JP3051435B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3051435B2
JP3051435B2 JP2239049A JP23904990A JP3051435B2 JP 3051435 B2 JP3051435 B2 JP 3051435B2 JP 2239049 A JP2239049 A JP 2239049A JP 23904990 A JP23904990 A JP 23904990A JP 3051435 B2 JP3051435 B2 JP 3051435B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、入力した画像データについてテクスチャ処
理を行う画像処理装置に関するものである。
【従来の技術】
近年、カラー画像をデジタル的に読み取り、その読み
取られた画像に基づき複写画像を得るカラー複写装置が
普及している。また、これらカラー複写装置に画像格納
メモリを設け格納画像と前記読み取られた画像と合成出
力できる装置も提案されている。 これらの装置は、読み取られた画像に対し、像域分
離,エツジ処理,色変換などさまざまな画像加工が可能
となつている。 これらの加工処理の一つに、第16図に示すように、予
めある画像パターンを読み込み、専用メモリに格納して
おき、読み込んだ画像と繰り返し演算処理を行うテクス
チヤー処理がある。 このテクスチヤー処理によつて出力画像に特殊な効果
を加えることができ、画像に付加価値を与える上で非常
に有効な手段となつている。
【発明が解決しようとしている課題】
上述したテクスチヤーパターンは専用メモリに記憶さ
れており、且つ画像の一部のメモリ容量しかなかつた。
そして、そのテクスチヤーパターンを繰り返し用いるこ
とにより全画像領域にわたり特殊効果を得る構成となつ
ていた。従つて、上記手段ではパターンを繰り返し用い
るため、効果模様が単調となる欠点があつた。 本発明はかかる従来技術に鑑みなされたものであり、
装置本体のメモリ使用効率を高めると共に、任意の大き
さのテクスチヤパターンでもつて画像に対して加工処理
を行なわせることを可能ならしめる画像処理装置を提供
しようとするものである。
【課題を解決するための手段及び作用】
この課題を解決する本発明の画像処理装置は以下に示
す構成を備える。すなわち、 画像データを供給する第1の供給手段と、 前記供給された画像を記憶する記憶手段と、 前記データに対しての処理データを供給する第2の供
給手段と、 前記処理データに基づき、前記第1の供給手段より供
給された画像データと、前記記憶手段に記憶された画像
データを処理して、出力する処理手段とを備えた画像処
理装置であって、 前記第1の供給手段で供給された画像の所望領域に対
してテクスチャ処理を行うとき、該所望領域を特定する
処理データを前記第2の供給手段で供給すると共にテク
スチャ処理に係るテクスチャパターンを前記記憶手段に
記憶させ、前記処理手段は前記第2の供給手段より供給
された前記所望領域を特定する処理データと前記記憶手
段に記憶されたテクスチャパターンに基づいて、前記第
1の供給手段から供給される前記所望領域についてテク
スチャ処理することを特徴とする。
【実施例】
以下、添付図面に従つて本発明に係る実施例を詳細に
説明する。 第1図に本実施例におけるデジタルカラー複写機シス
テム概要構成の一例を示す。 101は密着型カラーラインセンサ(以下、CCDという)
であり、117はその一部を拡大したものである。このCCD
101は光電変換素子に図に示す様に3色の色分解フイル
タRGBをつけたものでR,G,B1組を1画素としている。画
像を読み込む際は、例えば矢印方向が主走査とするなら
ば、図示はしないが、これに垂直方向にモータなどの周
知の方法でセンサ又は画像を動かす(以下スキヤンと称
す)ことにより、カラー画像全面を読み込むことができ
る。この時、基本発振器113からの出力に基づいて動作
するシステムタイミング発生器112は、各タイミング信
号を発生する。このタイミング信号に基づいてCCD101か
らプリンタ107までの動作が制御されている。114,115,1
24はシステムタイミング発生器112により出力されるタ
イミング信号で、115は読み取られるラインの先頭を示
す水平同期信号(HSYNC)であり、124は画像の副走査方
向のはじまりを示す垂直同期信号(VSYNC)である。一
方、114はRGBを1組とする1画素の画像信号を転送する
