JP3051422B2 - 電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物 - Google Patents

電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物に関し、
さらに詳しくは、熱安定性に優れた電線被覆用電気絶縁
性樹脂組成物に関する。
発明の技術的背景 ポリ塩化ビニル樹脂は、たとえば電線被覆用樹脂とし
て広く用いられているが、一般にはポリ塩化ビニル樹脂
はジオクチルフタレートなどの液状可塑剤で可塑化され
た軟質塩化ビニル樹脂として用いられている。
ところがジオクチルフタレートなどの液状可塑剤で可
塑化された電線被覆用ポリ塩化ビニル樹脂組成物は、該
可塑剤が他の基材に移行して他の基材を汚染する恐れが
あった。
このような問題点を解決するため、電線被覆用樹脂組
成物として、ポリ塩化ビニル樹脂に可塑剤としてエチレ
ン・一酸化炭素・酢酸ビニル共重合体を配合してなるポ
リ塩化ビニル樹脂組成物が提案されている。このエチレ
ン・一酸化炭素・酢酸ビニル共重合体は、高分子量ポリ
マーでありながらポリ塩化ビニル樹脂と均一に分散し
て、柔軟な軟質ポリ塩化ビニル樹脂組成物を提供でき、
このポリ塩化ビニル樹脂組成物は、かつ多量の難燃剤を
添加しても機械的特性あるいは低温特性が低下すること
がなく、しかも可塑剤の移行がないなど優れた特性を有
している。
ところでポリ塩化ビニル樹脂を電線被覆用途に用いる
には、一般に電気絶縁性を保つため、硫酸鉛などの鉛化
合物が用いられている。ところがポリ塩化ビニル樹脂
と、可塑剤としてのエチレン・一酸化炭素・酢酸ビニル
共重合体と、鉛化合物とからなるポリ塩化ビニル樹脂組
成物を電線被覆用途に用いると、該組成物は耐熱性に劣
り、エチレン・一酸化炭素・酢酸ビニル共重合体が鉛化
合物によって分解し、脱酢酸反応が進行してしまうとい
う大きな問題点があった。もしあえてエチレン・一酸化
炭素・酢酸ビニル共重合体と鉛化合物とをポリ塩化ビニ
ル樹脂に配合してなるポリ塩化ビニル樹脂組成物を電線
被覆用途に用いるためには、ヒンダードフェノール系酸
化防止剤あるいは亜リン酸エステル化合物などの安定剤
を併用しなければならず、またたとえこれらの安定剤を
併用したとしても、充分に満足すべき耐熱性を有するポ
リ塩化ビニル樹脂組成物を得ることはできなかった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に鑑みてなされたも
のであって、可塑剤の移行がなく、かつ鉛化合物を含有
していても熱安定性に優れ、しかも多量の難燃剤を添加
しても機械的特性あるいは低温特性にも優れているよう
な電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物を提供することを目
的としている。
発明の概要 本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物は、 ポリ塩化ビニル樹脂と、 エチレンを40〜80重量%、一酸化炭素を5〜30重量
%、(メタ)アクリル酸アルキルエステルを15〜60重量
%の量で含むエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル
酸アルキルエステル共重合体(ただし(メタ)アクリル
酸アルキルエステルにおけるアルキル基は、直鎖状また
は分岐状であり、炭素数1〜18である)と、 硫酸鉛、亜硫酸鉛、亜リン酸鉛、ケイ酸鉛、フタル酸
鉛、マレイン酸鉛およびステアリン酸鉛から選ばれる1
種以上の鉛化合物であって、かつ該1種以上の鉛化合物
のうちの少なくとも1種が硫酸鉛、亜硫酸鉛、亜リン酸
鉛およびケイ酸鉛から選ばれる無機鉛塩である鉛化合物
と からなることを特徴としている。
このような本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組
成物では、 ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対して、 エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体(ただし(メタ)アクリル酸アルキル
エステルにおけるアルキル基は、直鎖状または分岐状で
あり、炭素数1〜18である)が30〜200重量部、 無機鉛塩を必須成分として含む鉛化合物が1〜10重量
部 の量で含まれていることが好ましい。
本発明に係るポリ塩化ビニル樹脂をベースとする電線
被覆用電気絶縁性樹脂組成物は、可塑剤としてエチレン
・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共
重合体を含んでいるので、可塑剤の移行がなく、かつ鉛
化合物を含有しても熱安定性に優れ、しかも多量の難燃
剤を添加しても機械的特性あるいは低温特性にも優れて
いる。
発明の具体的説明 以下本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物の
各成分について具体的に説明する。
ポリ塩化ビニル樹脂 本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物におい
