JP3045292U - 杖 - Google Patents

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JP3045292U
JP3045292U JP1997007277U JP727797U JP3045292U JP 3045292 U JP3045292 U JP 3045292U JP 1997007277 U JP1997007277 U JP 1997007277U JP 727797 U JP727797 U JP 727797U JP 3045292 U JP3045292 U JP 3045292U
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JP
Japan
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braking member
length adjusting
peripheral surface
outer peripheral
cane
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Application number
JP1997007277U
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English (en)
Inventor
利夫 椎名
Original Assignee
株式会社エバニユー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】長さを調節固定するさい、空転することなく常
時安定した固定状態を保ち、登山のようなハードな使用
にも耐え得る杖を提供する。 【解決手段】制動部材5の上方に、下方にテーパー面1
0を有し、かつ、外周面に突起9を備えた長さ調節部材
8を螺着する。長さ調節部材の突起が制動部材の切り欠
部6にかん合し、外周面に設けられた溝7と共に制動部
材5の空転を防止するように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、長さをワンタッチで無段階に調節できるようにした杖の調節装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
杖の長さ調節装置としては、プッシュボタン式のものや実用新案登録第301 44491号のようにパイプ及び中棒の側部に複数の鋸歯状の切り欠部を設け、 該部に止め具をくいこませて固定するものがある。 さらには実用新案登録第1948322号や実開昭63−120916及び特 公平7−49004に見られるように、管内の制動部材に円錐面を嵌挿して制動 部材を押し広げ、この制動部材を管内面に押接して固定し長さを調節するものが ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成されている従来の各固定方法はそれぞれが課題 を有している。例えば、プッシュボタン式のものや鋸歯状部に止め具をくいこま せて固定するものは固定部が弱く登山等に使用する杖に採用するには不安があっ た。 又、前記考案・発明にみられる制動部材を押し広げ管内面に押接して固定する 方法のものは、前記の固定方法に比べ簡便で使い易いとう点が評価され、今日杖 の固定方法は該方法を大方採用している。 が、しかし管を回動して制動部材を押し広げるとき、空転してしまいしっかりと 固定されなかったり固定が中途半端に終わってしまうということがしばしば発生 するという課題があった。 したがって本考案は、制動部材を管内で押し広げるさい空転することが無く、 固定が常時安定した状態で強固に行われ、登山等のハードな使用にも耐え得る杖 を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案は、外管に内管を摺動自在に嵌挿した杖におい て、内管1の上端に固定金具2を一体的に設け、この固定金具2にねじ軸13を 植設固定し、該ねじ軸13に、 前記固定金具2の上方に、上部にテーパー面4を有する長さ調節金具3が回動自 在なフリー状態で挿通され、 さらに、長手方向に切り欠部6を有し全外周面に溝7を設け略C字形を呈する制 動部材5が回動自在に取り付けられ、 該制動部材5の上方に、下方にテーパー面10を有し且つ外周面に突起9を備え た長さ調節部材8を螺着し、この長さ調節部材の突起9が制動部材5の切り欠部 6に嵌合し、外周面に設けられた溝7とともに制動部材5の空転を防止するよう にしている。
【0005】
【作 用】
外管を握って内管を回すと、内管と一緒にねじ軸13が回転しこの回転ととも にねじ軸に螺着されている上部の長さ調節部材8が下降し、この部材8のテーパ ー面10が制動部材5内面に嵌合して該部材を外側に拡開し外管内面に押接密着 して係止固定するとともに、徐々にこの制動部材が下降するにしたがって、制動 部材の下方に位置している別体の金具3へと進み、この別体の金具3のテーパー 面4が制動部材の内面に嵌合し、上下で制動部材を外方に拡開することとなる。
