JP3050827B2 - 熱交換装置およびその冷媒再供給方法 - Google Patents

熱交換装置およびその冷媒再供給方法

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JP3050827B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/006Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor characterised by charging or discharging valves

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換装置、およ
びその熱交換装置が移転された場合に冷媒を再供給する
方法に係り、住宅やビル等の建物用、列車用、自動車
用、船舶用、航空機用等の各種空気調和機や、魚介類、
野菜、肉等の食品用冷凍装置、冷蔵装置(船舶等の乗り
物用のものを含む)等の熱交換装置に利用できるもので
ある。
【0002】
【背景技術】熱交換装置であるセパレート型空気調和機
では室内機と室外機との間に2本の接続用冷媒管が架設
され、これらの接続用冷媒管により室内熱交換器が設け
られた室内機側の冷媒配管と室外熱交換器が設けられた
室外機側の冷媒配管とが接続されることによって冷媒が
循環する冷媒循環路が形成されている。そして、室外機
側の冷媒配管には、室外熱交換器よりも冷媒流通方向上
流側と下流側になっている冷媒配管両端部において2個
の開閉弁が設けられている。
【0003】空気調和機がリース契約やレンタル契約さ
れている場合には、例えば、ある工事現場の仮設建物等
の移転元建物から別の工事現場の仮設建物等の移転先建
物に移転される。従来、このようにセパレート型空気調
和機を移転するときには、移転前に、室外機側の冷媒配
管に2個設けられている開閉弁の一方を閉じるとともに
他方を開け、圧縮機のポンプ駆動によって室内機側の冷
媒配管内および接続用冷媒管内の冷媒を室外機側の冷媒
配管内に吸引収容した後に他方の開閉弁を閉じてポンプ
駆動を停止し(ポンプダウン)、そして、接続用冷媒管
を室内機と室外機から取り外して空気調和機を移転先建
物に運んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この作業方法
を実施できるのは、空気調和機の移転時において移転元
建物にポンプ駆動させるための電気が通電されていると
きに限られる。空気調和機が移転されるときは、一般的
に工事等の事業が完了して仮設建物等の移転元建物が撤
去される直前であり、このときには、多くの場合、移転
元建物の電気は既に止められ、通電されていない。
【0005】また、前記ポンプダウンは冷房モードと暖
房モードに切り換え可能な空気調和機を冷房モードにし
て行うため、環境温度が一定温度以下の場合に圧縮機に
過負荷が生じないように設定されている機種の空気調和
機では、一定以下の環境温度の場合には圧縮機を使用し
たポンプダウンを実施できないという問題もあった。
【0006】本発明の目的は、通電が停止されていて
も、また環境温度が一定以下のときでも、室内機側の冷
媒配管の冷媒と室外機側の冷媒配管の冷媒を封じ込める
ことができる熱交換装置を提供すること、および熱交換
装置が移転される場合には、移転元での冷媒のほとんど
を移転先で使用できるようになり、移転先で空気調和機
に供給する冷媒の量を少なくできるようになる熱交換装
置の冷媒再供給方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る熱交換装置は、室内熱交換器が設けら
れた室内機側の冷媒配管と、室外熱交換器が設けられた
室外機側の冷媒配管とが2本の接続用冷媒管で接続され
て冷媒を循環させる冷媒循環路が形成され、室外機側の
冷媒配管に室外熱交換器よりも冷媒流通方向上流側と下
流側とに離れて2個の開閉弁が設けられ、移転元から移
転先に移転される熱交換装置において、室内機側の冷媒
