JP3045268U - 金属製屋根板の接合部の構造 - Google Patents

金属製屋根板の接合部の構造

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JP3045268U
JP3045268U JP1997006062U JP606297U JP3045268U JP 3045268 U JP3045268 U JP 3045268U JP 1997006062 U JP1997006062 U JP 1997006062U JP 606297 U JP606297 U JP 606297U JP 3045268 U JP3045268 U JP 3045268U
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JP1997006062U
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Inventor
政弘 山本
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山本工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製平板の屋根板の縦ハゼ組み箇所の下面
側に敷設する捨板は現場施工が面倒で、捨板がずれると
漏水のおそれがあり、屋根板の板厚が厚物では現場施工
が難しく、屋根板と別体の捨板を作成する材料費を要し
た。 【解決手段】 矩形平板の一側面を間隙を保持して折曲
し、折曲縁12aを屋根板本体11の縦下ハゼ11aに
圧着し、圧着部を含む折曲縁を間隙を保持して折曲して
屋根板本体の横ハゼと連続する横ハゼを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は金属製屋根板の接合部の構造に関し、屋根板に設けた縦ハゼと横ハゼ をハゼ組して千鳥格子状に葺くいわゆる一文字平葺きの現場施工において縦ハゼ 掴み込み個所からの漏水を防止する捨板を屋根板本体に一体的に取り付けること を特徴とする。
【0002】
【従来の技術】 金属製平板状の屋根板を一文字平葺きするとき、左右上下に隣り合う屋根板 に設けているそれぞれの縦ハゼと横ハゼを掴み込んで接合するのであるが、縦ハ ゼの掴み込みを容易にするため縦ハゼの上端部と下端部を漏水しない限度で隅切 りしているいわゆる爪切り工法があり、爪切り工法施工時に生ずるおそれのある 毛細管現象による縦ハゼ接合部からの漏水防止を図るため接合箇所の下面に捨板 を敷設しており、図1の説明図に示すように、屋根板1の縦上ハゼ1aと、左側 に隣り合う屋根板2の縦下ハゼ2aをハゼ組みして接合し、該接合箇所の下面を 広い面積に及んで被う捨板を、両端3aと板面上に間隙を保持して折り重なるよ うに折曲して捨板3に形成し、又は両端4aを前記のように折曲すると共に水滴 流下用の数条の凹溝4bを設けた捨板4に形成し、又は凹溝5aを設けると共に 両端5bを斜め上向きに折曲した捨板5に形成している。又、図2の説明図に示 すように、屋根板1の縦上ハゼ1aと屋根板2の縦下ハゼ2aをハゼ組みして接 合し、前記捨板5の一端を捨板の上面側へ折り重ねるように折曲し、該折曲部5 cを屋根板2の下面へ固着するタイプもある。
【0003】 又、図3の説明図に示すように、屋根板1の縦上ハゼ1aと屋根板2の縦上ハ ゼ2bを突き合わせ、両端部6aを相互に接近する方向へ折曲し、更に、段差6 bを付して縦上ハゼ1a及び2bに差し入れるガイド面6cを一体に設けた捨板 6を屋根板1及び屋根板2の下面へ接合するタイプもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
捨板3、4、5及び6の場合は、いずれも屋根板の縦ハゼ接合部の下面側へ屋 根板とは独立した別体の捨板を敷設する二重構造であり、現場施工において一工 程増すために面倒であると共に、捨板がずれ、漏水防止が不十分になるおそれが あり、又、屋根板の板厚が0.5mm〜0.6mmの厚物になると捨板6を差し 入れる施工が難しかった。又、捨板を別途作成するため材料費が嵩み、施工費が 割高となった。
【0005】 本考案は、屋根板と捨板をハゼ組みで一体化し、漏水を確実に防止すると共に 現場施工を容易にし、又、捨板を廃材を利用して作成することにより材料費を削 減し、更に、製品の梱包と保管を容易にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
矩形平板の一側縁を間隙を保持して折曲し、形成される折曲縁の端部を屋根板 本体に設けられている縦下ハゼに挿入し一体的に圧着することにより屋根板本体 に捨板を連結し、該圧着部を含む折曲縁を屋根板本体と一体に間隙を保持して折 曲することにより屋根板本体と連結する横上ハゼと横下ハゼを捨板に設けた。
