JPH08139907A - カラー画像記録装置 - Google Patents

カラー画像記録装置

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JPH08139907A
JPH08139907A JP6272299A JP27229994A JPH08139907A JP H08139907 A JPH08139907 A JP H08139907A JP 6272299 A JP6272299 A JP 6272299A JP 27229994 A JP27229994 A JP 27229994A JP H08139907 A JPH08139907 A JP H08139907A
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color
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Application number
JP6272299A
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English (en)
Inventor
Kiyomasa Endo
清正 遠藤
Mitsuo Fukutomi
三雄 福富
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリカードの如き高級な媒体を用いなくて
も、任意の形状の編集領域を正確に指定でき、しかも簡
単かつ迅速にコピーが得られるカラー画像記録装置を提
供する。 【構成】 原稿上に所定のマーカ色で描画された少なく
とも2つのマーカドットを検出するマーカドット検出手
段(37,38)と、このマーカドット検出手段(3
7,38)によって検出された少なくとも2つのマーカ
ドットを原稿上の座標に置き換えてプレーンメモリ36
に所定形状の編集領域として描画する描画手段(40,
41)とを備え、プレーンメモリ36に描画された編集
領域に対して所定の編集処理を施して出力する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー複写機、カラー
ファクシミリ、カラープリンタ等のカラー画像記録装置
に関し、特に原稿上の任意の位置にマーカドットを描画
することによって編集領域を指定できる機能を有するカ
ラー画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像記録装置、例えばデジタルカ
ラー複写機では、原稿をスキャンして読み取る画像読取
手段と、この画像読取手段から出力される画像データを
処理しかつ編集する画像処理・編集手段と、この画像処
理・編集手段を経た画像データを用紙に記録する画像出
力手段と、これら各手段を制御する制御手段とを備え、
画像処理・編集手段にて画像データに対して様々な編集
処理を施すことが可能な構成となっている。そして、近
年では、高度なデジタルカラー画像処理技術を採用する
ことによって多くのカラー画像編集機能が実現されてい
る。
【0003】その編集機能の1つとして、原稿に描画さ
れている表や円グラフ等の如き閉領域に対してその内部
に色付けなどの編集処理を施す機能がある。この機能を
備えたカラー画像記録装置として、例えば特開平4−3
36866号公報に開示のものが知られている。当該公
報に開示のカラー画像記録装置は、原稿画像中に描画さ
れている閉領域内の任意の位置に所定のマーカ色で予め
描画されたマーカドットを検出することにより、当該マ
ーカドットを含む閉領域を編集処理の対象として指定す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来のカラ
ー画像記録装置によれば、複数のマーカ色でマーカドッ
トを描画することで、どの閉領域に対してどのような編
集処理を設定したのかを明確に識別することができるこ
とになる。しかし、その編集処理の対象は原稿画像中に
描画されている閉領域に限られていた。一方、原稿上に
矩形、円、直線等の任意の形状の編集領域を設定し、こ
の編集領域に対して編集処理を行う場合には、エディッ
トパッド上に原稿を載置し、エディットペンで編集領域
を座標にて入力するなどの作業をしてコピーしていた。
【0005】しかしながら、この場合には、利用者は毎
回コピーする度にエディットパッド上に原稿を載置し、
エディットペンで編集領域を座標入力する作業を行う必
要があるため、編集領域数が多い原稿ほどコピー出力ま
でに手間と時間がかかってしまい、また利用者がその都
度原稿に対し正確な座標を入力するのは非常に困難な作
業であった。現在、複写機への入力データを記憶する媒
体としてメモリカードがあるが、メモリカード1枚に対
して記憶できるデータ量には限界があり、また編集原稿
が多いほどメモリカードが必要となるため、大幅にコス
トが増大するという問題があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、メモリカードの如き
高級な媒体を用いなくても、任意の形状の編集領域を正
確に指定でき、しかも簡単かつ迅速にコピーが得られる
カラー画像記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるカラー画像
記録装置は、原稿上に所定の色で描画された少なくとも
2つのマーカドットを検出するマーカドット検出手段
と、このマーカドット検出手段によって検出された少な
くとも2つのマーカドットを原稿上の座標に置き換えて
メモリに所定形状の編集領域として描画する描画手段
と、メモリに描画された編集領域に対して所定の編集処
理を施して出力する出力処理手段とを備えた構成となて
いる。
【0008】
【作用】上記構成のカラー画像記録装置において、先ず
利用者は、原稿画像中の任意の位置に所定のマーカ色で
