JPS6331787Y2 - - Google Patents

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JPS6331787Y2
JPS6331787Y2 JP1983110797U JP11079783U JPS6331787Y2 JP S6331787 Y2 JPS6331787 Y2 JP S6331787Y2 JP 1983110797 U JP1983110797 U JP 1983110797U JP 11079783 U JP11079783 U JP 11079783U JP S6331787 Y2 JPS6331787 Y2 JP S6331787Y2
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JP
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support pipe
insertion rod
fastener
washer
pipe
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JP1983110797U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパイプ内に挿入せしめた挿入杆をパイ
プの軸長方向と同方向に位置調整自在に固定する
ための構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種パイプ挿入物の位置決め固定を簡
易に行える様に工夫ししたものとしては、例えば
特公昭50−30205号公報に所載のものが存在する。
すなわち、この従来のものは第6図の如く、支
持パイプ1eに嵌押せしめた挿入杆3eに内側ス
リーブ20及び割リング21を外嵌せしめると共
に、前記支持パイプ1eには割リング21と係合
可能なシヨルダ部22を有する外側スリーブ23
を螺着せしめたもので、同図イの如く割リング2
1を挿入杆3eに刻設された凹溝24に係入させ
て外側スリーブ23のシヨルダ部22にて係止さ
せることにより、挿入杆3eの位置決め固定を図
る様になしたものである。
また、挿入杆3eの位置調整を行う場合には、
同図ロの如く外側スリーブ23を緩めた状態で挿
入杆3eを引張る等して割リング21を強制的に
拡張させるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、前記従来の手段に於いては、挿入杆
3eの凹溝24を深く形成すれば割リング21と
の係止状態が確実となつて挿入杆3eの強固な位
置決めが図れるが、そうすると前記図面ロの如く
割リング21を挿入杆3eの引張力等によつて強
制的に拡張させて凹溝24から脱出させる操作が
困難となる難点が発生する。また、その反対に挿
入杆3eの位置調整操作を容易にせんとして凹溝
24を浅く形成した場合には、該凹溝24に割リ
ング21が確実に係入せず、強固な固定状態が得
られないのである。
従つて、前記従来に於いては挿入杆3eの位置
決め固定の確実性と位置調整時の操作性との双方
を同時に充分満足させることができず、使用勝手
が悪いという問題点を有していた。
本考案は上記の如き従来の問題点に鑑みて考案
されたもので、その目的とするところは、支持パ
イプに嵌挿された挿入杆の位置決め固定の確実性
と該挿入杆の位置調整時の操作性と双方を充分に
満足させる点にある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は従来の如く挿入杆に設けられた凹溝に
何の締付手段も有しない割リングを設ける様な手
段を採用するのではなく、挿入杆と支持パイプと
の両者を締付及びその解除によつて相互に係脱自
在にせしめ、もつて上記従来の問題点を解決せん
として構成されたものである。
すなわち、本考案の構成の要旨は、支持パイプ
1の開口端部4に、両端縁9,9aが分離したワ
ツシヤ11の外周面に形成されてなる雄ねじ部1
0に雌ねじ部12を有する締付具本体14を螺合
し且つ前記ワツシヤ11を締付具本体14の回転
により圧縮変形可能とすべく該ワツシヤ11の雄
ねじ部10又は締付具本体14の雌ねじ部12の
何れか一方をテーパネジとして形成してなる締付
具15を外嵌して設けると共に、該締付具15の
締付けにより前記支持パイプ1の開口端部4が該
支持パイプ1の軸芯内側へ収緒変形すべく前記支
持パイプ1の開口端部4に軸長方向に沿つて複数
条の切目5を形成し、しかも前記挿入杆3の外周
面には支持パイプ1の開口端部4が縮小変形され
た際に該開口端部4の先端部と係合可能な凸部7
を複数有する凹凸面部8を設けた点にある。
(作用) 従つて、上記構成を特徴とする位置決め固定構
造に於いては、支持パイプ1の開口端部4に外嵌
されたワツシヤ11を空転させない状態で締付具
本体14を回転させることにより、該両者のテー
パネジ作用によつてワツシヤ11を圧縮変形させ
ることができることとなるが、この様にしてワツ
シヤ11を圧縮変形させれば、切目5が形成され
た支持パイプ1の開口端部4が締付けられて縮小
変形されるために、該支持パイプ1に嵌挿されて
なる挿入杆3は該支持パイプ1の縮小変形された
開口端部4によつて挟圧保持され、しかも該開口
端部4の先端部は挿入杆3の凹凸面部8の凸部5
に当接係止し、挿入杆3の確実な位置決め固定が
図れることとなる。
また、前記締付具15の締付けを解除すれば前
記支持パイプ1の縮小変形は復帰されて、該支持