【0006】 このとき、制動部材の長手方向に設けられている切り欠部に、長さ調節部材8 に設けられた突起9が嵌合されて制動部材5の空転を防止する。 また制動部材の全外周面に設けられている溝7は、該部材が拡開して外管内面に 押接するとき空転防止をより確かなものとしている。
【0007】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明すると、図1は本考案に係る杖 の要部断面図で、杖は内管1と外管2との固定装置によってその長さを調節する もので、上端にグリッブを取り付けた(図示省略)外管12に内管1を摺動自在 に嵌挿して形成されている。 内管1の上端には中央部にねじ軸用の穴が貫設されている固定金具2が一体的 に設けられ、この穴にねじ軸13が固定植設される。
【0008】 以下、ねじ軸13に取り付けられる各部材について下方から順に説明すると、 上方周面にテーパー面4を有する長さ調節金具3は、回動自在なフリー状態で取 り付けられる。
【0009】 次にこの長さ調節金具3の上部に取り付けられるのは、上端から下端にかけた 長手方向に切り欠部6を有し且つ該部材の全外周面には溝7が設けられていて、 ねじ軸には前記長さ調節金具3同様回動自在なフリー状態で嵌挿される制動部材 5である。 さらにこの部材5の上部に取り付けられるのは、長さ調節部材8で、下方周面 はテーパー面10を呈し且つ長手方向に一条の突起9を有するとともに中央部 に貫設された穴はねじ軸13と螺着するためねじ溝が周設されている。 つまり、この部材8は、ねじ軸13の回転によって下方に位置する制動部材5 に向かって下降し、テーパー面10が部材5の上方に嵌挿入して制動部材を徐々 に外方に拡開する作用を行うものである。 そして本考案杖の長さ調節装置のねじ軸3最端上部に一体的に取り付けられる 部材はストッパー11で、これまで説明した各部材がねじ軸13から離脱しない ようにする役目を果たすものである。
【0010】 図2はねじ軸13に取り付けられ本考案を構成する部材を説明するもので、実 施例において、杖の長さ調節装置の制動部材5には上端から下端にかけ長手方向 に切り欠部6が設けられていて、この切り欠部6に長さ調節部材8の突起9が嵌 挿入して、上方から徐々に下向し制動部材を外方に拡開するとともに、該部材の 空転を防止し、高率良く且つ確実に固定を行うことに役立っている。 さらに制動部材の外周全面には長手方向に溝が周設されているので、部材が外 管内面に押圧密着されるとき、より空転防止の効果を高める事となっている。
【0011】
【考案の効果】
以上説明のように、本考案の杖に係る長さ調節装置は、下部の内管を回すだけ の操作によって長さを自由に且つ無段階に調節することができ、しかもその装置 は全て管内に納められているので外面からは何等の違和感も無いばかりでなく、 製作が簡単であることからコストの軽減が計れられる。その上長さを調節固定す るとき、管が空転することが無く強固に固定するので、登山のようなハードな使 用にも耐え得る杖を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る杖の要部断面図である。
【図2】本考案杖の長さ調節装置のねじ軸に取り付けら
れる部材を取り付け順に説明したものである。
【符号の説明】
1内管 2固定金具 3長さ調節金具 4テー
パー面 5制動部材 6切り欠部 7溝 8長さ調節部材 9突起 10テーパー面 11ストッパー 12外管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項 1】外管に内管を摺動自在に嵌挿した杖にお
    いて、内管1の上端に固定金具2を一体的に設け、この
    固定金具2にねじ軸13を植設固定し、該ねじ軸13
    に、前記固定金具2の上方に、上部にテーパー面4を有
    する長さ調節金具3が回動自在なフリー状態で挿通さ
    れ、さらに、長手方向に切り欠部6を有し全外周面に溝
    7を設け略C字形を呈する制動部材5が回動自在に取り
    付けられ、該制動部材5の上方に、下方にテーパー面1
    0を有し且つ外周面に突起9を備えた長さ調節部材8を
    螺着し、この長さ調節部材の突起9が制動部材5の切り
    欠部6に嵌合し、外周面に設けられた溝7とともに制動
    部材5の空転を防止するようにしたことを特徴とする
    杖。
JP1997007277U 1997-07-11 1997-07-11 Expired - Lifetime JP3045292U (ja)

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