JP4216047B2 - パレット式化粧料容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中皿や化粧皿を収納するためのスペースを容器本体内に広く確保することができると同時に、これら中皿等の脱着操作性も高めることができるパレット式化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、容器本体の周壁内方に複数の交換皿を交換可能に収納するようにしたパレット式化粧料容器としては、容器本体の底板に複数個の透孔を穿設するとともに、当該容器本体の底部に空所を形成し、空所内には、透孔に下方から密嵌し得る複数個の押栓を昇降自在に配設し、周壁で取り囲まれた容器本体の開口側内部には、交換皿である中皿を配設し、さらに中皿の底部に、透孔に上方から密嵌し得る脚を突出形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
そして、中皿を容器本体内に取り付ける際には、予め決定してある中皿の配置に従って、各中皿の脚を透孔に密嵌して押栓を下方位置に降下させることにより、中皿を容器本体内に固定する一方で、中皿を容器本体から取り外す際には、取り外したい中皿の脚が嵌合している透孔の下方に位置する押栓を、指で押し上げることにより、中皿の脚を透孔から上方に抜き、これによって中皿を取り出すことができるようにしていた。
【0004】
また、この種のパレット式化粧料容器として、容器本体の周壁のうち、その前後方向のフック部側に位置する前部内側壁と、ヒンジ側に位置する後部内側壁との中間位置に、隔壁を設けるとともに、前部内側壁側に隔壁と平行に仕切り板を設け、隔壁と仕切り板間および後部内側壁間に、交換皿である化粧皿を着脱自在に設けるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
このパレット式化粧料容器では、仕切り板および後部内側壁は、化粧皿の外側面の上端付近を広く露出させて指などを掛けることができるように低く形成され、特に容器本体内部となる仕切り板と前部内側壁との間には、化粧皿に指を掛けるスペースを確保する目的も兼ねて、化粧具を収納する空間を形成するようにしていた。そして、化粧皿を容器本体に装着する際には、化粧皿を隔壁と仕切り板間および後部内側壁間に押し込んで係合させる一方、化粧皿を取り外す際には、上記空間やヒンジ側の空間を利用して、仕切り板および後部内側壁から露出している箇所に指を掛けて化粧皿を押圧操作することにより、係合を解除するようにしていた。
【0006】
【特許文献1】
実公昭58−9539号公報
【特許文献2】
特開2000−114号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のパレット式化粧料容器にあっては、中皿や化粧皿を収納するためのスペースを容器本体内に広く確保しようとすると、これら中皿等の脱着操作性が低下し、他方、その操作性を高めようとすると、容器本体内のスペースに無駄が生じるという課題があった。
【0008】
すなわち、前者の特許文献1は、容器本体の底部から操作して中皿を交換するタイプであることから、周壁で取り囲まれた容器本体内に隙間なく中皿を装着することができ、容器本体内スペースを無駄なく中皿の収納に利用できる一方で、取り外す際には容器本体の底部を探って操作しなければならず、不便であった。
【0009】
他方、後者の特許文献2は、容器本体の上方から操作して化粧皿を交換するタイプであることから、交換操作がきわめて容易である反面、容器本体内に収納されているすべての化粧皿に対する交換操作性を良好なものとするために、化粧皿に対する手がかりを与えるスペースを容器本体内に設けておく必要があり、この結果、化粧皿を収納するためのスペースが狭められてしまっていた。
【0010】
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、中皿や化粧皿を収納するためのスペースを容器本体内に広く確保することができると同時に、これら中皿等の脱着操作性も高めることができるパレット式化粧料容器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるパレット式化粧料容器は、容器本体の周壁内方に複数の交換皿を交換可能に収納するようにしたパレット式化粧料容器において、上記容器本体に設けられた軸部と、上記容器本体の周壁内方にこれに沿って上記軸部周りに回転自在に設けられ、内部にその回転方向に配列して上記複数の交換皿が収納される環状の皿枠と、該皿枠の内周縁に形成され、上記交換皿の一端を係脱自在に係止する係止部と、上記皿枠の外周縁と上記交換皿の他端との間に設けられ、これらを係脱自在に係合する係合手段と、上記容器本体の周壁に、皿枠の回転方向の適宜箇所に位置させて設けられ、各交換皿に設けられる上記皿枠からの離脱用操作部に対する操作を許容する交換操作許容部とを備えたことを特徴とする。
