JPH10295538A - 積み重ね式鍋 - Google Patents
積み重ね式鍋Info
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- JPH10295538A JPH10295538A JP13908197A JP13908197A JPH10295538A JP H10295538 A JPH10295538 A JP H10295538A JP 13908197 A JP13908197 A JP 13908197A JP 13908197 A JP13908197 A JP 13908197A JP H10295538 A JPH10295538 A JP H10295538A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 従来の積み重ね式鍋は、同径の複数の鍋や、
台となる鍋より大きな径の鍋を積み重ねることが出来
ず、常に、台となる鍋より小さな径の鍋を積み重ねねば
ならないという制約から、デザインも成約されていた。
本発明が解決しようとする課題は、台となる鍋と積み重
ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意に積み重ね可能で
あると共に、そうした制約から開放され自由な発想に基
づきデザインできる積み重ね式鍋の提供。 【解決手段】 この積み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを
備えた鍋3であって、複数個の鍋を積み重ね可能とする
ため、蓋の上端部に設けた突出部と、その突出部の少な
くとも一部に外装可能に形成し、本体の下端部に設けた
凹部1aと、を備え、上記本体に装着した蓋上に他の本
体を積み重ね、蓋の突出部に他の本体の凹部を外装する
ことを特徴とする。
台となる鍋より大きな径の鍋を積み重ねることが出来
ず、常に、台となる鍋より小さな径の鍋を積み重ねねば
ならないという制約から、デザインも成約されていた。
本発明が解決しようとする課題は、台となる鍋と積み重
ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意に積み重ね可能で
あると共に、そうした制約から開放され自由な発想に基
づきデザインできる積み重ね式鍋の提供。 【解決手段】 この積み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを
備えた鍋3であって、複数個の鍋を積み重ね可能とする
ため、蓋の上端部に設けた突出部と、その突出部の少な
くとも一部に外装可能に形成し、本体の下端部に設けた
凹部1aと、を備え、上記本体に装着した蓋上に他の本
体を積み重ね、蓋の突出部に他の本体の凹部を外装する
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋と本体とを備え
た複数の鍋を積み重ねるための積み重ね式鍋に関し、更
に詳しくは、蓋の上端部に設けた突起、摘み或は筋状突
起に本体の下端部に設けた凹部や条溝を装着、外装、嵌
合或は嵌め込み若しくは挿入することにより複数の鍋を
安定状態で積み重ね可能とすることに特徴のある積み重
ね式鍋に関するものである。
た複数の鍋を積み重ねるための積み重ね式鍋に関し、更
に詳しくは、蓋の上端部に設けた突起、摘み或は筋状突
起に本体の下端部に設けた凹部や条溝を装着、外装、嵌
合或は嵌め込み若しくは挿入することにより複数の鍋を
安定状態で積み重ね可能とすることに特徴のある積み重
ね式鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図13,14に示すような積
み重ね式鍋があった。しかしながら、この蓋aと本体b
を備えた積み重ね式鍋は、蓋aの上端部に凹部a1を設
け(当然、蓋aの上端部に設けた摘みa2は、凹部a1
の底部より突出していてはならなかった)、その凹部a
1に他の本体bの底部に突出した突出部b1を嵌め込む
ことにより複数の鍋を積み重ね可能としていた。従っ
て、上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、台とな
る鍋の蓋に設けられた凹部(当然、鍋蓋の径より小さ
い)より小さな径の本体でないと積み重ねることが出来
ず、又、平面に鍋を安定状態で置くためには、鍋底の突
出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする必要が
あることからくる制約から、上に積み重ねる鍋は、台と
なる下の鍋より径が小さくなければならなかった。
み重ね式鍋があった。しかしながら、この蓋aと本体b
を備えた積み重ね式鍋は、蓋aの上端部に凹部a1を設
け(当然、蓋aの上端部に設けた摘みa2は、凹部a1
の底部より突出していてはならなかった)、その凹部a
1に他の本体bの底部に突出した突出部b1を嵌め込む
ことにより複数の鍋を積み重ね可能としていた。従っ
て、上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、台とな
る鍋の蓋に設けられた凹部(当然、鍋蓋の径より小さ
い)より小さな径の本体でないと積み重ねることが出来
ず、又、平面に鍋を安定状態で置くためには、鍋底の突
出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする必要が
あることからくる制約から、上に積み重ねる鍋は、台と
なる下の鍋より径が小さくなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来の積み重ね式鍋は、台となる鍋の蓋に設けられた凹部
(当然、鍋蓋の径より小さい)より小さな径の本体でな
いと積み重ねることが出来ず、又、平面に鍋を安定状態
で置くためには、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、
出来るだけ広くする必要があることからくる制約から、
上に積み重ねる鍋は、台となる下の鍋より径が小さくな
ければならない。即ち、同径の複数の鍋(図10)や、
台となる鍋より大きな径の鍋(図11,12参照)を積
み重ねることが出来なかった。こうした制約が、積み重
ね式鍋のデザイン上の大きな制約となっている。特許出
願人は、上記従来例を更に研究した結果、台となる鍋と
積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意に安定した
状態で複数の鍋を積み重ね可能とした上に、更に、複数
の鍋の蓋の突出部としての摘みなどと、その突出部が嵌
まる複数の鍋本体の下端部の凹部の形状と大きさを統一
することにより、突出部及び凹部を形成する金型や治工
具の製造コストを低減すると共に、その金型や治具の交
換コストを無用化し、製造コストが低減した積み重ね式
鍋を提供することを目的としている。
来の積み重ね式鍋は、台となる鍋の蓋に設けられた凹部
(当然、鍋蓋の径より小さい)より小さな径の本体でな
いと積み重ねることが出来ず、又、平面に鍋を安定状態
で置くためには、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、
出来るだけ広くする必要があることからくる制約から、
上に積み重ねる鍋は、台となる下の鍋より径が小さくな
ければならない。即ち、同径の複数の鍋(図10)や、
台となる鍋より大きな径の鍋(図11,12参照)を積
み重ねることが出来なかった。こうした制約が、積み重
ね式鍋のデザイン上の大きな制約となっている。特許出
願人は、上記従来例を更に研究した結果、台となる鍋と
積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任意に安定した
状態で複数の鍋を積み重ね可能とした上に、更に、複数
の鍋の蓋の突出部としての摘みなどと、その突出部が嵌
まる複数の鍋本体の下端部の凹部の形状と大きさを統一
することにより、突出部及び凹部を形成する金型や治工
具の製造コストを低減すると共に、その金型や治具の交
換コストを無用化し、製造コストが低減した積み重ね式
鍋を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の積み重ね式鍋は、蓋の上端部に設けた摘み
や突起などの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を装
着、外装、嵌合、嵌め込み或は挿入などすることにより
解決した。即ち、以下に列記する通りである。
め、本発明の積み重ね式鍋は、蓋の上端部に設けた摘み
や突起などの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を装
着、外装、嵌合、嵌め込み或は挿入などすることにより
解決した。即ち、以下に列記する通りである。
【0005】本発明のうちの請求項1記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
突出部と、その突出部の少なくとも一部に外装可能に形
成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備え、上記本体
に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋の突出部に他
の本体の凹部を外装することを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
突出部と、その突出部の少なくとも一部に外装可能に形
成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備え、上記本体
に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋の突出部に他
の本体の凹部を外装することを特徴とする。
【0006】本発明のうちの請求項2記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、本体の下端部に凹部
が設けてあることを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、本体の下端部に凹部
が設けてあることを特徴とする。
【0007】本発明のうちの請求項3記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に上方向
に向って突出した摘みと、その摘みの少なくとも一部に
外装可能に形成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備
え、上記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋
の摘みに他の本体の凹部を外装することを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に上方向
に向って突出した摘みと、その摘みの少なくとも一部に
外装可能に形成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備
え、上記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋
の摘みに他の本体の凹部を外装することを特徴とする。
【0008】本発明のうちの請求項4記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
第二の凹部と、その第二の凹部内に設けた摘みと、その
摘みの少なくとも一部に外装可能に形成し、本体の下端
部に設けた凹部と、を備え、上記本体に装着した蓋上に
他の本体を積み重ね、蓋の摘みに他の本体の凹部を外装
することを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
第二の凹部と、その第二の凹部内に設けた摘みと、その
摘みの少なくとも一部に外装可能に形成し、本体の下端
部に設けた凹部と、を備え、上記本体に装着した蓋上に
他の本体を積み重ね、蓋の摘みに他の本体の凹部を外装
することを特徴とする。
【0009】本発明のうちの請求項5記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、請求項1〜請求項4のうち1項記載の
積み重ね式鍋において、本体の凹部が、錐形或は錐形の
台形の凹部であることを特徴とする。
積み重ね式鍋は、請求項1〜請求項4のうち1項記載の
積み重ね式鍋において、本体の凹部が、錐形或は錐形の
台形の凹部であることを特徴とする。
【0010】本発明のうちの請求項6記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
筋条突起と、その筋条突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた条溝と、を備え、前記本体に装着し
た蓋上に他の本体を載置し、蓋の筋条突起に他の本体の
条溝を嵌め込むことを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
筋条突起と、その筋条突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた条溝と、を備え、前記本体に装着し