配管に室内熱交換器よりも冷媒流通方向上流側と下流側
とに離して2個の開閉弁を設け、かつ、この室内機側の
冷媒配管および室外機側の冷媒配管における各2個の開
閉弁のうちの少なくとも各1個の開閉弁を、冷媒配管と
の接続口と、接続用冷媒管との接続口と、冷媒供給手段
との接続口とを有する3ポート弁とし、2本の接続用冷
媒管を、室内機側の冷媒配管の2個の開閉弁と、室外機
側の冷媒配管の2個の開閉弁とに対して接続、分離自在
としたことを特徴とするものである。
【0008】これによると、全部の開閉弁を閉じること
により、熱交換装置が設置されている場所への通電が停
止されているときでも、環境温度が一定以下のときで
も、室内機側の冷媒配管の冷媒と室外機側の冷媒配管の
冷媒とを封じ込めることができることになる。
【0009】
【0010】また、室内機側の冷媒配管および室外機側
の冷媒配管に各2個設けられた開閉弁のうち、室内機側
の冷媒配管および室外機側の冷媒配管における少なくと
も各1個の開閉弁を、冷媒配管との接続口と、接続用冷
媒管との接続口と、冷媒供給手段との接続口とを有する
3ポート弁としているため、熱交換装置が移転された場
合において、移転先での室内機や室外機の設置場所が制
約され、これらの室内機と室外機のいずれか一方が3ポ
ート弁に冷媒供給手段を接続することが困難な場所に設
置されても、他方に設けられた3ポート弁に冷媒供給手
段を接続することにより、前記冷媒循環路に確実に不足
の冷媒を供給できるようになる。
【0011】さらに、室内機側の冷媒配管に2個設けら
れた開閉弁と室外機側の冷媒配管に2個設けられた開閉
弁のうち、少なくとも一方の2個の開閉弁を取付ブラケ
ットに共通して取り付けると、2個で一組をなす開閉弁
の管理、取り扱いが容易になる。
【0012】本発明に係る熱交換装置の冷媒再供給方法
は、室内機と室外機との間に架設される接続用冷媒管と
接続される室内機側の冷媒配管の端部および室外機側の
冷媒配管の端部に開閉弁を設け、室内機と室外機の移転
前にこれらの開閉弁を閉じ、この後、接続用冷媒管を
れらの開閉弁から分離させることによって室内機と前記
室外機から接続用冷媒管を取り外す作業を行い、次いで
室内機と室外機を移転先に運び、接続用冷媒管を室内機
側の冷媒配管と室外機側の冷媒配管との開閉弁に接続し
てこれらの開閉弁を開けるとともに、連通状態となった
室内機側の冷媒配管、室外機側の冷媒配管、接続用冷媒
管からなる冷媒循環路に不足の冷媒を供給することを特
徴とするものである。
【0013】この方法によると、室内機と室外機は開閉
弁が閉じられて移転元から移転先に運ばれるため、室内
機側の冷媒配管の冷媒と室外機側の冷媒配管の冷媒は大
気に放出されず、放出されるのは接続用冷媒管にあった
冷媒だけであり、移転先で熱交換装置に供給しなければ
ならない冷媒の量は少量ですむことになる。
【0014】以上において、冷媒循環路に不足の冷媒を
供給するための作業は、接続用冷媒管の容量からの計算
値に基づいて行ってもよいが、熱交換装置を試運転し、
室内機に設けられた空気吸い込み口と空気吹き出し口に
おける温度差が熱交換装置の能力に応じた規定値になる
ことを確認しながら行うことが好ましい。
【0015】このように熱交換装置を試運転して冷媒循
環路に不足の冷媒を供給するようにすると、移転元と移
転先とで接続用冷媒管の長さが変わっても、熱交換装置
に必要量の冷媒を確実に充填できるとともに、室内機の
空気吸い込み口と空気吹き出し口の温度差を確認するた
め、熱交換装置を確実に所定能力で稼動させることがで
きるようになる。
【0016】この冷媒再供給方法において、冷媒循環路
に不足の冷媒を供給する箇所は、室内機側の冷媒配管で
もよく、室外機側の冷媒配管でもよく、接続用冷媒管で
もよく、また、前記開閉弁でもよい。
【0017】以上の本発明に係る熱交換装置およびその
冷媒再供給方法は、住宅やビル等の建物用、列車用、自
動車用、船舶用、航空機用等の各種空気調和機や、魚介
類、野菜、肉等の食品用冷凍装置、冷蔵装置(船舶等の
乗り物用のものを含む)等に利用でき、また、熱交換装