【0012】
交換皿は、皿枠の内部に収納され、皿枠を回転させて交換操作許容部に移動させた後、その離脱用操作部を操作することによって容器本体から取り外すことが可能で、この際、容器本体の周壁に設けた交換操作許容部を利用して交換皿の取り出し操作を行うことができて脱着操作性を高めることが可能であると同時に、交換皿を皿枠の回転で移動させることにより、複数の交換皿を収納しながら、交換操作許容部以外に、交換皿の離脱用操作部を操作するためのスペースを確保する必要がなくなって、交換皿を収納するためのスペースを容器本体内に広く確保することが可能となる。
【0013】
また、前記容器本体には、各交換皿の前記離脱用操作部に対する操作を阻止する交換操作阻止部が設けられていることを特徴とする。これにより、交換皿が不意に脱落することなどを防止して、容器本体内に安定的に保持することが可能となる。
【0014】
また、前記容器本体には、これを開閉する蓋体を回動自在に連結するヒンジが設けられ、前記交換操作許容部が上記ヒンジに位置させて設けられていることを特徴とする。これにより、蓋体を閉じれば交換操作許容部を隠蔽することができ、容器本体の外観を維持することが可能となる。
【0015】
さらに、前記容器本体と前記皿枠との間には、該皿枠の回転位置を割り出す割り出し手段が設けられていることを特徴とする。これにより、交換皿を適切に交換操作許容部に位置させて保持することができ、安定して脱着操作を行うことが可能となる。
【0016】
また、前記皿枠には、該交換皿の該皿枠への装着位置を位置決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とする。これにより、交換皿が皿枠内で不必要に動くことを防止でき、交換皿の装着操作などの円滑化を図り得る。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかるパレット式化粧料容器の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかるパレット式化粧料容器1は図1〜図9に示すように、収納凹部2が内部に形成された皿状の合成樹脂製容器本体3と、容器本体3の前後方向後端にヒンジ4を介して回動自在に連結されて容器本体3を開閉するとともに、容器本体3の前端にフック5を介して係脱自在に係合されて当該容器本体3の閉止状態を維持する蓋体6と、容器本体3の収納凹部2に設けられる皿状の合成樹脂製皿枠7と、皿枠7内に交換可能に収納され、化粧料Pが充填されたり、化粧具入れとして用いられる複数の交換皿8とから主に構成される。蓋体6の裏面には鏡9が設けられている。
【0018】
容器本体3は、底板10と、底板10の外周縁部分にこれと一体的に上方へ立ち上げて形成された環状の周壁11とから主に構成される。周壁11の内周面は、平面円形状に形成される。そして収納凹部2は、これら底板10と周壁11とにより、相当の深さで平面円形状に区画形成される。容器本体3には、平面円形状の収納凹部2の中心位置に底板10より上方へ立ち上げて、中空筒体状の軸部12が一体的に形成される。
【0019】
また、周壁11には、容器本体3の前端位置に凹所13が形成されるとともに、この凹所13内には、蓋体6の前端から垂下されるフック片14に係脱自在に係合するフック用突起15が形成され、これらフック用突起15とフック片14とによってフック5が構成される。さらに周壁11には、容器本体3の後端位置に凹部16が形成され、この凹部16内に蓋体6の後端から垂下されるヒンジ片17が挿入され、かつ容器本体3の左右方向に周壁11からヒンジ片17に向かって形成されたピン穴18にヒンジピン19が挿入されることで、ヒンジ4が構成される。
【0020】