ための同期信号VCLKである。いずれもセンサドライバ11
8,エリアコード発生器111、およびプリンタ107に入力さ
れている。 CCD101より出力された画像信号はA/D変換回路102に入
力され、アナログR,G,B信号はそれぞれデジタルのR,G,B
信号に変換される。 A/Dコンバータ102より出力されたRGBデジタル信号
は、詳細は後述するが切り替え回路132に入力され、プ
リント出力もしくは画像メモリユニツト125への出力の
いずれかに使用される。プリント出力を得る場合は、濃
度変換・下色除去回路103にて処理を受ける。CCD読み取
り時のデータは輝度信号のRGBであるが、ここでの濃度
変換処理によつてRGBの波長を独立に吸収するC(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー)の補色濃度信号への
変換がなされる。また、下色除去回路においてはグレー
成分を取り除くべく処理が行なわれる。これはC,M,Yの
みの印刷では黒色部分の低濃度化という問題が起きてし
まうからである。そこで、グレー成分を取り除きその成
分をBK信号としてYMCK4色で印刷することにより上記問
題に対処している。 一方、更にRGBデジタル信号は、輝度変換・濃度変換
回路119に入力され、カラー信号から白黒の濃度画像信
号120に変換される。この出力は画像処理編集回路105に
入力されて所定の処理を受ける。またビツトマツプメモ
リ121にも2値信号として入力できる様になつている。 濃度変換・下色除去回路103の処理を受けた信号は色
マスキング回路104に入力される、ここではプリンタに
用いる色材の分光反射特性に合わせて色補正が行なわれ
る。またパラレルに入力された色分解画像データはここ
で面順次の画像データに変換される。これは本実施例で
は、プリンタ107によりフルカラーで印刷する場合、数
種の基本的な色材を順次重ねることによりフルカラープ
リントを行つている。色材としては、C(シアン),M
(マゼンタ),Y(イエロー),B(ブラツク)の4種を用
いている。また、本実施例では、基本構成において画像
格納メモリを持たない構成をとつており、面順次の出力
を得るために4回スキヤンを行なつている。色マスキン
グ回路104から出力された信号123は、画像処理・編集回
路105に入力される。これは後述するがエリアコード発
生器111より得られるコード番号(以下、エリアコード
と称す)によりプログラマブルに画処理編集を可能とす
るものである。画像処理編集回路105を出た信号は階調
補正回路106に入力され適正な階調補正を行なつた後プ
リンタ107へ出力され印刷される。108はデジタイザ、10
9は操作部で、各種画処理編集の設定を行なうものであ
る。またそれぞれはCPU110に接続されている。そしてこ
れらデジタイザ108や操作部109より指示された内容に基
づいてCPU110は、CPUバス116に適切なコマンドを送出
し、各処理回路を制御する。 前述した画像メモリユニツト125は本カラー複写機に
オプシヨンとして設定される。本ユニツトは、I/Fユニ
ツト126,127をケーブル128で結び、主に編集画像データ
のやりとりを行なつている。またホストコンピユータ13
0と汎用インターフエース、例えばGP−IBインターフエ
ースケーブル129でインターフエースユニツト133と接続
できる様になつており、ホストコンピユータと本ユニツ
ト間で制御コマンドや画像データのやりとりができる様
になつている。 画像メモリユニツト125にカラー画像をとり込む際に
は、デジタイザ108及び操作部109より所望の領域及びコ
マンドを入力する。CPU110はCPUバス116及び通信ユニツ
ト131を通して前記領域の座標情報及びコマンドをメモ
リユニツト125に転送する。座標及びコマンドを受け取
つたシステムコントローラ134は、所望の領域を格納す
るべく画像メモリ136をコントロールする。上記設定の
後、走査部109よりスタートボタンが押されるとともに
画像スキヤンが開始され、A/Dコンバータ102を通つた
後、切り替え回路132に入力される。切り替え回路132
は、CPUによりコントロールされ、画像データをプリン
タに出力するかメモリユニツト125に出力するか選択で
きる様になつている。インターフエースユニツト126に
送られた画像データは、同期信号HSYNC,VSYNC及びビデ
オクロツクVCLKとともに画像メモリユニツト125に送ら
れ、システムコントローラ134は前記同期信号をもとに
