JP3050037B2 - 無段変速機の変速制御装置 - Google Patents
無段変速機の変速制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無段変速機の変速制御
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンチスキッドブレーキ装置(以下、本
明細書中においては「ABS」とする)付きの車両に搭
載される無段変速機の場合、ABSとの整合性のために
次のような制御が行われているものがある。すなわち、
ABSが作動したことを示す信号が出力されると、無段
変速機による変速動作を禁止するようにしているものが
ある。これは、ABSが作動している最中に、これの作
動状態とは無関係に無段変速機による変速動作を行った
場合には、車両を設定どおりに制動することが困難にな
り、車両の操縦性能が低下することがあるからである。
したがって、上述のようにABSの作動中には無段変速
機による変速動作を行わないことを前提として、ABS
の制動特性を設定するようにしたものがある。これによ
り、ABSを作動させる場合には、直前の変速比を維持
したままで、制動動作が行われることになる。
明細書中においては「ABS」とする)付きの車両に搭
載される無段変速機の場合、ABSとの整合性のために
次のような制御が行われているものがある。すなわち、
ABSが作動したことを示す信号が出力されると、無段
変速機による変速動作を禁止するようにしているものが
ある。これは、ABSが作動している最中に、これの作
動状態とは無関係に無段変速機による変速動作を行った
場合には、車両を設定どおりに制動することが困難にな
り、車両の操縦性能が低下することがあるからである。
したがって、上述のようにABSの作動中には無段変速
機による変速動作を行わないことを前提として、ABS
の制動特性を設定するようにしたものがある。これによ
り、ABSを作動させる場合には、直前の変速比を維持
したままで、制動動作が行われることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のABS付きの車両に搭載される無段変速機
の制御方法では、ABSが作動した状態では、変速動作
が行われないため、車輪の回転を減速させるようにする
ブレーキング時には、エンジンの慣性力に打ち勝つこと
ができるような大きいブレーキ力が必要になる一方、車
輪停止によるスキッドを防止するために制動を一時的に
緩めて車輪の回転を増速させるようにするスピンアップ
時には、エンジンを付勢するような大きいスピンアップ
力が必要になるという問題点がある。これを解決するも
のとしては、特開平2−234852号公報に示される
ように、ABSの作動時に、ABSの減圧信号に基づい
て無段変速機によってアップシフトさせるようにしたも
のがある。すなわち、ABSの減圧継続時間が所定値を
越えた場合に、無段変速機の速度比をアップシフト側へ
変化させるようにしている。これにより、比較的小さい
スピンアップ力で車輪のスピンアップを行わせるように
している。しかしながら、このような装置では、ABS
の作動が終了したときは、アップシフトされた状態とな
っているので、再発進時に駆動力が不足してエンストを
生じることがあるという問題点がある。本発明は、この
ような課題を解決することを目的としている。
ような従来のABS付きの車両に搭載される無段変速機
の制御方法では、ABSが作動した状態では、変速動作
が行われないため、車輪の回転を減速させるようにする
ブレーキング時には、エンジンの慣性力に打ち勝つこと
ができるような大きいブレーキ力が必要になる一方、車
輪停止によるスキッドを防止するために制動を一時的に
緩めて車輪の回転を増速させるようにするスピンアップ
時には、エンジンを付勢するような大きいスピンアップ
力が必要になるという問題点がある。これを解決するも
のとしては、特開平2−234852号公報に示される
ように、ABSの作動時に、ABSの減圧信号に基づい
て無段変速機によってアップシフトさせるようにしたも
のがある。すなわち、ABSの減圧継続時間が所定値を
越えた場合に、無段変速機の速度比をアップシフト側へ
変化させるようにしている。これにより、比較的小さい
スピンアップ力で車輪のスピンアップを行わせるように
している。しかしながら、このような装置では、ABS
の作動が終了したときは、アップシフトされた状態とな
っているので、再発進時に駆動力が不足してエンストを
