JPS60828Y2 - 魔法瓶等のポットの底構造 - Google Patents

魔法瓶等のポットの底構造

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JPS60828Y2
JPS60828Y2 JP17341680U JP17341680U JPS60828Y2 JP S60828 Y2 JPS60828 Y2 JP S60828Y2 JP 17341680 U JP17341680 U JP 17341680U JP 17341680 U JP17341680 U JP 17341680U JP S60828 Y2 JPS60828 Y2 JP S60828Y2
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JP
Japan
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threaded ring
female threaded
ring body
rotation
female
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JP17341680U
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JPS5794432U (ja
Inventor
照男 竹田
敏彦 臼井
裕明 松裏
Original Assignee
タイガー魔法瓶株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、魔法瓶等のボッドの底構造に関する。
この明細書において、ポットとは、魔法瓶、電気保温ポ
ット、保温機能を有さな□いポット等をはじめとする、
中空器を備えた卓上液体入れ全てを含むものである。
しかし、以下においては、説明を分かり易くするため、
ポットどし□て一番普倣している魔法瓶を例に採って説
明する。
従来の魔法瓶にあっては、中容器押し上げ雄ねじ体の螺
合される雌ねじ環体と外装ケースの下端部との連結は、
複数本のねじを用いて連結していたため、ねじ孔等の製
作を行なわなければならないばかりか、ねじ止め作業に
以外と時間を要するため、生産性が悪いという欠点があ
った。
この考案は、上記の欠点を解消するためになされたもの
であって、組立作業性の良い魔法瓶の底構造を提供する
ことを目的とするものである。
以下に、この考案を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
魔法瓶1の金属板製外装ケース2は、上方部材2Aと下
方部材2Bとより構成され、上方部材2Aの上端には内
方縁3が形成されると共に、下口部材5の注ぎ口6を逃
げるための切り欠き4が形成されている。
前記上方部材2Aには、注ぎ口6を有する下口部材5が
、その上端の外方縁7を内方縁3に当てるようにして、
かっ注ぎ口6を切欠き4に整合させるようにして嵌めら
れている。
前記下口部材5の上端には、中央に開口部8を有する天
板9が固着され、該天板9の、注ぎ口6の底部に対向す
る部分には、複数個の整流板1゜が一体成形されている
下口部材5の下部の筒状の雄ねじ部11には、ナツト1
2が螺合されており、該ナツト12によって、下口部材
5に嵌められた環状の補強部材13の上端を内方縁3下
面に押し付けて、補強部材13を内方縁3とナツト12
との間に突張り状態となし、他方、補強部材13をかか
る状態となすことにより、下口部材5に下向きの力を与
え、その外方縁7を内方縁3に押し付けている。
注ぎ口6に通ずる部分が開放した、下口部材5の垂下壁
14の内面には雌ねじ15が形成されており、該雌ねじ
15に、下口部材5の開口閉塞用のパツキン53をを有
する栓16に形成された雄ねじ17が螺合されており、
該栓16は、雄ねじ17を有する上方開放の殻状本体1
8と、該本体18の上部に嵌合された頂板19と、本体
18内に収められると共に、頂板19に形成された突起
20によって押えられた断熱芯材21とより構成されて
いる。
前記外装ケース2の上方部材2Aには、変形コ字状の把
手22が次の如くにして取付けられている。
即ち、上方部材2Aの上下部に透孔23を形成し、これ
ら透孔23に、把手22の上下部横向き端を当てがい、
その端部に形成されたねじ孔24にねじ25を透孔23
を通じて螺合している。
把手22の上端は、上方部材2Aの上部、更に詳述する