置が空気調和機の場合には、室内機は床置き型、天井吊
り型、壁掛け型等の任意なタイプでよく、さらに、空気
調和機はマルチタイプでもよい。
【0018】また、本発明は、熱交換装置が移転される
場合には、熱交換装置を移転元から移転先に直接運ぶ場
合だけではなく、移転元からリース会社やレンタル会社
の倉庫に運び、この後、リース契約やレンタル契約が成
立した移転先に送る場合をも含む。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施形態を図
面に基づいて説明する。図1には、熱交換装置であるセ
パレート型空気調和機の概略図が示されている。室内機
1の内部には室内機1側の冷媒配管2が設けられ、室外
機3の内部には室外機3側の冷媒配管4が設けられてい
る。冷媒ガス配管2Aと冷媒液配管2Bからなる冷媒配
管2には、膨張弁やキャピラリチューブ等による膨張器
5と、室内熱交換器6とが配置され、冷媒ガス配管4A
と冷媒液配管4Bからなる冷媒配管4には、圧縮機7
と、室外熱交換器8とが配置されている。そして、室内
熱交換器6、室外熱交換器8に近接してファン9,10
が設けられている。また、室外機3側の冷媒配管4には
四方切換弁7Aが設けられ、この四方切換弁7Aによ
り、室内熱交換器6が蒸発器、室外熱交換器8が凝縮器
になる冷房モードと、室内熱交換器6が凝縮器、室外熱
交換器8が蒸発器になる暖房モードとに切り換えられる
ようになっている。
【0020】室内機1と室外機3との間には接続用冷媒
管11が架設され、この接続用冷媒管11には、室内機
1側の冷媒ガス配管2Aと室外機3側の冷媒ガス配管4
Aとを接続する接続用冷媒ガス管11Aと、室内機1側
の冷媒液配管2Bと室外機3側の冷媒液配管4Bとを接
続する接続用冷媒液管11Bとがある。
【0021】冷媒ガス配管2Aと接続用冷媒ガス管11
Aは開閉弁12を介して、接続用冷媒ガス管11Aと冷
媒ガス配管4Aは開閉弁13を介して、冷媒液配管4B
と接続用冷媒液管11Bは開閉弁14を介して、接続用
冷媒液管11Bと冷媒液配管2Bは開閉弁15を介し
て、それぞれ接続されている。開閉弁12と15は、室
内機1側の冷媒配管2において、室内熱交換器6よりも
冷媒流通方向上流側と下流側に離れて設けられ、開閉弁
13と14は、室外機3側の冷媒配管4において、室外
熱交換器8よりも冷媒流通方向上流側と下流側に離れて
設けられている。
【0022】開閉弁13,14は、接続用冷媒ガス管1
1A、冷媒液配管4Bとの接続口13A,14Aと、冷
媒ガス配管4A、接続用冷媒液管11Bとの接続口13
B,14Bとを有する2ポート弁であるが、開閉弁1
2,15は、冷媒ガス配管2A、冷媒液配管2Bとの接
続口12A、15Aと、接続用冷媒ガス管11A、接続
用冷媒液管11Bとの接続口12B,15Bと、冷媒供
給手段16との接続口12C,15Cとを有する3ポー
ト弁である。
【0023】この冷媒供給手段16は、ボンベやチャー
ジシリンダ等からなる冷媒供給源17と、配給管18,
19とを有し、配給管18,19の先端は開閉弁12,
15の接続口12C,15Cに接続される冷媒供給口1
8A,19Aになっている。
【0024】図2は、3ポート弁である開閉弁12,1
5の具体的構造を示す。開閉弁12,15には、3個の
接続口12A,15Aと12B,15Bと12C,15
Cの他に、弁体20を回転させて前進、後退させるため
の六角レンチ等の工具21を挿入する工具挿入口12
D,15Dが設けられ、キャップ22を取り外して工具
22の回転操作で弁体20を前進させると、弁体20の
先端が弁座23に当接して開閉弁12,15は閉じられ
(接続口12A,15Aと12B,15Bの連通が遮断
される)、弁体20を後退させると、開閉弁12,15
は開く(接続口12A,15Aと12B,15Bが連通
する)。接続口12C,15Cの内部にはバルブコアで
ある弁部材24が設けられ、キャップ25を取り外して
この接続口12C,15Cに前記冷媒供給手段16の冷
媒供給口18A,19Aを接続すると、弁部材24が押