て、ベース樹脂として用いられるポリ塩化ビニル樹脂と
しては、塩化ビニルの単独重合体のみならず、塩化ビニ
ルと他のモノマー、たとえばエチレン、プロピレンなど
のα−オレフィン類、酢酸ビニルなどのビニルエステル
類、アクリル酸エステルなどの不飽和カルボン酸エステ
ル類、アルキルビニルエーテルなどのビニルエーテル
類、臭化ビニル、フッ化ビニルなどのハロゲン化ビニル
類、その他前記以外のスチレン、アクリロニトリル、塩
化ビニリデンなどのビニル化合物またはビニリデン化合
物などとの共重合体が挙げられる。この共重合体におい
ては、塩化ビニル以外の他のモノマーは20モル%までの
量で存在しうる。さらにこのほかにも、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、熱可塑性ウレタン重合体を幹ポリマー
とし、これに塩化ビニルがグラフト重合した共重合体な
どが用いられる。
このようなポリ塩化ビニル樹脂は、数平均分子量で30
0〜5000好ましくは500〜2000の分子量を有していること
が望ましい。
エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体 上記のようなポリ塩化ビニル樹脂に可塑剤として含ま
れるエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル共重合体は、エチレンと一酸化炭素と(メ
タ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体である
が、この(メタ)アクリル酸アルキルエステルにおける
アルキル基は、直鎖状または分岐状であって、その炭素
数は1〜18であり、具体的にはメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−
ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、ヘキシル基、
オクチル基などが挙げられ、このうち炭素数2〜6のも
のが好ましい。
このエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体では、エチレンは40〜80重量%、
好ましくは60〜70重量%の量で、一酸化炭素は5〜30重
量%、好ましくは5〜15重量%の量で、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルは15〜60重量%、好ましくは20〜
35重量%の量で含まれていることが望ましく、必要に応
じてさらに他の単量体を共重合させることも可能であ
る。
このようなエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル
酸アルキルエステル共重合体を製造するには、単量体で
あるエチレン、一酸化炭素、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルのそれぞれを、触媒としてのt−ブチルパー
オキシイソブチレートまたはアゾジイソブチロニトリル
などとともに所定の割合で高速撹拌反応容器中に供給し
て混合し、高温(160〜230℃)高圧下(24000〜27000ps
i)に高速で撹拌することによって単量体を共重合すれ
ばよい。
このエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体は、MFRが1〜500g/10分、好まし
くは5〜100g/10分であることが望ましい。
鉛化合物 本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物は、上
記のようなポリ塩化ビニル樹脂およびエチレン・一酸化
炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体に
加えて、鉛化合物を安定化剤として含有している。この
ような鉛化合物は、無機鉛塩のみからなっていてもよ
く、また無機鉛塩とともに有機鉛塩を含んでいてもよ
い。
このような無機鉛塩としては、硫酸鉛、亜硫酸鉛、亜
リン酸鉛およびケイ酸鉛などが挙げられ、より具体的に
は、三塩基性硫酸鉛、二塩基性硫酸鉛およびシリカゲル
共沈ケイ酸鉛などが挙げられる。
また無機鉛塩とともに用いられる有機鉛塩としては、
フタル酸鉛、マレイン酸鉛およびステアリン酸鉛などが
挙げられ、より具体的には、二塩基性フタル酸鉛、三塩
基性マレイン酸鉛および二塩基性ステアリン酸鉛などが
挙げられる。
量比 本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物では、
各成分は下記のような量比で用いられることが好まし
い。
ポリ塩化ビニル樹脂100重量に対して; エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体 30〜200重量部 好ましくは50〜150重量部 この量が30重量部未満であると、得られる組成物は柔
軟性および低温特性が劣るようになり、一方200重量部
を超えると得られる組成物の表面がべたついたり、耐熱
性が劣るようになる傾向が生ずる。
前記鉛化合物 1〜10重量部 好ましくは2〜6重量部 本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物は、上