所定の形状に対応した少なくとも2つのマーカドットを
予め描画しておき、これをプラテンガラス上に載置す
る。プリスキャン動作が開始すると、マーカドット検出
手段は、原稿画像中に描画されている少なくとも2つの
マーカドットを検出する。この検出されたマーカドット
を、描画手段は原稿上の座標に置き換えてメモリに所定
形状の編集領域として描画する。そして、出力処理手段
は、メモリに描画された編集領域に対して所定の編集処
理を施して出力する。
【0009】
【実施例】以下、例えばデジタルカラー複写機に適用さ
れた本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説
明する。なお、本発明は、デジタルカラー複写機への適
用に限定されるものではなく、カラープリンタやカラー
ファクシミリ等のカラー画像記録装置にも適用し得るも
のである。
【0010】図1は、デジタルカラー複写機に適用され
た本発明の一実施例を示すブロック図である。その基本
構成は、プラテンガラス(図示せず)上に置かれた原稿
画像及びその画像中の任意の位置に描画された少なくと
も2つのマーカドットを読み取ってその画像データを出
力する画像入力装置(IIT)1と、この画像入力装置
1から出力される画像データを処理する画像処理装置
(IPS‐A)2と、画像データに編集機能を付加する
画像編集装置(IPS‐B)3と、編集処理に際して種
々の情報をユーザが設定入力する操作パネル4と、ユー
ザが領域を指定するエディットパッド5と、画像処理装
置2及び画像編集装置3で処理された画像データを記憶
するページメモリ6と、このページメモリ6に記憶され
た画像データを用紙上に出力する画像出力装置(IO
T)7とからなる。
【0011】画像処理装置2の具体的な構成の一例を図
2に示す。同図において、画像入力装置1は、副走査方
向に直角に配置されたR(赤),G(緑),B(青)の
3本のラインセンサからなる縮小型センサを有し、タイ
ミング生成回路11からのタイミング信号に同期して走
査されて画像読取りを行っている。読み込まれた画像デ
ータは、シェーディング補正回路12でシェーディング
補正された後、ギャップ補正回路13で各ラインセンサ
間のギャップ補正が行われる。このギャップ補正は、F
IFO(First In First Out)14でギャップに相当する
分だけ読み取った画像データを遅延させ、同一位置の
R,G,B画像信号が同一時刻に得られるようにするた
めに行われる。
【0012】ENL(Equivalnt Neutral Lightness) 1
5は、グレイバランスを行うためのものであり、また、
後述する編集処理装置3からのネガポジ反転信号によ
り、画素毎にグレーのとり方を逆にしてネガポジ反転
し、例えばある指定領域のみネガポジ反転できるように
なっている。ENL15でグレイバランスされたR,
G,B画像データは、編集処理装置3からの制御信号に
よりマトリクス回路16aでL* ,a* ,b* 均等色空
間の画像データに変換される。このR,G,B画像デー
タからL* ,a* ,b* 均等色空間の画像データへの変
換は、計算機等外部とのインタフェースを取り易くする
ために行われる。
【0013】セレクタ17は、編集処理装置3からの信
号により制御されてマトリクス回路16aの出力、又は
外部の計算機(ICS:Image Creating System)8から
の画像データを選択的に取り出すためのものである。下
地除去回路18は、プリスキャンで原稿の最低濃度、最
高濃度を記憶し、最低濃度以下の濃度の画素については
飛ばして新聞等のようなかぶった原稿に対するコピー品
質を良くするためのものである。原稿検知回路19は、
黒いプラテンの裏面と原稿との境界を検出して外接矩形
を求めることによって原稿サイズを検出し記憶しておく
ためのものである。色編集された画像信号は、マトリク
ス回路16bでL* ,a* ,b* からY(黄),M(マ
ゼンタ),C(シアン)のトナー色に変換される。下地
除去回路21は、墨版(黒)を生成してY,M,C,K
(黒)とする。同時に色編集された画像データは絵文字
分離回路20で色文字か黒文字か絵柄かが判別される。
【0014】下地除去回路21では文字データか絵柄か
に応じて色相信号と現像色信号Y,M,C,Kがそれぞ
れFIFO22a,22bに一旦記憶される。そして、
セレクタ23によって選択されて読み出され、データリ
セット回路24では、黒文字の場合にはY,M,Cのデ
ータをリセットし、色文字または絵柄の場合にはそのま
ま素通りさせる処理を行う。縮拡回路25aは、縮小/
拡大があった場合にも色編集領域と通常コピー領域がず
れないようにするためのものであり、縮拡情報はエリア
デコーダ26でデコードされて各部の処理に供される。
縮拡回路25bで縮小又は拡大された画像データはフィ
ルタ27でモアレ除去、エッジ強調がされ、乗算器28
では各色成分に対する係数を適宜選択することにより、
色文字、黒文字、絵柄に対しての色調整、濃度調整が行
われる。TRC(Tone Reproduction Correction)29
は、画像出力装置(IOT)7の特性に合わせて濃度調
整をするためのものであり、この画像データはメモリシ
ステム9に記憶され、ROS10で画像として出力され
る。
【0015】画像データの編集処理装置3の具体的な構
成の一例を図3に示す。この編集処理装置3は、色編集
・領域生成をするためのものである。図2に示すセレク
タ17からの画像データL* ,a* ,b* は、LUT(L
ook Up Table) 31aで色編集・色変換がし易いように
* ,a* ,b* からL,C,Hに変換され、このとき
後段の色変換&パレット回路32のメモリ容量を減らす
ために画像データ24ビットを20ビットに変換してい
る。色変換&パレット回路32は、色編集で使用する色
