JP3246924U - 包装用箱 - Google Patents

Abstract

【課題】本考案は、物品が収容可能且つ写真等のカードが収納でき、自立させることで視覚的に楽しむことができる包装用箱を提供する。【解決手段】包装用箱は、正面板部、背面板部、右側面板部、左側面板部、底板部及びこれらにより囲まれた収容部からなる箱であって、正面板部が窓部および当該窓部を塞ぐように箱内側から貼付された透明フィルムを有し、さらに収容部に収納され窓部から視認可能なカード又はカード保持用台紙から構成される。【選択図】図１

Description

本考案は、菓子・文房具等の様々な物品が収容且つ包装可能であるとともに、写真等のカードが収納可能で視覚的に楽しむことができる自立式の包装用箱に関する。

従来、写真ケースとしては例えば特許文献１に記載のようなものがある。この写真ケースは、ケース本体の外面に写真収納部を有し、前記収納部に窓部が設けられていることで前記収納部の内部が視認可能である。

実用新案登録第３２２２８７３号

しかし特許文献１に開示された写真ケースは、単なるお守り袋に写真収納部を付加したものであり容器として使用できない。また写真サイズが限定され、写真ケースを自立させることができない。

本考案は、正面板部（２）、背面板部（３）、右側面板部（４）、左側面板部（５）、底板部（６）、頂部開口部（７）、およびこれらの板部に囲まれた内部空間である収容部（８）からなる箱であって、前記正面板部（１）は内部視認可能な窓部（９）および当該窓部（９）を塞ぐように箱内側から貼付された透明フィルム（１０）を有し、前記右側面板部（４）および前記左側面板部（５）は谷折り線（１１）をそれぞれ有し、前記頂部開口部（７）は四隅をそれぞれ内側に折り込んで形成した肩部（１２）を有することを特徴とする包装用箱である。

本考案はまた、前記頂部開口部（７）より前記収容部（８）に出し入れ可能であり、且つ、前記窓部（９）に箱内側より当接するカード（１３）又はカード保持用台紙（１４）を有することを特徴とする包装用箱である。

本考案はさらに、前記カード保持用台紙（１４）が、その対角線上において少なくとも１対の離隔したカード角部保持手段（１５）を有することを特徴とする包装用箱である。

本考案はさらにまた、前記正面板部（２）が前記頂部開口部（７）の覆い手段（１７）を有することを特徴とする包装用箱である。

上述のように、本考案の包装用箱は、様々な物品の収容及び包装用箱として使用できるとともに、異なるサイズの写真やカード等が収納でき、自立させて視覚的に楽しむことができる。

本考案に係る包装用箱の斜視図である。 本考案に係る包装用箱の頂部開口部を開口した状態を示す正面斜視図である。 本考案に係る包装用箱の背面斜視図である。 本考案に係る包装用箱の右側面図である。 本考案に係る包装用箱の左側面図である。 本考案に係る包装用箱の底面斜視図である。 本考案に係る包装用箱の正面図である。 図７におけるＡ－Ａ線における断面図及びその拡大図である。 本考案に係る包装用箱が内包するカード保持用台紙の正面図である。 図９に示すカード保持用台紙が、カードを保持した状態を示す図である。 図９に示すカード保持用台紙が、図１０に示すカードよりも大きいサイズのカードを保持した状態を示す図である。

以下、本考案を実施するための形態について、図面を用いて具体的に説明する。
なお、これらの実施例は、あくまでも説明のために便宜的に示す例に過ぎず、本考案はいかなる意味でもこれらの実施例に限定されるものではない。

本考案の包装用箱（１）は、紙等の平面素材を切断、折り曲げ、糊付けして成形される。なお、この包装用箱（１）の素材は紙に限定されず、例えば、プラスチック板、木板、アルミニウム板等、箱として自立し物品が落ちないように構成することができれば、任意の素材を採用することができる。また、箱を形成する素材は１つに限定されず、複数の素材を採用することができる。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図１は、本考案に係る包装用箱（１）の斜視図である。包装用箱（１）は、正面板部（２）の側を前方、背面板部（３）の側を後方、正面板部（２）に向かって右方を右側面板部（４）、左方を左側面板部（５）とし、これら４つの板部によって胴部が形成されており、これら４つの板部のそれぞれの下辺に接している底板部（６）により、底が形成されている。