た蓋上に他の本体を載置し、蓋の筋条突起に他の本体の
条溝を嵌め込むことを特徴とする。
【0011】本発明のうちの請求項7記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
環状突起と、その環状突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた環状溝と、を備え、前記本体に装着
した蓋上に他の本体を載置し、蓋の環状突起に他の本体
の環状溝を嵌め込むことを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
環状突起と、その環状突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた環状溝と、を備え、前記本体に装着
した蓋上に他の本体を載置し、蓋の環状突起に他の本体
の環状溝を嵌め込むことを特徴とする。
【0012】本発明で言う蓋の上端面の「突出部」は、
摘み、突起など、蓋の上端部から上方向に突出したもの
を意味すると共に、蓋の上端面に凹部を設け、その凹部
の底面から上方向に突出したものの意味であり、その形
状は、図示し説明する形状に拘る事無く、上方向に向っ
て突出しておれば良い。又、本体の下端部に設けた「凹
部」とは、本体の下端部に設けられ、その本体の下端面
から上方向に向って凹むものの意味であり、その形状は
円形、楕円形、多角形、その他の形状の穴であって、図
示し説明する形状に拘る事無く、上方向に凹んでおれば
良い。蓋を装着した台となる鍋の上に他の鍋を積み重
ね、蓋の「突出部」に本体の「凹部」を「外装」したと
き、上の鍋を安定した状態で積み重ねることができれ
ば、「突出部」と「凹部」の形状は、図示したものに拘
ることなく、如何なる形状であっても良い。
摘み、突起など、蓋の上端部から上方向に突出したもの
を意味すると共に、蓋の上端面に凹部を設け、その凹部
の底面から上方向に突出したものの意味であり、その形
状は、図示し説明する形状に拘る事無く、上方向に向っ
て突出しておれば良い。又、本体の下端部に設けた「凹
部」とは、本体の下端部に設けられ、その本体の下端面
から上方向に向って凹むものの意味であり、その形状は
円形、楕円形、多角形、その他の形状の穴であって、図
示し説明する形状に拘る事無く、上方向に凹んでおれば
良い。蓋を装着した台となる鍋の上に他の鍋を積み重
ね、蓋の「突出部」に本体の「凹部」を「外装」したと
き、上の鍋を安定した状態で積み重ねることができれ
ば、「突出部」と「凹部」の形状は、図示したものに拘
ることなく、如何なる形状であっても良い。
【0013】以上のような構成の本発明の積み重ね式鍋
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装することにより解決したので、
当然、従来の積み重ね式鍋と同様に大径の鍋の上に小径
の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の同径の鍋
を積み重ねることが出来、更に、従来とは異なり、小径
の鍋の上に大径の鍋をより安定した状態で誰にでも簡単
且つ確実に積み重ねることも出来、鍋の径による制約か
ら開放されて自由な発想に基づき自由な形状の意匠を施
すことができる積み重ね式鍋が得られた。
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装することにより解決したので、
当然、従来の積み重ね式鍋と同様に大径の鍋の上に小径
の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の同径の鍋
を積み重ねることが出来、更に、従来とは異なり、小径
の鍋の上に大径の鍋をより安定した状態で誰にでも簡単
且つ確実に積み重ねることも出来、鍋の径による制約か
ら開放されて自由な発想に基づき自由な形状の意匠を施
すことができる積み重ね式鍋が得られた。
【0014】
「実施の形態1」以下、本発明に係る積み重ね式鍋の実
施の形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明に係
る複数個の積み重ね式鍋を大中小の鍋を順次積み重ねた
状態を示す分解縦断面図(把手省略)、図2(a)は、
本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図2
(b)は、本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した
状態を示す斜視図(把手省略)である。
施の形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明に係
る複数個の積み重ね式鍋を大中小の鍋を順次積み重ねた
状態を示す分解縦断面図(把手省略)、図2(a)は、
本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図2
(b)は、本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した
状態を示す斜視図(把手省略)である。
【0015】図1、図2に基づき説明する。本発明の積
み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを備えた鍋3であって、
複数個の鍋3,3を積み重ね可能とするため、夫々の蓋
2,2の上端部に突出部としての突起でもある摘み2
a,2aが蓋2の上端面から上方向に向けて夫々設けて
ある。その複数個の鍋3,3を安定状態で積み重ねるた
め、夫々の本体1,1の下端部に軸芯(軸芯でなくとも
良い)を中心とする円形の凹部1a,1a(円形に拘る
ものではなく、楕円形や多角形などであっても良いが、
錐形や錐形の台形であることが望ましい)が夫々設けら
れている。それらの摘み2a,2aは、他の本体1,1
の凹部1a,1aに外装即ち緩嵌合、嵌合、嵌め込み或
は挿入可能に形成してある。尚、摘み2aが蓋2の軸芯
上にではなく、偏芯した位置に設けられているときは、
凹部1aも亦本体1の下端部の偏芯した位置であって、
その摘み2aに外装できる位置に、外装できる形状で設
けられる。又、摘み2aとは、別途、突起2aを設ける
こともでき、そのときの凹部1aは、摘みと突起2aの
両者を内包できる形状とするなど、複数の鍋3,3を積
み重ねる際に邪魔にならないようにしておく必要があ
る。
み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを備えた鍋3であって、
複数個の鍋3,3を積み重ね可能とするため、夫々の蓋
2,2の上端部に突出部としての突起でもある摘み2
a,2aが蓋2の上端面から上方向に向けて夫々設けて
ある。その複数個の鍋3,3を安定状態で積み重ねるた
め、夫々の本体1,1の下端部に軸芯(軸芯でなくとも
良い)を中心とする円形の凹部1a,1a(円形に拘る
ものではなく、楕円形や多角形などであっても良いが、
錐形や錐形の台形であることが望ましい)が夫々設けら
れている。それらの摘み2a,2aは、他の本体1,1
の凹部1a,1aに外装即ち緩嵌合、嵌合、嵌め込み或
は挿入可能に形成してある。尚、摘み2aが蓋2の軸芯
上にではなく、偏芯した位置に設けられているときは、
凹部1aも亦本体1の下端部の偏芯した位置であって、
その摘み2aに外装できる位置に、外装できる形状で設
けられる。又、摘み2aとは、別途、突起2aを設ける
こともでき、そのときの凹部1aは、摘みと突起2aの
両者を内包できる形状とするなど、複数の鍋3,3を積
み重ねる際に邪魔にならないようにしておく必要があ
る。
【0016】以上のような構成を備えた複数の鍋3,3
のうちの1つの鍋3を台とし、その鍋3の上に他の鍋3
を載せ、蓋2の摘み2aに他の本体1の凹部1aを順次
外装して積み重ねると、複数の鍋3,3は摘み2aと凹
部1aにより係止され、トーテム・ポールのごとく垂直
に安定した状態で簡単に積み重ねることが出来る。又、
複数の鍋3,3の蓋2,2に設けられた摘み2a,2a
と、本体1,1の下端部に設けられた凹部1a,1aの
形状、位置、大きさを統一することにより、積み重ねる
鍋3,3の順序は、それらの鍋3,3の径に関わりな
く、自由に積み重ねることが出来る。即ち、後述のよう
に、同径の複数の鍋3,3は勿論、小径の鍋3の上に大
径の鍋を積み重ねることもでき、鍋3,3の径によるデ
ザイン上の制約から開放され、自由にデザインできるよ
うになった。
のうちの1つの鍋3を台とし、その鍋3の上に他の鍋3
を載せ、蓋2の摘み2aに他の本体1の凹部1aを順次
外装して積み重ねると、複数の鍋3,3は摘み2aと凹
部1aにより係止され、トーテム・ポールのごとく垂直
に安定した状態で簡単に積み重ねることが出来る。又、
複数の鍋3,3の蓋2,2に設けられた摘み2a,2a
と、本体1,1の下端部に設けられた凹部1a,1aの
形状、位置、大きさを統一することにより、積み重ねる
鍋3,3の順序は、それらの鍋3,3の径に関わりな
く、自由に積み重ねることが出来る。即ち、後述のよう
に、同径の複数の鍋3,3は勿論、小径の鍋3の上に大
径の鍋を積み重ねることもでき、鍋3,3の径によるデ
ザイン上の制約から開放され、自由にデザインできるよ
うになった。
【0017】「実施の形態2」図3は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を中小の鍋を積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図4(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図4(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
数個の積み重ね式鍋を中小の鍋を積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図4(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図4(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
【0018】図3,4に示す本発明の異なる実施の形態
を説明する。尚、本実施の形態以下の説明に当たって、
本発明の記載済み実施の形態と同一構成部分には、同一
符号を付して重複する説明は省略する。図3,4に示す
本発明の異なる実施の形態を説明する。前記本発明の実
施の形態1と主に異なる点は、蓋2,2の上端部に凹部
5aを設け、その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹
部5aの外縁(外周でも良い)に筋条突起の一形態とし
ての環状突起5を設け、本体1の下端部にその環状突起
5と互いに嵌まり合う環状溝6を設けたことである。
尚、図では、環状突起5を蓋2と同一の軸芯に設け、環
状溝6を本体1と同一軸芯に設けているが、複数の鍋
3,3を積み重ねたとき、環状突起5と環状溝6は、環
状突起5と環状溝6が互いに嵌まり合う位置であれば良
く、その形状も円形に拘ることなく、楕円形や多角形な
ど他の形状であっても良い。又、環状突起5と環状溝6
は、複数本であっても良い。以上のような構成を有して
いるから、実施の形態1の場合のように、複数の鍋3,
3を積み重ねるとき、台としての鍋3の蓋2の環状突起
5に他の本体1の環状溝6を嵌め込むと実施の形態1と
同様の作用効果が得られる。
を説明する。尚、本実施の形態以下の説明に当たって、
本発明の記載済み実施の形態と同一構成部分には、同一
符号を付して重複する説明は省略する。図3,4に示す
本発明の異なる実施の形態を説明する。前記本発明の実
施の形態1と主に異なる点は、蓋2,2の上端部に凹部
5aを設け、その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹
部5aの外縁(外周でも良い)に筋条突起の一形態とし
ての環状突起5を設け、本体1の下端部にその環状突起
5と互いに嵌まり合う環状溝6を設けたことである。
尚、図では、環状突起5を蓋2と同一の軸芯に設け、環
状溝6を本体1と同一軸芯に設けているが、複数の鍋
3,3を積み重ねたとき、環状突起5と環状溝6は、環
状突起5と環状溝6が互いに嵌まり合う位置であれば良
く、その形状も円形に拘ることなく、楕円形や多角形な
ど他の形状であっても良い。又、環状突起5と環状溝6
は、複数本であっても良い。以上のような構成を有して
いるから、実施の形態1の場合のように、複数の鍋3,
3を積み重ねるとき、台としての鍋3の蓋2の環状突起
5に他の本体1の環状溝6を嵌め込むと実施の形態1と
同様の作用効果が得られる。
【0019】「実施の形態3」図5は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を大中小の順に積み重ねた状態を示
す分解縦断面図(把手省略)、図6は、本発明に係る積
み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視図(把手省
略)である。
数個の積み重ね式鍋を大中小の順に積み重ねた状態を示
す分解縦断面図(把手省略)、図6は、本発明に係る積
み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視図(把手省
