JP3046305U - 積み重ね式鍋 - Google Patents

積み重ね式鍋

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JP3046305U
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政雄 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の積み重ね式鍋は、同径の複数の鍋や、
台となる鍋より大きな径の鍋を積み重ねることが出来な
かったが、台となる鍋と積み重ねる鍋の径の大小に関わ
りなく、任意に積み重ね可能であり、それらの制約から
開放され自由な発想に基づきデザインできる積み重ね式
鍋を提供することを目的としている。 【解決手段】 請求項1の積み重ね式鍋は、本体と蓋と
を備えた鍋であって、本体と蓋とを備えた鍋であって、
複数個の鍋を積み重ね可能とするため、上方向に向って
突出した摘みを上端部に設け、その摘みの上端部に第一
の凹部を設けた蓋と、その蓋の第一の凹部に挿脱可能な
突起を下端部に設けた本体と、を備え、前記本体に装着
した蓋上に他の本体を積み重ねる際、蓋の第一の凹部に
他の本体の突起を嵌め込むことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、蓋と本体とを備えた複数の鍋を積み重ねるための積み重ね式鍋に関 し、更に詳しくは、蓋の上端部に設けた摘みに第一の凹部を設け、その摘みに外 装可能な第三の凹部を本体の下端部に設け、その第三の凹部内に、前記第一の凹 部に嵌め込む突起を設けることにより複数の鍋を積み重ね可能とすることに特徴 のある積み重ね式鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図9,10に示すような積み重ね式鍋があった。 しかしながら、この蓋aと本体bを備えた積み重ね式鍋は、蓋aの上端部に凹 部a1を設け(当然、蓋aの上端部に設けた摘みa2は、凹部a1の底部より突 出していてはならない)、その凹部a1に他の本体bの底部に突出した突出部b 1を嵌め込むことにより複数の鍋を積み重ね可能としていた。 従って、上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、台となる鍋を平面に安定 状態で置くためには、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする 必要があり、又、台となる鍋の蓋に設けた凹部(当然、鍋蓋の径より小さい)よ り小さな径の本体でないと積み重ねることが出来ないと言う制約から、上に積み 重ねる鍋は、台となる下の鍋より径が小さくなければならなかった。 そこで、出願人は、種々研究した結果、平成9年4月21日付を以て、台とな る鍋と積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意の順序で積み重ね可能な積み 重ね式鍋を特許出願した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、平面に鍋を安定状態で置くために は、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする必要があり、又、 台となる鍋の蓋に設けた凹部(当然、鍋蓋の径より小さい)より小さな径の本体 でないと積み重ねることが出来ないという制約があった。従って、上に積み重ね る鍋の径は、台となる下の鍋の径より小さくなければならない。 即ち、同径の複数の鍋(図6、図11参照)や、台となる鍋より大きな径の鍋 (図7、図8参照)を積み重ねることが出来なかった。こうした制約が、積み重 ね式鍋のデザイン上の大きな制約となっていた。 出願人は、上記従来例を更に研究した結果、鍋の摘みに凹部を設け、本体の下 端部に凹部を設け、その本体の凹部に摘みの凹部に嵌まる突起を形成し、台とな る鍋蓋の摘みの凹部に他の本体の凹部に設けた突起を嵌め込むことにより、台と なる鍋と積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意に積み重ね可能とすること により、デザイン上の制約から開放し自由なデザインが可能な上に、蓋の摘みと 本体の凹部を、摘みに設けた凹部と本体の凹部に設けた突起を互いに嵌め込むこ とにより蓋と本体を二重に係止し安定した状態で複数の鍋を積み重ねられる積み 重ね式鍋を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本考案は、以下に列記する通りの積み重ね式鍋 である。 本考案のうちの請求項1記載の考案に係る積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備え た鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、上方向に向って突出した摘みを上端部 に設け、その摘みの上端部に第一の凹部を設けた蓋と、その蓋の第一の凹部に挿 脱可能な突起を下端部に設けた本体と、を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ねる際、蓋の第一の凹部に他の本 体の突起を嵌め込むことを特徴とする。
【0005】 本考案のうちの請求項2記載の考案に係る積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備え た鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた第二の凹部の底部 に上方向に向って突出した摘みを設けた蓋と、その蓋の摘みに設けた第一の凹部 と、その蓋の摘みに外装される第三の凹部を下端部に設けた本体と、その本体の 第三の凹部内に、摘みの第一の凹部に挿脱可能に設けた突起と、を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ねる際、蓋の摘みに他の本体の第 三の凹部を外装すると共に、蓋の第一の凹部に他の本体の第三の凹部内の突起を 嵌め込むことを特徴とする。
