JP3065931U - 金物用組み合わせ方式のツ―ルボックス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金物を利便に、携行、貯蔵することができる
ようにすることを課題とする。 【解決手段】 母体１０の多角形筒体１０１の頂部に、
より大きい外径を有する上方ボックス１０２が形成して
あり、この上方ボックス１０２の底縁と多角形筒体１０
１の上縁との隣接個所に、外へ突き出ている階段状縁１
０３が形成してある。位置決め底蓋３０が、多角形筒体
１０１の底面に取り付けてある。外へ突き出ている階段
状縁１０３及び位置決め底蓋３０を利用して、複数の子
ボックス２０が多角形筒体１０１の外周に係止される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は金物用組み合わせ方式のツールボックスに関する。特に、筒状の母体 の中に子ボックスが複数配置してある特殊な構造を有する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、金物用組み合わせ方式のツールボックスを提供するにあ る。筒状の母体の頂部に、より大きい外径を有する上方ボックスが形成してある 。多角形筒体及び位置決め底蓋の特殊な構造によって、複数の子ボックスが多角 形筒体の外周に係止される。それで、金物を利便に、携行、貯蔵、選択、取り替 えるという目的に役立つ。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、略筒状の母体の中に子ボックスが複数配置してあり； 該母体の多角形筒体の頂部に、より大きい外径を有する上方ボックスが形成して あり、この上方ボックスの底縁と多角形筒体の上縁との隣接個所に、外へ突き出 ている階段状縁が形成してあり； 位置決め底蓋が、多角形筒体の底面に取り付けてあり； 外へ突き出ている階段状縁及び位置決め底蓋を利用して、複数の子ボックスが 多角形筒体の外周に係止される構成である。

【０００４】 請求項２記載の考案は、略筒状の母体の頂部に、上方ボックスが形成してあり 、該上方ボックス内に仕切りボックスを配置してなる構成である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案の一実施例になる金物用組み合わせ方式のツールボックスにつ いて説明する。 図１及び図２に示すように、金物用組み合わせ方式のツールボックスは、略筒 状の母体１０の中に子ボックス２０を複数（５個）配置してなる構成である。母 体１０の多角形筒体１０１の頂部に、より大きい外径を有する上方ボックス１０ ２が形成してある。この上方ボックス１０２の底縁と多角形（五角形）筒体１０ １の上縁との隣接個所に、外へ突き出ている階段状縁１０３が形成してある。位 置決め底蓋３０が、多角形筒体１０１の底面に取り付けてある。この外へ突き出 ている階段状縁１０３及び位置決め底蓋３０を利用して、５つの子ボックス２０ が多角形筒体１０１の外周に係止される。複数の子ボックス２０が多角形筒体１ ０１の外周に係止されたことによって、金物用組み合わせ方式のツールボックス が形成される。

【０００６】 この金物用組み合わせ方式のツールボックスにおいて、多角形筒体１０１は、 外周に各面毎に複数の貼付け面１０４を有する。各貼付け面１０４毎に、上方ボ ックス１０２の底面から外へ突出している階段状縁１０３には、２つの係止凸体 １０５が形成してあり、位置決め底蓋３０の外周縁には、上記２つの係止凸体１ ０５に対応して２つの係止フック３０１が形成してある。

【０００７】 子ボックス２０には、頂面の外壁に係止溝２０１が、底面の外壁に係止溝２０ ２が形成してある。各係止溝２０１、２０２は、一端に止め縁２０３を有する。 子ボックス２０を縦向きとした姿勢において、頂部係止溝２０１は係止凸体１０ ５に対応して位置し、底部係止溝２０２は係止フック３０１に対応して位置する 。各係止溝２０１、２０２は一端に止め縁２０３を有するため、子ボックス２０ は、最初に、図３の右側に示すように、底部係止溝２０２を傾斜させて、位置決 め底蓋３０の係止フック３０１に係止させ、次いで、頂部側を押し込む。これに よって、頂部係止溝２０１が外へ突出している階段状縁１０３に係止される。こ れによって、子ボックス２０は、多角形筒体１０１の外面の貼付け面１０４上に 位置決めされて取付けられる。