略)である。
【0020】図5,6に示す本発明の異なる実施の形態
を説明する。前記本発明の記載済み実施の形態と主に異
なる点は、実施の形態1と実施の形態2を組合わせたこ
とである。即ち、蓋2,2の上端部に凹部5aを設け、
その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹部5aの外縁
に環状突起5を設け、本体1の下端部に環状突起5と互
いに嵌まり合う環状溝6を設けると共に、摘み2aの上
端の一部と嵌まり合う凹部7を設けたことである。以上
のような構成を備えた積み重ね式鍋であるから、摘み2
aの上端の一部と凹部7が、環状突起5と環状溝6が互
いに嵌まり合い、二重に係止され、実施の形態1と2の
夫々の作用効果を強化し、より安定した状態で複数の鍋
3,3を積み重ねることができるようになった。
を説明する。前記本発明の記載済み実施の形態と主に異
なる点は、実施の形態1と実施の形態2を組合わせたこ
とである。即ち、蓋2,2の上端部に凹部5aを設け、
その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹部5aの外縁
に環状突起5を設け、本体1の下端部に環状突起5と互
いに嵌まり合う環状溝6を設けると共に、摘み2aの上
端の一部と嵌まり合う凹部7を設けたことである。以上
のような構成を備えた積み重ね式鍋であるから、摘み2
aの上端の一部と凹部7が、環状突起5と環状溝6が互
いに嵌まり合い、二重に係止され、実施の形態1と2の
夫々の作用効果を強化し、より安定した状態で複数の鍋
3,3を積み重ねることができるようになった。
【0021】「実施の形態4」図7は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)である。
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)である。
【0022】図7に示す本発明の異なる実施の形態を説
明する。前記本発明の記載済み実施の形態1と主に異な
る点は、凹部1a及び凹部1aの外周の環状溝6の代わ
りに、本体1の下端部に、中空の球体或は楕円球体(錐
体形、矩形などであっても良く、その形状に拘るもので
はない)の外郭を内側から見たときの一部からなる凹部
8(所謂ドーム型)を設けたたことである。即ち、蓋
2,2の上端部に凹部5aを設け、その凹部5aの底に
夫々摘み2a,2aを取付けると共に、前記の通り、本
体1の底部にドーム型凹部8を設けたことである。この
ような構成を有する複数の鍋3を積み重ねたとき、摘み
2aとドーム型凹部8の上端部が軽く当接し、或は、摘
み2aとドーム型凹部8の上端部の間に隙間が出来るよ
うに形成することが必要であり、摘み2aとドーム型凹
部8の上端面が強く当接すると、積み重ねた上の鍋3が
揺動し、望ましくない。以上のような構成を有している
から、実施の形態1の場合のように、台としての鍋3の
蓋2に他の鍋3の本体1を積み重ね、摘み2aに他の本
体1のドーム型凹部8を外装すると、実施の形態1と同
様の作用効果のある積み重ね式鍋が得られる上に、鍋底
の内面の突出部(ドーム型凹部8を本体1の内面から見
た形状)がなだらかになっているから、お玉などによる
本体1内の調理物の攪拌がスムースに行なえ、本体1内
から調理物を取り去ったのち、その突出部近傍に調理物
の残滓が残ることも少なく、本体内の洗浄がスムースに
できる。
明する。前記本発明の記載済み実施の形態1と主に異な
る点は、凹部1a及び凹部1aの外周の環状溝6の代わ
りに、本体1の下端部に、中空の球体或は楕円球体(錐
体形、矩形などであっても良く、その形状に拘るもので
はない)の外郭を内側から見たときの一部からなる凹部
8(所謂ドーム型)を設けたたことである。即ち、蓋
2,2の上端部に凹部5aを設け、その凹部5aの底に
夫々摘み2a,2aを取付けると共に、前記の通り、本
体1の底部にドーム型凹部8を設けたことである。この
ような構成を有する複数の鍋3を積み重ねたとき、摘み
2aとドーム型凹部8の上端部が軽く当接し、或は、摘
み2aとドーム型凹部8の上端部の間に隙間が出来るよ
うに形成することが必要であり、摘み2aとドーム型凹
部8の上端面が強く当接すると、積み重ねた上の鍋3が
揺動し、望ましくない。以上のような構成を有している
から、実施の形態1の場合のように、台としての鍋3の
蓋2に他の鍋3の本体1を積み重ね、摘み2aに他の本
体1のドーム型凹部8を外装すると、実施の形態1と同
様の作用効果のある積み重ね式鍋が得られる上に、鍋底
の内面の突出部(ドーム型凹部8を本体1の内面から見
た形状)がなだらかになっているから、お玉などによる
本体1内の調理物の攪拌がスムースに行なえ、本体1内
から調理物を取り去ったのち、その突出部近傍に調理物
の残滓が残ることも少なく、本体内の洗浄がスムースに
できる。
【0023】「実施の形態5」図8は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図9(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図9(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図9(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図9(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
【0024】図8,9に示す本発明の異なる実施の形態
を説明する。前記本発明の実施の形態2と主に異なる点
は、蓋2の環状突起5の代わりに蓋2の軸芯から放射方
向の複数の筋条突起10,10を設け、本体1の環状溝
6の代わりに蓋2の複数の筋条突起10,10と嵌まり
合う複数の筋条溝11,11を設けたことである。これ
らの複数の筋条突起10,10と複数の筋条溝11,1
1は、1本であっても複数本であっても良く、筋条では
なく、単なる突起と穴であっても、曲折した突起と穴で
あっても良く、互いに嵌まり合う形状であれば、図示し
説明したものに拘ることなく、如何なる形状であっても
良い。以上のような構成の積み重ね式鍋であるから、実
施の形態2の作用効果を一層強化した。
を説明する。前記本発明の実施の形態2と主に異なる点
は、蓋2の環状突起5の代わりに蓋2の軸芯から放射方
向の複数の筋条突起10,10を設け、本体1の環状溝
6の代わりに蓋2の複数の筋条突起10,10と嵌まり
合う複数の筋条溝11,11を設けたことである。これ
らの複数の筋条突起10,10と複数の筋条溝11,1
1は、1本であっても複数本であっても良く、筋条では
なく、単なる突起と穴であっても、曲折した突起と穴で
あっても良く、互いに嵌まり合う形状であれば、図示し
説明したものに拘ることなく、如何なる形状であっても
良い。以上のような構成の積み重ね式鍋であるから、実
施の形態2の作用効果を一層強化した。
【0025】上記説明の実施の形態1〜5の説明で理解
できるように、上記構成を夫々有する蓋の摘みや突起な
どの突出部と本体の凹部は、常に鍋の径より小さいか
ら、図10に示すように、同一径の複数の鍋を積み重ね
ることが出来る。又、図11に示すように、小径の鍋の
上に大径の鍋をも積み重ねることが出来る。更に、図1
2に示すように、小径の鍋の上に中径の鍋を、中径の鍋
の上に大径の鍋を順次積み重ねることが出来る。又、複
数の鍋の蓋の摘みなどの突出部と、その突出部が嵌まる
複数の鍋本体の下端部の凹部の形状と大きさを統一する
ことにより、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の
順序で積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られる
と共に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コ
ストを低減し、その金型や治具の交換コストを無用で
き、製造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。
尚、必要に応じ、上述の各実施の形態に詳述した各構成
要素を任意に組合わせて実施することもできる。
できるように、上記構成を夫々有する蓋の摘みや突起な
どの突出部と本体の凹部は、常に鍋の径より小さいか
ら、図10に示すように、同一径の複数の鍋を積み重ね
ることが出来る。又、図11に示すように、小径の鍋の
上に大径の鍋をも積み重ねることが出来る。更に、図1
2に示すように、小径の鍋の上に中径の鍋を、中径の鍋
の上に大径の鍋を順次積み重ねることが出来る。又、複
数の鍋の蓋の摘みなどの突出部と、その突出部が嵌まる
複数の鍋本体の下端部の凹部の形状と大きさを統一する
ことにより、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の
順序で積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られる
と共に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コ
ストを低減し、その金型や治具の交換コストを無用で
き、製造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。
尚、必要に応じ、上述の各実施の形態に詳述した各構成
要素を任意に組合わせて実施することもできる。
【0026】以上のような構成の本発明の積み重ね式鍋
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装し或は嵌め込むことにより解決
したので、当然のことながら、従来と同様に大径の鍋の
上に小径の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の
同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、小径の鍋の上
に大径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に
積み重ねることが出来る積み重ね式鍋が得られた。その
結果として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方
が小さくなければならない」という従来の積み重ね式鍋
の構造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視し、
自由な発想により自由にデザインできるという効果が生
じた。
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装し或は嵌め込むことにより解決
したので、当然のことながら、従来と同様に大径の鍋の
上に小径の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の
同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、小径の鍋の上
に大径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に
積み重ねることが出来る積み重ね式鍋が得られた。その
結果として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方
が小さくなければならない」という従来の積み重ね式鍋
の構造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視し、
自由な発想により自由にデザインできるという効果が生
じた。
【0027】
【実施例】以下のような条件で試作した結果、極めて使
い勝手の優れた積み重ね式鍋が得られた。一般の鍋同
様、本体と蓋は、18−8ステンレススチール(他の配
合のステンレススチールや鉄、銅、アルミニューム、ホ
ウローその他の素材であっても良い)、摘みは、耐熱性
の合成樹脂で作製した。
い勝手の優れた積み重ね式鍋が得られた。一般の鍋同
様、本体と蓋は、18−8ステンレススチール(他の配
合のステンレススチールや鉄、銅、アルミニューム、ホ
ウローその他の素材であっても良い)、摘みは、耐熱性
の合成樹脂で作製した。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る積み重ね式鍋は、以上のよ
うな構成を備えているので、台としての鍋を略水平な平
面上に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みや突起な
どの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を外装或は嵌
め込むことにより解決したから、当然のことながら、従
来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねることが
出来ると共に、複数の同径の鍋を積み重ねることが出
来、更に、小径の鍋の上に大径の鍋を安定した状態で誰
にでもが簡単且つ確実に積み重ねることが出来る積み重
ね式鍋が得られ、鍋の径の大小に関わらず、任意の順序
で積み重ねることが出来るようになった。又、複数の鍋
に設けた突出部と凹部の形状と大きさを統一することに