生じることがあるという問題点がある。本発明は、この
ような課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ABS作動中
は、ブレーキング時においてはダウンシフトするよう
に、またスピンアップ時においてはアップシフトするよ
うに、ABSの動作状態に対応させて無段変速機による
変速動作を行うように制御することにより、上記課題を
解決する。すなわち、本発明のアンチスキッドブレーキ
装置付きの車両に搭載される無段変速機の変速制御装置
は、請求項1に対応するものは、変速制御装置は、アン
チスキッドブレーキ装置から増圧信号が入力されている
場合には、無段変速機に車両の減速状態に対応したダウ
ンシフトを行わせる一方、アンチスキッドブレーキ装置
から減圧信号が入力されている場合には、無段変速機に
所定のアップシフトを行わせ、アンチスキッドブレーキ
装置から増圧及び減圧のいずれの信号も入力されなくな
った場合には、無段変速機にアンチスキッドブレーキ作
動時の上記変速動作を終了させるとともに通常の変速動
作に移行させるように構成された変速制御手段を有する
ことを特徴としている。また、請求項2に対応するもの
は、車輪の速度を検出する車輪速度検出手段と、車体の
速度を検出する車体速度検出手段と、あらかじめ決定し
たそれぞれの計算式及び車体の速度に基づいて、車輪速
度の下限側しきい値及び上限側しきい値をそれぞれ算出
するしきい値演算手段と、アンチスキッドブレーキ装置
のブレーキスイッチが作動しているかどうかを判別する
第1判別手段と、アンチスキッドブレーキ装置が作動し
ているかどうかを判別する第2判別手段と、車輪速度
が、あらかじめ決定した最小車輪速度よりも大きいか又
はこれと等しく、かつ上記しきい値演算手段によって算
出された車輪速度の下限側しきい値よりも小さいか又は
これと等しいかどうかを判別する第3判別手段と、車輪
速度が、上記しきい値演算手段によって求めた車輪速度
の上限側しきい値よりも大きいか又はこれと等しいかど
うかを判別する第4判別手段と、を有しており、第3判
別手段による判別結果がイエスである場合には無段変速
機に所定のアップシフトを行わせる一方、第4判別手段
による判別結果がイエスである場合には無段変速機に所
定のダウンシフトを行わせ、第3及び第4判別手段によ
る判別結果がいずれもノーである場合には無段変速機に
通常の変速動作を行わせることを特徴としている。
は、ブレーキング時においてはダウンシフトするよう
に、またスピンアップ時においてはアップシフトするよ
うに、ABSの動作状態に対応させて無段変速機による
変速動作を行うように制御することにより、上記課題を
解決する。すなわち、本発明のアンチスキッドブレーキ
装置付きの車両に搭載される無段変速機の変速制御装置
は、請求項1に対応するものは、変速制御装置は、アン
チスキッドブレーキ装置から増圧信号が入力されている
場合には、無段変速機に車両の減速状態に対応したダウ
ンシフトを行わせる一方、アンチスキッドブレーキ装置
から減圧信号が入力されている場合には、無段変速機に
所定のアップシフトを行わせ、アンチスキッドブレーキ
装置から増圧及び減圧のいずれの信号も入力されなくな
った場合には、無段変速機にアンチスキッドブレーキ作
動時の上記変速動作を終了させるとともに通常の変速動
作に移行させるように構成された変速制御手段を有する
ことを特徴としている。また、請求項2に対応するもの
は、車輪の速度を検出する車輪速度検出手段と、車体の
速度を検出する車体速度検出手段と、あらかじめ決定し
たそれぞれの計算式及び車体の速度に基づいて、車輪速
度の下限側しきい値及び上限側しきい値をそれぞれ算出
するしきい値演算手段と、アンチスキッドブレーキ装置
のブレーキスイッチが作動しているかどうかを判別する
第1判別手段と、アンチスキッドブレーキ装置が作動し
ているかどうかを判別する第2判別手段と、車輪速度
が、あらかじめ決定した最小車輪速度よりも大きいか又
はこれと等しく、かつ上記しきい値演算手段によって算
出された車輪速度の下限側しきい値よりも小さいか又は
これと等しいかどうかを判別する第3判別手段と、車輪
速度が、上記しきい値演算手段によって求めた車輪速度
の上限側しきい値よりも大きいか又はこれと等しいかど
うかを判別する第4判別手段と、を有しており、第3判
別手段による判別結果がイエスである場合には無段変速
機に所定のアップシフトを行わせる一方、第4判別手段
による判別結果がイエスである場合には無段変速機に所
定のダウンシフトを行わせ、第3及び第4判別手段によ