パイプ1と挿入杆3とは何ら係わりの無い状態と
でき、自在に挿入杆3を摺動させて位置調整でき
るのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について椅子の昇降調整
部分を一例として説明する。
第1図に於いて、1は椅子脚部に立設されて上
部に開口部2を有する支持パイプを示し、該支持
パイプ1の開口端部4には該支持パイプ1の軸長
方向と同方向に複数条の切目5…が欠切されてい
る。3は椅子本体16の下部に垂設された中空の
挿入杆を示し、該挿入杆3は前記支持パイプ1内
へスライド自在に嵌挿されている。8は該挿入杆
3の外周面6に断面円弧状の凸部7と凹部17と
を交互に連続形成せしめて外周面6を波形状に形
成してなる凹凸面部を示す。
15はワツシヤ11と締付具本体14との両者
からなる締付具を示し、ワツシヤ11は第2図に
示す如く両端縁9,9aが分離した平行螺旋形状
を有してその外周縁に雄ねじ部10を形成したも
のである。また、締付具本体14はテーパ状に穿
設された内周壁13に前記ワツシヤ11の雄ねじ
部10と螺合する雌ねじ部12を形成せしめて該
雌ねじ部12をテーパネジにしたものである。
尚、前記締付具15はワツシヤ11に締付具本体
14を浅く螺合させた状態で支持パイプ1の開口
端部4に外嵌して設けられているが、前記ワツシ
ヤ11は支持パイプ1に対して容易に空転しない
状態に密接嵌合された状態である。
本実施例は以上の構成からなり、次にその使用
法並びに作用について説明する。
すなわち、第1図に示す状態に於いて、先ず挿
入杆3を上下動させて椅子本体16の高さ調整を
行つた後、該締付具15の締付具本体14を回転
させて支持パイプ1を締付けるのであるが、該締
付具本体14を回転させてワツシヤ11との螺合
状態を深くしてゆけば、該ワツシヤ11は第3図
に示す如く締付具本体14の雌ねじ部12のテー
パ作用により内方へ圧緒されることとなる。但
し、その際該ワツシヤ11が空転しない様に該ワ
ツシヤ11の支持パイプ1に対する嵌合摩擦抵抗
力が締付具本体14との螺合による摩擦力よりも
大きくなる様に設定しておく。
また、前記ワツシヤ11が圧縮されると支持パ
イプ1が締付けられることとなるが、該支持パイ
プ1の複数条の切目5を形成してなる開口端部4
は容易に収縮変形して挿入杆3に圧接し、その結
果挿入杆3が支持パイプ1により挟装保持されて
固定されることとなるのである。
更に、前記支持パイプ1の開口端部4が収縮変
形すると、その内径及び外径寸法が減少するため
に、該支持パイプ1の先端部が挿入杆3の凹凸面
部8の凸部7の最大外径よりも小寸法となつて該
凸部7の下面側に当接し、その結果挿入杆3は支
持パイプ1の先端部分に係止された状態となる。
よつて、この様に挿入杆3の凸部7が支持パイプ
1の先端部に係止された状態に於いて、椅子に人
が腰掛けて挿入杆3に大荷重が作用しても、該挿
入杆3は下方へずれ落ちる様なことが一切なく確
実且つ強固に位置決め固定されるのである。ま
た、前記椅子の高さ調整は締付具15の締付具本
体14を回転させてその締付解除状態で行えるの
であるが、この場合には支持パイプ1による挿入
杆3の挟圧状態は解除され、また該支持パイプ1
と挿入杆3の凸部7との係合状態も解除されるた
めに、該挿入杆3の上下摺動操作は非常にスムー
スに行え操作が容易となるのである。
尚、上記実施例に於いては、挿入杆3に形成す
る凹凸面部8を連続した波形状にしてなるが、本
考案は決してこれに限定されるものではなく、例
えば第4図に示す様に挿入杆3aの外周面6aに
凸部7aを所定間隔で連続的に多数形成するだけ
で、該凸部7a相互間の凹部17aをフラツトな
状態としても、、支持パイプ1の収縮変形時に支
持パイプ1の先端部を凸部7aに充分当接させる
ことができるのである。要は挿入杆3の外周面に
複数の凸部を形成せしめて凹凸面部8を設けてお
ればよく、その凹凸面部の具体的な形状、寸法、
及び挿入杆3が中空又は中実の何れであるか等そ
の具体的な構成は一切問うものではない。
また、上記実施例に於いては、締付具を構成す
るワツシヤ11を平行螺旋コイル状に形成せしめ
て雄ねじ部10を平行ねじとし且つ締付具本体1
4に形成する雌ねじ部12をテーパネジにしてな
るが、本考案はこれに限定されない。例えば第5
図に示す如くワツシヤ11aの外周側をテーパ状
として内周側を平行とし、且つ締付具本体14a
の雌ねじ部12aを平行ねじとしても前記実施例
と同様な作用が得られるのである。また、前記ワ
ツシヤ11は必ずしも螺旋コイル状に形成する必
要はなく、両端部が分離した切欠リング形状のも
のであつてもよい。その他、本考案に係る締付具
15の各部の具体的な構成は上記実施例の如く限
定されるものではなく、任意に設計変更自在であ
る。
更に、上記実施例に於いては、椅子の高さ調整
機構を一例として説明したが、本考案に係るパイ
プ挿入物の位置決め固定構造は決してその用途に
限定されず、その他の種々の物品、器具、装置に
適用して物品の位置調整、長さ調整に利用できる
ものであり、その具体的な使用態様は問うもので
はない。従つて、支持パイプ1や挿入杆3の具体
的な種類や材質等は問うものではない。
その他、本考案は各部の具体的な構成は全て本
考案の意図する範囲内で設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は切目を形成せしめた支持
パイプの開口端部に締付具を設けて、該締付具の
締付けにより支持パイプの開口端部を収縮させて
挿入杆を挾圧保持可能とすると共に、挿入杆には