より、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の順序で
積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られると共
に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コスト
を低減し、その金型や治具の交換コストを無用でき、製
造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。その結果
として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方が小
さくなければならない」という従来の積み重ね式鍋の構
造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視し、自由
な発想により自由にデザインできるという効果が生じ
た。
うな構成を備えているので、台としての鍋を略水平な平
面上に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みや突起な
どの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を外装或は嵌
め込むことにより解決したから、当然のことながら、従
来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねることが
出来ると共に、複数の同径の鍋を積み重ねることが出
来、更に、小径の鍋の上に大径の鍋を安定した状態で誰
にでもが簡単且つ確実に積み重ねることが出来る積み重
ね式鍋が得られ、鍋の径の大小に関わらず、任意の順序
で積み重ねることが出来るようになった。又、複数の鍋
に設けた突出部と凹部の形状と大きさを統一することに
より、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の順序で
積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られると共
に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コスト
を低減し、その金型や治具の交換コストを無用でき、製
造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。その結果
として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方が小
さくなければならない」という従来の積み重ね式鍋の構
造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視し、自由
な発想により自由にデザインできるという効果が生じ
た。
【図1】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
鍋を順次積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
鍋を順次積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図2】(a)本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
【図3】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の鍋
を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図4】(a)本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
【図5】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
【図6】本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状
態を示す斜視図(把手省略)である。
態を示す斜視図(把手省略)である。
【図7】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図8】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図9】(a)本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
【図10】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の同径の
鍋を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
鍋を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
【図11】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を小中の
径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)
である。
径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)
である。
【図12】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を小中大
の径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
の径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図13】従来例の積み重ね式鍋を大中小の径順に積み
重ねた状態を示す斜視図である。
重ねた状態を示す斜視図である。
【図14】従来例の積み重ね式鍋の中径の鍋を平面に置
き、その中径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねた状態を示
す要部縦断面図である。
き、その中径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねた状態を示
す要部縦断面図である。
【図15】従来例の積み重ね式鍋の同径の複数の鍋のう
ちの一つの鍋の上に今一つの鍋を積み重ねた状態を示す
分解斜視図である(積み重ね不可)。
ちの一つの鍋の上に今一つの鍋を積み重ねた状態を示す
分解斜視図である(積み重ね不可)。
1・・・・・本体 1a・・・・凹部 2・・・・・蓋 2a・・・・摘み 3・・・・・鍋 5・・・・・環状
突起 5a・・・・凹部 6・・・・・環状
溝 7・・・・・凹部 8・・・・・凹部
(ドーム型凹部) 10・・・・筋条突起 11・・・・筋条
溝
突起 5a・・・・凹部 6・・・・・環状
溝 7・・・・・凹部 8・・・・・凹部
(ドーム型凹部) 10・・・・筋条突起 11・・・・筋条
溝
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 積み重ね式鍋
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓋と本体とを備え
た複数の鍋を積み重ねるための積み重ね式鍋に関し、更
に詳しくは、蓋の上端部に設けた突起、摘み或は筋状突
起に本体の下端部に設けた凹部や条溝を装着、外装、嵌
合或は嵌め込み若しくは挿入することにより複数の鍋を
安定状態で積み重ね可能とすることに特徴のある積み重
ね式鍋に関するものである。
た複数の鍋を積み重ねるための積み重ね式鍋に関し、更
に詳しくは、蓋の上端部に設けた突起、摘み或は筋状突
起に本体の下端部に設けた凹部や条溝を装着、外装、嵌
合或は嵌め込み若しくは挿入することにより複数の鍋を
安定状態で積み重ね可能とすることに特徴のある積み重
ね式鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図13,14に示すような積
み重ね式鍋があった。しかしながら、この蓋aと本体b
を備えた積み重ね式鍋は、蓋aの上端部に凹部a1を設
け(当然、蓋aの上端部に設けた摘みa2は、凹部a1
の底部より突出していてはならなかった)、その凹部a
1に他の本体bの底部に突出した突出部b1を嵌め込む
ことにより複数の鍋を積み重ね可能としていた。従っ
て、上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、台とな
る鍋の蓋に設けられた凹部(当然、鍋蓋の径より小さ
い)より小さな径の本体でないと積み重ねることが出来
ず、又、平面に鍋を安定状態で置くためには、鍋底の突
出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする必要が
あることからくる制約から、上に積み重ねる鍋は、台と
なる下の鍋より径が小さくなければならなかった。
み重ね式鍋があった。しかしながら、この蓋aと本体b
を備えた積み重ね式鍋は、蓋aの上端部に凹部a1を設
け(当然、蓋aの上端部に設けた摘みa2は、凹部a1
の底部より突出していてはならなかった)、その凹部a
1に他の本体bの底部に突出した突出部b1を嵌め込む
ことにより複数の鍋を積み重ね可能としていた。従っ
て、上記のような構成の従来の積み重ね式鍋は、台とな
る鍋の蓋に設けられた凹部(当然、鍋蓋の径より小さ
い)より小さな径の本体でないと積み重ねることが出来
ず、又、平面に鍋を安定状態で置くためには、鍋底の突
出部の底面が平坦で、かつ、出来るだけ広くする必要が
あることからくる制約から、上に積み重ねる鍋は、台と
なる下の鍋より径が小さくなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成の従
来の積み重ね式鍋は、台となる鍋の蓋に設けられた凹部
(当然、鍋蓋の径より小さい)より小さな径の本体でな
いと積み重ねることが出来ず、又、平面に鍋を安定状態
で置くためには、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、
出来るだけ広くする必要があることからくる制約から、
上に積み重ねる鍋は、台となる下の鍋より径が小さくな
ければならない。即ち、同径の複数の鍋(図10)や、
台となる鍋より大きな径の鍋(図11,12参照)を積
み重ねることが出来なかった。こうした制約が、積み重
ね式鍋のデザイン上の大きな制約となっている。又、従
来の鍋には、鍋蓋を鍋敷兼用としたり、或は、鍋蓋を鍋
本体の縁に係止することにより鍋蓋を半開或は全開状態
で係止し鍋本体内を見れるようにするという考えはなか
った。特許出願人は、上記従来例を更に研究した結果、
台となる鍋と積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任
意に安定した状態で複数の鍋を積み重ね可能とした上
に、更に、複数の鍋の蓋の突出部としての摘みなどと、
その突出部が嵌まる複数の鍋本体の下端部の凹部の形状
と大きさを統一することにより、突出部及び凹部を形成
する金型や治工具の製造コストを低減すると共に、その
金型や治具の交換コストを無用化し、製造コストが低減
した積み重ね式鍋を提供することを目的としている。
又、上記の構成とすることにより、鍋蓋を鍋敷兼用にで
き、或は、鍋蓋を鍋本体の縁に半開或は全開状態で係止
できる積み重ね式鍋を提供することを目的としている。
来の積み重ね式鍋は、台となる鍋の蓋に設けられた凹部
(当然、鍋蓋の径より小さい)より小さな径の本体でな
いと積み重ねることが出来ず、又、平面に鍋を安定状態
で置くためには、鍋底の突出部の底面が平坦で、かつ、
出来るだけ広くする必要があることからくる制約から、
上に積み重ねる鍋は、台となる下の鍋より径が小さくな
ければならない。即ち、同径の複数の鍋(図10)や、
台となる鍋より大きな径の鍋(図11,12参照)を積
み重ねることが出来なかった。こうした制約が、積み重
ね式鍋のデザイン上の大きな制約となっている。又、従
来の鍋には、鍋蓋を鍋敷兼用としたり、或は、鍋蓋を鍋
本体の縁に係止することにより鍋蓋を半開或は全開状態
で係止し鍋本体内を見れるようにするという考えはなか
った。特許出願人は、上記従来例を更に研究した結果、
台となる鍋と積み重ねる鍋の径の大小に関わりなく、任
意に安定した状態で複数の鍋を積み重ね可能とした上
に、更に、複数の鍋の蓋の突出部としての摘みなどと、
その突出部が嵌まる複数の鍋本体の下端部の凹部の形状
と大きさを統一することにより、突出部及び凹部を形成
する金型や治工具の製造コストを低減すると共に、その
金型や治具の交換コストを無用化し、製造コストが低減
した積み重ね式鍋を提供することを目的としている。
又、上記の構成とすることにより、鍋蓋を鍋敷兼用にで
き、或は、鍋蓋を鍋本体の縁に半開或は全開状態で係止
できる積み重ね式鍋を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の積み重ね式鍋は、蓋の上端部に設けた摘み
や突起などの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を装
着、外装、嵌合、嵌め込み或は挿入などすることにより
解決した。即ち、以下に列記する通りである。
め、本発明の積み重ね式鍋は、蓋の上端部に設けた摘み
