JP3047716B2 - 半導体装置用リードフレーム - Google Patents
半導体装置用リードフレームInfo
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- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
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- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Description
る半導体装置用リードフレームに係り、特にダムバーを
改善したものに関する。
IC等の半導体装置用リードフレーム1は、リード3や
ダイパッド7を有し、ダムバー2はこれらと一体構造で
あり、同一材料で構成される。ダムバー2は、図3に示
すように半導体チップ4を搭載した後、樹脂封止を行う
際に金型内の封止樹脂5が、リード3間から流れ出さな
いように塞ぎ止める機能を有する。樹脂封止を行った
後、リード3を独立させるためにこのダムバー2は切り
離されなければならない。
系IC用リードフレームを始めとして半導体装置用リー
ドフレームのリード数が多くなり、ピッチは0.3mm程
度と微細化している。図4に示すようにダムバー2は、
金型により打ち抜き除去されるのが一般的であるが、上
記微細化にともなって打ち抜きパンチ6も0.2mm程度
と細くなり、かつ刃数が多くなって来た。したがって打
ち抜き後にリード3の曲がり、ねじれ等の変形を生じた
り、パンチ6の折れやパンチを受けるダイとのかじりに
よる抜き不良の発生等の問題が大きくクロズーアップさ
れている。
ンテナンスに要する煩雑な作業、あるいはこれに要する
費用が大きくなり、この負担増加がリードフレームのコ
ストアップの大きな問題となっている。
るために、可溶性耐熱性樹脂(ポリカーボネート、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリスルホンなど)や絶縁樹脂
を塗布する等によってダムバーを形成し、樹脂封止後、
ダムバーを溶かして容易に除去できるようにしたり、あ
るいはそのまま残存させたりすることが提案されている
(例えば、特開平4−91464号公報、特開平4−1
39868号公報など)。
従来技術には次のような欠点があった。樹脂を塗布して
ダムバーを形成した後、樹脂封止時の漏れを有効に防止
するためには、リードフレームを包囲するキャビティと
の間に隙間があるとまずいので、図5に示すように、リ
ード3表面に残っている樹脂2a(点線で示す部分)を
除去する必要がある。そのために、塗布部の樹脂をモー
ルド温度よりも高い温度で整形して、リード3間に樹脂
2aを押込める工程が必要となる。
脂と呼ばれる樹脂は粘性が高いため、樹脂整形時リード
に力が加わり、リード変形が避けられず、良好なダムバ
ーを安定して形成することが出来なかった。特に、この
ような変形は多ピン化・微細化したリードフレームにあ
っては、致命的になりかねない。
のない熱硬化性樹脂を用いることが考えられる。しか
し、熱硬化性樹脂は、一般に硬化材などに不純物を包含
しやすく電気絶縁性の低下の原因となったり、マイグレ
ーションによる短絡事故の発生の原因となる。また、硬
化のためのキュアに時間を要する上、キュア時に発生す
るアウトガスによるワイヤボンディング性の低下などの
問題があり、実用上問題がある。
を解消し、リードに歪みや変形を生じることがなく、製
造上、品質上問題のないダムバーを有する半導体装置用
リードフレームを提供することにある。
ードフレームは、モールド時に封止樹脂が流出しないよ
うにリード間にダムバーを有する半導体装置用リードフ
レームにおいて、上記ダムバーが、モールド温度におい
ては10 7 dyn/cm 2 以上の動的弾性率を有し、かつ
モールド温度より高い220℃〜250℃の温度領域で
は10 6 ポアズ以下の低い粘度を有する熱可塑性ポリエ
ーテルアミドイミドから成るものである。
て高い動的弾性率を有し、かつモールド温度より高い温
度領域では低い粘度を有する。したがって、熱可塑性樹
脂を用いると、モールド温度よりも高い温度で行われる
塗布部整形時、粘性が低いため、リードに加わる力を最
小限に抑えることができ、その結果、リード変形を有効
に防止でき、良好なダムバーを安定して形成することが
出来る。また、不純物の包含量が少ないので電気絶縁性
の低下がなく、マイグレーションによる短絡事故もなく
なる。また、熱可塑性であることから硬化のためのキュ
アを要さず、したがってキュア時に発生するアウトガス
によるワイヤボンディング性の低下もない。
の実施例を説明する。リードフレームの図面は従来のも
のと共通する点が多いので、既に説明した従来図を利用
している。リードフレーム1は、ダムバー2がダイパッ
ド7やリー3ドと一体に形成されていない点を除いて、
従来の一体型のものと変らない。本実施例にあっては、
ダムバー2は熱可塑性樹脂で構成され、リードフレーム
1にストライプ状に塗布することで形成される。この熱
可塑性樹脂は、塗布を安定にしてダムバーを精度よく形
成するために、モールド温度においては大きな動的弾性
率を有する。また、塗布後モールド温度よりも高い温度
で整形するために、モールド温度より高い温度領域では
低い粘度を有する特性のものを使用する。このような特
性をもつ熱可塑性樹脂として、ポリイミド、ポリエーテ