を32種類のパレットに持っており、色変換する領域の
画像データのみが色変換&パレット回路32に入力さ
れ、それ以外の領域の画像データは直接セレクタ33を
経て図2に示すマトリクス回路16bへ送られる。色変
換されたL,C,H信号は再度LUT31bでL* ,a
* ,b* に変換され、24ビットデータに戻されてセレ
クタ33へ送られる。
【0016】色変換&パレット回路32からのマーカ色
(3色)と閉領域信号の4ビット信号は密度変換・領域
生成回路34へ送られる。このとき、FIFO35a,
35b,35cを用いて4×4のウインドウで、16画
素の中で黒画素が所定数以上あれば「1」とする2値化
処理を行って400spiから100spiへの密度変
換が行われる。密度変換・領域生成回路34は、このよ
うにして生成されたマーカ信号(閉ループ及びマーカド
ット)をプレーンメモリ36へ書き込み、また小さなゴ
ミなどをマーカとして誤検知しないようにマーカ・ドッ
トの画像データについてはFIFO37により9ライン
分遅延させて9×9ウインドウでマーカドット検出を行
い、座標値生成回路38でマーカドットの座標値を生成
してRAM39に記憶させる。このマーカドット検出に
ついては後述する。
【0017】プレーンメモリ36は、色編集するに際し
ての編集領域を発生するためのメモリであり、例えばエ
ディットパッド5からも編集領域を書き込むことができ
る。すなわち、エディットパッド5で指定入力した座標
データは、CPUバスを通してグラフィックコントロー
ラ40に転送され、グラフィックコントローラ40から
のアドレス信号によりDRAMコントローラ41を介し
てプレーンメモリ36に編集領域が書き込まれる。プレ
ーンメモリ36は4面からなっており、プレーンメモリ
36からの領域の読出しを4面同時に行って0〜15ま
での16種類の領域生成を行うことができるようになっ
ている。このプレーンメモリ36から読み出す際には、
閉ループ曲線がギザギザにならないように密度変換・領
域生成回路34はFIFO42a,42bで4ライン分
遅延させ、データ補間を行って100spiから400
spiへの密度変換を行っている。色編集された画像デ
ータは、ディレイ回路43a,43b,IMFIFO4
4によりタイミング調整が行われ、画像入力装置1で読
み込んだ画像データとのタイミングが合わされるように
なっている。
【0018】編集処理装置3で処理された画像データ
は、図4に示すページメモリシステムに入力される。こ
のページメモリシステムにおいては、インタフェース5
1を介して入力された編集処理装置3からの画像データ
を圧縮処理部52でデータ圧縮を行い、リピート機能、
コピー機能、回転機能、書き出し位置の移動機能等を有
するイメージ・エディット・プロセッサ53を介してメ
モリ(DRAM)54に記録される。記録後、メモリ5
4からデータを読み出し、伸長処理部55でデータ伸長
を行い、SFC/TRC56で圧縮/伸長に伴うデジタ
ルフィルタ処理、画像出力装置(IOT)の特性に合わ
せたトーン調整を行った後、IOT側へ出力される。
【0019】次に、上記構成のデジタルカラー複写機に
おける色編集について説明する。なお、色編集に際して
は、先述したように、エディットパッド5から座標入力
にて編集領域を指定し、その編集領域を図3のプレーン
メモリ36に書き込むことも可能であるが、本実施例に
おいては、ユーザが原稿画像中の任意の位置に所定のマ
ーカ色で所定の形状に対応した少なくとも2つのマーカ
ドットを予め描画しておき、プリスキャン時にこのマー
カドットを検出し、そのマーカドット座標を原稿上の座
標に置き換えてプレーンメモリ36所定形状の編集領域
として描画するものとする。以下、その具体的な処理動
作について説明する。
【0020】ユーザによって原稿画像中に予め描画され
たマーカドットは、プリスキャン時に画像入力装置1に
よって読み取られる。読み取られたマーカドットの画像
データは、図3の色変換&パレット回路32の内部に設
けられているウインドウコンパレータ(図示せず)によ
り2値化された後密度変換・領域生成回路34に送ら
れ、400spiから100spiに密度変換される。
この際、密度変換・領域生成回路34は、FIFO35
a,35b,35cを用いて4×4のウインドウで、1
6画素の中で黒画素が所定数以上であれば「1」とする
処理を行って画素密度変換を行う。
【0021】画素密度変換された画像データは、FIF
O37を介して座標値生成回路38に入力される。この
FIFO37及び座標値生成回路38は、原稿画像中に
予め描画されたマーカドットを検出するマーカドット検
出回路を構成している。このマーカドット検出回路の具
体的な構成の一例を図5に示す。同図において、マーカ
ドット検出回路60は、テンプレートマスク回路61
と、マーカドット判定回路62と、画素位置決定回路6
3と、画素位置検出回路64とを備えた構成となってい
る。
【0022】テンプレートマスク回路61は、図6に示
すように、所定サイズの第1テンプレートマスク65
と、この第1テンプレートマスク65を含みかつこれよ
りも大きいサイズの第2テンプレートマスク66とを有
し、入力される2値化されたマーカドットの画像データ
を所定のサイズにブロック化し、第1,第2テンプレー
トマスク65,66のサイズと比較する。第1テンプレ
ートマスク65は、検出するマーカドットの最小サイズ
を定めるものであり、本例では、3画素×3画素となっ
ている。また、第2テンプレートマスク66は、マーカ
ドットの最大サイズを定めるものである。
【0023】図6に示す本例の場合には、入力されるマ
ーカドットの画像データは9画素×9画素にブロック化
される。そして、マーカドットのサイズが第1テンプレ
ートマスク65とは全く重なり、かつ第2テンプレート
マスク66とは全く重ならない場合に限り、マーカドッ