や突起などの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を装
着、外装、嵌合、嵌め込み或は挿入などすることにより
解決した。即ち、以下に列記する通りである。
【0005】本発明のうちの請求項1記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
突出部と、その突出部の少なくとも一部に外装可能に形
成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備え、上記本体
に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋の突出部に他
の本体の凹部を外装することを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
突出部と、その突出部の少なくとも一部に外装可能に形
成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備え、上記本体
に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋の突出部に他
の本体の凹部を外装することを特徴とする。
【0006】本発明のうちの請求項2記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、本体の下端部に凹部
が設けてあることを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、本体の下端部に凹部
が設けてあることを特徴とする。
【0007】本発明のうちの請求項3記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に上方向
に向って突出した摘みと、その摘みの少なくとも一部に
外装可能に形成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備
え、上記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋
の摘みに他の本体の凹部を外装することを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に上方向
に向って突出した摘みと、その摘みの少なくとも一部に
外装可能に形成し、本体の下端部に設けた凹部と、を備
え、上記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋
の摘みに他の本体の凹部を外装することを特徴とする。
【0008】本発明のうちの請求項4記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
第二の凹部と、その第二の凹部内に設けた摘みと、その
摘みの少なくとも一部に外装可能に形成し、本体の下端
部に設けた凹部と、を備え、上記本体に装着した蓋上に
他の本体を積み重ね、蓋の摘みに他の本体の凹部を外装
することを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
第二の凹部と、その第二の凹部内に設けた摘みと、その
摘みの少なくとも一部に外装可能に形成し、本体の下端
部に設けた凹部と、を備え、上記本体に装着した蓋上に
他の本体を積み重ね、蓋の摘みに他の本体の凹部を外装
することを特徴とする。
【0009】本発明のうちの請求項5記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、請求項1〜請求項4のうち1項記載の
積み重ね式鍋において、本体の凹部が、錐形或は錐形の
台形の凹部であることを特徴とする。
積み重ね式鍋は、請求項1〜請求項4のうち1項記載の
積み重ね式鍋において、本体の凹部が、錐形或は錐形の
台形の凹部であることを特徴とする。
【0010】本発明のうちの請求項6記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
筋条突起と、その筋条突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた条溝と、を備え、前記本体に装着し
た蓋上に他の本体を載置し、蓋の筋条突起に他の本体の
条溝を嵌め込むことを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
筋条突起と、その筋条突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた条溝と、を備え、前記本体に装着し
た蓋上に他の本体を載置し、蓋の筋条突起に他の本体の
条溝を嵌め込むことを特徴とする。
【0011】本発明のうちの請求項7記載の考案に係る
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
環状突起と、その環状突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた環状溝と、を備え、前記本体に装着
した蓋上に他の本体を載置し、蓋の環状突起に他の本体
の環状溝を嵌め込むことを特徴とする。
積み重ね式鍋は、本体と蓋とを備えた鍋であって、複数
個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設けた
環状突起と、その環状突起に嵌め込み可能に形成し、本
体の下端部に設けた環状溝と、を備え、前記本体に装着
した蓋上に他の本体を載置し、蓋の環状突起に他の本体
の環状溝を嵌め込むことを特徴とする。
【0012】本発明で言う蓋の上端面の「突出部」は、
摘み、突起など、蓋の上端部から上方向に突出したもの
を意味すると共に、蓋の上端面に凹部を設け、その凹部
の底面から上方向に突出したものの意味であり、その形
状は、図示し説明する形状に拘る事無く、上方向に向っ
て突出しておれば良い。又、本体の下端部に設けた「凹
部」とは、本体の下端部に設けられ、その本体の下端面
から上方向に向って凹むものの意味であり、その形状は
円形、楕円形、多角形、その他の形状の穴であって、図
示し説明する形状に拘る事無く、上方向に凹んでおれば
良い。蓋を装着した台となる鍋の上に他の鍋を積み重
ね、蓋の「突出部」に本体の「凹部」を「外装」したと
き、上の鍋を安定した状態で積み重ねることができれ
ば、「突出部」と「凹部」の形状は、図示したものに拘
ることなく、如何なる形状であっても良い。
摘み、突起など、蓋の上端部から上方向に突出したもの
を意味すると共に、蓋の上端面に凹部を設け、その凹部
の底面から上方向に突出したものの意味であり、その形
状は、図示し説明する形状に拘る事無く、上方向に向っ
て突出しておれば良い。又、本体の下端部に設けた「凹
部」とは、本体の下端部に設けられ、その本体の下端面
から上方向に向って凹むものの意味であり、その形状は
円形、楕円形、多角形、その他の形状の穴であって、図
示し説明する形状に拘る事無く、上方向に凹んでおれば
良い。蓋を装着した台となる鍋の上に他の鍋を積み重
ね、蓋の「突出部」に本体の「凹部」を「外装」したと
き、上の鍋を安定した状態で積み重ねることができれ
ば、「突出部」と「凹部」の形状は、図示したものに拘
ることなく、如何なる形状であっても良い。
【0013】以上のような構成の本発明の積み重ね式鍋
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装することにより解決したので、
当然、従来の積み重ね式鍋と同様に大径の鍋の上に小径
の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の同径の鍋
を積み重ねることが出来、更に、従来とは異なり、小径
の鍋の上に大径の鍋をより安定した状態で誰にでも簡単
且つ確実に積み重ねることも出来、鍋の径による制約か
ら開放されて自由な発想に基づき自由な形状の意匠を施
すことができる積み重ね式鍋が得られた。又、上記のよ
うな構成の本考案の積み重ね式鍋は、図13に示すよう
に、鍋蓋を鍋敷として使用することができ、更に、図3
に示すように鍋蓋の中央部に凹部を形成し、その凹部の
底上に摘みを取付けたときは、その凹部が蓋の裏面に突
出しているので、図14,15に示すように、鍋本体の
上端の縁に蓋を鍋の軸芯を外して載せると、その裏面の
突起が鍋本体の縁に引っ掛かり安定状態で係止し、その
上、図16,17に示すように鍋蓋の摘みを内側向けて
鍋本体の縁に係止すると、鍋本体の縁が鍋蓋の凹部が嵌
まり込み摘みが縁に安定状態で係止する。
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装することにより解決したので、
当然、従来の積み重ね式鍋と同様に大径の鍋の上に小径
の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の同径の鍋
を積み重ねることが出来、更に、従来とは異なり、小径
の鍋の上に大径の鍋をより安定した状態で誰にでも簡単
且つ確実に積み重ねることも出来、鍋の径による制約か
ら開放されて自由な発想に基づき自由な形状の意匠を施
すことができる積み重ね式鍋が得られた。又、上記のよ
うな構成の本考案の積み重ね式鍋は、図13に示すよう
に、鍋蓋を鍋敷として使用することができ、更に、図3
に示すように鍋蓋の中央部に凹部を形成し、その凹部の
底上に摘みを取付けたときは、その凹部が蓋の裏面に突
出しているので、図14,15に示すように、鍋本体の
上端の縁に蓋を鍋の軸芯を外して載せると、その裏面の
突起が鍋本体の縁に引っ掛かり安定状態で係止し、その
上、図16,17に示すように鍋蓋の摘みを内側向けて
鍋本体の縁に係止すると、鍋本体の縁が鍋蓋の凹部が嵌
まり込み摘みが縁に安定状態で係止する。
【0014】
【発明の実施の形態】 「実施の形態1」以下、本発明に係る積み重ね式鍋の実
施の形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明に係
る複数個の積み重ね式鍋を大中小の鍋を順次積み重ねた
状態を示す分解縦断面図(把手省略)、図2(a)は、
本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図2
(b)は、本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した
状態を示す斜視図(把手省略)である。
施の形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明に係
る複数個の積み重ね式鍋を大中小の鍋を順次積み重ねた
状態を示す分解縦断面図(把手省略)、図2(a)は、
本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図2
(b)は、本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した
状態を示す斜視図(把手省略)である。
【0015】図1、図2に基づき説明する。本発明の積
み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを備えた鍋3であって、
複数個の鍋3,3を積み重ね可能とするため、夫々の蓋
2,2の上端部に突出部としての突起でもある摘み2
a,2aが蓋2の上端面から上方向に向けて夫々設けて
ある。その複数個の鍋3,3を安定状態で積み重ねるた
め、夫々の本体1,1の下端部に軸芯(軸芯でなくとも
良い)を中心とする円形の凹部1a,1a(円形に拘る
ものではなく、楕円形や多角形などであっても良いが、
錐形や錐形の台形であることが望ましい)が夫々設けら
れている。それらの摘み2a,2aは、他の本体1,1
の凹部1a,1aに外装即ち緩嵌合、嵌合、嵌め込み或
は挿入可能に形成してある。尚、摘み2aが蓋2の軸芯
上にではなく、偏芯した位置に設けられているときは、
凹部1aも亦本体1の下端部の偏芯した位置であって、
その摘み2aに外装できる位置に、外装できる形状で設
けられる。又、摘み2aとは、別途、突起2aを設ける
こともでき、そのときの凹部1aは、摘みと突起2aの
両者を内包できる形状とするなど、複数の鍋3,3を積
み重ねる際に邪魔にならないようにしておく必要があ
る。
み重ね式鍋は、本体1と蓋2とを備えた鍋3であって、
複数個の鍋3,3を積み重ね可能とするため、夫々の蓋
2,2の上端部に突出部としての突起でもある摘み2
a,2aが蓋2の上端面から上方向に向けて夫々設けて
ある。その複数個の鍋3,3を安定状態で積み重ねるた
め、夫々の本体1,1の下端部に軸芯(軸芯でなくとも
良い)を中心とする円形の凹部1a,1a(円形に拘る
ものではなく、楕円形や多角形などであっても良いが、
錐形や錐形の台形であることが望ましい)が夫々設けら
れている。それらの摘み2a,2aは、他の本体1,1
の凹部1a,1aに外装即ち緩嵌合、嵌合、嵌め込み或
は挿入可能に形成してある。尚、摘み2aが蓋2の軸芯
上にではなく、偏芯した位置に設けられているときは、
凹部1aも亦本体1の下端部の偏芯した位置であって、
その摘み2aに外装できる位置に、外装できる形状で設
けられる。又、摘み2aとは、別途、突起2aを設ける
こともでき、そのときの凹部1aは、摘みと突起2aの
両者を内包できる形状とするなど、複数の鍋3,3を積
