある実施形態では、外側シェル106と内側シェル108とによって、ドア102を鋼構造としてもよい。また別の実施形態では、外側シェル106と内側シェル108に、他の補強構造体を結合してもよい。
ある実施形態では、内側シェル108に内装パネル110を結合してもよい。また、内装パネル110を乗用車の内側104に向けて取り付けて、ドア102を仕上げてもよい。また別の実施形態では、内装パネル110が、内装パネル110と一体成形された肘掛124を備えてもよい。さらに他の実施形態では、内装パネル110は、収納室、通気口、パワーウインドウ装置またはドア施錠制御装置、およびスピーカをさらに備えてもよい。
ある実施形態では、外側シェル106と内側シェル108との間に、ウインドウ120を配設されている。この構成に関し、ウインドウ120は、上がった位置または閉じた位置にあると仮定してもよいし、もちろん、下がった位置または開いた位置にあると仮定してもよい。
側面衝突型の衝撃時の異物の侵入を防止するため、ドアは、ある実施形態ではインパクトビームをひとつ以上備えてもよい。ドアに結合するインパクトビームは、ひとつだけの場合もあるし、二つ以上の場合もある。好適な実施形態では、ドアは上側インパクトビームをひとつと、下側インパクトビームをひとつ備えることが好ましい。
本実施形態では、ドア102は下側インパクトビーム114および上側インパクトビーム116を備える。下側インパクトビーム114は、外側シェル106に取り付けることが好ましい。同様に、上側インパクトビーム116も外側シェル106に取り付けることが好ましい。ある実施形態では、下側インパクトビーム114を、外側シェル106の概ね長手方向の端から端まで配設している。本願の詳細な説明および請求項を通じて「長手方向」との用語を用いた場合、乗用車の前部から後部に向かう方向を意味する。上側インパクトビーム116も同様に、外側シェル106の概ね長手方向の端から端まで配設してもよい。インパクトビーム114および116は、長手方向に対して若干傾けてもよい。このような配置を用いることで、衝突時に外側シェル106から内側シェル108へ伝達される衝撃力が低減されるので、乗員へ伝達される可能性がある衝撃を低減することができる。
他の実施形態では、複数のインパクトビームを、長手方向以外の複数の方向に配設してもよいことは当然である。インパクトビームは、取り付け先の外側シェルの長手方向に延設させることが一般的である。乗用車のタイプによっては外側シェルが乗用車に対して横向きに取り付けられることがあり、インパクトビームを乗用車に対して概ね横向きに配設してもよい。
衝撃吸収システム100は、インパクトビーム114および116を、ドア102の外側シェル106に取り付けられる仕様になっていることが好ましい。本実施形態では、下側インパクトビーム114は、第1留め金140を用いて外側シェル106に取り付けられている。この第1留め金140を、外側シェル106に直接溶接してもよい。他の実施形態では第1留め金140を、ねじ具や他の手段を用いて外側シェル106に直接取り付けてもよい。第1留め金140は、下側インパクトビーム114の第1の端部144を支持する。このように第1留め金140を配設することにより、第1の端部144を、外側シェル106に対して、正しい位置に固定することができる。
下側インパクトビーム114は、さらに第2留め金148を用いて外側シェル106に取り付けられている。第1の端部144を、第1留め金140を用いて外側シェル106に取り付けたのと同様の形態で、下側インパクトビーム114の第2の端部146を、第2留め金148を用いて外側シェル106に取り付けることが好ましい。さらに本実施形態では、上側インパクトビーム116は、第3留め金143および第4留め金145を用いて、外側シェル106へ取り付けられている。下側インパクトビーム114を、第1留め金140および第2留め金148を用いて外側シェル106に取り付けたのと同様の形態で、上側インパクトビーム116を、第3留め金143および第4留め金145を用いて外側シェル106に対して正しい位置に固定することが好ましい。
ある実施形態では、ある種のパッド材をドアに設けて、乗員を衝撃から保護してもよい。このようなパッド材は、腰部のような乗員の身体の低い部位に結合される場合もあれば、肩部のような乗員の身体の高い部位に結合される場合もある。好適な実施形態では、腰部および肩部を含む、乗員の身体の低い部位と高い部位との両方に、パッド材を結合させる。
ある実施形態では、衝撃吸収システム100は2点保護パッド150を備える。2点保護パッド150は、第1の部分152および第2の部分154を備えることが好ましい。また第1の部分152を、第2の部分154と一体に形成することが好ましい。好適な実施形態では、第1の部分152を、乗員の肩部に位置合わせすることが好ましく、さらに第2の部分154を、乗員の腰部に位置合わせすることが好ましい。