る判別結果がいずれもノーである場合には無段変速機に
通常の変速動作を行わせることを特徴としている。
【0005】
【作用】ABSが作動すると、これのブレーキング時に
おいては、これに対応して無段変速機によるダウンシフ
トが行われるように、また、スピンアップ時において
は、これに対応して無段変速機によるアップシフトが行
われるように、ABSの動作状態に応じて変速制御装置
により無段変速機の変速制御が行われる。これにより、
ABSの作動中、ブレーキング時においては、無段変速
機による低速段への変速操作によって車輪の減速を助け
て、ブレーキの効きをよくすることができる一方、スピ
ンアップ時においては、無段変速機による高速段への変
速操作によって車輪の増速を助けて、スキッドの発生を
防止することができる。これにより、従来のABSを用
いた場合であっても、従来よりも短い制動距離で車両を
停止させることができる。
おいては、これに対応して無段変速機によるダウンシフ
トが行われるように、また、スピンアップ時において
は、これに対応して無段変速機によるアップシフトが行
われるように、ABSの動作状態に応じて変速制御装置
により無段変速機の変速制御が行われる。これにより、
ABSの作動中、ブレーキング時においては、無段変速
機による低速段への変速操作によって車輪の減速を助け
て、ブレーキの効きをよくすることができる一方、スピ
ンアップ時においては、無段変速機による高速段への変
速操作によって車輪の増速を助けて、スキッドの発生を
防止することができる。これにより、従来のABSを用
いた場合であっても、従来よりも短い制動距離で車両を
停止させることができる。
【0006】
(第1実施例)図1に本発明の第1実施例の制御フロー
を示す。この第1実施例においては、ABSユニット
は、これが作動中にブレーキスイッチがオンとなった場
合で、しかもABSアクチュエータが増圧されている状
態(ブレーキ力を与えて車輪を停止させようとしている
状態)では、無段変速機のコントロールユニットに対し
て増圧信号は出力するが、減圧信号は出力しないものと
されており、また、作動中にブレーキスイッチがオンと
なった場合で、しかもABSアクチュエータが減圧され
ている状態(一時的にブレーキ力を解除して車輪を増速
させようとしている状態)では、減圧信号は出力する
が、増圧信号は出力しないものとされており、さらに、
ABSユニットのブレーキスイッチがオフとなった場合
(ABSの作動を終了させた場合)には、ABSユニッ
トは増圧及び減圧の両信号とも出力しないように構成さ
れている。ABSユニットからの増圧信号及び減圧信号
に基づいて、すなわち、ABSの作動状態に応じて、無
段変速機の変速制御装置による変速制御が行われるよう
になっている。まず、ABSユニットからの減圧信号及
び増圧信号のサンプリングが行われる(ステップ10
0)。次にサンプリング結果に基づいて減圧信号がオン
であるかどうかをチェックし(ステップ102)、イエ
スの場合にはABS作動フラグをセット(ステップ10
4)した後、通常変速制御、すなわち、無段変速機の変
速制御装置による車輪の回転変化に対応した変速制御が
行われる(ステップ106)。また、ステップ102に
おいてノー(減圧信号がオフ)の場合には、増圧信号が
オンであるかどうかをチェックし(ステップ108)、
ノー(ブレーキスイッチがオフ)の場合にはABS作動
フラグをオフ(ステップ110)にした後、ステップ1
06を実行する。また、ステップ108においてイエス
(増圧信号がオン)の場合には、減速時の加速度Gが、
あらかじめ決定した急減速判定用の定数−aGと等しい
(又はこれよりも小さい)かどうかをチェックし(ステ
ップ112)、イエスの場合には目標入力回転速度アッ
プ(すなわちシフトアップ、ステップ114)をした
後、ABS作動フラグをセットし(ステップ116)、
制御を終了する。さらにステップ112においてノー
(G>−aG)の場合には、ABS作動フラグがオンで
あるかどうかをチェックし(ステップ118)、イエス
の場合にはステップ114以降を実行する。また、ノー
の場合にはステップ106を実行する。
を示す。この第1実施例においては、ABSユニット
は、これが作動中にブレーキスイッチがオンとなった場
合で、しかもABSアクチュエータが増圧されている状
態(ブレーキ力を与えて車輪を停止させようとしている
状態)では、無段変速機のコントロールユニットに対し
て増圧信号は出力するが、減圧信号は出力しないものと
されており、また、作動中にブレーキスイッチがオンと