圧作用を受けて冷媒供給手段16から接続口12C,1
5Cに冷媒が流入できるようになっており、冷媒供給口
18A,19A等が取り外されたときには、弁部材24
はばねで接続口12C,15Cを閉じるようになってい
る。
【0025】図3は、床置き型になっている室内機1の
全体を示す。室内機1の前面には空気吸い込み口26と
空気吹き出し口27が設けられ、側面の下部には取付ブ
ラケット28がボルト等で結合されている。この取付ブ
ラケット28に、2個で一組をなして室内機1に設けら
れる3ポート弁である開閉弁12,15が共通して取り
付けられている。
【0026】以上において、図1に示された室内機1側
の冷媒配管2、室外機3側の冷媒配管4、接続用冷媒管
11により、空気調和機の冷媒循環路29が形成されて
いる。
【0027】空気調和機を移転先に運ぶことになったと
きには、先ず、室内機1側の冷媒配管2の端部および室
外機3側の冷媒配管4の端部に設けられている開閉弁1
2〜15を閉じる。これにより、室内機1側の冷媒配管
2の冷媒と、室外機3側の冷媒配管4の冷媒は封じ込め
られたことになる。
【0028】次いで、室内機1と室外機3との間に架設
されていた接続用冷媒管11の両端を開閉弁12〜15
から抜いて室内機1、室外機3より接続用冷媒管11を
取り外す。この後、室内機1と室外機3とを移転先の設
置現場に運び、所定の場所に室内機1、室外機3を設置
するとともに、開閉弁12と13、14と15に接続用
冷媒管11を接続する。そして、開閉弁12、15の接
続口12C,15Cに真空ポンプ等からなる吸気手段の
吸気口を接続し、接続用冷媒管11内の空気を排出した
後、開閉弁12〜15を開く。そして、開閉弁12,1
5の接続口12C,15Cに冷媒供給手段16の冷媒供
給口18A,19Aを接続するとともに、空気調和機を
稼動させ、連通状態になっている室内機1側の冷媒配管
2と室外機3側の冷媒配管4と接続用冷媒管11とから
なる冷媒循環路29に冷媒供給手段16から不足の冷媒
を供給する。
【0029】このときにおける空気調和機の稼動は試運
転であり、この試運転は室内機1の前記空気吸い込み口
26と空気吹き出し口27との温度差を検出しながら行
い、この温度差が空気調和機の能力に応じた規定値にな
ったときに、空気調和機の試運転を停止して冷媒循環路
29への冷媒供給手段16からの冷媒の供給を止める。
そして、開閉弁の接続口12C,15Cから冷媒供給手
段16の冷媒供給口18A,19Aを取り外す。
【0030】これにより、冷媒循環路29には不足して
いた冷媒の量(接続用冷媒管11の容量分)が正確に入
り、空気調和機を本運転したときに空気調和機は本来の
能力を発揮する。なお、空気調和機の能力に応じた空気
吸い込み口26と空気吹き出し口27との温度差は、空
気調和機の能力を記載している説明書等に表示されてい
るからこれを参照すればよく、空気調和機に供給する電
力、電流や、外気の温度、湿度等との関係から決まる温
度差が空気吸い込み口26と空気吹き出し口27で生じ
るまで冷媒を冷媒循環路29に供給するのである。
【0031】以上説明した本実施形態によると、開閉弁
12〜15を閉じることにより、室内機1、室外機3の
冷媒配管2,4の冷媒を封じ込めることができ、この
後、空気調和機を移転元から移転先に運ぶため、室内機
1側の冷媒配管2の内部および室外機3側の冷媒配管4
の内部にある冷媒はそのまま移転先に運ばれ、移転先で
冷媒供給手段16から供給しなければならない冷媒の量
は、接続用冷媒管11の内部容量と同じ量であるため、
この量を少なくできる。
【0032】また、以上の作業は、移転元の通電が停止
されているときでも、また、環境温度がポンプダウンを
行えない一定温度以下でも、一定温度以上でも、実施で
きる。
【0033】また、移転先で不足の冷媒を冷媒循環路2
9に供給する作業は、空気調和機を試運転し、室内機1
の空気吸い込み口26と空気吹き出し口27との温度差
が空気調和機の能力に応じた規定値になるのを確認しな
がら行うため、冷媒循環路29に不足の冷媒の量を正確