ある実施形態では、衝突時に、乗員の肩部への衝撃を吸収して乗員の肩部を保護するように、第1の部分152を構成してもよい。同様に、ある実施形態では、衝突時に、乗員の腰部への衝撃を吸収して乗員の腰部を保護するように、第2の部分154を構成してもよい。他の実施形態では、乗員の上記部位に加えて、胸部、体側部、および脚部も保護するように、2点保護パッド150を構成してもよい。
ある実施形態では、乗員の腰部を保護するために、乗用車の内側に向かって延設する部分を、第2の部分154がひとつ以上備えてもよい。本実施形態では、第2の部分154は延設部155を備える。この延設部155は、乗用車の内側に向かって延設することが好ましい。ある場合には、延設部155は内側シェル108と直接向かい合ってもよい。またある場合には延設部155は、ドア102に結合された他のパッド材と向かい合ってもよい。一般的に腰部は肩部よりも人体の内側に位置しているので、このように配設した第2の部分154の延設部155は、より近い位置から乗員の腰部に向かって動くことができる。
図2および図3に示すように、2点保護パッド150は、外側シェル106と突き合わされた外側部193を備える。特に外側部193は、外側シェル106の表面形状にあわせて曲面加工されている。本実施形態では、外側シェル106の形状は、概ね平坦であるがわずかな曲率を有し、外側部193の形状も、概ね平坦であるがわずかな曲率を有する。しかし他の実施形態では、外側シェル106はどのような形状であってもよく、外側部193の形状を外側シェル106の形状に合わせて形成してもよい。外側部193と外側シェル106とをこのように配設することにより、衝突時に2点保護パッド150の大部分が外側シェル106と接触するので、2点保護パッド150全体で、衝撃をより効果的に吸収することができる。
さらに、2点保護パッド150を、衝撃吸収システム100の他の部品と組み付ける構成にしてもよい。衝撃吸収システム100を構成する部品を2点保護パッド150に組み付けるために、2点保護パッド150には、これらの部品の数に応じた数の逃げ部を設けることが一般的である。ある実施形態では2点保護パッド150は、インパクトビームを通す逃げ部を数箇所備えてもよい。例えば、第1の部分152が上側インパクトビーム116を通すための逃げ部を備え、第2の部分154が下側インパクトビーム114を通す逃げ部を備えてもよい。
図4に示す好適な実施形態では、2点保護パッド150の第1の部分152は、上側インパクトビーム116を通す逃げ部191を備える。逃げ部191は、第1の部分152内に形成したC字形状の溝部であり、この形状は上側インパクトビーム116の通すに好適である。ある実施形態では、通した上側インパクトビーム116が2点保護パッド150の外側部193と結合するように、逃げ部191を形成してもよい。このように逃げ部191を形成することにより、外側部193に接する位置であって、なおかつ2点保護パッド150の内側部195から離れた位置で、上側インパクトビーム116を通すことができる。このように、2点保護パッド150の内側部195が乗員に最も近くなる構成により、衝突時に乗員が上側インパクトビーム116から受ける衝撃が、多少なりとも緩和される。また上側インパクトビーム116を通すための逃げ部191を備えることにより、2点保護パッド150は、上側インパクトビーム116が衝突物から受ける衝撃力を吸収し分散させることができる。
また本実施形態では、下側インパクトビーム114は、2点保護パッド150の下に配設され、第2の部分154の薄肉部192と概ね位置合わせされている。換言すれば、下側インパクトビーム114および薄肉部192はともに、外側シェル106に隣接して配設されている。さらに延設部155は薄肉部192および下側インパクトビーム114よりも前方、すなわち乗用車の内側に向かって延設する。このように形成した延設部155の内側を向く面194は、衝突時に内側シェルと接触するので、下側インパクトビーム114が、内側シェル108および乗員の腰部に直接あたることを防止することができる。
また衝撃吸収効果が最大となり、衝突時に乗員の複数の部位を保護できるように、2点保護パッドの形状を工夫することが好ましい。ある実施形態では、2点保護パッドを、乗員の胴体の側面の形状に合わせて形成してもよい。前述のように2点保護パッドは、乗員の一箇所の部位に向かって延設する複数個の延設部を備えてもよい。同様に2点保護パッドは、2点保護パッドの他の部分に凹んだテーパ部を備えてもよい。テーパ部を備えることにより2点保護パッドの柔軟性が増し、衝突時に2点保護パッドが乗員に接触する位置を正確に維持することができる。