なった場合で、しかもABSアクチュエータが減圧され
ている状態(一時的にブレーキ力を解除して車輪を増速
させようとしている状態)では、減圧信号は出力する
が、増圧信号は出力しないものとされており、さらに、
ABSユニットのブレーキスイッチがオフとなった場合
(ABSの作動を終了させた場合)には、ABSユニッ
トは増圧及び減圧の両信号とも出力しないように構成さ
れている。ABSユニットからの増圧信号及び減圧信号
に基づいて、すなわち、ABSの作動状態に応じて、無
段変速機の変速制御装置による変速制御が行われるよう
になっている。まず、ABSユニットからの減圧信号及
び増圧信号のサンプリングが行われる(ステップ10
0)。次にサンプリング結果に基づいて減圧信号がオン
であるかどうかをチェックし(ステップ102)、イエ
スの場合にはABS作動フラグをセット(ステップ10
4)した後、通常変速制御、すなわち、無段変速機の変
速制御装置による車輪の回転変化に対応した変速制御が
行われる(ステップ106)。また、ステップ102に
おいてノー(減圧信号がオフ)の場合には、増圧信号が
オンであるかどうかをチェックし(ステップ108)、
ノー(ブレーキスイッチがオフ)の場合にはABS作動
フラグをオフ(ステップ110)にした後、ステップ1
06を実行する。また、ステップ108においてイエス
(増圧信号がオン)の場合には、減速時の加速度Gが、
あらかじめ決定した急減速判定用の定数−aGと等しい
(又はこれよりも小さい)かどうかをチェックし(ステ
ップ112)、イエスの場合には目標入力回転速度アッ
プ(すなわちシフトアップ、ステップ114)をした
後、ABS作動フラグをセットし(ステップ116)、
制御を終了する。さらにステップ112においてノー
(G>−aG)の場合には、ABS作動フラグがオンで
あるかどうかをチェックし(ステップ118)、イエス
の場合にはステップ114以降を実行する。また、ノー
の場合にはステップ106を実行する。
【0007】上述のような制御を繰り返し行うことによ
り、図2に示すような車体の減速が行われる。すなわ
ち、ABSが作動して同図(b)のb1に示すようにA
BSアクチュエータのブレーキ液圧が低圧から高圧にな
ると、ABSユニットからの増圧信号がオンにされる
(同図(c)のc1)とともに、液圧信号はオフにされ
る(同図(d)のd1)。ABSアクチュエータのブレ
ーキ液圧が高圧になることにより、ブレーキ力が車輪に
作用し、同図(a)に示すように、車輪速度が低下して
車体が減速し始める。また、増圧信号が入力されること
により、変速制御装置は、変速制御態勢にはいる。変速
制御装置のコントロールユニットは、車輪速度をチェッ
クしており、車輪が所定の速度以下に低下したとき(同
図(a)のa1)、目標入力回転速度アップの指令が出
力され(同図(e)のe1)、無段変速機のダウンシフ
トが行われ(同図(f)のf1)、これによりいっそう
車輪速度低下が促進される。すなわち、ダウンシフトに
よってブレーキの効きがよくなるようにされる。そし
て、エンジンは次のアップシフトに備えて慣性エネルギ
ーを蓄積する状態となる。ABSが作動し始めて最初に
目標入力回転速度アップの指令信号が出力されるタイミ
ングは、後続の2回目以降の場合とは異なって、ブレー
キングの終了間際に選定されている。これは、1回目の
ブレーキングにおいて、早い時期にダウンシフトを行う
と、設定以上の急減速が行われてしまい、車両の乗り心
地を損なうことがあるからである。所定のタイミングで
ブレーキ液圧が高圧から低圧に切換えられ(同図(b)
のb2)、これに伴って、増圧信号がオフにされる(同
図(c)のc2)とともに、減圧信号がオンにされ(同
図(d)のd2)、また、無段変速機によるアップシフ
トが行われ(同図(f)のf2)、さらに、目標入力回
転速度アップの指令信号がオフにされる(同図(e)の
e2)。車輪は、アップシフト後も、減速していったん
停止(同図(a)のa2)した後、エンジンからのトル
クによってスピンアップされるが(同図(a)のa
3)、この際、アップシフト時の慣性トルクによって、
いっそうスピンアップしやすくされる。車輪が所定の速
度に達すると、次のブレーキングが行われる。すなわ
ち、ABSアクチュエータのブレーキ液圧が低圧から高
圧になり(同図(b)のb3)、ABSユニットからの
増圧信号がオンにされる(同図(c)のc3)ととも
に、減圧信号はオフにされ(同図(d)のd3)、無段
変速機によるダウンシフトが行われ(同図(f)のf