【0007】 又、屋根板本体の縦下ハゼを横方向へ縦下ハゼの占める面積よりも広く延設し 、該延設面を縦下ハゼの縦長側縁から縦下ハゼの上面側へ折り畳むよう折曲して 屋根板本体と一体の捨板を設けた。更に、前記捨板に縦方向へ水滴流下用の数条 の凹溝を設けたのである。
【0008】
【考案の実施の形態】
図4は本考案に係る屋根板本体と捨板の接合部の構造を示す説明図であり屋根 板本体11に設けられている縦下ハゼ11aに捨板12の折曲縁12aを挿入し 、縦下ハゼ11aと折曲縁12aを一体的に圧着して屋根板本体11に屋根板本 体11と別体の捨板12を接続し、更に圧着部を含む折曲縁12aを屋根板本体 11と一体に間隙を保持して折曲することにより屋根板本体と連結する横上ハゼ 及び横下ハゼを形成し、隣り合う他の屋根板13に設けている縦上ハゼ13aを 縦下ハゼ11aに掴み込んで平葺きするのである。
【0009】 図5は捨板12の他の実施形態を示す説明図であり、捨板12の圧着部(1点 鎖線で示す円形内)の外側に段差12bを付し、屋根板13の裏面との間隙を保 持させ、接触から生ずる毛細管現象の発生を防止している。又、捨板12の有効 作用面に水滴を流下させる数条の凹溝12cを設け、且つ端部12dを斜め上向 きに屈曲して水滴が屋根板裏側へ流下するのを確実に防止している。
【0010】 図6は金属製平板の多数の屋根板を左右上下にハゼ組みし、千鳥格子状に接続 した一文字平葺き施工法を示す平面図であり、本考案に係る屋根板本体11と捨 板12を一体化した屋根板を随所において現場施工で縦ハゼ掴み工法で接続して いる。
【0011】 図7は、屋根板本体11に捨板12を接続した状態を示す平面図であり、11 bは縦上ハゼ、11cは横下ハゼ、11dは横上ハゼである。
【0012】 図8は捨板12の平面図を示している。図9は本考案の他の実施形態を示す説 明図であり、屋根板本体11の縦下ハゼ11aを横方向へ、縦下ハゼ11aの占 める面積よりも広く延設し、該延設面11eを縦下ハゼ11aの縦長側縁から縦 下ハゼ11aの上面側へ折り畳むように折曲することにより延設面11eを実質 的に捨板に形成した屋根板本体と一体の捨板を設けるのである。
【0013】
【考案の効果】
現場施工が容易で且つ迅速にできハゼ組み接合部からの漏水を確実に防止でき る。又板厚が厚物の場合も施工が容易であり、捨板自体を廃材利用できるため材 料費を削減できる。更に、梱包と保管が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の捨板を縦ハゼ組み接合した屋根板の下
面側に敷設する状態を示す説明図。
【図2】 同、他の捨板を屋根板の下面に固着した状態
を示す説明図。
【図3】 同、隣り合う屋根板に設けた縦下ハゼを突き
合わせて該縦下ハゼにわたり他の捨板を接合した状態を
示す説明図。
【図4】 本考案に係る屋根板本体と捨板の接合部の構
造を示す説明図。
【図5】 本考案に係る捨板の他の実施形態を示す説明
図。
【図6】 本考案を一文字平葺きする施工法を示す平面
図。
【図7】 本考案に係る屋根板本体と捨板の接続状態を
示す平面図。
【図8】 本考案に係る捨板の平面図。
【図9】 本考案の他の実施形態を示す説明図。
【符号の説明】
11、屋根板本体 11a、縦下ハゼ 11e、延
設面 12、捨板 12c、凹溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形平板の一側縁を間隙を保持して折曲
    し、形成される折曲縁の端部を屋根板本体の縦下ハゼに
    挿入し一体的に圧着することにより屋根板本体に捨板を
    連結し、該圧着部を含む折曲縁を屋根板本体と一体に間
    隙を保持して折曲することにより屋根板本体と連続する
    横上ハゼ及び横下ハゼを捨板に設けて成る金属製屋根板
    の接合部の構造。
  2. 【請求項2】屋根板本体の縦下ハゼを横方向へ縦下ハゼ
    の占める面積よりも広く延設し、該延設面を縦下ハゼの
    縦長側縁から縦下ハゼの上面側へ折り畳むよう折曲する
    ことにより縦下ハゼと一体の捨板を設けて成る金属製屋
    根板の接合部の構造。
  3. 【請求項3】捨板に縦方向へ数条の凹溝を設けて成る請
    求項1または請求項2記載の金属製屋根板の接合部の構
    造。
JP1997006062U 1997-07-11 1997-07-11 金属製屋根板の接合部の構造 Expired - Lifetime JP3045268U (ja)

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