に供給できるとともに、移転元と移転先とで接続用冷媒
管11の長さが変わっても、常に冷媒循環路2に必要量
の冷媒を供給できて空気調和機を所定の能力で運転させ
ることができる。
【0034】さらに、開閉弁12,15は冷媒供給手段
16との接続口12C,15Cを有する3ポート弁であ
って、これらの開閉弁12,15は冷媒供給弁を兼ねて
いるため、室内機1側の冷媒配管2、室外機3側の冷媒
配管4、接続用冷媒管11に冷媒供給手段16との接続
部を設けなくてもよくなり、このため、本実施形態は既
存の空気調和機に大掛かりな改造を行うことなく実施で
き、この結果、構造の簡単化、コストの低減を達成でき
る。
【0035】また、室内機1に2個で一組をなして設け
られ、室内機1側の冷媒配管2の冷媒ガス配管2Aの端
部、冷媒液配管2Bの端部に接続されている3ポート弁
の開閉弁12,15は、取付ブラケット28に共通して
取り付けられているため、これらの開閉弁12,15を
取付ブラケット28に取り付けた状態で室内機1にまと
めて配置でき、このため、開閉弁12、15の管理、取
り扱いを容易化できる。
【0036】なお、開閉弁12,15を取付ブラケット
28に共通して取り付けて室内機1に配置する位置は室
内機1の側面に限定されず、室内機1の形状、構造に応
じて任意な場所を選択でき、例えば室内機1の内側底部
でもよい。また、室内機1は床置き型ではなく、天井吊
り型、壁掛け型でもよい。
【0037】図4は本発明の別実施形態を示す。この実
施形態では、室外機3に2個設けられている開閉弁3
0,31も3ポート弁になっている。すなわち、全部の
開閉弁12,15,30,31が3ポート弁である。
【0038】このように室内機1に設けられる開閉弁1
2,15と室外機3に設けられる開閉弁30,31とを
冷媒供給手段16が接続可能な3ポート弁にしておく
と、移転先において、室内機1と室外機3のいずれか一
方が3ポート弁に冷媒供給手段16を接続することが困
難な場所に設置されても、他方に設けられた3ポート弁
に冷媒供給手段16を接続することにより、冷媒循環路
29に確実に冷媒を供給できるようになる。
【0039】以上において、空気調和機は移転元から移
転先に直接運んでよいが、開閉弁を閉じて室内機側の冷
媒配管、室外機側の冷媒配管を密閉状態とした後、リー
ス契約やレンタル契約の期間が終了した移転元からリー
ス会社、レンタル会社の倉庫に運び、この後、新たにリ
ース契約やレンタル契約が成立した移転先に送ってもよ
く、本発明はこのような場合をも含むものである。
【0040】また、開閉弁を閉じて接続用冷媒管を取り
外した後、移転先や、リース会社、レンタル会社の倉庫
に運ぶ際、開閉弁からの僅かな冷媒漏れをも防止するた
め、開閉弁の接続用冷媒管との接続口や冷媒供給手段と
の接続口にボンネット、ワッシャー、袋ナット等の漏れ
防止部材を取り付けてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、通電が停止されていて
も、また環境温度が一定以下のときでも、熱交換装置の
室内機側の冷媒配管の冷媒と室外機側の冷媒配管の冷媒
を封じ込めることができるようになり、また、および熱
交換装置が移転される場合には、移転元での冷媒のほと
んどを移転先で使用できるようになり、移転先で熱交換
装置に供給する冷媒の量を少なくできるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和機の冷媒回
路の概略を示す図である。
【図2】図1で示された3ポート弁である開閉弁の具体
的構造を示す断面図である。
【図3】室内機の全体斜視図である。
【図4】本発明の別実施形態を示す図1と同様の図であ
る。
【符号の説明】
1 室内機 2 室内機側の冷媒配管 2A 冷媒ガス配管 2B 冷媒液配管 3 室外機 4 室外機側の冷媒配管 4A 冷媒ガス配管 4B 冷媒液配管 6 室内熱交換器 7 圧縮機 8 室外熱交換器 11 接続用冷媒管 11A 接続用冷媒ガス管 11B 接続用冷媒液管 12,15,30,31 3ポート弁による開閉弁 13,14 2ポート弁による開閉弁 16 冷媒供給手段 26 空気吸い込み口 27 空気吹き出し口 28 取付ブラケット 29 冷媒循環路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内熱交換器が設けられた室内機側の冷