【０００８】 また、図２に示すように、円形の仕切りボックス１０６が上方ボックス１０２ の中に配置される。 また、母体１０は、内部に金物又は小型の手で取り扱う工具を入れて、独立の ように使用される。よって、子ボックス２０及び位置決め底蓋３０がなくてもよ い。

【０００９】 次に、上記構成の金物用組み合わせ方式のツールボックスの使用状況、得られ る効果について、図３、図４、及び図５を参照して説明する。 筒状の母体１０の内部に、手で取り扱う工具又は大型の金物を入れることが出 来る。 各子ボックス２０には、施工性質のニーズに応じて、独立に、異なる規格又は 形式の金物を入れることが出来る。

【００１０】 金物を取り出して用いる場合には、先ず、子ボックス２０の頂部を外側に引き 出して子ボックス２０の係止溝２０１を係止凸体１０５から離脱させる。それか ら、子ボックス２０を傾斜上方に移動させて、子ボックス２０の底面側の係止溝 ２０１を位置決め底蓋３０の係止フック３０１から抜け出させる。これによって 、子ボックス２０が母体１０から取り外され、取り外された子ボックス２０の内 部の金物を取り出して用いる。ユーザが複数の子ボックス２０を購入して、異な る規格又は形式の金物を収容することが可能である。

【００１１】 施工の前、必要なパーツの子ボックス２０を選択して、現場へ持って行って使 用することが出来る。 要するに、全体からみると、金物を利便に、携行、貯蔵、選択、取り替えると いう実用目的を果たす。 なお、本考案は上記の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の 範囲に記載してある考案と均等変化及び修正の範囲も権利範囲に含まれるもので ある。

【００１２】

【考案の効果】

上述の如く、本願考案は、略筒状の母体の中に子ボックスが複数配置してあり 、該母体の多角形筒体の頂部に、より大きい外径を有する上方ボックスが形成し てあり、この上方ボックスの底縁と多角形筒体の上縁との隣接個所に、外へ突き 出ている階段状縁が形成してあり、且つ、位置決め底蓋が、多角形筒体の底面に 取り付けてあり、外へ突き出ている階段状縁及び位置決め底蓋を利用して、複数 の子ボックスが多角形筒体の外周に係止される構成であるため、必要なパーツの 子ボックスを選択して、現場へ持って行って使用することが出来、金物を利便に 、携行、貯蔵、選択、取り替えるということが出来、実用的であるという効果を 有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の金物用組み合わせ方式のツ
ールボックスの斜視図である。

【図２】図１の金物用組み合わせ方式のツールボックス
を分解して示す斜視図である。

【図３】組立てを説明する図である。

【図４】図１の金物用組み合わせ方式のツールボックス
の平面図である。

【図５】図１の金物用組み合わせ方式のツールボックス
の底面図である。

【符号の説明】

１０ 母体 １０１ 多角形筒体 １０２ 上方ボックス １０３ 階段状縁 １０５ 係止凸体 １０４ 貼付け面 １０６ 仕切りボックス ２０ 子ボックス ２０１ 頂部係止溝 ２０２ 底部係止溝 ２０３ 止め縁 ３０ 底蓋 ３０１ 係止フック

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略筒状の母体（１０）の中に子ボックス
   （２０）が複数配置してあり、 該母体（１０）の多角形筒体（１０１）の頂部に、より
   大きい外径を有する上方ボックス（１０２）が形成して
   あり、この上方ボックス（１０２）の底縁と多角形筒体
   （１０１）の上縁との隣接個所に、外へ突き出ている階
   段状縁（１０３）が形成してあり、 位置決め底蓋（３０）が、多角形筒体（１０１）の底面
   に取り付けてあり、 外へ突き出ている階段状縁（１０３）及び位置決め底蓋
   （３０）を利用して、複数の子ボックス（２０）が多角
   形筒体（１０１）の外周に係止される構成の金物用組み
   合わせ方式のツールボックス。
2. 【請求項２】 略筒状の母体（１０）の頂部に、上方ボ
   ックス（１０２）が形成してあり、該上方ボックス（１
   ０２）内に仕切りボックス（１０６）を配置してなる構
   成の金物用組み合わせ方式のツールボックス。