画像メモリ136への格納を制御する。 画像メモリユニツト125から画像を出力する際には、
デジタイザ108を用い、画像出力を得たい所望の領域を
指定する。また、操作部109よりスタートボタンを押す
ことにより、CPUは通信ユニツト131を介し、コマンド及
び座標データをメモリユニツト125内のシステムコント
ローラ134に転送する。 また、同時にシステムタイミング発生器112も動作を
開始し、同期信号HSYNC,VSYNCをシステムコントローラ1
34に送る。システムコントローラ134は、前記座標デー
タ及び同期信号から画像データの読み出しをコントロー
ルし、所望の位置に画像データが得られる様にメモリの
コントロールを行なう。読み出された画像データは、I/
Fユニツト127,126を通り、また切り替え回路132を介し
て濃度変換・下色除去回路103に入力される。この時、
切り替え回路132を制御することによりCCD101からの画
像と合成できる様になつている。尚、このときの画像と
しては、ホストコンピユータ130からのものであつても
良い。 画像処理データライン135はI/Fユニツト126内でR信
号と接続されており、後述するが画像処理編集105にて
テクスチヤー処理に用いることができる。 次に、前述したエリアコードについて説明を行なう。
エリアコードとは例えば第2図の様に原稿320上にデジ
タイザ108などを用いて領域321を指定したときそれぞれ
の領域に番号すなわちエリアコードをつけそれぞれの領
域を区別する手段である。本実施例では原稿の全面領域
はエリアコード“0"とし、第2図では点a,bを対角線と
する矩形エリアを、例えなエリアコード“1"、点c,dを
対角線とする矩形エリアをエリアコード“2"と設定した
ものである。ここで例えば図に示されるA−B区間を走
査している時は走査と同時に下図に示されるタイミング
でエリアコードを発生させている。C−D,E−F区間も
同様である。この様に原稿の走査と同時のエリアコード
を発生させ、そのエリアコードにより領域を区別しリア
ルタイムに領域ごとに異なる画像処理編集を実現してい
る。 上記設定は、前述した様にデジタイザ108及び操作部1
09より行なつている。以下に設定手段の一例を説明す
る。例えば第3図の様に原稿305をデジタイザ108にセツ
トする。デジタイザ108はCPU110と通信ケーブル301と接
続されておりデジタイザで指定された座標がCPU110に送
られる様になつている。例えば第3図に示す様に点aを
指定し、次に点bを指定すると、それぞれの座標が読み
込まれ、2点a,bを対角線とする領域302が設定される。
次に操作部109により例えばテンキー303を用いてその領
域に対するエリアコードが与えられ領域の設定は終了す
る。次に設定したエリアに対する画像編集処理を操作部
編集用設定キー304などを用いて設定を行なう。設定に
はパラメータの設定など各種操作が必要であるが、発明
の主旨ではないので説明は省略する。上述した操作を繰
返すことにより、編集を行なつている。設定可能な領域
の数は、エリアコードのビツト数により決まり、例えば
nビツトとするならば2n領域の設定を可能としている。 第4図に上述した領域指定時におけるCPUプログラム
のフローチヤートを示す。 先ず、ステツプS1において、デジタイザ108より座標
を2点読み込む。ステツプS2において、CPU110内に設け
られたワークメモリ(図示せず)にその座標を一時格納
する。そして、ステツプS3においてエリアコードを設定
し、ステツプS4において、そのエリアコードを上述した
ワークメモリに記憶された座標と対応するように一時格
納する。ステツプS5において、上記設定領域についての
処理内容を入力する。そして、次のステツプS6において
その処理内容をエリアコード及び座標とともに上述した
ワークメモリに一時格納する。ここまでで、1つの領域
に対しての設定が終了する。ステツプS7では、更に次の
領域の指定があるかを判断し、全ての領域に対する指定
が完了するまでステツプS1〜ステツプS7の処理を繰り返
す。 さて、設定が終了した場合、ステツプS8に進み、エリ
アコードの大小により入力データを整理し、ステツプ9
において各処理部に各種パラメータを設定し終了する。 第5図に第1図におけるエリアコード発生回路111の
内部回路構成を示す。これは前述したエリアコードを原
稿の走査と同時にリアルタイムに発生させる回路で、前
記手段により得られた領域の座標及びエリアコードを設
定することにより、プログラマブルにエリアコードを発