【0006】 本考案のうちの請求項3記載の考案に係る積み重ね式鍋は、請求項1又は請求 項2記載の積み重ね式鍋において、 第一の凹部が、錐形或は錐形の台形の第一の凹部であり、突起が、第一の凹部 に挿脱可能な錐形或は錐形の台形の突起であることを特徴とする。
【0007】 以上のような構成の本考案の積み重ね式鍋は、台としての鍋を略水平な平面上 に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みに本体の下端部に設けた第三の凹部を 嵌め込むと共に、摘みの第一凹部に本体の第三の凹部内の突起を挿入或は挿め込 むことにより解決したので、台となる鍋の蓋に載置する鍋の本体が二重に係止さ れるから、当然のことながら、従来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ね ることが出来ると共に、複数の同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、従来以 上に、小径の鍋の上に大径の鍋をより安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に 積み重ねることも出来る積み重ね式鍋が得られた。
【0008】
【考案の実施の形態】
「実施の形態1」 以下、本考案に係る積み重ね式鍋の実施の形態を図示例と共に説明する。 図1は、本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の鍋を順次積み重ねた状 態を示す分解縦断面図(把手省略)、図2(a)は、本考案に係る積み重ね式鍋 の蓋を示す斜視図、図2(b)は、本考案に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した 状態を示す斜視図(把手省略)である。
【0009】 図1、図2に基づき説明する。本考案の積み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを備 えた鍋3であって、複数個の鍋3,3を積み重ね可能とするため、夫々の蓋2, 2の上端部に上端面から上方向に向って摘み2a,2aが突設して夫々設けられ ている。 その摘み2a,2aの上端には、第一の凹部2b,2b(盤状の穴)が夫々設 けられている。この第一の凹部2bの形状は、錐形の第一の凹部2c(図示せず )或は錐形の台形の第一の凹部2dであることが望ましい。 その複数個の鍋3,3を安定状態で積み重ねるため、夫々の本体1,1の下端 部に軸芯を中心とする第三の凹部1a,1a(軸芯でなくとも良い。又、円形に 拘るものではなく、楕円形や多角形などであっても良いが、後述のように、錐形 であることが望ましい)が夫々設けられている。 それらの摘み2a,2aは、他の本体1,1の第三の凹部1a,1aに緩嵌合 、嵌合或は嵌め込み可能に形成してある。 その第三の凹部1a,1a内には、前記台となる他の本体1に装着された蓋2 の第一の凹部2b,2bに嵌合、遊嵌合、嵌まり合う、或は、挿入できる突起1 b(盤状の突起)が設けてある。前記第一の凹部2bの形状が錐形或は錐形の台 形であるときは、この突起1bの形状も亦、その第一の凹部2bに嵌合、遊嵌合 、嵌まり合う、或は、挿入できる錐形突起1c或は錐形の台形突起1dとする。 尚、摘み2aが蓋2の軸芯上にではなく、偏芯した位置に設けられているとき は、第三の凹部も又本体1の下端部の偏芯した位置であって、その摘み2aに外 装できる位置に、外装できる形状で設けられる。 又、摘み2aとは別途に、突状の突起2aを設けることもでき、そのとき、第 三の凹部1aは、摘みと突起2aの両者を内包できる形状とするなど、複数の鍋 3,3を積み重ねる際に邪魔にならないようにしておく必要がある。 以上のような構成を備えた複数の鍋3,3の中から台となる鍋3を平面に置き 、その鍋3の蓋2の摘み2aに、他の本体1の第三の凹部1aを順次緩嵌合、嵌 合或は嵌め込むと共に、蓋2の摘み2a,2aに設けた第一の凹部2bに、本体 1の第三の凹部1a,1a内に設けた突起1bを順次緩嵌合、嵌合或は嵌め込み 積み重ねると、複数の鍋3,3は二重に係止され、トーテム・ポールのごとく垂 直に安定した状態で簡単に積み重ねることが出来る積み重ね式鍋が得られる。 又、複数の鍋3,3の蓋2,2に設けられた摘み2a,2aと、本体1,1の 下端部に設けられた第三の凹部1a,1aの形状、位置、大きさを統一し、更に 、摘み2a,2aの第一の凹部2bと第三の凹部1a,1a内の突起1bの形状 、位置、大きさを統一すると、それらの係止部材の互換性が増し、積み重ねる鍋 3,3の順序は、それらの鍋3,3の径の大小に関わりなく、任意の順序で自由 に積み重ねることが出来、鍋3,3の径の大小によるデザイン上の制約から開放 され、自由にデザインできるようになった。 それらの係止部材の統一の結果、金型や治工具の数が削減され、金型や治工具 の制作コスト削減をもたらすと共に、金型や治工具の交換コストの削除ともなり 、製造コストの削減となった。
【0010】 「実施の形態2」 図3は、本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の順に積み重ねた状態を 示す分解縦断面図(把手省略)、図4は、本考案に係る積み重ね式鍋の本体を倒 立した状態を示す斜視図(把手省略)である。
