JPH11318526A - 杖の無段階長さ調節装置 - Google Patents

杖の無段階長さ調節装置

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JPH11318526A
JPH11318526A JP15207698A JP15207698A JPH11318526A JP H11318526 A JPH11318526 A JP H11318526A JP 15207698 A JP15207698 A JP 15207698A JP 15207698 A JP15207698 A JP 15207698A JP H11318526 A JPH11318526 A JP H11318526A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
lower pipe
conical
peripheral surface
braking member
Prior art date
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Pending
Application number
JP15207698A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kamimura
眞一 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIWA SANGYO CO Ltd
AIWA SANGYO KK
Original Assignee
AIWA SANGYO CO Ltd
AIWA SANGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH11318526A publication Critical patent/JPH11318526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利き手が右利きの人でも左利きの人でも全く
同じように操作性よく杖の長さが無段階に調節できるよ
うにする。 【解決手段】 上部パイプ3内に下部パイプ4を摺動自
在に嵌挿してなる杖において、円錐状周面8,8を有す
る上部と下部の2つの円錐体9a,9bを互いの円錐状
周面8,8が対向するようにねじ軸10の両端に設けて
なるねじ体5を下部パイプ4の上端に固着すると共に、
周方向に拡開弾性を備えさせた円筒状の制動部材6を前
記ねじ体5のねじ軸10に螺合して構成され、下部パイ
プ4の回動により上部又は下部の円錐体9a,9bの円
錐状周面8,8で制動部材6を拡開させて上部パイプ3
の内周面に圧接させることにより上部パイプ3と下部パ
イプ4とを固定するように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、杖の長さを使用者
の体格に合わせて無段階に調節できるようにした杖の無
段階長さ調節装置に関し、特に利き手が右の人でも左の
人でも同じように使い勝手よく長さ調節ができるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の杖の無段階長さ調節装置
として、例えば本願出願人による特公平7−49004
号公報記載のものが知られている。この調節装置は、円
錐状周面を有する円錐体の中心にねじ軸を一体に突設し
たねじ体を下部パイプの上端に固着し、該ねじ体のねじ
軸に周方向に拡開弾性を備えさせた円筒状の制動部材を
螺合すると共に、偏心回動するカム円板を設け、下部パ
イプを回動することによりカム円板を上部パイプの内周
面に圧接させて上部パイプを回らないように制動すると
同時に円錐体の円錐状周面で制動部材を拡開させて上部
パイプの内周面に圧接させることにより上部パイプと下
部パイプを固定するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の杖の無段階長さ調節装置は、カム円板を必要として
構造が複雑であり組み立てに手間が掛かって製作コスト
が高価になるばかりか、カム円板を止着するねじが緩ん
だり脱落すると使用不能になるという問題があった。
【0004】また、上部パイプと下部パイプとを固定す
る場合に、その下部パイプを回す方向が一方向、例えば
利き手が右利きの人に使い易いように設定されている場
合が多いため、利き手が左利きの人には極めて使いにく
い上に充分な固定が行なえないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、このような従来技術に
みられる課題を解決し、上部パイプに対する下部パイプ
の回動が左右何れの方向にもできて、利き手が右の人で
も左の人でも全く同様に操作することができ、しかも確
実に固定することができて安心して使用できるような杖
の無段階長さ調節装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、上部パイプ内に下部パイプを摺動自在に嵌
挿してなる杖において、円錐状周面を有する上部と下部
の2つの円錐体を互いの円錐状周面が対向するようにね
じ軸の両端に設けてなるねじ体を下部パイプの上端に固
着すると共に、周方向に拡開弾性を備えさせた円筒状の
制動部材を前記ねじ体のねじ軸に螺合して構成され、下
部パイプの回動により上部又は下部の円錐体の円錐状周
面で制動部材を拡開させて上部パイプの内周面に圧接さ
せることにより上部パイプと下部パイプとを固定するよ
うにしたものである。
【0007】このように構成することにより、下部パイ
プを右又は左に回動することで該下部パイプが上方又は
下方に移動し、上部又は下部の円錐体の円錐状周面で制
動部材が周方向に拡開してその外周面が上部パイプの内