一実施形態では、2点保護パッド150は、第1の部分152と第2の部分154との間に、テーパ部153を備える。この構成の2点保護パッド150では、第1の部分152および第2の部分154は、テーパ部153よりも厚みが大きくなっている。テーパ部153を備えることにより第1の部分152と第2の部分154とが、衝突時に乗員の肩部および腰部をそれぞれ保護する効果が増すので、好ましい。この構成を用いるテーパ部153が衝突時に変形して、第1の部分152は、乗員の肩部と正確に位置合わせした状態を維持することができ、第2の部分154は、乗員の腰部と正確に位置合わせした状態を維持することができる。
ある実施形態ではドアに、さらにパッド材を結合してもよい。例えば乗用車ドアは、内側シェルに隣接するパッド材を備えてもよい。場合によってはこのパッド材を、乗員のあるひとつの部位に結合してもよい。好適な実施形態では乗用車ドアは、内側シェルに取り付けて乗員の肩部に位置合わせしたパッド材を備えるとよい。
本実施形態では、衝撃吸収システム100を上側パッド材170に結合する。上側パッド材170は、内側シェル108に取り付けることが好ましい。場合によっては、上側パッド材170は2点保護パッド150に隣接して配設してもよい。好適な実施形態では、上側パッド材170を、2点保護パッド150の第1の部分152に位置合わせするとよい。特に上側パッド材170を、側面衝突型の衝撃時に第1の部分152と接触するように配設するとよい。このように配設した上側パッド材170は、側面衝突型の衝撃時に乗員の肩部をより効果的に保護することができる。
本実施形態では上側パッド材170を、第1の部分152に結合しているが、他の実施形態では上側パッド材170を、2点保護パッド150の他の部分に結合してもよい。他の実施形態では上側パッド材170を、2点保護パッド150と全く結合させなくてもよい。またある実施形態では、上側パッド材170よりも低い位置に配設した複数の追加パッド材を含む追加のパッド材を、ドア102と結合してもよい。
一般的に2点保護パッド150および上側パッド材170は、衝撃を吸収するものであれば、どのような材料で形成してもよい。このような材料には、例えば発泡材および/またはプラスチック材があるが、本発明はこれらの材料に限定されない。ある場合には、2点保護パッド150および上側パッド材170を同一材料で形成してもよいし、他の場合には異なる材料で形成してもよい。
衝撃吸収システムは、ドアにパッド材をひとつ以上取り付け可能な仕様であることが好ましい。ある場合には、ドアの外側シェルにパッド材をひとつ取り付けてもよいし、他の場合には、ドアの内側シェルにパッド材をひとつ取り付けてもよい。好適な実施形態では、ドアの外側シェルに結合したひとつ以上のインパクトビームに、パッド材をひとつ配設するとよい。
パッド材をインパクトビームに取り付ける際は、当該技術分野においてパッド材をドアに取り付ける公知の方法を用いることが一般的である。ある場合にはねじを用いてパッド材を取り付け、他の場合には、ある種の接着剤を用いてパッド材を取り付ける場合もある。好適な実施形態では、インパクトビームに結合するひとつ以上のクリップを用いてパッド材を取り付けるとよい。
本実施形態では、2点保護パッド150は、第1取付部161、第2取付部162、および第3取付部163を備える。好ましくは、第1取付部161および第2取付部162を、第1の部分152に隣接して配設する。また、第3取付部163を、第2の部分154に結合する。各取付部161〜163には、ある種の締結具を挿入する孔を形成してもよい。好ましくは第1取付部161、第2取付部162、および第3取付部163を、第1の孔171、第2の孔172、および第3の孔173にそれぞれ結合する。
2点保護パッド150をさらに締結具と結合してもよい。締結具は、ねじ、ボルト、その他の締結手段を含むいずれの形態の締結具を用いてもよい。本発明は、締結具をこれらのものに限定しない。好適な実施形態では、締結具はクリップであってもよい。第1の孔171には第1クリップ181を挿入し、第2の孔172には第2クリップ182を挿入し、第3の孔173には第3クリップ183を挿入することが好ましい。さらにある実施形態では、クリップ181〜183を第5留め金186および第6留め金187に結合してもよい。第5留め金186および第6留め金187を用いて、さらに強固に2点保護パッド150をインパクトビーム114および116に固定してもよい。
図2は、本発明の好適な実施形態の衝撃吸収システム100を組み立てた状態を示す図である。特に図2は、インパクトビーム114および116に対する2点保護パッド150の相対的な位置を、明瞭に示している。図面を判り易くするため、図2は、ドア102に結合した部品のうちの数点のみを図示している。特に内側シェル108、ウインドウ120、および上側パッド材170を省略している。
本実施形態では2点保護パッド150を、インパクトビーム114および116にしっかりと固定している。場合によっては2点保護パッド150を、ドア102の後方側202の近傍で、インパクトビーム114および116に取り付けてもよい。2点保護パッド150をこのように配設することにより、乗員の肩部および腰部に対し、2点保護パッド150を正確に位置合わせすることができる。他の場合では、2点保護パッド150を、ドア102の他の位置で、インパクトビームに取り付けてもよい。
