JP2520890Y2 - 名札保持具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、IDカードやパーティー等の会合時に、自己
の氏名を表示するために衣服に付けて用いる名札保持具
に関するものである。

従来の技術 消去可能に表面処理した保持具の主体板に筆記した
り、或いは名刺を挾持板間に挾持させたするものがあ
る。

考案が解決しようとする課題 従来例中、主体板に筆記するものは筆記作業が煩雑
で、この煩雑さを解決するものとして名刺を挾持板間に
挾持させるものが考え出されたが、硬質合成樹脂製の挾
持板間に挾入しなければならないため挾入作業に手間が
かかり、また、挾入した名刺の取出し作業が煩雑であ
る。

本考案は名刺等の名札の取付け、取外しを容易に行え
る名札保持具を提供することを目的として案出したもの
である。

課題を解決するための手段 胸ポケット等の衣服部分に着脱自在に取付ける合成樹
脂製の主体シートに透明な軟質合成樹脂製の方形シート
を重ね合わせて構成し、しかも、上部および一方の側部
の上部側を開口した袋体で成り、該袋体の上部開口部に
前記方形シートを主体シートに係離自在に止着する止着
装置を設けた構成としたものである。

実施例 図面は本考案に係る名札保持具の一実施例を示し、１
は主体シートで、主体シート１は軟質合成樹脂シートで
成り、上部中央に衣服の適所に止着するための止具（図
示省略）取付け用の透孔２を開けて構成し、この主体シ
ート１に透明な軟質合成樹脂製の方形シート３を重ね合
わせて上部および一方の側部の上部側を開口４した袋体
で成り、該袋体の上部開口部4aに前記方形シート３を主
体シート１に係離自在に止着する止着装置５を設けたも
のである。

しかして、止着装置５を開放して、名札ａを挿入後、
再び止着装置５を閉じて用いるのである。

なお、実施例の止着装置５は、方形シート３の上部内
面に該上部の端縁３′に沿わせて１条の突条5aを設け、
この突条5aに対応するようにして主体シート１の内面に
２条の突条5b,5bを設け、突条5aが突条5b,5b間に挾入し
て方形シート３を主体シート１に係離自在に止着する構
造になっている。

止着装置は実施例のものに限定する必要がない。

考案の効果 本考案は前記の通りの構成であるから、方形シートの
素材を利用して開口部の開閉を容易に行うことができ、
従って、名札の取付け、取外し操作の容易な保持具を提
供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る名札保持具の一実施例を示し、第１
図は正面図、第２図は断面図である。 １…主体シート、３…方形シート、４…開口部、５…止
着装置

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】胸ポケット等の衣服部分に着脱自在に取付
   ける合成樹脂製の主体シートに透明な軟質合成樹脂製の
   方形シートを重ね合わせて構成し、しかも、上部および
   一方の側部の上部側を開口した袋体で成り、該袋体の上
   部開口部に前記方形シートを主体シートに係離自在に止
   着する止着装置を設けた名札保持具。