生させる様になつている。以下に詳細を説明する。 RAM501,502は7bit1ワード構成でそれぞれ主走査1ラ
イン分のメモリである。これらのRAMはCPUアドレスバス
503,データバス504によりCPU110と接続している。505は
アドレスカウンタでVCLK114をカウントすることによりR
AMのアドレスを発生させている。またこのアドレスカウ
ンタ505は、HSYNC115によりリセツトされ新しいライン
を走査する際、RAMデータをスタートから読み出す様に
している。506は割り込み発生器でCPUデータバス504及
びチツプセレクト507によつてCPU110から予めプログラ
ムされた数だけカウントしたとき、CPUに割り込み発生
させ、また、J−Kフリツプフロツプ508のトグル動作
により、アドレスカウンタ505により読み出されるRAMも
切り換えている。509〜511はセレクタであり、前述した
フリツプフロツプ508の出力によりRAMを選択している。 第6図はRAM501,502のデータ構造を示す説明図であ
る。図の様にMSB1ビツト(最上位1ビツト)と下位6bit
に分け、MSBは変化点を表わし下位6bitは変化するエリ
アコードが格納してある。RAM501(或いは502)のアド
レスは主走査方向であるY座標と対応している。第6図
は例えば第7図に示す原稿701上の指定領域702(エリア
コード“20")のA−B間を走査するときのRAMデータを
表わしている。このとき原稿全面領域は、エリアコード
“0"としている。 上記設定のRAM501から、第5図アドレスカウンタ505
から発生されるアドレスよりシーケンシヤルにデータ
(7ビツト)を読み出し、エリアコードを発生させてい
る。例えば第7図A−B間を走査する場合、走査開始直
後にRAM出力としてMSB“1"、下位6bitは“0"(エリアコ
ード“0")が読み出され、第5図に示す様に、MSB513を
ラツチ信号とするラツチ512により下位6bitがラツチさ
れエリアコード“0"が出力される、またa(O,P)点に
達した時にもRAMの出力としてMSB“1"、下位6bitは“2
0"が読み出され、上記同様ラツチされエリアコード“2
0"が出力される。 さらに、アドレスが進み次のMSBが“1"となるまでエ
リアコード“20"が出力される。 すなわち、アドレスrが読み出され、前述した様にデ
ータが新たにラツチされるまでエリアコード“20"が出
力される。 さらに走査が進み、Y方向主走査が終了した時点でX
方向に1つ進み、HSYNCが割り込み発生器506によりカウ
ントされる。この時前述した様にアドレスカウンタ505
はリセツトされ読み出されるアドレスも再び0からスタ
ートされる。また、領域が矩形であるため、第7図b点
を含む区間C−Dの走査が終了するまで同じデータ、す
なわち同じRAMを読み出せばよくあらかじめ割り込み発
生器506に、X方向HSYNCのカウント数、この例では(q
−O)をセツトしておけば、区間C−Dの走査が終了し
た時点で割り込みが発生し、同時に、第5図J−Kフリ
ツプフロツプ23のトグル動作により読み出されるRAMが
切り換わり、あらかじめプログラムされた次の領域上方
が出力される。また、割り込みの発生によりCPU110は、
前述した手段により得られている領域の座標及びエリア
コードから、割込み発生器506、また休止中のRAMに再び
新しくプログラムする。上述した構成でRAMを順次切り
替え、休止中のRAMをCPU110がプログラムすることによ
り、少ないメモリ容量で原稿の全画面についてエリアコ
ード120を発生できる。 前述した様に第1図に示すエリアコード発生回路111
より出力されたエリアコード122は画像信号とともに画
処理編集回路105に入力され、そのエリアコードを基づ
いて領域ごとの編集処理を行なつている。 第8図に画処理編集回路105の内部概略構成の一例を
示す。 エリアコードは本実施例では6ビツトであり、MSB805
の1ビツトはデコーダ802及びセレクタ803に入力され、
他の信号はRAM800,801にパラレルに入力される。 RAM800,801はCPUバス116を介してCPU110と接続され、
プログラマブルな構成になつている。第9図にRAM800,8
01のデータ構成を示す。901はRAMの構成概略図でアドレ
ス入力としてエリアコード4ビツト及びカラーセレクト
信号804として2ビツト、合成6ビツトが入力される。
この時カラーセレクト信号をLSBから2ビツトとするこ
とで面順次で送られてくる画像信号が4色のうちどの信