記のようなポリ塩化ビニル系樹脂と、エチレン・一酸化
炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体
と、前記鉛化合物とに加えて、必要に応じて、エポキシ
化大豆油などのエポキシ化合物、ヒンダードフェノール
化合物などの酸化防止剤、亜リン酸エステル化合物など
の熱安定剤、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、三酸化アンチモン、臭素系難燃剤などの難燃剤、炭
酸カルシウム、クレー、タルクなどの無機充填剤、顔
料、カーボンブラックなどの着色剤などを含んでいても
よい。
また本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物
は、上記のような各成分に加えて、ジドデシルテレフタ
レート、トリオクチルトリメリテートなどの揮散しにく
い液状可塑剤あるいはポリエステル共重合体を、エチレ
ン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエステル
共重合体の配合量未満の量で含むことができる。
上記のような各成分を含んでなる電線被覆用電気絶縁
性樹脂組成物は、可塑剤としてエチレン・一酸化炭素・
(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体を含んで
いるため、該化合物が安定剤として鉛化合物を含んでい
ても、上記共重合体が分解することがなく、したがって
耐熱性に優れ、しかも可塑剤の移行がなく、その上多量
の難燃剤を含んでいても機械的特性あるいは低温特性に
も優れている。
本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂組成物は、上
記のようなポリ塩化ビニル樹脂と、可塑剤としてのエチ
レン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル共重合体と、前記鉛化合物と、必要に応じて安定剤、
難燃剤などの添加剤とを、ロール、バンバリーミキサー
などのバッチ式混練機あるいは二軸押し出し機などの連
続混練機を用いて、溶融混合(メルトブレンド)するこ
とにより得られる。
本発明では、一般には上記のようなポリ塩化ビニル樹
脂と、可塑剤としてのエチレン・一酸化炭素・(メタ)
アクリル酸アルキルエステル共重合体と、前記鉛化合物
とを混合して得られた樹脂組成物が用いられるが、場合
によっては、エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル
酸アルキルエステル共重合体の存在下に塩化ビニル単
独、あるいは塩化ビニルと共重合し得る前述の単量体を
ラジカル重合させて得られる、いわゆるエチレン・一酸
化炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体
の塩化ビニル系グラフト重合体組成物を用いることもで
きる。このような塩化ビニル系グラフト重合体の製造
は、特公昭39−27876号公報あるいは特開昭56−139518
号公報に記載された方法に準じて行なうことができる。
さらに場合によっては、本発明の組成物は上記のよう
なエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体のポリ塩化ビニルグラフト重合体に、
可塑剤としてエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル
酸アルキルエステル共重合体を配合したものであっても
よく、あるいは前記塩化ビニル系グラフト重合体とポリ
塩化ビニル重合体の混合物であってもよい。
上記のような本発明に係る電線被覆用電気絶縁性樹脂
組成物は、特にOA機器、コンピュータなどの機器内が高
温になる可能性のあるとともに可塑剤の移行を嫌う機器
内電線の被覆用材料として好適に用いられる。
発明の効果 本発明に係るポリ塩化ビニル樹脂をベースとする電線
被覆用電気絶縁性樹脂組成物は、可塑剤としてエチレン
・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共
重合体を含んでいるので、可塑剤の移行がなく、かつ鉛
化合物を含有しても熱安定性に優れ、しかも多量の難燃
剤を添加しても機械的特性あるいは低温特性にも優れて
いる。
以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1 塩化ビニル樹脂(三井東圧化学(株)製ビニクロン30
00M 数平均重合度1100)100重量部にエチレン・一酸化
炭素・アクリル酸n−ブチル共重合体(一酸化炭素含量
10重量%、アクリル酸n−ブチル含量30重量%、MFR 6
dg/分)100重量部、三塩基性硫酸鉛(水沢化学製スタビ
ネックスTC)4重量部、二塩基性ステアリン酸鉛(水沢
化学製スタビネックスC18)1重量部を6インチロール
により160℃でよく混練して塩化ビニル系樹脂組成物を
得た。
得られた塩化ビニル系樹脂組成物の耐熱性を下記のよ
うにして評価した。
(1)動的熱安定性(分解時間) ラボプラストミル(東洋精機製、チャンバー容量50m
l)に、上記の塩化ビニル系樹脂組成物60gを加えて180