他方、皿枠7は主に、平面円環状の底部20と、底部20の外周縁にこれと一体的に上方へ立ち上げて形成された円形状の環状壁部21と、底部20の内周縁にこれと一体的に立ち上げて形成された中空筒体状のボス部22とから環状に構成される。これにより皿枠7には、ボス部22と環状壁部21との間に円環状の収納部23が形成される。そして皿枠7は、そのボス部22が容器本体3の軸部12に挿入されつつ収納凹部2に装着されることにより、容器本体3の周壁11内方にこれに沿って軸部12周りに回転自在に設けられる。
【0021】
容器本体3の周壁11内面にはその周方向に沿って、収納凹部2に装着された皿枠7の上端を係止して保持するための環状突起24が形成される。さらに、皿枠7の内周縁に立ち上げたボス部22の上端には、これより径方向外方へ張り出して、交換皿8の一端を係脱自在に係止する係止部となる円形の係止鍔部25が一体的に形成される。
【0022】
皿枠7内部に収納される複数の交換皿8はそれぞれ図5に示すように、収納部23の円環状の平面外形輪郭をその周方向に適宜な整数倍で分割、例えば2分割、4分割、8分割などに分割することによって得られる扇形状に形成され、その先細りの内縁8aがボス部22周りに揃えられ、末広がりの外縁8bが環状壁部21、ひいては容器本体3の周壁11に沿って揃えられて、皿枠7の内部にその回転方向に配列して収納される。
【0023】
図1には、すべて化粧料Pが充填された4つの8分割された交換皿8と、2つの4分割された交換皿8の収納状態が例示され、図2には、化粧料Pが充填された4つの8分割された交換皿8と、化粧具入れとされる1つの2分割された交換皿8の収納状態が例示されている。
【0024】
特に、交換皿8の上端には、その周方向に沿って外方へ張り出してフランジ部26が形成され、内縁8aのフランジ部26は係止鍔部25下のボス部22周囲に当接され、外縁8bのフランジ部26は環状壁部21を越えて周壁11上に重ね合わせて載せられ、また側縁8cのフランジ部26は、隣接する交換皿8の側縁8cのフランジ部26と互いに突き当てられるようになっている。そして、交換皿8の一端である内縁8aのフランジ部26が係止鍔部25直下に上下方向へ係脱自在に係止されるようになっている。
【0025】
また、皿枠7の外周縁に立ち上げた環状壁部21と交換皿8の他端である外縁8bとの間には、これらを上下方向へ係脱自在に係合する係合手段27が設けられる。この係合手段27は図5および図6に示すように、交換皿8の外縁8bに、フランジ部26下に位置させて環状壁部21の周方向に相当の長さで形成された係合凹部28と、環状壁部21にその周方向に沿って等間隔で、例えば交換皿8が上記8分割の寸法であれば8箇所に、当該環状壁部21上端から下方に向かう左右一対の縦スリット29によって皿枠7の径方向へ弾性変形自在に形成され、かつその上端に係合凹部28と係合する係合凸部30が形成された弾性係合片31とから構成される。
【0026】
これら係合凹部28と弾性係合片31からなる係合手段27と、係止鍔部25で構成した係止部とは図7に示すように、内縁8aのフランジ部26を係止鍔部25下に差し込んで係止させながら、交換皿8を押し下げて係合凹部28を弾性係合片31の係合凸部30に係合させることで、交換皿8の皿枠7内への収納状態を保持し、他方、外縁8bのフランジ部26を押し上げて弾性係合片31から係合凹部28を離脱させながら、内縁8aのフランジ部26を係止鍔部25下から抜き出すことで、交換皿8の皿枠7内からの取り外しを可能としていて、特に、各交換皿8の外縁8bのフランジ部26は、皿枠7からの離脱用操作部として機能される。
【0027】
さらに、容器本体3の周壁11には、特に図4および図6に示すように皿枠7の回転方向の適宜箇所、本実施形態にあっては容器本体3後端に位置するヒンジ4の凹部16に位置させて、離脱用操作部となる各交換皿外縁8bのフランジ部26に対する操作を許容する交換操作許容部として、当該周壁11の上端から下方に向かう凹溝32が形成される。この凹溝32により、周壁11上に重ね合わせて載せられる外縁8bのフランジ部26下面が露出されることとなり、このようにフランジ部26下面を露出させることによって、皿枠7内から交換皿8を離脱させる押し上げ操作が可能とされる。
【0028】
換言すれば、交換皿外縁8bのフランジ部26が重ね合わせて載せられる凹溝32以外の周壁11部分は、当該フランジ部26下面を隠蔽していて、この隠蔽によって各交換皿8に対する交換のための押し上げ操作を阻止する交換操作阻止部となっている。
【0029】