【0011】 図3,4に示す本考案の異なる実施の形態を説明する。尚、本実施の形態以下 の説明に当たって、本考案の記載済み実施の形態と同一構成部分には、同一符号 を付して重複する説明は省略する。 前記本考案の実施の形態1と主に異なる点は、実施の形態1と同様に摘み2a に第一の凹部2bを設け、第三の凹部1a,1a内に突起1bが設けると共に、 摘み2aの外周に筋条突起の一形態としての環状突起5を設け(このとき、蓋2 の軸芯を中心に円錐台形の穴5a(第二の凹部)を形成し、その穴底上に摘み2 aを取付けてある)、本体1の下端部に前記環状突起5と互いに嵌まり合う形状 の環状溝6を形成したことである。 以上のような構成を有しているから、実施の形態1の場合のように、台として の鍋3の蓋2の環状突起5に、他の本体1の環状溝6を嵌め込むとと共に、摘み 2aに設けた第一の凹部2bに、第三の凹部1a.1a内に設けた突起1bを嵌 め込むと、実施の形態1と同様の作用効果のある積み重ね式鍋が得られる。 尚、環状突起5と環状溝6の形状は、図示したものに限らず、1或いは複数の 放射状の突起と溝にするなど、他の形状であっても良い。
【0012】 「実施の形態3」 図5は、本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示 す分解縦断面図(把手省略)である。
【0013】 図5に示す本発明の異なる実施の形態を説明する。前記本発明の実施の形態1 と主に異なる点は、第三の凹部1a及び第三の凹部1aの外周の環状溝6の代わ りに、本体1の底部に、中空の球体或は楕円球体(錐体形、矩形などであっても 良く、その形状に拘るものではない)の外郭を内側から見たときの一部からなる 凹部7(所謂ドーム型)を形成し、そのドーム型凹部7内に前記第一の凹部2b に嵌合、遊嵌合、嵌まり合う、或は、挿入可能な突起8を設けたたことである。 このような構成を有する複数の鍋3を積み重ねたとき、摘み2aとドーム型凹 部7の上端部が軽く当接し、或は、摘み2aとドーム型凹部7の上端部の間に隙 間が出来るように形成することが必要であり、摘み2aとドーム型凹部7が強く 当接すると、積み重ねた上の鍋3が揺動することになり、望ましくない。 以上のような構成を有しているから、実施の形態1の場合のように、台として の鍋3の蓋2の摘み2aの第一の凹部2bに、他の本体1のドーム型凹部7内に 設けた突起8を嵌め込むと、実施の形態1と同様の作用効果のある積み重ね式鍋 が得られる。 又、本体1の下端部に設けたドーム型凹部7は、本体1の内面になだらかな突 出部を形成することになり、お玉などにより内部の調理物を攪拌するとき、その 突出部に引っ掛からずスムースに攪拌できると共に、本体1を洗浄するとき、突 出部近傍に調理物の残滓がこびり付くこともなく、大変洗浄し易い。
【0014】 上記説明の実施の形態1〜3の説明で理解できるように、上記構成を夫々有す る鍋3の第一の凹部2bと第三の凹部1aは、常に鍋の径より小さいから、図6 に示すように、同一径の複数の鍋3,3を積み重ねることが出来る。又、図7に 示すように、小径の鍋3の上に大径の鍋3をも積み重ねることが出来る。更に、 図8に示すように、小径の鍋3の上に中径の鍋3を、中径の鍋3の上に大径の鍋 3を順次積み重ねることが出来る。
【0015】 以上のような構成の本考案の積み重ね式鍋は、台としての鍋を略水平な平面上 に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みに、本体の下端部に設けた第三の凹部 或はドーム型凹部を外装或は嵌め込むと共に、摘みに設けた第一の凹部に、第三 の凹部或はドーム型凹部内に設けた突起を嵌め込むことにより解決したので、当 然のことながら、従来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねることが出来 ると共に、複数の鍋の摘みや第一〜第三の凹部、突起などの係止部材を統一する ことにより、複数の同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、小径の鍋の上に大 径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に積み重ねることが出来る積み 重ね式鍋が得られた。 その結果として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方が小さくなければ ならない」という従来の積み重ね式鍋の構造上の制約から開放され、鍋の径の大 小を無視し、自由な発想により自由にデザインできるという効果が生じた。
【0016】
【実施例】
以下のような条件で試作した結果、極めて使い勝手の優れた積み重ね式鍋が得 られた。 一般の鍋同様、本体と蓋は、18−8ステンレススチール(他の配合のステン レススチールや鉄、銅、アルミニューム、ホウローその他の素材であっても良い )、摘みは、耐熱性の合成樹脂で作製した。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る積み重ね式鍋は、以上のような構成を備えているので、台として の鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みに、本体の下端 部に設けた第三の凹部或はドーム型凹部を係止或は装着若しくは嵌め込むと共に 、摘みに設けた凹部に、第三の凹部或はドーム型凹部内に設けた突起を嵌め込む ことにより解決したから、従来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねるこ とが出来る積み重ね式鍋が得られた。 又、複数の鍋の摘みや凹部などの係止部の位置、形状を統一することにより、 小径の鍋の上に大径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に積み重ねる ことが出来る積み重ね式鍋が得られ、鍋の径の大小に関わらず、任意の順序で積 み重ねることが出来るようになった。 更に、係止部の位置、形状を統一することにより、積み重ね式鍋の製造時の金 型や治工具の点数が削減されると共に、金型や治工具の交換コストが低減された 結果、積み重ね式鍋の製造コストが低減できた。 そして、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方が小さくなければならない 」という従来の積み重ね式鍋の構造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視 し、自由な発想により自由にデザインできるという効果が生じた。