号なのかを選択し、それによつてエリアコードかつ色ご
とにアクセスするアドレスを変えている。902にデータ
構造詳細図を示す。図の様にMSBから3ビツトに機能コ
ードを持ち、このコードをデコーダすることにより、そ
のコード従つてそれぞれ違つた画像処理を行なつてい
る。 尚、本実施例では3ビツトでそれぞれエリアコードま
たは色ごとに8種類の画像処理編集を可能としている。
下位8ビツトは機能コードに従つた画像処理編集時の各
種パラメータを格納している。 エリアコード及びカラーセレクト信号より選択された
データはMSBから3ビツト、すなわち機能コードは第8
図に示すセレクタ803に入力され、エリアコードのMSB1
ビツト(図示の805)によつてRAMのバンク切換を行なつ
ている。一方、下位8ビツトのデータもデコーダ802か
らのセレクト信号S1によりセレクタ806で選択され出力
される。 上記選択された機能コードはデコーダ802に入力され
文字信号807、またエリアコードのMSB1ビツト805を合わ
せて、それぞれ編集処理を行なうための制御信号808を
作り出している。各制御信号はセレクタの選択信号とし
て用い信号の流れを変えることにより編集を行なつてい
る。本実施例では前記制御信号より次に説明する8つの
編集機能を実現している。 領域内スルー 指定領域内は画像信号に対して何も処理を行なわず出
力する機能である。入力された画像信号はネガポジ反転
回路809(後述する)を通り、信号S2によつてセレクタ8
10から選択出力され乗算器811に入力される。一方、RAM
データは信号S1によつてセレクタ806からいずれかが選
択され、さらに信号S3及びS4によつて決定されるセレク
タ812を通り、乗算器811によつて前記画像信号と演算さ
れる。乗算出力はセレクタ813を通り出力される。この
とき、乗算器811に入力されるRAMデータから、画像の濃
度が決定され、また面順次で送られてくる各色ごとに異
なる係数を設定すれば、領域ごとに独立に濃度,カラー
バランスが可変可能である。 領域内マスキング 指定領域内全面にわたつて他の任意な色で均一にぬり
つぶされた画像を出力する機能である。例えばこの機能
を設定してある領域を走査中では、信号S2により画像信
号に変わつてRAMのデータが選択され、乗算器811に入力
される。一方、係数は制御信号S3,S4よりレジスタ814を
選択する。このレジスタは、図示はしていないがCPUバ
スを介してCPU110が適当な係数、例えば“1"を格納して
おく。この係数と乗算が行なわれ乗算器811からの出力
はセレクタ813を通り出力される。 領域内文字挿入(1) 例えば、第10図に示す様に画像の指定領域1001の中に
符号1002に示す様な文字を挿入するモードである。 予め符号1003に示す様にビツトマツプメモリなどに文
字データを格納しておく。指定領域の走査と同時に図に
示す様なタイミングで文字の2値データが読み出され、
文字信号807とする。この信号を第8図の符号807に示す
文字信号に入力し、セレクタ810をスイツチする。すな
わち文字信号807がHighの時にはセレクタ810はRAMのデ
ータを選択し、逆にLowの時には画像信号を選択するこ
とにより挿入を行なつている。また上記文字信号ととも
に、信号S3及びS4も変化し、乗算器817の係数は文字信
号807がHighの時はレジスタ815の値を選択している。こ
れも前述したのと同様に、CPUバスと接続しており、あ
らかじめ適当な係数を設定しておく。乗算器811を出た
信号はセレクタ813を通り出力される。 領域内文字挿入(2) 第11図に示す様に指定領域内をある指定色でマスキン
グし、また、その同じ領域について前述した様に別の指
定色で文字を挿入する機能である。 指定領域内を走査中は前述した様にセレクタ810はRAM
のデータを選択している。この時、前述した様に第10図
に示すビツトマツプメモリより得られる文字信号よりセ
レクタ806をスイツチする。すなわち、文字でない場合
はRAM800のデータを出力し、文字である時はRAM801を選
択出力することにより実施している。また、前記同様
に、文字信号とともに係数についてもレジスタ814,815
を選択出力している。乗算器811の出力はセレクタ813を
通り出力される。 領域内ネガポジ反転 領域内の画像のみネガポジ反転して出力する機能であ
り、制御信号S0によつてネガポジ反転回路809をスイツ
チすることにより行なつている。このネガポジ反転回路
809よりの出力は前述したスルー機能と同じ設定で出力