ト検出信号HITを出力する。このように、パターンマ
ッチングによりマーカドットを検出するようにしたこと
で、簡単な構成で正確にマーカドットの検出を行うこと
ができる。なお、マーカドットとして検出する第1,第
2テンプレートマスク65,66をテンプレート上にど
のように配置するかによって任意に設定することが可能
である。
【0024】ところで、マーカ色は1色に限らず、複数
色用意されるのが望ましい。なぜなら、マーカ色が1色
であるとすると、多くの編集領域に対して異なる編集処
理を施す場合にはどの編集領域に対してどのような編集
処理を設定したのか紛らわしくなることが考えられる。
これに対し、複数のマーカ色が用意されている場合に
は、例えばユーザが任意に編集処理毎に異なるマーカ色
を使用することができ、これによって編集領域の設定を
容易に行うことができるばかりでなく、各編集領域に対
してどのような編集処理を設定したかを明確に識別する
ことができることになる。そのためには、各マーカ色毎
にテンプレートマスク回路61を備えれば良い。
【0025】ところで、マーカドットのサイズと、第
1,第2テンプレートマスク65,66のサイズとの関
係でテンプレートマスク回路61からは連続してマーカ
ドット検出信号が出力される場合がある。これら連続し
て出力されるマーカドット検出信号の全てに基づいてマ
ーカドットの座標を生成すると、当該座標データを格納
するためのメモリ容量も必要となるので、マーカドット
判定回路62によりマーカドット検出信号の出力状態を
監視する。マーカドット判定回路62は、マーカドット
検出信号が連続して出力される場合には、最初のマーカ
ドット検出信号のみを有効としてマーカドット検出信号
を出力するが、その他のマーカドット検出信号は無視し
てマーカドット検出信号を出力しない。
【0026】また、マーカドット判定回路62は、上述
したように、複数のテンプレートマスク回路61が備え
られている場合において、2以上のテンプレートマスク
回路61から同時にマーカドット検出信号が出力された
場合には、これらのマーカドット検出信号の全てを無効
としてマーカドット検出信号は出力しない。2以上のテ
ンプレートマスク回路61から同時にマーカドット検出
信号が出力されるというのは同じ位置に2以上のマーカ
ドットが描画されていることを意味するが、このような
状態は不自然な状態であるので禁止するようにするので
ある。また、マーカドット判定回路62は、複数のテン
プレートマスク回路61が備えられている場合には、有
効なマーカドット検出信号を出力するとともに、どの色
のマーカドットを検出したかを示すマーカ色フラグFL
AGを出力する。以上の処理は、適宜の論理回路を構成
することによって行うことができる。
【0027】画素位置検出回路63は、画素データの始
まりを示す頁同期信号ps、画素の副走査方向位置を示
すライン同期信号ls、及び画素の主走査方向の位置を
示すビデオクロックvclkを取り込み、テンプレート
マスク回路61に入力されている画素の中の中心にある
画素の原稿画像中における画素位置を検出する。画素位
置決定回路64は、マーカドット判定回路62からマー
カドット検出信号が主された場合には、画素位置検出回
路63で検出された画素位置をマーカドットの座標とし
て決定し、この決定した座標の座標データをマーカ色フ
ラグFLAGと共に出力する。このマーカドットの座標
データ及びマーカ色フラグFLAGは、図3のRAM3
9に格納される。
【0028】その際、マーカドットの画像データは、2
ラインに1ラインの割合で単純間引きされ、かつ2画素
に1画素の割合で単純間引きされることにより、50s
piの画素密度に変換される。このように、マーカドッ
トの画像データの画素密度を400spiから100s
piに変換し、さらに50spiに変換するのは、次の
理由による。すなわち、マーカドット座標を100sp
iの画素密度で検出する場合には座標データのビット数
が多くなり、従ってRAM39を容量の大きいメモリで
構成する必要があるのに対して、50spiの画素密度
で検出する場合には、座標データは主走査方向、副走査
方向共に10ビットで足りるので、それだけRAM39
の容量を小さくでき、以てコスト上昇を抑えることがで
きるからである。
【0029】プリスキャンが終了すると、システム制御
を司るCPU(図示せず)は、RAM39からマーカド
ット座標を取り込んでグラフィックコントローラ40に
与える。このとき、マーカドットの画像データの画素密
度は、50spiから100spiに変換される。その
際の画素密度の変換は、ソフトウェアによって行われ
る。グラフィックコントローラ40は、マーカドットの
座標値が与えられると、マーカドットを原稿上の座標に
置き換えてDRAMコントローラ41を介してプレーン
メモリ36に所定形状の編集領域として描画する。この
グラフィックコントローラ40及びDRAMコントロー
ラ41は、RAM39に格納されたマーカドット座標を
原稿上の座標に置き換えてプレーンメモリ36に編集領
域を描画する描画手段を構成している。プレーンメモリ
36に描画する編集領域としては、図7に示す例えば1
3種類の領域が可能である。
【0030】具体的には、直線、点線、二重線、矩形、
矩形枠、楕円、楕円枠、多角形、多角形枠、円、円枠、
影、立体の13種類である。ただし、これに限られるも
のではない。この13種類の領域のうち、いずれの領域
を編集領域として指定するかは、コピー開始時にユーザ
の操作パネル4からの領域の設定入力、あるいは不揮発
性メモリに編集領域を予め記憶させておくことで実現で
きる。また、編集領域に対する編集色についても、編集
領域の種類の選択の場合と同様に、コピー開始時にユー
ザの操作パネル4からの編集色の設定入力、あるいは不
揮発性メモリに編集色を予め記憶させておくことで実現
できる。なお、編集色に関しては、マーカ色フラグに基