好ましくは第1の部分152を、上側インパクトビーム116と結合する。また第2の部分154を、下側インパクトビーム114と結合してもよい。換言すれば、2点保護パッド150を、インパクトビーム114および116の間のスペースにまたがって配設することが好ましい。2点保護パッド150をこのように配設することが有用である。なぜならば衝突時に乗員が下側インパクトビーム114および上側インパクトビーム116から受ける力を、2点保護パッド150が吸収して、衝突時の衝撃の分散に寄与するからである。
従来設計では、パッド材の一箇所以上の部分をある種のブラケットで覆うことにより、パッド材を正しい位置に固定する。ブラケットは、ねじおよび/またはボルトを用いて締結することが一般的である。前述のように本実施形態では、多様な取付部に結合した複数のクリップを用いて、2点保護パッド150を正しい位置に締結する。この構成により、パッド材の一箇所以上の部分を覆うブラケットが不要になる。場合によっては、クリップを使用することにより、ねじおよび/またはボルトを用いてブラケットを取り付ける従来手法よりも、製造時間の無駄を省くことができる。
図3および図4は、好適な実施形態を示す拡大等角図であり、2点保護パッド150に結合する多様な取付部を示す。図3に示すように第1クリップ181および第2クリップ182は、第1の部分152にて上側インパクトビーム116に結合する。ある実施形態では、第1クリップ181および第2クリップ182に、ある種の留め金を取り付けてもよい。本実施形態では、第1クリップ181および第2クリップ182に、第5留め金186を取り付ける。ある場合にはロッドを留め金で固定する公知の方法を用いて、第5留め金186を上側インパクトビーム116に取り付けてもよい。他の場合には、第5留め金186を外側シェル106に直接取り付けてもよい(図1および2を参照のこと)。好適な実施形態では、第5留め金186が上側インパクトビーム116を覆うようになっている。第5留め金186をこのように配設することにより、2点保護パッド150が、上側インパクトビーム116に固定される。
図4に示すように、第2の部分154は第3クリップ183を介して下側インパクトビーム114に取り付けられる。ある場合には、第3クリップ183を下側インパクトビーム114に結合する留め金に取り付けてもよい。好適な実施形態では、第3クリップ183に第6留め金187を直接取り付けてもよい。ある場合には、ロッドを留め金で固定する公知の方法を用いて、第6留め金187を下側インパクトビーム114に取り付けてもよい。他の場合には第6留め金187を下側インパクトビーム114と一体に形成してもよい。第6留め金187をこのように配設することにより、2点保護パッド150が下側インパクトビーム114に固定される。
2点保護パッドを正しい位置に固定できる限り、2点保護パッドの取付部は、一般的にどのような形態であってもよい。図7および図8は、2点保護パッドの代替的な実施形態を示す。この実施形態の2点保護パッド850は、第1取付部861、第2取付部862、および第3取付部863を備える。前述の実施形態と同様に第3取付部863は、2点保護パッド850の第2の部分854に隣接して配設される。また第1取付部861および第2取付部862は、2点保護パッド850の第1の部分852に隣接して配設される。
しかしこの代替的な実施形態では、第1取付部861が第1の部分852の第1側部701上に配設されている。さらに第2取付部862は、第1の部分852をはさんで第1側部701とは反対側の、第2側部702上に配設されている。このように、第1側部701上に第1取付部861を配設し、第2側部702上に第2取付部862を配設することによって、2点保護パッド850の固定を補助することが好ましく、特に第1の部分852を衝撃吸収システム内の正確な位置に固定することが好ましい。
2点保護パッドを衝撃吸収システム内の正確な位置に固定するために、前述のように取付部にクリップのような締結具を結合してもよい。ここに例示する実施形態では、第1取付部861に穿孔した孔に第1クリップ881を締結し、第2取付部862に穿孔した孔に第2クリップ882を締結し、第3取付部863に穿孔した孔に第3クリップ883を締結する。
ある実施形態では、インパクトビームに締結具を結合してもよい。またある場合には、インパクトビームの留め金に締結具を結合してもよい。ここに例示する実施形態では、第1クリップ881及び第2クリップ882を上側インパクトビーム816に結合させる。また第3クリップ883を下側インパクトビーム814に結合させる。好ましくは、第1クリップ881を第1留め金886に締結し、第2クリップ882を第2留め金887に締結して、第1の部分852を上側インパクトビーム816に固定するとよい。このように、第1側部701上、および第2側部702上で、第1の部分852を上側インパクトビーム816に取り付けるとよい。さらに第3クリップ883は、第3取付部863および第3留め金888と締結して、第2の部分854を下側インパクトビーム814に固定する。この構成により、2点保護パッド850は衝突時に正しい位置に留まって、下側インパクトビーム814および上側インパクトビーム816からの衝撃力を吸収、分散する。