また、図8に示すように、容器本体3の周壁11と皿枠7の環状壁部21との間には、皿枠7の回転位置を割り出す割り出し手段33が設けられる。この割り出し手段33は、容器本体3前端位置の周壁11内面に形成された制止凹部34と、環状壁部21にその周方向に沿って等間隔で、例えば交換皿8が上記8分割の寸法であれば8箇所に、当該環状壁部21上端から下方に向かう左右一対の縦スリット(図示せず)によって皿枠7の径方向へ弾性変形自在に形成され、かつその上端に制止凹部34と係合する制止凸部35が形成された弾性ストッパ片36とから構成される。
【0030】
この弾性ストッパ片36は、交換皿8と干渉しないように、環状壁部21の他の部分に比べて内面が窪ませられて、薄肉に形成される。この割り出し手段33は、皿枠7の回転操作に伴って、制止凹部34と係合状態にある弾性ストッパ片36の制止凸部35が送り出されて離脱する一方、隣接する他の弾性ストッパ片36が制止凹部34へ送り込まれて係脱自在に係合する作用を繰り返し、この際の制止凹部34と制止凸部35の係合作用によって皿枠7を制止させるようになっている。
【0031】
さらに、図9に示すように皿枠7には、収納部23内への交換皿8の装着位置を位置決めする位置決め手段37が設けられる。この位置決め手段37は、皿枠7の底部20にその周方向に沿って等間隔で、例えば交換皿8が上記8分割の寸法であれば8箇所に、収納部23の径方向に沿って相当の長さで突出形成された直線状の凸条38で構成される。他方、交換皿8が4分割の寸法であれば、当該交換皿8の底部中央には凸条38に対応する凹条39が1本形成される。
【0032】
本実施形態のパレット式化粧料容器1の作用について説明する。交換皿8を交換するときには、蓋体6を開いた容器本体3内に外形輪郭が円形状に配列されている交換皿外縁8bのフランジ部26を把持して回すことにより、皿枠7を軸部12周りに回転させる。皿枠7を回転させると、これに伴って各交換皿8が周壁11に沿って周回移動し、この際、凹溝32に対応する位置に到達する度に、割り出し手段33の割り出し作用によって回転操作に抵抗感が与えられて、交換皿8の位置割出しが行われる。そしてこの操作によって、交換を目的とする交換皿8を凹溝32に移動させることができる。
【0033】
交換皿8を取り外す際には、当該交換皿外縁8bのフランジ部26を上方に押し上げることにより、弾性係合片32および係止鍔部25から離脱させて交換皿8を皿枠7、ひいては容器本体3から離脱させる。次いで、取り外した交換皿8に代わる交換皿8を容器本体3内に装着する際には、押し下げ操作により、係止鍔部25に係止させながら弾性係合片31に係合させて皿枠7内に保持させる。これにより、交換操作を終了することができる。
【0034】
以上説明した本実施形態にかかるパレット式化粧料容器1にあっては、交換皿8は、皿枠7の内部に収納され、皿枠7を回転させて凹溝32に移動させた後、その外縁8bのフランジ部26を操作することによって容器本体3から取り外すことができ、この際、容器本体3の周壁11に設けた凹溝32を利用して容器本体3上方から交換皿8の取り出し操作を行うことができて、良好な脱着操作性を確保できると同時に、皿枠7を回転させて交換皿8を移動させることにより、複数の交換皿8を収納しながら、凹溝32以外に、交換皿外縁8bのフランジ部26を操作する、すなわち取り外し操作のためのスペースを確保する必要がなく、交換皿8を収納するためのスペースを容器本体3内に広く確保することができる。
【0035】
また、容器本体3の周壁11が各交換皿外縁8bのフランジ部26に対する操作を阻止する機能を発揮するので、交換皿8が不意に脱落することなどを防止して、容器本体3内に安定的に保持することができる。また、交換皿8の交換操作を行う凹溝32をヒンジ4に位置させて設けたので、蓋体6を閉じれば凹溝32は隠蔽されることになり、化粧料容器1の外観を美麗に維持することができる。さらに、容器本体3と皿枠7との間に、皿枠7の回転位置を割り出す割り出し手段33を設けたので、交換皿8を適切に凹溝32に位置させて保持することができ、安定して脱着操作を行うことができる。
【0036】
また、皿枠7に、交換皿8の皿枠7への装着位置を位置決めする位置決め手段37を設けたので、交換皿8が皿枠7内で不必要に動くことを防止でき、交換皿8の装着操作などの円滑化を図ることができる。またこの位置決め手段37は、容器本体3の周壁11とも相俟って、交換皿8を皿枠7内に固定的に保持することができるので、必ずしも皿枠7の収納部23を完全に埋めるように交換皿8を収納する必要はなく、交換皿8を装着しない空所があっても、交換皿8を安定的に収納することができる。