づいてそのマーカ色に対応した色(同色に限らない)と
することも可能である。
【0031】次に、ユーザによって任意の位置に所定の
マーカ色で少なくとも2つのマーカドットが描画された
原稿画像に対する色編集の一連の処理について、図8の
フローチャートにしたがって説明する。ユーザは先ず、
マーカドットを描画した原稿をプラテンガラス上に載置
し(ステップS1)、次いでマーカドット検出のための
プリスキャンを開始する(ステップS2)。そして、図
5に示すマーカドット検出回路60でマーカドットを検
出することによって原稿画像中にマーカドットが描画さ
れているか否かを判断する(ステップS3)。マーカド
ットが描画されていない場合には、本処理を終了する。
マーカドットが描画されていれば、そのマーカドットの
座標値を50spiの画素密度(解像度)でRAM39
に格納する(ステップS4)。
【0032】次いで、このRAM39に格納されたマー
カドット座標の画素密度を50spiから例えば100
spiに変換し(ステップS5)、少なくとも2つのマ
ーカドットで与えられる所定の形状の編集領域をプレー
ンメモリ36に描画する(ステップS6)。プレーンメ
モリ36に描画後、密度変換・領域生成回路34に編集
機能を設定し、色変換&パレット回路32に編集色を設
定することにより、編集領域に対して編集処理を割り付
ける(ステップS7)。その結果、プレーンメモリ36
に描画した編集領域が領域信号となり、密度変換・領域
生成回路34に設定した編集機能と、色変換&パレット
回路32に設定した編集色が、メインスキャン時に入力
された画像信号と置換されることで、マーカドット座標
で作成した編集処理を行ったコピーが出力されることに
なる。なお、原稿からマーカドットが検出されなかった
場合には通常コピーとなり、マーカドット編集は行われ
ないことになる。
【0033】次に、プレーンメモリ36において先述し
た13種類の形状の編集領域を描画する場合の具体的な
処理について説明する。先ず、直線、点線、二重線の各
領域描画の場合の処理手順について図9及び図10に基
づいて説明する。なお、図から明らかなように、プレー
ンメモリ36は、編集領域を展開するためのワークエリ
アとして、ワークプレーンTEX,MK0〜MK2及び
展開プレーンP0〜P3を備えている。ここで、ワーク
プレーンTEXは黒の情報を、ワークプレーンMK0,
MK1,MK2はそれぞれ赤,青,緑の各情報を取り込
むものとする。また、本例では、原稿画像中に予め描画
されている閉領域については編集領域として設定しない
ものとして考える。
【0034】先ず図9において、プリスキャンにより、
ワークプレーンMK0には赤色で描画されたループと赤
のマーカ色で描画された2個のマーカドット(以下、赤
ドットと記す)を、ワークプレーンMK1には青色で描
画されたループと青のマーカ色で描画された2個のマー
カドット(以下、青ドットと記す)を、ワークプレーン
MK2には緑色で描画されたループと緑のマーカ色で描
画された2個のマーカドット(以下、緑ドットと記す)
をそれぞれ取り込み、プリスキャン後展開プレーンP3
をスタック(STACK)領域として設定する(工程
1)。本例では、2点の赤ドット間に直線を、2点の青
ドット間に点線を、2点の緑ドット間に二重線をそれぞ
れ描画するものとする。
【0035】次に、ワークプレーンMK0〜MK2の各
色のループを展開プレーンP0,P1に展開することに
なるが、このとき赤ループを順位1、青ループを順位
2、緑ループを順位3として順位付けする一方、展開プ
レーンP0〜P3を4ビットの2進数(P3がMSB,
P0がLSB)として各色のループを展開プレーンP
0,P1に展開し、ワークプレーンMK0〜MK2をク
リアする(工程2)。ここで、赤ループは順位1(00
01)であるから最下位ビットの展開プレーンP0に、
青ループは順位2(0010)であるから下位2ビット
目の展開プレーンP1に、緑ループは順位3(001
1)であるから最下位ビット及び下位2ビット目の展開
プレーンP0,P1にそれぞれ展開されることになる。
【0036】次に、赤ドットの座標点から直線領域をワ
ークプレーンMK0に描画する(工程3)。続いて、赤
ドットを順位4として順位付けし、ワークプレーンMK
0の直線領域を展開プレーンP0〜P2にそれぞれ展開
し、ワークプレーンMK0をクリアする(工程4)。こ
のとき、赤ドットが順位4(0100)であるから、最
下位ビット及び下位2ビット目の展開プレーンP0,P
1については、各展開プレーンのデータとワークプレー
ンMK0のデータとの反転AND(論理積)をとり、下
位3ビット目の展開プレーンP2については、そのデー
タとワークプレーンMK0のデータとのOR(論理和)
をとる。これにより、展開プレーンP0において、直線
領域が上書きされる赤ループの部分が白抜きとなり、最
終的にこの部分に直線領域の編集が行われることにな
る。
【0037】次に、図10において、青ドットの座標点
から点線領域をワークプレーンMK0に描画する(工程
5)。続いて、青ドットを順位5として順位付けし、ワ
ークプレーンMK0の点線領域を展開プレーンP0〜P
2にそれぞれ展開し、ワークプレーンMK0をクリアす
る(工程6)。このとき、青ドットが順位5(010
1)であるから、下位2ビット目の展開プレーンP1に
ついては、そのデータとワークプレーンMK0のデータ
との反転ANDをとり、最下位ビット及び下位3ビット
目の展開プレーンP0,P2については、各展開プレー
ンのデータとワークプレーンMK0のデータとのORを
とる。
【0038】次いで、緑ドットの座標点から二重線領域
をワークプレーンMK0に描画する(工程7)。緑い
て、赤ドットを順位6として順位付けし、ワークプレー
ンMK0の点線領域を展開プレーンP0〜P2にそれぞ
れ展開し、ワークプレーンMK0をクリアする(工程
