JP3045084U - 段差解消プレート - Google Patents

段差解消プレート

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JP3045084U
JP3045084U JP1997006361U JP636197U JP3045084U JP 3045084 U JP3045084 U JP 3045084U JP 1997006361 U JP1997006361 U JP 1997006361U JP 636197 U JP636197 U JP 636197U JP 3045084 U JP3045084 U JP 3045084U
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耕平 佐藤
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる高さの脚を用いることなく、高さの変
更が可能な段差解消プレートを提供する。 【解決手段】 段差解消プレート1を、プレート11及
び周壁12からなる下方開口状のプレート本体2と、プ
レート本体2に形成された凹部31に脱着自在に取り付
けられた脚部材7,・・・とにより構成する。凹部31
を形成する筒部32の各内側面に起立柱33,・・・を
形成する。脚部材7を、脚本体51と、脚本体51の一
端面における周縁部52より内側に突設された突出部5
3とにより形成する。脚本体51の一側面に縦条54を
形成し、凹部31への脚部材7の嵌合方向を、縦条54
の延在方向に沿った前記突出部53の突出方向56と、
突出方向56と逆向きの逆方向57との二方向に設定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、階段や路側に設けられたL字溝等の段差部における高低差を解消す る段差解消プレートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の段差解消プレートは、図13に示すように、平板状のプレート本体18 1と、該プレート本体181に形成された脚取付部182,182に挿入される 一対の脚183,183とにより構成されている(実公昭61−3923号公報 参照)。
【0003】 各脚183,183のそれぞれは、前記脚取付部182,182に脱着自在に 取り付けられており、路側に設けられたL字溝184の段差部における高低差を 解消する際には、前記各脚取付部182,182に前記脚183,183を取り 付け、前記プレート本体181の一端側における高さ寸法を高くするとともに、 この一端側を前記L字溝184の段差部位に合わせて配置することにより、L字 溝184の段差部における高低差を解消できるように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記段差解消プレート181にあっては、前記脚183,18 3の高さ寸法によって、解消できる段差の高さ寸法が固定されてしまうため、前 記脚183の高さ寸法と異なる高低差を有した段差部においては、段差部の高低 差を解消しきれないという問題点があった。
【0005】 また、高さ寸法が異なる脚183を、予め複数用意しておくことも考えられる が、この場合、コストがかかるとともに、不要な脚183,・・・の保管及び管 理等の煩雑さが生じてしまう。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、異なる高さの 脚を用いることなく、高さの変更が可能な段差解消プレートを提供することを目 的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案の請求項1の段差解消プレートにあっては、 プレート本体と、該プレート本体に形成された取付部に、脱着自在に取り付けら れる脚部材とからなり、前記取付部への前記脚部材の取り付けが嵌合構造により 構成された段差解消プレートにおいて、前記取付部への前記脚部材の嵌合方向を 、該脚部材に複数設定するとともに、設定された各々の嵌合方向にて前記脚部材 を前記取付部へ嵌合させた状態で、前記プレート本体からの前記脚部材の突出量 を、それぞれ異なる寸法に設定した。
【0008】 すなわち、プレート本体の取付部に取り付けられる脚部材の前記プレート本体 からの突出量は、前記取付部への前記脚部材の嵌合方向、つまり脚部材を取り付 ける向きにより可変される。