【提出日】平成9年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、蓋と本体とを備えた複数の鍋を積み重ねるための積み重ね式鍋に関 し、更に詳しくは、蓋の上端部に設けた摘みに第一の凹部を設け、その摘みに外 装可能な第三の凹部を本体の下端部に設け、その第三の凹部内に、前記第一の凹 部に嵌め込む突起を設けることにより複数の鍋を積み重ね可能とすることに特徴 のある積み重ね式鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図14〜16に示すような積み重ね式鍋があった。 しかしながら、この蓋aと本体bを備えた積み重ね式鍋は、蓋aの上端部に凹 部a1を設け(当然、蓋aの上端部に設けた摘みa2は、凹部a1の底部より突 出していてはならない)、その凹部a1に他の本体bの底部に突出した突出部b 1を嵌め込むことにより複数の鍋を積み重ね可能としていた。 従って、上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、台となる鍋を平面に安定 状態で置くためには、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする 必要があり、又、台となる鍋の蓋に設けた凹部(当然、鍋蓋の径より小さい)よ り小さな径の本体でないと積み重ねることが出来ないと言う制約から、上に積み 重ねる鍋は、台となる下の鍋より径が小さくなければならなかった。 そこで、出願人は、種々研究した結果、平成9年4月21日付を以て、台とな る鍋と積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意の順序で積み重ね可能な積み 重ね式鍋を特許出願した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、平面に鍋を安定状態で置くために は、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする必要があり、又、 台となる鍋の蓋に設けた凹部(当然、鍋蓋の径より小さい)より小さな径の本体 でないと積み重ねることが出来ないという制約があった。従って、上に積み重ね る鍋の径は、台となる下の鍋の径より小さくなければならない。 即ち、同径の複数の鍋(図6、図16参照)や、台となる鍋より大きな径の鍋 (図7、図8参照)を積み重ねることが出来なかった。こうした制約が、積み重 ね式鍋のデザイン上の大きな制約となっていた。 又、従来の鍋には、鍋蓋を鍋敷兼用としたり、或は、鍋蓋を鍋本体の縁に係止 したりする考えはなかった。 出願人は、上記従来例を更に研究した結果、鍋の摘みに凹部を設け、本体の下 端部に凹部を設け、その本体の凹部に摘みの凹部に嵌まる突起を形成し、台とな る鍋蓋の摘みの凹部に他の本体の凹部に設けた突起を嵌め込むことにより、台と なる鍋と積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意に積み重ね可能とすること により、デザイン上の制約から開放し自由なデザインが可能な上に、蓋の摘みと 本体の凹部を、摘みに設けた凹部と本体の凹部に設けた突起を互いに嵌め込むこ とにより蓋と本体を二重に係止し安定した状態で複数の鍋を積み重ねられる積み 重ね式鍋を提供することを目的としている。 又、上記の構成とすることにより、鍋蓋を鍋敷兼用とし、或は、鍋蓋を鍋本体 の縁に係止できる積み重ね式鍋を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本考案は、以下に列記する通りの積み重ね式鍋 である。 本考案のうちの請求項1記載の考案に係る積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備え た鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、上方向に向って突出した摘みを上端部 に設け、その摘みの上端部に第一の凹部を設けた蓋と、その蓋の第一の凹部に挿 脱可能な突起を下端部に設けた本体と、を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ねる際、蓋の第一の凹部に他の本 体の突起を嵌め込むことを特徴とする。
【0005】 本考案のうちの請求項2記載の考案に係る積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備え た鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた第二の凹部の底部 に上方向に向って突出した摘みを設けた蓋と、その蓋の摘みに設けた第一の凹部 と、その蓋の摘みに外装される第三の凹部を下端部に設けた本体と、その本体の 第三の凹部内に、摘みの第一の凹部に挿脱可能に設けた突起と、を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ねる際、蓋の摘みに他の本体の第 三の凹部を外装すると共に、蓋の第一の凹部に他の本体の第三の凹部内の突起を 嵌め込むことを特徴とする。