8)。このとき、緑ドットが順位6(0110)である
から、最下位ビットの展開プレーンP0については、そ
のデータとワークプレーンMK0のデータとの反転AN
Dをとり、下位2ビット,3ビット目の展開プレーンP
1,P2については、各展開プレーンのデータとワーク
プレーンMK0のデータとのORをとる。これにより、
展開プレーンP0において、二重線領域が上書きされる
赤ループの部分が白抜きとなり、最終的にこの部分に二
重線領域の編集が行われることになる。
【0039】次に、矩形、矩形枠の各領域描画の場合の
処理手順について図11及び図12に基づいて説明す
る。本例の場合は、2つの赤ドットによって矩形領域
を、2つの青ドットによって矩形枠領域をそれぞれ設定
するものとする。先ず図11において、プリスキャンに
より、ワークプレーンMK0,MK1,MK2に赤,
青,緑の各ループ及び2個のマーカドットをそれぞれ取
り込み、プリスキャン後展開プレーンP3をスタック領
域として設定し(工程1)、次いで各色のループに先の
例の場合と同様に順位付けして展開プレーンP0,P1
に展開し、ワークプレーンMK0〜MK2をクリアする
(工程2)。
【0040】次に、赤ドットの座標点から矩形領域をワ
ークプレーンMK0に描画する(工程3)。続いて、赤
ドットを順位4として順位付けし、ワークプレーンMK
0の矩形領域を展開プレーンP0〜P2にそれぞれ展開
し、ワークプレーンMK0をクリアする(工程4)。こ
のとき、赤ドットが順位4(0100)であるから、最
下位ビット及び下位2ビット目の展開プレーンP0,P
1については、各展開プレーンのデータとワークプレー
ンMK0のデータとの反転ANDをとり、下位3ビット
目の展開プレーンP2については、各展開プレーンのデ
ータとワークプレーンMK0のデータとのORをとる。
これにより、展開プレーンP0において、矩形領域が上
書きされる赤ループの部分が白抜きとなり、最終的にこ
の部分に矩形領域の編集が行われることになる。
【0041】次に、図12において、青ドットの座標点
から矩形枠領域をワークプレーンMK0に描画する(工
程5)。続いて、青ドットを順位5として順位付けし、
ワークプレーンMK0の矩形枠領域を展開プレーンP0
〜P2にそれぞれ展開し、ワークプレーンMK0をクリ
アする(工程6)。このとき、青ドットが順位5(01
01)であるから、下位2ビット目の展開プレーンP1
については、そのデータとワークプレーンMK0のデー
タとの反転ANDをとり、最下位ビット及び下位3ビッ
ト目の展開プレーンP0,P2については、各展開プレ
ーンのデータとワークプレーンMK0のデータとのOR
をとる。これにより、展開プレーンP1において、矩形
枠領域が上書きされる青ループ及び緑ループの部分が白
抜きとなり、最終的にこの部分に矩形枠領域の編集が行
われることになる。
【0042】図13及び図14に楕円、楕円枠の各領域
の描画工程を、図15及び図16に多角形、多角形枠の
各領域の描画工程を、図17及び図18に円、円枠の各
領域の描画工程をそれぞれ示す。これらの各領域の描画
においても、図11及び図12に示した矩形、矩形枠の
各領域の描画の場合と全く同様の処理が行われることに
なる。したがって、その具体的な説明については、重複
するのでここでは省略するものとする。
【0043】次に、影領域の描画の場合の処理手順につ
いて図19乃至図24に基づいて説明する。本例の場合
は、2つの赤ドットによって矩形領域を、2つの青ドッ
トによって円領域を、3つの緑ドットによって多角形領
域をそれぞれ設定するものとする。先ず図19におい
て、プリスキャンにより、ワークプレーンMK0,MK
1,MK2に赤,青,緑の各ループ及び各色のドットを
それぞれ取り込み、プリスキャン後展開プレーンP3を
スタック領域として設定し(工程1)、次いで各色のル
ープに先の例の場合と同様に順位付けして展開プレーン
P0,P1に展開し、ワークプレーンMK0〜MK2を
クリアする(工程2)。次に、赤ドットの座標点から矩
形領域をワークプレーンMK0に描画し(工程3)、続
いて矩形領域の影領域作成のためワークプレーンMK0
の矩形領域をSS方向(副走査方向)にずらしてワーク
プレーンMK1にコピーする(工程4)。
【0044】次に、図20において、ワークプレーンM
K1をFS方向(主走査方向)にずらす量だけマスクし
(工程5)、続いてワークプレーンMK1の矩形領域を
FS方向にずらしてワークプレーンMK2にコピーし、
ワークプレーンMK0,MK1をクリアする(工程
6)。次に、青ドットの座標点から円領域をワークプレ
ーンMK0に描画し(工程7)、続いて円領域の影領域
作成のためワークプレーンMK0の円領域をSS方向に
ずらしてワークプレーンMK1にコピーする(工程
8)。次に、図21において、ワークプレーンMK1を
FS方向にずらす量だけマスクし(工程9)、次いでワ
ークプレーンMK1の円領域をFS方向にずらしてワー
クプレーンMK2にコピーし、ワークプレーンMK0,
MK1をクリアする(工程10)。
【0045】次に、緑ドットの座標点から多角形の領域
をワークプレーンMK0に描画し(工程11)、次いで
多角形領域の影領域作成のためワークプレーンMK0の
多角形領域をSS方向にずらしてワークプレーンMK1
にコピーする(工程12)。続いて、図22において、
ワークプレーンMK1をFS方向にずらす量だけマスク
し(工程13)、次いでワークプレーンMK1の多角形
領域をFS方向にずらしてワークプレーンMK2にコピ
ーし、ワークプレーンMK0,MK1をクリアする(工
程14)。続いて、このワークプレーンMK2に描画さ
れている矩形、円、多角形の各領域を展開プレーンP0
〜P2に展開する(工程15)。
【0046】次に、再び赤ドットの座標点から矩形領域
をワークプレーンMK0に描画する(工程16)。続い
て、赤ドットを順位4として順位付けし、図23におい