される。 領域内ネガポジ反転文字挿入 前述した領域内文字挿入機能(1)と前述した領域内
ネガポジ反転を組み合わせたもので、領域内ネガポジ反
転の画像に文字を挿入する機能である。文字挿入手段は
前述手段と同じなので説明は省略する。 領域内フリーカラーモード フリーカラーモードは領域内を任意のモノカラーでコ
ピーする機能である。例えば、この機能を設定してある
領域を走査中は、セレクタ810の出力はRAMデータであり
乗算器811に入力される。一方係数は、レジスタ815を選
択する。前記同様にCPU110とはバス116を介して接続さ
れているので、このレジスタ815に予め適当な係数を設
定しておく。セレクタ813は、セレクタ818の出力を選択
しており、画像信号としては前述した輝度信号より得ら
れる白黒画像信号が乗算器817で乗算器811の出力と演算
され出力される。この時、乗算器817の出力とRAMのデー
タがコンパレータ819により比較され、乗算器817の出力
が大きい場合、コンパレータ819からの制御信号によつ
てセレクタ818はRAMデータをセレクトし、RAMに設定し
てあるデータ以上に大きくならない様にクランプされて
いる。 以上の構成で、白黒画像信号に面順次で送られてくる
色ごとにある一定の比率をもつ係数を乗じ、また、同時
にその出力を色ごとに一定の比率を持つた濃度データで
クランプすることにより、どの濃度域でも常に一定の色
分解比率を持つた画像が出力できる。 領域内テクスチヤー処理 指定領域内のみテクスチヤー処理を行つた画像を出力
する機能である。予め、画像メモリユニツト125内にテ
クスチヤーパターンを読み込み記憶させておく。勿論、
これらはホストコンピユータから計算によつて発生させ
てもよい。 CCD101より入力された画像信号123(第8図参照)は
信号S2によつてセレクタ810で選択され乗算器811に入力
される。一方、画像メモリユニツト125から読み出され
たテクスチヤーパターンは信号線135を通りセレクタ812
に入力される。そして信号S3,S4よつて選択されたテク
スチヤーパターン信号は係数として乗算器811に入力さ
れ画像信号123と演算されセレクタ813に入力され、信号
S5にて選択出力される。 第12図はその様子を示した説明図である。画像が指定
領域に達すると同時にあらかじめ読み出し処理がプログ
ラムされている画像メモリユニツト125からテクスチヤ
ーパターンが読み出される。読み出されたテクスチヤー
パターンは画像信号と演算され出力される。 上述したように画像メモリ136に画像が格納されてい
ないときは、テクスチヤーパターン格納メモリとして用
いることができ、またメモリ容量も大きいため、より効
果の高いテクスチヤー処理を行うことができる。 第13図にデコーダ802真理値表を示す。 <他の実施例> 第14図に第2の実施例における画像処理・編集回路10
5の回路図の一例を示す。 1501は、エリアコード発生回路111からのエリアコー
ド信号1502と、画像メモリユニツト125から読み出され
た信号135を選択するセレクタである。セレクタ1501の
セレクト信号はエリアコード信号1502のMSB1ビツトであ
る。すなわち、MSBが“0"のときはエリアコード信号150
2が、MSBが“1"のときは信号135が選択されるようにな
つている。 第15図に示すように画像が指定領域に達すると同時
に、あらかじめ読み出し処理がプログラムされている画
像メモリユニツト125から、エリアコード情報が読み出
される。読み出されたエリアコード情報はセレクタ1501
に入力される。この時、指定領域のエリアコードのMSB
は“1"にセツトしておき、セレクタ1501で画像メモリユ
ニツト125からのエリアコード(信号線135)が選択され
るようになつている。選択されたエリアコード情報は、
RAM800,801に入力される。この時、RAM800,801には画像
メモリユニツト125から順次入力されるエリアコードに
ついて、領域内スルーのコードとそれぞれ違つたカラー
バランスパラメータをセツトしておく。尚、画像処理・
変種回路105でのカラーバランスはすでに述べた通りで
ある。 第15図に上記説明した詳細図を示す。16aはエリアコ
ード“a"である原稿であり、前記原稿上の領域16bはテ
クスチヤー効果を加えたい所望の領域でありエリアコー
ド“b"とする。例えば符号16cをスキヤンする場合エリ
アコードaの領域ではコード“a"を出力し、テクスチヤ
ー領域ではコード“b"を第15図信号1502上に得られるよ