ルアミドまたはポリエーテルアミドイミドを挙げること
ができる。
させるために乾燥させるが、単に乾燥させただけでは、
リード3間の隙間以外にリード表面に余分な絶縁樹脂2
aが塗布されたままとなる。このままではリード表面の
絶縁樹脂が邪魔をして、後に行われる樹脂封止時、キャ
ビティとリード間とに隙間を形成するため、樹脂封止を
行うと封止材が外部に漏れて流出してしまい、ダムバー
の樹脂流出防止機能が発揮できなくなる。
よりリード塗布部にプレス圧を加えて、リード表面上の
余分な絶縁樹脂をリード3間に押し込め、リード表面と
絶縁樹脂とが面一となるようにし、リード表面には絶縁
樹脂が残らないようにする(図5参照)。
がリードに加わるとリードが変形する虞が生じる。この
虞をなくすために、熱可塑性樹脂が流動しやすい、乾燥
時よりも高い成形温度で加工整形する。
のを有効に防止でき、リード変形のない良好なダムバー
を安定して形成することが出来る。このようにして形成
した熱可塑性樹脂製ダムバーは、樹脂封止後に溶解除去
したり、あるいは残したりする。
る。ダムバーの厚さはリードフレームと同じ0.15m
m、ダムバー幅は0.5mmである。使用した熱可塑性樹
脂はポリエーテルアミドイミドである。このガラス転移
温度Tgは、図1に示すように195℃付近である。T
g以下の温度では1010dyn/cm2 以上の動的弾性率を持
ち、220℃以上では軟化し105 ポアズ以下の粘度を
有する。
ムバーとなる部分にディスペンサにより上記ポリエーテ
ルアミドイミドをワニス状にして滴下しダムバーを形成
する。次に、200℃前後の温度で乾燥した後、約25
0℃のホットプレートで上下から塗布部を加圧し、リー
ド間に樹脂を押し込める。この時、ホットプレートによ
る整形時に力がリードに加わってリードが変形するのを
回避するには、樹脂が流動しやすい約250℃の成形温
度で行うことが重要である。
ーをモールド温度においては10 7 dyn/cm 2 以上の
動的弾性率を有し、かつモールド温度より高い220℃
〜250℃の温度領域では10 6 ポアズ以下の低い粘度
を有する熱可塑性ポリエーテルアミドイミドから構成し
たので、リードに歪みや変形を生じることがなく、安価
で良好なダムバーを安定して形成することが出来る。
ーを構成する熱可塑性樹脂の実施例による弾性率温度特
性図。
Claims (1)
- 【請求項1】モールド時に封止樹脂が流出しないように
リード間にダムバーを有する半導体装置用リードフレー
ムにおいて、 上記ダムバーが、モールド温度においては10 7 dyn
/cm 2 以上の動的弾性率を有し、かつモールド温度より
高い220℃〜250℃の温度領域では10 6 ポアズ以
下の低い粘度を有する熱可塑性ポリエーテルアミドイミ
ドから成ることを特徴とする半導体装置用リードフレー
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30504193A JP3047716B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 半導体装置用リードフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30504193A JP3047716B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 半導体装置用リードフレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161916A JPH07161916A (ja) | 1995-06-23 |
JP3047716B2 true JP3047716B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=17940397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30504193A Expired - Fee Related JP3047716B2 (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 半導体装置用リードフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047716B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002343816A (ja) * | 2001-05-18 | 2002-11-29 | Lintec Corp | 樹脂タイバー形成用テープ、樹脂タイバー、樹脂タイバー付リードフレーム、樹脂封止型半導体装置およびその製造方法 |
KR101020832B1 (ko) * | 2008-03-17 | 2011-03-09 | 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 | 반도체 패키지 쏘잉 방법 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP30504193A patent/JP3047716B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07161916A (ja) | 1995-06-23 |
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