み重ねる際に邪魔にならないようにしておく必要があ
る。
【0016】以上のような構成を備えた複数の鍋3,3
のうちの1つの鍋3を台とし、その鍋3の上に他の鍋3
を載せ、蓋2の摘み2aに他の本体1の凹部1aを順次
外装して積み重ねると、複数の鍋3,3は摘み2aと凹
部1aにより係止され、トーテム・ポールのごとく垂直
に安定した状態で簡単に積み重ねることが出来る。又、
複数の鍋3,3の蓋2,2に設けられた摘み2a,2a
と、本体1,1の下端部に設けられた凹部1a,1aの
形状、位置、大きさを統一することにより、積み重ねる
鍋3,3の順序は、それらの鍋3,3の径に関わりな
く、自由に積み重ねることが出来る。即ち、後述のよう
に、同径の複数の鍋3,3は勿論、小径の鍋3の上に大
径の鍋を積み重ねることもでき、鍋3,3の径によるデ
ザイン上の制約から開放され、自由にデザインできるよ
うになった。図3に基づき後述するが、上記構成の積み
重ね式鍋の蓋2に本体1を単に積み重ねたときは、蓋2
を鍋敷として使用できる。
のうちの1つの鍋3を台とし、その鍋3の上に他の鍋3
を載せ、蓋2の摘み2aに他の本体1の凹部1aを順次
外装して積み重ねると、複数の鍋3,3は摘み2aと凹
部1aにより係止され、トーテム・ポールのごとく垂直
に安定した状態で簡単に積み重ねることが出来る。又、
複数の鍋3,3の蓋2,2に設けられた摘み2a,2a
と、本体1,1の下端部に設けられた凹部1a,1aの
形状、位置、大きさを統一することにより、積み重ねる
鍋3,3の順序は、それらの鍋3,3の径に関わりな
く、自由に積み重ねることが出来る。即ち、後述のよう
に、同径の複数の鍋3,3は勿論、小径の鍋3の上に大
径の鍋を積み重ねることもでき、鍋3,3の径によるデ
ザイン上の制約から開放され、自由にデザインできるよ
うになった。図3に基づき後述するが、上記構成の積み
重ね式鍋の蓋2に本体1を単に積み重ねたときは、蓋2
を鍋敷として使用できる。
【0017】「実施の形態2」図3は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を中小の鍋を積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図4(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図4(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
数個の積み重ね式鍋を中小の鍋を積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図4(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図4(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
【0018】図3,4に示す本発明の異なる実施の形態
を説明する。尚、本実施の形態以下の説明に当たって、
本発明の記載済み実施の形態と同一構成部分には、同一
符号を付して重複する説明は省略する。図3,4に示す
本発明の異なる実施の形態を説明する。前記本発明の実
施の形態1と主に異なる点は、蓋2,2の上端部に凹部
5aを設け、その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹
部5aの外縁(外周でも良い)に筋条突起の一形態とし
ての環状突起5を設け、本体1の下端部にその環状突起
5と互いに嵌まり合う環状溝6を設けたことである。
尚、図では、環状突起5を蓋2と同一の軸芯に設け、環
状溝6を本体1と同一軸芯に設けているが、複数の鍋
3,3を積み重ねたとき、環状突起5と環状溝6は、環
状突起5と環状溝6が互いに嵌まり合う位置であれば良
く、その形状も円形に拘ることなく、楕円形や多角形な
ど他の形状であっても良い。又、環状突起5と環状溝6
は、複数本であっても良い。以上のような構成を有して
いるから、実施の形態1の場合のように、複数の鍋3,
3を積み重ねるとき、台としての鍋3の蓋2の環状突起
5に他の本体1の環状溝6を嵌め込むと実施の形態1と
同様の作用効果が得られる。又、図14〜17に基づき
後述するが、蓋2の上端部に凹部5aを設け、その凹部
5aの底に摘み2aを取付けると、その凹部5aが蓋2
の内面に突出するから、図14,15に示すように、本
体1に軸芯をずらして蓋2を載せると、凹部5aが本体
1の縁に引っ掛かり、鍋蓋2が半開状態で安定して係止
され、鍋本体1の内部の状態を見ることができ、更に、
蓋2の摘みを内側にしてその摘みを本体1の縁に係止す
ると、図16,17に示すように、本体1の縁の一部が
上記凹部5aに嵌まり込み、鍋蓋2が全開状態で安定し
て係止され、鍋本体1の内部の状態を見ることができ
る。
を説明する。尚、本実施の形態以下の説明に当たって、
本発明の記載済み実施の形態と同一構成部分には、同一
符号を付して重複する説明は省略する。図3,4に示す
本発明の異なる実施の形態を説明する。前記本発明の実
施の形態1と主に異なる点は、蓋2,2の上端部に凹部
5aを設け、その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹
部5aの外縁(外周でも良い)に筋条突起の一形態とし
ての環状突起5を設け、本体1の下端部にその環状突起
5と互いに嵌まり合う環状溝6を設けたことである。
尚、図では、環状突起5を蓋2と同一の軸芯に設け、環
状溝6を本体1と同一軸芯に設けているが、複数の鍋
3,3を積み重ねたとき、環状突起5と環状溝6は、環
状突起5と環状溝6が互いに嵌まり合う位置であれば良
く、その形状も円形に拘ることなく、楕円形や多角形な
ど他の形状であっても良い。又、環状突起5と環状溝6
は、複数本であっても良い。以上のような構成を有して
いるから、実施の形態1の場合のように、複数の鍋3,
3を積み重ねるとき、台としての鍋3の蓋2の環状突起
5に他の本体1の環状溝6を嵌め込むと実施の形態1と
同様の作用効果が得られる。又、図14〜17に基づき
後述するが、蓋2の上端部に凹部5aを設け、その凹部
5aの底に摘み2aを取付けると、その凹部5aが蓋2
の内面に突出するから、図14,15に示すように、本
体1に軸芯をずらして蓋2を載せると、凹部5aが本体
1の縁に引っ掛かり、鍋蓋2が半開状態で安定して係止
され、鍋本体1の内部の状態を見ることができ、更に、
蓋2の摘みを内側にしてその摘みを本体1の縁に係止す
ると、図16,17に示すように、本体1の縁の一部が
上記凹部5aに嵌まり込み、鍋蓋2が全開状態で安定し
て係止され、鍋本体1の内部の状態を見ることができ
る。
【0019】「実施の形態3」図5は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を大中小の順に積み重ねた状態を示
す分解縦断面図(把手省略)、図6は、本発明に係る積
み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視図(把手省
略)である。
数個の積み重ね式鍋を大中小の順に積み重ねた状態を示
す分解縦断面図(把手省略)、図6は、本発明に係る積
み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視図(把手省
略)である。
【0020】図5,6に示す本発明の異なる実施の形態
を説明する。前記本発明の記載済み実施の形態と主に異
なる点は、実施の形態1と実施の形態2を組合わせたこ
とである。即ち、蓋2,2の上端部に凹部5aを設け、
その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹部5aの外縁
に環状突起5を設け、本体1の下端部に環状突起5と互
いに嵌まり合う環状溝6を設けると共に、摘み2aの上
端の一部と嵌まり合う凹部7を設けたことである。以上
のような構成を備えた積み重ね式鍋であるから、摘み2
aの上端の一部と凹部7が、環状突起5と環状溝6が互
いに嵌まり合い、二重に係止され、実施の形態1と2の
夫々の作用効果を強化し、より安定した状態で複数の鍋
3,3を積み重ねることができるようになった。
を説明する。前記本発明の記載済み実施の形態と主に異
なる点は、実施の形態1と実施の形態2を組合わせたこ
とである。即ち、蓋2,2の上端部に凹部5aを設け、
その凹部5aの底に摘み2aを取付け、凹部5aの外縁
に環状突起5を設け、本体1の下端部に環状突起5と互
いに嵌まり合う環状溝6を設けると共に、摘み2aの上
端の一部と嵌まり合う凹部7を設けたことである。以上
のような構成を備えた積み重ね式鍋であるから、摘み2
aの上端の一部と凹部7が、環状突起5と環状溝6が互
いに嵌まり合い、二重に係止され、実施の形態1と2の
夫々の作用効果を強化し、より安定した状態で複数の鍋
3,3を積み重ねることができるようになった。
【0021】「実施の形態4」図7は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)である。
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)である。
【0022】図7に示す本発明の異なる実施の形態を説
明する。前記本発明の記載済み実施の形態1と主に異な
る点は、凹部1a及び凹部1aの外周の環状溝6の代わ
りに、本体1の下端部に、中空の球体或は楕円球体(錐
体形、矩形などであっても良く、その形状に拘るもので
はない)の外郭を内側から見たときの一部からなる凹部
8(所謂ドーム型)を設けたたことである。即ち、蓋
2,2の上端部に凹部5aを設け、その凹部5aの底に
夫々摘み2a,2aを取付けると共に、前記の通り、本
体1の底部にドーム型凹部8を設けたことである。この
ような構成を有する複数の鍋3を積み重ねたとき、摘み
2aとドーム型凹部8の上端部が軽く当接し、或は、摘
み2aとドーム型凹部8の上端部の間に隙間が出来るよ
うに形成することが必要であり、摘み2aとドーム型凹
部8の上端面が強く当接すると、積み重ねた上の鍋3が
揺動し、望ましくない。以上のような構成を有している
から、実施の形態1の場合のように、台としての鍋3の
蓋2に他の鍋3の本体1を積み重ね、摘み2aに他の本
体1のドーム型凹部8を外装すると、実施の形態1と同
様の作用効果のある積み重ね式鍋が得られる上に、鍋底
の内面の突出部(ドーム型凹部8を本体1の内面から見
た形状)がなだらかになっているから、お玉などによる
本体1内の調理物の攪拌がスムースに行なえ、本体1内
から調理物を取り去ったのち、その突出部近傍に調理物
の残滓が残ることも少なく、本体内の洗浄がスムースに
できる。
明する。前記本発明の記載済み実施の形態1と主に異な
る点は、凹部1a及び凹部1aの外周の環状溝6の代わ
りに、本体1の下端部に、中空の球体或は楕円球体(錐
体形、矩形などであっても良く、その形状に拘るもので
はない)の外郭を内側から見たときの一部からなる凹部
8(所謂ドーム型)を設けたたことである。即ち、蓋
2,2の上端部に凹部5aを設け、その凹部5aの底に
夫々摘み2a,2aを取付けると共に、前記の通り、本
体1の底部にドーム型凹部8を設けたことである。この
ような構成を有する複数の鍋3を積み重ねたとき、摘み
2aとドーム型凹部8の上端部が軽く当接し、或は、摘
み2aとドーム型凹部8の上端部の間に隙間が出来るよ
うに形成することが必要であり、摘み2aとドーム型凹
部8の上端面が強く当接すると、積み重ねた上の鍋3が
揺動し、望ましくない。以上のような構成を有している
から、実施の形態1の場合のように、台としての鍋3の
蓋2に他の鍋3の本体1を積み重ね、摘み2aに他の本
体1のドーム型凹部8を外装すると、実施の形態1と同
様の作用効果のある積み重ね式鍋が得られる上に、鍋底
の内面の突出部(ドーム型凹部8を本体1の内面から見
た形状)がなだらかになっているから、お玉などによる
本体1内の調理物の攪拌がスムースに行なえ、本体1内
から調理物を取り去ったのち、その突出部近傍に調理物
の残滓が残ることも少なく、本体内の洗浄がスムースに
できる。
【0023】「実施の形態5」図8は、本発明に係る複
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図9(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図9(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
数個の積み重ね式鍋を中小の順に積み重ねた状態を示す
分解縦断面図(把手省略)、図9(a)は、本発明に係
る積み重ね式鍋の蓋を示す斜視図、図9(b)は、本発
明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態を示す斜視
図(把手省略)である。
【0024】図8,9に示す本発明の異なる実施の形態
を説明する。前記本発明の実施の形態2と主に異なる点
は、蓋2の環状突起5の代わりに蓋2の軸芯から放射方
向の複数の筋条突起10,10を設け、本体1の環状溝
6の代わりに蓋2の複数の筋条突起10,10と嵌まり
合う複数の筋条溝11,11を設けたことである。これ
らの複数の筋条突起10,10と複数の筋条溝11,1
1は、1本であっても複数本であっても良く、筋条では
なく、単なる突起と穴であっても、曲折した突起と穴で