なら、内方縁3、下口部材5及び補強部材13等の協働
によって補強された上方部材2Aの部分に取付けられて
いるものであるから、ナツト12により下方の上方部材
2Aの部分に把手22の上端部を取付けていた従来の魔
法瓶に比較して、把手22の取付は強度を高めることが
出来る。
上方部材2Aの下端には、雌ねじ環27が嵌め入れられ
該雌ねじ環27は、上方部材2Aの下端を内方に折曲し
て形成した内方上向き縁26によって保持されている。
上方部材2Aと一体となって外装ケース2を形成する下
方部材2Bの上部には、上方部材2Aの下端を受けるた
めの段部28が形成され、該段部28の内端より立ち上
がり形成された雄ねじ部29が、前記雌ねじ環27に螺
合されている。
前記上方部材2A下部及びそれに嵌められた雌ねじ環2
7には、所要部の貫通孔32があけられ、該貫通孔32
と対向するようにして、雄ねじ部29には、ねじ34の
内径に相当する大きさの透孔33が形成されているので
、タッピングね、じを使用する要領で、ねじ34を、貫
通孔32を通じて透孔33に強制螺合することにより、
雄ねじ部29が雌ねじ環27に対して緩まないように、
換言すれば、下方部材2Bが上方部材2Aより外れない
ようになされている。
なお、上方部材2Aと下方部材2Bとを一体もので形成
することも勿論可能である。
下方部材2Bは、滑らかに内側に湾曲した曲面を有し、
その下端には、下向きに膨出した環状突起35が形成さ
れ、該突起35に続いて断面状の内方鍔36が形成され
、該内方鍔36は、第1水平部36aと、この内縁に続
く第1垂直部36bと、この内縁に続く第2水平部36
Cと、この内縁に続く第2垂直部36dとより構成され
ている。
前記内方鍔36の第2水平部36Cの所要部には、第3
図に明瞭に示される如き、断面逆り字形の回り止め突片
37が所要個数切り起こし形成されている。
前記内方鍔36には、下方部材2B内に収められた、雌
ねじ部39を有する雌ねじ環体38の環状脚40が載置
されており、該環状脚40の下面には、第2垂直部36
dが嵌まる溝41が形成されている。
雌ねじ環体38の環状脚40の、第2水平部36cに対
向する部分には、前記回り止め突片37の通過を許容す
る大きさの回り止め孔42により係合部が形成されてい
る。
従って、回り止め孔42を通じて回り止め突片37の上
端を環状脚40の上面に突出させることにより、それぞ
れが係合された状態で雌ねじ環体38は、内方鍔36上
に載置される。
前記雌ねじ環体38の雌ねじ部39には、有底筒状の中
容器押し上げ雄ねじ体43雄ねじ部44が螺合されてお
り、該雄ねじ体43の下部には、締付工具挿入用の複数
個の凹所45が形成され、上部には、中容器支承縁46
が形成され、該支承縁46により、外装ケース2内に収
められた中容器47が支承され、該中容器47は、維ね
じ体43の凹所45に工具を差し込んで雄ねじ体43を
回動することにより、上方に押し上げられた状態となっ
ているで、この口部は、断面逆り字形のパツキン48を
介して下口部材5に押し付けられている。
雄ねじ体43の締付回動作業の初期にあっては、雌ねじ
環体38も雄ねじ体43と共回りするが、一旦回り止め
突片37が回り止め孔42の一側面に当接すると、両者
の係合により雌ねじ環体38の共回りが阻止されると共
に、上端水平部37aが回り止め孔42上方に臨むので
、雌ねじ環体38の浮き上がりも阻止される。
それ以後は、雄ねじ体43のみが回動して徐々に上昇し
、それに伴って中容器47は押し上げられ、その口部は
パツキン48を介して下口部材5に押し付けられる。
他方、その反作用として、雄ねじ体43の回動前には単
に内方鍔36の上にのっていた雌ねじ環体38には下向
きの力が作用し、それは内方鍔36に強く押し付けられ
ることになる。
要するに、雄ねじ体43の締付回動という一つの作業に
より、中容器47、雄ねじ体43、雌ねじ環体38の固
定が一挙に行なわれるものである。
前記中容器47の胴部には哨熱材49が巻き付けられて
いる。
1第4図に別態様の実施例を示す。
線図に転いて、第1図乃至第3図に示す部材と同一のも
のは、同一符号で示す。
、雌ねじ環体381の下吻鍔部61の下面には、所要個
、望ましくは魔法瓶1の安定性を図るため奇数個の小突
起状脚62が形成され、該脚−62は、下方部材2Bの
水平状内方鍔36′に形成した小孔63を通じて下方に
突出している。
雌ねじ環体38′に形成された環状溝64には、下方部