【0009】 また、請求項2の考案においては、前記脚部材を、脚本体と、該脚本体の一端 面における周縁部より内側に突設された突出部とにより形成し、該突出部の端部 と前記周縁部とに段差を形成する一方、前記取付部を、前記脚本体が抜き差し自 在に挿入される内径寸法を有した凹部と、該凹部に挿入された前記脚本体の前記 周縁部又は他端側における縁に当接する当接部とにより構成した。
【0010】 すなわち、プレート本体の取付部を形成する凹部へ脚部材を取り付ける際に、 脚本体を前記突出部の突出方向にて挿入した場合、前記脚部材は、前記脚本体の 前記周縁部が前記取付部を構成する当接部に当接され、前記プレート本体からの 前記脚部材の突出量が、前記脚本体の高さ寸法に基づき決定される。また、前述 と逆向きに脚部材を挿入した場合には、前記脚部材は、前記突出部が形成された 脚本体の他端側における縁が、前記取付部を構成する当接部に当接され、前記プ レート本体からの前記脚部材の突出量が、前記脚本体の高さ寸法と前記突出部の 高さ寸法とに基づき決定される。
【0011】 さらに、請求項3の考案では、前記プレート本体の厚み寸法を、一端側から他 端側へ向かうに従って厚肉に設定し、当該プレート本体の上面を傾斜させる一方 、前記プレート本体に、前記脚部材を収容する収容空間を形成した。
【0012】 この場合、プレート本体の上面が傾斜されていることから、段差部における高 低差が前記プレート本体の厚み寸法とほぼ一致する場合において、当該プレート 本体のみによって段差が解消される。そして、前記プレート本体には、脚部材を 収容する収容空間が形成されているので、不要になった脚部材は、前記プレート 本体から取り外され、前記収容空間に収容される。
【0013】 加えて、請求項4の考案にあっては、前記プレート本体を、前記上面を形成す るプレートと、該プレートの周縁部より下方へ延出する周壁とにより形成し、当 該プレート本体に、前記脚部材が収容される下方開口状の前記収容空間を形成す るとともに、前記プレートの下面に、前記脚部材を脱着自在に係止する係止部を 設けた。
【0014】 すなわち、段差部の高低差を解消可能な厚み寸法に設定されたプレート本体は 、上面を形成するプレートと、該プレートの周縁部より下方へ延出する周壁とに より下方開口状に形成され、軽量化が図られる。また、下方開口状に形成された 前記プレート本体は、脚部材が収容される前記収容空間として有効利用される。 さらに、プレート本体の下方より収容される前記脚部材は、前記プレートの下面 に設けられた係止部にて脱着自在に係止される。
【0015】 また、請求項5の考案にあっては、前記脚部材を、直方体形状に形成するとと もに、基準となる基準面の縦方向及び横方向に延在する各辺と、前記基準面に直 交する辺とを、それぞれ異なる長さ寸法に設定し、前記嵌合方向を前記各辺の延 在方向に設定する一方、前記取付部を、前記各嵌合方向にて前記脚部材が内嵌さ れる凹状の内嵌部により構成した。
【0016】 すなわち、直方体形状に形成された脚部材は、基準となる基準面の縦方向及び 横方向に延在する各辺と、前記基準面に直交する辺との三辺が、それぞれ異なる 長さ寸法に設定されており、当該脚部材に設定された嵌合方向は、前記各辺の延 在方向、すなわち、異なる長さに設定された各辺が延在する三方向に設定されて いる。このため、プレート本体の取付部に取り付けられる脚部材の前記プレート 本体からの突出量は、嵌合方向に沿った脚部材の辺の長さ寸法に基づき決定され る。
【0017】
【考案の実施の形態】
(第1の実施の形態) 以下、本考案の第1の実施の形態を図にしたがって説明する。図1は、本実施 の形態に係る段差解消プレート1を示す図であり、該段差解消プレート1は、合 成樹脂により形成されている。この段差解消プレート1は、長方形状に形成され たプレート本体2と、図2にも示すように、該プレート本体2に形成された第1 〜第4の取付部3〜6に、脱着自在に取り付けられた脚部材7,・・・とにより 構成されている。
【0018】 前記プレート本体2は、図3にも示すように、長方形板状のプレート11と、 該プレート11の周縁より下方へ垂下した周壁12とにより下方開口状に形成さ れており、該周壁12は、図2に示したように、前記プレート11の左縁より垂 下した左側部13と、右縁より垂下した右側部14と、前縁より垂下した前側部 15と、後縁より垂下した後側部16とにより形成されている。前記左右側部1 3,14は、図3に示したように(右側部14のみ図示)、前記プレート11の 後縁から前縁へ向かうに従って、その高さが高くなるように設定されており、プ レート本体2の厚み寸法Tが、前記後側部13から前記前側部14へ向かうに従 って厚肉になるように構成されている。これにより、左右側部13,14に支持 された前記プレート11は、前縁が後縁より高くなるように傾斜した状態に維持 されている。