前述のように本発明の2点保護パッドは、側面衝突型の衝撃から乗員を保護するものである。特に、第1の部分は乗員の肩部を容易に保護できるように配設されている。同様に第2の部分は、乗員の腰部を容易に保護できるように配設されている。
図5は本願の好適な実施形態の拡大断面図であって、ドア102に隣接して着席する乗員500を後方から見た図である。図面を判り易くするため、乗員500が前部座席に着席し、前方を向いて肘掛124に腕を乗せた姿勢を示す。走行中の乗用車内での乗員500とドア102との通常の位置関係は、ここに図示したような状態である。
2点保護パッド150は、外側シェル106と内側シェル108との間に配設することが好ましい。2点保護パッド150は、特に内側シェル108の上側部分558と下側部分559との間に配設することが好ましい。2点保護パッド150をこのように配設することにより、2点保護パッド150が乗員500を保護することができる。
前述のように、2点保護パッド150の外側部193は、外側シェル106と向かい合う。ある場合には外側シェル106のわずかな曲率にあわせて、外側部193にわずかな曲率を持たせてもよい。本発明ではこの構成により、衝突時に外側シェル106から2点保護パッド150へ伝達される衝撃力が、2点保護パッド150の広い表面領域に分散し、衝撃力が効果的に吸収される。従来のシステムでは例えば、外側シェル106から伝達される衝撃力を、別々に設けられた肩部用パッド材および腰部用パッド材の小さな表面領域で受けていた。
ある実施形態では上側インパクトビーム116を、第1の部分152に形成した逃げ部191に通す。ある場合には、上側インパクトビーム116の一部を、外側部193と概ね面一にしてもよい。他の場合には上側インパクトビーム116の長手方向の一部のみを、逃げ部191内に通してもよい。換言すれば、上側インパクトビーム116の一部を、2点保護パッド150の外側部193よりも、外側シェル106に近い位置に配設してもよいし、他の場合には、上側インパクトビーム116の長手方向の一部を逃げ部191内に通して、2点保護パッド150の外側部193が、上側インパクトビーム116の前記一部よりも、外側シェル106に近くなるようにしてもよい。逃げ部191および2点保護パッド150に対して、上側インパクトビーム116の位置を変化させることにより、2点保護パッド150の衝撃吸収特性を変化させることができる。
ある実施形態では、衝撃吸収システムにさらにパッド材を追加して、乗員の特定の複数の部位を保護してもよい。この実施形態では、衝撃吸収システムが、乗員500の腰部および脚部を保護する下側パッド材190を備えるとよい。ある場合には下側パッド材190を、内側シェル108の内装パネル110と下側部分559との間に配設してもよい。下側パッド材190をこのように配置することにより、下側パッド材190は衝突時に第2の部分154と連携して、乗員500の腰部および脚部をさらに確実に保護することができる。
本実施形態では、下側パッド材190を第2の部分154と結合しているが、他の実施形態では、下側パッド材190を、2点保護パッド150の他の部分と結合してもよい。他の実施形態では下側パッド材190を、2点保護パッド150に全く結合させなくてもよい。さらにある実施形態では、衝撃吸収システムをさらに追加のパッド材と結合してもよい。
本実施形態では、乗員500の肩部502を、2点保護パッド150の上側パッド材170、および2点保護パッド150の第1の部分152に概ね位置合わせしている。ある場合には上側インパクトビーム116も、上側パッド材170と概ね位置合わせしてもよい。上側パッド材170、第1の部分152、および上側インパクトビーム116をこのように配設することで、衝突時に肩部502をより確実に保護することができ、衝撃力が上側インパクトビーム116から肩部502に直接伝達されることも防止できる。
乗員500の腰部504を、2点保護パッド150の下側パッド材190および第2の部分154と、概ね位置合わせしてもよい。特に延設部155の内側を向く面194を、下側パッド材190と概ね位置合わせするとよい。下側パッド材190と、2点保護パッド150の第2の部分154とをこのように配置することにより、衝突時に腰部504を保護することができる。
この点に関して、第1の部分152と第2の部分154との位置合わせ状態は、衝突前であれば変化してもかまわない。 しかし側面型衝突時には、衝撃を受けて動く乗員500の肩部502および腰部504に対し、第1の部分152および第2の部分154がそれぞれ近い位置を保つことが好ましい。