    媒配管と、室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配
    管とが2本の接続用冷媒管で接続されて冷媒を循環させ
    る冷媒循環路が形成され、前記室外機側の冷媒配管に前
    記室外熱交換器よりも冷媒流通方向上流側と下流側とに
    離れて2個の開閉弁が設けられ、移転元から移転先に移
    転される熱交換装置において、前記室内機側の冷媒配管
    に前記室内熱交換器よりも冷媒流通方向上流側と下流側
    とに離して2個の開閉弁を設け、かつ、この室内機側の
    冷媒配管および前記室外機側の冷媒配管における前記各
    2個の開閉弁のうちの少なくとも各1個の開閉弁を、前
    記冷媒配管との接続口と、前記接続用冷媒管との接続口
    と、冷媒供給手段との接続口とを有する3ポート弁と
    し、前記2本の接続用冷媒管を、前記室内機側の冷媒配
    管の前記2個の開閉弁と、前記室外機側の冷媒配管の前
    記2個の開閉弁とに対して接続、分離自在としたことを
    特徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱交換装置において、
    前記室内機側の冷媒配管に2個設けられた開閉弁と前記
    室外機側の冷媒配管に2個設けられた開閉弁のうち、少
    なくとも一方の2個の開閉弁は取付ブラケットに共通し
    て取り付けられていることを特徴とする熱交換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱交換装置において、
    前記冷媒供給手段が接続される前記3ポート弁の接続口
    には吸気手段も接続されることを特徴とする熱交換装
    置。
  4. 【請求項4】 室内機と室外機との間に架設される接続
    用冷媒管と接続される前記室内機側の冷媒配管の端部お
    よび前記室外機側の冷媒配管の端部に開閉弁を設け、前
    記室内機と前記室外機の移転前にこれらの開閉弁を閉
    じ、この後、前記接続用冷媒管をこれらの開閉弁から分
    離させることによって前記室内機と前記室外機から前記
    接続用冷媒管を取り外す作業を行い、次いで前記室内機
    と前記室外機を移転先に運び、前記接続用冷媒管を前記
    室内機側の冷媒配管と前記室外機側の冷媒配管との前記
    開閉弁に接続してこれらの開閉弁を開けるとともに、連
    通状態となった前記室内機側の冷媒配管、前記室外機側
    の冷媒配管、前記接続用冷媒管からなる冷媒循環路に不
    足の冷媒を供給することを特徴とする熱交換装置の冷媒
    再供給方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の熱交換装置の冷媒再供
    給方法において、前記冷媒循環路に不足の冷媒を供給す
    る作業は、前記熱交換装置を試運転し、前記室内機に設
    けられた空気吸い込み口と空気吹き出し口における温度
    差が熱交換装置の能力に応じた規定値になることを確認
    しながら行うことを特徴とする熱交換装置の冷媒再供給
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の熱交換装置の冷媒再供
    給方法において、前記開閉弁を開ける前に前記接続用冷
    媒管の内部の空気を排出し、この後、前記開閉弁を開け
    るとともに前記冷媒循環路に不足の冷媒を供給する作業
    を行うことを特徴とする熱交換装置の冷媒再供給方法。
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