【0019】 前記プレート11の表面における前記後縁側には、図1に示したように、表面 側に膨出した三本の横条部21,・・・が、前記後縁16に沿った左右方向に延 設されており、各横条部21,・・・より前記前縁側には、格子状に没入した格 子溝22が形成されている。また、前記プレート11の裏面には、図2に示した ように、該プレート11を補強する格子状に組まれたリブ23,・・・が全面に 渡り形成されているとともに、前記第1〜第4の取付部3〜6が、前記前側部1 5に沿って形成されている。
【0020】 これら取付部3〜6は、図4及び図5に示すように、正方形状の凹部31から なり、該凹部31は、前記前側部15に沿って形成された矩形状の筒部32によ り構成されている。該筒部32の各内側面には、図5及び図6にも示すように、 前記筒部32に沿って起立した当接部としての起立柱33,・・・が形成されて おり、各起立柱33,・・・は、当該起立柱33より低い十字状の十字リブ34 によって連設されている。
【0021】 また、第1及び第2の取付部3,4の間、及び第3及び第4の取付部5,6の 間には、格子状に組まれた前記各リブ23,・・・により正方形状に包囲された 下方開口状の収容空間41,・・・が形成されており、各収容空間41,・・・ は、前記脚部材7,・・・を収容可能な大きさに設定されている。各収容空間4 1,・・・の部位に位置する前記プレート11の裏面には、図7にも示すように 、十字状に突出した一対の係止部42,・・・が形成されており、対を成す係止 部42,42は、前記プレート11に対して斜め方向に並んで配置されている。
【0022】 一方、前記脚部材7は、図3及び図4に示したように、前記凹部31へ抜き差 し自在に内嵌される外形寸法に設定された矩形状の脚本体51と、該脚本体51 の一端面における周縁部52より内側に突設された突出部53とにより形成され ており、該突出部53の先端面と前記周縁部52との間に段差が形成されている 。また、前記脚本体51の一側面には、凸状の縦条54が形成されており、該縦 条54は、図7に示すように、前記筒部32に形成されて縦溝55に内嵌するよ うに構成されている。これにより、前記凹部31への前記脚部材7の嵌合方向が 、前記縦条54の延在方向に沿うとともに、図4に示したように、前記突出部5 3の突出方向56と、図8に示したように、該突出方向56と逆向きの逆方向5 7との二方向に設定されている。
【0023】 前記突出方向56にて前記凹部31へ嵌合された前記脚部材7は、図4に示し たように、前記脚本体51の前記周縁部52が、前記凹部31に形成された前記 各起立柱33,・・・に当接した状態で、その挿入量が規制されるように構成さ れており、前記プレート本体2からの前記脚部材7の突出量Oが、前記脚本体5 1の高さ寸法により決定されるように構成されている。また、前記逆方向57に て前記凹部31へ嵌合された前記脚部材7は、図8に示したように、前記脚本体 51の端縁が前記凹部31に形成された前記各起立柱33,・・・に当接した状 態で、その挿入量が規制されるように構成されており、前記プレート本体2から の前記脚部材7の突出量Oが、前記脚本体51の高さ寸法に前記突出部53の高 さ寸法を加算した寸法により決定されるように構成されている。
【0024】 そして、前記脚部材7には、図2に示したように、前記突出部53が突設され た前記一端面と逆側の他端面に、十字状に区画されてなる四つの角穴61,・・ ・が形成されており、各角穴61,・・・の内径寸法は、図5に示したように、 前記プレート11に突設された各係止部42,・・・が内嵌された状態で、各係 止部42,・・・に前記脚部材7,・・・が係止されるように構成されている。
【0025】 以上の構成からなる本実施の形態において、前記段差解消プレート1を用いて 段差部における高低差を解消する際には、図2〜図4に示したように、脚部材7 ,・・・を、該脚部材7に形成された突出部53の突出方向56より、プレート 本体2の各取付部3〜6へ挿入して取り付ける。すると、図4に示したように、 前記脚部材7は、脚本体51の周縁部52が前記取付部3〜6を形成する凹部3 1の各起立柱33,・・・に当接した状態で、その挿入量が規制され、前記プレ ート本体2からの前記脚部材7の突出量Oが、前記脚本体51の高さ寸法により 決定される。そして、図9に示すように、プレート本体2の前側部15を段差部 の段差部位に合わせて配置する。