説明をわかりやすくするため、本実施形態ではウインドウ120を図示していない(ウインドウ120については図1を参照のこと)。ある実施形態では、ウインドウ120を、上側パッド材170と第1の部分152との間に装着してもよい。ある場合には、ウインドウ120が降りている時は、ウインドウ120の一部が上側パッド材170と第1の部分152との間に位置するようにしてもよい。他の実施形態では、ウインドウ120を第1の部分152と外側シェル106との間に配設してもよい。
図5より、第1の部分152を上側パッド材170と位置合わせし、第2の部分154を下側パッド材190と位置合わせしていることがわかる。ある実施形態では、第1の部分152の一部のみを、上側パッド材170と位置合わせするが、図5に示す好適な実施形態では、第1の部分152全体を上側パッド材170全体と、ほぼ完全に位置合わせする。同様に、第2の部分154全体を、下側パッド材190全体とほぼ完全に位置合わせする。このような配設により、衝撃吸収システムの有効性を最大化することができる。部分152および154ならびにパッド材170および190は、その位置合わせ状態とその位置関係によって、衝突時に衝撃吸収用の追加ストロークが得られるパッド材システムとなる。
図6は、好適な実施形態の断面図であり、衝撃を受けた後のドア102の様子を示す。上側インパクトビーム116は、衝撃の力によって乗用車の内側104に向かって動く。上側インパクトビーム116が内側104に向かって動くので、2点保護パッド150の第1の部分152も、内側104に向かって動く。すると第1の部分152が、上側パッド材170の少なくとも一部と接触する。上側インパクトビーム116は、これら2つのパッド材同士が接触した後も内側104に向かって動き続け、第1の部分152と上側パッド材170とが共に動いて、上側パッド材170が内側シェル108と接触する。ある実施形態では、衝突の衝撃が激しい場合に側面衝撃用エアバッグを展開してもよい。衝突物と乗用車との衝突状態が継続する場合、内側シェル108は内装パネル110を介して乗員500の肩部502と接触し、乗員500を内側104へ向かって押す。したがって肩部502に及ぶ衝撃力を、第1の部分152および上側パッド材170によって十分に低減し、肩部502の負傷防止に役立てることが好ましい。
同時に、下側インパクトビーム114も、衝突時の衝撃力によって乗用車の内側104に向かって動く。下側インパクトビーム114が内側104に向かって動くので、2点保護パッド150の第2の部分154も、内側104に向かって動く。衝突物と乗用車との衝突状態が継続する場合、下側インパクトビーム114は内側104へ向かってさらに動き続け、第2の部分154が、内側シェル108の下側部分559と接触する。内側シェル108の下側部分559が、下側パッド材190の少なくとも一部と接触する。これに続いて、下側パッド材190は、内装パネル110を介して乗員500の腰部504と接触し、乗員500を内側104へ向かって押す。このような側面型の衝突時には、乗員500の腰部504の位置が化粧板パネル110の方向にずれることを理解されたい。したがって腰部504に加わる衝撃力を、第2の部分154および下側パッド材190によって十分に低減し、腰部504の負傷防止に役立てることが好ましい。
複数のインパクトビームと2点保護パッドとの組み合わせを採用する本発明の設計により、従来設計に比べて多段階の衝撃吸収が可能である。本実施形態では、2点保護パッド150の一部を、インパクトビーム114および116と内装パネル110との間に配設してもよい。例えば本実施形態では、インパクトビーム114および116と内装パネル110との間に、延設部155を配設した。これに加えて、インパクトビーム114および116と内装パネル110との間に、2点保護パッド150の他の部分を配設してもよい。この構成により衝突時の多段階の衝撃吸収が可能となり、また従来設計が採用するパッド材のみによる衝撃吸収構造よりも、優れた衝撃吸収効果が得られる。
本実施形態はインパクトビームを備えるが、他の実施形態ではインパクトビームを用いずに、2点保護パッドによって衝突時に乗員を保護してもよい。例えば、2点保護パッド全体をインパクトビーム間に配設してもよいし、他の場合にはインパクトビームを用いずに、2点保護パッドを乗用車の一部内に配設してもよい。2点保護パッドは、インパクトビームがなくても衝撃力をいくらかでも吸収して、乗員を保護する役目を果たすことが好ましい。特に、2点保護パッドの延設部とテーパ部とが衝突時に変形して、乗員の生命に係わる部位を保護することが好ましい。