あっても良く、互いに嵌まり合う形状であれば、図示し
説明したものに拘ることなく、如何なる形状であっても
良い。以上のような構成の積み重ね式鍋であるから、実
施の形態2の作用効果を一層強化した。
を説明する。前記本発明の実施の形態2と主に異なる点
は、蓋2の環状突起5の代わりに蓋2の軸芯から放射方
向の複数の筋条突起10,10を設け、本体1の環状溝
6の代わりに蓋2の複数の筋条突起10,10と嵌まり
合う複数の筋条溝11,11を設けたことである。これ
らの複数の筋条突起10,10と複数の筋条溝11,1
1は、1本であっても複数本であっても良く、筋条では
なく、単なる突起と穴であっても、曲折した突起と穴で
あっても良く、互いに嵌まり合う形状であれば、図示し
説明したものに拘ることなく、如何なる形状であっても
良い。以上のような構成の積み重ね式鍋であるから、実
施の形態2の作用効果を一層強化した。
【0025】上記説明の実施の形態1〜5の説明で理解
できるように、上記構成を夫々有する蓋の摘みや突起な
どの突出部と本体の凹部は、常に鍋の径より小さいか
ら、図10に示すように、同一径の複数の鍋を積み重ね
ることが出来る。又、図11に示すように、小径の鍋の
上に大径の鍋をも積み重ねることが出来る。更に、図1
2に示すように、小径の鍋の上に中径の鍋を、中径の鍋
の上に大径の鍋を順次積み重ねることが出来る。又、複
数の鍋の蓋の摘みなどの突出部と、その突出部が嵌まる
複数の鍋本体の下端部の凹部の形状と大きさを統一する
ことにより、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の
順序で積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られる
と共に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コ
ストを低減し、その金型や治具の交換コストを無用で
き、製造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。上
記説明の実施の形態1〜3の説明で理解できるように、
上記構成を夫々有する鍋3の第一の凹部2bと第三の凹
部1aは、常に鍋の径より小さいから、図6に示すよう
に、同一径の複数の鍋3,3を積み重ねることが出来
る。又、図7に示すように、小径の鍋3の上に大径の鍋
3をも積み重ねることが出来る。更に、図8に示すよう
に、小径の鍋3の上に中径の鍋3を、中径の鍋3の上に
大径の鍋3を順次積み重ねることが出来る。
できるように、上記構成を夫々有する蓋の摘みや突起な
どの突出部と本体の凹部は、常に鍋の径より小さいか
ら、図10に示すように、同一径の複数の鍋を積み重ね
ることが出来る。又、図11に示すように、小径の鍋の
上に大径の鍋をも積み重ねることが出来る。更に、図1
2に示すように、小径の鍋の上に中径の鍋を、中径の鍋
の上に大径の鍋を順次積み重ねることが出来る。又、複
数の鍋の蓋の摘みなどの突出部と、その突出部が嵌まる
複数の鍋本体の下端部の凹部の形状と大きさを統一する
ことにより、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の
順序で積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られる
と共に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コ
ストを低減し、その金型や治具の交換コストを無用で
き、製造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。上
記説明の実施の形態1〜3の説明で理解できるように、
上記構成を夫々有する鍋3の第一の凹部2bと第三の凹
部1aは、常に鍋の径より小さいから、図6に示すよう
に、同一径の複数の鍋3,3を積み重ねることが出来
る。又、図7に示すように、小径の鍋3の上に大径の鍋
3をも積み重ねることが出来る。更に、図8に示すよう
に、小径の鍋3の上に中径の鍋3を、中径の鍋3の上に
大径の鍋3を順次積み重ねることが出来る。
【0026】図13は、本発明に係る複数個の積み重ね
式鍋を蓋の上に積み重ねた状態を示す斜視図、図14
は、本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の内面に突
出した摘みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す斜視
図、図15は、本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋
の内面に突出した摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示
す拡大縦断面図、図16は、本発明に係る複数個の積み
重ね式鍋の蓋の摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示す
斜視図、図17は、本発明に係る複数個の積み重ね式鍋
の蓋の摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示す拡大縦断
面図である。図13に示し、前述したように、鍋蓋2の
上に鍋本体1を積み重ねることができるから、鍋蓋2を
鍋敷として使用することもできる。図14,15に示
し、前述したように、鍋蓋2の上部に凹部5aを設け、
その凹部5aの底に摘み2aを設けたときは、その凹部
5aが鍋蓋2の内面に突出するから、軸芯をずらして本
体1の上部に蓋2を載せると、蓋2の内面に突出した突
出部である凹部5aが、本体1の縁に引っ掛かり、安定
状態で静止する。又、図16,17に示し、これも前述
したように、前記摘み2aを本体1の内側に向けて本体
1の縁に引っ掛けると、本体1の縁の一部が蓋2の凹部
5aに入り込み、摘み2aが本体1の縁に引っ掛かり、
安定状態で静止する。尚、必要に応じ、上述の各実施の
形態に詳述した各構成要素を任意に組合わせて実施する
こともできる。
式鍋を蓋の上に積み重ねた状態を示す斜視図、図14
は、本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の内面に突
出した摘みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す斜視
図、図15は、本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋
の内面に突出した摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示
す拡大縦断面図、図16は、本発明に係る複数個の積み
重ね式鍋の蓋の摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示す
斜視図、図17は、本発明に係る複数個の積み重ね式鍋
の蓋の摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示す拡大縦断
面図である。図13に示し、前述したように、鍋蓋2の
上に鍋本体1を積み重ねることができるから、鍋蓋2を
鍋敷として使用することもできる。図14,15に示
し、前述したように、鍋蓋2の上部に凹部5aを設け、
その凹部5aの底に摘み2aを設けたときは、その凹部
5aが鍋蓋2の内面に突出するから、軸芯をずらして本
体1の上部に蓋2を載せると、蓋2の内面に突出した突
出部である凹部5aが、本体1の縁に引っ掛かり、安定
状態で静止する。又、図16,17に示し、これも前述
したように、前記摘み2aを本体1の内側に向けて本体
1の縁に引っ掛けると、本体1の縁の一部が蓋2の凹部
5aに入り込み、摘み2aが本体1の縁に引っ掛かり、
安定状態で静止する。尚、必要に応じ、上述の各実施の
形態に詳述した各構成要素を任意に組合わせて実施する
こともできる。
【0027】以上のような構成の本発明の積み重ね式鍋
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装し或は嵌め込むことにより解決
したので、当然のことながら、従来と同様に大径の鍋の
上に小径の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の
同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、小径の鍋の上
に大径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に
積み重ねることが出来る積み重ね式鍋が得られた。その
結果として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方
が小さくなければならない」という従来の積み重ね式鍋
の構造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視し、
自由な発想により自由にデザインできるという効果が生
ずるのみならず、図13〜17に示すような鍋蓋の使用
方法が得られ、大変使い勝手が良くなった。
は、台としての鍋を略水平な平面上に置き、その鍋の蓋
の上端部に設けた摘みや突起などの突出部に、本体の下
端部に設けた凹部を外装し或は嵌め込むことにより解決
したので、当然のことながら、従来と同様に大径の鍋の
上に小径の鍋を積み重ねることが出来ると共に、複数の
同径の鍋を積み重ねることが出来、更に、小径の鍋の上
に大径の鍋を安定した状態で誰にでもが簡単且つ確実に
積み重ねることが出来る積み重ね式鍋が得られた。その
結果として、「台となる鍋より、上に積み重ねる鍋の方
が小さくなければならない」という従来の積み重ね式鍋
の構造上の制約から開放され、鍋の径の大小を無視し、
自由な発想により自由にデザインできるという効果が生
ずるのみならず、図13〜17に示すような鍋蓋の使用
方法が得られ、大変使い勝手が良くなった。
【0028】
【実施例】以下のような条件で試作した結果、極めて使
い勝手の優れた積み重ね式鍋が得られた。一般の鍋同
様、本体と蓋は、18−8ステンレススチール(他の配
合のステンレススチールや鉄、銅、アルミニューム、ホ
ウローその他の素材であっても良い)、摘みは、耐熱性
の合成樹脂で作製した。
い勝手の優れた積み重ね式鍋が得られた。一般の鍋同
様、本体と蓋は、18−8ステンレススチール(他の配
合のステンレススチールや鉄、銅、アルミニューム、ホ
ウローその他の素材であっても良い)、摘みは、耐熱性
の合成樹脂で作製した。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る積み重ね式鍋は、以上のよ
うな構成を備えているので、台としての鍋を略水平な平
面上に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みや突起な
どの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を外装或は嵌
め込むことにより解決したから、当然のことながら、従
来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねることが
出来ると共に、複数の同径の鍋を積み重ねることが出
来、更に、小径の鍋の上に大径の鍋を安定した状態で誰
にでもが簡単且つ確実に積み重ねることが出来る積み重
ね式鍋が得られ、鍋の径の大小に関わらず、任意の順序
で積み重ねることが出来るようになった。又、複数の鍋
に設けた突出部と凹部の形状と大きさを統一することに
より、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の順序で
積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られると共
に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コスト
を低減し、その金型や治具の交換コストを無用でき、製
造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。
うな構成を備えているので、台としての鍋を略水平な平
面上に置き、その鍋の蓋の上端部に設けた摘みや突起な
どの突出部に、本体の下端部に設けた凹部を外装或は嵌
め込むことにより解決したから、当然のことながら、従
来と同様に大径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねることが
出来ると共に、複数の同径の鍋を積み重ねることが出
来、更に、小径の鍋の上に大径の鍋を安定した状態で誰
にでもが簡単且つ確実に積み重ねることが出来る積み重
ね式鍋が得られ、鍋の径の大小に関わらず、任意の順序
で積み重ねることが出来るようになった。又、複数の鍋
に設けた突出部と凹部の形状と大きさを統一することに
より、鍋の積み重ね順序に互換性が生じ、任意の順序で
積み重ねることもできる積み重ね式鍋が得られると共
に、突出部及び凹部を形成する金型や治具の製造コスト
を低減し、その金型や治具の交換コストを無用でき、製
造コストの低減した積み重ね式鍋が得られる。
【0030】その結果として、「台となる鍋より、上に
積み重ねる鍋の方が小さくなければならない」という従