【0026】 このとき、前記段差部が前記段差解消プレート1より低く、該段差プレート1 が段差部より高くなってしまった場合には、前記プレート本体2より前記各脚部 材7,・・・を取り外す。すると、前記段差解消プレート1は、図3に示したよ うに、その厚み寸法Tが、後側部16から前側部15へ向かうに従って厚肉に設 定されており、当該プレート本体2の上面が傾斜されているので、前記段差部に おける高低差が、図6に示すように、低い場合であっても、前記プレート本体2 のみによって段差を解消することができる。
【0027】 また、所定の厚み寸法を有した前記プレート本体2は、上面を形成するプレー ト11と、該プレート11の裏面より垂下した周壁12及び格子状に形成された リブ23,・・・とにより下方開口状に形成されており、軽量化が図られている 。そして、下方開口状に形成された前記プレート本体2は、脚部材7,・・・が 収容される収容空間41,・・・として有効に利用されている。さらに、各収容 空間41,・・・に位置する前記プレート11の裏面には、前記脚部材7の角穴 61に内嵌した状態で、脚部材7を係止する係止部42が形成されているので、 取り外されて脚部材7,・・・を、図5に示すように、前記係止部42,・・・ に係止した状態で、前記収容空間41,・・・に収容しておくことができる。よ って、不要となった脚部材7を、他の保管場所に保管しておかなければならない 場合と比較して、前記脚部材7の不用意な喪失を防止することができる。
【0028】 一方、前記段差部が前記段差解消プレート1より高い場合には、図8に示すよ うに、前記脚部材7を、前述と逆の逆方向57にて前記凹部31へ挿入する。す ると、前記脚部材7は、脚本体51の端縁が凹部31に形成された各起立柱33 ,・・・に当接した状態で、その挿入量が規制され、前記プレート本体2からの 前記脚部材7の突出量Oは、前記脚本体51の高さ寸法に前記突出部53の高さ 寸法を加算した寸法によって決定される。このため、前記脚部材7が前記突出方 向56へ挿入された場合と比較して、前記段差解消プレート1の高さ寸法を高め ることができるので、図8に示したように、高低差が大きな段差部であっても段 差の解消することができる。
【0029】 このように、本実施の形態の段差解消プレート1にあっては、プレート本体2 の取付部3〜6に取り付けられる脚部材7,・・・の前記プレート本体2からの 突出量Oを、前記取付部3〜6への前記脚部材7,・・・の嵌合方向、つまり、 脚部材7を取り付ける向きによって可変することができるので、前記突出量Oに 基づき決定される前記プレート本体2の傾斜角度及び高さ寸法を、容易に変更す ることができる。したがって、取り付けられる脚部材7,・・・の高さ寸法によ って解消できる段差の高さ寸法が固定されてしまい、脚部材7,・・・の高さ寸 法と異なる高低差を有した段差部において、段差部の高低差を解消することがで きなかった従来と比較して利用用途が広がる。また、異なる高さ寸法に設定され た複数の脚部材7を用いることなく、異なる高さの段差を解消するできるので、 低コスト化を図ることができるとともに、不要な脚部材7の保管及び管理等も不 要となる。
【0030】 (第2の実施の形態) なお、本実施の形態にあっては、脚部材7が凸状に形成された場合を例に挙げ て説明したが、図10に示すように、プレート本体2の下部に凸状の取付部71 を形成するとともに、該取付部71に取り付けられる脚部材72の上端及び下端 に、前記取付部71に外嵌するとともに、深さの異なる上端側凹部73及び下端 側凹部74を設け、前記脚部材72の前記プレート本体2からの突出量を、前記 取付部71への前記脚部材72の嵌合方向によって可変しても良い。
【0031】 (第3の実施の形態) また、図11に示すように、プレート本体2の下部に凹状の取付部81を形成 するとともに、該取付部81に取り付けられる脚部材82の上端及び下端に、前 記取付部81に内嵌するとともに、長さ寸法の異なる上端側凸部83及び下端側 凸部84を設け、前記脚部材82の前記プレート本体2からの突出量を、前記取 付部81への前記脚部材82の嵌合方向によって可変しても良い。
【0032】 (第4の実施の形態) さらに、図12に示すように、プレート本体2の下部に、凹状の内嵌部からな る取付部91を形成する一方、該取付部91に取り付けられる脚部材92を、直 方体形状に形成し、かつ該脚部材92の基準となる基準面93の縦方向及び横方 向に延在する縦辺a及び横辺bと、前記基準面に直交する直交辺cとを、それぞ れ異なる長さ寸法に設定するとともに、この脚部材92の嵌合方向を、前記各辺 a,b,cの延在方向に設定しても良い。