一般的に2点保護パッドは、車体パネルや乗用車の一部内に配設して、正面衝突時、後面衝突時、または側面衝突時に、乗員を保護するものである。前述の実施形態は、乗用車の前部ドアおよび後部ドアと、2点保護パッドとの組み合わせに関するものである。しかし他の実施形態では、搭乗者に結合する乗用車の他の部分の内部または近傍に、2点保護パッドを配設してもよい。
一般的に2点保護パッドは、乗員席の内側境界の一部と、乗用車の外側境界との間に配設される。ある場合には乗員席の内側境界は、内側車体パネルであってもよい。同様に、乗用車の外側境界は外側車体パネルであってもよい。したがって、外側シェルと内側シェルとの間に2点保護パッドを配設する点について検討した上記原則は、乗員席の内側境界および乗用車の外側境界を有する乗用車の、いかなる部分にも適用可能である。
ある実施形態では、2点保護パッドを乗用車の後部座席近傍の車体パネル内に配設して、側面衝突または後面衝突時に乗員を保護してもよい。例えばツードア型乗用車は、ドアではなく後部座席の乗員近傍に配設した後部パネルを備えてもよい。別の実施形態では、後部にハッチバック式ドアを備える乗用車の場合は、2点保護パッドをハッチバック式ドア内に備えてもよい。
上述のようにパッド材配置を用いることで、衝撃吸収用の追加ストローク移動ストロークが得られるので、乗員の負傷を低減することができる。また本発明では肩部と腰部との高さにパッド材を配設したため、乗員の生命に係わる部位を、衝突時に確実に保護することができる。
これまで説明してきた多様な実施形態は、例として示したものであって、本発明を限定する意図はない。本発明の範囲内で可能な実施形態や実行例が、他にも数多くあることは、当業者には明白である。したがって本発明は、添付の請求項の記載、およびその均等物によってのみ限定される。また添付請求項の記載の範囲内であれば、本発明に対して多様な改良や変更を施してもよい。
100 衝撃吸収システム
102 ドア
104 内側
106 外側シェル
107 外部
108 内側シェル
110 内装パネル
114 下側インパクトビーム
116 上側インパクトビーム
120 ウインドウ
124 肘掛
140 第1留め金
143 第3留め金
144 第1の端部
145 第4留め金
146 第2の端部
148 第2留め金
150 2点保護パッド
152 第1の部分
153 厚みが徐々に減少する部分
154 第2の部分
155 延設部
161 第1取付部
162 第2取付部
163 第3取付部
170 上側パッド材
171 第1の孔
172 第2の孔
173 第3の孔
181 第1クリップ
182 第2クリップ
183 第3クリップ
186 第5留め金
187 第6留め金
190 下側パッド材
191 逃げ部
192 薄肉部
193 外側部
194 内側に拡大する面
195 内側部
202 後ろ側
500 搭乗者
502 肩部
504 腰部
558 上側部分
559 下側部分
559 下側部分
559 下側部分
701 第1側部
702 第2側部
814 下側インパクトビーム
816 上側インパクトビーム
850 二重サポートパッド
852 第1の部分
854 第2の部分
861 第1取付部
862 第2取付部
863 第3取付部
881 第1クリップ
882 第2クリップ
883 第三クリップ
886 第1留め金
887 第2留め金
888 第3留め金

Claims (27)

  1. 乗用車用ドアであって
    前記乗用車の外側に対向する外側シェルと、
    前記乗用車の内側に対向する内側面を有する内装パネルと、
    前記外側シェルに隣接して配設された上側インパクトビームと、
    前記外側シェルに隣接して、前記上側インパクトビームの下に配設された下側インパクトビームと、
    乗員の肩部の位置に対応する第1の部分と、前記乗員の腰部の位置に対応する第2の部分とを有する2点保護パッドとを備え、
    前記第1の部分は、前記上側インパクトビームに結合しており、前記第2の部分は、前記下側インパクトビームに結合していることを特徴とする、乗用車用ドア。
  2. 前記2点保護パッドは、前記上側インパクトビームに、留め金を用いて取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のドア。
  3. 前記2点保護パッドは、前記上側インパクトビームに、ひとつ以上のクリップを用いて取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のドア。
  4. 前記2点保護パッドは、前記下側インパクトビームに、留め金を用いてクリップを介して取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のドア。
  5. 前記第2の部分が延設部を備えることを特徴とする、請求項1に記載のドア。
  6. 前記第1の部分および前記第2の部分は一体に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のドア。
  7. 乗用車用ドアであって