【0006】 本考案のうちの請求項3記載の考案に係る積み重ね式鍋は、請求項1又は請求 項2記載の積み重ね式鍋において、 第一の凹部が、錐形或は錐形の台形の第一の凹部であり、突起が、第一の凹部 に挿脱可能な錐形或は錐形の台形の突起であることを特徴とする。
【0007】 以上のような構成の本考案の積み重ね式鍋は、台としての鍋を略水平な平面上 に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みに本体の下端部に設けた第三の凹部を 嵌め込むと共に、摘みの第一凹部に本体の第三の凹部内の突起を挿入或は挿め込 むことにより解決したので、台となる鍋の蓋に載置する鍋の本体が二重に係止さ れるから、当然のことながら、従来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ね ることが出来ると共に、複数の同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、従来以 上に、小径の鍋の上に大径の鍋をより安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に 積み重ねることも出来る積み重ね式鍋が得られた。 又、上記のような構成の本考案の積み重ね式鍋は、図9に示すように、鍋蓋を 鍋敷と兼用にすることができ、更に、図3に示すように鍋蓋の中央部に円錐台形 の穴(第二の凹部)を形成し、その穴底上に摘みを取付けたときは、その穴の部 分が蓋の裏面に突出しているので、図10,11に示すように、鍋本体の上端の 縁に蓋を鍋の軸芯を外して載せると、その裏面の突起が鍋本体の縁に引っ掛かり 安定し、その上、図12,13に示すように鍋蓋の摘みを鍋本体の縁に係止する と、鍋本体の縁が摘みと穴の間に嵌まり込み安定する。
【0008】
【考案の実施の形態】
「実施の形態1」 以下、本考案に係る積み重ね式鍋の実施の形態を図示例と共に説明する。 図1は、本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の鍋を順次積み重ねた状 態を示す分解縦断面図(把手省略)、図2(a)は、本考案に係る積み重ね式鍋 の蓋を示す斜視図、図2(b)は、本考案に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した 状態を示す斜視図(把手省略)である。
【0009】 図1、図2に基づき説明する。本考案の積み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを備 えた鍋3であって、複数個の鍋3,3を積み重ね可能とするため、夫々の蓋2, 2の上端部に上端面から上方向に向って摘み2a,2aが突設して夫々設けられ ている。 その摘み2a,2aの上端には、第一の凹部2b,2b(盤状の穴)が夫々設 けられている。この第一の凹部2bの形状は、錐形の第一の凹部2c(図示せず )或は錐形の台形の第一の凹部2dであることが望ましい。 その複数個の鍋3,3を安定状態で積み重ねるため、夫々の本体1,1の下端 部に軸芯を中心とする第三の凹部1a,1a(軸芯でなくとも良い。又、円形に 拘るものではなく、楕円形や多角形などであっても良いが、後述のように、錐形 であることが望ましい)が夫々設けられている。 それらの摘み2a,2aは、他の本体1,1の第三の凹部1a,1aに緩嵌合 、嵌合或は嵌め込み可能に形成してある。 その第三の凹部1a,1a内には、前記台となる他の本体1に装着された蓋2 の第一の凹部2b,2bに嵌合、遊嵌合、嵌まり合う、或は、挿入できる突起1 b(盤状の突起)が設けてある。前記第一の凹部2bの形状が錐形或は錐形の台 形であるときは、この突起1bの形状も亦、その第一の凹部2bに嵌合、遊嵌合 、嵌まり合う、或は、挿入できる錐形突起1c或は錐形の台形突起1dとする。 尚、摘み2aが蓋2の軸芯上にではなく、偏芯した位置に設けられているとき は、第三の凹部も又本体1の下端部の偏芯した位置であって、その摘み2aに外 装できる位置に、外装できる形状で設けられる。 又、摘み2aとは別途に、突状の突起2aを設けることもでき、そのとき、第 三の凹部1aは、摘みと突起2aの両者を内包できる形状とするなど、複数の鍋 3,3を積み重ねる際に邪魔にならないようにしておく必要がある。 以上のような構成を備えた複数の鍋3,3の中から台となる鍋3を平面に置き 、その鍋3の蓋2の摘み2aに、他の本体1の第三の凹部1aを順次緩嵌合、嵌 合或は嵌め込むと共に、蓋2の摘み2a,2aに設けた第一の凹部2bに、本体 1の第三の凹部1a,1a内に設けた突起1bを順次緩嵌合、嵌合或は嵌め込み 積み重ねると、複数の鍋3,3は二重に係止され、トーテム・ポールのごとく垂 直に安定した状態で簡単に積み重ねることが出来る積み重ね式鍋が得られる。 又、複数の鍋3,3の蓋2,2に設けられた摘み2a,2aと、本体1,1の 下端部に設けられた第三の凹部1a,1aの形状、位置、大きさを統一し、更に 、摘み2a,2aの第一の凹部2bと第三の凹部1a,1a内の突起1bの形状 、位置、大きさを統一すると、それらの係止部材の互換性が増し、積み重ねる鍋 3,3の順序は、それらの鍋3,3の径の大小に関わりなく、任意の順序で自由 に積み重ねることが出来、鍋3,3の径の大小によるデザイン上の制約から開放 され、自由にデザインできるようになった。 それらの係止部材の統一の結果、金型や治工具の数が削減され、金型や治工具 の制作コスト削減をもたらすと共に、金型や治工具の交換コストの削除ともなり 、製造コストの削減となった。
