JP3049421U - 浴衣セット陳列用包装袋 - Google Patents

浴衣セット陳列用包装袋

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JP3049421U
JP3049421U JP1997011074U JP1107497U JP3049421U JP 3049421 U JP3049421 U JP 3049421U JP 1997011074 U JP1997011074 U JP 1997011074U JP 1107497 U JP1107497 U JP 1107497U JP 3049421 U JP3049421 U JP 3049421U
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Japan
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pocket
bag
yukata
bag body
sheet
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Application number
JP1997011074U
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Inventor
小濃伸次
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株式会社紅屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純な構成で、しかも浴衣セットを整然と美
しく載置陳列し、さらに下駄の落下等も防止できる浴衣
セット陳列用包装袋を提供する。 【解決手段】 ハンガーに装着し、折り畳んだ浴衣6を
入れるための袋本体1と、袋本体の表側に設けられて帯
7と下駄8を入れるためのポケット22から成るもので
あって、袋本体およびポケットはともに透明シートから
なり、袋本体の上辺中央部にはハンガーの頭部3を突出
させることのできる口部2が設けられており、ポケット
22は袋本体の幅の1.1〜1.3倍の長さを有する上
辺と袋本体の幅に略等しい下辺とを有する逆台形状シー
トから成り、ポケットが袋本体の表側中央部に位置する
ように、逆台形状シートの側辺は袋本体の側辺に接合さ
れ、かつ逆台形状シートの下辺は袋本体の表側の透明シ
ートに接合されており、袋本体の表側のポケットの上方
には透明シートからなる蓋体23がポケットの入口を覆
うようにして接合されていることを特徴とする浴衣セッ
ト陳列用包装袋とする。また、この包装袋は間仕切り2
7を設けてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は浴衣を陳列するための包装袋に関し、さらに詳しくは、1セットの浴 衣、帯および下駄(以下適宜「浴衣セット」という。)を効果的に展示するため の包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、従来より、ハンガーに装着し、折り畳んだ浴衣6を入れる ための袋本体1と、袋本体1の表側に設けられた、帯7と下駄8を入れるための ポケット4、5からなる浴衣セット陳列用包装袋があった。この包装袋は、透明 シートから成り、袋本体1の上辺中央部にはハンガーの頭部3を突出させること のできる口部2が設けられており、また、袋本体1の表側の略中央部には下駄用 ポケット4と帯用ポケット5が別々に設けられていた。この包装袋は、浴衣セッ トを店頭等においてハンガーに掛けた状態で展示することができる。
【0003】 しかしながら、従来の包装袋は、上記のように下駄用ポケット4と帯用ポケッ ト5が別々に設けられていたため構成が複雑であった。 また、帯7は保持板9に固定して帯用ポケット5に入れられるため、その形状 は整え易いが、下駄8は保持板等に固定しないで下駄用ポケット4に入れるのが 一般的であるため、下駄用ポケット4は入口10が大きく垂れ下がってしまい、 従来の包装袋では特に下駄用ポケット周辺で型崩れを起こし易いことに加え、搬 送や展示中における下駄の落下等の原因となっていた。 さらに従来の包装袋は特に下駄用ポケット4の周辺に大きなシワ11が発生し た。これは、帯用ポケット5には帯を入れるのに十分な空間を形成するために逆 台形状シートが使用されていたが、下駄用ポケットに逆台形状シートを使用する と、下駄の重みで入口10がさらに垂れ下がってしまうからである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 そこで本考案は、従来の浴衣セット陳列用包装袋を改良することにより、単純 な構成で、しかも浴衣セットを整然と美しく載置陳列し、さらに下駄の落下等も 防止できる包装袋を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案者は検討を重ねた結果、ハンガーに装着し、折り畳んだ浴衣を入れる ための袋本体と、前記袋本体の表側に設けられた、帯と下駄を入れるためのポケ ットからなるものであって、前記袋本体および前記ポケットは共に透明シートか ら成り、前記袋本体の上辺中央部には前記ハンガーの頭部を突出させることので きる口部が設けられており、前記ポケットは前記袋本体の幅の1.1〜1.3倍 の長さを有する上辺と前記袋本体の幅に略等しい長さの下辺とを有する逆台形状 シートから成り、前記ポケットが前記袋本体の表側中央部に位置するように、前 記逆台形状シートの側辺は前記袋本体の側辺に接合され、かつ前記逆台形状シー トの下辺は前記袋本体の表側の透明シートに接合されており、前記袋本体表面の 前記ポケットの上方には、前記透明シートから成る蓋体が、前記ポケットの入口 を覆うようにして接合されていることを特徴とする浴衣セット陳列用包装袋とす ることにより上記課題は解決されることを見出した。