℃で50分-1で混練しトルク上昇時間、すなわち分解時間
を測定した。
(2)静的熱安定性(熱老化試験) 熱プレスによって塩化ビニル系樹脂組成物の1mm厚の
プレスシートを作成し、JISK−6723に規定されているJI
S3号ダンベルで打抜いた試片を用いる熱老化試験(136
℃、168時間)を行った。
そしてJISK−6723に従って熱老化試験前後の塩化ビニ
ル系樹脂組成物の引張特性の変化を測定して静的熱安定
性を評価した。
また体積固有抵抗を下記のようにして測定した。すな
わち熱プレスによって塩化ビニル系樹脂組成物の1mm厚
のプレスシートを作成し、10cm角に切り出した試片を用
いて体積固有抵抗(横河・ヒューレットパッカード
(株)製、4329A High Resistance Meter)を測定し
た。
上記二種類の熱安定性の測定結果を表1に示す。
比較例1 実施例1においてエチレン・一酸化炭素・アクリル酸
n−ブチル共重合体に代えてエチレン・一酸化炭素・酢
酸ビニル共重合体(一酸化炭素含量10重量%、酢酸ビニ
ル含量28重量%、MFR 35dg/分)を用いた以外には実施
例1と同様にして塩化ビニル系樹脂組成物を作成しその
熱安定性を評価した。
結果を表1に示す。
比較例2 比較例1において安定剤としてフェノール系酸化防止
剤(チバガイキー社製イルガノックス1010)1.5重量部
と亜リン酸エステル(アデカアーガス化学社製MARKPEP
−8)1.5重量部を追加した以外は、実施例1と同様に
して塩化ビニル系樹脂組成物を作成しその熱安定性を評
価した。
結果を表1に示す。
実施例2 塩化ビニル・エチレン共重合樹脂(東ソー(株)製リ
ューロンE−1300、数平均重合度1300)100重量部にエ
チレン・一酸化炭素・アクリル酸n−ブチル共重合体
(一酸化炭素含量10重量%、アクリル酸n−ブチル含量
30重量%、MFR 6dg/分)70重量部、トリオクチルトリ
メリテート30重量部、三塩基性硫酸鉛(堺化学(株)製
TL−4000)3重量部、二塩基製亜燐酸鉛(堺化学(株)
製 DLP)2重量部、ポリエチレンワックス(三井石油
化学製ハイワックス4051E)0.5重量部を加圧ニーダー
(容量1ジャケット 3キロスチーム加熱)にてよく
混練して塩化ビニル系樹脂組成物を得た。得られた塩化
ビニル系樹脂組成物の熱安定性を実施例1に従って評価
した。動的熱安定性の指標である分解時間は60分以上で
あり静的熱安定性の指標である引張特性の変化すなわち
破断点抗張力残率は102%、破断点伸び残率は99%であ
った。なお初期の破断点抗張力14.3MPa、破断点伸び420
%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01B 3/44 H01B 3/44 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 27/06 C08K 3/24 C08K 3/34 C08K 5/098 C08L 73/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ塩化ビニル樹脂と、 エチレンを40〜80重量%、一酸化炭素を5〜30重量%、
    (メタ)アクリル酸アルキルエステルを15〜60重量%の
    量で含むエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸ア
    ルキルエステル共重合体(ただし(メタ)アクリル酸ア
    ルキルエステルにおけるアルキル基は、直鎖状または分
    岐状であり、炭素数1〜18である)と、 硫酸鉛、亜硫酸鉛、亜リン酸鉛、ケイ酸鉛、フタル酸
    鉛、マレイン酸鉛およびステアリン酸鉛から選ばれる1
    種以上の鉛化合物であって、かつ該1種以上の鉛化合物
    のうちの少なくとも1種が硫酸鉛、亜硫酸鉛、亜リン酸
    鉛およびケイ酸鉛から選ばれる無機鉛塩である鉛化合物
    と からなることを特徴とする電線被覆用電気絶縁性樹脂組
    成物。
  2. 【請求項2】ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対して、 エチレンを40〜80重量%、一酸化炭素を5〜30重量%、
    (メタ)アクリル酸アルキルエステルを15〜60重量%の
    量で含むエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸ア
    ルキルエステル共重合体(ただし(メタ)アクリル酸ア
    ルキルエステルにおけるアルキル基は、直鎖状または分
    岐状であり、炭素数1〜18である)が30〜200重量部、 硫酸鉛、亜硫酸鉛、亜リン酸鉛、ケイ酸鉛、フタル酸
    鉛、マレイン酸鉛およびステアリン酸鉛から選ばれる1
    種以上の鉛化合物であって、かつ該1種以上の鉛化合物
    のうちの少なくとも1種が硫酸鉛、亜硫酸鉛、亜リン酸
    鉛およびケイ酸鉛から選ばれる無機鉛塩である鉛化合物
    が1〜10重量部 の量で含まれることを特徴とする請求項1に記載の電線
    被覆用電気絶縁性樹脂組成物。
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