図１に示すように、正面板部（２）は、略四角形の形状をしている。なお、正面板部（２）の形状はこれに限定されず、例えば正方形、長方形、台形、三角形等、箱として物品が収容可能で且つ開口部を有していれば、任意の形状を採用することができ、箱を手提げ袋のように持つことができる持ち手等のパーツを有していてもよい。

図１に示すように、正面板部（２）は、窓部（９）および窓部（９）を塞ぐように箱内側から貼付された透明フィルム（１０）を有していることで、収容した物品を外から視認することが可能である。なお、窓部（９）の形状は問わず、例えば円形、楕円形、菱形、ハート形、星形等、内部が視認可能であれば、任意の形状を採用することができる。また、透明フィルム（１０）の材質や色は限定されず、内部が視認可能であれば、任意のものを採用することができる。

図２は、本考案に係る包装用箱（１）の頂部開口部を開口した状態を示す正面斜視図である。図２に示すように、この包装用箱（１）は、正面板部（２）、背面板部（３）、右側面板部（４）、左側面板部（５）、底板部（６）、頂部開口部 （７）に囲まれた内部空間である収容部（８）を有し、頂部開口部（７）から収容部（８）に物品の出し入れが可能である。なお、物品は菓子、文房具、アクセサリー等、箱に収まる大きさのものであれば、任意の物品を採用することができる。

図２に示すように、正面板部（２）は、頂部開口部（７）に覆い手段（１６）を有していることで頂部開口部（７）を開閉可能にしている。なお、頂部開口部（７）の覆い手段（１６）の形状や頂部開口部（７）を開閉するための構造は特に限定されず、例えば図２に示すように、正面板部（２）の有する覆い手段（１６）である舌片を、背面板部（３）のに形成した切り込みに差し込んで頂部を閉口する方法が挙げられる。または、正面板部（２）と背面板部（３）とを直接に若しくは正面板部（２）の覆い手段（１６）である舌片と背面板部（３）とを面ファスナーで留める方法、クリップで保持する方法、粘着部を設ける方法、ボタンで留める方法、結束紐で縛る方法等、任意の構成や構造とすることができる。また、覆い手段（１６）を有する箇所は限定されず、箱の開閉が可能であれば、任意の箇所に有することができる。

図３は、本考案に係る包装用箱の背面斜視図である。正面斜視図を示す図２及び図３に示すように、頂部開口部（７）の上部四隅は内側に谷折り線を付けて折り込まれることで肩部（１２）を形成している。

図２、図３に示すように、背面板部（３）は、正面板部（２）と同じ幅寸法を有している。なお、背面板部（３）の形状や大きさはこれに限定されず、例えば正方形、長方形等、箱として物品が収容可能であれば、任意の形状を採用することができる。

図４は、本考案に係る包装用箱の右側面図である。図４及び正面斜視図を示す図２に示すように、右側面板部（４）は、上部から中央縦方向および右側面板部（４）の下辺の左右端に延びる谷折り部（１１）を有する。

図５は、本考案に係る包装用箱の左側面図である。図５及び背面斜視図を示す図３に示すように、左側面板部（５）は、上部から中央縦方向および左側面板部（５）の下辺の左右端に延びる谷折り部（１１）を有する。

図６は、本考案に係る包装用箱の底面斜視図である。図６に示すように、底板部（６）は、正面板部（２）の下辺、背面板部（３）の下辺、右側面板部（４）の下辺、左側面板部（５）の下辺と同じ幅寸法により構成される略四角形である。なお、底板部（６）の形状はこれに限定されず、例えば正方形、長方形、台形等、箱として物品が落ちないように構成することができれば、任意の形状を採用することができる。