3)、さらに、これらにタイミングを合わせて目標入力
回転速度アップの指令信号が出力され(同図(e)のe
3)、エンジンは次のアップシフトに備えて慣性エネル
ギーを蓄積する状態となる。以下同様の動作が繰り返さ
れ、車体が停止したとき又は所定速度まで減速されたと
き、ABSユニットの作動が停止される。すなわち、A
BSアクチュエータのブレーキ液圧が低圧とされ(同図
(b)のbe)、ABSユニットからの増圧信号がオフ
にされる(同図(c)のce)とともに、減圧信号もオ
フのままにされ(同図(d)のde)、目標入力回転速
度アップの指令信号がオフにされる(同図(e)のe
e)。また、低速段側にシフトされた状態で、無段変速
機による変速動作が終了することになる。こうすること
によって、従来のABSユニットを用いた場合であって
も、従来よりも短い制動距離で車体を停止させることが
できる。また、ABSの作動後に再発進させる場合に
は、低速段から再発進させることになるので、エンスト
を起こすようなことはない。
り、図2に示すような車体の減速が行われる。すなわ
ち、ABSが作動して同図(b)のb1に示すようにA
BSアクチュエータのブレーキ液圧が低圧から高圧にな
ると、ABSユニットからの増圧信号がオンにされる
(同図(c)のc1)とともに、液圧信号はオフにされ
る(同図(d)のd1)。ABSアクチュエータのブレ
ーキ液圧が高圧になることにより、ブレーキ力が車輪に
作用し、同図(a)に示すように、車輪速度が低下して
車体が減速し始める。また、増圧信号が入力されること
により、変速制御装置は、変速制御態勢にはいる。変速
制御装置のコントロールユニットは、車輪速度をチェッ
クしており、車輪が所定の速度以下に低下したとき(同
図(a)のa1)、目標入力回転速度アップの指令が出
力され(同図(e)のe1)、無段変速機のダウンシフ
トが行われ(同図(f)のf1)、これによりいっそう
車輪速度低下が促進される。すなわち、ダウンシフトに
よってブレーキの効きがよくなるようにされる。そし
て、エンジンは次のアップシフトに備えて慣性エネルギ
ーを蓄積する状態となる。ABSが作動し始めて最初に
目標入力回転速度アップの指令信号が出力されるタイミ
ングは、後続の2回目以降の場合とは異なって、ブレー
キングの終了間際に選定されている。これは、1回目の
ブレーキングにおいて、早い時期にダウンシフトを行う
と、設定以上の急減速が行われてしまい、車両の乗り心
地を損なうことがあるからである。所定のタイミングで
ブレーキ液圧が高圧から低圧に切換えられ(同図(b)
のb2)、これに伴って、増圧信号がオフにされる(同
図(c)のc2)とともに、減圧信号がオンにされ(同
図(d)のd2)、また、無段変速機によるアップシフ
トが行われ(同図(f)のf2)、さらに、目標入力回
転速度アップの指令信号がオフにされる(同図(e)の
e2)。車輪は、アップシフト後も、減速していったん
停止(同図(a)のa2)した後、エンジンからのトル
クによってスピンアップされるが(同図(a)のa
3)、この際、アップシフト時の慣性トルクによって、
いっそうスピンアップしやすくされる。車輪が所定の速
度に達すると、次のブレーキングが行われる。すなわ
ち、ABSアクチュエータのブレーキ液圧が低圧から高
圧になり(同図(b)のb3)、ABSユニットからの
増圧信号がオンにされる(同図(c)のc3)ととも
に、減圧信号はオフにされ(同図(d)のd3)、無段
変速機によるダウンシフトが行われ(同図(f)のf
3)、さらに、これらにタイミングを合わせて目標入力
回転速度アップの指令信号が出力され(同図(e)のe
3)、エンジンは次のアップシフトに備えて慣性エネル
ギーを蓄積する状態となる。以下同様の動作が繰り返さ
れ、車体が停止したとき又は所定速度まで減速されたと
き、ABSユニットの作動が停止される。すなわち、A
BSアクチュエータのブレーキ液圧が低圧とされ(同図
(b)のbe)、ABSユニットからの増圧信号がオフ
にされる(同図(c)のce)とともに、減圧信号もオ
フのままにされ(同図(d)のde)、目標入力回転速
度アップの指令信号がオフにされる(同図(e)のe
e)。また、低速段側にシフトされた状態で、無段変速
機による変速動作が終了することになる。こうすること
によって、従来のABSユニットを用いた場合であって
も、従来よりも短い制動距離で車体を停止させることが
できる。また、ABSの作動後に再発進させる場合に
は、低速段から再発進させることになるので、エンスト
を起こすようなことはない。
【0008】
【0009】