    乗員の肩部および前記乗員の腰部を保持する2点保護パッドと、
    前記乗用車ドアの内側に取り付けられたインパクトビームと、
    前記乗用車の内側近傍に配設された内装パネルと、を備え、
    前記2点保護パッドの一部が、前記インパクトビームと前記内装パネルとの間に配設されていることを特徴とする乗用車用ドア。
  8. 前記2点保護パッドが、前記乗用車乗員の前記肩部の位置に対応する第1の部分と、前記乗用車乗員の前記腰部の位置に対応する第2の部分とを備えることを特徴とする、請求項7に記載のドア。
  9. 前記ドアが、上側インパクトビームおよび下側インパクトビームをさらに備えることを特徴とする、請求項8に記載のドア。
  10. 前記第1の部分が、前記上側インパクトビームに対応し、前記第2の部分が、前記下側インパクトビームに対応することを特徴とする、請求項9に記載のドア。
  11. 前記第1の部分が、前記上側インパクトビームに、留め金を用いて取り付けられることを特徴とする、請求項9に記載のドア。
  12. 前記第1の部分が、前記上側インパクトビームに、ひとつ以上のクリップを用いて取り付けられることを特徴とする、請求項9に記載のドア。
  13. 前記ドアが、前記2点保護パッドの前記第1の部分と位置合わせされた上側パッド材を備えることを特徴とする、請求項9に記載のドア。
  14. 乗用車用ドアであって、
    前記乗用車の外側に対向する外側シェルと、
    前記乗用車の内側に対向する内側面を有する内装パネルと、
    前記外側シェルに隣接して配設されて、前記乗用車乗員の肩部および前記乗用車乗員の腰部を保持する2点保護パッドと、
    前記内装パネルと前記2点保護パッドとの間に配設された上側パッド材とを備え、
    前記2点保護パッドの第1の部分が、側面衝突時に前記上側パッド材と接触することを特徴とする乗用車用ドア。
  15. 前記上側パッド材が、前記乗用車乗員の前記肩部に対応する位置に配設されていることを特徴とする請求項14に記載のドア。
  16. 前記第1の部分が、前記乗用車乗員の前記肩部に対応する位置に配設されていることを特徴とする請求項14に記載のドア。
  17. 前記2点保護パッドが、前記第1の部分と一体に形成された第2の部分を備え、前記第2の部分が、前記乗用車乗員の前記腰部に対応する位置に配設されていることを特徴とする、請求項14に記載のドア。
  18. 前記ドアが上側インパクトビームおよび下側インパクトビームをさらに備え、前記2点保護パッドが、前記上側インパクトビームおよび前記下側インパクトビームに対応する位置に配設されていることを特徴とする、請求項16に記載のドア。
  19. 前記第1の部分が、前記上側インパクトビームに対応した位置に配設され、前記第2の部分が、前記下側インパクトビームに対応した位置に配設されたことを特徴とする、請求項17に記載のドア。
  20. 前記2点保護パッドが、前記下側インパクトビームおよび前記上側インパクトビームに、クリップを用いて取り付けられることを特徴とする、請求項18に記載のドア。
  21. 前記ドアが、前記ドアに装着されたウインドウをさらに備え、前記ウインドウが下がった位置にある場合、前記上側パッド材が、前記ウインドウによって、前記第1の部分から分離されることを特徴とする請求項14に記載のドア。
  22. 乗用車用の衝撃吸収システムであって、
    第1の部分と第2の部分とを有する2点保護パッドを備え、前記第1の部分は乗員の肩部に位置合わせされ、前記第2の部分は前記乗員の腰部に位置合わせされ、前記第2の部分は前記乗員の前記腰部に向かって延設する延設部を備え、
    前記第1の部分は前記第2の部分と一体であり、前記第1の部分は、第1クリップを用いて前記第1の部分を上側インパクトビームに取り付けるための第1取付部を備え、前記第2の部分は、第3クリップを用いて前記第2の部分を下側インパクトビームに取り付けるための第3取付部を備えることを特徴とする乗用車用の衝撃吸収システム。
  23. 前記2点保護パッドが前記乗用車の前部ドアに対応する位置に配設されたことを特徴とする、請求項22に記載の衝撃吸収システム。
  24. 前記2点保護パッドが前記乗用車のドアパネルに対応する位置に配設されたことを特徴とする、請求項22に記載の衝撃吸収システム。
  25. 前記2点保護パッドが前記乗用車のハッチバック式ドアに対応する位置に配設されたことを特徴とする、請求項22に記載の衝撃吸収システム。
  26. 前記2点保護パッドの前記第1の部分が、前記上側インパクトビームを通すための逃げ部を有することを特徴とする、請求項22に記載の衝撃吸収システム。
  27. 前記逃げ部が前記乗用車の外側シェルに隣接して配設されたことを特徴とする、請求項26に記載の衝撃吸収システム。
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