【0037】
図10には、上記実施形態の変形例が示されている。この変形例は、交換皿8の内縁8aに、フランジ部26に代えて、係止鍔部25に係止される窪み部40を形成したもので、このように構成すれば、ボス部22の高さを交換皿8の上面高さ位置相当の低い高さに抑えることができる。
【0038】
上記実施形態にあっては、外形輪郭が円形の容器本体3を例示して説明したが、矩形や多角形などの形態であってもよいことはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】
以上要するに、本発明にかかるパレット式化粧料容器にあっては、容器本体の周壁に設けた交換操作許容部を利用して交換皿の取り出し操作を行うことができて、良好な脱着操作性を確保することができると同時に、交換皿を皿枠の回転で移動させることにより、複数の交換皿を収納しながら、交換操作許容部以外に、交換皿の離脱用操作部を操作するためのスペースを確保する必要がなく、交換皿を収納するためのスペースを容器本体内に広く確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパレット式化粧料容器の好適な一実施形態を示す、交換皿の一収納状態の斜視図である。
【図2】図1に示したパレット式化粧料容器における交換皿の他の収納状態の斜視図である。
【図3】図1のパレット式化粧料容器の蓋体を開いた状態を示す平面図である。
【図4】図3中A−A線矢視断面図である。
【図5】図1のパレット式化粧料容器に用いられる交換皿の斜視図である。
【図6】図1のパレット式化粧料容器のヒンジ周辺の要部拡大斜視断面図である。
【図7】図1のパレット式化粧料容器における交換皿の交換操作を示す要部断面図である。
【図8】図1のパレット式化粧料容器に採用される割り出し手段を示す要部断面図である。
【図9】図1のパレット式化粧料容器に採用される位置決め手段を示す、容器本体の周方向に沿って展開した部分断面図である。
【図10】本発明にかかるパレット式化粧料容器の変形例を示す、図4に対応する断面図である。
【符号の説明】
1 パレット式化粧料容器
3 容器本体 4 ヒンジ
7 皿枠 8 交換皿
11 周壁 12 軸部
25 係止鍔部 26 フランジ部
27 係合手段 32 凹溝
33 割り出し手段 37 位置決め手段

Claims (5)

  1. 容器本体の周壁内方に複数の交換皿を交換可能に収納するようにしたパレット式化粧料容器において、
    上記容器本体に設けられた軸部と、上記容器本体の周壁内方にこれに沿って上記軸部周りに回転自在に設けられ、内部にその回転方向に配列して上記複数の交換皿が収納される環状の皿枠と、該皿枠の内周縁に形成され、上記交換皿の一端を係脱自在に係止する係止部と、上記皿枠の外周縁と上記交換皿の他端との間に設けられ、これらを係脱自在に係合する係合手段と、上記容器本体の周壁に、皿枠の回転方向の適宜箇所に位置させて設けられ、各交換皿に設けられる上記皿枠からの離脱用操作部に対する操作を許容する交換操作許容部とを備えたことを特徴とするパレット式化粧料容器。
  2. 前記容器本体には、各交換皿の前記離脱用操作部に対する操作を阻止する交換操作阻止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパレット式化粧料容器。
  3. 前記容器本体には、これを開閉する蓋体を回動自在に連結するヒンジが設けられ、前記交換操作許容部が上記ヒンジに位置させて設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のパレット式化粧料容器。
  4. 前記容器本体と前記皿枠との間には、該皿枠の回転位置を割り出す割り出し手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載のパレット式化粧料容器。
  5. 前記皿枠には、前記交換皿の該皿枠への装着位置を位置決めする位置決め手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載のパレット式化粧料容器。
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