【0010】(第2実施例)図3 に本発明の第2実施例の制御フローを示す。この第
2実施例においては、図4に示すように、ABSのコン
トロールユニット(c/u)400の車体速度検出手段
から無段変速機(CVT)のc/u402に車体速度V
の信号が出力されており、また、ABSの作動時には、
これのc/u400からCVTのc/u402にABS
作動信号Sが出力されるようになっており、さらに、ブ
レーキスイッチ(sw)404からのブレーキ信号Bが
CVTのc/u402に入力されるようになっている。
また、ABSの作動状態に応じてCVTのc/u402
からCVT406に変速指令信号Uが出力されるように
なっている。図示してないが、CVT406は、車輪速
度V1を検出するセンサ(車輪速度検出手段)を有して
いる。また、CVT406は、下限側しきい値演算手段
及び上限側しきい値演算手段を有しており、ABSのc
/u400の車体速度検出手段から出力される車体速度
Vに基づいて時々刻々の車輪速度の下限側しきい値V01
及び上限しきい値V02を両しきい値演算手段によってそ
れぞれ算出するようになっている。まず、車輪速度V1
の信号をサンプリングし(ステップ300)、次いでブ
レーキスイッチ404からのブレーキ信号Bがオンかど
うかをチェックし(同302)、ノーの場合には終了し
(同304)、イエスの場合には、ABS信号Sがオン
であるかどうかをチェックし(同306)、ノーの場合
には終了し(同304)、イエスの場合には、ABSの
c/u400の車体速度検出手段からの車体速度Vをサ
ンプリングし(同308)、あらかじめ決定したそれぞ
れの計算式に基づいて、両しきい値演算手段により車輪
速度の下限側しきい値V01及び上限側しきい値V02を時
々刻々計算し(同310)、車輪速度V1があらかじめ
決定した最小車輪速度Vminよりも大きく(又は等し
く)、かつ下限値側しきい値V01よりも小さい(又は等
しい)かどうかをチェックし(同312)、イエスの場
合には変速制御装置から無段変速機にアップシフトを指
令する信号を出力(同314)した後、終了し、ノーの
場合には、車輪速度V1が上限側しきい値V02より大き
い(又は等しい)かどうかをチェックし(同316)、
イエスの場合には、変速制御装置から無段変速機にダウ
ンシフトを指令する信号を出力(同318)した後、終
了し、ノーの場合には、通常変速制御を行う(同32
0)。
2実施例においては、図4に示すように、ABSのコン
トロールユニット(c/u)400の車体速度検出手段
から無段変速機(CVT)のc/u402に車体速度V
の信号が出力されており、また、ABSの作動時には、
これのc/u400からCVTのc/u402にABS
作動信号Sが出力されるようになっており、さらに、ブ
レーキスイッチ(sw)404からのブレーキ信号Bが
CVTのc/u402に入力されるようになっている。
また、ABSの作動状態に応じてCVTのc/u402
からCVT406に変速指令信号Uが出力されるように
なっている。図示してないが、CVT406は、車輪速
度V1を検出するセンサ(車輪速度検出手段)を有して
いる。また、CVT406は、下限側しきい値演算手段
及び上限側しきい値演算手段を有しており、ABSのc
/u400の車体速度検出手段から出力される車体速度
Vに基づいて時々刻々の車輪速度の下限側しきい値V01
及び上限しきい値V02を両しきい値演算手段によってそ
れぞれ算出するようになっている。まず、車輪速度V1
の信号をサンプリングし(ステップ300)、次いでブ
レーキスイッチ404からのブレーキ信号Bがオンかど
うかをチェックし(同302)、ノーの場合には終了し
(同304)、イエスの場合には、ABS信号Sがオン
であるかどうかをチェックし(同306)、ノーの場合
には終了し(同304)、イエスの場合には、ABSの
c/u400の車体速度検出手段からの車体速度Vをサ
ンプリングし(同308)、あらかじめ決定したそれぞ
れの計算式に基づいて、両しきい値演算手段により車輪
速度の下限側しきい値V01及び上限側しきい値V02を時
々刻々計算し(同310)、車輪速度V1があらかじめ
決定した最小車輪速度Vminよりも大きく(又は等し
く)、かつ下限値側しきい値V01よりも小さい(又は等
しい)かどうかをチェックし(同312)、イエスの場
合には変速制御装置から無段変速機にアップシフトを指
令する信号を出力(同314)した後、終了し、ノーの
場合には、車輪速度V1が上限側しきい値V02より大き
い(又は等しい)かどうかをチェックし(同316)、