周面に圧接し、上部パイプと下部パイプとを確実に固定
させることが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の一
実施の形態を説明する。図1は本発明が適用される杖の
斜視図である。杖1は、上端にグリップ2を取り付けた
軽合金製の上部パイプ3内に同じく軽合金製の下部パイ
プ4を摺動自在に嵌挿して構成される。そして、下部パ
イプ4の上端に本発明の無段階長さ調節装置が設けられ
ている。
【0009】図2は上部パイプ3から下部パイプ4を外
した状態の斜視図、図3は図2の分解斜視図である。こ
の調節装置は図3に示すようにねじ体5と制動部材6と
によって大略構成される。ねじ体5は、筒状の嵌合部7
を有し、その嵌合部7と一体に円錐状周面8,8を有す
る上部と下部の2つの円錐体9a,9bを互いの円錐状
周面8,8が対向するようにねじ軸10の両端に設けて
構成されている。
【0010】前記制動部材6は外周に凹溝11を有する
合成樹脂製の一対の半円筒体12a,12bを円筒状に
合体させると共に、凹溝11に環状ばね13を嵌着して
周方向に拡開弾性を備えさせたもので、前記半円筒体1
2a,12bのそれぞれ内周にはねじ体5のねじ軸10
に螺合するねじ溝14が刻設されており、さらにそのね
じ溝14が刻設された内周の上部と下部には前記円錐体
9a,9bの円錐状周面8,8に接触するテーパ面1
5,15が形成されている。
【0011】なお、前記制動部材6は、ねじ軸10に螺
合した状態で半円筒体12a,12bのそれぞれ外周面
が上部パイプ3の内周面に軽く接触して回りにくいよう
になっている。
【0012】このように構成された杖の無段階長さ調節
装置は、図4に示すように制動部材6がねじ軸10の中
央に位置して該制動部材6が周方向に拡開されていない
状態のとき、下部パイプ4は上部パイプ3に対して摺動
自在であり、自由に長さが調節できる。そして、適当な
長さのところで上部パイプ3と下部パイプ4を固定する
には、利き手が右利きの人の場合、上部パイプ3を左手
で握り、下部パイプ4を右手で握って右方向に回動する
このときねじ軸10に螺合している半円筒体12a,1
2bが上部パイプ3の内周面への接触によって回らない
ように制動されているため、下部パイプ4と一体にねじ
軸10が上昇し、図5に示すように下部の円錐体9aの
円錐状周面8で制動部材6の両半円筒体12a,12b
の下端を環状ばね13に抗して周方向に拡開させる。こ
れによって、半円筒体12a,12bの下端外周面が上
部パイプ3の内周面に強く押圧されることになり、上部
パイプ3に対して下部パイプ4を確実に固定することが
できる。
【0013】また、利き手が左利きの人の場合は上部パ
イプ3を右手で握り、下部パイプ4を左手で握って左方
向に回動する。これによって、下部パイプ4と一体にね
じ軸10が下降し、図6に示すように上部円錐体9bの
円錐状周面8で制動部材6の両半円筒体12a,12b
の上端を環状ばね13に抗して周方向に拡開させる。こ
れによって、半円筒体12a,12bの上端外周面が上
部パイプ3の内周面に強く押圧されることになり、上部
パイプ3に対して下部パイプ4を確実に固定することが
できる。なお、本実施の形態ではステッキ状の杖に適用
した場合について説明したが、例えば松葉杖や四点支持
杖にも適用できること勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係る杖の無
段階長さ調節装置は、下部パイプを利き手で握り、回し
易い方向へ回動させればよいから、右利きの人も左利き
の人も全く同じように容易に長さを自由にかつ無段階に
調節することができる。さらに構造が簡単で組み立ても
容易であり、製作コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される杖の斜視図である。
【図2】本発明の要部の斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】要部の断面図である。
【図5】上部パイプに対して下部パイプを右方向に回動
させた状態の断面図である。
【図6】上部パイプに対して下部パイプを左方向に回動
させた状態の断面図である。
【符号の説明】
3 上部パイプ 4 下部パイプ 5 ねじ体 6 制動部材 8,8 円錐状周面 9a,9b 円錐体 10 ねじ軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部パイプ内に下部パイプを摺動自在に
    嵌挿してなる杖において、円錐状周面を有する上部と下
    部の2つの円錐体を互いの円錐状周面が対向するように
    ねじ軸の両端に設けてなるねじ体を下部パイプの上端に
    固着すると共に、周方向に拡開弾性を備えさせた円筒状
    の制動部材を前記ねじ体のねじ軸に螺合して構成され、
    下部パイプの回動により上部又は下部の円錐体の円錐状
    周面で制動部材を拡開させて上部パイプの内周面に圧接
    させることにより上部パイプと下部パイプとを固定する
    ようにしたことを特徴とする杖の無段階長さ調節装置。
JP15207698A 1998-05-14 1998-05-14 杖の無段階長さ調節装置 Pending JPH11318526A (ja)

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Cited By (4)

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KR200468605Y1 (ko) * 2010-10-13 2013-08-26 정호원 등산 지팡이의 길이 조절장치

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