材2Bの内方鍔36′に続いて形成された立ち上がり環
状壁65が下から嵌まっており、該環状壁65の上縁に
は、それをめぐって所定間隔おきに回り止め突片37′
が形成されており、該回り止め突片37′の先端部は、
雌ねじ環体38′に形成した回り止め孔42′を通じて
上方に突出させられた後、折り曲げられている。
このような構成により、下方部材2B′と雌ねじ環体3
8′とは一体化されている。
雌ねじ環体38′の雌ねじ部39には、雄ねじ体43′
の雄ねじ部44が螺合されており、該雄ねじ体43′の
外周面上部には、所要個のストッパー66が形成されて
おり、該ストッパー66は、雄ねじ体43′を雌ねじ環
体38′その上方から螺合する際、雌ねじ環体38′の
上端面に当接して、必要以上に雄ねじ体43′が雌ねじ
環体38′に螺合するのを防止するためものである。
雌ねじ環体38′に、その上方から螺合された雄ねじ体
43′を、前記実施例と同様に締め上げることにより、
中容器支承部材67に載置されiコ中容器47は押し上
げられ、その口部はパ、ツキ〈48を介して下口前付:
5に押し付けられ、その反作用として、雌ねし理法38
′の下端鍔部いは下方部材2Bの内方鍔36′に押し付
けられる。
上記雄ねじ体43′の締め上げ作業は、回り止め突片3
7′と回り止め孔42′との協働により、雌ねじ環体3
8′が雄ねじ体43′と共回りし得ないので、容易に行
うことが出来る。
なお、回り止めのための係合構造は、実施例のものに限
られるものではなく、任意の共回り止め構造を援用する
ことが出来ものである。
以上の次第でこの考案によれば、雄ねじ体の回動という
一つの作業により、中容器の固定と、雌ねじ環体の内方
鍔への押し付は固定とが一挙に行なえるものであるから
、組立て作業性が向上するものである。
また雄ねじ体の締付回動の際、雌ねじ環体が、両者に形
成された回り止めの係合により、雄ねじと共回りしない
ようになされているので、この点からも組立て作業性が
よい。
更に雌ねじ環体が外装ケース内に収められており、魔法
瓶を卓上等に載置した場合には、雌ねじ環体が外部から
は見えずに外装ケースのみが見えるものであり、雌ねじ
環体外周側面が外装ケース下端より見える従来の魔法瓶
に比較して、意匠的にも斬新なものとなっている。
特に、雌ねじ環体に形成上た回り止め孔に係入する回り
止め突片を内方鍔に一体形成したから、雌ねじ環体の回
り止めが雌ねじ環体を単に係入するだけでそれ自体で簡
単に行なうことができ、かつ雌ねじ環体の回り止め孔に
回り止め突片が係入されるので回り止めが確実強固なも
のとなる。
それとが相俟ってこの回り止め手段を雌ねじ環体及び外
装ケース下部自体に形成し、たから特別の部品を必要と
せす構成も簡略化される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は
底部分の要部拡大図、第3図は第2図■−m線断面図、
第4図は別態様の実施例を示す要部縦断面図である。 1・・・・・・魔法瓶、2・・・・・・外装ケース、2
A・・・・・・上方部材、2B・・・・・・下方部材、
36,36’・・・・・・内方鍔、37.37’・・・
・・・回り止め突片、38,38′・・・・・・雌ねじ
環体、42,42’・・・・・・回り止め孔、43,4
3’・・・・・・中容器押し上げ雄ねじ体、47・・・
・・・中容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 魔法瓶等のポットの外装ケース下部に内方鍔が形成され
    、該内方鍔に、前記外装ケース下部内に収められた雌ね
    じ環体を前記内方鍔上に載置し、該雌ねじ環体に形成し
    た回り止め孔に係入する回り止め突片を前記内方鍔に一
    体形成して、該回り止め突片により前記雌ねじ環体と内
    方鍔とを相対回転しないようになされ、前記雌ねじ環体
    に中容器押し上げ雄ねじ体が螺合されている魔法瓶等の
    ポットの底構造。
JP17341680U 1980-12-02 1980-12-02 魔法瓶等のポットの底構造 Expired JPS60828Y2 (ja)

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JPS5794432U JPS5794432U (ja) 1982-06-10
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