イエスの場合には、変速制御装置から無段変速機にダウ
ンシフトを指令する信号を出力(同318)した後、終
了し、ノーの場合には、通常変速制御を行う(同32
0)。
【0011】このような制御を繰り返し行うことによ
り、図5に示すような車体の減速が行われる。すなわ
ち、ブレーキスイッチ404からのブレーキ信号Bがオ
ンとされてABS作動信号がオンとなった場合(同図
(a))には、そのときの車体速度Vに基づいて車輪速
度の下限側しきい値V01及び上限側しきい値V02がそれ
ぞれ計算され(同図(c))、車輪速度V1が最小車輪
速度Vminまで減速する間、両しきい値範囲内から外れ
ないように変速制御される。すなわち、同図(d)に示
すように、最小車輪速度Vminに達するまでアップシフ
ト及びダウンシフトが繰り返され、低速段側にシフトさ
れた状態で、無段変速機による変速動作が終了すること
になる。
り、図5に示すような車体の減速が行われる。すなわ
ち、ブレーキスイッチ404からのブレーキ信号Bがオ
ンとされてABS作動信号がオンとなった場合(同図
(a))には、そのときの車体速度Vに基づいて車輪速
度の下限側しきい値V01及び上限側しきい値V02がそれ
ぞれ計算され(同図(c))、車輪速度V1が最小車輪
速度Vminまで減速する間、両しきい値範囲内から外れ
ないように変速制御される。すなわち、同図(d)に示
すように、最小車輪速度Vminに達するまでアップシフ
ト及びダウンシフトが繰り返され、低速段側にシフトさ
れた状態で、無段変速機による変速動作が終了すること
になる。
【0012】なお、上記第2実施例においては、車体速
度Vを測定するものとしたが、これは、車体速度Vを実
際に測定してもよく、他の測定値、たとえば車輪回転数
から計算によって求めるようにすることもできる。
度Vを測定するものとしたが、これは、車体速度Vを実
際に測定してもよく、他の測定値、たとえば車輪回転数
から計算によって求めるようにすることもできる。
【0013】
【補正の内容】第2実施例の場合には、加減速度のよう
な算出に時間のかかる計算を行う必要がなく、応答性の
優れた変速制御が期待できる。
な算出に時間のかかる計算を行う必要がなく、応答性の
優れた変速制御が期待できる。
【0014】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、ブレーキ力を増大させるようなことなく、従来より
も短い制動距離で車体を停止させることができる。ま
た、ABSの作動後に、停止状態から再発進させる際、
エンストを起こすようなことがない。
と、ブレーキ力を増大させるようなことなく、従来より
も短い制動距離で車体を停止させることができる。ま
た、ABSの作動後に、停止状態から再発進させる際、
エンストを起こすようなことがない。
【図1】本発明の第1実施例の制御フローを示す図であ
る。
る。
【図2】各信号の出力タイミングを説明する図である。
【図3】本発明の第2実施例の制御フローを示す図であ
る。
る。
【図4】ABS及び無段変速機の接続関係を示す図であ
る。
る。
【図5】車輪速度の制御状態を示す図である。
400 ABS(アンチスキッドブレーキ装置)コント
ロールユニット 402 CVTコントロールユニット(変速制御装置) 404 ブレーキスイッチ 406 CVT(無段変速機) B ブレーキ信号 S ABS作動信号 U 変速指令信号 V 車体速度 V1 車輪速度 V01 下限側しきい値 V02 上限側しきい値
ロールユニット 402 CVTコントロールユニット(変速制御装置) 404 ブレーキスイッチ 406 CVT(無段変速機) B ブレーキ信号 S ABS作動信号 U 変速指令信号 V 車体速度 V1 車輪速度 V01 下限側しきい値 V02 上限側しきい値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 9/00 F16H 59/00 - 63/48
Claims (2)
- 【請求項1】 アンチスキッドブレーキ装置付きの車両
に搭載される無段変速機の変速制御装置であって、 変速制御装置は、アンチスキッドブレーキ装置から増圧
信号が入力されている場合には、無段変速機に車両の減
速状態に対応したダウンシフトを行わせる一方、アンチ
スキッドブレーキ装置から減圧信号が入力されている場
合には、無段変速機に所定のアップシフトを行わせ、ア
ンチスキッドブレーキ装置から増圧及び減圧のいずれの
信号も入力されなくなった場合には、無段変速機にアン