来の積み重ね式鍋の構造上の制約から開放され、鍋の径
の大小を無視し、自由な発想により自由にデザインでき
るという効果が生じた。その上、鍋蓋を鍋敷と兼用にで
き、鍋蓋の内面に突出した穴を鍋本体の縁に係止し、鍋
を半開き状態で蓋をした状態で、調理中の鍋の内部を見
ることができ、更に、その摘みを内側にして鍋本体の縁
に引っ掛け、鍋本体を全開状態で調理中の鍋の内部を見
ることができるという効果が得られた。
積み重ねる鍋の方が小さくなければならない」という従
来の積み重ね式鍋の構造上の制約から開放され、鍋の径
の大小を無視し、自由な発想により自由にデザインでき
るという効果が生じた。その上、鍋蓋を鍋敷と兼用にで
き、鍋蓋の内面に突出した穴を鍋本体の縁に係止し、鍋
を半開き状態で蓋をした状態で、調理中の鍋の内部を見
ることができ、更に、その摘みを内側にして鍋本体の縁
に引っ掛け、鍋本体を全開状態で調理中の鍋の内部を見
ることができるという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
鍋を順次積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
鍋を順次積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図2】(a)本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
【図3】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の鍋
を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図4】(a)本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
【図5】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を大中小の
順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
【図6】本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状
態を示す斜視図(把手省略)である。
態を示す斜視図(把手省略)である。
【図7】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図8】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を中小の順
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)であ
る。
【図9】(a)本発明に係る積み重ね式鍋の蓋を示す斜
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
視図である。 (b)本発明に係る積み重ね式鍋の本体を倒立した状態
を示す斜視図(把手省略)である。
【図10】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の同径の
鍋を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
鍋を積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)で
ある。
【図11】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を小中の
径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)
である。
径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省略)
である。
【図12】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を小中大
の径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
の径順に積み重ねた状態を示す分解縦断面図(把手省
略)である。
【図13】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋を蓋の上
に積み重ねた状態を示す斜視図である。
に積み重ねた状態を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の内
面に突出した摘みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す
斜視図である。
面に突出した摘みを鍋本体の縁にに係止した状態を示す
斜視図である。
【図15】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の内
面に突出した摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示す拡
大縦断面図である。
面に突出した摘みを鍋本体の縁に係止した状態を示す拡
大縦断面図である。
【図16】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の摘
みを鍋本体の縁に係止した状態を示す斜視図である。
みを鍋本体の縁に係止した状態を示す斜視図である。
【図17】本発明に係る複数個の積み重ね式鍋の蓋の摘
みを鍋本体の縁に係止した状態を示す拡大縦断面図であ
る。
みを鍋本体の縁に係止した状態を示す拡大縦断面図であ
る。
【図18】従来例の積み重ね式鍋を大中小の径順に積み
重ねた状態を示す斜視図である。
重ねた状態を示す斜視図である。
【図19】従来例の積み重ね式鍋の中径の鍋を平面に置
き、その中径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねた状態を示
す要部縦断面図である。
き、その中径の鍋の上に小径の鍋を積み重ねた状態を示
す要部縦断面図である。
【図20】従来例の積み重ね式鍋の同径の複数の鍋のう
ちの一つの鍋の上に今一つの鍋を積み重ねた状態を示す
分解斜視図である(積み重ね不可)。
ちの一つの鍋の上に今一つの鍋を積み重ねた状態を示す
分解斜視図である(積み重ね不可)。
【符号の説明】 1・・・・・本体 1a・・・・凹
部 2・・・・・蓋 2a・・・・摘
み 3・・・・・鍋 5・・・・・環
状突起 5a・・・・凹部 6・・・・・環
状溝 7・・・・・凹部 8・・・・・凹
部(ドーム型凹部) 10・・・・筋条突起 11・・・・筋
条溝
部 2・・・・・蓋 2a・・・・摘
み 3・・・・・鍋 5・・・・・環
状突起 5a・・・・凹部 6・・・・・環
状溝 7・・・・・凹部 8・・・・・凹
部(ドーム型凹部) 10・・・・筋条突起 11・・・・筋
条溝
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図13】
【図14】
【図20】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図9】
【図16】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図15】
【図17】
【図18】
【図19】
Claims (7)
- 【請求項1】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設
けた突出部と、 その突出部の少なくとも一部に外装可能に形成し、本体
の下端部に設けた凹部と、 を備え、 上記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋の突
出部に他の本体の凹部を外装することを特徴とする積み
重ね式鍋。 - 【請求項2】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、本体の下端部に
凹部が設けてあることを特徴とする積み重ね式鍋。 - 【請求項3】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に上
方向に向って突出した摘みと、 その摘みの少なくとも一部に外装可能に形成し、本体の
下端部に設けた凹部と、 を備え、 上記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋の摘
みに他の本体の凹部を外装することを特徴とする積み重
ね式鍋。 - 【請求項4】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設
けた第二の凹部と、 その第二の凹部内に設けた摘みと、 その摘みの少なくとも一部に外装可能に形成し、本体の
下端部に設けた凹部と、 を備え、 上記本体に装着した蓋上に他の本体を積み重ね、蓋の摘
みに他の本体の凹部を外装することを特徴とする積み重
ね式鍋。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のうち1項記載の積
み重ね式鍋において本体の凹部が、錐形或は錐形の台形
の凹部であることを特徴とする積み重ね式鍋。 - 【請求項6】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設
けた筋条突起と、 その筋条突起に嵌め込み可能に形成し、本体の下端部に
設けた条溝と、 を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を載置し、蓋の筋条
突起に他の本体の条溝を嵌め込むことを特徴とする積み
重ね式鍋。 - 【請求項7】 本体と蓋とを備えた鍋であって、 複数個の鍋を積み重ね可能とするため、蓋の上端部に設
けた環状突起と、 その環状突起に嵌め込み可能に形成し、本体の下端部に
設けた環状溝と、 を備え、 前記本体に装着した蓋上に他の本体を載置し、蓋の環状
突起に他の本体の環状溝を嵌め込むことを特徴とする積
み重ね式鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13908197A JPH10295538A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 積み重ね式鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13908197A JPH10295538A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 積み重ね式鍋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10295538A true JPH10295538A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=15237047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13908197A Pending JPH10295538A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 積み重ね式鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10295538A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2462126A (en) * | 2008-07-26 | 2010-01-27 | Gavin Thomson | Stackable saucepan set. |
KR101258536B1 (ko) * | 2011-06-30 | 2013-06-04 | 김문화 | 단체급식용 복층 조리 밥솥 |
KR101417973B1 (ko) * | 2012-11-30 | 2014-07-14 | 강원대학교산학협력단 | 받침으로 이용 가능한 뚜껑을 갖는 냄비 |
JP2016039861A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | サーモス株式会社 | 保温調理器 |
-
1997
- 1997-04-21 JP JP13908197A patent/JPH10295538A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2462126A (en) * | 2008-07-26 | 2010-01-27 | Gavin Thomson | Stackable saucepan set. |
KR101258536B1 (ko) * | 2011-06-30 | 2013-06-04 | 김문화 | 단체급식용 복층 조리 밥솥 |
KR101417973B1 (ko) * | 2012-11-30 | 2014-07-14 | 강원대학교산학협력단 | 받침으로 이용 가능한 뚜껑을 갖는 냄비 |
JP2016039861A (ja) * | 2014-08-12 | 2016-03-24 | サーモス株式会社 | 保温調理器 |
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