図６に示すように、底板部（６）は、複数の片を貼り合わせることで板を形成している。なお、底板部（６）の構成はこれに限定されず、例えば１枚の板等、箱として物品が落ちないようにすることができれば、任意の構成を採用することができる。

図７は、本考案に係る包装用箱（１）の正面図であり、図８は図７におけるＡ－Ａ線における水平断面図及びその拡大図である。図８に示すように、包装用箱（１）は、カード（１３）又はカード保持用台紙（１４）を箱内部に有しており、カード（１３）又はカード保持用台紙（１４）の左右辺が包装用箱（１）の左右の谷折り部（１１）に当接していることで、カード（１３）又はカード保持用台紙（１４）が箱内部で窓部（９）および透明フィルム（１０）側に押し付けられるようにして保持される。なお、ここで表記する「カード」とは、人物やキャラクターの写真や、キャラクターが描かれたブロマイド等、カードの形状をした任意の物品であれば、種類を問わず採用することができる。

カード（１３）又はカード保持用台紙（１４）のサイズや形状は問わず、例えばＬ判サイズの長方形、丸型、楕円形、三角形、ハート形、人物を模った形など、箱に収容可能であれば、任意のサイズや形状を採用することができる。

図９は、本考案に係る包装用箱（１）が内包するカード保持用台紙（１４）の正面図である。図１０は、図９に示すカード保持用台紙が、カードを保持した状態を示す図である。図１１は、図９に示すカード保持用台紙が、図１０に示すカードよりも大きいサイズのカードを保持した状態を示す図である。図９、図１０に示すように、カード保持用台紙（１４）は、対角線上に少なくとも１対のカード角部保持手段（１５）を有していることで、カード（１３）よりも小さいサイズのカード（１３’）を保持することができる。また、図１１に示すように、カード角部保持手段（１５）の他に、カード角部保持手段（１５）と対角線上における距離が異なるカード角部保持手段（１５’）を有することで、カード（１３’）とサイズの異なるカード（１３’’）を保持することができる。

包装用箱（１）は、一例として飴を収容することを想定しているが、用途はこれに限定されず、例えば菓子であればグミ、ラムネ、チョコレート、クッキー等を収容してもよい。食品の包装だけでなく、アクセサリーや文房具等の小物入れとして使用してもよく、箱に収容できる大きさのものであれば、任意の物品を収容して使用することができる。

１ 包装用箱
２ 正面板部
３ 背面板部
４ 右側面板部
５ 左側面板部
６ 底板部
７ 頂部開口部
８ 収容部
９ 窓部
１０ 透明フィルム
１１ 左右側面板部の谷折り線
１２ 肩部
１３、１３’、１３’’ カード
１４ カード保持用台紙
１５ カード角部保持手段
１５’ カード角部保持手段
１６ 覆い手段

Claims (4)

1. 正面板部（２）、背面板部（３）、右側面板部（４）、左側面板部（５）、底板部（６）、頂部開口部（７）、およびこれらの板部に囲まれた内部空間である収容部（８）からなる箱であって、前記正面板部（２）は内部視認可能な窓部（９）および当該窓部（９）を塞ぐように箱内側から貼付された透明フィルム（１０）を有し、前記右側面板部（４）および前記左側面板部（５）は谷折り線（１１）をそれぞれ有し、前記頂部開口部（７）は四隅をそれぞれ内側に折り込んで形成した肩部（１２）を有することを特徴とする包装用箱。
2. さらに、前記頂部開口部（７）より前記収容部（８）に出し入れ可能であり、且つ、前記窓部（９）に箱内側より当接するカード（１３）又はカード保持用台紙（１４）を有することを特徴とする、請求項１に記載の包装用箱。
3. さらに、前記カード保持用台紙（１４）は、その対角線上において少なくとも１対の離隔したカード角部保持手段（１５）を有することを特徴とする、請求項２に記載の包装用箱。
4. さらに、前記正面板部（２）が前記頂部開口部（７）の覆い手段（１６）を有することを特徴とする、請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の包装用箱。

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