【0010】 「実施の形態2」 図3は、本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の順に積み重ねた状態を 示す分解縦断面図(把手省略)、図4は、本考案に係る積み重ね式鍋の本体を倒 立した状態を示す斜視図(把手省略)である。
【0011】 図3,4に示す本考案の異なる実施の形態を説明する。尚、本実施の形態以下 の説明に当たって、本考案の記載済み実施の形態と同一構成部分には、同一符号 を付して重複する説明は省略する。 前記本考案の実施の形態1と主に異なる点は、実施の形態1と同様に摘み2a に第一の凹部2bを設け、第三の凹部1a,1a内に突起1bが設けると共に、 摘み2aの外周に筋条突起の一形態としての環状突起5を設け(このとき、蓋2 の軸芯を中心に凹部としての円錐台形の穴5a(第二の凹部)を形成し、その凹 部としての穴底上に摘み2aを取付けてある)、本体1の下端部に前記環状突起 5と互いに嵌まり合う形状の環状溝6を形成したことである。 以上のような構成を有しているから、実施の形態1の場合のように、台として の鍋3の蓋2の環状突起5に、他の本体1の環状溝6を嵌め込むとと共に、摘み 2aに設けた第一の凹部2bに、第三の凹部1a,1a内に設けた突起1bを嵌 め込むと、実施の形態1と同様の作用効果のある積み重ね式鍋が得られる。 尚、環状突起5と環状溝6の形状は、図示したものに限らず、1或いは複数の 放射状の突起と溝にするなど、他の形状であっても良い。
【0012】 「実施の形態3」 図5は、本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示 す分解縦断面図(把手省略)である。
【0013】 図5に示す本発明の異なる実施の形態を説明する。前記本発明の実施の形態1 と主に異なる点は、第三の凹部1a及び第三の凹部1aの外周の環状溝6の代わ りに、本体1の底部に、中空の球体或は楕円球体(錐体形、矩形などであっても 良く、その形状に拘るものではない)の外郭を内側から見たときの一部からなる 凹部7(所謂ドーム型)を形成し、そのドーム型凹部7内に前記第一の凹部2b に嵌合、遊嵌合、嵌まり合う、或は、挿入可能な突起8を設けたたことである。 このような構成を有する複数の鍋3を積み重ねたとき、摘み2aとドーム型凹 部7の上端部が軽く当接し、或は、摘み2aとドーム型凹部7の上端部の間に隙 間が出来るように形成することが必要であり、摘み2aとドーム型凹部7が強く 当接すると、積み重ねた上の鍋3が揺動することになり、望ましくない。 以上のような構成を有しているから、実施の形態1の場合のように、台として の鍋3の蓋2の摘み2aの第一の凹部2bに、他の本体1のドーム型凹部7内に 設けた突起8を嵌め込むと、実施の形態1と同様の作用効果のある積み重ね式鍋 が得られる。 又、本体1の下端部に設けたドーム型凹部7は、本体1の内面になだらかな突 出部を形成することになり、お玉などにより内部の調理物を攪拌するとき、その 突出部に引っ掛からずスムースに攪拌できると共に、本体1を洗浄するとき、突 出部近傍に調理物の残滓がこびり付くこともなく、大変洗浄し易い。
【0014】 上記説明の実施の形態1〜3の説明で理解できるように、上記構成を夫々有す る鍋3の第一の凹部2bと第三の凹部1aは、常に鍋の径より小さいから、図6 に示すように、同一径の複数の鍋3,3を積み重ねることが出来る。又、図7に 示すように、小径の鍋3の上に大径の鍋3をも積み重ねることが出来る。更に、 図8に示すように、小径の鍋3の上に中径の鍋3を、中径の鍋3の上に大径の鍋 3を順次積み重ねることが出来る。 図9に示すごとく、上記各実施の形態で説明したように、鍋蓋2の上に鍋本体 1を積み重ねることができるから、鍋蓋2を鍋敷としても使用できる。 図10,11に示すごとく、鍋蓋2の中央部に凹部としての穴5aを設け、そ の凹部としての穴5aの底部に摘み2aを設けたときは、その凹部としての穴5 aが鍋蓋2の内面に突出するから、軸芯をずらして鍋本体1の上部に鍋蓋2をの せると、鍋蓋2の内面に突出した突出部である凹部としての穴5aが、鍋本体1 の縁に引っ掛かり、安定状態で静止する。 又、図12,13に示すごとく、前記摘み2aを鍋本体1の内側に向けて鍋本 体1の縁に引っ掛けると、鍋蓋2の縁の一部が鍋蓋2の凹部としての穴5aに入 り込み、摘み2aが鍋本体1の縁に引っ掛かり、安定状態で静止する。
【0015】 以上のような構成の本考案の積み重ね式鍋は、台としての鍋を略水平な平面上 に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みに、本体の下端部に設けた第三の凹部 或はドーム型凹部を外装或は嵌め込むと共に、摘みに設けた第一の凹部に、第三 の凹部或はドーム型凹部内に設けた突起を嵌め込むことにより解決したので、当 然のことながら、従来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねることが出来 ると共に、複数の鍋の摘みや第一〜第三の凹部、突起などの係止部材を統一する ことにより、複数の同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、小径の鍋の上に大 径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に積み重ねることが出来る積み 重ね式鍋が得られる。 その結果として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方が小さくなければ ならない」という従来の積み重ね式鍋の構造上の制約から開放され、鍋の径の大 小を無視し、自由な発想により自由にデザインできるという効果が生ずるのみな らず、図9〜13に示すように、鍋蓋の使用方法が得られ、大変使い勝手が良く なった。
【0016】