凹凸面部を設けて前記支持パイプの開口端部が収
縮された際に開口端部と挿入杆の凸部とを係止可
能に構成してなるために、締付具の締付時には挿
入杆を支持パイプにて挾圧させると共に該挿入杆
と支持パイプとの係合が図れて挿入杆の確実強固
な位置決め固定が図れ、また締付具を緩めた際に
は前記の支持パイプによる挾圧並びに支持パイプ
と挿入杆との係合状態を夫々適切に解除できるこ
ととなつて、挿入杆を支持パイプに対して容易に
スライド調整できることとなり、挿入杆の位置決
め固定の確実性と位置調整時の操作性との双方を
同時に満足させることができるという格別な効果
を得るに至つた。
この様な、この効果は従来の割リングを挿入杆
の凹溝に係脱させていたものでは得られなかつた
利点である。
また、本考案は締付具を所定形状のワツシヤと
締付具本体とから構成せしめて、単に締付具本体
を回転させるだけの操作で両者のテーパネジ作用
により支持パイプの開口端部の締付け及びその解
除を行える様にしてなるために、該締付具の操作
が非常に容易となる他、支持パイプの開口端部に
切目を形成したことによつて該支持パイプの締付
け操作が容易で且つその縮小変形量を大きくでき
て挿入杆の位置固定操作が一層容易となる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパイプ挿入物の位置決め
固定構造の一実施例を示す要部断面図、第2図は
締付具のワツシヤの拡大断面図、第3図は位置決
め固定状態を示す要部概略断面図、第4図及び第
5図は他の実施例を示し、第4図は挿入杆の要部
断面図、第5図イはワツシヤの端面図、第5図ロ
は締付具本体の断面図、第6図イ,ロは従来例を
示す要部断面図。 1……支持パイプ、3……挿入杆、4……開口
端部、5……切目、7……凸部、8……凹凸面
部、9,9a……両端縁、10……雄ねじ部、1
1……ワツシヤ、12……雌ねじ部、14……締
付具本体、15……締付具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持パイプ1の一端開口部2内に挿入杆3をス
    ライド自在に嵌挿してなるパイプ挿入構造に於い
    て、前記支持パイプ1の開口端部4には、両端縁
    9,9aが分離したワツシヤ11の外周面に形成
    されてなる雄ねじ部10に雌ねじ部12を有する
    締付具本体14が螺合され且つ前記ワツシヤ11
    を締付具本体14の回転により圧縮変形可能とす
    べく該ワツシヤ11の雄ねじ部10又は締付具本
    体14の雌ねじ部12の何れか一方がテーパネジ
    として形成されてなる締付具15が外嵌して設け
    られてなると共に、該締付具15の締付けにより
    前記支持パイプ1の開口端部4がその軸芯内方側
    へ収縮変形すべく前記支持パイプ1の開口端部4
    に軸長方向に沿つて複数条の切目5が形成されて
    なり、しかも前記挿入杆3の外周面には支持パイ
    プ1の開口端部4が縮小変形された際に該開口端
    部4の先端部と係合可能な凸部7を複数有する凹
    凸面部8が設けられてなることを特徴とするパイ
    プ挿入物の位置決め固定構造。
JP11079783U 1983-07-15 1983-07-15 パイプ插入物の位置決め固定構造 Granted JPS6059807U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11079783U JPS6059807U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 パイプ插入物の位置決め固定構造

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JP11079783U JPS6059807U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 パイプ插入物の位置決め固定構造

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Publication Number Publication Date
JPS6059807U JPS6059807U (ja) 1985-04-25
JPS6331787Y2 true JPS6331787Y2 (ja) 1988-08-24

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ID=30257530

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JP11079783U Granted JPS6059807U (ja) 1983-07-15 1983-07-15 パイプ插入物の位置決め固定構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030205A (ja) * 1973-07-16 1975-03-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030205A (ja) * 1973-07-16 1975-03-26

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JPS6059807U (ja) 1985-04-25

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