チスキッドブレーキ作動時の上記変速動作を終了させる
とともに通常の変速動作に移行させるように構成された
変速制御手段を有することを特徴とする無段変速機の変
速制御装置。 - 【請求項2】 アンチスキッドブレーキ装置付きの車両
に搭載される無段変速機の変速制御装置において、車輪の速度を検出する車輪速度検出手段と、 車体の速度を検出する車体速度検出手段と、 あらかじめ決定したそれぞれの計算式及び車体の速度に
基づいて、車輪速度の下限側しきい値及び上限側しきい
値をそれぞれ算出するしきい値演算手段と、 アンチスキッドブレーキ装置のブレーキスイッチが作動
しているかどうかを判別する第1判別手段と、 アンチスキッドブレーキ装置が作動しているかどうかを
判別する第2判別手段と、 車輪速度が、あらかじめ決定した最小車輪速度よりも大
きいか又はこれと等しく、かつ上記しきい値演算手段に
よって算出された車輪速度の下限側しきい値よりも小さ
いか又はこれと等しいかどうかを判別する第3判別手段
と、 車輪速度が、上記しきい値演算手段によって求めた車輪
速度の上限側しきい値よりも大きいか又はこれと等しい
かどうかを判別する第4判別手段と、 を有しており、 第3判別手段による判別結果がイエスである場合には無
段変速機に所定のアップシフトを行わせる一方、第4判
別手段による判別結果がイエスである場合には 無段変速
機に所定のダウンシフトを行わせ、第3及び第4判別手
段による判別結果がいずれもノーである場合には無段変
速機に通常の変速動作を 行わせることを特徴とする無段
変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3416794A JP3050037B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 無段変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3416794A JP3050037B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 無段変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224913A JPH07224913A (ja) | 1995-08-22 |
JP3050037B2 true JP3050037B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=12406656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3416794A Expired - Fee Related JP3050037B2 (ja) | 1994-02-07 | 1994-02-07 | 無段変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050037B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6142854B2 (ja) * | 2014-08-20 | 2017-06-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両制御装置及び車両制御方法 |
JP6323612B2 (ja) | 2015-03-27 | 2018-05-16 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 無段変速機の制御装置および制御方法 |
US10400885B2 (en) | 2015-03-27 | 2019-09-03 | Aisin Aw Co., Ltd. | Control device and control method for continuously variable transmission |
JP6819545B2 (ja) * | 2017-11-07 | 2021-01-27 | 株式会社豊田自動織機 | 産業車両の変速制御装置 |
-
1994
- 1994-02-07 JP JP3416794A patent/JP3050037B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07224913A (ja) | 1995-08-22 |
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