【実施例】 以下のような条件で試作した結果、極めて使い勝手の優れた積み重ね式鍋が得 られた。 一般の鍋同様、本体と蓋は、18−8ステンレススチール(他の配合のステン レススチールや鉄、銅、アルミニューム、ホウローその他の素材であっても良い )、摘みは、耐熱性の合成樹脂で作製した。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る積み重ね式鍋は、以上のような構成を備えているので、台として の鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みに、本体の下端 部に設けた第三の凹部或はドーム型凹部を係止或は装着若しくは嵌め込むと共に 、摘みに設けた凹部に、第三の凹部或はドーム型凹部内に設けた突起を嵌め込む ことにより解決したから、従来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねるこ とが出来る積み重ね式鍋が得られた。 又、複数の鍋の摘みや凹部などの係止部の位置、形状を統一することにより、 小径の鍋の上に大径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に積み重ねる ことが出来る積み重ね式鍋が得られ、鍋の径の大小に関わらず、任意の順序で積 み重ねることが出来るようになった。 更に、係止部の位置、形状を統一することにより、積み重ね式鍋の製造時の金 型や治工具の点数が削減されると共に、金型や治工具の交換コストが低減された 結果、積み重ね式鍋の製造コストが低減できた。
【0018】 そして、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方が小さくなければならない 」という従来の積み重ね式鍋の構造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視 し、自由な発想により自由にデザインできるという効果が生じた。 その上、鍋蓋を鍋敷と兼用にできると共に、鍋蓋の内面に突出した穴を鍋本体 の縁に係止し、鍋を半開き状態で蓋をした状態で、調理中の鍋の内部を見ること ができ、更に、その摘みを鍋本体の縁に引っ掛け、鍋本体を全開状態で調理中の 鍋の内部を見ることができるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
鍋を順次積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図2】(a)本考案に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。(b)は、本考案に係る積み重ね式鍋の本
体を倒立した状態を示す斜視図(把手省略)である。
【図3】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
【図4】本考案に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状
態を示す斜視図(把手省略)である。
【図5】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図6】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の同径の2
個の鍋を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図7】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の小中の径
順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
【図8】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を小中大の
径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)
である。
【図9】従来例の積み重ね式鍋を大中小の径順に積み重
ねた状態を示す斜視図である。
【図10】従来例の積み重ね式鍋の中径の鍋を平面に置
き、その中径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねた状態を示
す要部縦断面図である。
【図11】従来例の積み重ね式鍋の同径の複数の鍋のう
ちの一つの鍋の上に今一つの鍋を積み重ねた状態を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・本体 1a・・・・第三
の凹部 1b・・・・突起 1c・・・・錐形
の突起 1d・・・・錐形の台形の突起 2・・・・・蓋 2a・・・・摘み 2b・・・・第一
の凹部 2c・・・・錐形の凹部 2d・・・・錐形
の台形の凹部 3・・・・・鍋 5・・・・・環状
突起 5a・・・・穴(第二の凹部) 6・・・・・環状
溝 7・・・・・ドーム型凹部 8・・・・・突起
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 積み重ね式鍋
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
鍋を順次積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図2】(a)本考案に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。 (b)は、本考案に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した
状態を示す斜視図(把手省略)である。
【図3】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