て、ワークプレーンMK0の矩形領域を展開プレーンP
0〜P2にそれぞれ展開し、ワークプレーンMK0をク
リアする(工程17)。このとき、赤ドットが順位4
(0100)であるから、最下位ビット及び下位2ビッ
ト目の展開プレーンP0,P1については、各展開プレ
ーンのデータとワークプレーンMK0のデータとの反転
ANDをとり、下位3ビット目の展開プレーンP2につ
いては、そのデータとワークプレーンMK0のデータと
のORをとる。これにより、展開プレーンP0,P1に
おいて、矩形領域が上書きされる領域の部分が白抜きと
なり、最終的にこの部分に矩形領域の編集が行われるこ
とになる。
【0047】次に、青ドットの座標点から円領域をワー
クプレーンMK0に描画する(工程18)。続いて、青
ドットを順位5として順位付けし、ワークプレーンMK
0の円領域を展開プレーンP0〜P2にそれぞれ展開
し、ワークプレーンMK0をクリアする(工程19)。
このとき、青ドットが順位5(0101)であるから、
下位2ビット目の展開プレーンP1については、そのデ
ータとワークプレーンMK0のデータとの反転ANDを
とり、最下位ビット及び下位3ビット目の展開プレーン
P0,P2については、各展開プレーンのデータとワー
クプレーンMK0のデータとのORをとる。これによ
り、展開プレーンP1において、円領域が上書きされる
領域の部分が白抜きとなり、最終的にこの部分に円領域
の編集が行われることになる。
【0048】次に、3つの緑ドットの座標点から多角形
領域をワークプレーンMK0に描画する(工程20)。
続いて、緑ドットを順位6として順位付けし、図24に
おいて、ワークプレーンMK0の多角形領域を展開プレ
ーンP0〜P2にそれぞれ展開し、ワークプレーンMK
0をクリアする(工程21)。このとき、緑ドットが順
位6(0110)であるから、最下位ビットの展開プレ
ーンP0については、そのデータとワークプレーンMK
0のデータとの反転ANDをとり、下位2ビット目及び
下位3ビット目の各展開プレーンP1,P2について
は、各展開プレーンのデータとワークプレーンMK0の
データとのORをとる。これにより、展開プレーンP0
において、多角形領域が上書きされる多角形領域の部分
が白抜きとなり、最終的にこの部分に多角形領域の編集
が行われることになる。
【0049】次に、立体領域の描画の場合の処理手順に
ついて図25乃至図30に基づいて説明する。本例の場
合は、2つの赤ドットによって矩形領域を、2つの青ド
ットによって円領域を、3つの緑ドットによって楕円領
域をそれぞれ設定するものとする。先ず図25におい
て、プリスキャンにより、ワークプレーンMK0,MK
1,MK2に赤,青,緑の各ループ及び各色のドットを
それぞれ取り込み、プリスキャン後展開プレーンP3を
スタック領域として設定し(工程1)、次いで各色のル
ープに先の例の場合と同様に順位付けして展開プレーン
P0,P1に展開し、ワークプレーンMK0〜MK2を
クリアする(工程2)。
【0050】次に、展開プレーンP0に展開されたルー
プをワークプレーンMK2にコピーしかつ展開プレーン
P0をクリアし、展開プレーンP1に展開されたループ
を展開プレーンP0にコピーしかつ展開プレーンP1を
クリアする(工程3)。次に、赤ドットの座標点から矩
形領域をワークプレーンMK0に描画し(工程4)、続
いて図26において、ワークプレーンMK0の矩形領域
をワークプレーンMK2及び展開プレーンP0,P1に
展開し、ワークプレーンMK0をクリアする(工程
5)。
【0051】次いで、矩形領域の下部分をワークプレー
ンMK0に展開し(工程6)、ワークプレーンMK0の
外側描画開始点からワークプレーンMK0,MK1を塗
り潰す(工程7)。そして、ワークプレーンMK1の領
域をワークプレーンMK2及び展開プレーンP0,P1
に展開し、ワークプレーンMK0,MK1をクリアする
(工程8)。このとき、ワークプレーンMK2及び展開
プレーンP1については、各プレーンのデータとワーク
プレーンMK1のデータとの反転ORをとり、展開プレ
ーンP1については、そのデータとワークプレーンMK
1のデータとのANDをとる。
【0052】次に、図27において、工程6で描画した
矩形領域の右部分をワークプレーンMK0に描画し(工
程9)、ワークプレーンMK0の外側描画開始点からワ
ークプレーンMK0,MK1を塗り潰す(工程10)。
そして、ワークプレーンMK1の領域をワークプレーン
MK2及び展開プレーンP0,P1に展開し、ワークプ
レーンMK0,MK1をクリアする(工程11)。この
とき、ワークプレーンMK2及び展開プレーンP1につ
いては、各プレーンのデータとワークプレーンMK1の
データとの反転ORをとり、展開プレーンP1について
は、そのデータとワークプレーンMK1のデータとのA
NDをとる。
【0053】次に、青ドットの座標点から円領域をワー
クプレーンMK0に描画する(工程12)。続いて、図
28において、ワークプレーンMK0の円領域をワーク
プレーンMK1にコピーし(工程13)、次いでこのワ
ークプレーンMK1の円領域を下へ1ドットずらしなが
らワークプレーンMK1へコピーする処理を数回繰り返
す(工程14)。そして、ワークプレーンMK1の領域
をワークプレーンMK2及び展開プレーンP0,P1に
展開する(工程15)。このとき、ワークプレーンMK
2及び展開プレーンP0,P1については、その各デー
タとワークプレーンMK1のデータとのORをとる。さ
らに、ワークプレーンMK0の領域をワークプレーンM
K2及び展開プレーンP0,P1,P2に展開する(工
程16)。このとき、ワークプレーンMK2及び展開プ
レーンP1,P2については、その各データとワークプ
レーンMK0のデータとの反転ANDをとる。
【0054】次に、図29において、3つの緑ドットの
座標点から楕円領域をワークプレーンMK0に描画し