【0006】 次に実施例に従って、本考案をさらに詳細に説明する。 実施例1 図2は本考案によるポリ塩化ビニルシートから成る浴衣セット陳列用包装袋1 の上面図を示すものであり、図3はこの包装袋を分解したものの一部である。 この包装袋は、正面シート21のやや下寄りにポケット22が接合され、この ポケット22の入口に覆い被さるように蓋体23が接合されており、さらにこの 正面シートには、正面シートと略等しい寸法を有する裏面シートが接合されてい る。本実施例においては、包装袋の接合は熱プレスにより行った。 また、包装袋の上端中央部にはハンガーの頭部を突出させるための口部2が設 けられており、また包装袋の下端には、ハンガーに掛けた浴衣を入れるための下 部開口部31が設けられている。この口部2および下部開口部31は、当該箇所 に熱プレスを加えないことによって形成された。
【0007】 本考案においてポケット22は、正面シート21の幅方向の長さに略等しい長 さの下辺24と、下辺24の1.2倍の長さの上辺25とを有する逆台形状シー トからなり、この台形状シートの側辺26、26’を正面シート21の側辺に接 合し、さらにこの逆台形状シートの下辺24を正面シートに熱プレス接合して形 成されている。 また、このポケット22は、ポケットの側辺から水平方向に中央部が破断した 間仕切り27が設けられていて、上部領域28と下部領域29とに分割されてい る。そして下部領域には下駄8が入れられ、上部領域には保持板9に固定された 帯7が入れられるようになっている。また包装袋からの帯の取り出しを容易にす るため、上部領域に入れられた帯を固定する保持板9の上部縁端部は、ポケット の入口よりも上位に位置するように、設計されている。 このように逆台形状シート21を使用するとともに間仕切り27を設けたこと により、下部領域29にも下駄を入れるのに十分な空間が形成され、しかも下部 領域29のシート部分は上部領域28のシート部分からの張力が常に作用してい るために、下部領域29に下駄を入れても包装袋の形状が崩れることはない。
【0008】 なお、本考案は上記の実施例のように、ポリ塩化ビニル製シートのものに限定 されず、ポリエチレン、ポリエステル等の透明で可撓性のあるシートから構成さ れるものであれば如何なるシートから作製してもよい。さらに本考案のシートに は、浴衣セットの色褪せ防止のために従来周知の紫外線吸収剤を添加されていて もよい。尚、透明なシートには、半透明の和紙や淡い色を着色したシート等も含 まれるものとする。 また、上記実施例では包装袋は下部開口部31を設けて、下部開口部から浴衣 を入れることができる構成としたが、これに限られず、例えば、裏面シートにフ ャスナーを設けて、その開口部分から浴衣を入れる構成としてもよい。 さらに、本実施例では、透明可撓性シートを熱プレスにより接合したが、他の 手段、例えば接着、縫合等により接合したものであってもよい。
【0009】 また、ポケットを構成する逆台形状シートの上辺の寸法は上記実施例に限定さ れず、袋本体の幅の1.1〜1.3倍の範囲で任意に設計することができる。こ の範囲で設計することにより、上部領域と下部領域ともに帯と下駄を入れるため の十分な空間を形成することができる。 また、この逆台形状シートは、完全に数学的に台形状のものに限定されず、例 えば、側辺が若干湾曲しているものであっても本考案に含まれるものとする。
【0010】
【考案の効果】
本考案による浴衣セット陳列用包装袋では、従来別々に形成されていた下駄用 ポケットおよび帯用ポケットを、逆台形状シートを使用して一体的に形成し、さ らにポケット内に間仕切りを設けたことにより、下駄を入れるための下部領域に も十分は空間が形成されて下駄の収まりが良くなるとともに、下部領域のシート 部分はポケットの上部領域のシート部分からの張力が常に作用するため包装袋の 型崩れが防止される。また本考案の包装袋は、搬送や展示中における下駄の落下 等も有効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態における従来の浴衣セット陳列用包装
袋の正面図である。
【図2】使用状態における本考案の浴衣セット陳列用包
装袋の正面図である。
【図3】本考案の浴衣セット陳列用包装袋の一部分解図
である。
【符号の説明】
1 袋本体 2 口部 3 ハンガーの頭部 4 下駄用ポケット 5 帯用ポケット 6 浴衣 7 帯 8 下駄 9 保持板 10 下駄用ポケットの入口 11 シワ 21 正面シート 22 ポケット 23 蓋体 24 下辺 25 上辺 26、26’ 側辺 27 間仕切り 28 上部領域 29 下部領域 31 下部開口部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガーに装着し、折り畳んだ浴衣を入
    れるための袋本体と、前記袋本体の表側に設けられた、
    帯と下駄を入れるためのポケットからなるものであっ
    て、前記袋本体および前記ポケットは共に透明シートか
    ら成り、前記袋本体の上辺中央部には前記ハンガーの頭
    部を突出させることのできる口部が設けられており、前
    記ポケットは前記袋本体の幅の1.1〜1.3倍の長さ
    を有する上辺と前記袋本体の幅に略等しい長さの下辺と
    を有する逆台形状シートから成り、前記ポケットが前記
    袋本体の表側中央部に位置するように、前記逆台形状シ
    ートの側辺は前記袋本体の側辺に接合され、かつ前記逆
    台形状シートの下辺は前記袋本体の表側の透明シートに
    接合されており、前記袋本体表側の前記ポケットの上方
    には、前記透明シートから成る蓋体が、前記ポケットの
    入口を覆うようにして接合されていることを特徴とする
    浴衣セット陳列用包装袋。
  2. 【請求項2】 前記ポケット内には、前記ポケットの側
    辺から水平方向に中央部が破断した間仕切りが形成され
    て、下駄を入れる下部領域と保持板に固定された帯を入
    れる上部領域とに分割されていることを特徴とする請求
    項1に記載の浴衣セット陳列用包装袋。
  3. 【請求項3】 前記ポケットに入れられた前記帯を固定
    する前記保持板の上端部は、前記ポケットの入口よりも
    上位に位置することを特徴とする請求項2に記載の浴衣
    セット陳列用包装袋。
JP1997011074U 1997-12-01 1997-12-01 浴衣セット陳列用包装袋 Expired - Lifetime JP3049421U (ja)

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