【0033】 この場合、前記脚部材92の前記プレート本体2からの突出量は、前記取付部 91への前記脚部材92の嵌合方向、つまり、直方体形状に形成された脚部材9 2の各辺a,b,cの長さ寸法に基づき決定されるので、前記取付部91への前 記脚部材92の嵌合方向によって、前記プレート本体2の高さを、前記脚部材9 2の各辺a,b,cの長さ寸法に基づく三種類の高さ寸法に設定することができ る。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の請求項1の段差解消プレートにあっては、プレ ート本体の取付部に取り付けられる脚部材の前記プレート本体からの突出量を、 前記取付部への前記脚部材の嵌合方向、つまり脚部材を取り付ける向きによって 可変することができるので、前記突出量に基づき決定される前記プレート本体の 傾斜角度及び高さ寸法を変更することができる。したがって、取り付けられる脚 部材の高さ寸法によって解消できる段差の高さ寸法が固定されてしまい、脚部材 の高さ寸法と異なる高低差を有した段差部において、段差部の高低差を解消する ことができなかった従来と比較して利用用途が広がる。そして、異なる高さ寸法 に設定された複数の脚部材を用いることなく、異なる高さの段差を解消するでき るので、低コスト化を図ることができるとともに、不要な脚部材の保管及び管理 等も不要となる。
【0035】 また、請求項2の考案においては、プレート本体の取付部を形成する凹部へ脚 部材を取り付ける際に、脚部材を、脚本体の一端面における周縁部より内側に突 出部が突設された脚部材の突設方向より挿入した場合において、前記脚部材は、 前記脚本体の前記周縁部が前記取付部を構成する当接部に当接され、前記プレー ト本体からの前記脚部材の突出量が、前記脚本体の高さ寸法に基づき決定される 。また、前述と逆向きに脚部材を挿入した場合には、前記脚部材は、前記突出部 が形成された脚本体の他端側における縁が前記当接部に当接され、前記プレート 本体からの前記脚部材の突出量は、前記脚本体の高さ寸法に前記突出部の高さ寸 法を加えた寸法に基づき決定される。このような簡単な構造を備えるとともに、 前記凹部への前記脚部材の挿入方向によって、前記プレート本体の高さを、前記 脚本体の高さ寸法に基づく高さ、あるいは、該脚部材の高さ寸法に前記突出部の 高さ寸法を加えた寸法に基づく高さに設定することができる。
【0036】 さらに、前記プレート本体の厚み寸法を、一端側から他端側へ向かうに従って 厚肉に設定し、当該プレート本体の上面を傾斜させるとともに、前記プレート本 体に、前記脚部材を収容する収容空間を形成した請求項3の考案では、プレート 本体の上面が傾斜されていることから、段差部における高低差が前記プレート本 体の厚み寸法とほぼ一致する場合において、当該プレート本体のみによって段差 を解消することができる。また、前記プレート本体には、脚部材を収容する収容 空間が形成されているので、前記プレート本体のみによって段差を解消した場合 であっても、不要になった脚部材を前記収容空間に収容することができる。よっ て、不要となった脚部材を、他の保管場所に保管しなければならない場合と比較 して、前記脚部材の不用意な喪失を防止することができる。
【0037】 加えて、請求項4の考案にあっては、前記プレート本体を、前記上面を形成す るプレートと、該プレートの周縁部より下方へ延出する周壁とにより形成し、当 該プレート本体に、前記脚部材が収容される下方開口状の前記収容空間を形成す るとともに、前記プレートの下面に、前記脚部材を脱着自在に係止する係止部を 設けることにより、段差部の高低差を解消可能な厚み寸法に設定されたプレート 本体の軽量化を図ることができる。また、下方開口状に形成された前記プレート 本体を、脚部材が収容される前記収容空間として有効利用することもできる。さ らに、プレート本体の下方より収容される前記脚部材を、前記プレートの下面に 設けられた係止部にて脱着自在に係止することができるので、利便性の高い段差 解消プレートとなり得る。
【0038】 また、請求項1の脚部材を、直方体形状に形成するとともに、基準となる基準 面の縦方向及び横方向に延在する各辺と、前記基準面に直交する辺とを、それぞ れ異なる長さ寸法に設定し、前記嵌合方向を前記各辺の延在方向に設定する一方 、前記取付部を、前記各嵌合方向にて前記脚部材が内嵌される凹状の内嵌部によ り構成した請求項5の考案においては、プレート本体の取付部に取り付けられる 脚部材の前記プレート本体からの突出量は、前記取付部への前記脚部材の嵌合方 向、つまり、直方体形状に形成された脚部材の各辺の長さ寸法に基づき決定され る。このため、前記取付部への前記脚部材の嵌合方向により、前記プレート本体 の高さを、前記脚部材の各辺の長さ寸法に基づく三種類の高さ寸法に設定するこ とができる。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施の形態を示す平面図であ