(工程17)、このワークプレーンMK0の楕円領域を
ワークプレーンMK1にコピーする(工程18)。続い
て、ワークプレーンMK1の楕円領域を下へ1ドットず
らしながらワークプレーンMK1へコピーする処理を数
回繰り返す(工程19)。そして、ワークプレーンMK
1の領域をワークプレーンMK2及び展開プレーンP
0,P1,P2に展開する(工程20)。このとき、展
開プレーンP0,P1については、その各データとワー
クプレーンMK1のデータとの反転ANDをとり、ワー
クプレーンMK2及び展開プレーンP2については、そ
の各データとワークプレーンMK1のデータとのORを
とる。さらに、図30において、ワークプレーンMK0
の領域をワークプレーンMK2及び展開プレーンP0,
P1,P2に展開する(工程21)。このとき、ワーク
プレーンMK2及び展開プレーンP1については、その
各データとワークプレーンMK0のデータとの反転AN
Dをとり、展開プレーンP0,P1については、その各
データとワークプレーンMK0のデータとのORをと
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
原稿上に所定の色で描画された少なくとも2つのマーカ
ドットを検出し、この少なくとも2つのマーカドットを
原稿上の座標に置き換えてメモリに所定形状の編集領域
として描画し、この編集領域に対して所定の編集処理を
施して出力する構成としたことにより、毎回に亘るユー
ザからの編集領域の座標入力動作を省くことができるの
で、非常に簡単かつ迅速にコピーが得られるとともに、
一度原稿にマーカドットを描画することによって毎回正
確な編集領域でコピーが得られることになる。しかも、
原稿に描画したマーカドットが一種の媒体として作用す
ることになるので、メモリカードの如き高級な媒体を用
いる必要もないので、低コストにて実現できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるデジタルカラー複写機の
基本構成を示すブロック図である。
【図2】 画像処理装置の具体的な構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図3】 画像編集装置の具体的な構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図4】 ページメモリシステムを説明するブロック図
である。
【図5】 マーカドット検出回路の具体的な構成の一例
を示すブロック図である。
【図6】 テンプレートマスクの構成の一例を示す図で
ある。
【図7】 編集領域の形状の種類を示す図である。
【図8】 本発明に係る色編集の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】 直線、点線、二重線の領域描画の工程図(そ
の1)である。
【図10】 直線、点線、二重線の領域描画の工程図
(その2)である。
【図11】 矩形、矩形枠の領域描画の工程図(その
1)である。
【図12】 矩形、矩形枠の領域描画の工程図(その
2)である。
【図13】 楕円、楕円枠の領域描画の工程図(その
1)である。
【図14】 楕円、楕円枠の領域描画の工程図(その
2)である。
【図15】 多角形、多角形枠の領域描画の工程図(そ
の1)である。
【図16】 多角形、多角形枠の領域描画の工程図(そ
の2)である。
【図17】 円、円枠の領域描画の工程図(その1)で
ある。
【図18】 円、円枠の領域描画の工程図(その2)で
ある。
【図19】 影の領域描画の工程図(その1)である。
【図20】 影の領域描画の工程図(その2)である。
【図21】 影の領域描画の工程図(その3)である。
【図22】 影の領域描画の工程図(その4)である。
【図23】 影の領域描画の工程図(その5)である。
【図24】 影の領域描画の工程図(その6)である。
【図25】 立体の領域描画の工程図(その1)であ
る。
【図26】 立体の領域描画の工程図(その2)であ
る。
【図27】 立体の領域描画の工程図(その3)であ
る。
【図28】 立体の領域描画の工程図(その4)であ
る。
【図29】 立体の領域描画の工程図(その5)であ
る。
【図30】 立体の領域描画の工程図(その6)であ
る。
【符号の説明】
1 画像入力装置 2 画像処理装置 3 画像編集装置 5 エディットパッド 6 ページメモリ 7 画像出力装置 32 色変換&パレット回路 34 密度変換・領域生成回路 60 マーカドット検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 7/12 A 7623−5B H04N 1/60 1/46

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿上に所定の色で描画された少なくと
    も2つのマーカドットを検出するマーカドット検出手段
    と、 前記マーカドット検出手段によって検出された少なくと
    も2つのマーカドットを原稿上の座標に置き換えてメモ
    リに所定形状の編集領域として描画する描画手段と、 前記メモリに描画された編集領域に対して所定の編集処
    理を施して出力する出力処理手段とを備えたことを特徴
    とするカラー画像記録装置。
JP6272299A 1994-11-07 1994-11-07 カラー画像記録装置 Pending JPH08139907A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6272299A JPH08139907A (ja) 1994-11-07 1994-11-07 カラー画像記録装置

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