うにエリアコード発生回路111がプログラムされてい
る。スキヤンがテクスチヤー領域に達するとコード“b"
が出力されるが、この時コード“b"のMSBは“1"にセツ
トしておきコードbの領域では画像メモリユニツト125
から得られるようになている。画像メモリユニツト125
から得られる信号135は図に示すように、“c",“d",
“e"と順次テクスチヤーパターンデータが変化する様に
なつている。換言すれば、画像メモリユニツト125内の
画像メモリ136内に、この種のデータをCPU110の制御の
基で前もつて記憶させておく。上記“c",“d",“e"をエ
リアコードして前記コードに対応するRAM800,801のアド
レスに領域内のスルーのコードとカラーバランスパラメ
ータをセツトとておき、上記テクスチヤーパターンデー
タに基づきカラーバランスを変化させることができる。 上述した設定により、画像メモリユニツトからのエリ
アコードデータに基づいてカラーバランスを変化させる
ことでテクスチヤー処理が行われ先に説明した第1の実
施例と同様の効果が得られる。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、所望とする領域
に対してテクスチャ処理を行わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例におけるカラー複写装置のブロツク構成
図 第2図は実施例におけるエリアコードの概念を示す図、 第3図は実施例における操作部周辺の構成を示す図、 第4図は領域指定に係るCPUの処理内容を示すフローチ
ヤート、 第5図は実施例におけるエリアコード発生回路のブロツ
ク構成図、 第6図はエリアコード発生回路内のRAMの格納状態の一
例を示す図、 第7図は第6図のRAMの内容の意味を説明するための
図、 第8図は実施例の画像処理・編集回路のブロツク構成
図、 第9図は第8図の画像処理・編集回路内のRAMに格納さ
れるデータ構造を示す図、 第10図は実施例における領域内文字挿入処理の概要を説
明するための図、 第11図は実施例における他の領域内文字挿入処理の概要
を説明するための図、 第12図は実施例における領域内テクスチヤ処理の概要を
説明するための図、 第13図は第8図のデコーダ802の出力の真理の内容を示
す図、 第14図は第2の実施例における画像処理・編集回路のブ
ロツク構成図、 第15図は第2の実施例におけるテクスチヤ処理の処理概
要を説明するための図、 第16図は従来のテクスチヤ処理を説明するための図であ
る。 図中、101……CCD、102……A/Dコンバータ、103……濃
度変換・下色除去回路、104……色マスキング回路、105
……画像処理・編集回路、106……階調補正回路、107…
…プリンタ、108……デジタイザ、109……操作部、110
……CPU、111……エリアコード発生回路、125……画像
メモリユニツト、130……ホストコンピユータ、132……
切り替え回路、134……システムコントローラ、136……
画像メモリである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/387 G06T 1/00 G06T 3/00 G06T 11/00 - 11/60 G06F 12/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データを供給する第1の供給手段と、 前記供給された画像を記憶する記憶手段と、 画像データに対しての処理データを供給する第2の供給
    手段と、 前記処理データに基づき、前記第1の供給手段より供給
    された画像データと、前記記憶手段に記憶された画像デ
    ータを処理して、出力する処理手段とを備えた画像処理
    装置であって、 前記第1の供給手段で供給された画像の所望領域に対し
    てテクスチャ処理を行うとき、該所望領域を特定する処
    理データを前記第2の供給手段で供給すると共にテクス
    チャ処理に係るテクスチャパターンを前記記憶手段に記
    憶させ、前記処理手段は前記第2の供給手段より供給さ
    れた前記所望領域を特定する処理データと前記記憶手段
    に記憶されたテクスチャパターンに基づいて、前記第1
    の供給手段から供給される前記所望領域についてテクス
    チャ処理することを特徴とする画像処理装置。
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