【図4】本考案に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状
態を示す斜視図(把手省略)である。
【図5】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図6】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の同径の2
個の鍋を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図7】 本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の小中の径順に積み
重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)である。
【図8】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を小中大の
径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)
である。
【図9】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋を蓋の上に
積み重ねた状態を示す斜視図である。
【図10】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の内
面に突出した摘みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す
斜視図である。
【図11】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の内
面に突出した摘みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す
拡大縦断面図である。
【図12】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の摘
みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す斜視図である。
【図13】本考案に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の摘
みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す拡大縦断面図で
ある。
【図14】従来例の積み重ね式鍋を大中小の径順に積み
重ねた状態を示す斜視図である。
【図15】従来例の積
み重ね式鍋の中径の鍋を平面に置き、その中径の鍋の上
に小径の鍋を積み重ねた状態を示す要部縦断面図であ
る。
【図16】従来例の積み重ね式鍋の同径の複数の鍋のう
ちの一つの鍋の上に今一つの鍋を積み重ねた状態を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】 1・・・・・本体 1a・・・・第三
の凹部 1b・・・・突起 1c・・・・錐形
の突起 1d・・・・錐形の台形の突起 2・・・・・蓋 2a・・・・摘み 2b・・・・第一
の凹部 2c・・・・錐形の凹部 2d・・・・錐形
の台形の凹部 3・・・・・鍋 5・・・・・環状
突起 5a・・・・凹部としての穴(第二の凹部) 6・・・・・環状溝 7・・・・・ドー
ム型凹部 8・・・・・突起
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図9】
【図10】
【図3】
【図7】
【図8】
【図11】
【図14】
【図12】
【図13】
【図15】
【図16】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、上方向に向って
    突出した摘みを上端部に設け、その摘みの上端部に第一
    の凹部を設けた蓋と、 その蓋の第一の凹部に挿脱可能な突起を下端部に設けた
    本体と、 を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ねる際、蓋
    の第一の凹部に他の本体の突起を嵌め込むことを特徴と
    する積み重ね式鍋。
  2. 【請求項2】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設
    けた第二の凹部の底部に上方向に向って突出した摘みを
    設けた蓋と、 その蓋の摘みに設けた第一の凹部と、 その蓋の摘みに外装される第三の凹部を下端部に設けた
    本体と、 その本体の第三の凹部内に、摘みの第一の凹部に挿脱可
    能に設けた突起と、 を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ねる際、蓋
    の摘みに他の本体の第三の凹部を外装すると共に、蓋の
    第一の凹部に他の本体の第三の凹部内の突起を嵌め込む
    ことを特徴とする積み重ね式鍋。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の積み重ね式
    鍋において、 第一の凹部が、錐形或は錐形の台形の第一の凹部であ
    り、 突起が、第一の凹部に挿脱可能な錐形或は錐形の台形の
    突起であることを特徴とする積み重ね式鍋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016189897A1 (ja) * 2015-05-28 2016-12-01 シャープ株式会社 蓋および調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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