る。
【図2】同実施の形態を示す底面図である。
【図3】同実施の形態を示す側面図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【図5】同実施の形態の一利用形態を示す要部の拡大図
である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】同実施の形態の他の利用形態を示す要部の拡大
図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【図9】同実施の形態の使用状態を示す斜視図である。
【図10】本考案の第2の実施の形態を示す模式図であ
る。
【図11】本考案の第3の実施の形態を示す模式図であ
る。
【図12】本考案の第4の実施の形態を示す模式図であ
る。
【図13】従来の段差解消プレートを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 段差解消プレート 2 プレート本体 3 第1の取付部 7 脚部材 11 プレート 12 周壁 15 前側部 16 後側部 31 凹部 33 起立柱(当接部) 41 収容部 42 係止部 51 脚本体 52 周縁部 53 突出部 56 突出方向 57 逆方向 71 取付部 72 脚部材 81 取付部 82 脚部材 91 取付部 92 脚部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート本体と、該プレート本体に形成
    された取付部に、脱着自在に取り付けられる脚部材とか
    らなり、前記取付部への前記脚部材の取り付けが嵌合構
    造により構成された段差解消プレートにおいて、 前記取付部への前記脚部材の嵌合方向を、該脚部材に複
    数設定するとともに、設定された各々の嵌合方向にて前
    記脚部材を前記取付部へ嵌合させた状態で、前記プレー
    ト本体からの前記脚部材の突出量を、それぞれ異なる寸
    法に設定したことを特徴とする段差解消プレート。
  2. 【請求項2】 前記脚部材を、脚本体と、該脚本体の一
    端面における周縁部より内側に突設された突出部とによ
    り形成し、該突出部の端部と前記周縁部とに段差を形成
    する一方、 前記取付部を、前記脚本体が抜き差し自在に挿入される
    内径寸法を有した凹部と、該凹部に挿入された前記脚本
    体の前記周縁部又は他端側における縁に当接する当接部
    とにより構成したことを特徴とする請求項1記載の段差
    解消プレート。
  3. 【請求項3】 前記プレート本体の厚み寸法を、一端側
    から他端側へ向かうに従って厚肉に設定し、当該プレー
    ト本体の上面を傾斜させる一方、 前記プレート本体に、前記脚部材を収容する収容空間を
    形成したことを特徴とする請求項2記載の段差解消プレ
    ート。
  4. 【請求項4】 前記プレート本体を、前記上面を形成す
    るプレートと、該プレートの周縁部より下方へ延出する
    周壁とにより形成し、当該プレート本体に、前記脚部材
    が収容される下方開口状の前記収容空間を形成するとと
    もに、前記プレートの下面に、前記脚部材を脱着自在に
    係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項3記載
    の段差解消プレート。
  5. 【請求項5】 前記脚部材を、直方体形状に形成すると
    ともに、基準となる基準面の縦方向及び横方向に延在す
    る各辺と、前記基準面に直交する辺とを、それぞれ異な
    る長さ寸法に設定し、前記嵌合方向を前記各辺の延在方
    向に設定する一方、 前記取付部を、前記各嵌合方向にて前記脚部材が内嵌さ
    れる凹状の内嵌部により構成したことを特徴とする請求
    項1記載の段差解消プレート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017053488A (ja) * 2015-09-07 2017-03-16 ヤマハ株式会社 支持構造

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